更別村議会 平成30年第3回定例会 2018年9月18日
コミュニティ・スクール導入による今後の取り組みと推進
2018年9月18日、更別村議会の一般質問で、髙木修一議員が「コミュニティ・スクール導入による今後の取り組みと推進」について質問し、教育長が答弁しました。
- 質問者
- 髙木修一 議員
- 答弁者
- 教育長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 髙木修一
通告に従い、一般質問を行いたいと思います。一般質問の前に、ことしに入りましてさまざまな災害、さらに人災とも言えるいろんな出来事がたくさんありまして、亡くなられた方、生活に苦慮している方々、多くいる今現状を思いますと心が痛むところでありますし、亡くなった方の安らかなご冥福を願いまして、哀悼の意を表したいなと思っております。それではまず、1項目め、1つ目の質問を行いたいと思います。コミュニティ・スクールについてということで、きょう午前中におきまして村瀨議員のほうから小中一貫とコミュニティ・スクールの関係ということで質問もありましたが、僕のほうからはコミュニティ・スクールの細かい部分について質問をどんどんしていきたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。コミュニティ・スクールの導入による今後の取り組みと推進についてと。現在子どもたちの環境や学校が抱える課題は、複雑化、困難化している現状です。開かれた学校から地域とともにある学校に転換することが求められています。その有効なツールとしてコミュニティ・スクールが推奨されています。今は、学校とPTAの役員による協議会でより多くの住民の参画による学校運営を図るもので、基本方針を承認することが必須とされています。さらに、多くの意見が学校に届けられることができることで地域や家庭の理解が深まり、学校の活性化が期待されるところであります。しかしながら、子どもたちの見守りのスクールガードや人材バンクなど、教育委員会としてかかわっていますが、停滞感は否めません。これから学校運営協議会を立ち上げて検討されていくことと思いますが、今後の取り組みと推奨に向けて基本方針や課題について教育長の考えをお伺いいたします。よろしくお願いいたします。
答弁 教育長
髙木議員ご質問のコミュニティ・スクール導入による今後の取り組みと推進についてお答えを申し上げます。コミュニティ・スクールとは、学校運営協議会を設置している学校を指します。昨年4月1日に改正されました地方教育行政の組織及び運営に関する法律によりまして、この学校運営協議会の設置が努力義務化され、その役割を充実することなどが求められるようになりました。これによりまして、十勝管内市町村においても既に9市町村が導入を終え、残りの町村も来年度までの導入を目指し準備を進めているところでございます。教育委員会では、コミュニティ・スクールが形骸化した取り組みにならないように、昨年度につきましては教育委員による先進地視察や村内教育関係者で構成されました更別村コミュニティ・スクール推進委員会の設立、教職員、PTA関係者対象の講演会等を開催し、本村にふさわしいコミュニティ・スクールのあり方を熟議し、更別村コミュニティ・スクール構想を策定したところでございます。今年度につきましては、この構想に基づきまして、新たに組織されました更別村コミュニティ・スクール準備委員会へ運営マニュアル策定等について諮問を行ったところでございます。ご指摘のとおり、学校運営協議会の権限の一つとして、校長が作成する学校運営の基本方針を承認することが必須項目として決められております。このため、法に基づいた学校運営に係る組織づくりを進めていかなければなりません。質問にありました教育委員会で行っております子どもたちの見守りの取り組みでありますスクールガードや学校支援の地域ボランティアの取り組みであります学校支援地域本部については、その担い手の確保が課題となっておりまして、その活動が広がっていない状況にあるところでございます。これら活動につきましては、今後コミュニティ・スクールが取り組む活動として再編していかなければならないと考えております。私のコミュニティ・スクールの取り組みと推進に向けての基本方針として、まず組織についてですが、中学校区に1つでもよいとされております学校運営協議会を各学校に配置いたしまして、地域と綿密な連携をとれる体制をつくり、その上部団体として更別村全体のコミュニティ・スクールの連絡調整と活動を推進することを目的としたコミュニティ・スクール委員会を設置したいと考えているところでございます。また、コミュニティ・スクールは学校の応援団としての側面を持つことから、地域と学校をつなぐコミュニティ・スクールコーディネーターを配置いたしまして、本件にかかわる学校の負担を減らし、学校と地域の連絡調整、当該校長の求めに応じた関連事務、あわせて活動内容を村民に紹介する広報活動を進めてまいりたいと考えております。次に、地域の体制づくりですけれども、村内の学校が地域に協力を求めていることに対し、積極的に支援するとともに、更別村の将来を担う子どもたちの教育を学校に任せきりにすることなく、主体的に教育活動にかかわることを目的とした学校の応援団を結成し、個人または企業の皆様に可能な範囲において協力を呼びかけていきたいと考えております。更別村は、かねてより子どもたちの教育に対し地域の方が非常に熱心にかかわりを持っていただいております。この伝統を引き継ぎながら学校運営の基本方針の策定には地域の方も積極的に加わり、更別村の子どもたちを学校に育ててもらうということではなく、地域がどのような子どもに育てたいのかを学校に伝えていくことがこれからは重要であると考えております。そのためには、さまざまな分野において学校と連携し、協力する体制をつくり上げなければなりません。教育を提供する側からの発想ではなく、教育を受ける側であります保護者や子どもの求める質の高い教育の場になるよう改善していきたいと考えております。今後の課題につきましては、まずこの取り組みを地域の方にご理解をいただかなければなりません。これまでも来年度導入予定のコミュニティ・スクールについて、各学校のPTA総会などで私自身から保護者の皆様にお話をさせていただきました。これからも関係者の皆様を対象とした講演会を予定しております。本取り組みについていかに地域の方にご理解とご協力をいただくかが今後の課題であると考えております。コミュニティ・スクールにつきましては、教育長と校長の指導力が問われる取り組みでもあります。ことし11月に予定されております更別村コミュニティ・スクール準備委員会からの答申を受けまして、この取り組みが本村の地域振興にもつながるように実践してまいりたいと考えております。以上、答弁といたします。
質問 3番 髙木修一
どうもありがとうございました。コミュニティ・スクールの基本的な考え方等について今ご答弁をいただいたところであります。基本的にコミュニティ・スクールというのは、学校の経営、運営等について意見をもらいながら、幅広くしながら学校の課題等を解決していくよというのがもう基本的な事業でありまして、国のほうの支援についてもそれまでに、設置までに係る少しの予算とコーディネーターにかかわる予算程度の部分の援助がある程度です。その後のコミュニティ・スクールの運営については、各自治体ごとにやってくださいというような事業でありますので、自由に更別村独自のやり方というものをやっぱり模索しなければならないのだろうと思います。そういう部分では、いろんな視察やいろんなところも大分研修等行っているので、ある程度はもう形は見えてきているのかなとは思いますが、いま一つちょっと地域の住民にはまだまだこれから周知していくよというお話ですが、なかなか見えてこないなと思っております。今現在においても小中、幼稚園も含めてPTAの役員と校長先生と一緒に学校の運営委員ということで、それは毎年行っていることで、それをちょっと広げる形が協議会というようなところがあります。そうなりますと、今までのPTAの役員さんと校長先生、教員との協議会の中では、校長先生のお話を聞いて意見も若干あっても改善、いろんな方向性にはなかなか進まないというのが今までの現状であります。それを今後広げた中でどうやって進めていくのかという中で、この辺はもうちょっと課題はたくさんあるのかなと思っています。ただ、コミュニティ・スクールの委員会を設置したからもうそれでいいよというので終わってしまってはやる意味がなくなるので、本当に何をやりたいのかというのが多分重要になってくると思います。そして、今般の定例会の中でも補正等、決算の中でもいろいろ教育委員会の関係、子どもたちに関するいろんな質問がたくさん出たところであります。その中でスクールカウンセラーやこども夢基金の活用や、そういうものについてはコミュニティ・スクールの今後の活動の中では結構使っていけるのかなと思います。もちろん中心は学校運営の部分の意見をいただくというところが重要ですが、せっかく地域住民の参加を得て幅広く地域で学校を育てていこうという形がなれば、さまざまな取り組みができるわけで、もちろん住民主体のさまざまな行事や学校の道徳の授業に参加するだとか、いろいろな方法もありますが、今課題となっているスクールカウンセラーやこども夢基金の活用の方法というのもコミュニティ・スクールの事業の援助というような活用の仕方も考えられますし、そういう部分を含めた中で今更別の学校の中で課題、方向性といいますか、そういうものがある中で、いかに更別らしいコミュニティ・スクールという部分で進めていくか、何かもしお考えがあればお聞かせ願いたいなと思います。
答弁 教育長
ただいまの質問なのですけれども、本村にふさわしいコミュニティ・スクールのあり方というのは、当然これから考えていかなければならないのかなというふうに思っております。私思うのですけれども、本村の保護者の方というのは非常にやっぱり学校に協力的で、うちの村の学校に転勤されてきた先生のお話を聞きますと、よその学校では、前の学校については学校の参観が終わって、その後のクラスの役員決めのときの時間になるとぱっと帰っていなくなってしまうと。更別は、役員決めの最後まで残ってもらえた、これはびっくりしましたということをよく耳にします。そのくらい本村の保護者の方々の学校に対する協力体制というのはあるのかなというふうに考えております。こういう部分も含めて、これまでも大変多くの本村の学校教育にかかわる協力というのはいただいております。私は、今いただいている協力体制というのは当然引き継ぎながら、また新たなことをやっていかなければならないと思っておりますけれども、ただいきなり何かをやるということで背伸びしてやってしまうとこの活動が急に停止してしまう可能性もあるので、まず私とすれば今できることからきちんと整理をして取り組んでいきたいなという思いがございます。あわせて先ほどお話ありましたとおり、学校の運営の基本方針に対して本協議会については意見を言うことができるということでございます。このほかにまだ2点ほど権限というものがあるのですけれども、私はこの権限も含めてこの協議会については学校の応援団的な要素を持たせた取り組みをしていきたいなという思いがあります。午前中のお話の中でもありましたけれども、例えば昨年度行われました村の文化祭なんかで学校の発表がなかなか聞けなかったという状態があります。それも地域の方が協力してやれば、地域の行事に学校の事業、活動の一部が紹介できるのかなとも考えております。そういうことも考えて、今何か新しくやろうという部分もありますけれども、とりあえず今取り組んでいる部分についてきちんと検証して、組織として取り組んで、学校の応援団としての機能を果たしていきたいというふうに考えております。以上でございます。
質問 3番 髙木修一
ありがとうございます。もちろん今は準備段階で、これから正式にいろいろな会議等も含めて、いろんなことを話し合っていくという、協議をしていくという形になっていくのだろうとは思います。しかしながら、基本的には学校のあり方というものに対する意見等の部分が主になる制度ですから、いかに住民がかかわりやすくなるのかという部分で、やっぱりこの辺は相当皆さんと協議をし、連携をしていかなければちょっと難しいのではないかという考えを持っています。先ほど熱中小の関係で太田議員が質問されましたが、それについても地域の住民が参加する部分についてはなかなか難しいよというようなお話もあった中で、今回の学校のコミュニティ・スクールについてもやっぱり同じような課題は必ず出てくる可能性があると思います。学校側からこういうのやってくださいというような、住民側に投げかけられても、それはなかなか難しいことであって、いかに住民が学校に対して何をするのだという部分の自主性が出てこない限りは住民の参画というのは難しい部分があるだろうと思います。今現在全道でも相当進んでいますし、住民主体の活動もいろいろなところで行っていますが、課題は協議とその事業の熟成度という部分が一番の課題であって、それをどう目標に向かって進めていくかというのがやっぱり課題になっているわけで、立ち上げたはいいけれども、なかなか住民の方々のかかわりは少なく、それは学校自体と教育委員会がやっているよという状態の組織のところも数多くあるというふうに聞いています。そういうふうにならないためには、いかに更別に合った、更別、特徴のあるという部分がどうしても必要なわけで、それを先導するのはやっぱり教育委員会の仕事だと思うのです。皆さんと相談をしながらこれから考えていきますということではなく、逆にもう教育委員会が先頭に立って進めていかない限りは今までと余り変わらない協議会にしかならないようなことになってしまいますので、その辺はやっぱり教育委員会が主導をとれるようにちゃんと目標と方向性を示さなければ、それは住民もなかなかついてこれないと思いますので、その辺はしっかりと教育委員会の中で検討してほしいなという思いがあります。さらに、今更別では先ほどの熱中小学校もそうですけれども、ふれあい更別など住民参画でいろいろと地域全体の活動が活発に行われています。末広学級もそうですし、そういう部分も含めて、少年団活動にしても保護者が先生のサポートをしながら少年団運営をしているというような形で、本当に住民がかかわっていろんなことをやっています。そういう中でさらに学校に関する今回のコミュニティ・スクールに関して、余りにも地域の方々に要望ばかりというか、そういう形ではなく、いかに自主性を持って参加してもらえる方向性に持っていくかということをしなければ、それは逆に住民の負担になる可能性もありますし、教育長は今回のコミュニティ・スクールに関して住民にお願いをして、全ていろんな課題についてもコミュニティ・スクールがあれば何とか進めていけるというような答弁が随所にちょっと見られるのですが、コミュニティ・スクールはもう万能ではありませんので、基本的には学校経営に対する意見と調整というようなところがありますので、その辺も含めてきっちりとやっぱり検証していただきたいなと思っております。さらに、このコミュニティ・スクールは小中というような形でつくりたいというようなお話も聞いています。更別みたいにこういう小さな自治体であれば、幼稚園も高等学校もというようなところも教育の一環ですから、その幼稚園、高校も含めた中でコミュニティ・スクールを形成していかなければ、やっぱり部分的にちょっと外れてしまうのかなと思います。午前中の村瀨議員の小中の9年間の義務教育を継続するにはという話がありましたが、それは幼稚園からこういう地域のコミュニティ・スクールでしっかりと育て上げて小中の9年間の義務教育につなげていく。さらに、農業高校の発展に向けて、それをつなげてさらに更別の子どもたちが更別農業高校に入るよと、入学するよというような方向性に向けていくにも一体的な取り組みということをやっぱり考えるべきではないかと思っております。コミュニティ・スクールについては、一応小中が中心となりますが、幼稚園や高校向けのコミュニティ・スクールを立ち上げているところもありますので、そういうところもきっちりと参考にした中でやはり更別はというものをつくってもらわないと、よその地域のまねばかりしていてもいいものはでき上がりませんので、その辺も含めて教育長にちょっとお考えを最後にお聞きしたいと思います。
答弁 教育長
まさにおっしゃるとおり、ただいま言われました幼稚園、高校も含めた中でのコミュニティ・スクール、子どもたちをどう育てていくかという考えについてはそういうような考えも持って進めていかなければならないのかなというふうに考えております。質問の中にもありましたスクールガードですとか人材バンクについても、結局は住民の方の理解がなかなか得られなかった部分もあったのかなと思っております。そういう説明がない中で、こういうような形で人材不足の中で活動が停止してしまったという部分もありますので、今回取り組むコミュニティ・スクールにつきましてはそういうことがないようにきちんと教育委員会がリーダーシップを持って進めていかなければならないのかなというふう考えております。あわせて何でもお願いする中で協力してもらうという部分については、やはり住民の方の負担感というのは当然出てくると思いますので、私とすればきちんとしたコミュニティ・スクールという取り組みをするという中で、説明した中で無理のない協力体制、例えば今行われていることをまず基本として改めて協力してくださいよということから始めるような中で、要するに無理をしない協力体制をつくっていただいて、次の段階というような形で持っていければいいかなというふうにも思っております。いずれにしましても、今準備委員会のほうでマニュアルについての諮問をして答申を待っているところでございますけれども、それを受けてまた改めて教育委員会としての考えをまとめて皆様方にご報告をしていきたいなというふうに思っております。以上でございます。
質問 3番 髙木修一
ありがとうございました。今準備委員会のほうでマニュアル等に沿ってというお話ですが、マニュアルだけでなく、本当に特色のあるコミュニティ・スクールづくりというものを進めていただきたいとお願いをしておきます。