更別村議会 平成30年第1回定例会 2018年3月13日
総合計画では基本目標に心身の健康を支えるまちづくりとして地域福祉の中にのっているなど、以下7つについて
2018年3月13日、更別村議会の一般質問で、村瀨泰伸議員が「総合計画では基本目標に心身の健康を支えるまちづくりとして地域福祉の中にのっているなど、以下7つについて」質問し、村長が答弁しました。
- 質問者
- 村瀨泰伸 議員
- 答弁者
- 村長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 村瀨泰伸
議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして、支え合うまちづくりを進めるためにその仕組みについて一般質問させていただきます。初めに、支え合いのまちづくりを進めるその目的は何なのでしょうか。また、支え合う関係性はどうしたらできるのか。私は、まずは互いにつながり、時間を重ねて、そこに信頼関係が生まれ、初めてできるものだと考えております。住民と行政が、また地域で暮らす住民同士が互いにつながることから始めなければ前に進まないと考えています。言葉で言うようには簡単なことではないと考えるところであります。そのための状況認識の課題、その共有、そしてそのための仕組みが必要と考えますので、提案を含めまして質問させていただきます。直近で第7期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画素案が作成されました。施策の展開の基本目標の重点施策で支え合いの地域社会づくり、そして地域の支え合いの活動を進める体制づくりとしています。また、総合計画では基本目標に心身の健康を支えるまちづくりとして地域福祉の中にのっているなど、以下7つについて質問します。1点目でございます。総合計画にあります健康づくりについて、保健事業の総合健診等、健診について見ると更別村は高く評価できるところでございますが、健康づくりにいろいろな事業がされているとともに、保健指導としてもう少し精力的に個別の対応として出向くなど、住民とつながる三現主義であるべきと考えますが、どうでしょうか。2点目でございます。地域医療として更別村の医療体制は、医療法人との連携により安定的に医療を受けられるので、住みたい、住み続けたい、いつまでも住み続けたいまちにつながる根幹でもありますし、今の医療体制はほかの町村に類を見ない優位性であると思っております。継続して発展させていただきたいものですが、この中で研修医、医学生の研修機会の提供、受け入れとありますが、行政としてもう一歩進んだ村として家庭医療学の推進のまちとする考え、その仕組みをつくって全国に発信してはどうかと考えてございます。3点目でございます。地域の支え合いがなぜ必要なのか、地域福祉では福祉に関する地域の課題を共有して支え合いや助け合いによって解決できるまちづくりを目指します。そして、行政だけではなく、住民との協働や住民みずからの取り組みにより住みやすいまちづくりを目指すとしています。また、第7期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画素案に重点施策として、支え合いの地域社会づくりとしての現状、課題認識を基本的に考え、事業展開と整理しています。地域福祉の推進には、行政だけではなく住民自身が主体的に進めていくことが重要であり、地域住民の相互の支え合いや助け合いの促進が必要と総合計画でも書いてございます。必要ですという言葉がそのまま課題ということだろうと思っていますが、なぜ地域福祉の推進が必要なのか。総合計画の課題では、人口減少対策のほうに人口減少を抑えるとして、住民の不満や不安、不便であることなどで人口減少につながるとして、地域で支え合う気持ちを醸成していくことが重要で、これには時間がかかり、成果が形になってあらわれにくいという表現もしております。これでは地域福祉の推進であるのか、また人口減少対策であるのか、なかなかわかりづらくなっているところであります。第7期の高齢者保健福祉計画の認識では、高齢者が住みなれた地域で安心して暮らし続けるようにとありますが、ここら辺が最も重要なことなのではないかと思っております。私は、今後控えています2025年問題に向けて、更別村の財政が潤沢ではなくなる。今までどおりのサービスができなくなる。あるいは、高負担になるというようなことで、この支え合いが必要なのかというふうに捉えております。更別村の地域福祉は、住民の声をよく聞いている、要望にもよく応えているということで、行政が住民の負託に応えて住民サービスが行き届いているということよりも、行政が率先してこのサービスを提供していることで住みなれた地域で安心して安全に暮らしていると思います。ですから、今までどおりのサービスを提供することで単純によいのではないかという考え方も一方ではございます。4点目でございますが、ただここに行政として人口減少対策、福祉施策の問題、課題を掲げ、更別村で安心して暮らせるためとしてこれらを一挙に解決するとした更別版CCRC事業を考えたなら、なぜ総合計画の中で議論されなかったのか、また第7期高齢者保健福祉計画にも登載されていなかったのか。これでは十分な町内論議の過程が見受けられない。村の進むべき方向の議論が十分にされていないのではないかというふうに考えてございます。政策立案するプロセスにまず問題があると思いますが、福祉政策を横断的に網羅する地域福祉計画を定めない。また、共生社会の実現、協働の社会の実現に自助、共助、公助を明らかにし、立ち位置や責任を定めるとしたまちづくり基本条例を策定しない理由とこのたびの更別版CCRC事業の必要性、これについてどういうふうな捉え方をしているのですか。本来人口減少対策事業であるのに、福祉政策のリラクタウン構想の再構築としていますが、このような現状でこの事業が本当にうまく進むのか疑問でございます。5番目としまして、今社会福祉協議会で進めています地域の支え合い事業の活動について、まず今までどおりの社会福祉と何が変わるのか。地域を行政区として考えるならば、行政が向かおうとしているところが何なのかよくわからないような気がしております。また、地域の支え合いを社協に行政として求めているものは一体何なのか。そして、それは計画どおりに進んでいるということでよろしいのでしょうか。6点目でございます。支え合うにはまずつながることが私は大事でないかというふうに考えてございます。支え合うといった仰々しいことではなくて、私自身は隣近所の常識的なおつき合いをしていますが、支え合いというよりも地域の隣近所が互いにどうつながっているか、地域と地域、行政と地域、どうつながっているか。そういった関係性や連携をしながら信頼関係ができ、そして地域コミュニティーができて初めて、お互いの気遣いや互いに助け合い、支え合いというものはつくるものではなく生まれてくるものだと考えます。村長が就任早々に地域のしがらみが今大切ですと言った言葉が私には印象的に残っております。行政と住民がどのようにつながっているのか。村長の新たな事業の立案や事業の見直しにおける村民のかかわり方は、画一的な仕上がりの仕組みを取り入れるよりも日々の村民との情報交換や意見交換により課題の解決に取り組むことが重要と考えて、そして広報、広聴で示し、広く住民の意見を聞き取る機会や意見交換ができる機会の拡大をすると前の質問でお答えいただきました。共生社会や協働の社会を目指す意味においても、住民と行政が十分につながることがとても大事だと思っていますので、日々職員と住民がどうかかわっているのかということについて1つ疑問がありますが、そこでまずは地域とつながることが肝要と考えますので、行政区担当職員という者を配置してはどうか。7点目でございます。村長は今時代の変わり目としているが、それは一体何なのでしょうか。また、住民とベクトルを同じにしていかねばならないと常日ごろ言っております。村は何を目標にして進んでいるのか、何を目標にして住民と一緒に行動しようとしているのか。一応7つの質問させていただきます。村長が地方創生として人口問題解決のために行政の強いリーダーシップのもとで更別村の社会構造を変革し、発展していくとなると、いろいろな施策を展開していることは十分に理解できますが、行政に求められることは住民の負託に応えることで、住民とどのような形でどのようにつながっているかという疑問も1つあります。人と人がつながり、連携を深め、信頼関係ができ上がり、そして地域力が生まれる。村長が村づくり懇談会等々で声を大にしている中に、今大きく時代が変わるとして、そのときに為政者としていれるのには誇りを持っている。そして、上杉鷹山の言葉をよく引用されます。末尾の言葉こそが大切としまして、なさぬは人のなさぬなり、今やらなければだめなのですということ、そして行動するときと。ただ、この言葉の時代背景は、これはお家立て直し、財政再建のために何をするかというふうに私は認識しております。それは、質素倹約、みずから行動を示すことでなし得た仕事だと思っています。今やらなければだめだということは十分に理解できますが、どうも向かう方向が少し違うような感じがします。ここで、私が知り得た中でのお話になりますけれども、山形県の上山市の城主と沢庵和尚に上中下の三字説の教えがございます。上中下の上は村長の村づくりの思い、下は村民の暮らし、または住民の思いです。上と下は一体である。それを取り結ぶものは、つなぐものは中です。中という字は、口に上と下の縦線をつなぐ、言葉で意思を通じるものだと説いておりますが、私は口で上と下をつなぐのは言葉ではなくて人間と捉えたならば、すなわち役場職員だというふうに考えてございます。村づくりの専門職の出番でございます。村の向かう目的を明確にして、ぜひこれを実践し、地域の支え合いで乗り切るか、乗り切らなければならないのか、村長にお考えを伺います。
答弁 村長
村瀨議員さんの質問にお答えをします。1点目の健康づくりに関しましては、村瀨議員さんの訴える三現主義は、現場に行き、現物に触れ、現実を捉えるということで、日本の高度成長を支えてきた生産現場の考え方ですけれども、人間関係のつながりにも十分通じるところがあるというふうに考えております。家庭訪問は、保健師の活動において欠かせない支援方法であり、その訪問により個人、家庭の健康課題について生活の場で一緒に解決に向けた方法を考え、支援をしていくものでありまして、その支援を積み重ねることにより、それぞれの課題から地域の課題も浮かび上がることから、村全体の健康づくりを考える重要な活動であると考えております。また、特定健診、特定保健指導の実施率を向上させるため、これまでも未受診者に対しては訪問による受診勧奨を実施し、1年に1回は健診を受け、健康管理をしていただくことを働きかけております。しかしながら、介護保険や母子保健等、各種制度において幅広く対応することが求められていることから、現行の人員配置では健診後の生活習慣病予防や重症化予防訪問等を十分に行えていない現状もあります。今年度は、高齢者健診の受診結果を全件訪問して結果を説明した上で保健指導を実施するなど、村民の健康づくりに向けて実施できるところから着実に進めていきたいと考えている次第であります。2点目の家庭医療学の推進のまちに関しましては、村ではかつて長年にわたり安定した医療体制の構築が課題で、医師の確保に苦慮してきた時期がありました。そのような中で、患者を病気を持つ一人一人の人間として捉え、地域を基盤として患者と患者の家族、医師が三位一体でケアに当たる医療法人社団カレスアライアンスが提唱する家庭医療学を専門とする診療に賛同して医師の派遣に協力を得られることとなったことから、平成13年度より医療業務提携を行い、平成20年度にはカレスアライアンスが運営していた北海道家庭医療学センターが独立することとなったため、医療法人北海道家庭医療学センターとの間で医療業務提携を行い、今日に至っております。家庭医が扱う健康問題は日常的な病気、けがなど多岐にわたり、包括的に対応することが求められています。家庭医が患者と向き合うとき、診療所の中だけで完結できるわけではありません。福祉や介護サービスなど医療以外の幅広い領域と連携する必要があります。包括的なケアを行うためには、現在村では地域包括ケアシステムの構築を目指し、さまざまな介護予防、認知症予防事業、日常の支援体制の整備、医療と介護の連携システムの構築、多職種による情報共有体制の構築、在宅での看護、介護体制の整備、包括支援センターの強化、さらには将来的には訪問歯科診療体制の構築を目指し、業務を進めておるところであります。この地域包括ケアシステムは、家庭医療の推進のための仕組みであるとも考えております。地域医療の充実、発展のため、医師や医学生の研修受け入れを積極的に支援するほか、地域包括ケアシステムを充実し、機能させていく中で医師には地域のかかりつけ医として中心的な役割を担っていただいております。また、山田所長様におかれましては、北海道医療計画の中で位置づけられる十勝保健医療福祉圏地域連携推進会議の中で在宅医療専門部会長を担っているほか、総合診療医の中でも日本を代表する医師として総合診療医という選択というウエブページで日常の日ごろの活動を全国に発信している次第であります。3点目の地域の支え合いの必要ですけれども、人口減少、超高齢化を迎える中、本村の高齢人口は平成30年2月末日で942人、高齢化率は29.4%、75歳以上の人口は579人、18.0%を占めており、平成37年には村民の3人に1人が高齢者になることが見込まれております。また、家族形態が核家族化へ移行し、高齢者世帯の形態も夫婦もしくは単身世帯が多くなってきているほか、地域における住民同士のつながりがかつてよりも薄くなっている状況にあると感じているところであります。現在だけ見ると、ある程度サービスが充実しているように見えますけれども、現実的には全国的に高齢者福祉施設の入居待機者はふえ続けております。本村でもコムニの里で18名、元気の里で9名、支援ハウスで9名の待機者がおられます。要支援、要介護認定を受けている方も2月22日現在で167名と増加傾向にあります。村としても将来的に全ての方にひとしくサービスを提供し続けたいのですが、ふえ続ける高齢者人口の中、人的、物理的、施設的な面もありますけれども、全てが不足する状況になっていくことは想像にかたくありません。村では、新聞店、商工会、コンビニ、郵便局等の15の事業者と高齢者等の見守り協定を結び、地域における見守り体制を構築しているところであります。住民が今後も住みなれた地域で安心して生活していくためには、まず地域において住民同士が支え合い、交流を促進することが必要だと考えております。さらに、社会福祉協議会に委託し、地域生活支援体制整備事業としてささえ愛さらべつを立ち上げ、住民によるアイデアの発案をいただきながら、住民主体の地域づくりが今後進みつつあります。また、障害者就労支援施設、事業所が開所することに伴い、これまで実施している配食サービスの拡充を行い、平日の昼食、夕食の2回の提供とする準備を今進めているところであります。福祉サービスのあり方につきましては、社会情勢の変化に応じ、不断に見直していかなければならないと考えております。4点目であります。更別版CCRC事業ですけれども、CCRCは生涯活躍のまち構想として、国において東京圏を初めとする地域の高齢者が希望に応じ地方や町なかに居住地を移し、地域住民や多世代の方々と交流しながら健康でアクティブな生活を送り、必要なときには医療や介護を受けることができるような地域づくりを目指すものであります。本村におきましては、保健や医療、介護と連携した地域包括ケアの取り組み、高齢者が生き生きと働ける環境など、住みなれた地域で長く住み続けられる環境の整備を進めてまいりました。一方、継続課題となっておりますリラクタウン構想において、障害者の方が働く場所、安心して暮らし続けるためのグループホームなどが未整備となっております。それも検討を進めてきたところですけれども、新年度よりCCRC構想を進める中で優先課題として位置づけし、取り組んでいく考えであります。議員のご質問にあります地域福祉計画の策定につきましては検討しているところでありますけれども、CCRCの枠組みは既存の施策や事業を包括、包含するため、今回策定の第4期いきいきふれあい計画(更別村障がい者福祉計画・障害福祉計画・障がい児福祉計画)や各種の計画を反映しつつ、新規の施策を検討するものでありまして、基本構想の策定に当たっては従来の計画や事業との整合性を図りながら進めてまいりたいと考えております。まちづくり基本条例につきましては、別途検討してまいりたいと考えております。5点目の支え合い事業ですけれども、3点目で説明をさせていただきました地域での支え合い体制を構築する事業でありまして、生活支援コーディネーターや村がサポート役となり、自主的にでき得ることからやっていくという考えのもと、さまざまな活動を行っております。このような活動に目標とか計画性を行政から持ち込むことは活動の衰退を招くことにもなりかねないと考えております。行政主導ではなく、住民目線の活動であるというふうに認識をし、村は側面からの支援も含め継続的に行っていくことが重要であると考えております。活動の成果も、行政区内で困っていることや助け合いが必要な方、見守りが必要な方等の情報を共有する支え合いマップづくりが6行政区で行われ、村民バスの体験試乗も行い、その便利さや運賃無料、年齢問わず誰でも利用できる等の利便性をわかりやすく紹介するなどの活動を行い、今後方面ごとにバスの巡回コースの図を作成するなど、その活動は徐々に広がりを見せているところであります。村としても、これらの活動と同時に、注目しながら一緒に行っていきたいというふうに考えているところであります。6点目の地域とつながる行政区担当職員の配置をしてはどうかについてでありますけれども、議員のおっしゃるとおり、共生社会、協働の社会を進めるためには地域とつながることが必要であり、地区の意見や要望を聞き取ることはとても重要であります。全ては村民のためにの気概で職員ともども私どもも進めているところであります。そこで、行政区の担当職員配置についてですけれども、本村においては住民の皆様等の意見をお聞きし、意見を反映させるため、行政区長会議、行政区懇談会を開始し、各所属部署においても住民からのお話があった場合には内容をお聞きし、状況により現地に赴き、直接住民の方との対話を図っているところであります。住民目線に立ち、現在も進められていかなければならないと認識しております。今後におきましても、住民の皆様との協働のまちづくりにご理解をいただき、基本的なまちづくりのあり方についてよりきめ細かな声をお聞きできるよう、一層検討を加え、推進してまいりたいと考えているところであります。7点目の変革期における課題解決のための意識や情報、目指す方向性の共有など、村民の負託に応えた行政と住民をつなぐ方策でありますが、今日AIやIoT、人口知能やモノをつなぐインターネット、あるいはいろんな形での目覚ましい技術革新による第4次産業革命が到来すると言われています。経済のグローバル化、農業や産業をめぐる国際環境の厳しい変化、さらには人口減少、少子高齢化という国家的な課題の大きなうねりの中でこの解決に向け、新たな地方創生の推進に向け、この時代の課題に我々は直面し、そして時代が大きく変わろうとしていると認識をしております。先人が困難を乗り越え、血と汗をもって切り開いた我が郷土でありますが、その豊かさと住みよい村を後世に持続、継続しなければなりません。第6期の総合計画のテーマである「住みたい 住み続けたいまちともにつくろう みんなの夢大地」を行政と住民と共通のベクトルとして、時代を読みチャレンジ精神とスピード感を持って村政に当たっていきたいと考えております。施策の基本は、住民ニーズを的確に把握し、政策として立案し、いかに実行するかにあります。これからの自治体職員に課せられた大きな責務であると考えております。まさに住民の負託に応えるため、積極的に住民とかかわるコミュニケーション能力と政策の立案能力が強く求められていると考えております。人口減少、少子高齢化、農業、産業振興、地方創生、教育、医療、福祉、介護、全てにわたって総合的で横断的な施策の実行が必要であり、CCRC更別版のように全てにつながる政策を関連させ、横展開をさせながら、1段、また1段と地域の支え合いを基本に地道に成果を積み上げていくということが必要であると考えております。私が尊敬する上杉鷹山の経営改革とは単にバランスシートに生じた赤字をゼロにすることではなく、改革を進めるには人づくりが大切である。人づくりを無視した改革は、決して成功しない。大名や家臣のために地域住民が存在しているわけではない。国民や地域住民のために役所や役人が存在するのであるとの言葉から、根本理念でもある人づくりを基本に、人間の心の赤字を消した経営改革をお手本に、行政が変われば村も変わる。なせばなる、なさねばならぬ何事も、ならぬは人のなさぬなりけり。やるべきときは今であるとの気概を持って村政の執行に当たっていく決意を申し上げ、お答えといたしたいと思います。
再質問 6番 村瀨泰伸
それでは、幾つか確認したいと思いますので、再質問させていただきます。支え合いの目的や必要性について、その取り組みについていろいろお答えいただきました。ただ、行政が認識しているその広まりと私は若干異なるということで、そこで実際に行政が目的を定めて住民に押しつけるということではなくて、行政としては何を目的としているかということを私は問うているわけなのです。ですから、そこを明確にすることによって支え合うことが本当に必要だなということが住民のほうに伝わっていけば、おのずと広まりもあるかなと実は思うところでございます。そこで、今まで支え合いの活動が広まっていると言っていますけれども、行政側で考えている広まりと言っているのは、行政区単位でいうと一体何行政区あればそういう認識になっているのでしょうか。先ほど言ったように、マップ、あれで6行政区でしたっけ、それが実際に広まっているという認識かどうかということです。それをさらに広めようとしているのかということ含めて。2点目でございます。施設入所待機者や介護待機者が先ほど言いましたようにおります。こういうことがますますふえるだろうということは私も想像にかたくないとしておりますけれども、この対策として支え合いにより解決するというふうに実は聞こえてくるのですけれども、その関係性というのですか、そういうメカニズムはどういうふうなことになっているのか、お示しできればお示しいただきたい。3つ目でございます。介護保険料をこのたび1,000円上げるというようなことでございます。また、37年度には6,700円になるというような試算が示されました。これが支え合いによって自主、協働により介護にかかわるなどして、そのことで介護保険料が少しでも軽減できるような仕組みができないものかと検討するのも必要ではないかと思っております。こういったことを含めて住民と一緒になって考えるという機会を検討する考えはございませんでしょうか。支え合いが必要だといった結びつきや動機づけがないと、現実的な課題解決にはならないと思っております。そこで、今社協が進めている事業は頼もしいと評価していますが、これは一体何をもって頼もしいとしているのか。実際やっている人たちは、本当にうまくいくのかなという、そういう疑問のもとでやっております。要するに行政の認識と実態とは私はちょっと乖離しているのではないかということで、先ほどの繰り返しになりますけれども、現状で満足いくものとなっているかということです。今の支え合いという仕組みがうまく進んでいますかということです。どっちにしても、そのためには職員も一緒になって、もっと下にへりくだれとは言いません。要するに一緒になっていく行動を示すということはやっぱり大事だと思います。そして、そのことがないとなかなか現状把握もできないだろうし、実態としてわからないだろうし、住民の情報というのは限られていますし、その情報も自分にとっていい方向にしか私は捉えないと思うのです。ですから、更別村の行政、福祉行政はとてもよくやってございます。僕は、そういう認識の中で危惧するのです。このサービスは続かないよってどこまで皆さんがわかっているか。こういうことも含めて情報を提供する。そして、住民の声を聞くということで、職員とのつながりを持つためには担当職員というのは、今何か時代が変わったのか、そこまでしないと、職員が下を向いて仕事をし過ぎているというのか、もっと現場主義であってほしいなという思いで再度これ確認させてください。要する今の状況を少しでも変えるためには、私が今言っているようなことを少しずつ整理して課題として捉えていかないと一歩も変わる要素がないというふうに聞こえるものですから、再度質問させてください。
答弁 村長
村瀨議員さんのおっしゃる部分、支え合いの部分でこれが広まっていくのか、それと広がりをどう認識しているのかというようなことです。そのメカニズムをどうつくっていくのかという話が最初にありました。私は、今自分の中では自助、共助、扶助というのが、これも上杉鷹山が言ったわけですけれども、まちづくりの基本であるというふうに言ってありますけれども、お互いに支えていくのだというようなことで、もちろんそこには、彼らの時代は役人ですから、そういうようなところもあるのですけれども、一緒になって物事をしていくというようなことが必要であるということで、自分としては今そういうような形で住民の意識がそういう部分でお互いに支え合って、行政だけではなくてその部分をお互いに自助、共助していきましょうというような形で広がってきていると思いますし、これは広がっていかなければならないというふうなことを考えております。そういう点では、自治体職員の話をしましたけれども、役場職員も我々も、私もそうですけれども、一緒になってやっていくという意識のもと、どんどん、どんどん、三現主義ですか、現場に赴いていろんな住民の方のニーズを聞いてくる。あるいは、いろんな行事、いろんな部分ありますけれども、その中で参画している職員いっぱいいますし、どんどん現場へ行って、やっぱり実際の生の声を聞かないとわからないということがありますので、その点ではそういう点でどんどん、どんどんしていかなければならないと思います。重要なことは、それを聞いてきて、いかに自分のアイデアと知恵を出してそれを政策化するかということです。そういう部分の能力も非常に必要なのかなというようなことを考えています。介護保険料もお話ありましたけれども、いろんな会議の場で政策を、計画を組み立てる場において議論はなされていますけれども、そこの委員の人だけでなくて、その部分でどんどん、どんどんそういうような形で高齢者もふえてきて、いろんな部分のサービスが今のままですると本当に持続可能なのかどうかという話も出ています。そういう部分で介護費の部分を含めましてしっかりと、住民の皆さんと一緒の目線というのですか、情報を共有しながら一つ一つ解決していかなければいけないのかなというふうなことを思います。村瀨議員さん総体的におっしゃいました。課題の一つ一つを地道に、今見えているでしょうと、課題が、その部分について手をこまねいていないで、一つ一つ解決できる部分。そこには村瀨さん昔からおっしゃっているように、住民の皆さんといかに一緒になってやっていくか、巻き込んでいくか、一緒に共有して、それがベクトルだということだと思うのですけれども、そういう点でしっかり私も受けとめながら、役場職員とともに前にいろんなことを進めていきたいというふうに考えております。以上であります。
再質問 6番 村瀨泰伸
村長のお答えは、何となくわかるのです。僕の言っていることも何となくですから、そういう答えになるかもしれないのだけれども、要するに数字がないのです。広まっていると言っているけれども、ではどこまで広まっているのか。職員も日ごろから住民とつながっていると言うけれども、ではどんな形でどういうふうにしてつながっているのかということが現実に私は見えないのです。ですから、そこもしわかれば教えてください。広がりというのはどこを見て広がっているという認識か。職員が住民とつながっていると言うけれども、例えば何々協会に入っていますとか、どこどこの何とかで私は役員やっていますとか、そういうようなことが具体的にあれば非常にわかりやすいのですけれども、もしわかれば教えてください。ちょっと視点を変えまして、私もまちづくりのために支え合いというのが必要だというふうに思っています。その視点でまちづくり条例やいろいろ質問させてもらいましたけれども、今検討されているようなということも答えが来ましたけれども、それにしてもまちづくりや福祉施策を全部吹っ飛ばすような形で、更別版のCCRC構想策定は新聞を見て私初めて知りました。実はその前予算説明の中では、福祉政策を基本にして人口増に結びつく事業としての説明で、質問したところ、後で詳しく説明しますということで、そのやさきで新聞が出ました。このような執行者の提案の仕方については、私は問題があるのではないかと正直思っております。まちづくり基本条例も必要のない理由、先ほど言いましたので、そこは触れませんけれども、それでは3点ほど質問します。高齢者が住みなれた地域で安心して暮らせるように支え合いが必要としていますが、この計画はさらに、CCRCの事業なのですけれども、さらに地域福祉を発展させ、都会の高齢者の移住者をターゲットとしたものとしておりますが、新聞でこの少し前に室蘭市を中心に西胆振地区の連携のCCRC事業というのが載っていました。私もこの事業が本当に更別1村で完結できるのかという思いがございますので、そこら辺のことについてお聞きします。2点目でございます。今回のような政策提案では、住みたい、住み続けたいまちをともにつくろうとはなっていないと思います。要するにこれは支え合いのまちづくりにつながりませんということでございます。特定の住民のニーズでは、全体の住民の意見として的確に把握しているとは私は思いません。このCCRCというのは村づくりの一環だと思ってございます。こんなような状況で行政と住民の共通のベクトルというふうになるのか、ならないのか。3点目で、住民の負託に応える、住民ニーズを的確に把握するとしておりますが、今住民の声は支え合いなのか、それとも更別版CCRC事業なのか。その3点について質問します。
答弁 村長
1つは、そういうような支え合いの広がりが本当に実感できているのかというようなところがありますけれども、私は実感できております。といいますのは、支え合いも社協を中心としてやっておりますけれども、新たに今年度、各月のいろんな会合とか、いろんな支え合い、あるいは大人の学びだとか、いろんな部分でたくさん、カレンダーの中に何月何日、どこどこの場所でこういう集いがありますよというようなことがありました。それは、今まで村の中ではない動きでありましたし、日常の大人の学びはたくさんの方が来ておりました。もっと驚いたのは、サポーターを募集する。その方と一緒に、お年寄りと一緒にサポーターでするわけなのですけれども、当初予定したよりもその講座にたくさんの方が来ていただいて、私も協力したいのだというような形で出ています。また、今はまだ6つですけれども、支え合いマップということでいろんな行政区の方が、行政がやってくださいというのではなくて、その中で本当に自発的に広がっているということで、そういう広がりは今村の福祉、介護あるいは医療の部分を含めた機運はどんどん高まっているのではないかというふうに自分自身としてはうれしく思っています。また、CCRCですけれども、定義としては今村瀨さんがおっしゃったように生涯活躍のまちで、都会からお年寄りがというような感じですけれども、私はあえて更別版CCRCということで、村づくりの一つの手法としてこのCCRCの取り組みを取り入れたいということであります。報道等でいろんな部分で説明が不十分、あるいは丁寧さに欠ける部分があったということは反省しなければいけないというふうに思っていますけれども、村づくりには今いろんな機運の醸成、そしてリラクタウン構想だけではありません。いろんな村全体の福祉のまち、あるいは医療のまち、そして子育てのまち、CCRCの中には空き地、空き家も入っていますけれども、その部分を総合的に村づくりの手法として、1つそういう手法を取り入れながらやっていきたいというふうに考えています。実際に今シェア金沢とか、あるいは輪島のほうでCCRCを率先している方たちがやっておられます。前に講演会で来られて村を見たときに、村長、この村は医療関係、介護関係、まだできていないところもあるけれども、これは非常にすごい村だと。ここで本気になって住民の人たちと手をとり合って福祉のまちづくりを行っていけば、これは日本に誇れる福祉の村になるよというようなことでありました。その手伝いをさせてくださいというようなお話もありましたけれども、私はぜひそういうような形で村づくりの一環ということで、ともにつくっていくということで皆さんのニーズを、幅広いニーズを把握しながら、拾い上げながらCCRCの形で村づくりを全体として行っていきたいなというふうに思っております。支え合い、本当に大切だというふうに思っています。単に口先だけではなくて、昔の近所づき合い、あるいは先ほど長屋のお話もありましたけれども、そういう形で人と人とがつながるということが今本当に求められているというふうに、時代の大きな変化はありますけれども、最も大切にされてきたものは何なのか。それをもう一度振り返りましょう、原点に返りましょうということだというふうに思います。そういう点で、支え合いの村づくりに向けて今後全力挙げて取り組んでまいりたいというふうに考えております。以上であります。
再質問 6番 村瀨泰伸
答えが1つ足りません。どうしてもちょっと聞きたい。
再質問 6番 村瀨泰伸
ですから、3つ目の住民の負託に応えるニーズの把握ということで、住民の声は支え合いというものを求めているのか、更別版CCRC事業というものを求めるかということについての認識を聞いてございます。
答弁 村長
いいですよ。
答弁 村長
申しわけありませんでした。3点目、支え合いということで書いてあるのですけれども、私は支え合いはCCRCの中に包含されているというふうに思いますし、それを含めてやっていくということであります。大変申しわけありませんでした。
再質問 6番 村瀨泰伸
はい。以上で質問終わらせていただきます。