みんなの議会

更別村議会 平成28年第2回定例会 2016年6月16日

ふるさと納税に対する取り組み

2016年6月16日、更別村議会の一般質問で、上田幸彦議員が「ふるさと納税に対する取り組み」について質問し、村長が答弁しました。

質問者
上田幸彦 議員
答弁者
村長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 上田幸彦

それでは、通告書に従い一般質問させていただきます。まず、今回は2件ございまして、1点目であります。ふるさと納税に対する現在の村の取り組み状況と今後の対応についてであります。ご承知のように、ふるさと納税は地方間格差や過疎などによる税収の減少に悩む自治体に対して格差是正を推進するために、新構想として平成20年4月30日に地方税法の一部改正により公布されたもので、ことしで8年目を迎えているところであります。ふるさと納税につきましては、納税といっても自治体に対する寄附金なのかなというふうに私は理解しているところでありますが、この制度のメリットとしては、納税者が好きな自治体に寄附ができる、しかも複数の自治体を選ぶことができることがあります。それと、額に応じて税金の控除または還付ができる、使い道を納税者が決めることができるということがあります。もう一点としては、今最近話題になっておりますけれども、寄附することで各自治体からお礼がもらえると、こういったことが挙げられているところであります。また、デメリットとしては、この制度を利用する人は利用しない人よりも安い納税額で居住地の住民サービスが受けられると。これは、本来の受益者負担の原則から逸脱をしているのではないかと。また、制度本来の趣旨から逸脱した、先ほどもちょっと言いましたけれども、特産品目当ての寄附の動きが全国的に広がっていると、こういうことが挙げられているところであります。いずれにしましても、ふるさと納税にはメリット、デメリットはあります。ですが、人口減少の歯どめ、それから財源不足の解消、国から補助金をいただくということになればある程度制約が多いというようなことからこの制度があるというふうに私は理解しておりますけれども、問題なのは安定的な財源ではないということであります。そういったことから、全国の各市町村が真剣に知恵を出して今日に至っているというふうに思っているところであります。ちなみに、更別村における平成27年度のふるさと納税額は前年比で約8倍増の6,010万円と聞いております。件数でも9件増の22件あった。特に昨年は1件で5,000万の大口寄附があったということも伺っているところであります。先ほど言いましたけれども、ふるさと納税につきましては制度ができてことしで8年目を経過しているということであります。そういったことから、私は本村も今以上に積極的に取り組むべきだというふうに思っているところでありまして、次の点について質問させていただきたいなと思います。まず、1点目でありますけれども、ふるさと納税に対する本村の取り組み状況であります。いかようになっているか教えていただきたいと。2点目であります。現在寄附金受け付け窓口が寄附金というようなことから総務課が担当しているということを伺っているわけであります。ですが、交流人口や移住、定住の促進を図るために特産品のPR、それから産業や医療、福祉、介護、教育や子育て支援など本村が行っているあらゆる事業を全国に知らしめることができる絶好のチャンスなのかなと私は思っております。そういったことから、今後どのように村は考えているのか、この2点について西山村長にお聞きしたいなと思います。

答弁 村長

上田議員のふるさと納税に対する取り組みについてのご質問にお答えをいたします。ふるさと納税制度は、生まれ育ったふるさとに、あるいは応援したい自治体に寄附した場合、寄附額のうち2,000円を超える部分について、一定の上限まで原則として所得税や住民税から控除されるという制度でありまして、8年前、平成20年度税制改正により導入をされました。昨年4月からは、税額控除の上限が2倍に拡大されています。確定申告を行うことが必要のない給与所得者にとっては、ふるさと納税にかかわる確定申告が不要となる特例制度、ワンストップ特例制度が創設されております。このように必要な手続が簡素化され、年々寄附額はふえているような状況であります。また、寄附を受ける自治体におきましても、特産品を寄附者に対してお礼として送付するようになっておりますけれども、ふるさと納税の知名度が高まるにつれ、豪華なお礼品で寄附金獲得を争うようになっているような気配もなきにしもあらずであります。それがまた寄附の魅力を高めるという相乗効果も発揮されていますが、本来のふるさと納税の理念に立った部分ではいかがなものかということを考えております。近年は、電化製品、宅地、あるいはインターネットオークションに出品するような金券など、そういうことが見られるようなことから、昨年2回にわたって総務省から換金性の高いプリペイドカードや商品券、高額寄附を促すような品物については自制をしなさいということで指導がありました。上田議員の1つ目の質問でございますけれども、ふるさと納税の取り組みにつきましては国が示した構想をもとに寄附条例を制定をしまして、平成20年4月から実施をしております。本村への思いを持ち、共感する方々の寄附を財源として、その意思を具体化するための事業等に活用することによって、福祉の向上や次世代へ引き継ぐ地域資源の保全活用を図っております。多様な人々の参加による協働の精神を基本としたふるさとづくりを目的とするものでありまして、12の事業項目の中から寄附者に指定していただいて寄附をしていただいております。広報紙や村ホームページに掲載し、札幌さらべつ会総会のときなどPRをしているところであります。ことしはまた関西帯広会にもPRをさせていただきました。寄附は、あくまでも善意のものでありまして、その意思を尊重すべきと思うところであります。返礼品でありますけれども、平成24年度から1万円以上の寄附者に対して贈呈をさせていただいております。特産品の種類はうどん、ビーフカレー詰め合わせ、1,500円程度のものであります。これが本村のただいまの取り組み状況であります。2つ目の質問でございますけれども、現在ふるさと納税は寄附であります。議員ご指摘のとおり総務課が担当しております。本村がお礼品として提供可能な農畜産物、加工品、本村を訪れていただくために何があるかということですけれども、いろんなところでカントリーパークの宿泊券、お試し体験住宅の割引など、今現在前々回の議会でも答弁しましたように、前回もありましたけれども、プロジェクトチームということで結成をし、職員からどのようなところで返礼品等工夫したらいいかについてアイデアを募集して今策定中であります。そのアイデアをもとに今後それを提供していただける事業所あるいは個人あるいは商店街、商店の方がいるところを調整をしていきたいというふうに思いますし、またホームページのほか、ふるさと納税のポータルサイト運営会社もありますし、そこと提携をして双方から寄附の申し込みができるようにしたいとも考えているところであります。本村の特産品でどの程度のブランド力をつけられるかはわかりませんけれども、商品を買っていただくには情報発信、宣伝がとても有力な手段と考えております。本村が行っているこの事業の内容を全国にアピールする絶好のチャンスとして取り組むことはできないかというような質問でございますし、寄附者に対してお礼品に村が作成しています観光パンフレット等などを同封することも一つの方策と考え、工夫をし、そしてホームページも閲覧状況、たくさんの方に来ていただけるように知恵を絞っていきたいというふうに考えているところであります。スピード感を持って対応していきたいというふうに考えております。ふるさと納税制度は、非常にいろんな意見も多いようですけれども、昨年も安村議員の質問にお答えさせていただきましたけれども、遠く離れたふるさと更別のために、また応援したいという気持ちを大切にするという理念を大事にしながら、このふるさと納税を積極的に取り組んでいきたいというふうに考えております。以上、お答えといたします。

質問 5番 上田幸彦

現在職員によるプロジェクトチームを立ち上げてふるさと納税については真剣に考えているというようなことで、今の答弁でよくわかったところであります。先日道内のふるさと納税に関する町村の取り組みの内容についてテレビで放送がありました。そこで、私なりに感じたことをちょっと申し上げたいと思うのですけれども、中でも上士幌町の取り組みが非常に話題になっておりました。これは皆さんもご承知かもしれません。その中身が何か今後の更別村における村づくりのヒントになるのかなというようなことで、ちょっと申し上げたいなというふうに思います。上士幌町は、人口の減少がひどく激しかったということで、これは私どもも理解していたのですけれども、5,000人も割るのも時間の問題だったというようなことで、大変危機感を持っていたというようなことを言っておりました。そこで、人口増対策です。そこで、ふるさと納税に着目したのだというようなことを言っておりました。その際に、都会をターゲットに返礼品を拡充したというようなことであります。これがまず1点です。2点目が寄附金の使い道をまずはっきりさせたというようなことを言っておりました。ご承知かと思いますけれども、子育て、少子化対策に力を入れたというようなことで、スクールバスの購入だとか、認定こども園だとか、10年間の利用料を無料にしただとか、いろいろあるわけなのですけれども、このことが寄附者に好感を持たれたというようなことで、一緒になってまちづくりを進めたというようなことを言っておりました。結果的には、昨年は新聞紙上に出ていますけれども、全国で15位、15億円の寄附金が集まったというようなことも言っております。現在毎年10名以上の移住者が来られているそうであります。私は、ふるさと納税に関しては返礼品の内容も確かに大事かというふうには思いますけれども、それ以上に寄附をする人にそのお金が何に使われて、寄附した人と一緒になってまちづくりなり村づくりを進めるべきだというふうに思っているわけなのです。それを更別に置きかえてやったらどうなのだ、やるべきでないのかというようなことを言いたいわけであります。先ほども申し上げましたけれども、本村は日本一の大型農業があります。幼稚園、保育所、保健、医療、福祉、本当に充実しているというふうに思っております。そしてまた、ことしの4月から村長の懸案でありました子育て応援課もできたわけであります。私は、更別村は全国にも自慢のできる村なのだというふうに自負しているところでありますけれども、こんなことを思っているのは私一人でしょうかということなのです。そこで、村長にお聞きしますけれども、寄附された方の、先ほど村長言いましたように更別村はたしか12項目ありましたよね。12項目の中で、その12項目以外の要するに指定されなかった部分、全て少子化対策だとか移住、定住化対策に使えないだろうか。更別村において寄附された方については、全員ではありませんけれども、特に指定がない場合、そういったものについては全てそういったところに使っていきたいのだというような、私はそういうメッセージが必要だというふうに思っているところであります。これをちょっと上士幌に似てくるかもしれませんけれども、私もそこがやっぱり一番大事だなというふうに思っているのですけれども、それを全国に発信し、明確で魅力ある更別村の政策目標を掲げるのだというようなことで賛同者がふえていくのだろうというふうに思っているところであります。その点について再度村長にどのように考えるのかお伺いしたいと思います。

答弁 村長

今上田議員さんからお話ありました。その点でふるさと納税ですけれども、私は基本的にはこの納税はやはりこれがつくられた理念について立ち返る必要があるというふうに思います。総務省がこのふるさと納税をつくったときに、アピールをするときにどのようにアピールしてあったか。地方で生まれ育ち、都会に出てきた方には誰でもふるさとへ恩返しをしたい思いがあるのではないでしょうか。育ててくれた、そして支えてくれた、一人前にしてくれたふるさとへ、都会で暮らすようになり、仕事につき、納税し始めると住んでいる自治体に納税することになり、税制を通じてふるさとへ貢献する仕組みがありません。そこで、そのような思いのもと、自分が今まで一人前に成長させてくれた、そして支えてくれふるさとに何とか恩返しができないかという趣旨でこのふるさと納税は導入をされましたという文言があります。私は、本当はここがふるさと納税の一番の理念ではないかと思います。今返礼品がどうであるとか、都会をターゲットとかといろんな部分ありますけれども、この更別で育っていった人たちが更別に思いを寄せたときに、何とか更別に貢献をしたいと思ってその浄財を寄附していただけるときに、その方法が今まではなかった。でも、ふるさと納税という形であるということです。この辺がとても大事なことだというふうに思います。先般いろんな形で寄附をされた方には、管外、内地、本州の方々には実際にお会いをしてきています。すごく思いが強いです。何時間もお話しされます。私が子どものときはこうだった、今はどうなっている。そして、地図をお見せしますと、その中で懐かしいな、ここで学校へ通うときに水たまりがあって遊んだのだと。このお金を使ってくださいと。それは村長に任す。村のためになることだったら何でもいいというふうに私は会ってお話をして聞いてきました。本当にもう涙出るぐらいうれしいお話であると思います。理念はそこにあると思います。ただ、一方では、今上田議員指摘のとおりいろんな部分で、これがふるさとの地方創生、地域づくり、環境、あるいはまちおこし、これに非常に大きな意義があるということは確かであります。現在地方交付税とか、いろんな補助金がだんだん、だんだん狭められてきております。そういった中において制限も、あるいは制約も強くなっていって、このためにこの交付金を使いなさい、このために何%だったら出しますよというふうなことがあります。村が、まちが、独自に考えて住民のためにこういうことをしたいという部分については、それは自主財源としてはなかなかとりづらいような状況にあります。そのような中においてこのふるさと納税は、言ってみれば少ないまちの自主財源の中で自由にその使途が使える大変魅力ある大きな税収ということになると思います。その点上士幌町さんは、都会と言っていますけれども、確かに都会には行っているのですけれども、ふるさと上士幌会とか、いろんな部分で何回も空港で町長さんにお会いをしました。頻繁に出かけています。そして、我が町を宣伝し、そしてそこにいらっしゃる十勝あるいはふるさと上士幌出身の方々に熱く、強く働きかけをし、時にはみずからが先頭になって商品の宣伝をしたり、デパートに立ったり、いろんなことをします。私は、その努力がすばらしいと思いますし、その中でたくさん共感してくれる人たちがいて、そしてなおかつ子育て支援に使うであるとか、その使途を明確にして、その浄財がどのようにまちづくりについて行われているのかを、これを指し示していることが大変すばらしいことだと思いますし、そうしなければならないというふうに考えています。今プロジェクトチームをつくって、特産品等々については更別村でつくられたもの、加工されたものを中心にしていろんなものを考えております。また、今ご指摘があったどういうところに寄附をしたいのですかという項目はあるのですけれども、どうしても皆さん村長が裁量でというようなことになります。そうすると、協働のまちづくり、村づくりのほうに積み立てられるというか、そこに行くということになります。プロジェクトチームの中でも役場の中でもいろいろと話は再三にわたりしていますけれども、その部分を何とかできないかと。もうちょっと使途を明確にする、あるいは子育てとか、いろんな部分で、あるいは農業振興、商工振興ということで、ここにお金を積み立てますよというような明確なそういうようなものをつくってというような形で整理をしていくことが必要ではないかというふうなことを考えていますし、今その部分について着手をしているところであります。その部分今考えまして、この部分については私自身はスピード感を持ってやらなければいけないのに非常におくれている部分であるというふうにすごく感じていますし、このふるさと納税に対する質問は再三にわたり私皆様方からご指摘を受けております。速やかに着手して、いろんな今ご指摘の点のあった部分も含めて改善をし、そして工夫をしながら取り組んでまいりたいと思っていますし、総務課ということもありますけれども、今ポータルサイトとか、あるいは法人の立ち上げとか、あるいはここの業務を担う部分を民間に委託とか、いろんな部分も考えておる最中でございます。いろんな知恵を絞りながらこの部分を積極的に、なおかつスピード感を持って対応していきたいというふうに考えています。以上でございます。

質問 5番 上田幸彦

この件に関して最後の質問になるわけなのですけれども、最後に昨年度制度化されて、ことし4月からスタートした企業版ふるさと納税について若干質問したいと思います。地方自治体から企業に返礼は禁止されていることはご存じかと思います。ということになると、この企業版ふるさと納税については政策を優先させて、企業にとっても地域をつくっていくというふうにあります。まさにこれがふるさと納税の本来の姿かなと私は思いますし、それだけに更別村の政策や独自性が試されているのだというふうに理解しているところであります。そこで、村長にお聞きしますけれども、企業版ふるさと納税は応援したい自治体を選んで自由に寄附できる個人のふるさと納税とは異なって、あくまでも少子化対策だとか、移住、定住促進の事業を盛り込んだ地域再生計画というのがあるわけなのですけれども、これを立てて、市町村が国の認可を受けて初めてこの企業版ふるさと納税の対象になるというふうに理解しているところであります。そうなると、要するに国の認可を受けるということになれば、新聞にも出ていましたけれども、第1回目の国の認可は8月に行われるというようなことで、更別のことはちょっとわかりませんけれども、やっているのかもしれませんけれども、もしやっていなかったら大至急地域再生計画を立てて、そしてやっていただきたいなと。今後この企業版ふるさと納税について、今までの説明でよろしいのですけれども、もう少し一歩進んだ、返礼品だとか、そういうことではなくて、要するに企業と一緒になった村づくりをしていけるというような相当なメリットがあるというふうに考えておるものですから、その点村長どのように考えて、今の地域再生計画も含めてどのような計画でいるのかどうか、再度これをお聞きして、私の最後の質問とさせていただきたいと思います。

答弁 村長

2点あると思います。1つは、企業版ふるさと納税についてどのようにというふうなことでありますけれども、基本的には企業が地方自治体に寄附した場合、これは特定寄附金という扱いになります。特定寄附金の場合、通常の寄附と違って寄附金が全額算入されます。税金としての対策としては、非常に効率的であります。効果的であります。ただ、個人がふるさと納税をしたときと異なって、寄附金の大半が還付、減額されることはありません。ということで、1つは企業が地域活性化を応援することは、非常に私は賛成であります。望ましいですし、またそういう制度のもと、過疎化の自治体でも民間資金を取り込みやすくなるということで、この辺については資金繰りとか資金導入という点では非常に効果があると思いますし、そうなれば自治体を選べるわけですから、逆に自治体の政策能力が問われるということになります。いかにして魅力のある政策、それは村民のものになっていなければいけませんけれども、そういうものは試されるということになると思います。その中で再生計画というものが必要になるわけですけれども、これについては熱中小学校のときにそういうプロジェクトの計画と同時に地域再生計画を提出しなければなりません。その部分については、既に今般もう作成して提出を、またお示しをすればいいわけですけれども、そのような形で作成をしておりますし、熱中小学校にかかわる自治体の全てが自分のプロジェクトとともに地元の地域再生計画も同時に提出ということが義務づけられておりまして、今これを内閣府に送っているところでございます。そういうことでそれは必要でありますし、本村としても計画を立てているというところであります。ただ、企業自体がこういうことはないと思うのですけれども、いろんな不透明な形で企業を手放しで歓迎するという可能性もなきにしもあらずということで、個人の返礼品の高額化というのと相まって、企業が地方に来るのにそういうことはあってはならないことではありますけれども、何らかの参入目的ということで、企業と自治体の関係をゆがめるような寄附の仕方をされると、これは非常に問題になるということにもなりますし、その部分が一般世論というか、これが参入されるときに懸念された部分であります。そういうものをしっかりと払拭し、この村にとって本当に政策を理解していただいて、そして民間活力の導入ということで、なおかつ財源の導入ということになれば、私はこれは積極的に進めるべきだというふうに思っておりますし、その辺については実際にそういうものがあった場合について慎重に検討しつつ取り組んでまいりたいというふうに思っております。以上でございます。

質問 5番 上田幸彦

それでは、続いてもう一件の件に関して質問させていただきたいと思います。本村における今後の人口対策についてであります。昨年の10月に行われた国勢調査で、本村の人口は5年前の調査と比較して200人余り減少したわけで、3,188人ということになっております。これは、率にして6%の減少であります。これを単純に4年後の国勢調査に置きかえますと、多分3,000人を割るのも確実視されるのではないか、そういう危機感から今回質問させていただくわけであります。日本の人口が減少する中で、3,000人を割るのを仕方ないというふうに捉えるのか、それとも危機的な状況として捉えるのかによって、村の政策は大きく変わると私は思っているところであります。更別の人口は、ご承知かと思いますけれども、昭和30年代の6,000人をピークにして減少の一途をたどってきたわけであります。昭和50年に4,000人を割ってから今日まで3,000人の大台ずっと維持してきた、こういう状況であります。こうした人口減少の中で、国勢調査の結果で特筆されること、これは平成17年に35人、それから平成22年に65人です。この2回の調査で合わせて100人。ちょうど100人になるわけなのですけれども、100人の人口がふえたということであります。ご承知のように、当時は平成の大合併が号令のように吹き荒れた時代でもありました。その中で本村は自立を決断したというようなときでありました。地方分権に危機感を持って対応した時期であって、ちょっと中身羅列しますけれども、診療所を中心とした福祉の里構想だとか、社会福祉法人による老人福祉施設の建設、それから保育所、幼稚園の新築など保健、医療、福祉、介護の充実、それから緑町団地だとか、コムニ団地の造成、こういったことを初め、定住化促進住宅の提供、あるいは民間による賃貸住宅の建設など多くの事業を官民挙げて取り組んだ、そういう時期でもあったわけでありまして、その結果、転出者を極力抑えて、そしてまた移住者がふえていったのだということが大きな要因につながっていったのだろうと私は思っているところであります。先ほども申し上げましたけれども、昨年の国勢調査で更別村は5年間で205人減少したところであります。人口自体が減少する中で、仕方ないというふうな考え方もあろうかと思います。でも、厳しい中にあっても過疎地域であっても、実際に人口がふえている市町村もあるわけであります。やり方だとか政策次第でまだまだ可能性を持っている。情勢を見きわめながら何事にも挑戦するといったようなチャレンジ精神、これが必要かというふうに私は思っているところであります。私は、ずっと以前から人口が全てだとは思っておりません。ですが、やはり人口の推移というものはその町村の活気のバロメーターだというふうに私は思っているところでありまして、やはり全てではないけれども、一番重要なことだというふうに理解しているところであります。そこで、私は今回の提案ですけれども、団地造成だとか、それから定住化促進住宅などを建設することにより、村外からの移住、定住者を積極的にやっぱり呼び込まなければならないのだろうというふうに思っているところでありまして、次の点について質問させていただきたいと思います。まず、1点目であります。今年度計画している緑町の5区画以外に今後大規模な団地造成の考えはないか。これはあくまでも考えていることは、いろんな場面を全国に発信するため、要するにその場を与える必要性があるというようなことから、そういったような計画がないだろうか。

出典:更別村議会 平成28年第2回定例会 2016年6月16日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる