更別村議会 平成28年第1回定例会 2016年3月11日
共同墓地の建設とそれに伴う今後の取り組み
2016年3月11日、更別村議会の一般質問で、上田幸彦議員が「共同墓地の建設とそれに伴う今後の取り組み」について質問し、村長が答弁しました。
- 質問者
- 上田幸彦 議員
- 答弁者
- 村長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 上田幸彦
2点目です。質問は、更別墓地に将来を見据えた共同墓地である永代供養墓、合同納骨塚というのですか、それからあるいは合同墓など、以下総じて共同墓地と呼ばさせていただきますけれども、この共同墓地の建設の可能性についての質問であります。ご承知のように、共同墓地は以前にもマスコミ等にも取り上げられて、全国的にも多くの方が利用しているという報道がされております。つい先日も民放ですけれども、永代供養墓の放映がありました。このときの内容は、全国で当初と比較して600%増加した。そして、これは多分10年くらい前の話だったと思うのですけれども、141カ所が現在では1,000カ所以上になっている。さらに、毎年年間約50カ所以上がふえ続けていると、こういう実態だということが報道されているわけであります。お墓は代々守り継ぐものという従来の価値観が大きく変わってきたこと、それからまた過疎化を初め少子高齢化、核家族化で墓を守っていく人が少なくなってきたこと、それから親として子ども、孫に要するに負担をかけたくないなどといったことが考えられております。そういうことから、将来の不安などからお寺や市町村が共同墓地を建設して、そこに入れさせてほしいといった要望が実は本村でも多少なりともあります。私のところにも更別に共同墓地が必要ではないかといったような要望がありました。私もちょっと気になりまして、道行く人に何人かですけれども、聞いてみました。その結果、これが意外なことにそのほとんどの方が要するに共同墓地というのは大体みなさん報道されていますから知っているのです。やっぱりこれは必要だよなとか、それから興味を持っていたりだとか、そういったような意見がほとんどであったわけであります。改めて私も今日的な課題なのだというふうに再認識したところでございます。ここで質問ですけれども、私自身としては共同墓地の建設の必要性について改めて痛感したということで、私もやっぱりあったほうがいいのだろうというふうに判断しているところでありますけれども、この件に関して村の対応として宗教、宗派を問わない共同墓地の建設について今後どのように考えていくのか、西山村長にお聞きしたいなというふうに思います。
答弁 村長
2つ目の共同墓地の建設とそれに伴う今後の取り組みについてのご質問でございます。これについてお答えをしたいというふうに思います。本村の墓地につきましては、昭和22年に大正村から分村しまして、更別市街地に役場が設置をされまして、その後人口も急激に増加し、墓園設置の要望も高まった中、現在更別墓地は昭和33年に許可を受けておりまして、昭和37年4月1日、更別村墓地使用条例が制定をされまして、経営管理は村に移管をされました。上更別墓地は昭和55年に許可を受け、設置をされて現在に至っております。現在の墓地の状況につきましては、更別墓地で980区画、これは等外地2区画、無縁墓地2区画は除きます。うち貸付数851、区画残数が129、上更別墓地で区画数99、無縁墓地2区画除くですけれども、貸付数が56、区画残が43というふうになっております。上田議員がお話しされたとおり、日本では仏壇も含めお墓は代々跡継ぎに守り継がれ、継承されていくという習慣であります。ただ、現在は少子化が進み、なおかつ核家族化が進み、就職や諸状況によりまして必ずしも地元におられる、近くに継承者が存在しているという状況ではなくなっているというのも現状ではないかというふうに考えております。今後墓地の無縁墓地化の懸念や承継意識の変化というのもどんどんあると思うのです。ただ、課題もたくさんあるというふうに考えておりまして、現状では檀家等、寺院等の永代供養、納骨堂、近年では合同墓地や両家墓、樹木葬というのですか、そういうお墓もありますけれども、それぞれお墓のあり方も多様化しつつあります。さまざまな状況がありますので、村民のニーズも把握しながらこの状況を見きわめ、今後の墓地のあり方を検討してまいりたいというふうに考えています。以上、答弁といたします。
質問 5番 上田幸彦
ありがとうございました。村長からも説明があり、本村には更別と上更別の墓地がある。そしてまた、墓地用地も今現状としては十分確保されているということで、その件に関しては非常に安心しているところであります。ただ、実態ちょっと調べてみますと、平成20年を境に非常に更別においても墓地の返還が相次いでいる。これ区画数でいいますと更別で33、上更別で7、ここはちょっとわからなかったのですけれども、多分更別においては33ですけれども、柱数にしたら63柱ぐらいの墓地の返還があったというふうに聞いております。この現状を踏まえたときにどのような現象が起きているのかなとちょっと気になったところであります。先ほど村長が言いましたけれども、宗教絡みもありますので、市町村がそこまで介入できるかという部分もあるとは思いますけれども、ただ宗教、宗派問わなければ村も何らかの形で協力というか、推進ができるのかなというふうに思っているわけなのですけれども、いずれにしましても一昔なら全く考えられない現象が本村でも起きているということであります。北海道だとか十勝管内の共同墓地の状況をちょっと調査してみましたところ、札幌市や恵庭、江別、北見、それからご承知かと思いますけれども、昨年の4月から帯広市でもこの共同墓地について、名称はちょっと別としましても市立でやっている。9つの市が市営でやっている。それから、2つの市が公益法人で行っている。それから、これ十勝管内ですけれども、十勝管内の市町村の議会でもこういった質問、検討してくれ、こういったことが今現在上がっております。共同墓地については、時代の趨勢というべきなのかもしれません。昔なら全く考えられなかったことがこうやって起きているわけであります。今後形、経営形態は別にしても、ますますやっぱりふえていくのだろうというようなことを私は思っているところであります。そこで、更別村に共同墓地が本当に必要なのかどうなのか、先ほど村長もちょっと言いましたけれども、意向調査しなければやっぱりわからないと思うのです。私の今の質問は、この意向調査をまず一番先に実施しなければならないと思うのです。私が聞いた範囲では、十数人になりますけれども、そのぐらいです。やっぱり村全体の流れをくんで、そしてまた更別はほかの町村と違って特異性のあるところは、お寺が今1つありますけれども、あのような状態なので、それから憩の家もあります。これも村が実際に行っているよと。やっぱりほかの町村と違う部分があるのです。ですから、町村の中で更別は小さいところですけれども、そういういい意味でか悪い意味かちょっとわかりませんけれども、やっぱり積極的なことをやっているかと思うのです。ですから、更別が共同墓地について村民の意向がそうであるならば、先駆けてもやっぱりやるべきだというふうに私は思っているところであります。その点について意向調査も含めて、もう一度村長にその点を伺いたいなと思います。
答弁 村長
大変いろいろ難しい問題もあるというふうに思います。共同墓地というのは、市町村が公衆のために授けた墓地でありまして、また団体が所有している墓地ということであるのですけれども、課題として本当に檀家など宗教の関連とか、宗派、それと管理の問題、あるいは取り扱い基準の問題、それと村民の要望というものに絡んでくるわけなのですけれども、いろんな部分があって非常に課題も大きいのかなというようなことです。今議員さんおっしゃられたように、帯広市では中島霊園で合同納骨塚ですか、ことしの4月1日から受け付けを開始するというような状況です。あとは、恵庭の合同納骨塚ですか、これは対応が生前予約対応ということになっております。厚田村、札幌市平岸霊園とか、それと議員さんがお話しいただきましたところでそういうことが行われております。議会でも本当にどういう状況なのかというようなことがありますけれども、質問があったところでは、芽室では菩提寺とか寺院とか納骨堂、永代供養等がされているので、行政としてどこまでかかわれるのか、ちょっと難しい点があるのかなというようなこととか、本別は今後の需要が多くなればこれについては検討しなければならないというふうにしております。清水は既存施設の対応ということで、今清水霊園敷地内の納骨堂で検討しているということで、使用条件等は未整備ということがあります。確かにいろんな課題がありまして、墓地、埋葬等に関する法律等とか、いろんな部分、あるいは共同墓地の管理運営にかかわる基準等もあるのですけれども、非常に難しい課題もありまして、そう簡単にはいかないのかなというようなことです。ただ、状況としてはそういう認識というのですか、少子化とか、いろんな部分とか、あるいは近くにおられないとか、私は大きいのは確かに見られる方がいなくなるというようなことなのですけれども、もう一つは経済的な理由もあるのではないかというようなことを自分の中では思っております。だから、そういう方たちも本当にどういうふうに先祖をそういうふうな供養をしていくのかというところでは本当に悩まれているのかなというようなことです。そういうようなことを含めまして、私どもといたしましてはニーズを把握するということなのですけれども、課題もありますし、検討させていただきたいということで、住民の要望がどのくらいあるのかというところを調査することが必要だと思っていますので、その辺について手法とかやり方、あるいはその辺も含めてちょっと検討させていただきたいということと実際に共同墓地の設置とかというふうになりますと、またいろいろと住民のコンセンサスというか、そういうものも必要となりますし、いろんな法整備とかもありますし、現在の部分では非常に慎重に取り扱っていかなければならないというふうに認識をしておりますので、そういうふうにご理解お願いしたいなというふうに思います。以上でございます。
質問 5番 上田幸彦
今の件に関しては、非常に難しい部分は確かにあるかと思います。いずれにしても、更別村が十勝管内においてもそれについて、また北海道においてもぴかっと光るというのですか、更別に住んでよかったという、村長いつも言っていますけれども、要するにほかの町村から見て差別化された中で、更別が今後発展していったらいいなと私は常に思っておりますので、ひとつこのことも含めて今後もよろしくお願いをしたいなと思います。私からの質問については以上で終わらせていただきます。ありがとうございました。