みんなの議会

蘭越町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月12日

農業の振興についての政策等について

2021年3月12日、蘭越町議会の一般質問で、永井浩議員が「農業の振興についての政策等について」質問し、町長 金秀行が答弁しました。

質問者
永井浩 議員
答弁者
町長 金秀行

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 永井浩

私からは農業系のことでご質問させていただきます。農業後継者の担い手の確保、新規就農者の経営安定及び蘭越米、蘭越ブランドの推進など、農業の振興についての政策等についてお伺いいたします。町政推進に当たっての重点的な取組方針の2点目(1)で、農業の振興について述べられております。蘭越町の基幹産業は農業であり、蘭越米の生産にあります。蘭越町ポケット統計2020年によると、2015年のデータしか載ってないんですけども、2015年、世界農林業センサスによると農業総数、農業者総数ですね、258戸、うち専業が95戸、第一種兼業が120戸、第二種兼業が43戸となっております。また、経営耕作面積は、平成30年作物統計調査によると総面積4,000ヘクタールのうち、田が2,940ヘクタール、畑が1,060ヘクタールとあります。人口減の昨今、農家戸数の減、農業従事者の減は計り知れないものがあります。そこで次の諸点について伺います。1、農業後継者の育成や担い手確保及び生産性を高め、競争力のある農業の実現のための今後の政策とはどのようなものか。2、また、町政執行方針の13ページに記載しております、蘭越ブランドの推進のためのPR・ブランド化の政策の具体的な取組がどういうものか、お伺いいたします。

答弁 町長 金秀行

永井議員の、町政執行方針11ページの農業後継者の担い手の確保、新規就農者の経営安定及び蘭越米、蘭越ブランドの推進など、農業の振興についての政策等についてのご質問にお答えをいたします。本町農業に関しましては、議員、御指摘のとおり、農家戸数、農業従事者は減少し、基幹産業である農業の将来に強い危機感を持っておりまして、本町農業の持続的発展のため、農業後継者の育成や担い手の確保、競争力ある農業の実現、蘭越ブランドの推進など、様々な施策を図っていかなければならないと認識いたしているところでございます。議員、ご質問の1点目でございますが、町では、新規就農者・担い手の確保のため、平成27年度から蘭越町新規就農者支援事業を実施し、新規就農者の経営安定と農業後継者の振興作物の規模拡大のために必要な機械等の導入や、農地の取得・賃貸にかかる経費、その他経営安定に必要と認めた経費などに対し支援するとともに、国の農業次世代人材投資事業により、次世代を担う農業者となることを目指し、独立・自営就農する認定新規就農者に対し、町、JA、農業委員会、農業改良普及センター、生産者団体によるサポート体制を整備し支援をしているところでございます。また、生産性を高め競争力ある農業実現のためには、一層の省力化・効率化が求められておりまして、圃場の大区画化による高い農業生産性を支える道営農地整備事業による基盤整備を令和3年度は7地区において推進するとともに、経営面積拡大や労働力の減少に対応する農業技術導入の推進体制を強化するために、生産者によるスマート農業研究の取組に対し支援してまいりますので、御理解を願いたいと思います。次に、ご質問の2点目ですが、蘭越ブランド推進のための取組といたしまして、らんこし米のブランド化に大きな貢献をしている米―1グランプリinらんこしへの支援や、らんこし米商標登録の活用をはじめ、各種PR活動に努めるとともに、ブランド化には安全で安心、高品質な農作物の生産が求められることから、水稲圃場ケイ酸資材投入への支援、育苗施設での健苗の供給、温湯消毒種籾の供給などを行っているところでございます。令和3年度におきましては、新たな取組として、これまでのらんこし米テレビCМに代わり、テレビ放送の複数番組内で蘭越町の魅力を発信する取組、さらにはユーチューブによる発信を進めることとしており、これらの取組を通じ、らんこし米や温泉をはじめとする蘭越町の魅力を広く発信をしてまいります。いずれにしましても、生産者、関係団体、町の連携のもと、各種施策を推進し、本町農業の振興、らんこし米をはじめとする蘭越ブランドの推進に努めてまいりたいと存じますので、御理解を願いたいと思います。

議員の質問 5番 永井浩

予算の概要にもそのこと、いろいろな施策はたくさん書かれているんですが、これは、僕はあくまでも提案ということでお聞きしていただきたいんですけども、御存知だと思うんですけど、第一種兼業農家というのは所得を主とする、そしてほかからも所得がある、第二種兼業農家というのは農業を主としない、所得はほかのほうから多い、そして大事なところは60歳未満の世帯がいないという項目があるんですね。ということはどんどんどんどん老齢化されていく、そうしたら第一種、第二種の方は当然淘汰されていく、でも土地は残るんですね、蘭越に。その時にですね、専業農家でやっている方が90、約90あるって言ってますが、僕の同年代、62、3歳の同年代の方、すごく努力して頑張っておりますが、これが10年経ったら70超える、そしたらそこに後継者いるかどうか、これ大体概算で指、あそこの農家はいるな、いないなと折っていくと、50は、専業でやってくれる方が50いるかいないかでないかと。当然、第一種、第二種の兼業農家も淘汰されていく、でも土地は残る、そしたら単純計算で、先ほど田が2,940ヘクタール、これを50戸で割ると、だいたい平均が60町くらい、60ヘクタール、1戸あたりやっていかないとならなくなる。これ、まんべんなく、大きい所で100町くらいやっている方もいらっしゃいますけれど、じゃあそこで、先ほどあった新規就農者、かなり予算を組んでやってますよということで、新規就農者はなかなか米には手を出せないんですよね。トマトだとかそういうのから入っていって、どうしても米の場合は初期投資、設備投資が大きいから、新規就農者じゃ無理じゃないかと、当然、農家の方々もおっしゃってます。そこでどうしたらいいのかなと思ったら、やっぱり、例えば酪農から始まった農業ヘルパー制度だとか、そういうのをどんどんどんどん、制度を蘭越町でも作ってですね、そのためには、例えば富良野とかでやっているんですけど、農協さんとかと手を組んで、住まいを作って、そして蘭越にも支援住宅だとか、移住してほしいから施策は打ってますけども、例えば農業限定でヘルパーで来てくれる方には2万円でいいですよと。農家と契約してる人は。それで夏の間来てみませんかと。そこでだんだんだんだん米農家の、例えば現状だとか作業だとか勉強してもらって、今度、問題があるのは、そこで何年か修行して農業者の資格を取って、そこで第一種、第二種の兼業農家の人たちを射抜きでね、リースするなり、そこで働いて貢献してもらうということもやっていくことが、ちょっと施策としては必要じゃないのかなというのは、浅学なんですけど、農業者の高齢者が、農業に携わっていない息子に、もうだめだからってその土地を譲渡する場合、何にも、今札幌でサラリーマンやっている方が農業者になれるんです、ところが、農家やりたいって言った人が農家すぐできるかと言ったら、農地も買えない現状にありますよね。だから、そういう農業ヘルパーを、制度を作って、そして寮も作って、そして人手不足をカバーしていって、そして蘭越に残ってもらう。富良野では、あまり無理強いしてないんですよね。お試し農業ヘルパーみたいな感じで、最初は田植え期間とか稲刈り時期の忙しい時とか、そのうちだんだん環境に慣れていく。一番の問題、そういうヘルパーとか移住に対して問題なのは、まわりとの人間関係の構築ができないというところが一番大きいと書いてるんですね。そのへんのところをちょっと大胆にね、施策を打ち出さないと、確かに初期投資は高いけども、その古い機械でも最初はこれくらいで大丈夫だろうという感じで譲ってもらって、建物も譲ってもらって、農業者を増やしていくという施策を、蘭越町独自でやっていけるんじゃないかと思います。それともう一つ、当然、今、これから農地の売買、貸し借りがどんどんやって、生産者が減ると、農地は余っていますから増えていくと思います。今、基盤整備とかなんとかやっていますけれど、その地域でどうしても手をあげなかった方の土地っていうのは誰も借りてくれないんですね。売買の対象にもならなくなってきている、ましてやそこに水がついてるかどうかもはっきりしない。そういう基盤整備もそうですが、水処理だとかいろいろ許認可の必要な事務手続きがきちっと、蘭越町の田んぼの全面積はきちっと確立してなければ、いい米を作れる町ですよと言っても、米の生産量、どんどんどんどん下がっていくような気がします。この特Aの米というのは、特Aの米を維持するというのはものすごい重要なことで、大変だと思います。だから、そのためにもそういう制度をですね、新たに作って、もう10年以内くらいにでも構築する必要があるんじゃないかと思います。それとPR、宣伝の事ですが、本当に米―1の主催の役員の方々には、努力には本当に頭が下がる思いですが、ユーチューブだ、テレビ出演だというかたちでお金をかけるのもいいんですが、蘭越のある方が、関東の、東京周辺の郊外で、自分の農産物をチラシで紹介するのを撒いた、そしたら、撒くんですけどと新聞社の方に相談したら、1万枚撒いて5件反応があったらいい方ですよと言われて、一応1万枚撒いてみたら、確かにぴったり5件しか電話が来なかった、お金になったのは2件だけだったという状況だったらしいんですね。僕は、それだったらですね、こんな言葉があるんですけど、胡馬、北風に、北風ですね、いななくと言って、北方の胡の地に生まれた馬は、他国にあっても北風が吹いたらそちらの方向を向く、で、鳴く、いななくという言葉です。数年前に、難波議員が観光関係のこと、商工観光のことをやっていた時に、東京蘭越会を作るのにある程度、名簿を集めたことがありまして、やはりですね、確実な線で宣伝するためには、やはり地元出身者に買ってもらわないとということが大事だと思うんです。地元の出身者がどんどん、どんどんまわりに波及して宣伝していくということも必要ではないかと。米のブランドが売れるというのは、意外と犯罪から売れているんですね。例えば1993年、皆さん覚えている、大飢饉がありましたよね、あの時に、ある東京の電気屋の社長がですね、日本人はちゃんと日本の米を食わなきゃいけないんだということで、秋田の大潟村からあきたこまちを29トン買い付けて、闇米で、その頃、食管制度ありますから、それを6,000円で買って、5キロ6,000円で買って、自分の量販電気店で半額で売った、3,000円で。それが有名になって、テレビがどんどん行って、その社長は行政処分受けたんですけども、テレビ出演が多くなって、それであきたこまちの名前がどんどんどんどん毎日のようにテレビに載って売れていったと、あきたこまち。これ、コシヒカリもなんで魚沼産なんだと言ったら、意外と似たようなことがあって、やっぱり食管制度、闇市の時に、この米がうまいということでどんどんテレビに出演するようになったということもあります。基本的にはそういうことがないと、全国的なブランドにはなかなかなりえないので、せめて蘭越出身者の方々にこういう宣伝をして、地元の物を、出身の物を買ってくれないか、僕は、胡馬、北風にいななくというように、ふるさとからですね、そういう手紙が来たらなんとなくほろっと来て、そこからどんどんどんどん波及していくんじゃないかと思います。今の提案なんですけども、農業後継者の問題、宣伝、PRの件について提案申し上げますが、いかがなものでしょう。

答弁 町長 金秀行

永井議員のご質問にお答えします。議員、おっしゃるとおり、農家数が減少するという中で、経営面積が増大する農業者が増えております。議員がおっしゃるとおりです。今、専業やっている方々は20町、30町、そういう部分が一時、5、6町の時代から今、20町30町の時代となっているという現状です。そこで、蘭越米をきちっとブランド化していくためのですね、担い手の育成、これを本当に、議員おっしゃるとおり私も必要だというふうに考えております。そこの中で、議員が農業ヘルパーという部分を、提案をしていただきました。たまたまですね、蘭越町に、今、農業をやっている方で研修に入ってる方がおりまして、その方がそこで数年研修をして、その方が農地を譲ってもらって、農業をしたいという、実は実例があってですね、私はこれは非常に、これから後継者という、なかなかそれも育てていかなければならないんですが、一つの手法としてこれは良いことだなと、そこで研修して、自分も稲作農家としてやっていけるかどうか、その受け入れる方々も非常にありがたいですし、こういうようなことをいろんな農業施策として、今後、農業委員会という専門部署もありますので、そういう中でいろいろ協議をしながら、進めていくことも必要かなと考えているところでございます。それと、議員がおっしゃったPRの活用としてですね、地元出身者によるPR、本当にこれがですね、昔は札幌会、東京会というのが、蘭越出身の中でございました。その中で、ふるさとを思って、こちらから今のそれぞれの町の状態というものも知っていただいて、そして町外に、ふるさとから出た方々に少しでも町の良さ、協力をしてもらう、これは非常に大切なことだと思っております。いかんせん、今、札幌にある、ふるさと会については、年齢層がある程度固定となって、その下のですね、若い層までなかなか浸透してない、そういう現状にあります。そこを私は、いかに若い人方も、地元蘭越というのを知っていただいて、そしていろんな分で協力していただく、その手法をなんとか取れないかということで、内部で検討している部分もあります。東京の方においてもですね、非常に大規模な寄附を蘭越のためにしていただいてる方もいます。自分は蘭越出身で、町外に出ていって、ある程度、事業も含めて頑張った成果をですね、蘭越町のほうに寄附をしてくれる、非常にありがたいことだと思ってますし、やはり町で育った、そういう方々がふるさとを思う、そういうものをですね、大切にしながら、町のほうからもそういう仕掛けをする、これは十分大切なことだと思っておりますので、そのへんのところは、もう少し内部でどういう手法も含めて、検討をしてまいりたいと考えているところです。いずれにしても、非常に農家数減少している部分の中で、まず今、基盤整備を行って、スマート農業を推進しながらですね、大規模化に向けた農業を維持していくためにはそういう経営、コスト低減、こういう事業は事業で、私は是非推進しなければならないというふうに思っております。それと併せて、やはりブランド米の蘭越、それを残していくための担い手の育成、このへんも非常に重要でございます。国の支援、いろんな、議員がおっしゃった一つの手法、そういう部分も担当課含め、農業委員会含め、その中でですね、十分検討して、今後に向けて、我が町は、基幹産業は農業でございますので、そこを残していくために努力してまいりたいと考えております。御理解を願います。

議員の質問 5番 永井浩

ありがとうございます。やはり、今、言われた農家の方のことはちょっと耳にしておりましたし、とってもいいことだと本当に思いました。意外と入りやすいのは、兼業農家の所に入り込むというのは一番いいと思うんですね。やっぱり先ほど言った、入りやすい制度の確立をですね、なんとか、紹介して、こういう農家が空きそう、もう高齢でやれないんだけど誰かやりませんか、そのためにはここで5年間研修しませんかと、どんどんそういうPRをしていくということが大事だと思います。それでやっぱり、次には、基盤整備が行われなかった、手を挙げなかったところで取り残されたような、高齢者だからもういいからと言ってて、だけど土地は残るからだれか借りないかと言っても、基盤整備してないところはいりませんと言われてどうにもならなくなる、そういう残ったところはどうするのか、それからきちっとした本当の水利はそこに存在するのかという、本当に行政的事務手続きが完了しているかどうかってことで、農地の運用って全然変わってくると思うんですよね。その辺をきちんと確立してもらいたいということと、確かに宣伝のことについてはですね、今、個人情報の問題とかいろいろあって、なかなか裾野を広げていくということは難しいかもしれないんですけども、ふるさとから出ていった人にお願いしたらですね、1万枚撒いて5枚ということはないような、確率はずっと、支援してくれる確率は大きいと思うんですよね。少しでも蘭越米をPRして買ってもらうということを、どんどん、どんどん目指したらいいんじゃないかなと思います。いかがなものでしょう。

答弁 町長 金秀行

永井議員のご質問にお答えします。議員、おっしゃるとおり、入りやすい、そういう制度にしていくべきだというのは私も同感でございます。農業をやりやすいというか、農業に入りやすい、そういうような体制はどういうふうに取っていくのがいいのか、今は新規就農者ということでトマトを限定としてですね、何戸か入ってきていただきましたが、やはり基幹産業である農業、水田、そういうものを後継者の方々が、さらには新たな新規就農の中で、今の蘭越に入っていただいて行う、そういう体制づくりというものが十分必要だというふうに考えております。このへんのところは課題として、非常に内部でも重点的に検討しながら、できる部分から進めてまいりたいと考えているところでございます。それと、基盤整備の部分については、現在7地区で道営事業を行っておりまして、それぞれの7地区の期成会長さんを基にですね、いろいろ要望活動も行っておりますし、その内容については、それぞれ期成会長さんを通じながら、何かあったら、そういう土の問題、水の問題、そういう部分も解決をしてもらうように、期成会の中で努力はしていってもらっておりますが、全体を、町の中としてですね、そこを支援できることがあれば、私のほうは協力してまいりたいというふうに考えておりますし、土地改良区という団体もございますので、そういうものも活用しながら、米の町蘭越というものを存続させていきたいと考えておりますので、御理解を願いたいと思います。

出典:蘭越町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月12日 議事録 PDF(27ページ) 間違いを知らせる