みんなの議会

蘭越町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月12日

農業の振興についての政策等について

2024年3月12日、蘭越町議会の一般質問で、永井浩議員が「農業の振興についての政策等について」質問し、町長 金秀行が答弁しました。

質問者
永井浩 議員
答弁者
町長 金秀行

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 10番 永井浩

どうもありがとうございます。3期目の、皆さんが望んでいた結果だと思いますよ。ありがとうございます。それでは、私からですね、農業の振興についての政策等について質問させていただきます。町政執行方針11ページでですね、地域産業が元気なまちづくりにおける(1)農業の振興について述べられておりますとおり、本町における農業は町の振興発展に欠かせない主力産業です。特にらんこし米は、生産者、行政の努力でブランド力が向上しているところです。しかしながら、後継者、担い手不足、他ブランド米との競合、新たな生産技術への対応、農地の集約、クリーン農業、スマート農業と、今後生産者がクリアしなければならない大きな壁が数々あります。このような壁を乗り越えるにはどうしても設備投資が農業者の足かせとなっております。国においては、担い手確保・経営強化支援対策など、高い補助率の政策を打ち出しておりますが、これまた大きな壁でなかなか手を挙げられるものではありません。農業を巡る情勢は一層厳しい中、多様な経営体と、農地の安全、保全、安定経営、担い手育成など、本町の主力産業である農業を今後どのように維持発展させるのか、具体的な政策をお聞かせください。

答弁 町長 金秀行

永井議員の町政執行方針11ページ、農業の振興についての政策等についての御質問にお答えいたします。農業を取り巻く状況は、離農に伴う担い手不足や農地の集約、有機栽培などのクリーン農業や作業負担軽減のためのスマート農業への取組など、課題が山積しておりますことは、議員御指摘のとおりでございます。そのような中で、農家一戸当たりの耕作面積は増加をしており、継続的な設備投資が必須であり、その導入や更新が農家経営を圧迫しているものと認識をしているところでございます。国においては、農業用機械・施設の導入を支援する担い手確保・経営強化支援事業や農地利用効率化等支援交付金が措置されておりまして、本町においても申請・活用が行われております。これらの申請では、採択の決定方法に、ポイント制が取り入れられており、経営面積の拡大や農業経営の法人化、輸出の取組などの目標水準が設けられ、その合計点が高い順に採択される仕組みになっています。また、これらの制度は、経営拡大に伴う設備更新の際、再申請が可能ですが、それには前回申請時の目標達成が必須条件となっております。町内農業者においては、この目標が達成できず、再申請ができないケースが見受けられており、支援を受ける上での大きな壁になっているものと伺っております。目標の未達は、個々の経営状況など様々な要因によるものですが、申請時においても目標の設定について、担当においてもしっかりと精査を行い、ポイント制に基づいて農業者が確実に採択を受けられるよう協力してまいりたいと考えております。また、私が会長を務める北海道市町村農業農村振興対策協議会においても、事業採択の現状を訴え、採択要件の緩和や補助率の拡充を要望しておりますが、より多くの農業者が対象になるよう、国に対して予算の拡充も働きかけてまいりたいと思います。さて、本町の主力産業である農業を今後どのように維持発展させるのかとの御質問ですが、本町農業の主力は言うまでもなく、道内外で良食味米として高い評価を得ているらんこし米であります。関係機関においても、らんこし米はすごい、おいしいと常々言われており、このような他に誇れる特産物を持っていることは本町の強みであり、その強みを維持しながら一層強固な特産物に育て上げることが町や農業を維持発展させる近道であると考えております。そのためには、収益性の高い地域農業の確立に向けた生産基盤整備の促進が必要でございます。農業農村整備は、農業生産力を支える重要な役割を担っており、食料自給率向上を支えるためには、計画的な整備が不可欠なことから、事業の促進や町の独自支援も行ってまいりたいと考えております。また、町が農業者や関係機関と徹底的に議論を行い、らんこし米の新たな価値を創造し、有利販売と所得向上を実現するとともに、蘭越でお米を作ることへの誇りを醸成し、担い手の確保も進めなければならないと考えおります。具体的には、国の補助金を活用した地域ブランド確立検討会の組織化、消費者の声をただちに聴くことで農業者のモチベーション向上とPR・販路拡大を図る生産者参加型の米即売会を札幌市で開催したいと考えております。また、トマトやメロンなど他の作物についても、就農フェアに生産者を巻き込み、担い手の確保を進めるとともに、栽培上の切実な課題として懸念される高温対策など各種支援を着実に実行しながら農業者の所得向上に努めてまいりたいと考えております。いずれにしましても、農業をめぐる情勢は予断を許さず、農業者やJAなどの関係機関と連携しながら、タイミングを逸することなく適切な施策を行ってまいりますので御理解願いたいと思います。以上です。

議員の質問 10番 永井浩

今、町長もおっしゃったとおりですね、やはり、農業者のですね、次なる経営に対する、経営といいますか、営農に対する足かせっていうのは、やっぱりいろいろな面で設備投資が足かせになっていることは事実です。ポイント制の問題がありますが、やはりポイント無理ですよね。蘭越町じゃ。そして、このポイント制についてもですね、先般、国のですね、農水省のですね、予算で補正でですね、23億なんですよ。これ全国で取り合いなんですよ。だから、ここでポイント一番、これのですね、ポイントは、最低18ポイントを超えなければ対象にならない。当然、18ポイントじゃなくて、20ポイント、25ポイント取ってきた農家が優先されるわけで、どうしてもなかなか手を挙げられる問題ではないです。というのもですね、ちょっとこれ、資料いただいたんですけども、例えば現状の付加価値のですね、10%以上の付加価値増、例えば今1万2,000円で売ってるやつを1万3,500円以上で売らなければ10%以上にならないんですよ。これでたった1点なんですよ。これ農協さんに出荷してる人は絶対無理ですよね。買い付け価格決まってますから。これ、例えば、倍、自分で個人で売って倍で売れましたって言ってもですね、たった6点なんですよ。これじゃ駄目ですね。そして貿易、海外に輸出しますという目標を立てても1点なんです。実績あっても2点か3点です。これじゃあとてもとても、確かに50%なんです。これ補助率でね、それは大きいんですけども、これじゃちょっと手出せないし、手出しても3年間の間に本当に実現しているのかどうかってのはなかなか難しいですね。見極めるのに。ましてや今、今、蘭越町で政策としてやられている密苗のあれだって、あれですね、装置買ったって、300万ぐらい、それからトラクターごと変えたら、やっぱり600万、700万かかる。推奨してる農法でさえそのぐらいかかってしまうという状況です。これやっぱり農家が太刀打ちできなくなる。このままだとですね、大資本が蘭越町の全部の農家を管理一括管理して、そこの中で経営させられる、旧小作制度のような状況に陥るんじゃないかと、将来的には。そのへんのことを危惧するんですが、町長そのへんどう思われますか。

答弁 町長 金秀行

永井議員の御質問にお答えします。蘭越町の農業の現状をまず考えたときにですね、これは国の農林業センサスの中で、総農家数が264戸と、そしてこれは2020年の数値です。農業生産出荷額は26億3,000万、米が16億7,000万、野菜が6億5,000万、そういう数字が出ております。そして、農家数がやっぱり減少していると、その減少している中で、1戸当たりの経営面積は増加すると、そういう部分が増えてるから、それを作業をするために、経営規模拡大に伴って、低コスト、スマート農業、これが求められている。そして国も、今、議員とかおっしゃってるとおりですね、その補助事業の中ではポイント制とかありますが、今、国が示している食料農業農村基本法、これ4半世紀ぶりに、今、改定をするというふうに伺っております。そもそも、日本の農業の理念を定めた農業、食料農業農村基本法ですから、そこの中では食料の安定供給の確保とか、農業に有する多面的機能の発揮とか、農業の持続的な発展、その基盤としての農業の振興という、この四つの柱をもとに行ってきたけども、だんだん非常に地球環境の問題とか、農業を取り巻く情勢が非常に変わってきたということで、今、見直しを図っていると、その見直しを図ってる国の施策自体が、有機農法を中心として進めていきなさい。それと、更に農地の集積集約化による環境整備を行う、この基盤整備ですね、そういうものを行っていきなさい。そのためにはスマート農業をはじめとした新技術、新品種の導入により、生産性の向上を図りなさい。国がそういうふうなことを言ってる。そのためのいろんな交付金というのが、今、出されております。議員おっしゃってるとおり、確かに今、農業者の、うちの農業者が使える交付金というのは、農地効率化の支援交付金、それと担い手確保の経営強化支援事業という、この二つになってます。効率化のほうは、法人、個人が300万、それと担い手確保の経営強化対策支援は法人は3,000万で、個人は1,500万。これの支援を受けられる、ポイント制なんですよね。ですから、最初はそういうポイントを取るためにそういう経営をしますよっていうかたちで、ほぼ希望されてる方は受けれることができてる、それは担当のほうの部分でも、調べた中では、そういう状況なんですが、それを更新するという部分が非常に難しくて、議員が先ほどおっしゃったようなですね、なかなかポイントに上がっていけない、そういう部分があるというふうに思ってます。それで、町のほうとしては、今、この二つの国の柱というものを基本として交付金ありますので、その部分をきちっと生産者が相談に来たときに、過度な農業経営をしてですね、そういう計画をして、あとからやっぱり大変になるという部分になってはいけない。ただし、なんとかそのポイントを取れるような、いろんな施策というものを、きちっと農業者の立場に立って相談を受けてですね、やっていくことが必要ではないかなっていうふうに考えております。というのも、国の制度がそういうふうになってきて、そこでやはり生き残っていく、そういう部分をしていくためには、機械ですとか、そういうスマート農業を進めていくためにはこれからますます必要となってくるので、それをきちっと、過度にならないような体制として農業者がポイントをある程度、経営として行っていく制度と合わせて各団体等をとおしてですね、私は今の制度自体のもっと拡充とかですね、予算の確保、そういうことをどんどん訴えることによって、予算確保されると、いろんなその制度的な部分というのも、もう少し広がってきて、農業者の目指すいろんな施策がとれるんではないかなと思ってるんです。特に北海道は、日本の食料基地として重要なこれから役割を担っていく、これはもう間違いないと思います。それで、その中でも農業者がやっぱり大変な状況だっていうのをですね、私も議員からの質問を受けましたし、やっぱりいろんな担当から話を聞くと、そのポイント制によってなかなか制度に乗っていけない。そうすると、何をしてあげるのが一番いいのかっていうと、次の経営をきちっと話し合いながら、なるべくポイントを取って制度化に乗っていけるような体制を、当面はきちっと職員として、指導関係機関等含めて指導を図るということと、やはりそのポイント制だけじゃなく、いろんな補助の拡大というか、そういうものをこれからの農業を推進していくためには訴えていく、そういう二つの役割を持って、今は進めていくことが必要ではないかなというふうに考えておりますので、御理解を願いたいと思います。

議員の質問 10番 永井浩

大体私のですね、質問趣旨に沿っていただいた、お答えいただきましてありがたいと思いますが、今、ちょっとこないだ、ちょっと政治家のですね、セミナーがあったときに伺ったんですけども、CO2の問題でですね、これからクリーン農法、スマート農法どんどん進めていくと、例えばその地域で発電してる自然風力など、エネルギー、自然エネルギーから発電して、それを蓄電して、それを電気分解して水素を作って、その水素で農業機械を動かす。だから、そういうようなですね、状況に今後なっていくと、全く本当にもう次元の違うような燃料政策、エネルギー政策になってくる、それがやっぱり農業からやっていきたいというような話をする、その政治家が言ってましたけども、おそらく何年か経つと、もうその水素エネルギーでですね、トラクターが走ってるような時代になると思います。それに伴い、やはりですね、将来どんどんどんどん価格も高騰していく中にあって、町長の今、言った、いろんなところに政策を広げてもらうよう要望するというのは本当にありがたいものだと思います。今、農業、国でもですね、農業は、防衛力に次ぐ安全保障だという考えでいます。防衛省で48兆円だか、46兆円のつきましたけども、農業はそれ以上にですね、敵が攻めてきて防御してる間に国民が餓死するようなことのないように、今、ほとんど世界の今、食品の種はもうアメリカに管理されてるのと同じですから、そういう面ではですね、やはり農業、特に農村地帯のですね、この地域においては、しっかり自分たちの営農を守っていくという観点が必要だと思います。これ、ちょっと話はですね、違う方向からになりますが、現在ですね、歴代の町村長、近隣町村長とですね、要望陳情活動によってですね、今、高規格道路、それから新幹線が同時工事、同時にやられてるこの後志管内、全国でですね、高速道路と新幹線を同時にですね、やってる地域ってのは、北海道ではなくて、全国でこの後志管内だけなんですよ。これは、これだけその町村長のですね、要望活動、陳情活動っていうのは、実を結んだ政策っていうのは本当にないと思います。地域住民として本当にありがたいと思う。これと同じようにですね、これがですね、今、ニセコの問題もあるけど、今、この今国会が予算通ると、今、倶知安まで工事やってますけど高速道路、倶知安蘭越間のうち、倶知安ニセコ間が着工されます。これは恐ろしい速さです。考えれば、これもやはり政治家の先生が言ってましたけど、本当各町村長のですね、要望活動、陳情活動、国土交通省に頭を下げ、財務省に行って頭を下げ、政治家に、議員会館回って政治家に頭を下げ、この結果が実ったと言ってました。それと同じように、今、先ほど町長が言われたとおり、農業政策においてもですね、新たなですね、国の国策としてですね、農業政策がですね、もっともっと農業者に優しい政策を作れるようですね、要望活動、例えば近隣町村とも、同じような立場の町村が、全道の町村を集めてですね、農業基盤の町村長とですね、要望活動をですね、何て言うんですかね、どんどんどんどん行っていただきたい、そして政策を何とか作ってもらいたいと思いますが、いかがなものでしょう。

答弁 町長 金秀行

永井議員の御質問にお答えします。本当、議員おっしゃってるとおりですね、農業の果たす役割っていうのはこれからますます重要になってくると思います。そのような中で、やはり日本の農業を進めていくっていう中では、自給率、自給力をですね、率を高めなきゃなんないと思うんですよね。北海道は200%以上あります。だけど日本の中ではまだまだ低いんですね。ですから、そこをきちっと北海道として果たす役割という部分をですね、きちっとこれから安心安全な農産物を提供していって、そして自給率を上げていく、そういう役割も北海道はきちっと持ってると思うんです。そういう役割を果たしていくためには、生産者が安心安全に、そして農業を続けていける、そういうようなことがないと、私はならない。そのために、私ども、いろんな部分の中で、国に対してこれからも訴えていきたい。私も、今、農業農村対策協議会という、全道の首長方が農業やってるとこが全部入ってるところの、おかげさんで会長をやらせてもらっております。国会の、農水省をはじめ、各いろんな大臣、政務官、そして担当者にもいろんな話をする機会があります。こうやって、議員からも御質問いただいて、うちの農業者はこんなようなことで困ってるんだとか、やっぱりそれをきちっと基盤も合わせて整備していく、それには国が率先してそういう事業をきちっとやっていかないと、日本の農業は守っていけないんだということを、今後もやはり訴えていかないとならないと思うし、さらにそのポイント制も含めて、きちっと枠を拡大したりとか、交付金の事業を増やすことによって、いろんな制度も生まれてくる。その中で、職員がきちっとその制度をいち早く熟知して、生産者に希望をとってですね、事業を実施するような、そんなような体制をこれからもとっていかなければならないというふうに考えております。担当のほうの部分からいくとですね、国の政策って、ころころころころ変わってきます。その変わったのを、短時間のうちに生産者の方に周知をかけて、そしていかに有利な事業に乗っていけるかという部分で、大変苦労しているのが現状です。そういう部分を含めてですね、いろんな制度が入ってきた、それも生産者のほうにいち早く情報を提供していって、職員共々、有利な交付金に乗って事業展開ができる、それと合わせて生産者が安心して農業をやっていける、そういう制度拡充というか、そういうものに、私どももいろんな団体とおしてですね、国に活動していきたいというふうに考えております。御理解のほどよろしくお願いしたいと思います。

議員の質問 10番 永井浩

それではですね、似たような質問になりますが、らんこし米の有機栽培について、質問させていただきます。町政執行方針13ページで、町内で進められている日本酒の醸造所に対しての原材料の供給確保などに努力してまいりますとありますが、先般のテレビ、新聞報道で周知されました醸造所建設で、本町の産業観光の一翼を担う新たな産業として大変嬉しく、大いに期待し、協力を惜しまないと思っております。記者会見では、杜氏様が有機栽培のらんこし米を使い、おいしい発泡日本酒をつくるとおっしゃっておりましたが、現在、蘭越町での有機栽培、らんこし米の生産状況について伺いたく、また、酒蔵に使うための有機栽培らんこし米でだけでなく、今後のらんこし米のブランド力向上のためにも、有機栽培のらんこし米生産が必要不可欠となると考えるが、今後の政策を伺いたい。

答弁 町長 金秀行

永井議員のらんこし米の有機栽培についての御質問にお答えをいたします。先月、発表しました森ノ醸造所建設については、議員がおっしゃるとおり、町内の産業や観光の発展に大きく寄与する期待の施設であると考えております。当日の記者会見においては、代表取締役が、らんこし米ななつぼしを使い、スパークリング日本酒を醸造すると発表しましたが、その栽培は有機によるものと述べられました。有機農業については、有機農業の推進に関する法律において、科学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと、並びに遺伝子組換技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産方法を用いて行われる農業と定義づけられております。JAS法に基づき、登録認証機関が検査し適合した生産が行われていると認証された事業者だけが有機JASマークを使うことができます。さて、議員御質問の、現在、蘭越町での有機栽培らんこし米の生産状況についてですが、町内では農業者で構成するやすらぎと癒しの里42会員が、環境保全型農業直接支払の交付を受けて、環境保全型農業を推進しております。そのメニューの一つとして有機農業の取組が行われております。その中で有機JASの認証を受けた方は1名で、面積はおよそ4.7ヘクタール、今年の1反当たりの収量は4俵前後という状況を伺っております。また、認証を受けるためには2年間の準備期間が必要ですが、取得に向け準備を進めている方や、今年から取組を進める予定の方が3名いると伺っております。醸造所では、来年10月から製造を開始する際、300俵、約18トンのお米が必要で、必ずしも有機JASの認証を受けなくとも有機による栽培であればよいと伺っています。なお、現在、有機栽培に取り組む農業者には売り手を確保している方もおりますことから、醸造所への供給が可能か調査を進めていくとともに、農業委員会にも相談し、協力体制を整え、新たに有機栽培に取り組んでいただく方を募って、必要な原料の確保に向け準備を進める必要があると考えているところでございます。いずれにしても、新たな企業の進出により、本町の産業や雇用など大きな効果が期待されることから、生産者の協力をいただくよう努めてまいりたいと考えております。次に、有機栽培に係る今後の政策についてですが、有機栽培については、世界的な流れであり、引き続き取り組んでいかなければならないと考えおりますが、その一方で、収量減、雑草の繁茂、病害虫の発生など有機農業のリスクが農家経営を圧迫することも懸念をされております。先ほど申し上げたとおり、本町においては、環境保全型農業直接支払交付金を受けて、有機農業の取組が進められております。その一方で、現在、らんこし米は生産者の努力により、安全・安心なブランド米として高い評価を得ており、必ずしも有機栽培への取組み機運は高まっているとは思っておりません。このようなことから、農業者自らが有機農業の取組を希望する方には、有機農業の知識や技術など、国の制度や情報提供に努めてまいりたいと考えております。有機栽培は、環境への配慮に役割を果たしており、今後の推移を見守りながら検討してまいりたいと考えておりますので御理解を願いたいと思います。以上です。

議員の質問 10番 永井浩

もう大変なリスクがあるんですよね。この有機栽培っていうのは。それを全部が全部農業者に押し付けるってのも大変なことで、なかなか進まないっていうのが現状ってのはわかりますが、やはりブランド力のアップってのやっぱり有機、もうこれからは有機でないとだめだろうと、無農薬はちょっと当初、この醸造所の杜氏さんもらんこし米の無農薬でっていう話でした。ちょっと無農薬が無理だと、有機だと、有機でも3年かかりますよっていう話だったんですけど、今、現在、例えば今年手を挙げて、有機に変えますと言ってもですね、2年間の移行期間、3年目でやっとそれが本物の有機かどうかを認定してもらって、やっと実質有機になるという状況だということで、本当にリスクはあるんですけども、やはり機運を高めていかないとならないと思うんですよね。やっぱり、行政がですね、ちょっとリードしてですね、奨励していって有機栽培を広めていくということが大事だと思うんです。例えば、蘭越町で、らんこし米がこれほどブランド力を持った大きな要因っていうのは、大きく分けて二つあったと思うんです。例えば、育苗施設の建設、これでですね、安定的な安全な苗を作って、よりおいしいらんこし米を作りましょうということで建てました。その次、低タンパク米の生産、6.2以下でしたっけね。それぞれですね、大変な猛反対と、行政側もサンドバック状態になったことを、私はまだその頃は議員ではありませんが、よく覚えておりますし、逆に本当にそんなことできるのかという状況でした。しかしながら、この政策が今のらんこし米を育てた、ブランド力に達成してるわけです。そして、生産者の意識改革が行われて、今ではですね、米Ü1グランプリで、開催して、蘭越の米はどうだと胸を張ってですね、堂々と宣言して、そこでチャンピオンを獲れるような、また入賞できるような米に育て上げた。やはり、始めるときはどうしてもですね、いろんなことがあると思いますが、やっぱり勇気を持ってやっていくということが、これはらんこし米だけじゃなくて、例えば新規就農者がトマトから入りますよって言っても、トマトの有機栽培はかなりの商品価値がありますので、やはり安定的な経営に役に立つのではないかと。だから、今、私はね、らんこし米から入りましたけども、らんこし米だけでなく、蘭越町の農業ってのは有機栽培で持ってますよっていうぐらいのことをですね、考えていかなければならないんじゃないかなと。その施策の一つとしてですね、例えば、国の政策で有機の促進のために、オーガニックビレッジ政策というのがあったりして、これは北海道では安平町しかやってないんですけども、宣言すればいいらしいんですよ。それ宣言してどんどんやってますって言って、結果は見せなくてもいいんです。それで何か1,200万ぐらいもらえるらしいんですけども、そういうお金を使いながらですね、それ有機にチャレンジしている人たちに、リスク軽減させていくとか、そういうことも考えればいいんじゃないかなと思いますが、いかがなものでしょうか。

答弁 町長 金秀行

永井議員の御質問にお答えします。まず醸造所に関してはですね、せっかく蘭越で醸造所を造って、そしておいしいらんこし米をさらにお酒もPRしながら進めていきたいということからいくと、やはり私は町を挙げていろんな協力体制をとって、なんとか杜氏が望んでいる、そういう米をですね、関係機関、来年仕込むということですから、今年からそういう協力者を募りながら進めていかなければならない。それには協力、それと有機やるためには減収になりますので、やっぱり単価がいくらぐらいで契約できるかっていうのが非常に大事な部分だと思います。普通の一般的な単価ではできないわけです。ですから、そのへんのところも、きちっと会社のほう、さらには協力してる方々、そういうところも町のほうで聞き取りをしながら、いろんな関係機関使ってなんとかして、やっぱりそういう米を提供できる体制はとっていかなければならないっていうことは、まず強く感じているところです。それと併せて、今の日本の農業っていうのは、有機に確かにシフトをしていることは間違いないです。先ほど言った食料農業農村基本法の部分の中でも、有機を中心としながら、各種いろんな施策をしていくっていうことは、明確に今の中では謳っております。ただ、それをすぐに全部がですね、進めていくっていうのはやっぱりかなりリスクがあると思います。らんこし米っていうのは、今、安心・安全、先ほど議員が言っていただいた育苗施設とか、低タンパク、6.8以下とか、そういう7.3以下とか、そういう部分の中を十分満たして、全国に発信できる、そういうブランド米です。ですから、それはそれで維持しながら、これからの時代ってのはやっぱり有機っていうのは必ず必要になってくると。それで、私のほうとしては、今、担当のほうで検討している蘭越町のブランド確立検討委員会っていうのをですね、各関係機関を集めて、それをまず組織化をする、今年度、是非、今年度とか令和6年度、その組織化に向けてですね、それをきちっと動きをしたいというふうに思ってます。生産者を含めながら、各いろんな関係機関が集まって、そして国の機関とか、道の機関とか、そういう一緒に協力している方々も集まった中で、その蘭越のブランド力をどう向上させていくかということを、これをきちっと話をしてもらう。その中にやはり有機というものは、これはやっぱり入ってくるというふうに思ってます。そういう検討会のいろんな御意見をいただいて、そしてさらには農業委員会、関係機関に、議会もそうですが、今こういうような流れになってて、これから町の施策としては新たなこういうものをとっていきたい、そういうような一つの答申をしていただけるような組織が、今、なんとしても、作り上げてですね、次に向けて進めていけたらというのが、今の私どものお考えでございますので、御理解を願えればというふうに思います。以上です。

議員の質問 10番 永井浩

先般のですね、議員研修のときに後志の振興局長いらしてくれてましたが、その中にも、らんこし米のブランド力、もう一つ何か欲しいですねっていう話をより強いですね、配信力、数量はそれだけでいいんですかとか、全国には足りないんじゃないですかとか、それからもう一つブランド力になる、その力のが一つ欲しいですねって言ってましたので、やはり有機っていうのは一つの武器になるんじゃないかなと思います。これを進めるに当たりましてですね、特栽米のグループで癒しの里、先ほど町長、おっしゃってますが、その方々とですね、合わせてですね、一緒に取り組んでみてはどうかという、特栽米と一緒になって取り組んでいくという方法もあるのではないかと思います。いずれにしろですね、考え方がですね、町長、同じような考え方で進んでくれるということですし、今回、醸造所ができるということで、有機ということで、農業者がかなり前からですね、話し合っておいて、大体、今、取り組みしようかって手を挙げてくる農家が7件ぐらいあるんじゃないかと。1年間に使う米の量が大体10ヘクタール、10町歩ぐらい必要だろうと言われてます。10町をですね、一つの農業体で作ることは絶対無理だと思いますので、何とかそういう仲間たち、有機の仲間たちをですね、増やしていくような政策をお願いしたいなと思います。

答弁 町長 金秀行

永井議員の御質問にお答えします。議員おっしゃってくれた特別栽培米とか、今やってる方々っていうのは、町でいくと約48戸ぐらい。それとイエスクリーン米、それが13戸、そして癒しの里41戸という部分の中でですね、それぞれそうい有機を目指して、低農薬のお米を生産してくれております。そういう方々の協力を得ながらですね、まずは、私は醸造所という、せっかく来てくれる方が、蘭越から新たな、それも食用米で挑戦したいっていう大変ありがたい、本当に大丈夫かという部分もあるんですが、自信を持って、ななつぼしで勝負したいんだっていうことですので、生産者の皆さんの協力を得て、是非とも町民の皆さんが、これできてよかった、飲んでもらってやっぱりおいしい、うちの特産品になるというような部分で側面からいろんな協力をしていきたいというふうに考えております。それと併せて、これからの農業というものは、やっぱり有機というものはやっぱり外されないっていう時代が来ます。そのへんのところを、農業者の皆さんにもいろんな研修会を含めて、そういう情報提供をする場、そういうとこから認識を高めてもらう、そういうことも必要だと思います。これからの蘭越生き残りをかけていくためには、農業を中心としながら、やっぱりブランド米であるらんこし米というものを、さらに全国に知っていただく、そのための施策というものを、関係機関を含めて、町の担当職員共々ですね、全力で取り組んでまいりたいというふうに考えております。御理解を願いたいと思います。

議員の質問 10番 永井浩

らんこし米、ななつぼしやるって言ったときは、なんか今まで酒米でね、蘭越でも山田錦を作って、蘭越で作ったで山田錦でやろうぜって試験栽培もしましたが、ちょっとなんか肩透かしだったんですけど、逆に嬉しいことに、らんこし米がどんどんどんどん食用米でやっていくということで、逆にまた新たな楽しみもできましたし、先般、昨年育てたですね、百万石と山田錦、珍しく絶対ありえない、両方混ぜたですね、日本酒が試験的にこの杜氏さんが作ってくれるということで、商工労働観光課長がですね、担いで持ってってですね、今、いろいろあって4月にできてくるという話を楽しみにしてますが、また新たなですね、それはそれで1年限りの夢ですが、楽しみですが、今後、有機のらんこし米を使ったですね、世界につながるですね、全く世界につながる杜氏さんですので、つながるものがですね、お酒が蘭越から出荷されるっていうことは本当に喜ばしいことですので、協力は惜しまないつもりでいますので、蘭越町のほうも、これから益々のですね、有機栽培の発展をですね、する政策をお願いしたいと思いまして質問を終わります。

答弁 町長 金秀行

永井議員の御質問にお答えします。議員おっしゃっていただいた研修農場のところで、酒米を育てました。ある程度、それできた部分をですね、昨年秋に収穫をして、今、杜氏が来る、今、山梨の会社、七賢というところでお酒を作ってもらってます。それができた、できて、まずは試験というかたちもあって、幽泉閣の部分の中で、町民に向けて販売も少しは考えていきたいなというふうに思ってますし、そういうお酒が、次は食用米でできるんだというような部分も、いろんな部分で試験でやった部分ありますから、町のほうでも、それを買いながら、いろんなところで皆さんで飲んでもらう、そういう機会も、是非設けたいなというふうには思っているところです。いずれにしてもその醸造所の部分と、これからの農業の有機という部分は、大切、大事なことだという部分は認識をしておりますので、生産者の皆さんにもいろんな情報を提供できる、そんなような、担当としても協議しながら進めてまいりたい。そして、らんこし米っていうのが、より一段アップされるような、ブランド米になるよう努力してまいりたいというふうに思っております。御理解を願います。

議員の質問 10番 永井浩

終わります。

出典:蘭越町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月12日 議事録 PDF(22ページ) 間違いを知らせる