蘭越町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月16日
日本海沿岸地震による被害想定について
2025年6月16日、蘭越町議会の一般質問で、永井浩議員が「日本海沿岸地震による被害想定について」質問し、町長 金秀行が答弁しました。
- 質問者
- 永井浩 議員
- 答弁者
- 町長 金秀行
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 10番 永井浩
私からはですね、先般、報道がありました日本海沿岸地震による被害想定について御質問させていただきます。先般、6月3日、北海道が発生率こそ低いが、マグニチュード7超の地震による北海道日本海側33市町村の津波到着時間、津波の高さ、津波による犠牲者数などの被害想定を公表しました。本町では発生時期や時間帯など条件により数字は変化するものと思いますが、犠牲者が100名、津波の到達時間が10分、高さが18メーターと想定され、また、土砂崩れやUPZ内の対応など、あまりにも甚大すぎる数字が出ております。4日に新聞各社で一斉に記事になっており、町民も不安な状況と思いますし、特に港地区の方々の不安はただならぬものと推察いたします。最近では、太平洋側、十勝沖、釧路沖で多数の地震が発生しているところです。この度の北海道の公表について、町民に対し何らかの発信が必要だと思いますが、町長の所見を伺います。
答弁 町長 金秀行
永井議員の日本海沿岸地震による被害想定についての御質問にお答えをします。北海道は、6月3日に日本海沿岸を震源とした被害想定を公表をしたところでございます。その内容については、議員がただいまお話をされたとおりでございますが、蘭越町の被害状況においては、犠牲者が100名、津波第一波到達時間10分、最大津波高18メーター、平成29年に北海道日本海沿岸の津波浸水想定で公表されている最大津波高の変更はありませんが、被害想定の項目が追加となったものでございます。港地区においては、蘭越町でも唯一、海に面した地域で津波の被害が想定される区域でございます。そのため、毎年定期的に津波に対する避難訓練を実施し、日頃から防災意識を高めていただいているところでございます。また、町といたしましても、新たな避難場所と一時的に避難所として機能を有する港地区津波避難タワーを令和3年度に建設し、港地区住民の生命と身体の安全を守ることを目的に、万が一の有事の際の備えを行い、対策を講じているところでございます。さて、議員から、この度の北海道の公表について、町民になんらかの発信が必要だと思うとの御意見でございます。これまでの経緯でございますが、内容が公表となる前の5月22日に北海道危機対策局職員が来庁され、内容の説明を受け、被害想定を6月3日に公表したいと申し出がございました。限られた期間の中ですが、港地区への方々へ、公表までに何かしらの情報提供と、場合によっては住民説明会も必要ではないかと判断をいたし、港地区の意見を把握するよう、担当職員へ指示をいたしたところでございます。5月26日に港地区、各町内会代表5名にお集まりをいただき、この度の公表の概要を事前にお知らせするとともに、住民説明会の開催の要否について御意見を伺ったところでございます。その結果、津波の予想などは今までと変わらず、被害想定が付け加えられたものであることから、改まっての早急な住民説明会は必要はないのではないかと意見を受けたところでございます。このことから、今後、港地区の住民に対しては、津波被害に対する認識を今一度確認していただくために、被害想定の概要版を各家庭に配布し、周知を行っていきたいと考えております。また、広報誌等で町民にも周知することも進めてまいりたいと考えております。港地域においては、今まで以上に、日頃から身の回りの備えと津波に対する避難意識の向上に努めていただけるよう、町といたしましても、津波避難訓練などの場面を通じて、安心して生活ができるよう対策を講じてまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。以上です。
議員の質問 10番 永井浩
蘭越町はですね、町長の御努力があって避難タワーが早期に建設されているんですけど、18メーターの津波だったらあの建物飲み込まれてしまうんじゃないかなって思っちゃいますね。それと、この犠牲者数は各地域でもいろんな防潮堤とか何とかを設置してるんですけども、その設置してない状況の、ゼロの状況での発表で、どれだけ施設で減圧されるかは推定されてないんです。確かに。ただ、今、言ったようにですね、あくまでもこれ言った学者がですね、言った言葉なんですけども、自分で判断して逃げることで助かる確率は格段に上がるって書いてるんですよね。全く、被害者が、どう勝手にもう、とにかくあんた方に任すから勝手に逃げてくれっていうような感じで、それでちょっと無責任な、国の支援が不可欠って書いてある、その国の支援どういうものがあるのかも全然示されてないんです。それで、今、話題になったのは、私も投げかけたのは港地区なんですけども、18メーターの津波だとどこまで遡上しますかっていうことなんですが、生命だけじゃなく、あそこ尻別川沿いにずっと御成地区、三和地区まで、名駒、御成地区まで水田が広がってますけども、もう一発で終わりですね。もうね、水上がっちゃったらね、水田。復旧するのに海水排水します。塩分の強い水が入った場合に、蘭越町の産業として保てるだけ復旧ができるのかどうかとかですね、そういう話し合いもあるだろうし、それから唯一、道新でですね、UPZに対してのことについて書いているんですけども、面白いのが、30分以上の停電が続いたときはですね、屋内に避難してくださいって書いてるんですね。7.5のね、地震で屋内なんてどこにあるのかなと思いますよね。もしかしたら、建物があったって、火災で燃えてるところどうやって逃げるんだっていう。このへんについても、もうこれは泊周辺で災害、思ったんですけど、UPZは周辺じゃなくて、もう30キロ以内だったら蘭越もっともっと入っちゃうんです。そのへんについての対策を全く発表されてないので、これ、町長ね、これ道と国に対してですね、どういう手順でどうすればいいんだっていうことを、これはもうかなりきつく言って、対応策を考えてくれって言うしかないんじゃないかなと思うんですけど、そのへんについてどうでしょうか。
答弁 町長 金秀行
永井議員の再質問にお答えします。議員おっしゃってるとおりですね、日本海沿岸でマグニチュード7を超える最大クラスの地震が発生した被害を想定して、今回、新聞報道がされたっていう部分です。ただですね、この蘭越でいったら最大18メーターっていうふうになってますが、この部分については、昔のその津波の部分とそんなに変わってないんですよね。っていうのは、蘭越町でも津波に対するハザードマップ、これは道からも公表されてますが、あの全部が全て18メーターで来るっていうわけではないんですよね。ですから、それぞれあそこ、海岸のエリアがあって、そのエリアに第1波が来たときに、18メーターの部分もあれば、もう少し中側ではそれぞれ何メーター、何メーターっていう、そういうマップによってですね、示されている部分があるんです。ですから、今の津波避難タワーのある場所については、十分、その津波が来ても、対応できる、そういうような部分の中で設計しながら作ってきてるという部分があることを、まずは御理解願いたいなというふうに思っています。ただ、議員おっしゃってるとおり、ただそれだけ書かれるとですね、皆さんはもうみんなが全部18メーターで、あそこの港地域が全て覆われるだろうという部分の不安があるということは間違いないというふうに私も思いましたので、ですから道の職員が来たときに、公表することはいいけど、そのことによって、相当不安を招くことがあるので、その対策をきちっとしてもらいたいということはお話をしております。それと併せて、私は事前に、先ほど答弁させていただきましたが、港地域の方々には、こういう状況があるので、報道がされるけども、今の状況の部分の中では十分ですね、対応っていうか、その部分が、津波高ですね、その部分は対応が可能なので、それぞれの五つぐらいに分かれてますが、その対策をそれぞれ講じていただきたい。一番問題なのは、港地域っていうのは高齢者も多いので、避難するときに要援護者ですね、その対策っていうのはやっぱりきちっとしておかなきゃならないんですよね。ですから、港地域においては、誰がどの人を連れて行って、どの場所に行くっていう、そういうことも、実は決めております。蘭越町の中においても、ほぼ、要援護者対策というものを各地域ごとに定めてですね、取り組んでおりますが、港地区は唯一、一番早くそのことを決めて、これまでも取り組んできた経緯にあるという部分でございます。それと、議員がおっしゃった、いかに泊発電の関係とかですね、そういう部分の中でどれだけの影響があるのか、そういうことも含めて、発電所に関してはUPZ圏内30キロ圏内の北海道が中心となっている協議会がありますので、今後、その協議会等においてですね、今回の津波の報道に関してどのような対策を北海道として、国としてとっていくのか、それに対して町村の中のいろんな意見も求められていくと思いますので、その状況によって私も要請をしていきたいというふうに思ってます。ただ、今、考えるのは、こういうことが出るとですね、町村独自でいろんな対応をとるっていうのは無理なんです。やはり、国、道が財政的支援とか、いろんな対策とか、そういうものも含めてきちっと対応していってもらう、そして協力をしてもらう。そのことが私は大切だなというふうに考えておりますので、議員からおっしゃられた、そういう部分も含めて関係する省庁については今後もですね、十分連携を密にしながら、町にとっての要望活動も続けていきたいというふうに考えておりますので御理解を願いたいと思います。以上でございます。
議員の質問 10番 永井浩
確かにですね、出てるんですけど、ある町の防災担当者がいたずらに数字だけが独り歩きするのが怖いという意見が出てます。確かに、いたずらに数字が出てしまうと、私のような質問をする議員がたくさん出てくると思うんですが、ただ、やっぱりそういう想定があるんだったら、今、町長がおっしゃったとおりですね、もう個別のですね、町村単位でこんなの絶対対応なんてできないので、ちゃんとこういうことを対策しますよっていうことをですね、同時に発表してくれないと困るし、それと泊原発については、最大規模の津波想定して今、工事をやり直して、防潮提を作り直しているんです。それでないと許可が下りないと。やっぱりある程度、想定が最大限のものがあるならそれに合わせてですね、対策を練っていかないとならないと思います。島牧村なんて1,200人亡くなるって書いてあるし、島牧村1,280人しかいなかったと思うんです。その内80人以上は町外にいると思うので、町が全滅しちゃうっていうような状況で、これ聞いたらびっくりしちゃいますよね。だから、やはりきちっと発表するからには、それなりの対策を練ってもらわないと困るっていうことを、やっぱり今後言い続けていただきたいなと思います。いかがなものでしょう。
答弁 町長 金秀行
永井議員の再質問にお答えします。道としてもですね、この公表については不安を煽るものではないっていうふうなことをお話をしておりますけども、実際に出てしまうと、議員おっしゃってるとおりですね、住民はいつ来るんだろう、そのときどういう対応をしなければならないんだろうって、やっぱり不安に思うんですよね。この数値を知ることによって、防災意識というものをより一層高めてもらうということも、確かに、道のほうでの目的の一つっていうのは理解するところもありますが、私としては、やはりこれが出た以上ですね、再度、また毎年、津波避難訓練もしておりますが、いろんな人方により多く集まってもらってですね、津波の恐ろしさ、そして、そのときにどういう対応をするのかっていう部分を住民にも理解してもらうとともに、今後ですね、また施設の維持とか、さらには対応、その部分については費用がかかる部分がありますので、十分そのことについては、道、国のほうに要請をしていきたいというふうに思っております。いずれにしても、こういういつ来るか分からないっていう災害ですから、そのときの対応のためには、日頃からそれぞれ町、関係機関を含めて、いつなんどきでも対応できるという体制はきちっと取りながらですね、進めていかなければならないというふうに考えておりますので、うちの防災計画等もある中で、日頃からいろんな訓練もしてますが、いつなんどき起こりうる災害に対応できるような、職員の迅速な対応、さらには住民の方々へのですね、いろんな訓練、それも十分これからも重要視しながら進めてまいりたいなというふうに考えておりますので御理解を願いたいと思います。以上です。
議員の質問 10番 永井浩
答弁は要らないんですが、この4,000人程度の町で、これだけ防災意識の高い町っていうのは、意外とほかにないんですよね。それに対する予算だとか政策を立てているところあんまり聞きません。町政っていうのは、住民の身体、生命、財産をどれだけ守れるかということにかかっていると思いますので、これからもですね、より効果的なですね、対策を練ってもらいたいなと思って、質問を終わります。
議員の質問 10番 永井浩
いいです。