みんなの議会

蘭越町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月16日

景観条例について

2020年9月16日、蘭越町議会の一般質問で、熊谷雅幸議員が「景観条例について」質問し、町長 金秀行が答弁しました。

質問者
熊谷雅幸 議員
答弁者
町長 金秀行

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 10番 熊谷雅幸

私から1点お願いいたします。景観条例について、蘭越町では平成17年度に、蘭越町こぶし咲くふるさと景観条例が制定され運用されています。しかし、その後、近隣の町村では、海外資本の高層ホテルなどが進出したり、また、携帯電話の支柱が建設されたりと、地域の情景は大きく様変わりしてきました。今後、蘭越らしさを出していくという理念のもと、例えば、景観に配慮すべき地域においては、ある程度の高さや、景観に影響を与える構築物に対して、建設前にそれらを審議する組織などをつくり、今後の地域づくりに役立つかどうかを考えていくことも必要と考えます。また、町がどのような形で発展していく事が望ましいのかを十分考え、条例などを整備していく必要があると思いますが、考えをお伺い致します。

答弁 町長 金秀行

熊谷議員の、景観条例についての御質問にお答え致します。近年、ニセコエリア周辺は、外国資本による土地取引や投資・開発が相次ぎ、地価は高騰し、本町においても、国土法に基づく1万平方メートル以上の土地取引や外国資本による投資取引も数多く見受けられるようになり、議員が将来にわたる蘭越町内での開発行為に伴う景観形成について懸念されていることは、私も同感でございます。23本町の景観保全については、平成17年3月に蘭越町こぶし咲くふるさと景観条例を制定し、廃棄物の適正管理、生活環境の保全、開発事業の適正化など、一定の制限のもと、良好な景観づくりを図ることを目的に運用してまいりました。その後、北海道では平成20年に北海道景観条例を制定し、一定の基準を超える建築物や開発行為を行う場合には、事前に知事への届出が必要となり、さらに、本町を含む羊蹄山ろく町村は道内で唯一、羊蹄山麓広域景観形成推進地域に指定され、建築等の規制や景観配慮規制が他の市町村に比べ厳しいものとなっております。これにより、蘭越町全域が北海道景観条例等に基づく規制等の適用を受けることで北海道が届出の窓口となることから、平成20年9月に蘭越町こぶし咲くふるさと景観条例の開発行為に係る届出・規制等の全文を条例から削除の上、現在に至っているところでございます。議員御質問の景観への配慮・影響についてですが、建物の新築・増築等を行う場合には、本町を含む羊蹄山麓広域景観形成推進地域では、一例を上げますと、高さ10メートル、延べ面積千1,000平方メートル以上が届出の対象となり、加えて、羊蹄山、ニセコ連峰、昆布岳等と周囲の山並み、尻別川やその支流等の景観資源に対して配慮することや、建物景色、色合いの調和についても規制されているところでございます。こうしたことから、今後も一定の基準を超える建築物や開発行為を行う場合には、北海道景観条例等に基づく開発行為の規制等の適用を受けつつ、その一方で近年ニセコ地域における大規模開発等が実施され、本町においても、土地売買により宿泊施設などの計画で担当課に問い合せもあることから、町独自の開発事業等の適正化、規制として事業内容及び工事施工に係る開発事業者と町との事前協議、景観上影響を及ぼすおそれのある地域を対象とした事前景観調査蘭越町環境審議会での審査などの必要な事項を定めるため、蘭越町こぶし咲くふるさと景観条例の見直しを検討すると共に、事前に蘭越町環境審議会の意見等をいただきながら、今後の地域づくり、町の将来の発展を見据えながら景観に配慮してまいりたいと考えますので、御理解願いたいと思います。以上でございます。

議員の質問 10番 熊谷雅幸

全体を通しまして理解いたしましたが現在の条24例を見てみますと、どちらかというと自主規制的なものですね。自分たちにも、廃棄物を捨ててはいけない、廃屋を適正に処理しようという内容になっております。これらがもう少し踏み込んだものが必要なのかなというのが、私の懸念するところです。今、町長からお話あったように、道とか羊蹄山麓でかなり規制をされてきているんだなということを理解いたしました。これらを遵守しながらやっていって欲しいと思います。それでも、ここ数年見ますと、これだけ条例があったにも関わらず、相当高層な建物が建っています。これ事実上、生きているのかどうかというのは不明だなと思います。そこで質問させていただきますが、他の町村の条例、神奈川県の真鶴町というのも参考にさせていただきましたけど、町長言ったとおり10メーター以上ですね、高さについては、構築物については。建物の面積については300平米から1,000平米、多少開きがあります。その辺は各町村の考え方だと思います。そして、建設を予定する会社による住民説明会についても、これやる必要があるのかというのは検討の余地はあると思いますけど、最低でも建設に対して、地域住民や現識者などのグループによる審議なり会議は必要だなと私は思います。加えて住民説明会が必要と判断される事案においては、それも必要だという条項を付け加えておくということが、防衛上ですね、町としては必要かと思います。この辺についてはどのようにお考えか、個別の問題になりますけど、お願いします。

答弁 町長 金秀行

熊谷議員の御質問にお答えいたします。こぶし咲く蘭越町の景観条例ですね、当初制定した時は、その開発行為に関する届出等、これも先ほど答弁しましたが、入れておりました。その中で北海道が景観条例を作って、特にこの羊蹄山麓地域においては、その羊蹄山麓景観地域ということで指定をして、そして届出等含めて、開発行為の規制をしてるという、割と厳しい北海道全体の中ではこの地域は特化した部分があったので、蘭越町のこぶし景観条例からその部分を削除して、北海道に届出をされた業者が北海道から蘭越町にこういう届出があったのでどうかという意見を求めてきてる状況となっております。現在はそういう状況です。議員がおっしゃったとおり、これから25今、いろんなニセコ方面で開発計画が進めていく部分がありますので、それプラス私も、先ほどお答えしたとおり、蘭越町内の中でもそういうことを審議する、北海道は北海道で届け出て、町村に意見を求めてきた場合に町内でそういう環境審議会とかいろんなそういうものも開いた部分の中で審議した部分で申し入れるようなことが必要でないかということが一つと、議員がおっしゃったとおりですね、必要あらば住民説明会、そういうものも加えるべきだという御質問もありましたので、条例は私は改正をしたいなと、改正していきたいという考え方を持っておりますので、その辺の所は内部でもう少しですね、どういう方向がいいのか、隣の町ニセコ町も、住民等を入れた部分での説明会、こういうのも入っている部分がありますので、内部で十分調査、検討した部分の中で改正に向けて取り進めてまいりたいと考えてまいりますので、御理解を願いたいと思います。

議員の質問 10番 熊谷雅幸

中身については理解をいたしました。ちょっと懸念する点を一つお伺いしますが、高さ規制、例えば10メートルの規制があった場合は、10メートルまでは無条件で権利を与えてしまいかねないという懸念があるということが指摘されております。この問題については、10メートル以下の構築物についても、景観を損ねるおそれがある建物については、住民なり審議なりかける対象となりうるという情報も入れていく必要もあるのかなという考えをしております。町長、今、おっしゃったように、十分審議をしたり住民説明必要であればという、非常に積極的な答弁でございますので、これらについては非常に評価をさせていただきますが、その10メートル、その辺は権利になるのか、その辺を審議できるようにする、これも非常に大切な所でございますから、まあ滅多にこういうことないと思います、こういう情報も必要かなと思います、ちょっと個別の問題で申し訳ないです、これについてお伺いしたいと思います。

答弁 町長 金秀行

再質問にお答えいたします。蘭越町内でも様々な開発が今後予想されるということで、その地域、地域によっていろんな建物、26更には景観に配慮した部分の中で進めていかなかったらならないという部分は私も考えているところでございます。この条例改正にあたってもですね、まず最初に町のほうで環境審議会という組織がございますので、そこで蘭越町にとってどういう方向性がいいのかという部分、先ほど議員がおっしゃった10メートルの高さ制限も含めてですね、どの辺の所まで町のほうで関与していくべきなのか、そういうのをまず町内部だけじゃなく、環境審議会、いろんな方がいらっしゃいますので、その方々の意見を聞きながら、まず進めていきたいという考え方を持っております。これから、いろんな部分の中で今ニセコ地域、特にひらふエリア、更にはニセコエリアはどんどん、どんどん大手資本の中で開発が進んでいるところです。私は、原則的には蘭越というのは自然豊かな町ですので、やはり自然を豊かに、その中で調和が取れるようなそういう開発というものが必要ではないかと考えておりますので、その辺の所を内部で十分検討しながら、次の段階に進めてまいりたいということで御理解願いたいと思います。

議員の質問 10番 熊谷雅幸

いろいろお話はありましたけど、最後に質問させていただきます。やはり町の将来を考えますと、皆さんどう思うか分かりませんが、町に高層のコンドミニアムやホテルは必要なのかといったら、私はそうは思わないなというところでございます。町長の方針にありましたが、蘭越らしい発展ということで聞いておりますから、私もそれに賛成でございますから、やはり今後のそういう意味でどういう方向がいいのか、きちっとある程度の町の考えをきちっと出して、今後のあり方を考えていかなければならないかと思います。その辺、最後に質問させていただきまして終わりたいと思います。

答弁 町長 金秀行

熊谷議員の再質問にお答えいたします。私も、繰り返すようになると思いますけど、これから様々な開発行為が出た時に第一にやっぱり蘭越町は、豊かな自然が非常にすばらしい所だという部分の中で、これからもそれは後世につなげていかなかったらならないというふうに思っております。ニセコ連山はじめ尻別川等、豊27かな資源を非常に豊富に持っておりますので、そこを崩すような行為というのはなかなかですね、その部分の中では十分、そういう景観に配慮した中で行っていかなかったらならないかなと思っております。いろんなこれから代替エネルギーのそういうものも含めてですね、今、港地域には風車というものも建設始まっておりますし、蘭越側にも4基ほど建つ予定となっております。小型風車も今、設置されて稼働しているような状況です。ですから、地域、地域によっていろんな開発の行為が出てくると思いますので、その部分の中でなんでもかんでもだめって言ったら、やっぱりその部分の中で収入を得れる、そういう部分も必要な部分もあると思いますので、十分内部、更にはいろんな団体、そこの御意見を聞きながら進めてまいりたいというふうに考えておりますので、御理解を願いたいと思います。

出典:蘭越町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月16日 議事録 PDF(22ページ) 間違いを知らせる