みんなの議会

ニセコ町議会 令和3年第6回定例会 2021年6月22日

景観条例について

2021年6月22日、ニセコ町議会の一般質問で、木下裕三議員が「景観条例について」質問し、町長 片山健也、都市建設課長 黒瀧敏雄が答弁しました。

質問者
木下裕三 議員
答弁者
町長 片山健也、都市建設課長 黒瀧敏雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 2番 木下裕三

それでは新庁舎になりまして、栄えある一般質問第1号、進めさせていただきます。通告に従いまして、景観条例について質問いたします。近年の複雑化する開発事業への対応などを踏まえて、一部改正された景観条例が本年4月1日から施行されましたが、この「ニセコ町景観条例」について以下を伺います。今回の条例改正の施行からまだ 2 か月程度ですが、開発事業者側の反応はどうでしょうか。また、町民からはどのような声が聞こえていますか。景観条例が平成16年に施行されてから、およそ10何年経っていますけれども、初めて「コミュニティ協定」の第1号が今年の3月に認定されました。このことについて、ニセコ町としてどのように評価していますか。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

それでは、木下議員のご質問にお答えいたします。4ニセコ町景観条例につきましては、勧告に従わない事業者に対し、事業主体の公開だけではなく、設計者及び施工業者の社名の公表をすることや、住民説明会の資料公開などの条例内容を令和 3 年4 月 1 日に改正したところでございます。1 点目のご質問にあります開発事業者の反応につきましては、これまでニセコ町の開発協議の相談を何度か受けている事業者については、改正内容を理解していると思われます。また、新規開発事業者の相談についても、担当者のほうで内容を説明し、ご理解いただいていることと考えております。また、この改正内容による町民からの問合せにつきましては、改正になって良くなったという声や、さらに一部内容の見直しが必要ではないかというようなご意見をいただいているところでございます。2 点目のご質問につきましては、このたび曽我 756「とがりん村」のコミュニティ協定がまとまったとのことで、このような協定が誕生することは大変すばらしいことであると考えております。今後、町内のそれぞれの地域でコミュニティ協定が増えていくということを期待し、町としても応援していきたいと考えております。

議員の質問 2番 木下裕三

今まではどちらかというと比羅夫が開発の中心だったわけですが、ここ数年でニセコ町においても大小様々な開発が起こるようになって、それに伴って住民説明会が何度も開催されてきています。今まであまり身近に感じなかった町民の方々も、かなり身近に開発が迫ってきたということで、この住民説明会に関心を持つ方が非常に多くなってきたというふうに感じております。その中でも開発側の誠意に欠ける説明会も何度もあったというふうなことも聞いておりまして、そういったことで関係住民の方々の不安が募ってきた、そしてそれが多くの町民の方々が関心を寄せる要因の一つになってきたと私も考えます。今まで何度か景観条例の改正が行われてきていますけれども、その中でも今町長がおっしゃった社名の公表に設計者等を追加したことですとか、資料の公開など、今回の改正はとても重要な改正がされたと私評価しております。しかし行政として、現在のこの複雑化している開発事業に対していろいろと対応して、今回の条例改正に至っているんだということの周知が足りないのではないかなと思います。従来の景観条例と比較して、今回どこが改正されたのか、なぜそのような改正に至ったのかということを、いろいろな手段を使って積極的にぜひ町民にお知らせいただきたい、そのことが行政に対する信頼感を増生する意味でもとても重要でありますし、よりよい景観づくりに寄与すると考えています。この点についていかがお考えでしょうか。また、2 点目ですね、今回認定されましたコミュニティ協定、私も内容を拝見させていただきましたが、とてもすばらしいものと感じました。まさに自ら考え行動する自治そのもので、今回の関係住民の方々の行動力に敬意を表したいと思います。今後、ぜひいろいろな地域で、先ほどまさしく町長もおっしゃっておりましたが、興味を持って関心を持っていただき、独自のコミュニティ協定をいろいろな地域でつくっていっていただきたいと思います。今回こういうことがあった、こういった工程があって、こういう認定もあるんだということも、ぜひ積極的に町民へお知らせして いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 都市建設課長 黒瀧敏雄(都市建設課長は2023年3月まで)

2点ほどあったと思うのですが、1点目については町民に対してさらにもうちょっと詳しい周知をすべきだということだと思うのですが、おっしゃるとおりだと思っ5ております。その点については広報ニセコ、ホームページ等にいろいろと詳しく載せていって、しっかりと町民の皆様方に知っていただくようなかたちをとっていきたいと考えております。あと2点目のコミュニティについては、今回第1号で「とがりん村」がなりまして、こういう活動が今後増えていき、ニセコ町もそれぞれの地域でそのような運動が広がっていくと。また、そこの地域の景観等もしっかりと守られていくような協定になっていくと思いますので、事業者も気をつけて皆さんのそういう対応を組んでくれると思っております。その辺についても先ほど町長が説明しましたが、我々担当も応援していきたいと思っております。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

この景観条例、設計者ですとか、そういった実際に窓口として担当する会社名も公表するということで、事業者からは厳しいという声は聞いております。その厳しいという認識自体がニセコ町にとって資するものだというふうに思っておりますので、この辺はしっかり我々も対応していきたいと思っております。私たち、これまで住民の皆さんにちょっとPR足りなかったなと思うのは、景観条例をつくった当時、あえて様々な全国の事例検証を行いました。この中で、規制を入れると当然財産権とのバッティングの問題があります。民法上の土地使用自由権に対する侵害ということがあると、条例自体が違法性を帯び、そして損害賠償義務が発生してくるということが裁判事例で、これまでも明らかであります。規制を入れた場合、その規制自体が開発事業者さんの権利になっているということなので、例えば15mの高さ制限をすると15mまでは権利ですので、このくらい低くしてほしいと要望しても、それに対抗できる要件、基本的人権や生活権まで侵すのかという受忍限度論をクリアしないと、当然裁判ではいろいろな規制でも勝てないので、ニセコ町はそのような規制ではなく、住民説明会をしながら住民の皆さんの合意形成、納得を大事にするということでこれまで来ておりますので、立法事実とよく言いますけれども、今後とも法律や条例をつくったときの基本的な姿勢というのはしっかり守りながら、環境・景観を守っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

議員の質問 2番 木下裕三

今後についての話ですけれども、例えば一例を挙げますと、第 29 条に開発事業者説明会を開催する 10 日前までにその旨を関係住民等に公表するとともに町長に通知しなければならないとあります。住民側からしますと、重要な説明会なのにたった 10 日前なのかというふうに感じ、最初からいい印象を持てないという意見を非常によく耳にします。開催 日がまだ確定できていなくても、開催を予定していることをもっと前に関係住民の方々に知らせるということで、多少とも安心が増して、良好な話ができるのではないかと。今申し上げたような件も含めて、先ほど町長もおっしゃっていた町民からの声で一部修正が必要だというお話もありますが、状況に応じてその近い将来に新たな改正も必要になってくるということもあると思うのですが、この点いかがお考えでしょうか。

答弁 都市建設課長 黒瀧敏雄(都市建設課長は2023年3月まで)

10 日はちょっと短いのではないかという部分については、当時内容を詰めるにあたって様々な議論をしたのですが、あまりにも長い期間をとってしまうと、人間の脳も忘れてしまうということもありまして、大体 10 日が最低なところではないかという議論もあり、10 日にしています。ただ大なり小なり内容が複雑化しているものがあれば、もっと早めに周知6してもらうようなことも、うちのほうで事業者に働きかけていくようなことをしていきたいと思っております。以上です。

出典:ニセコ町議会 令和3年第6回定例会 2021年6月22日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる