蘭越町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月10日
JR函館線廃線後の交通網について
2022年3月10日、蘭越町議会の一般質問で、熊谷雅幸議員が「JR函館線廃線後の交通網について」質問し、町長 金秀行が答弁しました。
- 質問者
- 熊谷雅幸 議員
- 答弁者
- 町長 金秀行
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 10番 熊谷雅幸
私から1点、質問させていただきます。JR函館線廃線後の交通網についてでございます。蘭越町はJR函館線廃線に伴う3つの選択肢の中から、今後の利便性と財政両面から苦渋の決断でバス転換を選択しました。特に、倶知安町への通学等で利用していた人たちや、現在、日常を含め利用している人にとってさみしい思いはありますが、その判断は評価させていただきます。しかし、今後は町内の住民の利便性や現在のJR線に劣ることのない交通網の充実が課題であると考えます。そこでお伺いします。倶知安方面への移動手段としてのバス運行体制を、今後、どのように構築していくのか。2つ目、町内の移動手段として廃線までに乗合タクシー制度を検討できないか。以上でございます。
答弁 町長 金秀行
熊谷議員のJR函館線廃線後の交通網についての御質問にお答えをさせていただきます。JR長万部・余市間につきましては、並行在来線に代わる地域交通の確保方策として、沿線自治体の方向性が一致し、バス転換とすることが、先般のブロック会議で確認をされております。その中で、1点目の倶知安方面への移動手段としてのバス運行体制を、今後、どのように構築していくかとの御質問ですが、長万部・余市間については、バス転換で方向性がまとまり、実現に向けてようやくスタートラインに立ったという状態でございます。今後については、昨年11月1日の第10回の後志ブロック会議で示されておりますバスルート案を基に、ルートや運行計画について、バス事業者と協議が行われると考えております。これについては、現行の鉄道の本数、駅、そういうものを原則とした部分の中で検討していくというようなこととなっております。また、将来にわたって持続可能な住民の交通手段として、バス運行による速達性の確保、今以上の利便性の向上等が図られるよう、ブロック会議を中心に検討を進めてまいりたいと考えております。なお、協議内容については、議会や町民にも情報提供を行い、必要に応じて御意見等も伺ってまいりたいと考えておりますので、御理解を願いたいと思います。次に、2点目の町内の移動手段として、廃線までに乗合タクシー制度を検討できないかとの御質問でございます。令和2年に改正された地域公共交通活性化再生法では、全ての地方自治体に対し、地域公共交通計画の策定、これは努力義務化しております。地方自治体の地域公共交通への関わりがより一層求められております。このような中で、本町の特性と実情に適した生活交通ネットワークを検討し、町内における今後の公共交通手段を確保するため、町の附属機関でございます地域公共交通会議の役割に、新たに地域公共交通計画の作成及び実施に関することを加えまして、令和4年度から、住民や大学生等で構成するワークショップも開催して意見を伺い、町内の移動ニーズに適した公共交通サービス実現確保に向けた計画づくりに着手をしてまいりたいというふうに考えております。その中で、議員から提案のございました乗合タクシー制度も選択肢として、計画の中で検討してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、議員御指摘のとおり、住民の利便性や現在のJRに劣らない交通網の充実については、町の課題であること、これは十分に認識をしております。並行在来線に代わるバスへの接続や、今後も増加が見込まれる免許返納後の高齢者の日常生活の足の確保等、これも考慮しながら、地域公共交通網の整備について、慎重に進めてまいりたいと考えておりますので、御理解を願いたいと思います。以上です。
議員の質問 10番 熊谷雅幸
現在の鉄路と同じような路線という、路線といいますか、そのような運行というのは、先ほど、難波議員の説明の時にもありましたけれども、真新しい話でございまして、よろしいかなと思いますが、最後に廃線に伴うバス運行に関しましては、現在、中央バスの子会社でありますけれども、相当な赤字で苦しんでいるわけの中で現在の鉄路を維持していくのも相応の補助金なり補填なりが必要ではないのかなと思います。余市・小樽間については、いろいろ論議ありましたけども、どのような体制になるか、詳しく決定しておりませんので、省きますけれども、北海道新幹線との兼ね合いや連結も十分に考えながら、早めに決断をしてく必要があるかなと思います。その中で、先ほどおっしゃった補助金なり、補填なりについて、財政的な支援はどのようなものが、国なり道なりあるのか、これだかについてお伺いしたいと思います。
答弁 町長 金秀行
熊谷議員の御質問にお答えします。ちょっと詳細な補助金とか、そのへんのところの資料までは、今、ちょっと持ち合わせておりませんが、バス運行に係る補助金というのは、国の補助金、道の補助金、それぞれございます。今現在も、生活路線バスとしてですね、雷電線、さらにはニセコ福井線等も含めて、道の補助金も活用しながら行っている状況にあります。さらに、その補助金の中でも足りない部分については、赤字補填というかたちで町村、沿線自治体のほうで負担している、そういう制度がございます。ですから、今回、バスのほうに移行になったとしても、国、道含めたですね、そういう補助制度、そういうのをまず活用しながら行っていきたいというのは、ブロック会議の中でも話されているところでございます。さらに、バスの、先ほど言った、長距離に乗るのは、やはり大型バスでトイレ付きのバスであるし、近距離の場合は、生活がこれだけ、いろんな各地域によって違いますから、ですから、やはり蘭越町においては、倶知安というのがある程度、医療も含めて二次医療圏ですから、そこへのアクセスをどのように本数を増やしていくか、そういうことがこれから協議がなされてくると思います。現況として、実は、JRの今、本数ですね、そこを基本としながら、今、福井線とか走っている部分もありますから、中央バス、ニセコバスと担当者含めてこれから協議をしてですね、どういう方向性、バス停も含めてですね、どういうふうなかたちを進めていくかということがこれから協議されていくと思います。補助金については、いろんな補助金があるので、できるだけ財源確保にですね、努めながら、進めていきたいというふうに考えております。その途中でですね、こういう本数も含めて、今、駅舎もですね、これはJRから今の駅舎を使うか使わないか、そういうようなこともですね、実は、これから協議になってくると思います。バス停として今の駅舎を活用した部分の中で行うのか、そのルートも含めてですね、そういうのがこれから協議になってきますので、今のところ、まだスタートラインに立ったばっかりですので、まだ明確にこことこうしますということが出てませんので、出た段階でまた議会、町民の皆さんにも御意見等を伺いながらですね、やはり今以上に便利なものになっていかなければならないというふうに考えておりますので、御理解願いたいと思います。
議員の質問 10番 熊谷雅幸
これについて、非常に考えていただいておりますので、是非、検討していただきたいなと思います。2つ目のほうに移りますが、私自身、十数年前にデマンドバスというものについて質問した記憶がありまして、当時はバス運行というよりも通信網を使ったバスの運行の試験運用という意味合いが強かったような気がいたします。乗合タクシーについて、いろんな様々な御意見ありますけれども、私も何人かにお話を聞いたところ、バスの乗客も減少し、最寄りのバス停まで移動できない高齢者が増えた場合には、そういうものが有効ではないかというふうにお話をされておりました。メリットとしては、自宅から活用できるタクシーより安く運行できる、デメリットとしては、事前登録や予約という煩わしさや、使い勝手が思ったより良くないという話が出ております。現在のタクシー運営制度は少し工夫すれば、蘭越町では十分対応できるのではないかと思いますし、私はデマンドに拘る必要がないと思いますから、いろんな形態で考えて、急にこれをやるやらないという話ではございませんけれども、導入するメリット等はあるのかなという気がいたしますので、もう一度、御検討願いたいなというふうに思います。
答弁 町長 金秀行
御質問にお答えします。現在、実は町内の地域交通というのは、らんらん号、タクシーそういうものが中心として行われております。生活交通バスらんらん号、これは5路線で週3回運行をしていると、さらには、あとはハイヤーは、こぶしハイヤーとしてですね、2台なんですが、生活交通の確保のために運行しているというふうなところでございます。これまでですね、町のほうでは福祉対策、高齢者、交通弱者対策という部分の中で、地域内の交通を運行してきたと、らんらん号、そうなんですが、そういうことに重点を置いて運行してきたのですが、町民の方からはですね、やっぱり観光振興の部分に、仮に観光としてどこに行きたいと言っても、足がないと、そういうものを今後、地域交通の中でやっぱり考えていく必要があるのではないかと、そういうような御意見も伺っております。そのようなことですので、先ほど答弁をさせていただきましたが、今現在の生活交通を確保するという、それプラス、さらに観光振興の面からもですね、是非、地域公共交通計画、これを策定したいなというふうに考えております。現在の委員さんの中で協議をするという部分で、それは各代表者、交通関係の代表とかなんですが、そこだけではなく、下にですね、下部組織として、実は大学生とかいろんな町内の若い人とか、いろんな方々を入れた部分の中で、本当に蘭越町、今後、地域交通をどうしていく、住民の足をどう確保していく、そのためにどういうような交通体系をしていくことが必要かというのを、実は私は1年、2年かけてもいいから、じっくり話し合いをしてですね、本来の蘭越町の進むべき方向性はきちっと出していこうというような指示を出したところです。職員からもそういう案も出されました。ですから、議員からおっしゃられた乗合タクシーですね、よくほかの所では、ジャンボタクシーというか、9人以下のそういうものの乗り合いで利用しているというようなお話も伺っておりますし、らんらん号だけではない、ハイヤー、タクシーだけではない、さらにこういうような住民の足を確保できるという、その手段もですね、いろんな部分から考えていって、より良い、実は交通体系にしていく。それが今の沿線自治体、バス転換になった時にもうまく接続できて利用できる、そういうようなふうになっていかなければならないかなというふうに考えておりますので、4月からそういう意味で交通計画を策定する、その中で議員がおっしゃられた案についても検討してまいりたいというふうに考えております。御理解を願いたいと思います。
議員の質問 10番 熊谷雅幸
最後に質問いたしますが、大体言いたいこと御理解いただいたかなというような気がいたしております。当然、今、らんらん号やいろんな良い制度もありますので、十分に検討できるのかなというふうに思います。何年か前にデマンド交通を導入した首長にお話を伺ったんですけれども、その時、導入が4、5年遅れたそうですが、そのことによってメリット、デメリットが分かって、かえって良かったなという話もしておりました。人口規模の近い所では、上富良野が7、8年前から導入をしておりまして、予約型乗合タクシーというのがあります。今になると良い所も悪い所も分かると思いますので、先ほどの交通計画、期待しておりますので、研究をしていただければなというふうに思います。これから、時間的にも余裕まだありますので、今から研究を積んで、是非、良い制度を、町長の決意の中でもなんとかするという話でございますので、検討してより良いものを作っていただきたいなと、そういうふうに思っておりますので、最後の質問にさせていただきます。
答弁 町長 金秀行
御質問にお答えをさせていただきます。これまでもですね、らんらん号を運行する時に、週2回から3回を行うという部分の中で、運転手の関係、路線関係、やはりこれ1つ行うといっても、いろんな部分から考えてやらなきゃならないんだなというのを、実は実感をしているところです。ですから、今、大きな交通計画というのを立てるにしてもですね、どういうところが今、議員からおっしゃったとおり、町民の人方が不便を感じているのか、そしてそれはどういうことをすることによって解決するのか、そういうことをきちっと中で議論をした中で、こういう体系にする、そのためには、またそのことをすることによって、財源も必要になってくると思いますので、その部分については、私は先ほどお話したとおり、少し時間をかけてきちっと、いろんな大学の先生、さらには大学院生とか大学生、さらには町民の人方、そういうものを入れた中での、よく言うワークショップというか、実態のアンケートもとりながらですね、やることによって課題が見えてきて、その課題のためにどう行っていけばいいのか、財源も含めてですね、そのためには少し時間がかかるなというふうに思ってますので、より良い計画等なりを努力してまいりたいと思います。御理解を願いたいと思います。