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大空町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月4日

持続可能な介護提供体制について

2026年3月4日、大空町議会の一般質問で、鈴木秀之議員が「持続可能な介護提供体制について」質問し、町長が答弁しました。

質問者
鈴木秀之 議員
答弁者
町長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 鈴木秀之

令和8年第1回定例会、通告に従い一般質問をさせていただきます。質問事項は、持続可能な介護提供体制についてです。人口減少や高齢化が進行する中で、介護提供体制の在り方について関心が高まっております。本町では二つの特別養護老人ホームが運営されており、これまで両地域の高齢者福祉を支える重要な拠点として役割を担っていただいております。しかしながら、近年は介護人材の確保は難しく、ショートステイ利用の調整や施設運営の厳しさも見られるなど、従来と同じ形での運営継続に課題が生じていると伺っております。両施設は、それぞれの地域にとって安心の基盤であり、10その在り方の検討に当たっては、単なる効率性の議論ではなく、住民感情にも十分配慮しながら、両地域関係者の相互理解のもとで進めていくことが不可欠であろうと考えております。今後、人口減少が進む中では、施設を個別に維持するという発想だけではなく、それぞれの特性を生かした役割の明確化と機能連携を図り、地域全体で高齢者を支える体制へと発展させていくことが重要であると考えております。現在、介護保険事業計画の改定時期を迎えております。この計画は、本町の将来の介護提供体制の方向性を定める極めて重要なものです。将来人口や人材確保の見通しを踏まえ、現実に即した持続可能な介護施設体制を計画に位置づける必要があるとの観点から、次の項目について伺います。1点目は、本町の介護提供体制の課題分析についてです。本町の将来人口及び介護人材の見通しを踏まえ、現行体制のまま推移した場合の課題についてどのように分析しているのでしょうか。現状と今後の介護提供機関との情報交流、連携強化の観点からお伺いいたします。2点目は、施設、在宅サービス、生活支援体制の将来展望についてです。施設、在宅サービス、生活支援を地域全体で支える体制づくりを次期介護保険事業計画の中で課題として位置づけ、地域介護福祉の中核施設として両施設の運営連携の強化を図る調査を検討してはどうかと考えております。町長のご見解をお伺いいたします。3点目は、持続可能な介護体制の構築についてです。地域の将来に関わる重要な政策テーマであることから、行政が主体となり事業者や地域住民を交えた検討の場を設け、持続可能な介護体制の構築に向けた議論を進める時期ではないかと考えております。以上、本町の持続可能な地域づくりの観点から、介護提供体制の将来展望について町長のご見解を伺います。以上、第1回目の質問とさせていただきます。

答弁 町長

鈴木議員からちょうだいいたしました一般質問、持続可能な介護提供体制につきましてご答弁させていただきます。まず、1点目の本町の介護提供体制の課題分析についてであります。現在、令和6年度から令和8年度までを期間とする第9期大空町高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画に基づき、高齢者保健福祉事業及び介護保険事業に関する事業運営がなされているところであります。令和5年度に策定した本計画では、介護保険第1号被保険者である65歳以上人口は令和7年にピークを迎え、75歳以上人口は令和12年にピークを迎えるという推計でありました。実態といたしましては、65歳以上人口は令和6年1月末現時点で2,500人を割り込み、その後は緩やかに減少していることから、今後、長期的に見ると介護サービスの利用者数も徐々に減少していくものと想定しています。詳細は、令和8年度中に次期計画を策定する過程において、改めて分析する必要があります。また、介護事業所における人材不足が深刻化している状況にもありますので、引き続き事業者の方々からお話を聞かせていただき、これらの課題をあわせて検討しなければならないと、そのように考えているところであります。112点目の施設、在宅サービス、生活支援体制の将来展望についてであります。町内にある二つの社会福祉法人において、特別養護老人ホームを核としつつ、ショートステイやデイサービス、ヘルパーステーションなどの在宅サービスも展開し、多くの利用者に対して福祉サービスを提供していただいているところであります。また、社会福祉法人以外の事業者においても、認知症対応型グループホームや通所リハビリ、居宅介護支援事業所などの介護保険法に基づく事業所に加えまして、療養病床への入院患者を受け入れる医療機関も介護と密接に関連するニーズの受皿として、それぞれが連携して担っていただいているものと認識しています。町内の介護に関する様々な課題を解決するため、町内事業所施設のネットワークを強化し、人材を有効に活用できるような役割分担と体制づくりは重要でありますので、二つの社会福祉法人の連携については、効率的な運営につながるアイデアの一つとしてご提案し、行政として橋渡ししながら、次の高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画の策定に向けて、将来的な展望を持って検討する必要があるものと考えているところであります。3点目の持続可能な介護体制の構築についてであります。前段、二つの答弁にも通じるところではございますが、人口減少や人材不足などが伴って、介護サービスの提供体制に影響が及んでいるところであります。町内の介護サービスの提供体制の構築に当たっては、周辺市町の状況を把握し、人口規模の近い自治体における好事例をとらえて、行政として基本的な方向性を示していく必要があると考えます。新たな協議会の設置ではなく、まずは町内介護事業者等で構成する地域ケア会議において検討し、さらに地域包括支援センター運営協議会において、次期計画に向けた検討をする中で、持続可能な介護体制について議論をしていただく場にできるのではないかと、そのように考えているところであります。以上、1回目のご答弁とさせていただきます。

質問 鈴木秀之

ご答弁ありがとうございます。まず1点目の関係につきまして、課題分析ということで、高齢者人口が当初予定よりも少し早めに減少傾向が生じているというのを把握されているというお話を伺いました。昨年12月3日に女満別福祉会のほうから要望書が議会のほうにも提出がございまして、議員、全議員に議員配付という形で情報が提供されているところでございます。状況としては、さきにご質問の中でも触れましたが、なかなか運営面で厳しいという状況が伺えるところでございます。また、昨年の6月の第2回の議会定例会におきまして、同僚議員の岩原議員のほうから、特別養護老人ホームの合併等についての一般質問もされているところでございます。現況として、地域の中ではかなり高齢者福祉施設の運営について、ご心配をされているという状況が伺えるところでございます。この分析の中でも、高齢者の人口比についての割合は高くなっているけれども、実際に65歳以上から75歳、要するに介護の対象となられる可能性のある方の人口が減っているという状況もあるという状況を踏まえた中で、介護体制の課題というものを十分把握された中で、次期介護保険事業計画の中で、反映をされていくべきではないかなというふうに思っております。そういう面から、町12側にもこういう要望書等も出ているかなというふうに思いますが、その点について、どのように捉えていらっしゃるのか、お伺いをしたいと思います。

答弁 町長

鈴木議員からの再質問にご答弁させていただきたいと思います。昨年6月の定例会で同僚議員からも一般質問を頂いたのを私も承知しておりますし、12月3日に議会に対して要望書があったと。その前段に、町のほうにも同じ、おそらく要望書が来ていたんだとそのように思っております。次期介護保険事業計画については、令和8年度が実際には課題を分析し、どう3か年の中でやっていくかということを検討していく、その前段で、実は令和7年度、アンケート調査等を実施しているところでございます。そういった中で先ほど、議員のほうから、今後ですね、被保険者、いわゆる65歳以上の介護事業の対象になられる方の数というのが減っていく。これはもう明らかにですね、今度の分析の中でも出てくるのではないかと思っております。それにも増して、やはり1番の課題はですね、介護現場で働く人を確保すること、人材確保というのが非常にですね、これからますます難しい時代になっていくのではないかと、そのように考えているところであります。そうした中で、但し、だけども、両地区にですね、介護福祉施設というのは、やはりなくてはならない施設でありますので、そういった現状の中で、どう施設をですね、数の部分もあるのかもしれませんけども、在り方をどうしていくかというところの協議というのは、これから進めていかなければならないのではないかと、そのように考えているところであります。ただし、これは、あくまでも町はですね、両福祉施設、両法人の経営者ではございませんので、しっかり両法人の経営の方たちとも意見交換をさせていただきながらですね、今までは対町とどちらかの法人というような、こういう一方通行というか、まとまりの中で協議をしていく場というのはなかったんですけども、今後、この大空町の中でですね、やはり、いつまでも住み続けられるための福祉体制というのがどうあるべきかというのは、一緒になって協議をしていく場というのがもう来ているのではないかと、そのように私としては受け止めているところであります。

質問 鈴木秀之

ご答弁ありがとうございます。町長からのご見解、私もそのとおり、やはり町が橋渡し役としての役割を担っていく、そういう時期に来てるんではないかなというふうに思っているところでございます。2つ目の質問の関係に移らさせていただきますが、もう、将来展望という中で、今、町長のご答弁の中にもございましたけれども、介護人材の確保というのが本当に難しくなっていると、そのことによりまして、福祉、特別養護老人ホームの事業の中での、要するにショートステイという部門がございますが、そこの受入れがなかなかできなくなってくるという、要するに30床、30床、そしてショート10床という位置づけだったでしょうか。その中でショートステイという部13分が、家庭の在宅での介護されている方々への、やはり大変、重要な部分を押さえていると。そこが、人材の確保はできなくて、なかなかそのサービスが提供できなくなってくるということが、そうすると地域で在宅介護されてる方々にとって非常に負担になってくると。そうすると、いつまでもここで住み続けて介護して生活をしていくということへの、やはりかなりの課題になっているという状況がございます。将来展望という中で、町として職員の方々の研修も含めまして、職員の方々が先進地自治体に調査に出ていくというようなこともしながら、どうしたら特別養護老人ホームの機能を人口の割合とか人口規模とか、高齢者人口の割合としてどのように運営していくのかということについて、十分検討する時期に来ているんではないかなというふうに思っております。介護サービスの充実強化、それから医療と介護の連携と推進、人材確保、介護人材の確保と、こういう点から、調査、検討を進める時期にきているのではないかなというふうに思うわけでございます。その点につきまして、令和8年、いよいよ検討の時期、今年度迎えますので、今、アンケート調査もされているわけでございますが、その点を含めて、今後、施策の中で、こういう調査研究、検討につきまして反映していくことが可能かどうか、見解をお伺いをしたいと思います。

答弁 町長

鈴木議員からの再質問にご答弁申し上げます。様々な問題、介護人材の不足であったり、そういったものはですね、これから令和8年度の介護保険事業計画の中で考えていくことになろうかと思いますけども、やはり先ほど申してるとおり、介護を必要とされる方の数が減っていく、総体的に減っていくこと、介護人材の確保が今後、ますます困難になるということで、そういった状況の中で、どう町内の介護提供体制を維持していくかということは当然職員もですね、様々なところに出向いて勉強を、研修していく必要があるのかなと思っております。そういった中で、そうした研修だとか、いろんな調査した中で、やはり大空町の適正規模というものをしっかりと、町としてもこれぐらいではないかという情報を持った中で、両町内で運営いただいている法人と情報交換をし、そういった中で本町の適正な規模に、ひょっとしたら規模を縮小するダウンサイジングというものをしなければならないような状況になるかもしれませんけども、より良いサービスと提供体制を維持していくため、町内の中でしっかりですね、議論を令和8年度は深めていかなければならないと、そのように考えております。

質問 鈴木秀之

ご答弁ありがとうございます。続きまして、3点目の持続可能な介護体制の構築についてということでお伺いいたしたいと思います。今、大空町では、地域包括ケアシステムの充実ということを挙げて地域包括センターで頑張っていただいておるところでございます。介護、医療、行政で住民の方々との情報共有ということで、協力体制づくりが行われていると、これを今14後も充実をしていただくということで対応していただければというふうに思っているところでございます。ただ、現状として、在宅支援強化の具体策として、ショートステイの充実というのが、これはやっぱり1番、先ほども申し上げましたが、そのための対策というのをきちんとやるのが、まずは必要ではないかなというふうに考えているところでございます。ケアマネの方々とちょっと情報交流をさせていただいたところによると、今、対象の高齢者人口の方の減少がもう都会では非常に進んでいて、そして高齢者施設も都会ではかなり複数施設があることによって、入所者の募集の関係でも来ていただけないかとか、そういうアポイントもあるというようなことも伺っているところでございます。やはり、ここで住み続けていただくということの施設環境を整備することが、この町の持続可能なまちづくりにもつながるんではないかなというふうにも思っているところでございます。そういう中で、町長がご答弁の中でおっしゃっておりましたが、適正な規模での施設整備ということと、施設整備はそれぞれの地域にある施設として機能を充実をする部分をどう役割分担をするかと、そういう部分での論議も含めながら、地域にある施設を大事にしていくということの観点で進めていただければ、持続可能な将来的な介護体制の構築につながるんではないかなというふうに考えているところでございます。そういう面での検討をぜひお願いをいたしたいというふうに思っているところでございます。もう1点、うちの町では物価高の高騰対応の重点支援地方創生臨時交付金の活用につきまして、町長の、これは政策の中で、私は大変よかったなというふうに感じてるんですけれども、特別養護老人ホーム、それから両病院のほうについて、さらにグループホームとか、そういう福祉とか医療施設のほうにこの臨時交付金を交付をして、地域の医療、福祉の充実に理解を示していただいた。そして、エネルギー価格の物価高騰による福祉施設への支援金ということで、総額3,600万円の予算執行していただいているという状況でございます。こういうことにつきまして、やはりうちの町としての医療、福祉の充実に、このように対応していただいたということは非常に有意義なことであったなというふうに思っているところでございます。今後もそういう面で、地域の医療、そしてこの福祉施設の充実について、積極的な対応をぜひとっていただきたいなというふうに思うところでございます。そういう面で将来展望に関しましては、ぜひ町が橋渡し役となって、医療、福祉関係機関との連携協議を進めていただいて、介護福祉計画から地域福祉計画等との関連を深めていっていただきたいと思いますが、その点について、町長の見解をお伺いしたいと思います。

答弁 町長

再質問にご答弁させていただきます。町内にある両福祉法人、特養等をいただいている法人もそれぞれ特養の入所の部分、先ほどからお話のあるショートステイであったり、あと在宅サービスの基本でありますデイサービスやホームヘルパーサービスなど担っていただいているところであります。それぞれの両地区にある法人に役割分担をお願いするということでありますけども、そういった形がですね、うまく連携とれればそれにこ15したことはないなと思っております。ただ、一方でそれぞれのサービスごとに決められた報酬単価というのがあって、それが経営にどう影響するかということもございますので、これはやはり先ほども申しますように、町のほうで一方的にこうしろ、ああしろとは言えることではございませんので、しっかり経営をされている方々とも協議をしてですね、何度も申しますけども、大空町にとってより良い介護福祉体制というものをしっかりですね、これからも維持、持続できるようにしていくことが必要であるなと、そのように考えております。あと今回、重点支援地方交付金をもとにですね、医療機関、そして町内にある福祉施設に対して、物価高騰分ということで支援をさせていただきました。私は本来はそういった物価高騰分だとかというのは、医療であれば診療報酬、介護であれば介護報酬の中でですね、しっかり見ていただくというのが、本来はそれが当たり前ではないかと思っております。今回、診療報酬につきましては、物価高騰分を加えた新たな診療報酬というものが出てきてる、示されているようでありますけども、介護についてはまだ具体的な考え方というのが示されておりません。今、何か表に出てきているのは、働く人の人材のために職員に対する加算というか、そういった部分は出てきてはいるんですけども、1番問題なのは、やはり、大きな施設を構えて、そこでやはり北海道であれば燃料代もかかります。そういったものにかかる経費がですね、介護報酬の中で捻出できないというのが、私はそこが1番大きな問題なのではないかなと、そのように思っているところであります。町で持ってる地域福祉計画であるとか、介護保険事業計画、そういったものをきちんとですね、やはり運営させていくためには、そういった報酬が適正に支払われて、それぞれの医療であれば、医療、医療機関、福祉であれば、そういった福祉施設がきちんと報酬の中で賄える、そういった在り方が、やはり必要になろうかと思いますので、そういった部分については、まだまだこれからも国や国会議員、そういったところにしっかり働きかけを強く訴えていかなければならないと、そのように考えているところであります。

質問 鈴木秀之

ありがとうございます。最後にですね、介護提供現場と行政との連携についてということで、政策、施策の目的の共通理解に基づいた事業連携というのはより効率的な行政運営、運営につながるというふうに認識しております。介護提供機関と行政担当者との連携協議を積み重ね、社会情勢と現場の声を反映した施策展開を期待するところでございます。この地域に住み続けるための生活環境づくりにおいて、介護提供環境の整備というのは大変重要な課題だというふうに認識しております。公益性を基本とした住民の理解と協力を得る基本方針を定めた第4期の大空町地域福祉計画、それからこれから策定される第10期の介護保険事業計画を着実に実践していくことが、持続可能なまちづくりにつながるんではないかなと思っております。安心して暮らし続けられるまちづくり政策の一環である介護提供環境の整備への町長のリーダーシップに期待をいたしまして、質問を終わらせていただきます。16

答弁 町長

ありがとうございます。介護提供体制の充実、そして医療提供体制もそうなんですけども、そこをしっかり町として守っていくことが、これからも町民皆さんがですね、この大空町で安心して住み続けられる、そういったことに間違いなくつながってまいりますので、しっかりですね、これからも福祉法人等々、意見交換もしながらしっかりした基盤というものをこれからも持続できるように頑張ってまいりたいと、そのように考えておりますので、また、今後もですね、様々な面でご指導、ご教示頂ければ、ありがたいと思います。今日はどうもありがとうございます。

出典:大空町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月4日 議事録 PDF(21ページ) 間違いを知らせる