みんなの議会

大空町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月6日

(1)食育推進における食物アレルギー対策について/(2)町政執行方針と自治基本条例について

2024年3月6日、大空町議会の一般質問で、鈴木秀之議員が「食育推進における食物アレルギー対策について」「町政執行方針と自治基本条例について」について質問し、町長、教育長、建設課参事が答弁しました。

質問者
鈴木秀之 議員
答弁者
町長、教育長、建設課参事

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 鈴木秀之

令和6年第1回定例会通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。質問事項、大項目第1点目は、地震災害への備えについてです。今年元日に発生いたしました能登半島地震は、家屋の倒壊、道路の損壊、さらに津波の襲来等により甚大な被害をもたらしました。関係機関の懸命な復興支援が行われておりますけれども、2月末現在で、まだ、1万1,400人もの方々が避難生活を余儀なくされていると報道をされております。命の源は水です。生活用水の確保は大きな課題となっています。2カ月が経過してもなお断水が続く地域があるなど、被害に遭われた方へ寄り添った長期的な災害支援体制が必要な事態となっております。1日も早い復興、復旧を願うものでございます。さて、地震大国日本と言われている状況を踏まえ、大空町周辺の地殻情報収集についてお伺いします。大空町周辺はここ10年間大きな地震の体験がない状況ですが、地殻や活断層に関する情報を確認し、地震災害への備えを再確認していく必要があると思います。防災計画中の地震災害への備えに関し研究機関からの最新情報の収集等に基づく、計画内容の確認と見直しについて、今回の地震災害の状況を鑑みて、町長はどのような見解をお持ちか伺います。2点目といたしまして、地震に備える優先的地域課題の検討が重要ではないでしょうか。地震の備えとして大空町は何を優先的に対応すべきなのか、計画的に進める必要があると思います。老朽化している水道管 路の更新整備は生活基盤整備として、優先地域課題であり計画を繰り上げしてでも進めていく考えはないでしょうか。令和5年度と本年度の町政執行方針にも触れられています、水道アセットメント計画に基づき計画的な施設の維持更新が進められると思います。命の源である水の確保と安定供給を優先していくことがいかに重要なことか、今回の能登半島地域で被災された方々の苦難が今なお継続している状況を鑑みるとき、地震災害に対する認識を新たにしなければなりません。町長の見解をお伺いいたします。住宅環境整備といたしまして、大空町耐震改修促進計画において、民間住宅48の耐震化の推進が盛り込まれています。大きな地震を経験していない地域性もあり、住宅の耐震化についての町民の関心や認識は高いとは言えない状況ではないでしょうか。耐震改修促進計画の進捗状況と今後どのように推進していくのか意識啓発等をどう進めていくのか、また耐震促進策として、町単独の耐震改修助成措置等の支援策を検討するのも一理ではないかなと考えております。町長の見解を伺います。質問事項の大項目の2点目でございます。食育推進における食物アレルギー対策についてです。文部科学省が平成26年に出した学校給食における対応指針においても、食物アレルギーに対する相談体制の充実が求められています。児童、生徒や保護者に寄り添い、心理的、経済的な負担軽減に向けた対応の充実が必要と考えます。令和2年度の文部科学省の調査資料によりますと、公立学校の食物アレルギーの児童、生徒の割合は、幼稚園等で5.88%、小学校で9.3%、中学校で10.7%、高等学校では8.8%となっています。令和4年度からは、保健医療機関が交付するアレルギー疾患に係る学校生活管理指導表の保険適用がなされるなど、保護者の負担軽減策がなされています。食育の推進とアレルギー体質は、個人、個性として人権尊重の基本精神を確認して対応するということで、国レベルでも充実策が図られております。本町における食物アレルギーの児童、生徒に関する情報収集と児童、生徒の安全管理の状況等今後どのような方針で進めていくのか教育長にお伺いいたします。2点目といたしまして、食物アレルギー対応の施設整備の推進について伺います。アレルギー対応食の提供については、教育の機会均等や食育推進の観点から十分配慮して対応されていると承知しています。安心安全な食事の提供と食事を楽しむ献立作りに調理担当現場では大変苦労と努力がなされております。大空町の学校給食の献立は、令和4年度北海道学校給食コンクール優秀賞。令和5年度学校給食甲子園では優秀賞を受賞されております。栄養教諭、調理員の方々の日ごろの努力の賜物であると敬意を表するものでございます。給食施設整備については、公共施設等総合管理計画、学校施設等長寿命化計画に基づき大規模改修、内部設備改修、機械設備改修等は進められると思います。食物アレルギー食の対応に関する施設整備については、今後どのような観点で計画に盛り込まれて進められるのか教育長の見解をお伺いいたします。質問事項第3点目は、町政執行方針と自治基本条例についてです。町政執行方針に示されている各種施策は、自治基本条例の基本理念を基盤にして、町民と情報共有して行政運営と事業推進が図られると思います。令和8年度からの第3次総合計画策定に向けた町民アンケートの実施調査結果の考察に基づく、計画案づくりに関しては、町民参加と町政に関する情報の共有が必要と考えます。町長が目指す町民の要望を的確にとらえコミュニケーションを大切にしたまちづくりを進めるために、今後、自治基本条例の推進状況を確認し、条例の見直し等について、町民委員会へ諮問していく考えはあるのか、町長の見解をお伺いいたします。以上、大項目3つになりますけれども、よろしくお願いいたします。49

答弁 町長

鈴木議員の一般質問にご答弁申し上げます。まず、大項目の一つ目、地震災害への備えについてであります。本年1月1日に発生した能登半島地震で注目されている活断層とは、断層のうち特に数十万年毎に繰り返し活動し、将来も活動すると考えられる断層のことを言います。日本では2,000以上もの活断層が見つかっていると言われています。大空町ではこれまで震度5弱以上の大きな地震は発生していないことから、平成30年9月の胆振東部地震や能登半島地震のような大規模な地震災害の経験、体験というのはありません。大空町に近い場所の活断層に関する情報として政府の地震調査研究推進本部が長期評価している主要活断層、標津断層帯、その他の断層帯として網走湖東岸断層帯があります。主要断層帯とは地震調査研究推進本部が全国に多数分布する活断層の調査を効率的に実施するため、活動度や活動した際の社会への影響度等を考慮し、基盤的な調査対象として選定した断層帯を言い、その他の断層とは、主要活断層帯、活断層の地域評価における詳細な評価対象とする活断層帯以外の活断層のことを言います。活断層の存在については、政府の地震調査研究推進本部や北海道の地域防災計画等で確認しています。主要活断層標津断層帯について北海道は地震被害想定調査結果を公表しております。しかしながら、その他の活断層である網走湖東岸断層帯は評価が行われていないことから、想定する被害規模も不明であります。活断層が次に動く時期が何時なのかと予想することは非常に難しい。逆に言えば何時活断層が動いてもおかしくないと考えることもできます。住民に対しては、活断層の存在を認識した上で地震に対する心構え、例えば、家具の固定など身の回りの安全対策を持っていただけるように着実な啓発活動、防災教育を行ってまいります。最近の報道では能登半島地震を受けて政府の地震調査研究推進本部は全国で進めている活断層型地震の長期評価の作業を急ぎ、予定より早めて公表することを決めたようであります。本町も地震被害想定調査等の情報を把握し本町の防災対策に役立ててまいりたいと考えております。大空町地域防災計画は災害対策基本法第42条第1項の規定に基づき、大空町の地域かかわる防災に関し災害予防、災害応急対策及び災害復旧等を実施するに当たり、防災関係機関がその機能の全てを挙げて町民の生命、身体及び財産を災害から保護するために作成する計画です。大空町地域防災計画の作成に際しては、国の防災基本計画、都道府県の地域防災計画等を踏まえて作成します。現在、国の防災基本計画、北海道の地域防災計画、気象庁の警報発表基準等の改正、災害対策基本法計画内容の経年変化、災害教訓等の情報を収集整理して、大空町地域防災計画の見直しの準備を進めております。令和6年度には大空町地域防災計画の修正を行ってまいりたいと、そのように考えております。次に、地震に備える優先的地域課題の関係でありますが、能登半島地震では、50いまだに多くの住民が断水となっており、不便な状況が続いていることを考えますと、水道施設の被害の防止や水道水を供給し続けることは非常に重要なことであり、老朽管路の更新は優先して対策を進めていく必要があると認識しております。本年度、アセットマネジメントを実施しており最近完成したため、議員の皆様にはまだ示ししておりませんので、後ほど担当者に説明させますが、これを踏まえて施設更新を進めることとしております。次に、耐震改修促進計画の関係についてでありますが、令和4年3月に計画を策定しており、当時の民間住宅の耐震化率は75.9%です。現時点といたしましては、その後の住宅新築や古い住宅の除却の状況から77%程度と推計しており耐震改修が進んでいるというよりは、新築や建替えなどで耐震化率が上昇している状況となっております。耐震改修促進計画の中では、住宅の耐震化率を95%にすることを目標としておりますが、まだまだ遠い状況にあります。住宅の耐震化に関する支援策ということについてでありますが、耐震化を目的とした町独自の施策は現在ありませんが、昭和56年以前の戸建て木造住宅の無料耐震診断というものが北海道により実施されておりますので、この周知や住宅耐震化の相談窓口の設置、令和4年度には地震に備える安全対策というパンフレットを作成し全戸配布を行ったところであります。また、町が実施している住宅リフォーム事業補助金は耐震補強にも活用可能なものとなっておりますので、現状といたしましては、この住宅リフォーム補助事業を活用することで、特段新たな支援策については考えていない状況であります。最後に、自治基本条例の進捗状況の確認、条例の見直し等に係る町民委員会の諮問について、ご答弁させていただきます。大空町自治基本条例におきましては、条例の実効性を高めるために、大空町民自治推進委員会を設置し、必要な意見を求めること、また、4年を超えない期間ごとに条例の見直し等について、同委員会に諮問することと定められておりますことから、令和5年2月に、私から大空町自治推進委員会に対して条例の見直し等について諮問を行ったところであります。現在、同委員会におきましては、現在の社会情勢等を踏まえて自治基本条例の運用状 況の検証及び条例の見直しの必要性についてご審議いただいているとの報告を受けております。前回は、令和3年3月に大空町民自治推進委員会から答申を受けたところでありますが、その際には答申の内容を十分に精査の上、条例の一部を改正実施いたしました。今回同委員会から検証結果に基づき、答申をちょうだいすることとなりますが、前回同様にいただいた内容を十分精査の上、必要に応じて条例の改正や運用状況の見直し等行ってまいりたいと考えているところであります。以上、一回目のご答弁とさせていただきます。

答弁 教育長

鈴木議員からの一般質問に対してご答弁申し上げます。まず1点目の相談体制の充実についてのご質問でございますが、学校給食51は義務教育における教育活動の一環として、その目的は適切な栄養の摂取による健康の保持増進と社交性や共同性を養い、食生活が自然の恩恵の上に成り立つことについて、理解を深めるものとされています。食物アレルギーについては厚生労働省の調査によると、15年ほど前から増加傾向にあり、小児から成人まで幅広い年齢に認められ、最近は果物や野菜など多品目に渡るアレルギー食物が報告されております。大空町の学校給食におけるアレルギー対応につきましては、平成27年に策定した学校給食における食物アレルギーの手引に基づき、アレルギーを有する児童・生徒も、他の児童・生徒と同じように学校給食を楽しめることを目指し、医師の診断や保護の児童・生徒の実態を総合的に判断し、安全性を最優先とする対応食の提供を行っております。具体的には、新たに小学校へ入学する児童に対して前年の11月から食物アレルギーに関する調査を実施し、アレルギーを有する児童の保護者に対して、栄養教諭と養護教諭が面談を行っています。また、この面談を通じて学校給食においてアレルギー対応を希望する保護者に対しては医療機関への受診により、医師が診断した学校生活管理指導表の提出を求めることとしています。この学校生活管理指導表には食物アレルギーの病原、原因食物や診断根拠、また、学校生活の留意点について医師が診断した内容が記載されており、この管理指導表に基づいて、家庭における食生活の状況やアナフィラキシーショック時の薬の対応などを聴取した上で、給食提供の可否、食材の献立の情報、アナフィラキシーショック時のエピペンの扱いなどについて、学校給食で可能な対応を説明し、保護者の理解を深めながら対応方法を決めております。なお、この対応は他のすべての学年において毎年行っており、年齢とともに変化するアレルギー対応のため、中学卒業まで継続的に実施しているものです。学校給食における食物アレルギーの対応食はレベル別に分けられ、児童・生徒のアレルギー品目に応じて原因食品を給食から除いて提供する除去食対応や原因食物を別の食物に変える代替食対応、それらが全て困難な場合は弁当を持参する対応をとることとしております。こうした対応は、ほかの児童・生徒と一緒に給食が食べられるようにするものでありますが、一方で、児童・生徒の健康面の安全を最優先にすることを基本的な考えに据えたものであります。また、保護者との面談により決定した対応方法に関しては、給食センターはもとより、担任を初め、全ての教員に対して情報共有が行われ、給食センターの調理時から配送や配膳、給食の提供時や食後において、全てが管理されることとなります。さらに原因食物が多品目にわたる場合や特別な対応が必要な児童・生徒に関しては、献立作成の際に、栄養教諭が保護者と毎月面談をして、保護者の不安に対する相談にも応じながら対応を図っております。続きまして、2点目のアレルギー対応に対する施設設備についてのご質問についてですが、大空町の学校給食は女満別及び東藻琴給食センターで調理されており、それぞれの地区の学校へ配送されております。女満別給食センターは、平成22年に整備され、東藻琴給食センターは平成8年に整備された施52設で、両施設ともに細菌の繁殖防止のために、床に水が落ちない、いわゆるドライシステムを採用しております。また、両施設は鉄筋コンクリート造と堅牢で耐用年数の問題はないため、建物の建替えを想定していませんが、機械や設備は耐用年数に応じて 更新を図る予定となっており、栄養教諭や調理員の意見を踏まえながら検討を進めてまいります。施設面でのアレルギー対応に関しては、女満別給食センターは代替食を調理するスペースはありますが、東藻琴給食センターに専用スペースはないものの、除去食及び代替食の対応が可能となっております。しかしながら、コンタミネーションと呼ばれるアレルギー物質の微量混入の防止は両センターとも対応はできない施設となっています。この微量混入とは調理の際に意図 せずアレルギー物質が混入してしまう場合のことであり、全国的な例では、目に見えない微粒の小麦粉が空気中に飛散して、調理中に混入してしまい、アレルギーを発症した事例が報告されています。こうしたことから、小麦粉のような空気中に飛散してしまう食材がアレルギー原因の場合は対応が困難であり、これに対応できる給食施設は全国的に少数となっています。本町においても、こうした微量混入に対応することは難しいと考えており、小麦などがアレルギーの原因食品の場合は、米紛パンなどの代替食や弁当により児童・生徒の安全面を最優先とした対応となりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上、1回目のご答弁とさせていただきます。

答弁 建設課参事

水道事業のアセットマネジメントについて説明いたします。今回アセットマネジメントで検討した内容としましては、水道施設の更新、需要の見通しの検討、更新費用の試算、施設の再構築の検討、財源確保など、財政収支の検討を実施しており、検討期間としましては40年間としております。これらの検討では具体的にどこの管路から更新するかなどを明確に決めているものではありませんが、検討過程も現状把握において、東藻琴地区の管路の老朽化が目立っていることが判明しております。検討した結果としましては、経費的には40年間の合計で約230億から310億円の更新費用が必要と試算しており、これに伴い、水道料金は5.6倍から7.0倍に引き上げる必要があるとの検討結果となっております。今後はこれらの検討結果をもとに、具体的にどこの管路をどの程度ずつ更新するかなどの短期的な更新計画を決めていくことになります。もっと早い段階で議員の皆様に説明するべきことでありましたが、遅れてしまい大変申し訳ございませんでした。改めて常任委員会等に おいて詳しく説明させていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。

質問 鈴木秀之

ご答弁ありがとうございます。まず地震災害の備えについて、小項目のほうから地殻情報の収集をということでお尋ねした関係についてお尋ねします。町長のほうでもご答弁いただきました。近くにあるのは標津断層帯、それと、規模が小さいというか、まだ、調査が完全になされていないということで、網走湖東方断層群というのが実は政府の方で地震調査研究推進本部というのが立ち上がっております。その中で、これは国土地理院とかが入っておりまして、その中の産業技術総合研究所というのがその中にも入っております。その産業技術研究所のホームページにアクセスいたしまして網走湖東岸、網走湖東方断層群というのを検索しますと地図上でも表示が出ているという状況であります。そういう活断層がこれから調査をしていくということで、地震調査研究推進本部の方は、まずは都市のほうから調査を開始して、だんだん郡部の方に来ると。それで計画を町長がおっしゃっていましたが、早めるという状況でございます。そういうことで、やはり、町民の方々への情報提供ということについて、正確な情報に基づいて情報提供いただき、3月2日にも防災訓練がありました。そういう中でも町民の方々へ情報を提供していただくと 。それから令和6年防災計画の中での対応についてもご検討いただくということでございます。この網走気象台の方の活断層のメモを見ますと、いつ活断層が動いてもおかしくないということであり、想定しなければならないというメモもございますので、その点について対応をよろしくお願いしたいと思っております。そういうことで1点目につきましては、内容の関係につきましては、是非この情報に基づいて、地震災害に対する防災備品整備備蓄化計画ということについても再検討をぜひお願いをしたいということで、特に冬季の災害対応については重要な課題と思われますので、その関係につきまして、ちょっとご確認ということで1回目の質問とさせていただきますのでよろしくお願いいたします。

答弁 町長

再質問にお答えいたします。災害に対する特に地震災害というのは、冒頭にも私申しましたように、大空町旧女満別、旧東藻琴についても、大きな災害というのを恐らく経験してきて54いないという中にあって、いかに、当然災害に対する準備等を町民の皆様に行っていただかなければならないのですけども、それにはやはり正確な情報というのをきちっと把握してお伝えしなければならないのかなと。ただ、網走湖の東岸断層帯があるということを持って情報を伝達してしまいますと、いたずらに町民の方々の不安を煽ってしまうということにもつながりますので、そこはしっかり、さまざまな科学的見地に基づいた情報を適宜適切な場所で発信させていただきたいと考えております。また、今回3月2日に寒い中で防災訓練が行われました。少しちょっと中タイツとか履いていなかったものですから、寒くて実際の冬期間の災害現場というのはこんな状況なのだなということを逆に肌身でわかったところであります。当然、地震が発生して家を出る時に誰も厚着だとかそんなことをして出るはずはないのだと思います。そういった中で、日ごろからどんな準備が必要なのか、その時期に応じた夏であれば夏、冬季間であれば冬季間の準備、そういったものが必要かというものも、今回改めてきちっと町民皆様に発信していく必要性を感じたところでありますので、今後さまざまな形の中で情報発信を考えていきたいなと、そのように考えております。

再質問 鈴木秀之

続きまして、地震に備える優先的地域課題の検討ということで再質問をさせていただきます。水道の関係についてはアセスメント計画ということで、これについ てはまた詳しく説明を聞かしていただけるということでございます。緊急時の対応ということで、大空町簡易水道事業経営戦略、施設の老朽化があげられていますので、優先度を上げるということについて、これについて、先ほど水道料金の関係でもずいぶんと上がるというようなお話もございました。財源確保の観点これは国土交通省とかそういう所からの交付金制度を活用するとか、そういうことのための計画づくりということも含まれていると思いますけれども、内部協議をいたしまして、ライフラインの確保についての財源確保ということについて、優先事業実施ということの対応、なかなか難しいと思いますけれども、そういう方向で進める意向を町長はお持ちなのか、確認をさせていただきたいと思います。

答弁 町長

水道管路更新に係る優先というものでございますけども、今、更新している水道管については、大きなものは大体の耐震化に満たした管で更新してきているところでありますけども、ただ、それを進めるにもやはり水道料金を把握しながら、ある程度平準化し計画的に更新しているところであります。これを、優先的に事業量を増やすとなると、先程も申しましたように水道料金にはね返るのかなと、そのように考えております。そうした中で、今後、今回の能登半島地震を契機に国のほうでいわゆる災害に強いというような部55分で、水道施設の整備の補助率だとか何かそういったもののかさ上げ、要は増額等があればそれに乗っかって 、少しボリュームを多くした事業を進めていくことはできるかとは思うのですけども、現状の中ではやはり、計画更新の中で耐震に強い管を入れていくというところの対応しかできないのではないかなと、そのように考えているところであります。仮に今回の能登半島地震のように地殻が大きく変動して、耐震管を入れて もいなくても恐らく水道施設の損傷が起きたときには、恐らく大空町単独では施設の復旧や応急給水に対応することは困難だと、そのように思っております。そういった部分を担っていくために、災害発生時のスムーズな応援が受けられるような体制づくり、応援体制の確保というものもあわせてしっかり行って参りたいと、そのように考えております。

再質問 鈴木秀之

住民への情報提供という観点で、耐震住宅の耐震化という関係について、次に再質問させていただきます。町長のご答弁にもございましたが、北海道では戸建て住宅の無料耐震診断を実施しております。ところが、なかなか、これを利用したという件数はゼロに近いと承知しております。なかなかその先程一回目に質問したたわけですが、大空町はなかなか地震災害にあったことがないということで、そういう意味では地震が無いところだと認識をどうしても私どもしてしまっております。網走気象台の資料を見ますと、古いのですけども昭和13年に屈斜路湖付近で6.1の地震があって、死者が1人、住宅全壊が7棟。昭和34年に弟子屈付近で6.3の地震、このときも住宅2棟が全壊とか、さかのぼればあるという状況でございます。ただ、どうしても心理学的に言いますと安心というか、ここは安全だという心理が働いてしまって、なかなか自分のところは耐震化をしなくても大丈夫だなということはありますけれども、状況として耐震診断が受けられる。そうして相談窓口を充実していただけるということでございますので、そういうPRに努めていただくということが本当に大事だなと思っております。ただ、耐震工事について、これももう少し解説をしていただけるといいのではないかなというのは、耐震工法、北海道の方で実施している耐震工法についてはかなり本格的な耐震ということになっておりまして、今、軽度の耐震工法ということも研究をされているという状況もございます。そういう中で耐震対策について診断をして、それで耐震工事をするということで、先進的な事例でこれを両方とも助成措置を持っている町村もありますけれども、今のところご答弁では、住宅リフォーム事業をうまく活用して対応してもらいたいという状況でございます。そういうことも含めてでございますが、耐震工事の内容を検討していただいて、大空町独自に耐震工事をした場合の住宅リフォームについては額をかさ上げするとか、そういうことについてもご検討の余地はないかどうかについてお聞きをしたいと思います。56

答弁 町長

住宅の耐震化についてであります。私も申しましたように、耐震化するには北海道が行っている無料の耐震診断というのがあり、それを使うのがまずは無償でやれるということなのですけども、議員のおっしゃるとおり耐震診断を行った実績というのはないと伺っております。耐震診断に対しての補助制度を持っている町だとかはあります。そこが行っているものは耐震診断を行って耐震診断の結果、耐震工事をしなければならないという住宅の判定が出て、なおかつ耐震診断、耐震工事に係る設計だとかやったものに対して補助を出すというようなことになろうかと思います。まず先に耐震に係る助成制度を設けるべきなのか、まずは耐震診断を広くPRして耐震診断を行った上で、その状況だとか情報を北海道から町にフィードバックしていただいて、私どものほうで耐震診断を行って、結果として必要があるといったところに、そういった補強だとかそういった工事をする意向があるかどうかを把握してから助成制度を積み立てるということも、遅くはないのかなと思っております。まずは自分の住宅56年以前の住宅で地震が来たときには怖いなと思われている方に対して、そういった診断ができるというのをしっかり改めて広報あるいは折り込みのチラシでPRさせていただければと、その様に考えております。

再質問 鈴木秀之

それでは大項目2番目の食物食育推進と食物アレルギーの対応ということで、再質問をさせていただきます。非常に大空町の給食センター両センターともに 寄り添った対応していただけると認識しております。アレルギー食の対応として、レベル1として献立表による保護者と教員が生徒自身の判断で食べ られるものを選択するというレベル1からずっと行ってレベル4までの代替食の対応ということになっていると思います。この関係について、非常に保護者と連絡を取り合って対応していただいているという状況でございます。その中で、今回、アレルギーを持っている子どもさんたちの関係でございますけれども、 指導管理表の関係が保険対象として負担が軽減をされるということになっております。そういう中で、負担軽減になった部分の関係ですけれども、要するに、アレルギーの検査というのは年齢と共にだんだんこう変わってくるということで、非常に検査を詳細にこう何回も受けていく ことになろうかと思っております。そういう関係について、保険対象になって医療費の関係も個人 負担がないということかどうか、それも含めて保護者の心理的、経済的な負担に対して寄り添った相談体制を充実していただければと思いますが、その点について現場の対応ということについて、今の状況で十分かどうかということについて確認を させていただきたいと思います。57

答弁 教育長

ただいまの鈴木議員のご質問にお答えします。学校管理指導表作成費用の助成事業実施要綱というのは平成27年に策定したもので、給食におけるアレルギー対応を希望する保護者に対して医療機関を受診のうえ、学校管理指導票の提出を求めることにしたことから、その費用に対して5,000円を上限に2分の1を助成する対応として来たところです。この管理指導表は全国的に統一の様式で、当初は医療機関で保険適用がされておりませんでしたが、令和4年の診療報酬の改定により、現在は保険適用になっております。そのため、診療報酬の3割が自己負担となりますが、本町はこの自己負担分の医療費を助成しており、保護者の負担は事実上なくなるため、当該助成要綱に関しては令和6年3月をもって廃止する予定となっており、保護者の負担はないと考えております。以上、ご答弁とさせていただきます。

再質問 鈴木秀之

ありがとうございます。保護者の負担が保険適用になると医療費助成の関係で大丈夫だということの確認でございましたので、近隣の町村ですが、調べたところ令和4年4月1日に学校生活管理指導表の保険適用になった後に、その対応の要綱を改正してまだ残しているという自治体もありますので、そこら辺の関係は医療助成制度の関係なのかなと思いまして、聞かせていただいたところでございます。食物アレルギーの対応食として、代替食なり、それから除去食対応なりで対応されているという中で、施設の整備についてはなかなか難しいという状況は私も認識しているところでございます。施設整備の中で出来ることと、それから代替食の献立を立てる現場での対応ということで、現場に過度の負担になるということの心配もございますので、そこらへんはうまく現場とそれから保護者とそれから学校の給食を食べる現場とのうまい連絡調整を是非、医師の共通理解をいただきながら進めていただければいいのではないかなと、余り現場の方へ過度に負担をかけると、先日もウズラの卵が、のどに詰まってしまったとかいう事故もございましたので、そういうことで現場では、本当に色々工夫をして調理をされていると認識しておりますので、ここらへんは現場と保護者とそれから学校との連絡調整をきちんと密にしていただいて、できる範囲の中の施設整備の中で、もしうまく出来るのであればあれですけども、余り無理なことについてはよく理解をしていただいた中で対応するということで進めていただければと思っているところでございます。ただ、アレルギーを持っている子どもさんはこれ一つの個性ということで、尊重していただいて対応をするのが大切だと認識をしておりますので、その点について、もう一度現場との調整等につきまして、対応についてご確認をしたいと思いますのでご答弁をいただければと思います。58

答弁 教育長

ただいまの鈴木議員のご質問にお答えします。学校給食は児童・生徒の安全・安心を保障し、徹底した衛生管理のもと、毎日提供は行われていますが、一方でそれに従事する職員は、健康管理はもちろんのこと感染防止のために、自身の接種する食べ物 に一定の制限をした中で業務にあたっております。現在は町民から食材の提供をいただいき、栄養教諭や調理員が献立を工夫するなど、児童・生徒の皆さんがおいしくて笑顔になれるような給食、安心な給食を提供できるように、学校と共に連携を進めているところですが、大空町では先程申したどおり、女満別給食センターと東藻琴給食センターの2施設がございますが、児童生徒の減少、機械や整備の更新などから今後の給食センターについては、施設のあり方等について、私は検討が必要ではないかと考えておるところです。今後ともご理解とご協力を賜り、引き続きご支援いただきますようお願いいたします。以上、ご答弁とさせます。

再質問 鈴木秀之

それでは大項目3点目の町政執行方針と自治基本条例の関係につきまして、最後にお尋ねしたいと思います。この関係につきましては、町民参加、町民と協働したまちづくりという中での自治基本条例でございます。当然自治基本条例につきましては、議会においても条例の中で謳われております議員の役割、責務を自ら確認するとともに、議会基本条例の確認ということについても見直し作業を進める必要があるかと思っております。行政執行に当たる職員が自らの業務推進について確認もしていただきながら、特に情報の共有とか町民参加の推進については、パブリックコメントから住民アンケートとかあるわけですけれども、なかなかそのパブリックコメントを出しても、パブリックコメントに回答するという件数もそんなに多くないという状況も承知してお るところございます。やはり丁寧に町民の意向から意見を聞くという懇談会等の重要性があるのではないかなと思っております。町民との情報の共有それから町民の参加、推進については、行政情報の提供のあり方について是非丁寧な対応を進めていただきたいと思っているところでございます。自治基本条例の制定手法確認していただきながら、町政執行方針に基づく各種施策が展開をされるのではないかなと思っておりますので、そこら辺どこをどういうふうに見直していくかとか、確認しているかとかは、これから町民委員会の中で諮問されているということでござ いますので、そういう意見を聞いていただいた中で是非ご検討を。改善するところは改善をするということで対応していただきたいと思います。再度この関係について意見、町民に丁寧な説明をしていくということについての配慮について 、していただければなと思っておりますので、この点について1点だけ確認をさせ59ていただきたいと思います。

答弁 町長

ありがとうございます。町民がまちづくりに参画するという手法の中で、一部パブリックコメントを行ったり、あるいは審議会等開いて意見を聞いたり、さらには意見交換会の場を設けたりしているところでございます。大空町で行っているパブリックコメント、全く一件も質問がないというのも多いのですけれども、たまに質問、意見がちゃんと出されるパブリックコメントもあるという状況になっています。令和3年3月に大空町自治推進委員会からいただいた答申においても、やはりパブリックコメントに寄せられる意見が少数であるので 、意見交換会への参加等と併用して効果的な組合せを検討するとこと 。という内容の答申もいただいたところでございます。そういった経緯がございましたので、町ではパブリックコメントのみの選択ではなく、ものによるのだと思うのですけれども、やはり必要に応じて意見交換会、意見を聞く場を設け、あるいはきちんと議会から意見を聞くという場を併用して、町民皆様方のご意見を聞いているところであります。多分うちだけではなく、どこの市町においてもパブリックコメントしても結果的には意見がなく、ただやって いるだけということもあろうかと思います。だけどやはりきちんと町民皆様の意見を政策に反映していくということは重要であると思いますので、どういったやり方が効果的なのか常日ごろ検討してまいりたいと考えているところであります。やはりこの自治基本条例は町民に適切な情報発信と町民の参画をいただいて、町民主体の自治を実現していくということで自治基本条例を作っているのだと思います。そういった趣旨に乗っ取りながら今後もまちづくりを進めてまいりたいと考えておりますので、ご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

再質問 鈴木秀之

最後です。今回質問させていただいた案件につきましては、地震の関係から給食の関係から自治基本条例の関係、町民への情報の公開と情報の共有ということが必要だなということから、質問させていただきました。本定例会、幸せを実現して暮らせる大空町を実現に向けて、新年度予算が提案されていると認識しております。町民、行政、議会が我が町の行政を再確認し、知識と知恵と工夫を出し合って、ともに考え、ともに行動し、支えあっていくという、そういう自治体としての自立的運営と、自立をしたまちづくりということで進められることを期待しております。以上で質問を結びたいと思います。

答弁 町長

ありがとうございました。町民の皆さんに町政に参加していただく。そのために情報発信を行うですけども、ただ発信すればいいということではなくて、その発信した内容を理解していただくということもとても大切な60ことでありますので、そういったことも引き続き町として努力しながら取り進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

出典:大空町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月6日 議事録 PDF(59ページ) 間違いを知らせる