みんなの議会

大空町議会 平成26年第3回定例会 2014年9月17日

土砂災害対策について

2014年9月17日、大空町議会の一般質問で、上地史隆議員が「土砂災害対策について」質問し、町長が答弁しました。

質問者
上地史隆 議員
答弁者
町長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 上地史隆

皆様おはようございます。1番 上地史隆でございます。このたび定例会で質問する機会を与えていただきましたことに心から感謝を申し上げます。まず最初に7日の東藻琴海洋センターで行われた防災訓練に参加された住民の方々、御協力いただいた各関係機関の皆様、本当にお疲れ様でした。その際に、消防署長の挨拶がありましたが、日々の訓練で行えないことは、災害時には行えないという言葉がありましたが、まさにそのとおりであり、消防団員である私も再度防災について考えさせられる1日でありました。それでは、以下通告に従い、質問に移らせていただきますが、私の後に御登壇する議員の皆様と重複するところがあるかもしれませんが、御容赦いただきたいと思います。それでは、今回の質問の土砂災害対策について、質問させていただきたいと思います。今回の質問の土砂災害についてですが、大空町の朝日地区でも5月16日から17日にかけての降雨により、土砂災害がありました。住民や建物に被害はありませんでしたが、畑が陥没し土砂が川を堰き止めてしまうことがありました。現在は復旧も終わりましたが、今後、ほかの地域でも土砂崩れが起こるのではないかと不安を感じさせられております。新聞の記事にも「増える土砂災害」と大きな見出しで記事が掲載されたり、ニュースなどでも連日報道されています。それを御覧になり、同じ不安を抱いている住民の方々も多いと思います。8月に相次いだ広島市、礼文町の土砂災害では、合わせて76名の方が亡くなるという甚大な被害がありました。尊い人命が犠牲になり、この二つの土砂災害の原因となった局地的な集中豪雨でありますが、全国的に増えており、11日にも、札幌など道央圏で数十年に1度の大雨が降っております。その際に70万人の住民の方々が避難勧告が発令され、避難される事態も起こっております。それとともに、降雨と共に土砂災害の発生件数も増加傾向にあり、国土交通省は、従来とは異なる雨の降り方と土砂崩れの多発に関連性があると指摘しております。土砂災害防止法の検討作業にも着手を始めましたこの土砂災害防止法でありますが、1999年の広島県の豪雨災害を契機に、2001年に施行され、都道府県が土石流などの恐れがあるとされる災害危険箇所から、警戒区域、特別警戒区域を指定し、さらに市町村が地域防災計画で避難体制をつくるように定めております。ただ、指定には多額の調査費用や住民の同意が必要で全国の危険箇所52万5,000箇所のうち、指定済みが約7割にとどまっているそうです。国は、調査費用の支援拡充や法改正による指定手続の簡素化、土砂災害警戒情報も市町村の連絡義務付けなどを検討しています。一方、本州に比べて雨が少ない道内は、1時間以上に50ミリ以上の雨が降るのは極めて稀ですが、過去に比べ大雨が1時間に20ミリ以上と、雨が降る回数は確実に増えているそうです。日本気象協会北海道支社によると、道内のアメダス100地点当たりの回数は2011年、127回、2012年、167回、2013年は197回と数字でも急増していることがわかります。土砂災害も同じく2004年から2013年までの間に計99件に上り、2012年、2013年はともに13件と雨量の増加とともに急増していることがわかります。その一方で、道内の危険箇所1万2,000箇所のうち、警戒区域の指定率は11.9%と都道府県別で最低です。道は指定に係る調査費用について、3分の1の国の補助率を求め指定のペースを早める考えですが、新谷北大名誉教授の砂防学では、警戒区域の指定を早めるには道の役割に加え、市町村が指導して説明を繰り返すなど、積極的関与が必要だと指摘もしております。大空町にも地域防災計画があり、その中に土砂災害予防計画もあります。ですが、地すべり、崖崩れ被害発生予想区域の指定についてでありますが、上東、栄町などの地区名しか載っておらず、ほかにも危険区域があるはずです。土石流危険区域についても、朝日、住吉、東洋、山園しか載っておらず、ほかにも起こる可能性があるのではないかと思っております。予想される被害についても、畑、原野、山園ふるさとセンターしか記載されておらず、民家などの記載はありません。このことについては、町民の生命財産を守るためにも、どのように考えているのか。是非お聞かせいただきたいと思います。

答弁 町長

上地史隆議員の一般質問にお答えを申し上げたいと思います。近年、短時間に局地的な大雨が降り土砂災害等を発生させる要因となってございます。8月には広島市で大規模な土砂災害が発生し73名の方が亡くなり、未だ1名の方が行方不明となっております。礼文町におきましても、土砂崩れが発生し2名の方が亡くなるなど悲しい災害が起きております。お亡くなりになりました方々のご冥福をお祈り申し上げるところでございます。このような、災害はどこでも起こり得るもの、大空町でも想定をしておかなければならない、そのように考えます。地域における防災につきましては、災害予防応急対策、災害復旧等の対策を実施し、町民の身体、生命財産を保護するため、災害対策基本法の規定により、各市町村で地域防災計画を策定することとしてございます。大空町地域防災計画の中の土砂災害予防計画では、重要な警戒区域として、地滑り、崖崩れ被害発生予想区域を2カ所、土石流危険区域7カ所を指定してございます。町の指定につきましては、過去の災害実例によりまして、地滑り、崖崩れ被害発生予想区域を、さらに土石流危険区域につきましては、図面や現地調査をもとに指定している状況にございます。このほかにおきましては、北海道におきまして、土砂災害危険箇所として急傾斜地崩壊危険箇所14カ所、土石流危険渓流19カ所を指定しております。北海道の指定の基準につきましては、傾斜が30度以上高さが5メートル以上の箇所を急傾斜地崩壊危険箇所、また傾斜勾配が3度以上の谷地形の箇所で、保全人家等がある若しくは人家の立地が見込まれる箇所を土石流危険渓流としてございます。これらはいずれも図面上において判断をしているとのことでございました。また、町指定の土石流危険区域7カ所につきましては、北海道指定の土石流危険渓流19カ所と重複をしており、その内数となっている現状でございます。町といたしまして、町民への周知方法でございますが、25年3月に地域防災計画の見直しを行った際、町内全世帯へ土砂災害の注意事項等を記載しました防災のしおりを配布をいたしました。しかしながら、重要な警戒区域の場所などの情報につきましては、具体的にお知らせをしていない状況にございます。国では、広島市の災害を踏まえ、都道府県が指定している土砂災害危険箇所等について住民に緊急周知するよう、北海道を通じて私どものところには、9月9日、具体的に要請がございました。町といたしまして、直ちにホームページに掲載するとともに対象となる区域の世帯の皆さんには9月中に個別に訪問し、説明を行いたいと思ってございます。土石流危険渓流につきましては25世帯、急傾斜地崩壊危険箇所については16世帯の方々が対象になってございます。国では災害被害の未然防止を図るために緊急速報メール、通称エリアメールと言っているものを活用してございます。これらは、緊急地震速報のほか、災害時における避難準備情報、勧告、指示の情報を即時に提供することとなってございます。発信者につきましては、それぞれの法律により国や市町村が行うこととなってございます。このほか町では、気象における特別警報、土砂災害警戒情報、津波、地震情報、河川洪水予報など町民の皆さんに伝達する手段として、メール配信サービスをこの10月からスタートさせることといたしまして、現在準備を進めているところでございます。この方法につきましては、事前の登録が必要となりますことから、十分なPRと町民皆様の御理解を得るように努めてまいりたいと考えているところでございます。以上、1回目の御答弁とさせていただきます。

質問 上地史隆

町長から説明をいただき、土石流発生予想区域とか限られているところしかしていないことがわかったんですが、一応土石流の道の分では傾斜が30度以上と言っていたんですが、実際、土石流というのは簡単に定義でいいますと、 土砂が雨水、地下水位と混合して河川、渓流など流下する現象だと言われておりますが、実際、気になったのは土石流予想発生区域のところにパナクシュベツ川が入っていないんですよね。一応女満別川と合流しており、傾斜的には30度以上はないとしても、結果としては山間部を流れているので、土石流が発生する原因にもなるんじゃないかなと。実際に川の横を歩いたりしているので、そういう危険性はないのかなと思っております。これから住民の方に周知の徹底を図ると事前に住民の方に訪問とかも個別にするということは実際に是非、早急に行ってほしいなと思っております。近日ニュースでも騒がれているようにスーパー災害で、少しでもタイムリーに行っていただければと思います。もし、実際に区域とか、わかった場合には、住民への周知とかも再度徹底して行っていただきたいと思います。質問はこれで終わります。

答弁 町長

先程、北海道が指定しております土砂災害危険箇所は33カ所あるというふうに申し上げました。町といたしまして、これらの現地調査もあわせて行いたいと、そのように考えてございます。北海道が図面上で指定をしてございますので、実際にそこに人家が存在するのかしないのか、こういうことの精査も必要になってこようかと思っております。その上で、町の重要な警戒区域と、町の防災計画にも指定する必要があろうというふうに考えられるところについては、防災計画の中に追加をしてしっかりと位置付けてまいりたいと、そのように考えているところでございます。そのほかにも、今回、町が指定している、また北海道が危険箇所というふうに指定している以外でも御心配の箇所というものがあるのではないかと、そのように思います。この土砂災害のメカニズムといいましょうか、危険な要素というものを町民の皆さんにお知らせをさせていただくと同時に、町内のお住まいの方々からも情報をいただく、また、町の職員として町内の巡回等を行いながら、そういう危険箇所等も拾い出しを行ってまいりたいと、そのように思ってございます。その中で、従来の指定区域などと類似するような、そんな地形のところについては、新たに町の防災計画の中に、さらに盛り込むと同時に、現在、北海道の33カ所以外の地域として北海道にも連絡をすると同時に、そういったものの指定もあわせて、行っていただけるような、そんなことに努めてまいりたいと、そのように考えております。また、それらのことにつきましては、対象となる当該町民の皆さん方にもお知らせをし、そして常にそういった事柄から身を守るような、そんな自助の精神もお願いをする、ということを今後努めてまいりたいというふうに考えております。この防災につきましては、町民の安全をいかに守るかということで、町民に皆さん方、自らの御努力と、また、地域の協力や町としての最大限の努力をしていかなければならないものと考えております。町としての役割をしっかりと果たすように今後とも努めてまいりたいと思いますので、今後とも御指導いただきますようにお願いを申し上げたいと存じます。

質問 上地史隆

町長の説明で、早急に調査していただけるということがわかりましたので、これで質問を終わりたいと思いますが、最後に、町民の生命財産を守るためにも、是非少しでも早く指定していただきたいと思います。これで質問の方を終わらせていただきます。

答弁 町長

先程、9月中に北海道が指定している方々のところについては個別に訪問をさせていただくということでありますけれども、既に資料なども作りまして、具体的にお話をさせていただこうと思っております。また、秋におきましては、雨のシーズンを迎えることとなります。台風などの可能性もあり、過去には大空町において、水防の関係で避難勧告をした経過もございます。そういった心配を町民の皆さんのところから少しでも少なくできるような、そんな対策については迅速に取り組んでまいりたいと、そのように思っております。また、10月からスタートいたしますメール配信などについても、大勢の町民の皆さんにご登録をいただき、そして、情報を的確に受け取っていただける、そんなことにも努力をしてまいりたいというふうに思っております。今後とも、御指導いただきますようにお願いを申し上げたいと思います。

出典:大空町議会 平成26年第3回定例会 2014年9月17日 議事録 PDF(9ページ) 間違いを知らせる