みんなの議会

大空町議会 平成26年第2回定例会 2014年6月23日

自治体の人口流出について

2014年6月23日、大空町議会の一般質問で、上地史隆議員が「自治体の人口流出について」質問し、町長が答弁しました。

質問者
上地史隆 議員
答弁者
町長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 上地史隆

4月に行われた議会議員選挙で初当選させていただきました上地史隆でございます。このたび初めての定例会で、質問する機会を与えていただきましたことに心から感謝を申し上げます。私に与えられたこの4年間の任期を町政の発展と町民皆様の生活向上に向け精一杯努力してまいりたいと考えておりますので、よろしく御指導、受け賜りますようお願い申し上げたいと思います。まず最初に、自治体の人口流出についてですが、最近の新聞やニュースで大変驚かされたことについて質問をさせていただきたいと思いますが、その中でも特にわかりやすく関心を持った2社の記事を交え、質問させていただきたいと思います。まず記事を簡単に読みますので、その後、町長に質問させていただきたいと思います。北海道新聞、「自治体の危機、少子化対策を待てない」将来消滅する可能性のある自治体が全国で896市区町村にのぼり、道内では全体の8割近くを占める147市区町村に達する。民間有識者会議でつくる日本創生会議が発表した試算は、日本の人口減少が深刻さを増している現実を改めて浮き彫りにした。特に北海道を初めとする地方は大都市への人口流出が止まらず、減少のテンポは極めて早い。ただ、あくまで試算だと、冷静に受けとめて対応分析し、政策を果敢に打ち出すことが大切だとあります。政府や自治体は若い世代の大都市への流出を防ぎ、地域で子どもを産み育てるための少子化対策に可能な限り手を尽くすべきだ、調整会議で問題視しているのは、子どもを産む、中心世代である20歳から39歳の若い女性が大都市へ流出し続けている現状だとか、2040年までにこの世代の女性が半減する自治体を将来消滅する可能性があると指摘しています。道内では檜山管内奥尻町や渡島管内木古内町など8市町の減少率が80%を超しております。函館、釧路、旭川といった拠点都市や札幌市南区さえも含まれるとのこと、流出の大きな要因は、東京への一極集中にある。しかし政府が進める政策は、大企業、大都市というふうに力点が置かれ、地方への配慮や少子化への目配りは感じられない。若年層の生活安定には子育て支援の拡充に加え、正規雇用の拡大や長時間労働の解消が必要だ。人口流出の防止には、地方での雇用創出や地方分権推進も欠かせない。こうした課題に政府は最優先で取り組まなければならない。厳しい環境下にある道内だが、上川管内東神楽町や東川町などは若年女性の減少率が小さい。きめ細かな保育や住宅建設の補助などが定住化につながっている。少子化対策の参考にしたいと思います。だがこの先の人口減少を考えれば、医療や介護、交通、学校といった社会インフラは、自治体単独では整備も維持も困難になる。そのため自治体間の連携がますます重要になり、地域の中核的な都市を中心に協力体制を構築する視点が欠かせない。それが地方の活力を生み、大都市への人口流出を防ぐことにもつながるはずだとあります。道は自治体にこうした動きを促し、後押しする必要があり、国には地方活性化に向けた財政支援などを強く働きかけていくべきだとあります。次の記事にいきますが、産経新聞、「自治体の消滅、若者引きつける地域つくれ」とあります。先程、日本創生会議の分科会が発表した推計は衝撃的でありますが、この記事では地域の崩壊は日本全体の衰亡につながると、地域の人口見通しが変われば国土計画を見直す必要も出てくる。自治体消滅の危機を過疎地の問題と片づけていられない、若者に魅力のある地域づくり官民上げて対策を講じることが急務である。高齢化で人口が減る上に出産期にある20歳か39歳の女性は仕事を求めて大都市部に流出する。この傾向に歯止めがかからなければ若い女性が現在の半分以下になった自治体は、出生率が回復しても、人口が減る運命にあるという、税収不足で行き詰まる自治体が相次ぎ、国民全体で負担することになる。農業や漁業人口の減少は食糧問題にも直結し、さらに深刻なのは、大都市部は、保育所不足や高家賃で、子どもを産み育てしづらいのに若者が吸い寄せられ続ければ日本全体の少子化に拍車がかかることだ。少子化対策の強化は言うまでもないが、若者の流出を食いとめ、大都市から呼び込もうとすることに、まず取り組まなければならない。それには都会で技能・知識を身につけた若者が能力を発揮できる職場の確保が必要。企業の理解と協力が欠かせないとあります。二つ目の議題に移りその後質問させていただきたいと思いますが、二つ目、自治体の要支援移管についてですが、町長もお知りと思いますが、私は福祉の現場で介護福祉士、ケアマネジャーとして約15年間、介護が必要な方と接してきましたが、身近に要支援事業は、要介護の予防に果たしてきた役割は大きいと私は思っております。現在、大空町にも平成26年4月末の時点ですが、要支援1の方が91名、2の方が35名おり、少なからず要支援移管により影響を受けるのではないかと心配をしております。なぜかというと、介護保険と医療提供体制を見直す地域医療介護総合推進法案を2日参院本会議で審議入りし、趣旨説明と質疑が行われ、6月18日に成立しましたが、介護保険で軽度の要支援の人向けサービスの一部を2015年4月から段階的に市町村に移す改革案が争点に上がりました。道内では体制不備などから可能とお答えした市町村は5%にとどまり、20%近くは不可能と答えるなど、現場には根強い不安があります。本案については、2025年に推計で、現在の2倍の約21兆円になる介護費用の膨張を食い止める狙いがあり、軽度の要支援の向けの通所介護と訪問介護を市町村事業に移し、NPO法人やボランティアの活用を促す政府与党は、地域の実情に合った多様なサービスができると説明しておりますが、実際に事業を押しつけられる形の現場では、懸念の声が広がっており、北海道社会保障推進協議会の昨年末の調査では、全道179市町村のうち、91市町村から回答があり、32市町村は移行は不可能と答えており、可能は9市町村だけでした。不可能とした宗谷管内枝幸町は高齢者が多い小さな町でボランティアの確保が無理と説明しており、釧路管内弟子屈町も都市部と違い介護のNPOもなく、ボランティアがいても移動に時間と経費がかかり頻繁に利用者宅を訪問できないだろうと話されています。このことについて、北星学園大学の杉岡教授は、市町村が安定的な事業を組み立てることが大変であり、サービスに地域格差が出るのではないかと心配をしております。ただ各地の社会福祉協議会を活用するなど、住民参加型の新しいシステムづくりのきっかけになる可能性もあると指摘もされていますが、私は大きな懸念を拭うことはできません。それでは、最初の自治体の人口流出に戻りますが、最初の質問として、少子化対策について質問をしたいと思います。自治体は、若い世代の大都市への流出を防ぎ、地域で子どもを産み育てるための少子化対策に可能な限り手を尽くすべきだと、先程の記事にもありましたが、これについては出産の約9割を占める子どもの中心世代である若年女性20歳から39歳の若い女性が流出することが問題でありますが、この人たちが、大都市に流失し続けているのが大きな問題でありますが、大空町も平成22年4月の755人から平成26年4月現在で614人と5年間で141人も減っております。大空町は今年度より、北海道医療給付事業である乳幼児等医療費助成事業について、子育て世帯の経済的負担軽減と少子化対策の一環として、対象を小学生から中学生まで拡大することや、新たに若年世帯の定住策を検討、提案されたことについては一定の評価をしていますが、他の自治体でも独自の施策を行っており、これ以上の少子化対策は今後も必要になると思われます。町長は、今後少子化対策について、これ以上のことをお考えなのかお聞かせをいただきたいと思います。質問二つ目に移ります。質問二つ目は、若い人が残れるような雇用の確保についてでありますが、都会で技能、知識を身につけた若い人がふるさとに戻り、能力を発揮できる職場の確保についてですが、大空町のハローワークの求人数は6月21日で33件しかなく、そのうち正職員の求人は11件でした。若い人が残るには求人数が余りにも少ないのが現状であり、労働人口が減るということは、それだけではなく、税収不足により自治体が行き詰まる可能性も出てくると思いますが、この大空町の現状について、町長はどのようにお考えかお聞かせいただきたいと思います。続き、2番目の自治体の要支援移管についての質問に移ります。それではまず、軽度の要支援の方向けの通所介護と訪問介護をNPO法人やボランティアの活用を促すとありますが、大空町は移管されることにより、どのような問題が起こるのか。そもそも、2017年度末までの短期間で受け入れることが可能なのか、お聞かせいただきたいと思います。これで最初の質問は終わりたいと思います。失礼しました。続きもう一つの質問で、要支援移管の次の質問で、最初の質問に続きこの法案についてですが、法案にはこのほか、2015年8月から一定以上の所得がある、厚生労働省は、所得は世帯単位ではなく、個人ごとに判断し、年金収入が280万円以上の人を想定しており、サービス利用料の約15%、特別養護老人ホーム入居者の5%が全国で対象となる見込みとありますが、利用者の自己負担割合を2割に引き上げることや特別養護老人ホーム入所者への居住費、食費補助の縮小、平成15年4月より入所を原則として要介護3以上にするなどの改革案が盛り込まれましたが、このことについて、今後大空町に二つある特別養護老人ホームはどのような影響が出る可能性があるのか、町内で介護サービスを利用している方の負担が2割に増えることにより、サービスを控え、適切に受けられないことによる要介護の重度化、入居者については、要介護度が低くても認知症で常時見守りが必要な方は入居できるとしていますが、現実はその可否は難しく、御家族、御本人の負担は増大する可能性があります。今後、町からどのような支援が必要になる可能性があるのか、法案が成立したばかりなので、わかる範囲で結構なのでお聞きかせいただきたいと思います。これで最初の質問終わります。

答弁 町長

上地議員の一般質問にお答えをいたしたいと思います。新聞記事なども引用されまして、大変詳しく数字的なものも使われておりました。私の御答弁と重なるところがあろうかと思いますけれども、お許しをいただきたいと存じます。5月9日の朝刊に、「道内147市区町村で半減、存続の危機指摘、少子化対策おくれに警告」という見出しが、これは北海道新聞の記事の内容でございます。この記事の出どころは民間有識者でつくる日本創生会議の人口減少問題検討分科会でございます。この指摘のもととなりましたのは、国立社会保障人口問題研究所の将来人口の推計値でございます。これによりますと、最悪の場合2010年、私どもの町でいうところの総人口7,933人、20代から30代の女性694人が、30年後の2040年には総人口4,677人、マイナス41%、20代から30代の女性は244人、マイナス65%と推計されるというものでございます。この場合、出生率が今後上昇しても、人口は増えません。社会保障、交通、学校の維持が難しくなり、将来的に消滅の可能性があると、そのような指摘でございました。この提言では、現在の出生率、国全体の1.4を2025年には希望出生率として1.8人に、さらに、2035年には出生率2.1人という実現を目指す必要があると、そのようにされております。住民基本台帳で、私どもの町の平成26年と平成21年の人口を比較してみますと、8,323人から7,751人、人口で577人減っております。20代から30代の女性につきましては、781人から614人にいずれも減ってございます。20代から30代の女性は167人、21.4%ということでございます。各世代の減少から見ましても、20代から30代の減少は多い状況にあります。各10年刻みで申し上げますと、0歳から9歳までは11.5%マイナス、10代は12.8%のマイナス、20代は19.8%のマイナス、30代では、21.7%のマイナス、40代は5.5%のマイナス、50代は15.0%のマイナス、60代は12.9%の増、70代は、6.1%のマイナス、80代以上は15.4%の増でございます。これは、男女ともに合わせた数値ということで御理解いただきたいと思います。いずれにいたしましても、少子化が進んでいる状況にあります。その他の統計的な数字について少し御披露申し上げたいと思います。平成25年3月現在の北海道の年少者人口の状況でございます。14歳以下の年少者人口の比率、全道平均では11.7%、本町は12.7%でございます。全道179市町村中37番目、オホーツク管内では最も高い数値となってございます。さらに、合計特殊出生率でございますけれども、市町村の場合は毎年公表されるわけではなく、変動もありますので、5年間の平均で出されております。平成20年から平成24年までの5年間における大空町の合計特殊出生率は1.71人、全道179市町村のうち、9番目でございます。最も人口、合計特殊出生率が高いのがえりも町1.90人、別海町1.86人、共和町1.81人、日高町1.80人、猿払村1.75人、佐呂間町1.74人 標茶町1.73人、羅臼町1.72人の次でございます。こういった少子化状況に対応する施策につきましては、さまざまなものが考えられますが、今回のこの定例会の中では、中学生に乳幼児医療を拡大したいということで、入院・外来の助成対象の拡大を行い、子ども医療費助成事業としての提案をさせていただいているところでございます。また、この医療費助成事業、私どもが今回提案させていただいたものと同じような取り組みを行っているのをオホーツク管内の町村は、津別町、清里町、小清水町、佐呂間町、湧別町、滝上町でございます。さらに、西興部村、雄武町については、高校生まで拡大している現状にございます。少子化問題は、経済的な課題、また雇用不安、夫婦共働きができる職場環境、ライフスタイルの多様化でありますとか、晩婚化、高齢出産化、さらにはお子様が欲しくても授からないなど、様々な要因が指摘されております。しかし少子化になりますと、労働力の減少、医療や介護費用の増大、社会制度そのもののゆがみ、交通、学校の維持が困難になり、地域力の低下を招くわけであります。大空町にとっても大きな問題だと認識をしてございます。町といたしましては、現在母子保健対策として家庭訪問指導や乳幼児妊婦健診、育児学級を開催し、また子どもたちの各種ワクチンの無料化に取り組んでおります。そのほか、不妊治療費の助成、医療費の無料化の拡大、さらに、子育て支援という観点から子育て支援センター、児童センター、児童クラブの運営、放課後児童対策、さらに保育の拡充と料金の低減化、託児通所事業、教育の充実、奨学金制度の拡充など様々な施策に取り組んでいるところでございます。子どもたちが、大空町で生まれ育ってよかったと思われるように、また、この地域で夢を育むことができるように対策にあたってまいりたいと思っております。子育ての先輩の皆様方には、子育てに関わる大変さばかりではなく、楽しさや幸福感というものを次の世代に伝えていただきたいものと、そのように考えてございます。今後、先程品田議員の一般質問でもお話を申し上げました、子育て支援のための宅地住宅政策というようなものが必要ではないか、さらに食育の発想から給食費のあり方を検討する必要があるのではないかと、そのように考えているところでございます。次に雇用の関係について、お話を申し上げたいと思います。本年4月の北見と網走のハローワークにおける有効求人倍率は回復傾向にございます。北見0.78、網走で0.72でございます。職業別では、専門技術、販売、サービス、農林漁業で1.0を超えている現況にございます。職種によっては、労働力不足が顕著になっている、そういう見方もできます。しかしこれが、大空町となると必ずしも同様とはなっていない現状があります。特に若い世代の求職というところと必ずしも求人が一致していないというのが現状であり、ここが1番大きな問題ではないか、そのようにとらえているところでございます。行政の政策・施策の中で最も難しいのが、私は雇用施策ではないかと、そのようにも感じてございます。本来、経済活動である雇用というところに、町として、行政がどの程度かかわることができるか。また、市町村単位での施策という考え方の中では、限界があるのではないかと、そのように感じているところであります。ですので、今までの対策といたしましては、福祉施策、医療施策や教育の政策、住環境を向上させるというような施策で、この大空町での職業雇用というところには十分至らないかもしれませんけれども、定住を図る中で、人口増というところにつなげていきたいという施策を行ってまいりました。あわせて、直接的な雇用ということには至りませんけれども、産業施策、農業をしっかりと安定させる商工業の芽をつくる、そして観光で大勢の方々に来ていただけるような、そんな施策、今回の提案の中にも、今回の第2回の補正予算の提案の中にも企業創業の支援金の制度について、御提案をさせていただいたり、従来からあります企業振興促進条例に基づく企業誘致など、そんなことを進めてきたところでございます。そうやって事業所を誘致することによって、職場をつくるということで、雇用に結びついていけないものかと、そのような施策を展開してきた状況にございます。また、この平成26年4月からは、町の嘱託職員等の賃金の引き上げを行ったところであります。今後、第三セクターへの波及も及ぶものと期待をしているところでございます。また、今定例会では医療・介護に係る従事者の定着のために補助制度を創設をして提案をさせていただいているところであります。こういった中においても、若い方々がこの地域で定着して働いていただけるということを目指してまいりたいと考えているところでございます。次に、自治体の要支援、この移管についてでございます。昨年の8月、社会保障制度改革国民会議から報告書が提出されました。要旨は、一定以上所得のある利用者の負担を引き上げ、食費や居住費についての補足給付の支給には資産等を勘案する。特別養護老人ホームは、中重度者に重点化を図る。一方で所得者の軽減措置の拡充を図る。介護納付金については、後期高齢者支援金の状況も踏まえつつ、総報酬額に応じたものを検討するというような内容でございます。この報告を受けて、国は地域医療介護総合確保推進法案を提出いたしまして、この6月18日、参議院本会議で成立したところでございます。今後、政令等で具体的な内容が定められることとなりますが、現時点で国から示されている内容をもとに御質問にお答えをさせていただきたいと思います。初めに、大空町における要介護者の認定状況について説明させていただきます。平成25年12月末、本町の65歳以上のうち、要介護認定者は440名、認定率は18.1%、全国17.9%、全道19.2%でほぼ同程度となってございます。介護度別の割合では要支援1から要介護1までの軽度の方が52.5%、全国46.5%、全道51.9%と比べ若干軽度者の認定度合いが高い状況でございます。これらのことを受けまして、軽度の要支援向けの通所介護と訪問介護、これらが市町村事務に移るということについて、町への影響は、また利用者の影響はどうかということについてでございます。今まで予防給付としていました通所介護、ヘルパーの派遣などであります。訪問介護、デイサービスなどでありますけれども、これらは地域支援事業に全て移行となると言われております。訪問看護や、福祉用具等のサービスは、従来どおり予防給付事業で行うこととなってございます。この移管でありますが、第6期介護保険事業計画期間の満了年であります。平成29年度末までに移行を完了することとされておりますが、大空町としては、平成29年4月から、開始を目標としたいと思っているところでございます。平成26年3月末で訪問介護を利用されている方は26名、通所介護を利用されている方は48名でございます。利用者の側における影響でございますが、サービス提供側の人的基準資格要件の緩和がいわれておりますので、国の説明では、今までよりも多様なサービスが多様な主体により提供されまして、サービス選択が可能となると説明をされております。例えば、NPO法人でありますとか民間事業者のミニデイサービス、コミュニティサロンまた住民主体の運動交流広場などがあるのではないかと言われております。しかしながら、私たちの地域でどのような主体ができるかということは全く未知数の状況でございます。また、資格要件、人的基準の緩和が行われるということは、サービスの質の低下というものにつながるのではないかと、そのような不安も思っているところでございます。また、事業費の単価は、現在の報酬単価以下で市町村が設定します。さらに、利用料についても市町村が設定をし、現在の1割負担を下回らない仕組みとして、厚生労働省がガイドラインを示す予定となっております。財源は移行後も介護保険制度内での提供でありますので、構成は変わらない予定であると、そのように、国は説明しております。しかし、これらの事業費、先程言いました移行によって給付費から国からの交付金として町が受け取るというような形になりますので、私どもからしますと、交付金ということであれば国は減額しやすくなるのではないかと、法に基づく給付費ではないということで、結果的に市町村の負担が増えるのではないか、そんな懸念も思っておりますし、市町村によってサービスの格差がありますとか、利用料の格差が生じる可能性が出てくるものと、そのように心配をしております。また2点目の御質問で特別養護老人ホーム入所者への居住費、食事費の補助の縮小について触れられております。これまでは一律1割の負担割合としていましたものを、一定以上の所得のある方の負担割合を2割とする見直しでございます。合計所得金額160万円以上、単身で年金収入からすると280万円以上の方を想定しているようでございます。さらに自己負担限度額の区分は現在3区分で、最も高い区分は月額3万7,200円でございますが、これを4区分にして、さらに高い区分として4万4,400円の区分ができるというような内容になります。さらに特別養護老人ホーム入所者の居住費、食事費に対する補足給付費は、預貯金等を勘案する制度に見直しされる予定でございます。ちなみに平成26年3月サービス提供分で、本町においては、108名に対しまして396万円の給付をしている現状にございます。こういった方々に対して、預貯金等が1,000万円以上ある場合には対象外、さらに世帯分離後も配偶者が課税されている場合も対象外とする。そして、非課税年金であります遺族年金、障害者年金も勘案する予定としているということでございまして、これらは平成27年8月1日からの適用が予定されております。続いて3点目の特別養護老人ホーム入所者を原則要介護3以上にするという内容についてでございます。確かに重度の要介護状態の方で、入所待ちで在宅生活を余儀なくされている高齢者が多いというようなことから、この入所を要介護3以上に限定する方向で法案ができてございます。ここで本町における平成26年3月末現在の特別養護老人ホームの入所者に占める割合、入所者に占める要介護度2以下の状況について御報告をいたします。78人が町民として町内の特別養護老人ホームに入所しておりますけれども、このうち軽度と言われるような要介護度2以下の方は、14名いらっしゃるという状況でございます。ただ、今回の改正に当たっては、特例的に入所を認めるということが言われております。一つには認知症高齢者、二つには知的、精神障がい等があり地域での生活が困難な方、そして三つ目として家族のサポートがなく、地域からの十分な支援がない方、そして4番目として家族等の虐待が深刻な方、こういうな方々は、要介護1、2であっても、入所が可能とするということになっています。また、今後の入所の判定については、市町村も含めて決定される仕組みづくりが検討されておりますので、私どもも加わった中で、十分しっかりと協議をしなければなりません。現実的な取り扱いについては、現行と大きな変更がないような形で進めてまいることができるのではないかと、そのように考えているところでございます。高齢化の進展に伴いまして、軽度の方については在宅介護が主となります。介護者の負担を軽減するためには、今後、訪問介護や通所介護、ショートステイ等の 提 供 体 制 の 充 実 を 図 っ て い く 必 要 が 今 ま で 以 上 に な ろ う か と 思 い ま す 。併せて施設の整備も必要となってまいりますので、第5期計画において、グループホーム18床の増床を見込んでおりました。しかし、現在、事業者と協議をいたしておりますのは、9床の施設整備についてでございます。今定例会に必要な措置を講じているところでございますが、他の施設整備については、第6期計画策定の中で検討し、計画に反映をしてまいりたいと考えてございます。法案は成立となりましたけれども、細かな規定は、今後政令等で決められてまいります。十分情報収集に努めながら、第6期介護保険事業計画に反映させる形で取り進めてまいりたいと思いますので、今後とも御指導いただきますようにお願いを申し上げ、1回目の御答弁とさせていただきます。

質問 上地史隆

先程町長がおっしゃるように、今後、要支援移行については、実際に施行されてから、何かと問題が起きる可能性もあるのだと。まず、1点目の雇用について、雇用の確保と要支援移行についてだけ最後質問させていただいて、終わりたいと思います。最初の雇用の確保についてでありますが、やっぱり今後重要な課題であり、若い人が残るには雇用が大事なので、今後も若い人が残るために、定住対策だけでなく、雇用にまず重点を置いて改善していただくようにお願いしたいと思います。

答弁 町長

今までは、先程申しましたように定住対策というようなところにほとんどのエネルギーを費やしてきた現状にあります。しかし、今回直接的な雇用対策というところにまでは十分ではありませんけれども、この4月から町の嘱託職員の賃金体系の見直しを行って増額をさせる、さらに、今地域の中では、医療や介護というのは重要な産業とも位置づけられてきている部分もあります。そういったところの方々が定着をいただくための雇用の支援金というようなものもさせていただいたところであります。さらに産業をいろいろな形で、店舗のリニューアル、さらには企業創業支援に対する交付金、支援措置というようなもので様々な産業、職業をこの地に定着させるような取り組みを進めてきたところでございます。先程の定住対策というところとあわせて、考えてまいりたいと思ってございます。先程言いましたように雇用対策というのは、一つの町村だけでは十分な効果が発揮できないようなところもあります。また、経済活動の一環という難しい側面はありますけれども、今、市町村も取り組んでいかなければならないと、そんなふうに考えてございます。今回の町政執行方針の中でも、まず子どもたちを産んでいただく、そういった施策の一つとして婚活事業、さらには、この地域で働いてもらうための産業支援、さらには雇用対策、定住対策というものをおしなべて提案をさせていただいたところであります。まだまだ十分と言い切れませんけれども、これからも努力をしてまいりたいと思っておりますので、今後とも御指導賜りますようにお願いを申し上げたいと思います。

質問 上地史隆

雇用の確保については、これからも力を入れていただきたいと思います。雇用についてはこれで質問の方終わらせていただきますが、要支援についてなんですが、実際に施行されてから、多分問題も出てくると思うので、今後もスピーディーに情報収集し、要支援の方が大変なことにならないように、是非、早期に対応するようにお願いしたいと思います。

答弁 町長

先程、答弁をさせていただきましたのは、国の法案に基づく国会での議論など、また新聞報道など、そういうところから私どもが今考えられる内容について御説明をさせていただきました。しかし、具体的個々の対応につきましては、これから政令という形で随時内容がつまびらかになり、私どものところにも情報が届いてくるものと思います。私どもの町において、どのような運用が可能なのか、またどんな問題が生じてくるのか。私ども役場の中で議論することはもちろんでありますけれども、先程言いました第6期の介護保険事業計画を策定する中で、町民の皆さんに御意見を賜ったり、また議会の常任委員会、本会議などにおいても情報を提供しながら、御議論のところに上げてまいりたいと思っております。是非、施行されてからあれができない、これを考えていなかったということのならないように、事前の準備対応というものに万全を期してまいりたいと、そのように考えておりますので、今後とも御指導いただきますようお願いを申し上げます。

質問 上地史隆

これで質問を終わらせてもらいます。どうもありがとうございます。

出典:大空町議会 平成26年第2回定例会 2014年6月23日 議事録 PDF(54ページ) 間違いを知らせる