音更町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月6日
文化センターの効率的な利用促進について
2024年3月6日、音更町議会の一般質問で、不破尚美議員が「文化センターの効率的な利用促進について」質問し、教育長 福地隆、町長 小野信次、生涯学習部長 山本智久が答弁しました。
- 質問者
- 不破尚美 議員
- 答弁者
- 教育長 福地隆、町長 小野信次、生涯学習部長 山本智久
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 12番 不破尚美
通告に従いまして、文化センターの効率的な利用促進について質問いたします。本町においては、1986年6月、町民文化の殿堂とも言われる中央公民館が音更町文化センターとしてオープンしました。開館までの道のりには先人の大変な御労苦があり、多くの町民の参加と協力、町との連携、大きな期待と熱意の下に本町のまちづくりや文化芸術振興が画期的に進むことになりました。さらに本町の人口増加や町の発展を見越した大規模施設として、当時は農地だった場所に建設され現在に至っています。屋外広場においては、一昨年、本町が開町120周年を迎えるに当たり、文化センター建設を機に寄贈されたカリヨンの鐘が20年ぶりに修理され、当時の思いが未来に引き継がれております。文化センターは現在築後38年を迎えますが、町の行事をはじめとして、様々な質の高いコンサートやイベント、講演会が開催されております。一方で、昨今は利用団体も増えており、利用形態も多様化し、大ホールとふれあいホールの効率的な利用が求められています。特にこの2、3年においては、予約がとりづらい状況にあり、抽せんから何度も外れて困っているという団体の声も聞かれるようになりました。さらに、今後近隣の市町村からも本町の文化センターを利用したいというケースがますます増えることも懸念されるところだと考えます。将来に向けて、第6期音更町総合計画にも掲げている文化センターの利用者サービスの向上と利用促進を実現するためには、いま一度、現状認識と課題整理をし、対策を講じることが必要であると考え、以下について町の見解を伺います。(1)過去5年間の大ホール及びふれあいホールの利用状況は。(2)申込みが重なった際の対応と課題は。また、実際に予約がとりづらいという声が上がっている状況について町の認識は。(3)幅広い年代の方たちに利用され、開館当初から毎年のように利用していただいている団体等もある中で、過去に大ホールとふれあいホールを同日又は同時に利用した例はあるのか。(4)今後、大規模改修等を行う考えは。(5)文化センター建設当時、場所を現在の位置に選定したことにより、町に一体感が生まれ、開発が進み周辺がにぎわっているという経緯があり、本町にとって大変重要で大切な施設と考えます。まちづくりにおける文化センターの今後の役割、在り方について町の考えを伺います。以上、御答弁よろしくお願いいたします。
答弁 教育長 福地隆
文化センターの効率的な利用促進についての御質問にお答えいたします。はじめに、1点目の過去5年間の大ホール及びふれあいホールの利用状況についてでありますが、3年にわたるコロナ禍は、人々の社会経済活動に影響をもたらし、文化センターの利用においてもその影響が及んでおります。利用件数で申し上げますと、コロナ禍前の平成30年度、令和元年度につきましては、それぞれ、大ホールは151件と128件、ふれあいホールは141件と132件であり、緊急事態宣言などにより行動制限が求められ、一定期間を臨時休館とした2年度と3年度については、それぞれ、大ホールは68件と95件、ふれあいホールは40件と99件となっております。まん延防止等重点措置が解除された昨年度につきましては、感染拡大防止対策を徹底しながら各種イベントが徐々に再開され、大ホールは125件、ふれあいホールは106件とコロナ禍前の水準に回復傾向となっており、新型コロナウイルス感染症の位置付けが5類感染症に移行した本年度につきましても、1月末現在で大ホールは114件、ふれあいホールは102件といずれも順調に推移しております。次に、2点目の申込みが重なった際の対応と課題、予約が取りづらいことに対する町の認識についてでありますが、ホール予約の申込みにつきましては、町の主催事業のほか、文化事業協会や文化協会などを先行して予約ができる優先団体とし、使用を希望する日の1年以上前から予約申込みを受け付けしておりますが、これらの優先団体以外については、希望日の1年前から受け付けを行い、同じ日に複数の予約申込みが重なった際は、くじ引きによる抽選により使用の予約を決定しているところであります。この抽選につきましては、特に秋から年末にかけての週末や祝日に多くなる傾向にあり、希望日に予約が取りづらい状況となっております。抽選を行った結果、外れた場合は、次の希望日に改めて予約申込みをいただいておりますが、その日についても複数の申込みがある場合は再度抽選となるため、数回にわたり抽選に参加しても希望日に予約ができなかったり、やむを得ず平日など予約が少ない時期への変更や申込みを断念されるケースもあり、このような状況を少しでも改善していくことが課題であるものと考えております。教育委員会といたしましては、文化センターの音響など施設面はもちろんのこと、たくさんの方々から利用しやすく、職員やスタッフの対応などに対しても高い評価をいただいた結果、多くの申込みをいただいているものと大変喜ばしい思いの反面、予約の取りづらさにつながっているものと認識しております。できることに限りはありますが、少しでも納得感のある予約の申込みや抽選方法への見直しに向けて、現在検討を進めているところでありますので、御理解をいただきたいと存じます。次に、3点目の大ホールとふれあいホールの同時利用についてでありますが、ホール利用時の各種機器操作をはじめ、舞台の設営や撤収作業などに関わる作業は全て業務委託による専門の事業者が担っており、現在は、「舞台」「照明」「音響」に関する技術スタッフ計4人により対応しております。過去には、大ホールとふれあいホールを同時利用した事例もありましたが、両ホールを同時利用する場合、それぞれのホールに同様の技術スタッフを配置する必要があり、その際、一定のスキルを持った技術スタッフの人員不足から、利用者の要望に対し、満足な対応ができない場合があったほか、ホールの扉の開閉による音漏れや楽屋数の確保などの課題もあり、現在は利用者間のトラブル防止と安心して御利用いただけることを優先し、別団体による大ホールとふれあいホールの同時利用については、本番に向けた軽微な準備など、技術スタッフの配置を必要としない場合を除き行っておりません。最後に4点目の大規模改修を行う考えについてでありますが、文化センターは昭和61年の建築から38年を迎え、これまで必要に応じ修繕などは行ってきておりますが、耐震化やバリアフリー化など時代に応じた課題のほか、老朽化により更新が必要となっている各種設備も多く、令和3年3月に策定した「音更町教育施設等長寿命化計画」に基づき、財政状況を考慮しながら、全体的な改修の検討を行ってまいりたいと考えております。来年度当初予算案に計上いたしました「文化センター長寿命化事業手法検討業務委託」は、更新や改修が必要な設備を精査するほか、概算事業費の算定や全体工事スケジュールなどの課題を整理するものであり、この結果を踏まえて今後の具体的な改修方針を検討してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上答弁とさせていただきます。なお、5点目の御質問につきましては、町長から答弁いたします。
答弁 町長 小野信次
私からは、5点目のまちづくりにおける文化センターの今後の役割と在り方についての御質問にお答えをいたします。文化センターは、町民の文化・芸術に触れる機会の拡充と、サークル活動の促進などを目的に、町民待望の施設として昭和61年に建設をされました。場所の選定に当たっては、当時、本町地区と木野地区の間には、よつ葉乳業、木野変電所、コカ・コーラ工場のほか若干の住宅などがあるだけで、市街地が分断され、人口も右肩上がりとは言いながらもまだ3万人余りという状況の中、まちがこれから発展していくためには、この両地区がつながり、町民の一体感、連帯感を醸成しながら、文化の香り高いまちづくりを進めようと、私たちの先輩方が周りに何もなかった現在地に建設を決めており、現在の商業施設や住宅の貼り付きを見ると、その先見性と決断力に改めて敬意を表する次第であります。また、建設に際しては、町民参加により文化の彩りを添えようと協賛会が組織され、町内全域からの寄附により、モニュメント建設をはじめとする5つの事業が行われるなど、これらの施設の建設を機に町内の一体感や連帯感の醸成が図られ、現在に至る本町の発展につながっているものと認識をしております。建設後38年を迎え、町民の皆さんからの大きな期待と協力、熱意によって建設された文化センターの役割や在り方については、今後も不変的に文化の香り高いまちづくりの拠点としての機能を担っていくものと考えております。そのためには、これまで重ねてきた歴史や建設に関わった先人たちの思いを、将来にわたって継承していくことが重要であります。町といたしましては、今後も文化センターが町の誇り・シンボルであることを念頭に置きながら、誰からも「住んでよかった」、「住み続けたい」、「住んでみたい」と思っていただけるまちづくりを進めてまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
質問 12番 不破尚美
これまでの文化センターの歴史や建設に関わった先人たちの思いなどをたどりながら、再質問させていただきたいと思います。まず、1問目なんですが、過去5年間の利用件数など詳細な数字を御答弁いただきました。直近の過去5年間ですと、答弁にもありますようにコロナ前、コロナ禍、コロナ後という影響もありますが、件数は年々増えているというのが分かります。本町の文化センターにおきましては、駐車場、屋外の広場を含め、これだけの規模で、そして音響設備の整った立派な施設として、十勝管内はもとより全国でもトップクラスだと認識しております。利用される方々も様々だとは思いますが、時期的に特に混むのは何月くらいなのかということと、この利用された件数の中で、町内の方と町外からの方といった割合、町の行事と民間等の行事で町の行事が占める割合というのはどのくらいなのでしょうか。お伺いします。
答弁 生涯学習部長 山本智久
教育長からも御答弁ありましたけれども、混む時期につきましては、秋口から年末にかけて、大体10月から12月にかけてというような状況でございます。それから、町内、町外、これは過去5年間の利用者全体での割合ですけれども、町内が8割、それから町外が2割というような状況になってございます。それから、町の行事が占める割合ですけれども、5年間の平均で約22%というふうになってございます。以上です。
質問 12番 不破尚美
分かりました。年間を通して、季節でいうと秋頃から年末にかけて混むということで、利用の割合については町内が約8割ということですが、町内に活動拠点のある団体ですとか、町外の団体でも代表者は町音更町内の方であったりするという、いろんな基準があって難しいのかなと思いますけれども、やはりこれだけの規模の施設は町内、町外の方関係なく、様々な方たちに平等に使っていただきたいということがもちろん大切ですし、望ましいことだとは思います。町内8割ということでしたが、やはり地元の町民の方たち、文化センターを特に身近に感じてくださっている地元の方たちがほとんどだと思うんですが、その方たちからなかなか希望どおり予約が取れないという声をいただいたことから、私も今回この質問に至ったわけなんですよね。そこで、2問目の、申込みが重なった際の対応と課題についての再質問なんですが、申込みが重なった場合は抽選ということで、抽選方法などの御答弁もいただきました。実際、抽選に漏れて、次の抽選、また次の抽選ということで、3度目4度目にようやく予約が取れたという団体もいらっしゃると私のほうもお聞きしました。最終的に予約が取れたらいいのですが、利用者側のほうにもいろいろな都合があり、諦めざるを得ないという方も、答弁の中にもありましたが、断念されたという方もいらっしゃったと思います。その後、抽選に漏れた場合どうするのかというのは基本的にそういった利用者の方たちが決めることだとは思うんですが、その後の文化センター側としての対応についてもう少し詳しくお伺いします。
答弁 生涯学習部長 山本智久
申込みが重なって、抽選になって、落ちた方についての対応ということでございますけれども、外れた場合につきましては、次の希望日に改めて再度予約の申込みをしていただくという形になります。その日がまた複数の方々の申込みがあって重なっていたということであれば、その場合は再度また抽選になると。今、議員お話ありましたように、それが何回も重なって、取りづらいというような、そういう話も今出てきているということは私たちも認識しているところでございます。教育長からの答弁にもありましたように、文化センターが非常に音響面も優れている、それから駐車場もたくさんあって、あるいは幹線道路に囲まれてアクセスも非常にいい、行きやすいということもあって、やはりたくさん申込みをいただく要素がたくさんあるんだと。その反面、やはりその申込みが多くて予約の取りづらさにつながってきているんだろうというふうに思います。やはり私たち事務方としては、少しでも納得いただけるような抽選方法をこれからちょっと検討はしていきたいというふうに今、思ってございます。以上です。
質問 12番 不破尚美
抽選に漏れた方のその後の対応として、文化センター側では、恐らく予約の入れやすい時期をお伝えしていただいたりとか、そういったアドバイスもしていただいているのかなとは思うんですけれども、そういう相談に乗るという形で対応しているのかなということは理解いたしました。しかし、利用する側の現状というのは、ここ2、3年においては、これまで大体毎年決まった時期に予約が取れて、イベントや発表会が開催できていたんですけれども、ちょっとここ2、3年において特に予約が取りづらいという声があるということを町のほうでも認識していただいているということでした。この課題について抽選方法などの課題も考えなくてはいけないということだったんですが、具体的にどのようにお考えか、今もし何かあったらお伺いしたいと思います。
答弁 生涯学習部長 山本智久
今の段階では、こうしたい、こうするというのは今の中ではちょっとないんですけれども、予約の申込み受付ですとか、抽選の回数の方法ですとか、町内優先するのかどうかというのはちょっとまだ今の段階では分かりませんけれども、申込みいただいた方、少しでも喜んでいただけるような、納得感のあるような形での検討を進めたいというふうに思ってございます。
質問 12番 不破尚美
分かりました。答弁でもいただきましたけれども、本当に抽選になるほど申込みが重なり、それだけ多くの皆さんが文化や芸術を大切にし、豊かな心を持っておられるということでもありますので、利用者が多いというのはとても本当に喜ばしいことだなと私も思います。抽選方法も、大ホールとふれあいホールを別々に行うですとか、本抽選に2回以上漏れたら予備抽選を優先するなど、さらに考慮していただけたらと思います。続いて3問目の質問ですが、過去には大ホールとふれあいホールを同日または同時に利用していたこともあったということです。その後、人員配置の関係ですとか、様々な要因があったということでありますが、長年利用されている団体の方たちからも、当時は2つのホールを同時に使用していたということを私もお聞きしたのですが、約40年たって時代の変化とともに、子どもの教育の関係、高齢者生涯学習、生涯教育、福祉、芸能と、様々に利用したい団体が増えてきている状況で、利用者からは、なぜ2つのホールを効率的に同時に使えないのでしょうか、いつから使えなくなったのだろうと、どちらか片方空けておくのはもったいないんじゃないかという、そういった熱い要望ですとか希望する声も聞かれます。私もそのように率直に思うのですが、現在は2つのホールを同日または同時に使用するというお考えは、答弁のほうでは今のところ使わないということでしたけれども、使えないのでしたらどうしたら効率的に使えるかという対策をお考えでしたらお伺いしたいと思います。
答弁 生涯学習部長 山本智久
確かに10年以上前までは、同時に利用した事例があったというふうに私もお聞きしてございます。教育長からの答弁にありましたように、両方に同じレベルを持った、技術的な同じレベルのスタッフを配置しなければならない。舞台、それから照明、音響、それぞれに技術スタッフが必要な中で、今は4人の方で何とかやっているという状況で、なかなか両方のホールを同時利用するというような形には今はなっていないというような状況でございます。その人的な問題もございますし、あと、音漏れの問題もございます。ホールに出入りするお客さんの扉もきちっと締めていただけなければなりません。そこが開いた状態だとそこから音漏れもするということもございますし、ホールと楽屋、バックヤードのほうですね、バックヤードのほうにもそれぞれステージのほうから楽屋に行ける扉が、大ホール、ふれあいホールそれぞれにあって、そこもきちっと閉めないと両方のステージのほうに音が漏れてしまうというような状況もございます。また、楽屋数も今、数が限られているということで、人的な問題、それから施設的な問題もあって、なかなか両ホール同時利用するという形には今なっていないということでございます。これを改善していくような方法というのは、なかなか今現段階では難しいのかなというふうに思ってございます。以上です。
質問 12番 不破尚美
今の現状ですと、ドアの開け閉めによる音漏れですとか、そういったこともあり、利用するときのルールの徹底ですとか貸し方の条件に関して、利用者と事前に内容の調整を図ったり、きめ細やかな打合せをじっくりするという、精査していくということも解決につながるのではないかなと考えます。利用者から、どういったことをやるのか内容を事前に聞き取って、利用者同士の協力もいただけたら2つのホールを同時に使える可能性もあるのかなと思います。一方で、本町の文化ホールは融通がきいて非常に使いやすいという声もたくさんいただいています。施設設備だけではなく、本当に舞台スタッフの皆さんの技術ですとか、町職員の皆さんの配慮や対応がこの40年間を支えている高評価につながっていると感じます。そういった意味でも、利用者の皆さんの期待も大きい文化センターは憧れの舞台でもあり、文化センターに、建設に携わった方たちが、単なる貸し会館では終わらず、文化の発展をさらに遂げてほしいという当初の理念を受け継いで今日まで人も文化も育ってきているのではないかと思います。利用する方の希望にできるだけ寄り添い、協議しながら有効利用につなげていただきたいと思います。続きまして、4問目に入ります。大規模改修等の考えということなんですが、当面は調査などを行い、検討していくというお答えをいただいたと思います。2016年のオープン30年の節目に3年計画で舞台機構の更新など大規模な改修工事が行われております。さらに令和3年度にはモニュメントの修理、今年度はエレベーターの更新やエアコンの設置が完了しています。答弁にもありましたが、今回、令和6年度の主要事業の中でも、文化センター改修費として長寿命化事業手法検討業務ということで、改修をするにしてもどの程度の改修等が必要か、間もなく40年を迎える文化センターをまずは調査するということで予算が盛り込まれていると思います。令和3年に策定されました音更町教育施設等長寿命化計画を見ますと、文化センターの劣化状況等の評価において、これは屋根、屋上、外壁、内部仕上げ、電気設備、機械設備という構造躯体以外の劣化状況ということで取り上げますが、100点を満点とした健全度の算定が59点となっておりまして、屋根、屋上の雨漏りがある状況で、やや低い結果になったということであります。そのほかに、外壁は極端に劣化はしていませんが、内部の仕上げについては、ABCランクのCになっているということですので、いろいろな部分で色褪せしたりひびが入っていたり剥がれていたりということが考えられるのかなと思います。電気設備についてはBとなっていますので、随時改修していて古いものは部品がないなどの状況になっているのかなとも思います。文化センターに限らず他の施設もですが、このように様々な評価をして、まずは急を要するところは改善してきているということが分かります。今後、大規模改修を行うとなれば、例えば施設内部の、先ほど部長がおっしゃられました楽屋ですとか、そのほかにあそこにシャワー室などもあると思うんですが、物置などの配置、また、耐震化についての点検等もするのだろうと予想されます。今回文化センターの長寿命化事業手法検討業務を経て、さらに基本構想、基本計画に移っていきながら実施へと向かっていくとなると、非常に長いスパンになると思います。手法検討業務というのは時期は明確ではないと思うんですが、おおむね何年ぐらいかかるものなのか、目標としてどのくらいとお考えでしょうか。今の段階でお答えしていただける範疇で構いませんのでお伺いします。
答弁 生涯学習部長 山本智久
今、議員からお話ありましたように、新年度の当初予算案で、来年度の当初予算で今、文化センターの長寿命化の事業手法検討業務というのを予算を計上させていただいております。これは何かというと、本格的な長寿命化の設計ですとか、基本構想の策定ですとか、その前段として更新とか改修が必要なものは何なのかという、そういう精査を行ったり、本当に概算だと思うんですけれども、一体どのぐらいお金がかかるのかということ、それから何年間ぐらい必要なのかということ、その課題を整理をして、その次の段階の基本構想の策定や設計業務などに進んでいきたいなという形の、今、そういう予算案を計上しているというところでございます。新年度の委託業務をやってみないと、ちょっとどれぐらいかかるのか、何年かかるのかというのははっきりは分からないんですけれども、恐らく設計だけでも3年ぐらいはかかるのではないかなというふうに今思ってございます。そこから更に改修の工事となると、これは財政状況にもよりますので、本当に複数年かかってくるんだろうなというふうに今思います。そういうような課題を一つ一つ整理しながら、例えば改修に当たっても、開けながらやるのか、全館閉館してやるのか、部分的に閉めてやるのか、いろんな課題があろうかと思います。そういうようなことを一つひとつ整理しながら、新年度予算の長寿命化の検討業務の中で検討していきたいと、そのように思ってございます。
質問 12番 不破尚美
町の財政状況もあり、維持更新コストの試算、更に今後の人口動向なども考慮していかなくてはなりませんし、非常に重要な検討業務になってくるのではないかと思います。では、その時間がかかる検討業務が完了するまでの間、今寄せられている要望ですとか、予約が取りづらいという声、抽選の際の課題などを考えてはいるんですけれどもそのままにしておくということでは困ると思います。検討業務や大規模改修が仮に終わったとしてもすぐに問題が解決するわけではないので、そういった現状を踏まえつつ、第6期総合計画にも掲げていますが、文化センターの利用者サービスの向上と利用促進についてはどのように取り組んでいくのか、お考えがありましたらお示しください。
答弁 生涯学習部長 山本智久
改修は改修だと思います。それとは別に、先ほど来お話ししているように、少しでも納得感があるような抽選方法、予約の受け付け方というのはこれまた別の話だと思っておりますので、私どもとしてはなるべく速やかに、予約の受付や抽選については、何らかの検討していきたい、対応していきたいというふうに思ってございます。
質問 12番 不破尚美
様々な観点から利用者サービスの向上と利用促進に向けて、利用者との協議等も十分行いながら、今見えている課題を100%解決できなくても、できることからぜひ早急に対策を講じていただきたいと思います。では、5番目の質問に入ります。5問目につきましては、まちづくりの観点から文化センターの今後の役割、在り方について御答弁いただきました。私もこの質問をするに当たり、文化センター建設までの経緯や背景を私なりに調べたのですが、資料ですとか、まだまだ知られざるエピソードなどたくさんあるのではないかと、当時を知る方たちにお話を聞きましたが、語り出したら止まらないくらい熱い思いを語っていただきました。文化センターの建設地の選定、施設の機能と規模など、様々に大変な決断があったおかげで、今となっては予約を押さえるのも競争率が高く、本町にとって、町民にとって誇りのある施設になっています。築後38年を迎え、当時の町民の熱意、文化ホールの目的ですとか施設設備のすばらしさ、職員の皆さんの頑張りを、時代の流れとともになかなか御存じない方も増えてきているのではないでしょうか。例えば音響にどれだけこだわっているか、テレビ局の指導を受けて設計施工された音響設備ですよと、こんなにすごいことを御存じない方も意外と多いと思います。今、改めて利用される多くの方々に御理解をいただくためにも、文化センターが音響などを特に大切にして、安心して舞台の本番を迎えていただきたいという思い、実はこんな歴史はこだわりがあるという周知を私自身も広げていきたいと思いますし、町のほうでも更にアピールしていただくことも必要ではないかと思います。その上で、皆さんに安心して使っていただけるよう、利用者の団体、皆さんにも、御協力をいただきながら、更に使いやすく、親しまれる施設であってほしいと思っております。文化センターの周辺環境を含めて、文化芸術、さらにコミュニティづくりに大きな役割を果たしているということで、これからも先人の思いを大切に、豊かな文化、心と夢、希望を持ちつつ、効率的な利用促進のためのこれからの町の考えを再度お聞きしまして、私の質問を終わりたいと思います。
答弁 教育長 福地隆
様々な御指摘もいただきましたし、利用団体の皆さんからの、私も個別には困り感というものをお聞きしていたんですが、今改めてよく理解をしたところでございます。町長答弁と若干重複いたしますけれども、文化センターについては昭和50年代の終わり、これから音更町のまちづくりが大きく進んで、人口規模も大きくなる、経済的にも豊かになるということが見えてきている、わくわく感があるそんな中で、体育館が先なのか文化センターが先なのかという大きな議論の末、文化が先だということで計画されて着工したということでございます。社会全体の価値観が物から心へということが大きく変化する中で、文化の香り高い音更町にしようということで、町民の英知を振り絞って、町職員だけではなくて町民参加でつくり上げた文化の殿堂ということであります。また、運営に当たりましても、単なる貸し館にしてはいけないということで、町民自らの手によって、町民に優れた本物の芸術を提供しようと、そういった目的で文化センターの建設に併せて文化事業協会が設立をされて現在に至っているというような状況もございます。町民に愛され、親しまれる施設になるということでこれまで職員スタッフ一丸となって取り組んでまいりましたし、町民の皆さん、利用者の皆さんの御協力もいただきながら、38年、40年近くここまでやってきたということでございます。これまでの運営方法についても、その都度、必要に合わせまして見直しをしながらやってきたわけでございますけれども、この40年近い時が流れて、更にその先40年を見据えた中で、長寿命化ですとか、運営についても、今後必要な見直しについては図っていきたいというふうに思っております。そんな意味で、今後も末長く利用者に愛され、親しまれる、そんな施設となるよう、多くの町民の皆さんの御意見もいただきながら進めてまいりたいというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと存じます。以上です。
答弁 町長 小野信次
時機を捉えての御質問であったというふうに思っております。全ては今、福地教育長からお話があったとおりだと思います。最後のという中で、あえてまちづくりの観点から文化センターの今後の役割、在り方についての考え方はというところについてだけお答えをしたいと思っています。今、なぜできたかというお話を十分されたと思います。ただ、想像してください。40年前。38年でもいいけれども。考えたときはもう40年前なんだけど、あそこに、言葉で言ってもそのとおりなんだろうけども、答弁でもお話ししましたが、あそこに47ヘクタールという広大な、空き地ではない、でも雑種地であったり畑であったりと、副町長が一番詳しいと思う。福地教育長も。そのときからも役所にいるわけです。今日、不破さんの応援隊で来られている大先輩もそれに大きく関わった。そういったことで、みんなが将来を描いたんです。だからこそ今、教育長が最後のほうで言葉を言いましたけど、今まで40年。どこかの地域にありましたよ。今まで40年、これからも40年ね。そういったキャッチコピーもつくりながら、恐らくこれからまたみんなで頑張っていかれるのかなというふうに思っておりますが、なぜ必要かというと、これだけの、その当時はまだ、言ってみれば40年前だから、80年ぐらいでしょう。今から引き算したら。歴史が。それが40年たって今123年、4年ってなったときに、いわゆる成熟する町になってきた。成熟する町はどんなふうになっていくのかというと、40年ぐらい前から、正直言って、生涯学習というのをみんなで考えたっていうか、将来、生涯学習ってこれはテーマだねということで、私たちも大先輩たちに教えられて、今の形が少しずつくり上げようとして努力した。だから、その当時は宣言、生涯学習宣言の町だった。宣言。まず手挙げをして、将来目標を立てたというのが事実であります。そういう中の一端として、この文化センターというのが、先ほど説明にあったとおりでありますが、その歴史の深まりとともに、多様性という言葉も今使われますけれども、多くの人たちが、そういった中で個々の活動がより盛んになってきたわけでありまして、その中で自身の表現、自己表現、発表の場というのをみんなが求め合う時代から、逆に言ったらそれが当たり前の時代になる。昨日、NHKテレビでお父さん出たでしょう。そうして、あの頃のお父さん、僕と同じべこ屋だった。「折れたたばこの」っていって歌っていた人が、今やこうやって扇子振って踊るぐらいの発表の場を求めるようなった。それは年じゃないんです。そうやって成熟する町になって広範囲な100年世代と言われるような時代に入ったときには、それこそ今度の土曜日ですかな、音更小学校のジュニアブラスバンドも出るけれども、あらゆる人たちがそういう発表の場を求めて自己表現をしっかりとできるような時代に入ってきた。それがゆえに、それを多様性と逆に言うようになったんです。その頃は選ぶ、あるいはこれを選ぶという選択肢じゃなくて、みんなが同じようなことをやってきた。だから、そういったことでは、これからはそういう個々の活動、それから大きな団体の活動も含めて、今も盛んでありますが、その場の確保とその提供は更にこれから重要になってくると思う。そういった意味では、まちづくりの中でもって、まさに大事な重要な位置を占めるのがあの文化センターでもあり、そして音更の町の発祥の地はどこですかって言われると、下士幌ってなるけれども、今のこの4万3千のところまで膨らんできたのは、間違いなくこの答弁書に書いてあるようにね、241号線のコカ・コーラがあったり、よつ葉があったり、あるいはそのほかのものがあったりという中では、間違いなくそこに点を落としたわけですから。先輩たちが40年前に点を落としてくれたわけだから、よくはやり言葉で、点を落として線を引いて面にするという話が、もう面になっているわけだから。あとそれをどう生かすかというのは、これから歴史をさらにつないでいく私たちの責任に課せられていると思います。そのためには、あの当時の、あの建物が、恐らく二十数億円したのかな。その中で、答弁の中で協賛会っていったかな。その協賛会だってさ、今、考えてごらん。あれがその40年前に二十数億円って言ったやつが、協賛会でそのときにどのぐらいのお金を集めたと思う。5,400万。40年前の5,400万でしょう。いや、だから今度、みんなで頑張って文化センター改修するか否かっていうときに、ここにいる全員の皆さんをはじめ、町の人全員で寄附行為にみんな奔走して、皆さんから寄附を集めましょうといったときに、今のそれを掛け算して、今のこの貨幣価値でいったら、どのぐらい集めなきゃならんと思う。集めてみますか。ね。それはやれば夢も希望もかなうかもしれない。でも、それとは別に、やはり、今なぜ必要なのかというところに不破さんが光を当ててくれたので、なぜ必要なかというのは、この町の今のこの発展の中で重要な役割を示してきただけじゃなくて、これからもっと大切になると思います。そして住みやすい、そして選ばれるまちというのは、そういったこれからの生涯学習の中の、特にそこに住んでいてよかったっていう満足度を増すような施設が今に至っても、将来に向かっても変わらない役割を果たしていくというのが一番大事なところかと思います。以上であります。ありがとうございました。