音更町議会 令和5年第4回定例会 2023年12月14日
賃金格差の是正について
2023年12月14日、音更町議会の一般質問で、石垣加奈子議員が「賃金格差の是正について」質問し、町長 小野信次、企画課長 大井規彰、商工観光課長 櫻井智和、保健福祉部長 堀田昇、企画財政部長 深谷邦彦、副町長 宮原達史が答弁しました。
- 質問者
- 石垣加奈子 議員
- 答弁者
- 町長 小野信次、企画課長 大井規彰、商工観光課長 櫻井智和、保健福祉部長 堀田昇、企画財政部長 深谷邦彦、副町長 宮原達史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 石垣加奈子
通告に従いまして、男女共同参画社会の実現に向けて一般質問を行います。憲法には「個人の尊厳」と「法の下の平等」がうたわれ、男女共同参画社会の実現に向け、これまで様々な取組が行われてきました。音更町では、第6期総合計画に、「共生社会の実現」、「男女共同参画社会の実現」が盛り込まれています。また、性別を問わず、社会のあらゆる分野でその個性と能力を存分に発揮し、活躍することのできる男女共同参画社会の実現を目指し、平成27年3月には「おとふけ男女共同参画プラン」が策定されました。ジェンダー平等に向けた変化として、男女の賃金格差の解消のため、格差を企業に公開させる制度が実現したほか、性暴力根絶に向けては刑法が改正されました。また、パートナーシップ制度は、人口の7割をカバーし、選択的夫婦別姓を求める運動、LGBTQ+など、多様な性を認め合う社会に向けた動きは大きくなっています。しかし、各国の男女平等の達成度を示す「ジェンダーギャップ指数2023年版」で、日本は146カ国中125位と世界でも圧倒的に低く、男女間の格差が埋まっていないのが現状です。「おとふけ男女共同参画プラン」は、来年が最終年度になります。次期プランの策定に向けて、共生社会、男女共同参画の実現をさらに進めるために以下の点を伺います。1、ジェンダーギャップ指数の低さの大きな要因に男女の賃金格差があります。賃金格差の是正について町の取組は。2、非正規ワーカーの多くが女性であり、コロナ禍により、日本のジェンダー格差が改めて浮き彫りになりました。物価高騰が続く中、ひとり親だけでなく、単身女性の貧困も深刻さを増していると考えます。ひとり親家庭における子育て支援の充実と単身女性への支援の現状は。3、「おとふけ男女共同参画プラン」にある四つの基本目標について、これまでの到達点と今後の課題は。以上、御答弁をお願いいたします。
答弁 町長 小野信次
男女共同参画社会の実現に向けての御質問にお答えをいたします。はじめに、1点目の男女の賃金格差の是正に関する町の取組についてでありますが、国の令和4年賃金構造基本統計調査によりますと、一般労働者の男性の平均賃金水準を100とした場合の女性の水準は75.7で、前年度と比較して0.5ポイント上昇しておりますが、依然として男女の賃金格差は解消されていないことから、国の第5次男女共同参画基本計画では、その改善を図ることが重要な課題と位置付けられております。賃金格差の主な要因といたしましては、職場における職階の男女差があるとされており、性別による固定的役割分担意識の解消や配置・昇進などにおける男女平等への理解促進が重要であることから、町といたしましては、これまでと同様に広報紙などを通じてこれらに関する普及啓発活動に取り組んでまいりたいと考えております。次に、2点目のひとり親家庭における子育て支援の充実と単身女性への支援の現状についてでありますが、ひとり親家庭につきましては、その多くが仕事をしながら子育てをしている状況にあることから、子どもの健やかな成長のためには、安心して子育てができる支援策が必要であると考えております。道の支援策といたしましては、児童扶養手当の支給や自立支援に係る各種給付金事業、母子父子寡婦福祉資金貸付金事業のほか、母子家庭等就業・自立支援センター事業により、就業に関する相談、技能習得、就業情報提供などのサービスを行うとともに、地域生活や養育費に関する専門相談などを実施しております。町の支援策といたしましては、医療費助成に加えて、ひとり親家庭などの父母の経済的自立と生活意欲の助長・増進を図るため、帯広大谷短期大学社会福祉科介護福祉専攻に就学する経費の支援を行っております。今後も、道の取組も含めた各種支援策の周知に努めながら、ひとり親家庭の子育て支援に取り組んでまいりたいと考えております。貧困対策につきましては、単身女性への支援に限定しておりませんが、道の支援策といたしましては「とかち生活あんしんセンター」を、本町では令和3年5月から「音更町せいかつ相談窓口」をそれぞれ設置し、生活困窮者に対する相談支援体制の充実を図っております。昨年度の二つの窓口の相談件数につきましては、「とかち生活あんしんセンター」が受けた音更町分は56件で、このうち単身女性からは7件、「音更町せいかつ相談窓口」は170件で、このうち単身女性からは37件の相談が寄せられたところであります。物価高騰は、低所得世帯、年金生活世帯など、可処分所得が多くない世帯には相対的な影響が大きいと認識しておりますが、国では、可処分所得を増やすことを目的に、本年の夏から秋にかけて、住民税非課税世帯に1世帯当たり3万円を支給し、さらに追加的に7万円を支給することとしております。また、道も国と同様の目的で、本年の秋から、住民税所得割非課税世帯に1世帯当たり1万2千円を支給しております。町の支援策といたしましては、必要な生活費の支援を目的に歳末法外援護費の支給や福祉灯油等助成に取り組んでおり、本年度は支給時期を早めて対応しているところであります。このほか、社会福祉協議会では昨年4月からフードバンク事業を行っており、給料の減収や離職、疾病などの理由により、生活にお困りの方に無償で食料品などをお渡ししております。町といたしましては、今後も関係機関と連携を図りつつ、これらの支援策により、経済的に困っている方の希望に寄り添いながら、丁寧に対応をしてまいりたいと考えております。最後に、3点目の「おとふけ男女共同参画プラン」にある四つの基本目標に関するこれまでの到達点と今後の課題についてでありますが、プランでは、「人権の尊重を基本とする男女共同参画の意識づくり」、「男女がともにあらゆる分野に参画できるまちづくり」、「男女がともにいきいきと働ける環境づくり」、「男女がともに心豊かに安全に安心して暮らせる環境づくり」の四つを基本目標として位置付けており、その下には15の基本方向と36の施策の方向を掲げ、男女共同参画社会の実現に向けた取組を進めております。プランの進捗管理につきましては、毎年度実施しております「総合計画推進管理評価」において自己評価を行い、その結果を音更町総合計画推進委員会にお諮りをし、進捗状況を把握・検証しておりますが、令和3年度の自己評価の結果は5点満点に対して4.9点であり、順調に進んでいるものと認識しているところであります。また、現プランの最終年度となる来年度には、音更町男女共同参画計画審議会を立ち上げ、次期プランの策定に着手する予定としており、その中で現プランの進捗状況につきましても、審議会の御意見をいただきながら検証を行ってまいりたいと考えております。男女共同参画の推進に当たりましては、あらゆる世代がお互いを思いやり、多様性を認識し、他者を尊重し合うことが重要であり、今後もこれらに関する意識の醸成に加えて、性別に関する無意識の思い込みなどの解消を図っていくことが課題になるものと認識をしております。町といたしましては、今後も広報紙や講演会などによる普及啓発活動を継続し、誰もがその個性や能力を発揮し、生きいきと暮らすことのできる男女共同参画社会の実現に向けて取り組んでまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。休憩(午前11時53分)
再質問 2番 石垣加奈子
それでは再質問をさせていただきます。私は、これまでも一般質問で男女共同参画についてやジェンダー平等社会の実現について取り上げてきました。今日の答弁では、プランの進捗状況の検証として、5点満点に対して4.9点と、順調に進んでいるという認識であるという答弁がありました。しかし、2020年からのコロナ禍によって、女性たちは仕事を失うなど活躍の場を失われ、DVや自殺の増加など、深刻な事態に追い込まれるということがあり、ジェンダー平等の遅れが改めて浮き彫りになったと感じております。来年はプランの最終年度ということで、新たなプラン策定に向けて、さらに男女共同参画社会の実現を進めるために今回もまた取り上げさせていただきました。まず、男女の賃金格差についてですが、答弁でも、前年度と比較して上昇しているが、依然として賃金格差は解消されていないということが答弁でありました。その要因としても、職場における職階の男女差があるとされており、性別による固定的役割分担意識の解消や配置・昇進などにおける男女平等への理解促進が重要であるというふうに述べられています。私も、男女の賃金格差がつくられた背景というのを見ていく必要があると思います。固定的役割分担の意識というところで、もうちょっと詳しく私の考えを述べたいなというふうに思います。1960年代、70年代、80年代の日本というのは、家族構成というのが、会社員など働く夫と専業主婦の妻、そして子どもという家庭が多かったと思います。その時代は、専業主婦である妻が家事や育児、親の介護を担っていました。そうすると、家庭内で行われている子育てや介護などの福祉について、国が積極的に関わらないということになります。その代わりに、育児、介護などの福祉を担う妻、配偶者の扶養というシステムがつくられてきたと思います。それが今、時代は変わって、働き方も変化していますが、そういったシステムは今も残っている形になっていると思います。こうしたシステムが続けられてきたため、国として女性を正規雇用で働かせようという機運が進まず、女性はパートで働く、賃金が上がらないということにつながっていると思います。また、女性に育児、介護を任せてきたために、保育所などが少なく、預ける場所がないだとか、高齢者の施設が少ないという状況にもつながっていると思います。さらに企業側についても、年収の壁というのを逆手に取り、安い時給で女性を働かせることができたということもあると思います。さらには、扶養に入らない独身の方が、扶養控除されている女性のパートの時給に合わせた働き方を非正規ワーカーとして働いている状況であり、これが男女の賃金格差につながっていると思いますが、こういった認識を町もお持ちなのかお伺いします。
答弁 企画課長 大井規彰(企画課長は2025年3月まで)
男女の賃金格差に関する認識についてでございます。国の調査によりますと、やはり我が国におきましては、就業者における女性管理職の割合は依然として他国よりも低いと。また、家庭におきましても、女性のほうが家事などの無償労働に費やす時間が男性よりも多い、このような状況は依然として残っていることは認識をしております。これらを改善していくことが男女の賃金格差の是正につながると考えております。このためには、男性は仕事、女性は家事ですとか、男性は中心的な仕事をする、女性は補助的な仕事をするですとか、このような固定的な考え方、これらを解消していく必要があるものと考えております。町といたしましては、これら固定的な考え方の解消に向けまして引き続き啓発に努めてまいりたいというふうに考えております。以上です。
再質問 2番 石垣加奈子
今、答弁にもありました女性の管理者が少ないという点でも、扶養制度だとか配偶者控除によって、女性は働いたら損をするという意識があったためにキャリアアップが進まないというふうなこともあったのかなというふうに思います。しかし、今現在は専業主婦がいる世帯も減り、共働きの世帯が増え、さらに単身世帯も増えています。国は今年10月から、年収の壁への対策として新たな措置も開始しています。また、扶養制度や配偶者控除は国の制度であるため、町として何かができるわけではありませんが、通告でも述べたように、男女の賃金の差異の情報公開というのが行われるようになりました。女性活躍推進法に関する制度改正がされ、情報公開項目に男女の賃金の差異を追加するとともに、常時雇用する労働者が301人以上の一般事業主に対して公表が義務付けられました。これに基づいて公表された情報によると、企業の規模が大きくなるほど男女の賃金の格差が大きいことが分かりました。実態が分かったことにより、格差解消に向けた取組も進むのではないかと考え、これがジェンダー平等の実現にもつながっていくと思います。町も普及啓発に取り組むということですが、公表されたこの男女の賃金の差異のデータ、実態を交えたもので普及啓発ができたらいいなというふうに思いますが、そういった考えをお持ちかどうかお伺いします。
答弁 商工観光課長 櫻井智和(商工観光課長は2024年3月まで)
男女の賃金格差についてのデータ公表を踏まえて、そういった公開あるいは公表についての啓発についてどのように行っていくかというような質問でございます。一応今回、女性活躍推進法が改正されたことによりまして公開が義務付けられる企業が出てきたわけでございますけれども、そういった法の改正ですとか、それから、厚生労働省が男女間の賃金格差解消のためのガイドラインというものを出しておりますので、こういったものの周知を踏まえまして、より町内の企業にもそういった趣旨が伝わるような普及啓発を進めてまいりたいと。その際には、商工会などとも協力しながら啓発に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。
再質問 2番 石垣加奈子
ぜひ普及啓発、商工会も交えながらということの答弁がありましたので、啓発していただきたいというふうに思います。ジェンダーギャップ指数で、世界で最も平等の国と言われるアイスランドでも、女性の平均賃金は男性よりも21%ほど低いそうです。この賃金格差に対し、これのどこが平等なのかというスローガンを掲げたデモが今年10月に行われ、約10万人という大規模な人数が集まったそうです。日本でこういったデモというのはなかなか行われないんですけれども、行われず、仕方ないとか諦めている部分もあると思うんですけれども、やはり女性も声を上げて、平等を求めていくことが必要ではないかなというふうに思っています。2点目ですが、ひとり親家庭における子育て支援の充実と単身女性への支援の現状についてですが、答弁にも道の支援、町の支援について詳しく述べられていました。ひとり親家庭については、多くの方が仕事をしながら子育てをしている状況ということでもありますので、もう少し支援を広げることができるのではないかというふうに思っています。ちょっと所管にも関わるかもしれませんが、仕事をしながらということですので、学童に預ける方も多いと思います。学童に関しては、利用料の減免だとか軽減というのは特に今のところ行われていないと思いますし、予算や決算の中でも求められていると思いますが、そういった支援を今後考えていく検討などをされているのかお伺いしたいと思います。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
ひとり親家庭における学童保育料の減免ということであります。今までも予算委員会、決算委員会などで御質問いただいているところでありまして、帯広とか幕別町も実施している中で音更町が実施していないということで、調査研究という段階でおります。以上です。
再質問 2番 石垣加奈子
働きながら安心して子育てするためには、こういった減免も前向きに検討していただきたいというふうに思います。また、単身の女性についての相談件数なども答弁がありました。単身の女性というのは、非正規で働く方も多いのかなというふうに思いますし、さらに年齢が上がるに従い、正規で働く人は少なくなっていくと思います。また、非正規ということで収入が低いことによって、住宅費、家賃の負担も重くなると思います。これは、現役世代でも高齢者でも同じことだと思います。高齢になれば、民間の賃貸住宅、賃貸物件が借りづらくなったり、保証人になってくれる人がいないといった問題があると思います。町では、公営住宅で、単身で申し込める方というのは60歳以上だとか、60歳以下で障がいをお持ちの方、生活保護を受給されている方、DV被害に遭った方は単身でも申込みができるというふうになっていますが、60歳以下の方は申込みできないというふうになっています。住むところがないというのは、生活にも支障が出ると思いますので、こういった要件を、単身の入居できる年齢を下げるという検討は、これまでも決算や予算の中でも求められていたと思いますが、調査研究もされていると思いますが、その調査研究の内容なども分かれば教えていただきたいと思います。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
公営住宅の対象の拡大ということであります。町長から答弁がありました単身の方の相談であります。その主な内容が、病気とか、それから望まない妊娠、それと障がいなどで就労がうまくいかないとか、そういったような内容から相談を受けさせていただいて対応させていただいております。60歳以下というのは、家がないとかそういった部分で、そういった相談もない状態ですので、そこまで拡大というのは、町としては、まだ現状ではないということであります。
再質問 2番 石垣加奈子
今のところそういった住むところに困っているという相談がないということで、拡充が検討されていないということでした。女性の貧困というのは、どの世代でも男性より高く、高齢期になると拡大していきます。現役の時代から賃金が低く、低いことにより、年金も当然低くなってしまいます。年金で暮らせないので働き続ける方も多くなっていると思います。また、40代、50代の方は、社会に出たときが就職氷河期世代であり、正規で働きたくてもそれがかなわず、非正規で低賃金で働き、今の生活を支えるのに精いっぱいという状況だと思います。低賃金のため、老後の蓄えもできず、それがまた老後も大変になるというふうになっていると思います。来年の4月には、困難な問題を抱える女性への支援に関する法律が施行される予定になっております。今、国としては、必要な基本方針を策定し、道としても基本計画を策定中ということがありました。町については、基本計画の策定に努めるというふうにありますが、音更町での今の状況を取り組む考えがあるのか、お伺いしたいと思います。
答弁 企画財政部長 深谷邦彦(企画財政部長は2025年3月まで)
次期の男女共同参画プランの関係になりますけれども、ただいま、お話をいただきました来年4月1日に施行されます、困難な問題を抱える女性への支援に関する法律ということで、こちらは市町村計画としても、位置付けについても検討する必要があるというふうに思っております。また、来年度の見直しになりますけれども、SDGsですとか包括的性教育、そういったものについても新たに取り入れることを検討していきたいというふうに考えておりまして、来年設ける計画の策定委員会の中で、新しい計画にどうやって位置付けるのかというところについて考えていきたいというふうに考えております。以上です。
再質問 2番 石垣加奈子
困難な問題を抱える女性への支援に関する法律に関しての基本計画、検討する必要があるというふうな答弁をいただきました。町は問題を抱える人の一番身近な自治体になりますので、ぜひこういったものを策定し、多くの方が支援につながることを願いたいと思います。また、この計画に関して、先日北海道新聞では、北海道の素案がまとめられ、相談員を全市町村で確保する目標というのが掲げられました。今後、音更町にも相談員が設けられるかなと思います。ですが、目標の実施年度は、計画期間が終わる2028年度までという目標になっております。それまでの間少し期間がありますので、計画がこれからということなので、相談員についてもまだ検討はされていないと思いますので、ぜひ検討する際、相談員も町独自で設けていただくように求めたいというふうに思います。若い方の貧困についてですが、なかなか若い方自身がその問題について気づきづらいとか認識していない、あとは、困っていると言えないという、恥ずかしいという意識が強かったり、若いのに支援を使うなんてというような、支援につながるハードルの高さを感じているというふうに思います。また、支援するほうの課題としても、支援が縦割りで隙間だらけというところがあると思います。支援については、男女共同参画プランの中にも相談窓口の一覧がありますが、教育や妊娠、出産、介護など分野が分かれております。ですが、そのワードに該当しないと、自分は支援が受けられないんじゃないかというふうに考えてしまって、諦めてしまう方もいるのではないかというふうに思います。そういった気軽に相談できるような相談体制というのが必要ではないかと思いますが、町のお考えをお伺いします。
答弁 保健福祉部長 堀田昇(保健福祉部長は2025年3月まで)
気軽にという、相談ということであります。貧困での相談なので、気軽にということにはちょっとならないかなとは思っております。先ほどもちょっと申し上げたとおり、相談内容としては、望まない妊娠だとか、恐らく病気とか、発達系なのかもしれないんですけれども、仕事がうまくいかなくて失業しましたとか、あと傷病によって休業してとか、その手当の、傷病手当の手続が分からないとか、そういった相談が主となっております。町としては、昨年、重層的な支援体制整備という形で、断らない窓口を設置して、どの窓口、チャンネルに行っても、それぞれの部署から横の連携をさせていただいて対応させていただいておりますので、気軽にといえば、どこでも相談していただければつながっていくということで御理解いただきたいと思います。
再質問 2番 石垣加奈子
重層的支援ということで、どこにでもつながるような支援体制というのがしかれているというのも私も認識しております。ですが、若い方というのはなかなかその相談に行くという考えが浮かばないと思いますし、SNSとかを使って自分で探したりとかもするんですが、そのSNSも、悪い情報が入ったり、悪い業者につながってしまうということがありますので、そういった情報を見分ける力というのも必要になってくると思います。学校などでもそういった学習がされていると思いますが、そういったことにも気をつけながら、相談しやすい体制というのを整えていかなければいけないなというふうに思っています。3点目ですが、音更男女共同参画プランにある四つの基本目標についての到達点ということで、答弁の中では、自己評価の結果が5点満点中4.9点ということで、順調に進んでいるという認識があるということで答弁がありました。どういうところが順調に進んでいるか、もう少し詳しくお聞かせいただきたいと思います。
答弁 企画課長 大井規彰(企画課長は2025年3月まで)
自己評価4.9とさせていただいております内容についてでございます。第6期総合計画におきましては、第4章の中で、共生社会の分野におきまして男女共同参画社会の実現の施策を掲げております。施策の進捗を把握する指標、これといたしまして、まちづくり町民アンケートの男女の地位が平等だと思っている町民の方の割合、これを設定しておりますが、令和3年度の結果につきましては、達成の評価基準値、こちらを上回る22.7%という結果になったものでございます。また、このほか事務事業といたしまして、広報紙やホームページ、こちらでの啓発に加えまして、令和3年度におきましては、まちづくり講演会をコロナでやれていなかったものがやれまして、また、オンラインも交えたライブ配信も行うことができました。これらのことから4.9の自己評価とさせていただいたものでございます。以上です。
再質問 2番 石垣加奈子
私も自分なりに目標について見てきたんですけれども、啓発については、広報で特集コーナーが組まれていたり、講演なども行われているのも見ております。また、ジェンダーという言葉も、プランが策定される前のアンケートでは、ジェンダーという言葉の認知度は3割程度だったんですが、コロナ禍により、ジェンダーの問題が見える化して、ジェンダーを求める声が高まったことにより、このジェンダーという言葉は認知度は高くなっていると思います。また、女性の人権を尊重する認識の浸透というところでは、プランの中に、性と生殖に関する権利、リプロダクティブ・ヘルス/ライツが配慮されるよう啓発というところもありました。コロナ禍で生理の貧困という問題が露呈し、これが音更建設業協会から生理用品が寄贈され、小中学校で無料配布が行われたり、今年の2学期からはトイレへの設置も実現するということで進んでいることは私も見えています。しかし、基本目標の3番目、「男女がともにいきいきと働ける環境づくり」については、基本方向の中に、就労における男女平等の促進というのが、最初の質問にもあったように、男女の賃金格差というところでなかなか進んでいないのかなというふうに思います。ここはもう少し重く考えたほうがいいと思いますが、町の見解をお伺いします。
答弁 企画財政部長 深谷邦彦(企画財政部長は2025年3月まで)
ただいまお話いただきました基本目標の中の「男女がともにいきいきと働ける環境づくり」といったところにつきましては、各種取組、ワーク・ライフ・バランスの普及浸透ですとか家庭生活への男女共同参画の促進だとか、そういった取組、施策の方向ということで掲げているものがございます。先ほど4.9という評価もございましたけれども、それも現在の計画に対してのものということでございますので、そういった視点で見ていただきたいなというところが一つございます。また、こちら、各種施策の方向というところで、各種、いろいろな、様々な取組を掲げているんですけれども、例えば、家庭内において性別による固定的役割分担意識にとらわれない家庭の在り方についての啓発であるとか、あと、子育て支援センターにおいて子育てに関する不安や悩みに対する相談や各種支援を行いますといった具体的な取組に関しては、今現在、こちらの基本目標の中の「男女がともにいきいきと働ける環境づくり」という中では、比較的、比較的と言うか、ほぼ取り組めているような状況といったところにございます。石垣議員が目指すところの男女平等といったところにはまだまだ到達していないんだろうなというふうに感じてはいるところでございますけれども、町といたしましては、各種取組を通じて着実に前進しているというふうに、前には進めているといったところではございますので、御理解をいただきたいと思います。以上でございます。
再質問 2番 石垣加奈子
来年には新しいプランの策定が進んでいくと思います。答弁の中にも、広報や講演会などによる普及啓発活動を継続するということがありました。このプラン策定に当たって、目標などの数値を掲げるということは考えているのかお伺いしたいと思います。
答弁 企画課長 大井規彰(企画課長は2025年3月まで)
次期プランの策定におきまして数値目標を掲げるのかということでございます。現在のプランにつきましては数値目標は設定はされておりませんが、総合計画の中で数値目標を設けまして、こちらで検証をしているという状況でございます。次期プランの策定に当たりましては、ほかの自治体の計画も参考にして進めなければならないと考えております。帯広市におきましては計画の中に数値目標を設けているということは我々も把握はしております。次期計画の策定に当たりましては、他の自治体の計画も参考にしながら検討を進めてまいりたいと思っております。以上です。
再質問 2番 石垣加奈子
検討していきたいということでしたが、内閣府の男女共同参画局のホームページに、「公務員志望者必見! データで見える職場環境」ということで、女性活躍推進法の「見える化」サイトというのがありました。これで音更町の状況も見ることができて、目標数値が載っている項目があったり、現在の状況というのも載っています。ほかの市町村とも見比べられるようなサイトになっていると思いますので、目標も設定することによってより男女共同参画が進んでいくと思いますので、数値目標はぜひ掲げていただきたいというふうに思います。コロナ禍によってなかなか進まないジェンダー平等ですが、私たちの意識、住民の意識も少しずつ変わってきていると思います。それを少しでも後押しして、性別に関係なく活躍できる社会というのが実現できるよう、新たな計画が希望の見える計画となるよう求めまして一般質問を終わります。ありがとうございました。
答弁 副町長 宮原達史
音更男女共同参画プラン、次期プランに向けまして御質問をいただいたところでありますけれども、最初のほうの賃金の格差というお話ありましたけれども、各事業者、今度から公表するような方向ということもありますが、これちょっと心配というか気をつけていただきたいのは、統計的に大きな母体で数字出すならいいんですけれども、各事業者ごととなりますと、やはり各事業者ごとに男女の比率が圧倒的にばらばらだと思うんです。そういうことを考えて、役場のことで申し上げますと、以前にも議会で御質問いただいたりしましたけれども、女性の管理職比率というのを聞かれたことあるんですけれども、現在でも多分2割には達していない、1割、2割ちょっと前、ちょっと少ないぐらいだと思います。2割弱ぐらいだと思うんです。これ、どうしてそうなるんだと言われても、そうなっちゃうんですよ。管理職年齢になるような男女の比率がそもそも女性のほうが少ないんです。多分全員管理職にしても、5割は絶対行かないと思います。それぐらいの男女の比率の差があります。ただ、今、当時は、私が役場へ入った頃は大体、先ほど専業主婦というお言葉がありましたけれども、皆さん結婚退職というのが一般的な状況でありまして、どうしても女性のほうが少なくなってくる。採用も女性のほうが少なかったかもしれません。今は、採用、20代、30代は役場職員、女性の割合本当に増えています。これは本当に10年後、20年後、30年後はたくさん女性の管理者が誕生するぐらい女性の比率は増えていると思います。そういうふうに、どこの職場一つ一つ切り取って考えてしまうと、公開して、それによって責められるというのもちょっと酷かなという感じはするんです。ですから、やっぱりこういう統計は大きな母体でやっていったほうがいいと思いますし、昇格したからといって賃金がどんと上がるかといえば、給与体系もその事業所によって違いますので、その辺は注意して見ていかなければならないと思っています。女性の貧困ということもありましたけれども、相談窓口の設置、もちろん相談には十分重層的な施策もやっていますし、やっていきますけれども、これは女性に限らず、男性の相談もちゃんと受けますので、これが男女共同参画というか、平等にちゃんと受けていますので、女性に限らず、ちゃんと男性の相談も受けて、そういったものに寄り添って役場としては町民生活を支えていくのは当然だと思っています。男女共同参画プラン、今度新しいのをつくるわけですけれども、町長から御答弁申し上げましたとおり、来年度、新しく審議会を立ち上げて、審議委員の皆様の御意見を聞きながら、多分ここ5、6年でまた相当状況も変わっていると思いますので、また新しい文言も出てくるでしょうし、新しい基本計画の内容も出てくると思います。最近もいろんな判例が出て、男女の垣根を全て取ってしまうと、今まで犯罪であったものが犯罪でなくなるというような極端な言い方になる識者もおりますので、その辺は男女共同参画プランとはちょっと違うかもしれません。違うかもしれませんけれども、いろんな考え方の方がいらっしゃいますので、その辺は、この法律にのっとった男女共同参画プランを審議会の皆さんとともに構築していくのが一番大切じゃないかなと思っていますので、御理解いただきたいと思います。