みんなの議会

音更町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月4日

グリーン・リカバリーを目指すごみ処理について

2021年3月4日、音更町議会の一般質問で、神長基子議員が「グリーン・リカバリーを目指すごみ処理について」質問し、町長 小野信次、環境生活課長 原弘美、町民生活部長 荒井一好、経済部長 傳法伸也が答弁しました。

質問者
神長基子 議員
答弁者
町長 小野信次、環境生活課長 原弘美、町民生活部長 荒井一好、経済部長 傳法伸也

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 2番 神長基子

通告に従い、グリーン・リカバリーを目指すごみ処理について一般質問を行います。昨年12月に音更町ごみ処理基本計画の中間見直し素案が出され、ごみ総排出量等の数値目標が改めて示されました。目標到達に向けての住民、事業者、行政の役割もそれぞれ明確にされており、計画全体が広く町民に共有されていくことによって関連する取組の一層の前進が期待されるところです。新型コロナ危機の下、温室効果ガス排出量は一時的に減少していますが、地球温暖化をめぐる問題は年々深刻さを増しています。さらに、コロナ禍の暮らしの変容が温暖化に拍車をかける事態も見受けられ、温室効果ガス削減は全人類にとって待ったなしの課題です。素案の中で示されているように、本町の温室効果ガス排出量の現状は全国より少なく、排出負荷が低くなっているということですが、計画最終年に向けて危機感をさらに強めていくことが重要です。そうした中で今、「グリーン・リカバリー」という考えが国際的にも注目されています。「グリーン・リカバリー」は、新型コロナ危機で打撃を受けた経済・社会の回復において気候変動の抑制や環境・生態系の保護の観点を重視するという考えを称したもので、これを重要視する動きが世界各国に広がっています。日本国内ではまだなじみのない言葉ではありますが、ごみ処理に関する施策の目指す方向性に「グリーン・リカバリー」を位置付けて取組を発展させていくことが望ましいと考えます。こうした点を踏まえて、住民や事業者による自主的な活動の支援を強化するよう求めて、以下についてお伺いします。1、本町のごみ排出及びリサイクルに関する現状と課題は。2、減量・資源化推進後のごみ総排出量推計は家庭系、事業系の両方で微減傾向だが、その理由は。3、コロナ禍で、ごみの減量化、資源化の取組にどのような影響が出ているか。今後の見通しも併せてお伺いします。4、エコテイクアウトの推進や自治体オリジナルのエコバッグ配布等、エコの意識を醸成する取組に対し、新たに公的支援を行う考えは。5、グリーン・リカバリーの一環としてごみ処理の施策を推進するということに対する町の考えは。以上、御答弁をお願いいたします。

答弁 町長 小野信次

グリーン・リカバリーを目指すごみ処理についての御質問にお答えをいたします。はじめに、1点目の本町のごみ排出及びリサイクルに関する現状と課題についてでありますが、本町の過去3年間のごみ排出量は、家庭ごみでは、平成29年度が1万21トン、30年度が9,946.4トン、令和元年度が9,882.5トンで、事業系ごみでは、29年度が3,079.9トン、30年度が3,060.8トン、元年度が3,051.1トンで、合わせますと、29年度が1万3,100.9トン、30年度が1万3,007.2トン、元年度が1万2,933.6トンで、ほぼ横ばいの傾向となっております。また、リサイクルされるごみの量は、29年度が3,398.5トン、30年度が3,317.7トン、元年度が3,250.4トンで、微減の傾向となっております。北海道及び全国の水準と比較いたしますと、平成30年度の1人1日当たりのごみ排出量は804グラムで、水準よりも少なく、リサイクル率は25%で、水準より高い結果となっておりますが、今後も、ごみ減量意識啓発の取組を推進し、排出量の抑制に努めていく必要があるものと考えております。今後の課題につきましては、リサイクル率が年々低下傾向となっており、その要因は集団回収を行っている団体の高齢化や担い手不足などによる回収量の減少と捉えておりまして、分別の徹底に加えて、広報紙への掲載や町内会への周知などによる資源集団回収の強化が重要であると考えております。次に、2点目のごみ総排出推計が微減傾向である理由についてでありますが、ごみ処理基本計画の見直しに当たり、ごみ総排出量を推計した結果、家庭ごみは人口減少の進展によって排出量と集団回収量ともに減少する見込みでありますが、事業系ごみの排出量は横ばいで推移すると見込んでおりますので、町全体の総排出量は微減傾向と推計しております。しかしながら、町民1人1日当たりのごみ排出量は、現状のまま推移した場合、目標年次の令和10年度では808グラムで、基準年である元年度との比較で6グラムの増となる見込みであることから、計画では10グラム減の792グラムと目標設定し、その達成に向けて、広報紙などでの普及啓発、生ごみの減量化、食品ロス削減、マイバック運動の推進などの各種対策を講じてごみの減量化、資源化の推進を図ってまいりたいと考えております。次に、3点目のコロナ禍がごみの減量化、資源化に及ぼす影響と今後の見通しについてでありますが、昨年4月から本年1月までのごみの量を前年同期と比較いたしますと、くりりんセンターに搬入した分では、家庭ごみが5%増の5,936.2トン、事業系ごみが8%減の2,381.4トンで、合計では0.9%増の8,317.6トンとなっております。また、資源ごみは、十勝リサイクルプラザに搬入した分が2.4%増の1,961.1トン、資源集団回収分が13.7%減の835.7トンで、これらの合計は0.1%減の1万1,114.4トンとなったところであります。町全体のごみの量はほぼ横ばいでありますが、コロナ禍でのいわゆる巣籠もりによる家庭ごみが増加した一方で、事業系ごみは飲食店やホテルの休業などにより、大きく減少しております。また、資源ごみの収集量は前年とほぼ同量ですが、資源集団回収につきましては先ほども申し上げましたように大きく減少しており、コロナ禍の状況下ではこの傾向がしばらく続くものと考えております。次に、4点目のエコテイクアウト推進や自治体オリジナルのエコバッグ配布などのエコ意識を醸成する取組への新たな公的支援についてでありますが、感染拡大の影響により、全国的にテイクアウトで商品を提供する飲食店が増加しており、本町においても同様の傾向となっております。こうした中で、テイクアウトでは使い捨てプラスチックや紙製容器が多く使われることから、繰り返し使える食器や容器を使った商品の提供を行うエコテイクアウトを推進し、テイクアウト用のメラミン製の皿の無償貸出しやマイ容器、マイボトルでのテイクアウトの普及を行っている自治体もあります。本町でも自宅から持参した鍋などでテイクアウトに対応している飲食店もありますが、このような取組の推進によってごみの削減が図られるほか、ごみ減量に対する町民意識の向上につながっていくものと考えております。また、スーパーなどのレジ袋の有料化に伴い、マイバックの携帯が普及してきていることや安価で多様なバックが販売されておりますので、自治体オリジナルのエコバッグ配布などを行う考えは現在のところ持ち合わせておりませんが、今後、他自治体の事例などを調査研究してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。最後に、5点目のグリーン・リカバリーの一環としてごみ処理の施策を推進する考えについてでありますが、グリーン・リカバリーとは、気候変動の抑制や、環境・生態系の保護の観点から、脱炭素、再生可能エネルギーの大規模普及などの環境を重視した投資を通じてコロナ危機で打撃を受けた経済を浮上させようという対策であります。町といたしましても、コロナ禍において各種経済対策を講じてきたところでありますが、このグリーン・リカバリーを位置付けてごみ処理の施策を推進することは、ごみの減量化、分別の徹底をはじめ、環境負荷を低減することや地球温暖化対策にも資するものと考えております。物を大切に使い、ごみを減らすリデュース、使えるものを繰り返し使うリユース、ごみを資源として再び利用するリサイクルの3Rを徹底するとともに、本年度に見直しを行う音更町ごみ処理基本計画の「ごみの排出抑制・減量化」の取組を確実に推進し、町民の皆さんと一緒にごみの減量化に取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。

質問 2番 神長基子

グリーン・リカバリーをということで今回質問させていただきました。そのことに対する方向性としては、町の目指すものとして今お考えをお伺いしたところで、認識がほぼ一致しているかなという思いで若干再質問させていただきたいというふうに思います。ごみ排出の実績等について、推移をお伺いいたしました。本当に皆さんの努力です。町民の皆さんの努力によってこうした到達点なのかなというふうに感じながらお聞きをしたところではあるんですけれども、家庭系ごみ、事業系ごみということでごみ処理計画の中でも分けられておりますが、私もちょっと眺めていて、事業系ごみのほうでもう少しごみを減らすということが具体的にどういった取組でできるのかというのをイメージしながら見ていたんですけれども、実際事業系ごみのうちの、これは資源ごみという扱いがないので、燃えるごみか燃えないごみか、この2種類に分けられるかと思うんですが、9割は燃えるごみという扱いになって中間処理施設のほうに行っているのかなというふうに思います。この中で、今プラスチックの削減ということが国際的に叫ばれている中ではあるんですけれども、実際にどれくらいプラごみの割合があるのか、そういった組成分析というのは把握できているのかどうかまずお伺いしたいと思います。

答弁 環境生活課長 原弘美(環境生活課長は2022年3月まで)

くりりんセンターを運営します十勝圏複合事務組合のほうでごみの組成分析というのを行っております。その中で生ごみとかそういうようなごみの量の分析を行っているんですが、事業系ごみだけに対して組成分析を行っているということはなくて、全体のごみの組成分析を行っております。今ちょっと量の資料を持ち合わせなくて大変申し訳ございません。一応そういうようなことで組成分析のほうは行っているということでございます。以上でございます。

質問 2番 神長基子

今、具体的な数字については御答弁いただけなかったんですけれども、事業者の場合というのは家庭ごみと違って、特徴として同じ種類のものがまとまって出される、または同じ種類のものが大量に出される、こういった特徴があるのかなと思っておりますので、つまり、家庭ごみよりもある面では簡単にごみの組成分析ができていることによって、減らすということが取組として進むんじゃないかというふうに思っているんです。今数字についてお答えいただけませんでしたけれども、大体音更町として、事業系ごみの中で例えばプラごみはこれぐらいだよ、どういう事業者から主に出ているんだよ、そういうことは把握できているのかどうか、その点をお伺いいたします。

答弁 町民生活部長 荒井一好(町民生活部長は2021年3月まで)

町のほうで許可といいますか対応しているのが家庭系のごみということで、事業系に関しましては北海道のほうで対応しておりますので、町では、今、議員がおっしゃったような数字というのは持ち合わせていないところでございます。以上でございます。

質問 2番 神長基子

今回の処理基本計画の中では、住民の役割、事業者の役割、そして行政の役割ということで、明記されております。それを見ますと、事業者の役割としては6点ここで掲げられておりまして、そこでは、生産に関わるものも多くありますけれども、やはり事業活動によって発生するごみ、これを減量化、再資源化するということの促進というのも事業者の役割として明記されております。今現在に至ってもこの辺の取組を非常に努力されている事業者さんは、少なくないんではないかなというふうに私は思っているんですけれども、実際町としてそれをさらに促進をしていくというためにどういった働きかけができるのか、その点のお考えをお伺いしたいと思います。

答弁 町民生活部長 荒井一好(町民生活部長は2021年3月まで)

ごみ処理基本計画の中で事業者の役割が、今、議員がおっしゃったような6点計画を上げさせていただいたところでございます。具体的にこういったことを今やるというようなものは持ち合わせておりませんが、今後、どのような事業者に対して周知が可能なのか検討してまいりたいと思いますので、御理解をいただきたいと存じます。

質問 2番 神長基子

具体的なアプローチとしては、やはり共有していくということが一つの鍵になっていくかなと思います。先進的に取り組まれている、そういう事業者さんの情報を収集して、ほかの事業者さんにもそういった取組がありますよということを共有していく、そういう役割がこの場合は行政においてあるんではないかなというふうに思います。具体的なアプローチというところでは、私のほうからそういった提案をさせていただきたいなと思います。それで、リサイクルのほうの推移についてもお伺いしたところなんですけれども、資源集団回収、ここがなかなか、低下していく一方であるということが大きな課題になっていくのかなと思うんですけれども、リサイクル率、ここで見たときに、リサイクルに関わるコストについても確認をさせていただいたところです。その処理計画の中で見ていきますと、年間処理費用の内訳というのがありますが、これは全体としては、計画初年度の平成26年度から令和元年度にかけて減っているんです。処理コスト自体は減っているんですけれども、資源ごみ収集に関しては際立って増えてきているんです。資源集団回収は何といってもマンパワーの、この役割というのが非常に重要になってくるといいながらも、なかなかここが思うようには伸びていかない、そういった中でコストだけは増大していく、この部分の現状についてはどういった対策といいますか、また、お考えをお持ちなのかお伺いいたします。

答弁 環境生活課長 原弘美(環境生活課長は2022年3月まで)

今御質問ありましたリサイクルに関わる費用のほうが年々増えていっているということなんですが、こちらにつきましては、資源集団回収、町内会等々で回収していただいているものに関しましては奨励金というのをお支払いさせていただいているんですが、そちらのほうは集団回収量が減っているということで、費用のほうは落ちております。ただ、一般の家庭から回収しております資源ごみ、段ボールとかペットボトルだとかこちらの処理費用、それから回収する費用等々が上がっているということでこちらのほうが上昇しているということになっております。以上でございます。

質問 2番 神長基子

分かりました。そうすると、このコストが増大している要因というのは、家庭の中で、いわゆる生活の中で資源ごみとして出す、そういったものの量が増えているということとここがリンクしてくるのかなというふうに今御答弁いただいた中で感じたところなんですけれども、このリサイクル、全体としてリサイクル率をさらに向上させるための方策、ここについて、従来どおりの取組のままでいくのか、それともこれからの10年にかけて新たな取組というものはお考えなのか、そこをお伺いいたします。

答弁 町民生活部長 荒井一好(町民生活部長は2021年3月まで)

リサイクル率を向上さすような対策、何か考えはあるのかというような御質問かなと思います。まず、リサイクル率を上げるには集団回収、やはりなかなかマンパワーの低下というのは否めない事実でございます。そして、先ほど町長から答弁申し上げましたようにコロナ禍というのもございます。ただ、リサイクル率を上げるにはやはり集団回収、こういったものを、今減少はしているんですけれども、何とか下げ止まりをしたいと、そういうふうには考えております。そういったためには、今年度の取組としましては、町内会、集団回収を行っていない町内会に対しまして、集団回収の取組をしてはいかがでしょうかというような御案内の文書も差し上げたところでございます。数町内会からお問合せはいただいたところでございますが、やはりコロナ禍ということもありましてなかなか新規の取組には至っていないという状況がございます。ただ、こういったような地道な取組をやはり進めていくしかないのかなと。特効薬的に、今こういったものをやればリサイクル率が上がるというようなものはなかなか持ち合わせておりませんが、地道な取組、今言った町内会等への取組ですとか、あと広報、家庭に対しまして広報の啓発、こういったものを強化しながらリサイクル率の向上に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

質問 2番 神長基子

地道な啓発活動、それは非常に大事なことではあるかなと思います。ただ、世界的に見た場合、日本のリサイクル率そのものが実は非常に低いという状態がずっと続いているんです。国によって埋め立てる量が違うだとか、そういったごみ処理システムそのものの違いがあることはあるんですけれども、それを考慮したにせよ、日本の、いわゆる先進国として経済が発展していったことによってごみの量というのも世界的にも非常に多いと。それを今あくせく分別を徹底して皆さん頑張っている、そういう状態にありながらもリサイクル率20%台をなかなか上回るということが現状としててきていない。それはやはり、通告でも申し上げましたけれども、温暖化対策という観点では非常にこれはまずいんではないかなというふうに思うんです。リサイクル率というお話ししましたけれども、ここをさらに上げていくという意味でもごみをまずなくすということ、ここにも一つ大きくシフトチェンジしていく必要があるんではないかなと思っているんです。日本で上昇しているのはごみを燃やす焼却率です。ここについては世界的に見ても断トツだと思うんですけれども、国策としてこれが焼却で生じるエネルギーを熱回収という言い方で有効活用していますよと。有効活用するよという、こういう政策が国を挙げて推進されているわけなんですけれども、実際温暖化対策という面から見るとやっぱりごみはなるべくなくしていく、そういったことが必要ではないかなと思っております。特にプラスチック、この焼却に伴う排出量、ここを抑制していくということが必要かと思うんですけれども、まずこの考えを持ち合わせておられるかどうかお伺いいたします。

答弁 町民生活部長 荒井一好(町民生活部長は2021年3月まで)

今、議員おっしゃったように、地球温暖化対策ということで、ごみはなるべく出さない、また、プラスチックの排出量を抑制する、こういった考えは当然地球温暖化対策に資する大きな考えであるというふうに思っているところでございます。以上でございます。

質問 2番 神長基子

認識は一致するのかなと思います。温室効果ガスの排出量の推計結果を見ますと、これはごみ処理全体ですけれども、その中に占めるプラスチック焼却の排出量というのが際立って高いです。令和元年度の数字でいきますと240万キロ、これが排出されていると。音更町だけで240万キロ年間で排出されているということなんですけれども、これは、実はごみ処理計画だけで見るとそこで終わるんですけれども、温暖化対策のまちの計画、ここで見たときに、実はこの240万キロというのはかなり温暖化を促進していく、そういった数字になっているのかなというふうに思うんです。照らし合わせてみるとそういった問題があるんではないかなと思いますが、この点についてはどのようにお考えでしょうか。

答弁 町民生活部長 荒井一好(町民生活部長は2021年3月まで)

今、議員おっしゃったように、プラスチック焼却、こういった部分の排出量はかなり多いというようなことで、温室効果ガス排出量の推計結果ということでごみ処理基本計画の中に掲載をしたところでございます。地球温暖化対策ということで、今、議員おっしゃったように、こういった数字、やはり少しでも減らしていくということが大事なのかなというふうに我々も認識しているところでございます。以上でございます。

質問 2番 神長基子

少しでも減らしていくという、そこについては本当に差し迫った課題であるというふうに思います。音更町の温室効果ガスの排出状況、この断トツのトップは電気です。電気が591万キロ、その次が重油350万キロ、実はその次にこのプラスチック焼却の部分、240万キロというのが入ってくる。3番目に大きな数字であります。ただ、これ、温暖化対策の計画の中には載っていないんです。これは町で処理をしていないからという、そういった意味合いになるのか。もう少しここをリンクさせた形で町民の方にもお示しするということが大事ではないかと思うんですが、その点のお考えについてお伺いいたします。

答弁 町民生活部長 荒井一好(町民生活部長は2021年3月まで)

地球温暖化対策の実行計画のお話かなというふうに思います。こちら町でつくっているのは、地球温暖化対策の推進に関する法律第21条第1項の規定によりまして、市町村の事務及び事業に関しまして温室効果ガスの排出量の削減並びに吸収、こういった観点から地方公共団体の計画、こういったものをつくりなさいというようなことに基づきましてつくっている計画でございます。今、議員おっしゃったような計画につきましては、町全体につきましては区域施策分ということでございまして、都道府県ですとか政令市、中核市に義務付けられておりますので、本町はその対象になっていないと。こういったことから現時点ではそのような計画を策定していないというような状況でございます。以上でございます。

質問 2番 神長基子

ここで温室効果ガスの部分、法的な位置付けが違うということは私も把握はしていたところなんですが、しかしながら町民にとっては同じ温室効果ガス、こうした排出量の問題を考えたときに一致した中で課題を共有して取り組んでいけるんではないかなと思いましたので、何とかここをリンクしていくような、そういった工夫が求められるんではないかなというふうに思います。先ほど部長もお答えいただきましたけれども、やはりプラごみの削減ということがこの温暖化対策という観点から非常に重要な課題になってきているというふうに思っております。鍵になるのがやはりごみ排出量の大幅な抑制だと思うんですけれども、この部分で、国連のほうでも言っていますけれども、2030年まで、これはSDGsでも定めている目標でありますけれども、この10年の取組というのが大事なんだよということが言われていると思います。IPCCの1.5℃特別報告書というのは御存じかと思いますけれども、この中で、これまでもCO2の排出量というのは相当な量に達していると。バケツに例えると、もうそのバケツに入るのは排出量として9%しかない。その9%が、10年で取組が変わらないとバケツがいっぱいになってしまうということなんです。だからこの10年の取組というのが非常に問われているということで、いかに危機感を持ってこの対策を講じていくかということが問われているんじゃないかなと思うんです。私、質問の中で、目標値、なぜ微減なのかというふうに問いました。もう少し、工夫次第によってはこれもっともっと減らせるんではないかなと思うんです。目標値をやはり高く設定することによって皆さんの意識というのも変わってくるんじゃないかと。それが結果に結びついていくというふうに思うんですけれども、そういったことで目標設定を改めて検討する、そういったことは可能なのかどうか、お伺いしたいと思います。休憩(午前11時30分)

答弁 町民生活部長 荒井一好(町民生活部長は2021年3月まで)

ごみの排出目標につきまして御質問をいただいたところでございます。このごみの排出目標につきましては、今回のは中間年の見直しということでございます。当初は、平成24年度を現状として829グラムでございました。それを15年かけて809グラムまで減らすというような目標を立てたところでございます。ただ、見直し時におきましてこの目標を下回っていると。802グラムであったということから、それより削減は目指すべきだというふうに考えたところでございます。また、町長から御答弁申し上げましたように、このまま推移をすると6グラムほど増えるという部分がございましたので、今より10グラム減る、合わせて16グラム、こういったものを減らしたいというような目標を、まず数字的な目標を立てたところでございます。こちらにつきましては目標年次は令和10年度になっておりますけれども、今このコロナの状況がございます。ですから、まずはこの10年の目標に向けて16グラム、現状で推移しますと16グラムの削減目標ということで、なかなかハードルは高いのかなというふうに担当としては考えています。まずこの数値目標に向かっていろいろな取組をやらせていただいて、そういった中で、例えばコロナ禍の中の状況が終わった、そういった中でごみの減量化が一定程度進んできているという部分で、何が何でも令和10年度までこの計画ということではありませんので、その状況に応じてでは、例えば目標達成した、そういった中で見直しをするというのも、そういった考えを今持ち合わせていないというわけではございません。そういった考えもございますので、繰り返しになりますけれども、状況を見定めながら、まずはこの目標達成に向けていろいろな努力をして、その後、目標達成した暁には検討をしてまいりたいというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。

質問 2番 神長基子

目標達成に対する姿勢については、積極的にごみを削減していく、そういった姿勢も見られますので、そこについては理解いたしました。コロナ禍でということなんですけれども、実はバーゼル法というのが改正されて、今年の1月1日にこれが発行されたわけなんですけれども、御存じかとは思いますが、これまで日本が年間約100万トン海外に輸出してきたプラごみの輸出規制が始まっております。これは全くできなくなるということではなくて、受入先のほうで断られればそこまでということになるかなと思うんですけれども、ここで行き場をなくした廃プラスチックがそれぞれの自治体に行く、こういったことも考えられるのかなと思います。この部分について、情報収集はされていると思うんですけれども、音更町として、影響と対策についてお伺いしたいと思います。

答弁 環境生活課長 原弘美(環境生活課長は2022年3月まで)

今御質問のありましたプラスチックなんですが、主に町でやっておりますのはプラスチック包装容器、それからペットボトル等々をリサイクルとして回収させていただいています。そちらのほうにつきましては十勝リサイクルプラザのほうに搬入しまして、そこで汚れ等々があるもの等は分別して、それを再生業者のほうに運び込みまして、再生プラスチックとして今のところは再生をさせていただいております。現状では、今のところ今の輸出等々ということではなく、再生プラスチックとして次の製品として、例えば、場合によっては作業服の繊維とか、あと、よくフォークリフト等で運ぶパレット等々に再生をしております。このような状況でございますので、今のところは、今、議員のほうからおっしゃられたように輸出ができなくて戻ってくるという現状では、今のところすぐはそういう現状にはならないかとは思うんですが、そのようにならないように複合事務組合とも意見を共有しながら対策をしていきたいと思います。以上でございます。

質問 2番 神長基子

今のところは影響が出にくい、そういったところかなと思いますけれども、この点につきましては今後も情報収集等を努めていただきたいと思います。コロナ禍の中でどういった影響が出ているのかということでの御答弁の中では、家庭ごみが5%増えたということであります。恐らく生活様式が変わっていったことによって特にプラごみが増えたんではないかなと思うんですけれども、この5%増、この分析というのはどのようにされているのかお伺いします。

答弁 環境生活課長 原弘美(環境生活課長は2022年3月まで)

今回のコロナ禍でどのようなごみがということなんですが、全体では家庭のごみで5%の増ということですが、可燃ごみでいきますと約3%の増、それから不燃ごみでいきますと13.1%の増となっております。言われるように不燃ですので。ただ、不燃のほうにつきましては、大型ごみもこの不燃のほうに計上しております。こちらにつきましては、プラスチックが特に増えたとかということでは、ちょっとそこまでは状況のほうは把握はしておりませんけれども、一応不燃のほうが増えているという状況でございます。以上でございます。

質問 2番 神長基子

分かりました。燃えるごみは3%ということであります。プラごみも、この間、フェイスシールドはそうそう、使っている人は一部に限られるかもしれないんですけれども、これもプラスチック製だと思います。それからテイクアウトの容器、そうしたものから、巣籠もり需要という中ではオンラインショッピングを利用される、そういった方が恐らく増えていると思いますけれども、その注文された商品を包んでいる緩衝材、こういったものもプラごみとして増えてきているんではないかな、これからも当面そういった傾向も見受けられるんではないかなと思います。それらに対して、それらに対してといいますか、コロナ禍の生活様式が変わっていった中で、ごみの処理に対する考え方というのもやはり即応して変わっていかなければならない部分もあるのかなと思います。今回、そういった自治体もあるというふうに答弁をいただきました。私も調べた中では、以前訪問したところなんですけれども、岡山県の真庭市というところ、ここでは、エコテイクアウト推進事業ということで、メラミン製のマイ容器、マイボトル、こういったもの、マイ容器、マイボトルという言い方しますけれども、市のほうでちゃんと作成したものを提供して、それをどの事業者、飲食店でも利用できるよというようなものです。さらにそれらを入れるバッグもおしゃれなデザインで、市独自のエコバッグということでセットで提供すると。こういったことを昨年の早い段階から取り組まれている。これそのものが実際にすぐに数値としてどう出てくるかという話ではなくて、今コロナ禍でこういったごみが増えていくとまずいよねと。温暖化がさらに進むよね、じゃどうしたらいいんだろう、そういったふうに意識を高めている住民の方ですとか事業者の方、そういった方たちのそういった不安を払拭していくための、そういった取組にもなっていくのかなというふうに思うんです。今実際に音更町でも多くの飲食店がテイクアウトを事業としてされていると。音更町としてもホームページの中でそれを掲載して、どこでテイクアウトできるかというのを宣伝しておりますけれども、こういった取組にもぜひエコの意識を醸成していく、そういったものも併せ持って取り組まれるということが大事になってくるのかなと思うんですけれども、そういった支援、当面は研究するということでありますが、ぜひこの支援を行っていただきたいと思うんですけれども、必要性についてはどのようにお考えでしょうか。

答弁 経済部長 傳法伸也(経済部長は2021年3月まで)

このコロナ禍におきまして、今、議員さんがおっしゃったように、テイクアウトを行っているお店が増えております。商工会さんのほうでもそのお店のほうを掲載しておりますけれども、今お話があったとおり、プラスチックごみを減らすということについてはとても意義があることなのかなと思ってございます。飲食店に対して繰り返し使える食器の無料貸出しということでやっている自治体の御紹介もありましたけれども、それにつきましては、すぐそこまで我々の町でできるのはちょっと難しいのかなと思いますけれども、どういう取組をしていいのか。そういう繰り返して使える容器ばかりじゃなくて、環境に、ごみの排出量、総出量を減らすということではなくて、環境を配慮するということでは、いわゆるエコ容器というものも使うことも考えられますので、この現状では、コロナ禍の状況において、飲食店さんのほうもすぐ対応するということはなかなか難しいのかなと思いますけれども、御答弁もさせていただきましたけれども、環境生活課と協力しながら、今後どのような対策が考えられるか研究してまいりたいというふうに思ってございます。

質問 2番 神長基子

今注目すべきことだと思うんです。町民の方もそうですけれども、事業者の方も、こういったことを環境に負荷をかけない形でできないだろうか、そういったふうに意識を高めていっている。その反面、やはりコロナ禍でかなり経済の打撃を受けている。そういった意味では、環境に負荷をかけたくなくても、その対策にコストをかけられないでいる、そういったジレンマも飲食店等事業者の方にはあるのかなというふうに思います。だからこそぜひここには行政の支援というのが必要になってくるのかなと思います。研究をということでありますので、ぜひ積極的に取り組んでいただきたいなと思います。こういった意識改革というのは一過性のものではないと私は思っております。さらに持続できる、そういったアクションにつなげていくためにも、最初に御答弁でいただきましたけれども、グリーン・リカバリー、この方向性、これをぜひごみ処理の中でも併せ持って対策を推進していっていただきたいというふうに思います。スリーRの取組でありますけれども、ここについては音更町としてもいち早く、例えば学校給食の中でスリーRの促進事業を取り入れるですとか、そういった意味では非常にポテンシャルのある、高い、そういった地域であるというふうに思っております。これら、全ての町民が一緒になって取り組んでいけるようにぜひとも努めていただきたいといいますか、一緒に取り組んでいければというふうに思って質問させていただきました。今回はこれで終わらせていただきたいと思います。

答弁 町長 小野信次

今神長議員から、大きなタイトルではグリーン・リカバリーということで、環境問題という中では相当深刻な事態に今地球上が入っているという認識を提言というのか提示をされたんだなというふうに思っています。今その中で直接私たち生活者として関わるごみの状況、それの再認識をこの機会にすべきだというお話だというふうに承っておりました。その中で、特にごみというくくりの中で、言葉の中にもありましたけれども、便利な生活をするという中で一番使われやすい素材、これがプラスチック。そして今、地球温暖化ということはもちろんそうなんですが、マイクロプラスチック問題、これは最近、あまりここで話ししたくないなとは思うんですけれども、プラスチックという中では、人間が食べる道具として使っているプラスチックのみならずあらゆる生活、これは日常生活の中で、保健福祉もそうだし、それから教育分野、体育、スポーツに関する分野もプラスチックのお世話に相当なっているという。ついこの間、多分神長議員さんも見ていると思うんだけれども、日曜日だったか、世界の温暖化という中で、海沿いのごみをふるい上げたら、それはあらゆる生活ごみという時代から、今度逆に施設に対するところから排出が出てくるマイクロプラスチックという問題をこの間取り上げられていて、これは自治体として責任を持つ我々も、結構手厳しい話題を提供してくれているなというふうに思いました。そればかりじゃなくて、なぜそれだけ、もう随分このプラスチック問題については何十年も、僕らからすると、自分が今こういう活動をしている中でももう既に22年を経過したわけですけれども、その当初からこの問題はあった事実であります。そういう中でありながらなぜこれが解決していかないかなといったときには、神長議員さんもお話ししていただきました。ごみをなくすという共通理念は同じなんです。だけれども、そのなくすということ、お話があったように、ごみを出さない、この意識改革をどうやってこれからやっていくのか。それから、細かくお聞きいただいたので、音更の1人当たりの排出量、それがこのコロナ禍の中でというお話がありましたけれども、恐らく、そういったコロナ禍だからこそこうだというお話があるんだけれども、業種業態の中で、日常生活の中で巣籠もりがあって家庭ごみが多少増える、そして事業系のごみは若干減るというお話がある中でも、総体的にあくまでも微減になっているという中では、全体としてトータルすると、家庭が中心になったときは事業系が減る、これのバランスだけだと思う。でも、人間が1人当たりで割り返すと、やはり1日のごみというのはどんな状況にあってもそうは変わらない。そういう中で、このコロナ禍を見ながらどういう変化が起きていくのだろうといったときには、さっきお話にあったように、一人ひとりの生活の厳しさも出てきていて、そしてその中で生活の工夫が今一生懸命みんな頑張って起きてきているなというふうに思っています。併せて、マイボトルだとかマイ何々という形でみんな一人ひとりが工夫をされるようになったという中で、例えばヨーロッパなんか見たときに、ペットボトルでさえも再利用しているわけでしょう、作り替えるんじゃなくて。それを洗浄というか洗ってまたそれに詰めているわけだから。それは何もジュースだけじゃなくて、ワインも全部そうやってやっているわけです。うなずいているね。議員さん、当然勉強されているからうなずいているけれども、日本もそこまでやれるかどうかというのは、これはやはり私たちもこれからさらに国の皆さん方と共通理念のもとに立ちながらやっていかないと。そこには、これからちょっと多少時間かかるといいながらも、こういったことを一自治体からでもこうやって発信していくこと。そしてそれが全体の空気になってこのことをさらに進めて、そしてまた、食品を作っている事業者のみならず、食料を生産している農業者団体からは、過去からこれをでん粉で容器を作っているということを皆さんも御存じだと思う。それはやっぱりコスト高になるからそこをやめてしまう。そうじゃなくて、本当にエコであったり、最終的にそれが路上に飛んでいっちゃっていても風化してちゃんと土に返っていくという、そこまで本当にエコなことを考えていくのかどうか。そういったこともこういった身近なところで、こういうことを地方自治体といいながらも生活者を抱える自治体として常に意見を発信していくという意味では、こういったことを議員の皆さん方から私たちもしっかりと受け止めながら、あらゆるところでこの機会にまた伝えてまいりたいし、そして、本当に厳しいと思います。これから10年、2030年、これはもう危機だと思います。だからこの頃テレビで盛んにやる。温暖化で何が起きているかといったら、凍土が完全に解けてきている。コロナウイルスの次にその凍土から出てくるウイルスが出てくるという話でさえしている。そのぐらい厳しいということをこの機会に共通した話題として、ごみといいながらも、神長議員から、まさにグリーン・リカバリー、この精神をさらに新しい発想のもとにみんなで取り組んでいこうという御提案をいただきました。しっかりと受け止めながら、今町として僅かでも手をかける部分があったらかけてまいりたいと思いますので、御理解のほどをよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

出典:音更町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月4日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる