みんなの議会

音更町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月12日

「非核平和の町」音更町としての取り組みについて

2019年9月12日、音更町議会の一般質問で、石垣加奈子議員が質問し、町長 小野信次、企画財政部長 渡辺仁、教育部長 福地隆が答弁しました。

質問者
石垣加奈子 議員
答弁者
町長 小野信次、企画財政部長 渡辺仁、教育部長 福地隆

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 2番 石垣加奈子

皆さん、こんばんは。質問に入る前に、今回、議会活性化の取り組みの一つとして行われる初めてのナイター議会で質問をさせていただくことになりました。きょうは多くの方に傍聴に来ていただいています。一般質問は今回で2回目となり、まだふなれな点も多々あると思います。緊張もしていますが、町民の皆さんにとってよりよい音更町になるよう努力してまいりますのでよろしくお願いいたします。では、通告に従いまして、「非核平和の町」音更町としての取り組みについて質問をします。ことしで戦後74年がたちました。被爆者の平均年齢は82歳を超え、生きているうちに核兵器廃絶をという願いが切実になっています。2017年に国連で採択された核兵器禁止条約は、現在70カ国が署名、26カ国が批准していますが、唯一の被爆国である日本はこの条約に署名も批准もしていません。私は、8月7日から9日まで、長崎で行われた原水爆禁止世界大会に参加しました。この大会は、1955年から広島・長崎で開催されており、核兵器廃絶を願う人々が日本を初め世界各国から、ことしは約5千人が集まった大きな大会です。大会では、被爆者からのお話や、日本各地や世界中で行われている平和運動の取り組みを聞くことができました。高校生が、私たちが被爆者の声を聞く最後の世代として、ヒバクシャ国際署名運動に積極的に取り組んでいることも紹介されました。子供のころに読んだ「はだしのゲン」や平和写真展を見てきて、戦争や原爆は怖いものだとわかっています。戦争を体験した方から直接お話を聞くこともあり、「戦争は二度と繰り返さないで」という声も聞いてきました。今回、原爆が投下された長崎で、被爆者本人の生の声を聞き、原爆資料館で当時の悲惨な状況を見たことで、改めて戦争、核兵器の恐ろしさを実感しました。そして、核兵器の廃絶を早く実現しなければいけないという思いがさらに強くなりました。日本国憲法についても、原爆投下があったからこそ、つくり上げられたことを学びました。今、憲法を変えようという動きがあります。悲惨な結果しか残さない戦争を二度と繰り返さないためにも、戦争を知らない世代に戦争や原爆投下があった歴史を伝え、平和憲法の意味を理解してもらう必要があります。音更町は、音更空襲があり、戦争の被害に遭っている町です。また「非核平和の町」宣言をしている町として、平和への取り組みもされています。さらに取り組みを充実させるため、次の点についてお伺いします。1、「非核平和の町」を誰でも認識できるよう、看板を設置する考えは。2、音更空襲を伝える取り組みを充実する考えは。3、被爆地である広島や長崎へ、子供たちを派遣する考えは。4、憲法について、町民や子供たちが学べる取り組みはあるのか。5、日本は、核を燃料とする原子力発電により電力を供給しています。「非核平和の町」宣言の中にある「非核三原則を守る」という文言を盛り込んでいる音更町として、原子力発電を使用していく危険性について認識を伺う。以上、御答弁をお願いいたします。

答弁 町長 小野信次

「非核平和の町」音更町としての取り組みについての御質問にお答えをいたします。初めに、「非核平和の町」を誰もが認識するための看板を設置する考えについてでありますが、本町は、昭和62年1月1日に、人類共通の願いである世界の恒久平和に向け、非核三原則が守られ、全ての国の核兵器廃絶を強く求めるため、「非核平和の町」であることを宣言しております。この宣言文については町のホームページにも掲載しており、町内外広く発信しているところです。また、この宣言に係る懸垂幕を役場庁舎及び木野支所に設置し、町民を初め、本町を訪れる方々に町の姿勢を明示しているところですが、この懸垂幕は御質問の看板としての役割も担っているものと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。次に、音更空襲を伝える取り組みを充実する考えについてでありますが、本町では、平和事業の取り組みの一環として、「広報おとふけ」に掲載している「おとふけの伝承」のコーナーで、後世に語り継ぎたい貴重なお話として、先人のさまざまな労苦とともに、音更空襲についても戦時中の体験談として語っていただいているところです。また、原爆の恐ろしさや命のとうとさを伝える平和パネル展を毎年実施しておりますが、その中で本町の郷土史研究会が発行した音更空襲の集録集なども同時に展示し、町民の皆さんにお伝えしているところです。本年度は、新たな試みとして、町内でまちの歴史を絵本にする活動を行っている蒼い風の会に御協力をいただき、「音更に戦争のあった日」の紙芝居を図書館で実演をいたしました。約30人の参加があったところですが、空襲の恐ろしさを絵と語りで伝えることで、この音更町でもそのような史実があったとの認識を持っていただき、戦争の悲惨さを身近なものとして感じていただくことで、戦争を二度と繰り返してはいけないという思いを新たにしていただく機会となったものと思っております。今後もこうした事業を継続するとともに、町民の皆さんのお力もいただきながらこれらの取り組みを充実し、音更空襲をはじめとする戦争の悲惨さ、平和のとうとさを後世に伝えてまいります。次に、被爆地である広島や長崎への子供たちを派遣する考えについてでありますが、本年度、新たな取り組みとして、本町が加盟する平和首長会議が実施している青少年「平和と交流」支援事業のひろしま子供平和の集いに本町の子供たちを参加させるため、募集を行ったところです。町のホームページをはじめ、町内の小中学校及び音更高等学校にも文書で案内したところでありますが、残念ながら応募はありませんでした。平和に対する意識の高揚と平和活動の取り組みを促進していただく機会として次年度においても実施したいと考えておりますので、募集方法等を検討し、派遣の取り組みを継続してまいります。次に、憲法について町民や子供たちが学べる取り組みについてでありますが、本町における憲法を学ぶ機会といたしましては、学校教育において小学校6年生の社会科と中学校3年生の公民の授業がありますが、町として憲法についてのセミナー、イベント等は行っておりません。町の取り組みとしては、引き続き各種平和事業を通じて、戦争を知らない世代の町民に対して本町に空襲があったことや原爆の悲惨さを伝えていくことで、憲法の理念である平和のとうとさを理解していただくよう努めてまいります。最後に、原子力発電を使用していく危険性に対する認識についてでありますが、本町の「非核平和の町」宣言の中の「非核三原則を守る」という文言は、核兵器を廃絶し、世界の恒久平和を願う町の姿勢をあらわしているものであります。原子力発電については、国のエネルギー政策の中で位置づけられている側面もありますが、御指摘のとおり、東日本大震災での原発事故により、この安全性が問われております。現在、全国で60基ある原子力発電所のうち9基が再稼働しておりますが、今後の再稼動にあっても、原子力規制委員会における技術的な審査を経るとともに、住民の安全の確保や情報公開が徹底されることが重要であるものと考えております。また、十勝管内においては、十勝圏活性化推進期成会により再生可能エネルギーの導入を促進するため、送電網の強化や施設整備などの支援を国に要請しているところですが、将来的には、こうした自然エネルギーの活用を初め、環境や安全性に配慮したエネルギーへの転換を図っていくことが望ましいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。

再質問 2番 石垣加奈子

それでは、再質問をさせていただきます。現在、役場庁舎と木野支所の2カ所に懸垂幕が掲げられています。昭和62年1月1日に「非核平和の町」宣言をし、懸垂幕を掲げ、2010年に老朽化のため新たなものに更新されたと「広報おとふけ」に掲載されていたのを見ました。その記事の中で、「核兵器の廃絶や非核三原則の遵守を求め、世界の恒久平和を希求する町の姿勢をあらわすために懸垂幕を掲げている」と書かれていました。また、「核兵器のない国際社会の実現には、恒久平和に対する一人一人の意識を高めることが大切です」と書かれました。町の姿勢をあらわす目的と、一人一人の意識を高める目的としてこの懸垂幕が掲げられたと思います。でも、町民の全ての方がこの懸垂幕を見ているとは思えません。役場庁舎や木野支所を訪れる町民は多いと思いますが、大人に比べると役場に来る機会が少ない子供たちや学生たちは目にする機会が少ないのではないかと思います。私は士幌町出身ですが、士幌の市街に入る入り口にある核兵器廃絶士幌町平和宣言の看板を見てきました。士幌の道の駅から1キロくらい先の国道沿いにある看板です。国道に出るときに一時停止で必ずとまるので、自分で車を運転していても車に乗せてもらっていても必ず目に入る場所にあります。町民の方以外にも目に入る場所です。私は、ほかの町ではそういう看板を目にした覚えがなく、私は、その看板を見てきて、士幌町は「戦争はしない」と言っている町なんだということを認識してきました。看板や懸垂幕だけでは恒久平和に対する一人一人の意識を高めることにはならないかもしれませんが、考えるきっかけになると思います。そして、町の姿勢をあらわすためにも、子供から大人まで、そして音更町民以外の方にも音更町が「非核平和の町」宣言をしている町だということを認識してもらうため、多くの方の目に触れる場所に看板の設置を求めました。町民などの意見も聞いて設置することを検討することから始めてはいかがでしょうか。見解をお伺いします。

答弁 企画財政部長 渡辺仁(企画財政部長は2021年3月まで)

御質問いただいた、懸垂幕により町の姿勢を示している、また、町は恒久の平和を願って非核三原則を掲げていると。思っていることは石垣議員と全く同じでございます。あとは、その看板の役割が、役場の横にあるのがいいのか大きな道路沿いがいいのかと、そういったことと思います。それで、本町のように市街地が各地にあるような場所というのは、そういったどこに看板が置けばいいのかというのはなかなか議論の分かれるところかもしれません。それで、町としてはやはりわかりやすいところで役場の懸垂幕を選んだというのが当初の考えと思っております。ですから、この考え方に基づいて今までもこれを掲げているつもりです。ただ、おっしゃるとおり、それが全部の町民の皆さんにわかる場所なのかというのは、やっぱりそれは議論があろうと思います。ただ、その辺、先ほども申しましたが、したらどこにあればいいんだというのもやっぱりそれは課題として残るかもしれません。ですから、まずはこの場所を今の役場に、役場も今改修を行って大きく高さが出ましたので、今の懸垂幕は7メートル50の高さがあります。ですが、今度はそれを上にもっと延ばすこともできますので、なかなかインパクトのあるものも、もし懸垂幕の更新の時期を迎えればできる可能性もあるものと思ってはおります。ですから、国道沿いに大きなものをつくるということよりは、今のものを充実していくというのが担当としてはいいのではないかと思っているところでございます。

再質問 2番 石垣加奈子

場所については、私もここがいいという場所を言い切れることができませんので、これは町民の皆さんの意見を多く取り入れて検討していくべきではないかと思います。あと、老朽化した場合の更新の話も出ていましたが、更新するときに懸垂幕ではなく看板に切り替えるという考えはないのでしょうか。

答弁 企画財政部長 渡辺仁(企画財政部長は2021年3月まで)

今の考え方というのは、先ほども申しましたが、今の懸垂幕を充実させていきたいという考え方で、石垣議員のおっしゃるように、町民の皆さんから看板がいいんでないかという声があれば、それは当然そのとおり、その都度町民の皆さんの声として新たに検討させていただきたいと思っております。

再質問 2番 石垣加奈子

ぜひ多くの町民の皆さんの声を聞いていただいて、なるべく目立つ場所に設置をしていただいて、町の姿勢を多くの人に知ってもらえるようにしていただければいいなというふうに思っています。続いて、音更空襲を伝える取り組みについてですが、現在も「広報おとふけ」に掲載している「おとふけの伝承」コーナーでだったり、体験を語るものだったりパネル展、あと、ことしは紙芝居をしたというものがありました。音更町には郷土資料室というものがあります。郷土資料室には展示ギャラリーや自然環境、アイヌ民族や農業に関する展示物が載っています。あと郷土資料室の分室もありますが、こちらは主に農機具が展示されている形になっています。郷土資料室のホームページの案内文には、音更の歴史や自然、文化に関する資料を収集、展示をする場所となっていますが、音更空襲も音更の歴史になると思います。こういったものを追加で展示することはできないのかお伺いいたします。

答弁 教育部長 福地隆(教育部長は2020年3月まで)

郷土資料室、生涯学習センターの中にあります郷土資料室の中にそういった音更における戦争の歴史も展示できないかということでございますけれども、御承知のとおり生涯学習センターにつきましては、この役場の改築に合わせて今年度冬に生涯学習課とスポーツ課が役場庁舎のほうに移ってくるということで、その後の跡利用というようなことも今検討しておりますが、その中でそういった郷土資料展示の充実ということも考えておりますので、そういった中で、この戦争だけではなくて、それ以外の町の歴史についても展示などを充実させて、できることについてやっていきたいというふうに考えております。以上でございます。

再質問 2番 石垣加奈子

検討していただいているということですので、ぜひ戦争の歴史も展示していただきたいなと思います。そこで紹介したいのは、本別町にも歴史民俗資料館というのがありまして、戦没軍馬遺産コーナーや本別空襲の爪痕コーナーということで戦争の歴史を展示しているものがあります。私はまだちょっと見には行っていないんですけれども。あと、さらに企画展として、1945年7月15日、十勝で最大の空襲被害を受けたその歴史を風化させることなく、恒久的な平和を願い後世に伝えていくために、毎年7月から8月にかけて企画展を開催しているそうです。毎年開催テーマを設けており、ことしのテーマは「7月15日本別空襲を伝える~本別から戦争を語る~」というものでした。ホームページの中には、資料寄贈のお願いとして、「資料館では本別空襲をはじめ戦争中の資料を収集、保存しており、戦争を伝えるさまざまな資料を探しています。当時の生活記録、写真、日用品、衣類など御家庭に残っているものはありませんか。寄贈いただけるものがありましたらぜひ御連絡ください。お話を伺い、大切に保存、活用させていただきます」とありました。戦後74年がたち、戦争体験者も高齢となっています。世代もかわり、当時のものや写真が処分される可能性もあると思います。音更空襲や戦争に関する資料を積極的に集めておくべきではないかと思います。これまで音更町で戦争や空襲に関する資料を集めたことがあるのかお伺いいたします。

答弁 教育部長 福地隆(教育部長は2020年3月まで)

音更の戦争の歴史にかかわる写真を収集したことがあるかということでございますけれども、私の知る限りにおいてはその戦争ということに限っての写真は集めたことはないというふうに考えておりますが、実は、教育委員会内部でまだ検討していることでございますけれども、音更町も来年120年迎えるというようなこともありますので、この戦争に限らずいろんな記憶、記録が失われていくということは議員おっしゃるとおり危惧をしているところでありまして、町民の皆さんにも御協力をいただきながらそういった写真の、音更町の、戦争に限らず、これまでの発展の歴史というようなものの地図ですとか写真ですとか、そういったものを町民の皆さんに声をかけさせていただいて電子データ化するとか、そのような形で保存していくというような活動も行えないかということも今教育委員会の内部で検討しているところでございます。そういったことができれば、先ほどの展示とあわせて拡充をさせて展示をしていきたいというふうに考えております。以上でございます。

再質問 2番 石垣加奈子

写真を集める検討をしているということですが、あと生活に関する資料なども集める予定はないのでしょうか。

答弁 教育部長 福地隆(教育部長は2020年3月まで)

写真以外の資料ということでございますけれども、現在もまだ分室のほうに物があったりして、なかなか皆さんの目に届くような形にし切れていないような状況もございまして、新たにそれ以外のものについて収集をするということは現在は考えていないところであります。以上でございます。

再質問 2番 石垣加奈子

やはり当時の物を見るのも大切な歴史の検証につながると思いますので、写真とあわせてそういった資料、物も一緒に集めていただきたいなというふうに思います。そして、集めたものについては活用することが大切ですので、しっかり活用していただきたいなというふうに思います。それと、先ほど広報にも音更の伝承のことが答弁がありましたが、私も、戦後70年の年に「広報おとふけ」、平成27年10月号と12月号に「おとふけの伝承特別編」が掲載されており、生活図画事件の松本五郎さんのお話やシベリアで抑留されていた方などのお話が載っているのを見ました。広報に載せるのも語り継いでいく一つの方法だと思います。でも、みずから広報紙を読むお子さんは少ないのではないかと思います。広報紙で語り継ぐことも続けていただき、そのお話を直接聞く場所もあってもいいのではないかと思います。生活図画事件は、私も昨年、松本吾郎さんの講演で初めて聞きました。生活の様子の絵を描いただけで治安維持法違反の罪で監獄に入れられたという弾圧事件です。絵を描いただけで拷問を受けたことに物すごくショックを受けました。そして、その生き証人が音更町に住んでいます。そして今98歳という高齢です。高齢のため、体調によっては人が集まる場所に出てこれない可能性もあります。今は映像で撮影したり音声を録音することもできます。文章で残すことも大切ですが、本人の言葉で聞くことができることが重要だと思います。音声や映像はこの先ずっと残しておくこともできます。また、体験者から聞いた話を語り部となって語り継いでいくこともできると思います。そういった取り組みをしていく考えはあるでしょうか。

答弁 企画財政部長 渡辺仁(企画財政部長は2021年3月まで)

御質問のとおり、今まで広報紙のほうでは伝承として伝えてきた経緯がございます。今、そういった方を録画なり実際の語り部として残してはどうだという御提言と思います。技術的には可能と思いますので、検討させていただきたいと考えております。

再質問 2番 石垣加奈子

検討していただくということで、ぜひ、戦争体験者、高齢化になっていますので早期に取り組まなければいけないことだと思います。来年は戦後75の節目の年でもありますので、ぜひ早急に検討していただきたいと思っています。続いて、被爆地である広島や長崎へ子供たちを派遣する考えはということで、現在は派遣をしていないということですが、ことしから初めて始めた新たな取り組みとして、平和首長会議が実施している青少年「平和と交流」支援事業のひろしま子供平和の集いの参加をするため募集を行ったところですが、参加者がいなかったということですが、ホームページをはじめ文書でも案内したということですが、学校ではこの文書をどういうふうに扱ったというのはわかっているのでしょうか。

答弁 企画財政部長 渡辺仁(企画財政部長は2021年3月まで)

今年度新たな取り組みとして広島に子供を派遣する青少年「平和と交流」支援事業に取り組んでみようということで行ったものであります。結果的に参加者が応募がなかったという状況だったんでありますが、今回の進め方なんですけれども、先方からその支援事業の概要というか要綱がまず町に全国送られてきます。それが5月20日に来まして、実際に応募をするのが6月の第2週目ということで、非常に応募期間が短いという中でありました。そういったこともあって広報紙に載せられなかったという実情もあってホームページに載せたんですが、やっぱりそれではなかなか難しいということで、各学校のほうに封書で送らせていただいたという経緯です。ただ、実際にそれがどのように、どんなふうに処理されたかということは確認はしておりません。以上でございます。

再質問 2番 石垣加奈子

やはり被爆地に行けるような取り組みがあるので、こういったものに、学校でどう取り扱われているかはわかりませんが、学校にいる子供たちにこういったものがあるんだよというのが行き渡るような広報活動をしていただければいいかなというふうに思います。募集方法も検討しということが書いてありますので、ぜひ検討をしていただきたいなというふうに思います。今回私は長崎の原水爆禁止大会に参加してきましたが、十勝からは15名が参加し、小学生と高校生が1人ずつ参加をしていました。昨年は高校生が5人参加をしています。その子たちの感想には、「被爆地で見たこと聞いたことを友達や周りの人、若い人に話したい」とか、「未知の部分も多かったが、その分たくさんのものを得ることができた。被爆者の思いをしっかり受け継いでいきます」という感想がありました。また、昨年参加した高校生は、大会の閉会総会で壇上に立ち、スピーチも行っています。スピーチをした子の感想には、「子供がこんな大きな場でスピーチができるのかと不安もあったけれど、原爆に対して思うこともたくさんある。子供の視点での意見も大切だと思い、ステージに立ちました。会場から賛成の声や拍手が飛んできて、大人や子供、偉い人や海外の方、身分や肩書は違うけれど、みんなが一つのことに対して同じ思いでいることに安心し、喜び、心から感動した」という感想がありました。また、大会の中では、高校生1万人署名活動をしている長崎の高校生から、「私たち若い世代に任せてください」という発言がありました。私自身も署名活動をしていますが、「いいです」とか「大丈夫です」と断られることも多く、心が折れそうになることもありました。高校生たちは、一人一人の力は少ないけれど、それが集まれば大きな成果につながる、「微力だけど無力じゃない」を合言葉に頑張っていることを聞き、大人の私も励まされました。高校生が集まる分科会や集いもあり、高校生の同世代の方と意見交換する場も多くあります。そして、お互いによい刺激にもなっているのかなというふうに思います。音更町でも戦争を体験した方から直接お話を聞いたりパネル展などの資料を目にすることができます。でも、原爆が投下された町で被爆者の生の声を聞き、さらに戦争、原爆に反対する気持ちが強くなります。今回の世界大会で一番印象に残ったのは、韓国の被爆者の方が涙ながらにお話をされていたことです。被爆者は日本人というイメージでしたが、当時日本にいた外国人の方も被爆者になっています。世界中から集まる大会だからこそこういうお話が聞けるのだということもわかりました。世界各国の平和運動の報告もあり、核兵器をなくしたいという同じ思いの方が大勢集まる大会に参加することでたくさん得るものがあります。戦争を語るのは体験した人だけではありません。戦争を体験した方も高齢となり、直接お話を聞ける機会も年々少なくなります。このような世界大会に多くの方に参加してもらい、その子たちが周りに伝えていくことで語り継いでいくこともできます。そこで、若い語り部を育成するためにも毎年継続的に被爆地に派遣していただきたいと思います。こちらの平和首長会議のほかにも音更町独自で被爆地に派遣する考えはないでしょうか、お伺いいたします。

答弁 企画財政部長 渡辺仁(企画財政部長は2021年3月まで)

ただいま石垣議員から長崎で行われた大会の模様を教えていただきました。この首長会議の「平和と交流」事業も、向こうに行きまして平和に関するメッセージのスピーチをするとか向こうの同じような人たちと一緒に交流するとかそういった、それと広島のそういった資料館を見学するとか、それから、戻ってきたらその成果を発表するといった同じような取り組みがなされているものと思います。ですから、おっしゃるとおり、このような事業に町民が参加するということは大いに意味があるということで取り組んだ経緯がございます。ですから、御質問の町独自でというようにありましたけれども、まずは、この事業に今取り組みましたのでこの事業を進めさせていただいて、それが一定程度方向性が見えた後に、ほかのものがないのかとか、そういった検討をしていきたいということで考えております。

再質問 2番 石垣加奈子

まずは平和首長会議が実施している事業を成功させるということですので、来年にも1人でも2人でも応募があることを願っています。派遣とはちょっと違うのですが、これは帯広市での取り組みなんですが、帯広市では平和の詩や平和の絵というものを募集しています。平和の詩は、小学生や中学生を対象として、原爆や戦争について見たり聞いたりして感じたことを詩で表現して応募するものです。平和の絵は、幼児、小学生、中学生が対象で、平和を愛する心、優しさを絵で表現して応募するものです。応募作品は平和展で全部展示されるそうです。さらに優秀賞作品を平和カレンダーに載せ、公共施設で無料で配布もしているそうです。戦争の歴史や体験を聞くことも大切ですが、こういった詩や絵を自分で描くことで戦争、平和についてより考えるきっかけになると思います。音更町でもこのような取り組みをする考えはないでしょうか。

答弁 企画財政部長 渡辺仁(企画財政部長は2021年3月まで)

帯広市の絵画の発表の取り組みをする予定はないかということでございます。本町は、同じような趣旨で折り鶴ということを町民の皆さんにやっていただいて、それを広島に送るという取り組みをしております。ですから、考え方は似ているのかなと思っているものでございます。ただ、その絵画の関係ですけれども、町独自で行うかというにつきましては当然検討させていただきたいと思っているものでございますが、平和首長会議でもそういった募集もありますので、そういったものも検討していきたいなと思っているものでございます。

再質問 2番 石垣加奈子

折り鶴も平和について考えるきっかけになると思いますし、平和首長会議でも“平和なまち”絵画コンテストの作品募集ということで、これもホームページに載せているものを見ましたので、こういうものに応募する子供たちがふえることを願いますし、音更町でもぜひ独自でこういう取り組みをしていただければいいなというふうに思います。続いて憲法についてですが、学ぶ機会としては、学校教育で小学6年生の社会科と中学3年生の公民の授業で学んでいることと、あと町としての憲法についてのセミナー、イベントは行っていないということでした。私自身も憲法というのは、学校の授業で習っていることもありましたが、ほとんど記憶には残っていませんでした。そして、憲法は難しいとか自分に関係ないと、身近に感じられるものではありませんでした。昨年、私の高校時代の先生の憲法講座があり、そこで初めて憲法の意味、大切さを学ぶことができました。その先生からは、憲法は身近に感じられないのではなく、生活全てにかかわっているもので、あって当たり前なものだということを教えていただきました。憲法は、私たちを守り、一人一人が人間らしく生きていくための大切な決まりです。高校時代の先生の憲法講座をきっかけに、憲法を学ぶ機会があれば積極的に参加しています。憲法を学ぶ機会がないと、今の憲法ができた成り立ちや憲法の中身を知ることができません。また、自分から学ぼうという方もそんなに多くはいないと思います。そして今、憲法改正の動きもあります。私たちは憲法を変えないための署名活動などを行っていますが、憲法をよく理解していない方にとっては憲法を変えることの意味もわからないのではないかと思います。今度、これも私の生まれ育った士幌町の話なのですが、士幌町では1992年に「あたらしい憲法のはなし」という冊子、こちらを町内の全世帯に配布したそうです。こちらの「あたらしい憲法のはなし」は、昭和23年に文部省が中学1年生に配布した副読本です。士幌町では、非核都市宣言をきっかけに、平成元年から広報などを通し憲法の精神を広めていく中で、わかりやすい憲法の解説書を探していたところ、この副読本の復刻版を見つけ、町で購入し、配布したそうです。配布の目的として、「国際貢献が問われる中、改めて憲法の理念を考える必要がある。どの町でも、憲法はそこに生きる人の生活と密接につながっていると思う。民主主義と平和を考える一助になれば」と当時の町長のコメントがありました。「あたらしい憲法のはなし」の戦争の放棄の項の一部を少し読ませていただきます。「戦争をして日本の国はどんな利益があったでしょうか。」、途中略します。「戦争は、人間を滅ぼすことです。世の中のよいものを壊すことです。今度の憲法では、日本の国が決して二度と戦争をしないように二つのことを決めました。その一つは、兵隊も軍艦も飛行機も、およそ戦争をするものは一切持たないということです。これから先、日本には陸軍も海軍も空軍もないのです。これを戦力の放棄といいます。放棄とは捨ててしまうことです。日本は正しいことをほかの国より先に行ったのです。世の中に正しいことぐらい強いものはありません。もう一つは、よその国と争いごとが起こったとき、穏やかに相談をして決まりをつけようというのです。戦をしかけることは結局自分の国を滅ぼすような羽目になるからです。また、戦争とまではゆかずとも、国の力で相手をおどすようなことは一切しないことに決めたのです。これを戦争の放棄と言うのです。そうして、よその国と仲よくして、世界中の国がよい友達になってくれるようにすれば日本の国は栄えていけるのです。皆さん、あの恐ろしい戦争が二度と起こらないように、また戦争を二度と起こさないようにいたしましょう」というふうに書かれています。冊子の中の挿絵があるんですが、挿絵には、戦争放棄と書いた大きな釜の中で軍艦や軍用機をもやし、その中から電車や船や消防自動車が走り出し、その脇で鉄塔や高層建築物が光り輝いて出てくる絵が描かれています。この文章も絵も、中学生でもわかりやすい内容になっていると思います。長崎で聞いてきた被爆者からも、子供たちに戦争の事実を知ってもらう、そして日本がどう反省したのか知ってもらう必要があると話していました。この「あたらしい憲法のはなし」は政府の言葉で反省した内容が書かれており、二度と戦争が起こらない日本にするためにできた憲法を解説し、挿絵もわかりやすくていいものだというお話がありました。士幌町では全戸配布をしていますが、音更町ではそこまでする、できないのかなと思います。ですので広報などに憲法について連載するというようなものがあってもいいのではないかと思いますが、そういった考えはないでしょうか。

答弁 企画財政部長 渡辺仁(企画財政部長は2021年3月まで)

憲法をもう一回学ぶ機会をということだと思いますけれども、憲法といえば、やっぱり私も同じように学校で学んだことが最初なんですけれども、その中では基本原理の基本的人権の尊重とか国民主権とか、その中の一つに平和主義というものがあったと思います。今回の答弁につきましては、今回の質問の趣旨を考えまして平和に特化したような答弁をさせていただきました。そんな中で、おっしゃるとおり憲法の入り口としては学校の勉強から始まりました。それが我々の生活にしみついていて、みんなこういうふうに成長していく、そしてこういう年代になっていく。年代年代で自分の憲法感というものがあって、皆さんそれぞれ国民が憲法観を持っていると。そして、同じように町民の皆さんもさまざまな憲法観を持っているということで。そこで、町としてどういうような内容にするのかとなった場合に、価値観の違う方が多い中で、それをなかなか一つのものとして整理するのはちょっと困難なものがあるのかなというのが今率直な気持ちです。決して否定をするわけではないんですが、平和事業に関しては、町が平和事業を行うということは、憲法第9条ですか、平和への願いというのを実際に体現していくということで、平和事業の取り組みは憲法9条への、憲法の平和の考え方への町民の皆さんへの理解していただく第一歩ということも考えております。ただ、憲法というものを全て、全ての側面を広報で解説していくというのは、御提言でありますので研究はしてみたいと思いますが、他の自治体とかそういったものも動向も踏まえまして研究させていただきたいと思っております。

再質問 2番 石垣加奈子

価値観が違うというのもよくわかりますが、憲法の成り立ちだとか、どうしてこういう憲法ができたということだけでも載せるというか、載せていただけたらいいなというふうに思っています。いろいろ私も憲法の講座を聞いてきた中で、こういった絵本、子供でもわかる「おりとライオン」という絵本を知りました。弁護士の方がつくった絵本なんですけれども、おりを憲法、権力をライオンに例えたものです。こういったものを図書館などに置いて、目につくようなところに置いて学ぶきっかけにしていくこともできるのかなと思いますので、こういったものを置いていただくことはできないでしょうか。

答弁 企画財政部長 渡辺仁(企画財政部長は2021年3月まで)

平和に関する絵本を図書館にということと思います。今石垣議員が見せていただいた絵本かどうかわかりませんけれども、図書館には絵本以外にも平和や戦争、もしくは原爆とか、そういった関連する図書が多数あります。ですので、私は絵本も図書館に配備されているものと思っております。ただ、それを町民の皆さんがわかっているのかといえば、そこは疑問なものもありますので、例えば、図書館にはこういった本がありますよと。そういったことを発信していければなと思っているところでございます。

答弁 教育部長 福地隆(教育部長は2020年3月まで)

特定の図書について図書館に置けないかということでございますけれども、日ごろからそういう町民からの御要望があった図書については購入して蔵書とするというような活動を行っておりますので、それはそういった御希望があれば購入することは可能だというふうに考えてございます。以上です。

再質問 2番 石垣加奈子

検討していただけるということでしたので、ちょっと要望を出して、置いていただきたいなと思いますし、どういった本があるかという紹介もぜひしていただきたいなというふうに思います。続いて、原子力発電についての認識をお伺いしました。東日本大震災の原発事故で安全性が、安全だと言われていたものが安全でないということがわかりました。町としても再生可能エネルギーの導入を促進するために国に支援を要請しているということで、エネルギーへの転換を図っていくことが望ましいと考えているということで考えを聞きました。今回この質問をしたのは、過去の会議録をちょっと見てきました。原子力発電に対する寺山前町長の考えを知ることができましたが、今回は小野町長の考えも聞きたくてこの質問をさせていただきました。原水爆禁止大会の分科会でも「核の時代と憲法9条」という講演があり、今核の時代真っただ中で、世界中に約1万4千発の核兵器がある。核の時代を終わらせるには、核兵器をなくすこと、そして原発、原子力発電もなくすことが大事というお話がありました。北海道にも泊原発があります。北海道は日本の食糧基地であり、万が一泊原発で事故が起き、放射能が放出されると、泊原発周辺の町だけではなく、ここ十勝・音更町にも影響があります。昨年の胆振東部地震でブラックアウトがあり、泊原発が稼働していれば電力が確保できていたのではという声もありますが、逆に稼働していなかったから事故が起きずに済んだという声もあります。事故は地震だけではありません。あらゆる事故を想定しなければいけないと思います。事故が起こってしまうと、事故が起こる前に戻すということは絶対不可能です。原発の再稼働は中止し、廃炉を求めていくべきだと思いますが、この辺の見解についてお伺いします。

答弁 企画財政部長 渡辺仁(企画財政部長は2021年3月まで)

繰り返しになるかもしれませんけれども、まずは、全国60基ある原子力発電のうちに廃炉したものもあって、ただ、9基がまた再稼働したということです。これについては、国のほうで規制委員会というものをつけて技術的な審査を徹底的に行って、住民の安全の確保を図るということがまずあります。そして、そういう住んでいる住民の皆さんにきちんとその情報が徹底されると。そういった上での再稼働については今も行われておりますし、それは法に基づいて行われるべきではないかという考えがございます。それから、それと別に、十勝圏が一丸となって取り組んでおります再生可能エネルギー、それからバイオマスのようなエネルギーといったものもふやしていきながらそういった原子力発電の負荷を減らしていくというのが現実的な進め方でないかということで、この答弁につきましては以前と町の姿勢は変わっておりません。以上でございます。

再質問 2番 石垣加奈子

再稼働の中止や廃炉を求める声は町民からも多く出ていると思いますので、ぜひ前向きに考えていただきたいと思います。「非核平和の町」宣言にあるように、非核三原則の核兵器を持たず、つくらず、持ち込ませずが守られ、全ての国の核兵器廃絶を強く求めるために私たちも一緒に考えていきたいと思いますので、音更町としてもできることを全力で取り組んでいただきたいと思います。最後に、来年は戦後75年と節目の年にもなります。音更町でも戦争があり、空襲の被害に遭った町です。その歴史を風化させないためにも、そして、核兵器がなくなり平和な世界が実現するためにはあらゆる努力が必要です。住民の皆さんの中にも平和運動として宣伝活動や署名活動、平和行進に参加するなどいろいろな活動に取り組んでいます。「非核平和の町」音更町として住民の先頭に立ち、町ぐるみで平和な世界を実現させるよう平和活動への取り組みをさらに充実させることを要望いたしまして質問を終わります。

答弁 町長 小野信次

石垣議員から平和というお話、これは、先ほど寺山町長のお話、名前が出ましたけれども、寺山町長であろうが全町民であろうが石垣議員と何一つと変わるものではないというふうに思っています。もう一つは、お話の中で、1問というよりも(1)は「非核平和の町」、これをみんなに知らせるような看板というお話しありました。これは方法としては石垣議員の言うような方法も一つかと思います。しかし、やはり町が堂々と世界にこの宣言をするという意味では私は、部長からもお話しありましたが、今の懸垂幕、さらには、その時期が来たときにもう少し石垣議員に応えられるようなデザイン構成もしてしっかりと掲げたいな、さらに掲げたいなというふうに思っております。また、2点目の音更空襲、私は以前から思っているんです。世界平和を求める中で、原爆を使ったという、このことに対する思いは日本人誰もが変わらないと思います。それが広島であろうが長崎であろうが北海道に住む人であろうが、みんなそうしてかかわる人をもって被爆を受けたり身内で亡くされている方がたくさんいらっしゃるわけであります。問題は音更空襲、今音更の蒼い風の会の皆さん方が、石垣議員と同じように、そういった歴史はあるけれども、表に出すべきじゃないかというお話だと思います。私たち、今町としましても、この戦争のことも含めて、そういった人たちの協力を得ながら今回も紙芝居をつくってくれた。石垣議員も当然その冊子を見てくれたとは思うけれども。本別空襲の話されたけれども、これは音更同じ時期なんです。前の日、鈴蘭台、今で言う。あそこの91部隊というところの部隊が2機のグラマンという飛行機で爆撃をされたと。次の日、怖い思いをしていたみんなのところに、次の3時ごろですよ。そして、そこには30機のまた飛行機が襲来した。そのときに、音更の歴史をまた知ってくださいよ、士幌の歴史もいいけれども。そのとき音更には、この一円に亜麻工場もあったんです。そして変電所もあり、そしてこの辺が、そこのお寺も襲撃を受けた。そういったことを記述としてしっかりと、その記憶に新しい人たちに記述を書いていただきながら、絵を用いていただきながら、戦争と平和という中で、自分たちが、この地の人たちで経験している人もしっかりと受けとめて我々はいくべきだというふうに思っています、私は。だからこそ、町での取り組みという中で、他方の町では戦没者の慰霊をしたり。そういうことを音更でも以前はやってきたんです。でも、やはり私たちはこれからも伝えていくためには、そういったこの地で、その7月15日の襲来のときにこの地で自分の妹を亡くしたという人やら家族を亡くしたという人が事実いるわけです。そういった人のことも考えたときに、もちろん世界的な大規模なことも大事だけれども、我が町は我が町としてのそういった戦争や平和に対して考えてみる機会をしっかりとつくっていくというのも一つには大事なのかなというふうに思っております。次に、今の被爆地である広島、長崎の子供たちの派遣に関する考え方は、先ほどお話しさせていただきましたように、私たちも、世界の平和ということは宣言をしている町ですから、何ら変わっているところはありません。ただ、それに対して募集をただしているというんでなくて、やはりその事前にパネル展をしたりいろんなことをしながら、あるいは、さっきお話にあったように、みんなで町に来る人、あるいはいろんな福祉部門のところでも、千羽鶴を折って、そしてみんなで手を合わせて送ってあげるという、そういう心のあらわし方も今も続けてやっているわけでして、それぞれの町の中でいろんな形の表現の仕方があると思います。あわせて、先ほど復刻版ということで、憲法のことをわかりやすく町民に伝えているという隣町の例をお話ししていただきました。それもすごく大事だと思います。しかし、我が町にとってこれからやらなければならないことは、今までのやってきたこと、それから自分たちが今の時点で何をやるかということをしっかりと考えながら、私たちが今できることということは、石垣議員がお話ししてくれたように、今でさえも、自分たちの家族というよりも自分たちの兄弟でさえもこの地で、音更の地で戦争の被害に遭ったという人たちがいるわけだから。あわせて、そういう人たちの思いも聞いてあげなければだめだと思う。その人たちにその体験談を言わすというだけじゃなくて、その人たちが今私たちに戦争をしちゃいけないよということをどう伝えていけばいいかという中では、やはり遺族、そういった、遺族会といっても、もう本当にその人たちも年齢が随分高くなってきているわけ。でも、そういう人たちの声も聞きながらこれからまた伝えていく方法を考えていかなくちゃいけないなということをついこの間も考えたところでもあります。さらには非核三原則、まさに石垣議員が言っているように、まずは持たずだよね。そしてつくらず、そして持ち込ませず、これが非核三原則の原則というのをしっかりうちの町は早々に受けとめながらこの懸垂幕というのを打ち立てたというのは、これは歴史の事実であります。そのぐらい平和に関しての関心が高い町であったということも、これも士幌と本当に同じだと思います。ただ、表現の方法はそれぞれの町で考えるありようというのは僕はあると思うので。あそこの町でこうやっている、じゃ同じことをやりなさいという話じゃなくて、うちの町としては何がいいのか。さっき部長からお話しありましたように、音更というのは分散している町の形態なんです。今こそ木野周辺が大きな町、人口集積地帯になっているといいながらも、市街地の形成というのは変わらずやっぱりこの四つの形態があるわけでして、それはそれとしても、我が町としてどんな表現がいいかということはこれからもまたたゆまず考えていけばいいなというふうに思っています。あわせて先ほどの件、原子力発電の問題、これは、やはりお話にも出ていたように、我々は道東というところに住んでいる。大雪山系、日高山系があるとはいいながらも、一たびそういう事故が起きたときは大変な危険にさらされる、風評被害のみならず。それが寺山前町長の言われていたことです。しかしながら、先ほど部長からも答弁をさせていただいたし、私も一番最初に言っているように、そこに持っていくまでも、それにかわる自然エネルギーを含めてその充実をしっかりと図りながら、それをしっかりと担保しながら国に向かっても、やはり原子力発電というものを少しずつ減らすべきじゃないかということを今も皆さん方共通して認識の中で話を、声を上げながら生産地は声を上げてきているんだというふうに思っています。それは一つ一つの充実を図りながらやっていかないと。ただただ、今でしょというやり方は、それはなかなか皆さんにも理解しがたい。だから、そういうことを含めて今十勝では特に、ここにも書かれたと思いますけれども、自然エネルギーの中で特に農業国、その中でバイオマスという中で、今十勝の活性化、十勝の全体で考える活性化の委員会の中で、市町村を挙げてエネルギー対策に取り組もうとしているところでもございます。ぜひそういったことも含めて、また、今新鮮な、きょうは夜間議会ということで、音更にとったら、本当にこうやってお集まりをいただいた町民の皆さんはじめ、議会がこうやって企画してくれたことに対して町からも本当に感謝を申し上げますし、あわせて、こういったことをまた新鮮な気持ちの上で、なったばかりの議員が世界を考えるということは本当にすばらしいことだと思います。ぜひ、私たちが今どういう考え方を持って、また、まちづくりに取り組んでいるかということに対しても御理解をいただく機会だったなというふうに思っておりますので、今後とも石垣議員の研究熱心なところでまた御発言をいただいて御提言いただければありがたいというふうに思っています。ありがとうございました。

出典:音更町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月12日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる