みんなの議会

音更町議会 平成23年第3回定例会 2011年9月27日

保育行政について

2011年9月27日、音更町議会の一般質問で、塩田潤一議員が「保育行政について」質問し、町長 寺山憲二、民生部長 今村茂が答弁しました。

質問者
塩田潤一 議員
答弁者
町長 寺山憲二、民生部長 今村茂

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 18番 塩田潤一

保育行政について質問をいたします。1、音更保育園改築計画と業務委託施設について。音更保育園は、昭和43年5月に新設・スタートしてから43年が経過しております。老朽化と狭隘で、改築計画を立ててよい時期と思いますが、考え方について伺いたいと思います。あわせて、保育業務委託をしている民間経営の音更西保育園も昭和53年に新築して既に33年がたち、老朽化と、敷地も狭い状況にあることから、本町市街地にある2保育園の今後の改築計画について伺いたい。2、保育士の正規職員増と改善策について。音更町は、保育業務委託の4施設を除く7カ所の保育園や地域支援センターなどで働く職員が64名おります。その内訳は、正規職員27名、月額臨時職員28名、日額臨時職員9名がいます。正規職員の割合は42.2%になり、50%を切っている状態は大切な子供を預かる施設として好ましい状況でなく、正規職員を増員して改善していく必要があると考えますが、次の点について伺いたい。1)、保育士の資格を持っている月額臨時職員で、優秀で、子供たちや保護者にも親しまれ、まじめな人材であれば、試験を経て正規職員に採用できるシステムを検討することができないか。2)、月額臨時職員は、現在28名が各保育園などに配置され、職場にもなれ、仕事も覚え、子供たちとの接し方など保育士として十分な資質を身につけたにもかかわらず5年でやめなければならない。この運用を七、八年に延長することができないか。3、待機児童の解消について。9月1日現在、音更町の保育園8カ所の待機児童は33名になっている。各年齢児の受け入れ状況により待機児童が生じることはある程度やむを得ないと理解はしますが、定員に満たない入園児童数の保育園も5カ所あり、これらの保育園との調整を図り、受け入れることができないか伺いたい。以上であります。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

保育行政に関する御質問についてお答えいたします。初めに、音更保育園改築計画と業務委託施設でありますが、町立音更保育園は、昭和43年に建設して以来43年を経過し、町内では、官・民を含め、最も古い保育園となっております。また、社会福祉法人音更福祉事業協会が運営する音更西保育園についても、昭和53年に建設して以来、既に33年を経過し、敷地も狭い状況にあります。これら二園については、いずれも老朽化が進んでおりますので、改築時期を迎えていると考えております。なお、現在、担当部局を中心に町全体の保育施設整備計画を策定しているところであり、乳幼児の推移や保育施設の利用動向、さらには施設間のバランス、財政状況等を踏まえた中で各施設の整備年次や規模等を詰めてまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、保育施設の効率的・効果的な運営と多様化する保育ニーズに対応するためには、施設を統合することも選択肢の一つと考えており、御質問の2園につきましては、そのような方向性もあわせ持ちながら計画づくりを進めてまいります。次に、保育士の正規職員増と改善策についてでありますが、町立保育園5園の現在の正規職員と臨時職員との比率につきましては、正規職員が27名で42.2%、臨時職員が37名で57.8%という状況になっております。このことは、行財政改革の主要事項として保育園の民営化を進めてきたこと、また、財政健全化に取り組む中で、人件費の抑制を図るため、正規職員の採用は極力抑えてきたことによるものであります。臨時職員につきましては、以前は日額臨時職員として3年を限度に採用しておりましたが、保護者の皆さんが安心してお子さんを預けることができる体制を考え、現在は、採用1年目を除き、月額臨時職員として通算5年間の勤務が可能となるよう改善を行っておりますが、さらなる雇用期間の延長につきましては、難しいと考えております。現在策定中の保育施設整備計画では、ハード面はもとより、保育園の運営形態についても、このまま町立保育園を続けていくのか、あるいは民営化に移行していくのかをあわせて検討しておりますが、いずれにいたしましても、臨時職員の正規職員化は難しいものと思っておりますので、御理解をいただきたいと存じます。最後に、待機児童の解消についてでありますが、本町の9カ所の保育園の待機児童は、平成23年9月1日現在で33名となっております。国で定める待機児童の定義は、通園に要する時間にもよりますが、対象年齢に係る町内保育園に空きがなく、入園ができない状況をいうことになっており、他の保育園に空きがあって、希望する保育園で待機している場合や、幼稚園や認可外保育施設などの利用者は除かれることから、この考え方を厳密に適用すると実際の本町の待機児童数はかなり限られてくるものと思っております。しかしながら、希望する保育園に入園することができないということは、保育行政を担う本町といたしても課題であると認識をいたしておりますし、待機児童解消に向けた取り組みは今後も必要と思っております。本町では、ゼロから2歳児までの低年齢児保育事業を進めるため、既存の保育室を転用し、改修の上、乳児室などを整備したことなどから、施設上、余り効率のよくない仕様になっております。可能な限り各保育園間の受け入れ児童数の調整を行ってまいりますが、解決のためには抜本的な施設整備が必要となりますので、先ほど申し上げました保育施設整備計画の中で詰めてまいりたいと考えております。御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。

質問 18番 塩田潤一

この答弁では非常に不満でございます。これは具体的に、音更保育園に至っては43年、西保育園に当たっては33年たっているわけです。これは、音中でさえ今、46年に建っていますから40年ぐらいですか。もう既に改築計画決まっています。なぜこの小さい子供を収容する保育園を、いまだきちっとした年次計画も立てられないと。これはどういうことなんですか。この保育施設整備計画に沿ってという答えがすべてあります。これは具体的に年度計画なんていうのは立てていないんですか。その辺御答弁願いたいと思います。

答弁 民生部長 今村茂

町長からお答えを申し上げましたように、音更保育園、それから隣接の音更西保育園についても、それぞれ施設を整備してから年数が経過してございますので、特に音更保育園の場合は43年というようなことで、相当の年数を経過をしてございますので、施設的には、当然今の段階では整備が必要、いわゆる全面改築が必要かなというふうな施設でございます。音更西保育園についてもそのようなことで認識をいたしております。それは町長からお答え申し上げたとおりでございます。ただ、現在、それも、音更保育園も含めまして保育施設の整備計画を今立てて、考えている最中でございます。優先度としては相当高い優先度になろうかなというふうには思っておりますけれども、施設の運営も含めまして、形態もどうするかも含めまして今検討しているところでございます。緊急性については十分認識をいたしておりますので、十分に詰めてまいりたいというふうに思っているところでございます。以上でございます。

質問 18番 塩田潤一

私は、ここ一、二年でやれというむちゃなことは言いません。来年、再来年と、音中の改築、それから火葬場建設という問題控えておりますから、これは財政的に非常に厳しい状況になると思いますが、しかし、私は、26年以降は具体的にもうこの保育園の改築整備に入っていいと思います。これは、私は、民生部長でなく町長からこの辺の考え方を示していただきたいと思いますが。

答弁 民生部長 今村茂

町長からの答弁ということでお求めがございましたが、まず私からお答えを申し上げたいというふうに思います。今、先ほども申し上げましたとおり、建築年度については到来しているという認識は私どもは持っております。ただ、同じ音更本町にある二つの保育園の整備につきまして、このまま二つの保育園を整備していくのか、また、統合という道も選択するのか。ただ、こうした場合、用地の問題が当然出てまいります。ある程度大型事業になりますので、財政状況も考慮すると、まだ具体的な話を詰めていない段階でございますので、現段階については明確な時期を申し上げる段階ではないということで御理解をいただきたいというふうに思いますが、緊急性はあるというふうな認識は先ほどもお答えしたとおり持っておりますので、そのように御理解をいただきたいというふうに思います。以上でございます。

質問 18番 塩田潤一

緊急性は持っていると何回も言っていますけれども、緊急性を持たせているんですか。保育施設整備計画にのっとって計画しているんですね。そうしたら、年度だとか財政規模とかそういうものは決めないで、ただ、計画というのは、近い将来とか何かで計画というんですか、それ。それでは僕納得しない。やっぱりその辺はもう少し踏み込んで、やはり3年以内とか5年以内とか、そういうものをきちっと言って整備計画でないですか。緊急性は認識しております、それだけでは私はちょっと納得できないんです。再度。

答弁 民生部長 今村茂

整備計画については、ただいま検討を行っている最中でございます。先ほども町長からお答え申し上げましたとおり、各施設の整備年次あるいは規模等を詰めていきたいということでございますので、財政状況等いろんな難しい問題がございますが、その辺の整備年次の目安については整備計画の中で今後検討していきたいというふうに思っておりますので、そのように御理解をいただきたいというふうに思います。まだ現在進行形というところがございますので、その点についても御理解をいただきたいというふうに思います。以上でございます。

質問 18番 塩田潤一

早く進めていただきたいということと、私の希望も言いたいと思いますが、昨年の第3回定例会におきまして、私は、幼保一体の子ども園、これを考えていくべきだということを言ってございます。国もそういう方向を、今流れとしてはその方向にあると思いますが、もし、これ、両保育園を改築するというのを一体化になった場合、ぜひこの幼保一体の子ども園、この方向でひとつ検討を願いたいと。一つ。それから、今、町立といいましょうか、こういう場合の保育園をつくる場合、補助金がないと聞いております。ただ、民間の場合は安心こども基金というのがあって、この補助を受けやすいという話を聞きますが、その辺の流れについて答弁願いたいと思います。

答弁 民生部長 今村茂

町が整備する場合は、一般財源化が進んでおりますので、起債はございますが、補助制度は直営で整備する場合はございません。ただ、民間の場合は、今基金の活用ということでなってございますので、その辺の、現状においてはございます。ただ、この動向がまだ不安定な部分がございます。それから、先ほど幼保一体のお話をいただきました。塩田議員からは前の議会等についても認定子ども園の御質問もいただいているところでございますが、この動向が、今、国のほうでは検討をされているところでございます。これは、国のほうでは、平成23年度法案提出、それから25年度施行というようなことで今進んでございますが、これはまだ細かなところが全く決まっていないというところが現実でございます。ただ、今話を総合しますと、いわゆる給付事業になるとか、もう保育所と幼稚園、認定子ども園等の垣根を取って、就労が必要な人、就労が必要でない人も全部、理由を問わず、とりあえず子ども園というような形で整備してその中で対応していく。細かなところではいろいろなことが考えられているようでございますけれども、十分にこの辺の動向も踏まえなければならないというふうに思っております。大変保育行政も今転換期を迎えておりますので、施設整備についてもその辺を念頭に置かなければならない。今検討しております保育施設の整備計画の中でも、この幼保一体化の対応については柔軟に対応できるように考えていかなければならないというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいというふうに思います。以上でございます。

質問 18番 塩田潤一

保育園の改築については、できるだけ早くその策定計画の中でもう少し踏み込んで論議をしていただいて、早目に改築計画が出せるようにひとつ御努力願いたい。次に、保育士の正規職員の関係でございますが、これ、私、3町、帯広市、幕別、芽室と行ってまいりました。芽室町の場合はもう既に、二つでございますけれども、民間に業務委託してございますから対象になりません。幕別町の場合、保育所4カ所、あそこは幼稚園もございまして、子育て支援センター、ことばの教室と。正規職員36名、臨時職員24名でございまして、正規職員の比率は60%になっております。そして、ここは指定管理者の保育所も1カ所持ってございます。帯広市は、保育所、認定の保育所、認可保育所10カ所、正規職員が86名、嘱託と臨時職員が22名、22名で44名おります。この正規職員の比率が66%、民間の夜間保育所1カ所を含む民間保育所が16カ所ございました。そういうことで、近隣の、対照、規模としては小さな町やなんかは難しいと思いますから、近くの帯広市と幕別を対照した場合、60%以上持っているわけです。非常にこの42.2%、やはり音更町として、5万人を目指して伸びているこの音更町が、やはり雇用問題を、町長常に言っていますね、雇用問題大事だと。非常に大切なんだと。我々も一生懸命応援していますけれども、やはり正規職員をいかにして採っていくかという姿勢というのは必要だと僕は思うんです。その点少し、やはりもう少し努力すべきだと私は思っているんです。そして、ここには、音更町には大谷短大という保育士を育成する短大もあるわけです。そういう面からしまして、やはりこの比率は非常に私としては残念だと思う。そういう面で、もう少しやはり正規職員をふやしていくという姿勢がないと私は困る。そういう点から再度御答弁を願いたい。

答弁 民生部長 今村茂

今、正規職員をふやせないのかというようなことで御質問をいただきました。私どもも、これまで全く臨時職員の処遇については改善をしてこなかったということではなくて、町長のほうからの答弁の中にもございましたとおり、いろいろな御意見を伺って、ある程度の改善は行ってきております。先ほども申し上げましたとおり、これまで、行政改革を進める中で、保育園の民営化については主要な検討項目の一つであったことも御承知のとおりでございます。それと、財政健全化を進める中で、人件費をある程度抑制をしていかなければならないという命題のもとに全体的な町の職員の増も抑えてきたというようなこともございます。それと、先ほどお答えを申し上げましたとおり、今後の運営形態、本当に町立でこのまま持ち続けるべきなのか、それから、保育に求められる、まさに先ほど議員からお話のございましたとおり、一体化、それは、単なる預かりではなくて、やはり教育の部分も含めた充実した保育をしていくためにはどうするのかと。運営を今後どうするのかというようなことについても今検討をさせていただいているところでございます。必ずしも今現在、町立をすべて今一刀両断にやめるというような、そんな乱暴なことを考えているわけではございませんけれども、やはりそういうような運営形態についても検討する時期には十分来ているというようなこともございます。したがいまして、現状において、保育士の定員をふやす、保育士の正職員化についてはなかなか難しいかなという状況にございますので、その辺御理解をいただきたいというふうに思っております。以上でございます。

質問 18番 塩田潤一

私もすべてを町営でやれとは言っていません。業務委託しているところもあるわけでございますから、その辺はあれですけれども、やはり保育士だって年齢の高い方がかなりいるんだと思います。そうしますと、やはりある程度の活性化していかなければならんと僕は思うんです。そういう意味からもやはり採用していくべきだと私は考えております。今、これは、確かに民間の企業と地方自治体の採用の仕方は多少違いますけれども、きのうの新聞にたまたま、パートタイム労働法がございますね。ということで載っていました。非常にこれには、この法律というのはすばらしい部分があるんだなと。ただ、現行守られていないという部分がございますからあれですが、このように書いています。パートや臨時職員と正社員との均等のとれた待遇の実現が目的で1993年施行されているわけでございます。現行法では1)、正社員と仕事内容が同じ、2)、人事異動などの人材活用の仕組みが正社員と同じの場合には、事業主、結局、地方自治体、音更町に対して、正社員への転換の推進などを義務づけていると、このようにうたっているんです。ですから、この趣旨からしましても、そのようには今現実なっていないんです。それで今、厚生労働省はこれを見直して、なるたけ正規社員、正社員のほうに持って、転換を推し進めるという意向で考えているようですから、できるだけこの施策を、きちっと真摯に受けとめて、今後も正規職員の増を図るように再度考えていただきたいと思っております。次に、待機児童について、質問に移ります。昨年の9月1日現在、私たまたま資料を持っていまして、例えば柳町保育園の定数が120でございます。ただ、昨年の9月1日付で当時125名を入園しています。しかし、ことしは9月1日付で112名しか入園しておりません。緑陽台も、これは保育園につきましても、120名に対して昨年は114名、そして、ことしに至っては103名しか入園してございません。木野北につきましては、同じく定数120名に対しまして、昨年は132名入園していまして、ことしは109名しか入園していません。これは、33名、去年は24名しか待機児童いないという時点の話です。それが今回は33名。なぜこういう状況に陥るんですか。

答弁 民生部長 今村茂

現実問題といたしまして数字についてはこのようなことになってございますけれども、年齢別によりまして動きがございました。特に3歳児等の受け入れ等で若干の増を見込んでおりましたけれども、そこまでいかなかったというようなこともございます。それから……。

答弁 民生部長 今村茂

ごめんなさい。申しわけございません。一概に確かに数字的には減ってございますけれども、そういう年齢等の人数の構成が変わったというようなこともございましてそのような状況になっているということでございます。したがいまして、決して入所者を抑えているというようなことではございませんので、そのように御理解をいただきたいというふうに思います。以上です。

質問 18番 塩田潤一

全体的に見まして私は努力が足りないなと思ってございます。いずれにしましても、保育園の策定協議をされているようでございますから、もう少し一丸に、福祉関係、特に保育行政を一丸になって努力されることを希望いたしまして、質問を終わります。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

まず、音更保育園等々の改築でございますが、今答弁させていただいたように、保育施設整備計画を今策定すべく準備をしておりますが、ことしからスタートした総合計画の中には位置づけられておりますし、こういった計画はその個別計画というふうに思っております。少なくとも23年からのスタートする3カ年の中には入っておりません。この3カ年については23年から25年までの計画ですが、次期の計画は26年からの3カ年という形になれば、26年以降の中に入ってくるというふうに考えているところでございます。それから、保育士の関係でございますが、先ほど答弁させていただいたように、行財政改革等々の中でこういった部分もあったわけでございますが、これから考えなければならないのは、塩田議員がおっしゃるような幼保一元化というようなものがどうなっていくのかというのは我々としても最大の関心事でございます。幼保一元化になれば、今の保育士だけでいいのかというような問題もあるかというふうに思います。幼稚園教諭という資格を持った方も中に入ってこなければならないんだとすれば、今、勢い保育士だけに特化してというようなことにもならないんだろうというふうに思っています。そういった意味から、幼保一元化がこれから法案がどうなっていくのかというようなことも十分に考えながら職員の配置というのはしていかなければだめなのかなというふうに思っているところでございますし、また、待機児童につきましては、それも幼保一元化の中で、幼保を一元化すれば、必ずしもゼロ歳児から2歳児までは保育は義務づけないというような法案の考え方もあるようでございます。それが本当にいいのかどうかというのも含めながら待機児童の解消に当たってまいりたいなというふうに思っていますので、御理解をいただきたいと存じます。

出典:音更町議会 平成23年第3回定例会 2011年9月27日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる