みんなの議会

音更町議会 平成23年第3回定例会 2011年9月22日

原子力にかわる自然エネルギーへの推進等について

2011年9月22日、音更町議会の一般質問で、大浦正志議員が「原子力にかわる自然エネルギーへの推進等について」質問し、町長 寺山憲二、企画部長 西川友則、民生部長 今村茂が答弁しました。

質問者
大浦正志 議員
答弁者
町長 寺山憲二、企画部長 西川友則、民生部長 今村茂

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 8番 大浦正志

日本共産党の大浦正志です。通告に従い、原子力にかわる自然エネルギーへの推進等について質問いたします。3月11日に発生した東日本大震災からはや半年が過ぎました。今度の震災は、日本の政治、経済、社会を大きく揺さぶりました。復興へはまだまだ時間がかかりそうです。今度の震災では、自然災害とは別に、今も大きな問題になっているのが東京電力福島第一原子力発電所での原発事故の問題です。事故発生直後から、事故の重大性を隠そうとする報道、過少評価を発表し、原子力は安全だと言って、これまでの原子力政策を守ろうとする報道がされました。やがて、その全貌が明らかになるにつれ、この事故の重大性が知れわたり、今までの原子力安全神話が崩壊し、国内外で原発に頼らない、脱原発の声が広がっています。また、電力会社によるやらせ問題も発覚し、北海道でも泊原発のやらせ問題が発覚しました。この問題は、しんぶん赤旗8月26日付がスクープしました。今、原子力政策、北海道電力に対する信用は喪失しています。今回の事故で、世界じゅうに原発をなくす世論が広まっています。そして、日本のエネルギー政策の転換を求める声が広がっています。このような今の情勢のもとで、音更町における原発事故の影響、自然エネルギー等の再生可能エネルギーヘの取り組み、さらに一連の問題について、町長の御意見をお尋ねいたします。1、福島第一原子力発電所の事故における音更町での影響について。福島第一原発から音更町までの直線距離は約647キロメートルだそうです。これを短いと見るか長いと見るか、その影響を直線距離だけで判断ができませんが、今回の事故の放射能汚染は世界的な規模で広がっています。音更町の事故前と事故後の放射線量の変化はどのようになっているかお尋ねいたします。2、今回の事故によるいわゆる風評被害や間接的な影響はどうか。例えば、農畜産物の市場価格の推移などに影響は出ていないか。3、町民の原子力利用に対する意識の変化は。特に小さなお子さんを持つ親にとっては重大な関心事と思いますが、これについてどうお考えか。2、原子力にかわる自然エネルギーの推進について。1)、今回の事故によって、国内外で原子力から自然エネルギーヘの転換の声が広がっています。音更町における自然エネルギーの可能性についてどう考えているか御質問いたします。2)、大手企業によるメガソーラー計画の報道がされましたが、音更町ではこれに対し取り組んだか否やか。もし取り組んだとすれば、その内容についてお尋ねいたします。3)、音更町住宅用太陽光発電システム普及促進事業の取り組みについて、その利用状況と課題についてお尋ねいたします。4)、既に公共施設、駒場小学校などで太陽光発電システムが導入されていますが、その実績、評価、今後の計画についてお尋ねいたします。5)、節電などの取り組みも大切だと思いますが、LED照明などの低消費電力器具の公共施設での導入が大切と思います。公共施設でのLED照明等の導入の実績と今後の計画についてお尋ねいたします。大きな3番目として、今回の原子力発電所の事故を通じて、町長のお考えをお尋ねいたします。1)、エネルギー問題は国策による部分が大きいものですが、今までの日本の原子力発電所の歴史、原子力行政に対してどのような御見解を持っておられるかお尋ねいたします。2)、行政を執行する中で、住民の声に真剣に耳を傾け、公平・中立な立場であることが重要です。今回の北海道電力を初めとする電力会社によるやらせ問題に対してどういった御見解をお持ちかお尋ねいたします。3)、泊原子力発電所から音更町役場までの直線距離は約210キロメートルだそうです。万が一泊原発で事故が発生した場合、偏西風などの影響を考えると重大な問題になることはだれもが認めることと思います。安心・安全な農畜産物、豊かな自然環境も一瞬に消えてしまいます。泊原子力発電所の安全対策、3号機の再稼働について町長としての御意見をお尋ねいたします。以上、御答弁よろしくお願いいたします。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

原子力にかわる自然エネルギーへの推進についての御質問にお答えいたします。去る3月11日に発生した東日本大震災により、多くの方が被災し、今なお避難所での生活を余儀なくされている東北地方の皆様に対し、心よりお見舞いを申し上げたいと存じます。さらには、御質問にもありますように、大震災による大津波の発生により福島第一原子力発電所が損壊し、多量の放射性物質が放出され、いまだ周辺住民の方は御自宅に戻れない状況が続くなど、我が国有史以来の被害を招きました。政府は、補正予算を組むなどしてその対策に取り組んでいるところでありますが、一日も早い復旧・復興が望まれております。1点目の音更町での影響についてでありますが、本町における事故前と事故後の放射線量の変化につきましては、本町独自で放射線量を測定しているデータがありませんので、北海道が実施しております道内観光地における十勝川温泉の空間放射線量率モニタリングの測定結果で申し上げますと、平成23年7月25日が0.036マイクログレイパーアワー、8月22日が0.036マイクログレイパーアワーで、平常レベルとの公表がされております。また、十勝総合振興局敷地内において平成23年3月23日以降に実施されている9月11日までの測定結果では、0.03から0.058マイクログレイパーアワーの範囲で、平常レベルで推移しているとの公表がされているところであります。次に、今回の事故による、いわゆる風評被害や間接的な影響についてでありますが、まず、農畜産物につきましては、両農協からの聞き取りによりますと、畑作物、野菜においては、原発事故が原因と思われる風評被害や間接的な影響は今のところ発生していないとのことであります。畜産関係では、北海道内で取引される牛肉の取引価格が下落しております。これは、昨年の口蹄疫や食の安全性を損なう集団食中毒事件などにより需要が低迷していたところに、原発事故による放射性セシウムに汚染された可能性のある稲わらが北海道にも流通していたことが確認され、消費者や取引先がその汚染の危険性を懸念して買い控えなどがあったことが原因と推察されております。北海道は、これらに対処するため、給与する飼料の安全性を証明する稲わら利用状況確認書の交付を、希望する生産者を対象に先月から開始しており、また、各県の出荷制限措置なども一部を除いて解除されてきておりますので、今後もその動向を注視してまいりたいと考えております。このほか、観光産業につきましては、本町における訪日外国人観光客数は、これまでは宿泊数全体の約10%、5万泊となっておりますが、その主要な国である台湾、香港、シンガポール、中国、韓国などでは、震災後、日本への渡航に対して、渡航延期、渡航注意、退避勧告などの規制がなされておりました。このことにより、国全体での訪日外国人観光客数は、4月時点で対前年同月比マイナス62.5%、29万5,826人に激減したところであります。また、国内でも震災に対して自粛ムードが流れたこともあり、町内の宿泊施設では宿泊予約のキャンセルが相次ぎ、4月時点でのキャンセル数は9,596泊となっております。なお、3月から7月までの宿泊数合計では、対前年比1万9,711泊の減少となり、経済波及効果の高い観光産業にとって大きな打撃を受けたところであります。次に、町民の原子力利用に対する意識の変化でありますが、特に町民に対する意識調査等は行っておりませんが、現在受け付けしております住宅用太陽光発電システム補助金の申請件数が前年度に比べ大幅にふえている状況を見ますと、町民の再生エネルギーに対する関心は高いものと思われます。2点目の原子力にかわる自然エネルギーへの推進についてでありますが、本町における自然エネルギーの可能性につきましては、平成17年度に策定した地域新エネルギービジョンにおいて、最も有望な新エネルギーとして、太陽光発電、雪氷熱利用、生活系バイオマス、温度差エネルギーの四つが上げられております。このうち、比較的取り組みやすい太陽光発電につきましては、公共施設への設置を進めているほか、システム導入の補助制度を設け、町民の方々への普及促進に努めているところであります。次に、大手企業によるメガソーラー計画についてでありますが、この件に関しましては、本年6月初旬、北海道から十勝定住自立圏の事務局である帯広市を通じて候補地としての可能性調査の依頼があり、本町としては、あくまでも候補地の一つとして町有地の1カ所を報告いたしました。しかしながら、当該地は農振農用地区域であることから、北海道は早期実現の可能性は極めて薄いとの判断をしており、本町としてもその後の具体的な動きはいたしておりません。次に、音更町住宅用太陽光発電システム普及促進事業の利用状況と課題についてでありますが、住宅用太陽光発電システムの導入に係る補助制度につきましては、平成19年度に創設し、以来3カ年間は予算枠を設けた上でシステムの導入推進を図ってまいりました。さらに、平成22年度からは予算枠を設けない現行制度に移行し、76件に対して1件当たり15万円の補助を行っております。今年度の申請状況につきましては、昨年度を上回るペースで推移しており、最終的には100件程度が見込まれることから、本定例会に、既定の60件に40件分を追加する補正予算を提案いたしております。これは、東日本大震災や福島第一原子力発電所の事故の影響で自然エネルギーへの関心が高まったことや、北海道電力への売電単価が、7月以降に売電を開始する場合には、従来の48円から42円に引き下げられたことにより、駆け込み需要があったものと考えております。今後の課題といたしましては、導入コストが当初よりは下がっているものの、まだまだ高額であることや、売電単価の動向によって今後の普及が左右されることも考えられます。本町といたしましては、地球温暖化防止に向けた低炭素社会の構築に向けて、補助制度の活用を図りながら、住宅用太陽光発電システムの普及促進を図ってまいりたいと考えております。次に、公共施設での太陽光発電システム導入の実績、評価及び今後の計画についてでありますが、太陽光発電システムを設置している公共施設は、現在、全部で4施設あります。このうち下士幌小学校につきましては、環境教育の一環として設置している発電規模の小さなものであることから発電量等のデータがありませんので、御了承いただきたいと存じます。各施設の実績でありますが、ひびき野会館につきましては、昨年末に完成しておりますので年間としての実績はありませんが、これまでの10カ月間の総発電量は4,406キロワットアワーで、使用電気量の13%になっております。下士幌へき地保育所につきましては、年間の総発電量が1,391キロワットアワーで、使用電気量の17%、また、駒場小学校につきましては、年間の総発電量が1万3,161キロワットアワーで、使用電気量の3%となっています。なお、売電を行っている施設は駒場小学校を除く2施設でありますが、ただいま申し上げました実績をそれぞれの施設の使用電気料金に換算いたしますと、約3割から4割を賄っている状況にありますので、財源的にも一定の評価ができるものと考えております。今後の計画といたしましては、火葬場、(仮称)木野地域会館、(仮称)木野学童保育所及び音更中学校の建設にあわせて太陽光発電システムを設置する予定でおります。次に、公共施設でのLED照明の導入実績と今後の計画についてでありますが、街路灯や防犯灯につきましては、修繕を行う際にLED照明とナトリウム灯へ交換を行っており、平成22年度においては、LEDが75灯、ナトリウム灯には117灯交換しております。また、平成21年、22年度の2カ年で、国のグリーンニューディール事業を活用し、街路灯の更新やランプの交換により省エネ化を図っておりますが、今後におきましても、修繕の際にはLED照明やナトリウム灯に交換するなど、消費電力の削減に努めてまいりたいと存じます。なお、その他の公共施設につきましては、火葬場など新たに建設する施設についてはLED照明を用いたいと考えておりますが、既存施設については、まだまだ導入コストが高額であることから、早急な交換は難しいものと考えております。3点目の今回の原子力発電所の事故を通して、私の考え方について申し上げます。今まで、日本の原子力発電所の歴史、原子力行政についてでありますが、我が国では、昭和30年の原子力基本法の成立を受け、昭和38年10月26日に初めて東海村の実験炉で発電が行われております。以来、高度経済成長を続けていた昭和48年にオイルショックが発生したことにより、電源の多様化を図るべく、天然ガス、火力発電等とともに、石油を代替する電源の一つとして積極的に開発が進められてきたところであります。このことは、これまでの安定的な電力供給と経済発展の一翼を担ってきたものであったと認識をしております。また、我が国の発電量の約3割を占める原子力発電は、地球温暖化防止や大気汚染対策の観点からも一定の役割を果たしてきたことも事実であると思っております。しかしながら、これは、原子力発電が、あらゆる事故を想定し、それを起こさないための対策が徹底的に盛り込まれた設計になっていること、すなわち安全性が十分担保されていることが前提の話であります。この安全神話が崩れた今、国は、その原因究明と正確な情報を国民に示していかなければならない責任があると考えております。次に、電力会社によるやらせ問題に対する見解についてでありますが、平成20年に開催された北海道電力泊原発のプルサーマル計画導入に関するシンポジウムに際し、北電が社員に参加を促し、計画を推進する意見を発言するように社内メールを送っていた問題、いわゆるやらせについては、推進、反対の意見に対し真摯に耳を傾けなかった、公平性を欠くゆゆしき問題であると考えております。最後に、泊原子力発電所の安全対策と3号機の再稼働についてでありますが、原子力発電所の安全対策については、国が示したストレステストの安全評価が適切に実施されることが一定の判断基準になるものと考えております。また、3号機の再稼働につきましては、安全性が確保された上で北海道が判断したものと考えておりますが、福島第一原子力発電所の事故による広範囲な影響から見て、周辺4町にとどまらず、広く道民の意見を聞くなどの方策も必要でなかろうかと考えております。何か事が起きた際に、人間の力でコントロールができない技術は持つべきではないと考えておりますが、いずれにいたしましても、国民の命がしっかりと守られる施設であることが最も重要であります。情報公開を徹底し、国民が納得する中で稼働すべきと考えており、将来的には原子力に頼らないエネルギーへの転換が望ましいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。

質問 8番 大浦正志

大変多くの項目に丁寧に御答弁いただき、ありがとうございました。それでは、幾つかの点で再質問させていただきたいと思います。初めに、今回の原子力事故が与えた音更町への影響についてですが、今御答弁いただいたように、音更町独自で事故発生前と後のデータ、測定は行っていないとのことですが、私も調べた結果、北海道新聞なんかには毎日、音更町は出ておりませんけれども、帯広市とか、そこでの今放射能汚染の数値が出ております。そしてホームページでは、十勝川温泉で道が、道の経済部観光局の数値が、毎日ではございませんかもしれませんけれども公表されており、今御答弁のあった0.036、これもグレイという単位になっておりますけれども、これはシーベルトと同じというふうに説明が加えられておりました。そもそもベクレルだとかシーベルトとか、私たち日常的な生活ではこのような単位はほとんど知らない数字でありますし、標準値が幾つなのか、テレビで報道されて、マイクロなのかミリなのか、それさえ混同してしまうような、そういった状況です。というふうに思っております。また、測定方法も、測定の場所によって、ホットスポットなどのところによってかなり測定誤差があるものと思われております。しかし、測定器の問題ですけれども、そもそも音更町に放射能測定器があるのかないのか。一番先に、簡単な質問ですけれども、その辺お尋ねしたいんですけれども、いかがでしょうか。

答弁 企画部長 西川友則

本町に測定器があるのかないのかという御質問でございます。公共で設置した測定器はございません。

質問 8番 大浦正志

ありがとうございました。恐らくないだろうというふうに……。済みません。

質問 8番 大浦正志

済みません。

質問 8番 大浦正志

大変失礼いたしました。申しわけございません。ないという御答弁をいただきました。今後、放射能測定器を購入する予定があるのか。恐らく必要性は感じていないだろうというふうに思っております。ただ、測定器も、安いものから、何千万もする機械もございます。きょうの北海道新聞には、いわゆるスマートフォンにつける、ちょっとしたアタッチメントみたいなアプリケーションをつけることによって、そういったものも開発されたとの記事が載っておりました。そのように、今音更の中で、町としてその測定器を購入する意思があるかどうかお尋ねいたします。

答弁 企画部長 西川友則

放射能の放射線量、これにつきましては、先ほど大浦議員がおっしゃったとおり、一定の基準、私もきょう道新を持っておりますけれども、帯広市では0.038というような数字、きょうの数字でございます。したがいまして、この数値というのは事故発生からずっとこの数値で来ていると。一方、泊原発ができたときに、これは昭和61年でございますけれども、そのときの基準値というのは、示された基準値は0.006、0.169と常にこの範囲の中に最近の数値は入っているということからすれば、あえて測定器を買って、音更町が汚染されているというようなイメージを出すのが本当にいいのかどうなのかと。その中で、そういう実績を持ったとすれば、現時点で測定器は必要ないのかなというふうに思っております。

質問 8番 大浦正志

私も、ただ、災害というものが、いわゆる安全だろう、原発事故でなくてもそうなんですけれども、多分大丈夫だろうというよりも、かもしれないというか、車の運転もそうですけれども、安全だろうじゃなくて、もしかしたら、かもしれないというその危機管理の意識が必要かと思います。ここの件に関しては以上で終わりたいと思います。次に、風評被害、間接的な影響ということなんですが、農作物に対するそういう部分はまだあらわれていないようですし、ただ、観光客に関してはそういった風評被害でかなり減っているように今お話を聞きました。それともう一つ、音更町内にあります安愚楽牧場の件ですけれども、これも、経営破綻ということになりました。この原因は、単にそれだけのものではないかもしれませんが、安愚楽牧場のホームページには、本年3月11日の東日本大震災以降、福島第一原子力発電所の放射能漏れ事故による牛の放牧制限、放射性セシウムの検出による福島県産牛肉の出荷制限等と、同社の経営は大きな制限・打撃を受け、さらに、泣きっ面にハチがごとく、その風評被害による食肉市場全体での牛肉消費の落ち込みがその経営状況を一気に悪化させたというふうに載っております。実際に、私の知人も安愚楽牧場で働いておりましたが、今はやめて、幸いにも来月、10月1日からほかの職場で働くことになりました。農家でも、音更町では安愚楽牧場の預託をされている農家はなかったように聞いておりますが、こういった意味でも、やっぱり地元に大きな影響を与えたように思います。この件について何か御意見がございましたらお尋ねしたいのですが。以上です。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

安愚楽牧場につきましては、音更のところが北海道支店でございまして、北海道では一番格の高いところでございますが、大浦議員がおっしゃるように、音更町内には預託農家がいなかったというのが不幸中の幸いかなというふうに思っているところでございます。ただ、従業員の方20名いらっしゃいます。それから、音更町の公共牧場、それから音更農協の牧場にも相当数の牛が入牧になっておりましたので、これらについての債権についてはまだ支払われていないというのが実態でございますので、この分については町も農協も債権者ということになろうかというふうに思っているところでございます。そのほか、町内では、町と農協を除きまして100万円以上の安愚楽に対する債権者というのが2件ほどあるというふうに聞いております。運送会社が1件と、それから整備工場等の、やはり運送にもかかわっているというふうに思いますが、そこが2社あるというふうに聞いておりますので、音更町にとって一番被害というか影響が大きいのはやはり雇用の問題なのかなというふうに懸念はしているところでございます。以上です。詳しくは経済常任委員会のほうにも報告をさせていただいておりますので、御理解をいただきたいと思います。

質問 8番 大浦正志

ありがとうございました。次に、町民の原子力利用に対する意識の変化、特にこの件に関して、音更町ではこの件に関する調査を行っていないとのことですが、新日本婦人の会音更支部の皆さんがスーパーの前で、原子力を、その撤退の署名の行動を行っている、そういった話を聞きますと、主婦の方から、署名をしていただく際に、電力不足になって生活に支障になっては困る。けれども、やっぱり原子力はないほうがいいといいますか、できれば自然エネルギーに頼る、そういうふうに変革すべきだというお話をすると、快く署名をしていただけたというふうにお話を聞いております。これは音更町だけではなくて、今回の事故を通じて一番大きく変わったのが、やっぱり国民、住民のそういった原子力に対する意識の変化が一番大きかったというふうに思っております。これが、答弁いただいたように、音更町で行われております太陽光自然発電システムの申請件数が前回より大幅にふえている状況だという答弁がされましたけれども、私もそのように思っております。その件に関して、今御答弁の中で、音更町地域新エネルギービジョン、これが2005年度版ということで、私、この存在がわからなくて、きのう初めて見たもので、非常に中身が膨大なものでして、とても1日では読み切れない内容だったものですので、これからでもこれにきちんと目を通していきたいと思うのですが、これは第4期の総合計画の中で出されたもので、第5期総の中にもこれに基づいて書いております。この中で、実際に5期総の中でも、環境課題、環境保全のところに音更町地域新エネルギービジョンを策定し云々とありまして、そういった中から今実際に行われております太陽光発電と、もう一つはペレットが実際に音更町では導入されている事業です。このことは十勝毎日新聞の9月5日付の新聞、もう当然ごらんになられていると思いますけれども、これが十勝管内の19市町村の実績が載っております。こうした中で、音更町は2007年度から実施ということで、帯広市が2000年ですから、ほかの町村から比べると早い時期に手がけたんだというふうに思っております。ただ、補助率の上限額なんですが、当初上限額20万円ということですが、今は上限額15万円ということになっております。ただし、先ほどお話しいただいたように、答弁いただいたように、枠の制限がなくなったということでございます。この件に関して、さらに、私の所管の民生常任委員会の中でも報告されましたけれども、今回補正予算で当初の60から、40ふやして100というふうに報告されております。大変住民の、町民の中から意欲的な申請があったということはうれしいことだと思いますが、上限額が15万円というのは少ないので、さらにこれを20万円とかそういうふうに上げることはできないのか、その件についてお尋ねしたいと思います。

答弁 民生部長 今村茂

太陽光発電システムの補助制度についての御質問をいただきました。議員がおっしゃるように、今十勝管内でこの補助制度、同様の補助制度を持っておりますのは1市15町村でございまして、上限額の最高は大樹の50万円というようなことになっております。ただ、本町といたしましては、現在15万円で、補助枠を設けないで実施をさせていただいているというようなこともございますし、財政状況等も踏まえて、これを今限度を引き上げるというようなことについては、現段階においてそのような考え方は持っておりませんので、御理解をいただきたいというふうに思います。以上でございます。休憩(午後 2時06分)

質問 8番 大浦正志

今ここに北海道農業改良普及センターの「農家の友」を持ってきました。既にごらんになられていると思いますけれども、9月号の特集、「太陽光発電導入を考える」というものです。この中に、音更町の中堅農家で、頑張っていらっしゃる2人の方の太陽光発電システム設置者の声が載っております。また、「音更町民生部環境保全課地域保全係前田係長に聞く」となっております。この中に、このお2人の導入の目的ですが、当然光熱費の軽減というものもあるでしょうが、少しでも環境に優しい農産物ができるのではないか、また、化石燃料に余り頼らず生活ができるといったことが書かれております。私も本当に、議員になりまして、この三、四カ月ですけれども、日常生活の中で、一般質問をする中で、そういうことを意識しながら、音更町の景色とかそういうふうにも見ております。そして、確かに太陽光発電、今農村の地域に随分ふえてきたなというふうに思っています。そして、それも8から9キロワットという規模のものです。私は、当初、その10キロとか5キロと言われてもそれが実際にどのぐらいの大きさがわかりませんでしたけれども、そういう実際にそのパネルの大きさというかパネルの数を見て、これが5キロワット、これが10キロワットという判断が自然と身についてきました。地域の農家の人と一緒にお話しする中で、太陽光発電の話をしますと、導入を考えている若い後継者の人たちがいらっしゃいます。その方はやはり私よりもずっと熱心で、町の事業の中身も大変知っておるようでございます。ただ、導入するためには初期費用として多額の費用がかかります。それは数十年足らずで売電によって回収できるかと思いますけれども、そういった意味で、この「農家の友」にも、特に音更町では農家からの申し込みが多いという記事が載っております。私は、やっぱりこの音更の基幹産業、農業と、それを農家の人たちが安心で安全な農畜産物を生産する、そのためにはそういった若い人たちの努力が必要だというふうに思っております。そういった意味で、この点について、事業の拡大、あるいは推進、その、もっとできないかと思うのですけれども、ちょっと抽象的な意見で大変申しわけございませんけれども、何かお考えがあればお聞かせください。御見解をお願いいたします。

答弁 民生部長 今村茂

今、大浦議員のほうから、農業者の太陽光発電の御希望があるというようなお考えをいただきました。現在、音更町で行っておりますのは住宅用に限っての補助制度でございまして、ただ、店舗と兼用する場合についても認めているケースがございます。ことしも、60件に対して17件が住宅用と兼用で、店舗等を兼用する場合も認めているケースがございます。あくまでも、ただ、本町の場合は住宅用のシステム導入ということで考えさせていただいているというのが現状でございます。確かに関心も高まりまして、太陽光発電に対する意欲も町民の中にもあるのかなというふうに思っております。それは住宅だけでなくて、事業用に活用する場合も当然そういう意見は多いのかなというふうには思っております。ただ、事業用の補助につきましては、事業経営というようにかかわるものでもございますし、町としては、現在のところ、そこまで踏み込んで太陽光発電システムの導入を拡大するというようなことは慎重に考えているところでございますので、現在そういう方針を持っているわけではございませんので、その辺御理解をいただきたいというふうに思っております。以上でございます。

質問 8番 大浦正志

次に、公共施設での太陽光発電の実績と評価という件ですが、太陽光発電システムを設置している公共施設、現在全部で4施設ということです。それで、年間の使用電気量等の御報告がございましたが、それぞれの今ついている規模というんですか、何キロワットとか5キロワットとか、そういうのがわかったら教えていただきたいのですが。

答弁 民生部長 今村茂

現在、教育的見地から設置しております下士幌小学校を含めまして4カ所というようなお答えをさせていただきました。それぞれのキロワットを申し上げますと、下士幌小学校が1.26キロワット、それから下士幌へき地保育所が3.24でございます。ひびき野会館につきましては5.022、それから駒場小学校につきましては10.0というような状況になってございます。以上でございます。

質問 8番 大浦正志

駒場小学校の10キロワットというのは、この中では一番大きいですけれども、もう少し規模が大きくてもいいのではないかというふうに思います。それと、火葬場が建設予定でございますけれども、そこにも太陽光発電システムを設置する予定になっております。これも5キロワットということなんですが、もう少し、せめて10キロワット以上の規模にすべきだというふうに思いますが、この件に関してはいかがでしょうか。

答弁 民生部長 今村茂

ただいま、火葬場の改築計画の中における太陽光発電システムが、今の、現在のところ5キロワット程度で考えております。ただ、火葬場自体が、いわゆる24時間といいますか、日中ずっと使用している施設でもございません。それと、動力の関係もございまして、試算では、それほど採算のとれるところまでは到底いかないような試算もいただいているところでございます。ただ、私どもといたしましては、低炭素社会の構築というようなこともございますし、地球温暖化の取り組みを進めるという見地から、火葬場についてもある程度の太陽光発電は設置したいというふうに思っておりますが、ただ、売電その他いろいろな電気料を試算いたしますと、なかなかそこまではいかないというような、いい数字まではいかないというようなこともございまして、この5キロワット程度にある程度今現在は考えているところでございます。以上でございます。

質問 8番 大浦正志

私ちょっと余りその辺はよくわからないのですけれども、いわゆる売電ということにはならないのでしょうか。ある一定の規模になって、余った電力を北海道電力に買っていただくというか、そういうことというのはできないものなんでしょうか。ちょっと私わからないものですから御質問いたします。

答弁 民生部長 今村茂

売電はできますけれども、設備、いわゆるこれに係る太陽光発電の設備等を総合的に見たときに、それまでの効果があるかどうかというのは、それぞれの施設によって変わってくるというふうに思っております。火葬場の場合は、いろいろなことを考えますとそこまではいかないだろうというふうに思っておりますので、そのような考え方で進めさせていただいているところでございます。以上でございます。

質問 8番 大浦正志

わかりました。どうもありがとうございます。次に、LED等の照明等に関することについて御質問いたしたいと思います。新たなエネルギーを見出すことも重要ですが、いわゆる省エネルギーの推進も重要というふうに思います。また、寿命も長く、保守の負担が少ないLED照明は、まだ高価ですが、既存の照明器具のほとんどが置きかえられることにより、今後価格も大きく下がるものと思われます。音更町が率先して普及すべきと思います。例えば、ここの議場なんですけれども、天井は黒く塗られており、白熱球が136個ほどついております。そして、窓もない。議場という、そういう性格上、やっぱり厳粛さというか、そういった環境も必要かというふうに思われます。当時、この議場をつくったときにはそういった配慮で設計されたものと思っております。しかし、今このような時代の中で、まさしく議場が、議会が町民に開かれた議会とするためには、自然光を取り入れた窓があってもよろしいし、そのことによって、白熱球でなくてLEDにし、天井を白く塗ることによってかなりの、なるかと思います。それは、たまたまそういったことが、今私はこの議場にいてそういうことをちょっと考えたんですけれども、そういったことはあちらこちらにあるのではないかというふうに思っております。こういった意味で、既存の庁舎の中でLEDを使う、そういった意味で、そういった音更町としての、音更町のイメージといいますか、そういったことに努力している姿を町民、町内外に示すことがよろしいのではないかというふうに思っております。その件について何か御見解があればよろしくお願いいたします。

答弁 民生部長 今村茂

今、この議場の、LEDに取りかえたらどうだ、それから、もう少し施設もそういう形で明るい色にして、もう少し消費電力を抑えたらどうだというような御質問だというふうに思います。実は、この議場の一番後ろの1列、九つぐらい電気ついておりますが、これは、どのような光り方をするのかというようなことで試験的にLEDにしてございます。一番後ろの1列がそのようなことで取りかえをさせていただいております。ただ、例えば、皆さんの議場の両端に40ワットの直管がございますが、これ、今取りかえたら、物だけで恐らく1万ぐらいすると思います。役所も、そういういろんな施設もそうなんですけれども、ただ取りかえるだけではいかないというところがございます。重量が重たくなって、両方の支えを改良しなければならない、それから安定器等をいじらなければならない、改修しなければならないというようなところもございまして、思いのほか高額にまだなってございます。そういうふうなこともございまして、現時点で、果たして公共施設の中でLED化を進めるということ、取りかえる、全面的に取りかえるというような取り組みにはなかなか難しいのかなと。費用も相当かかるというようなことがございまして、難しいのかなというふうには思っております。お気持ちとしては重々、大浦議員の御意見はわからないわけではございませんけれども、そういう事情もございますので、現在のところは時期尚早かなというふうに思っております。以上でございます。

質問 8番 大浦正志

それでは、次の質問に移りたいと思います。大手企業によるメガソーラー計画の報道でございますけれども、ちょっと順序が変わっておりますけれども、当初、いわゆるソフトバンクさんによってメガソーラー計画が浮上しまして、帯広市で、新聞によりますと当初の計画よりもかなり縮小されて、100キロワットというふうに何か、だったかと思いますけれども、いわゆる今の競馬場ですか、あそこにという話を伺っております。これについて、音更町としても、町の牧場といいますか、そちらのほうにお話があったんですけれども、農振の関係でというさっき回答がなされました。これからの社会の中で、エネルギー問題と、もう一つ大切なのがやはり食料の問題だと思っております。本町の場合、やはり、エネルギーも重要ですけれども、この豊かな大地、気候を生かした食料のほうが私は優先だというふうに思っております。やはり有効な土地を、大規模発電所をつくるよりも、畑にしたほうが私はいいと思うわけでございます。そういった意味で、私は、大規模な太陽光発電所じゃなくて、先ほどお話しさせていただきました住宅の屋根についた5キロワット、3キロワットの太陽光発電をいわゆるネットワークでつないで、それをつくらせる、そういった小電力の発電所で普及していく、そういったあり方がいわゆる賢いこれからのエネルギー政策なのではないかというふうに思っております。1カ所に大規模な発電所ではなく、小さな発電所をネットワークで結んでいく、そのことによって、1カ所の発電所がトラブルが生じてもほかの発電所がバックアップしていく、そういった技術は今の技術の中では十分可能なことだというふうに思っております。そして、大規模な太陽光発電システムは地元の中小業者ではなかなか請け負うことができませんが、住宅の屋根の太陽光発電ですと地元の業者さんも仕事をとることができ、そこでの仕事、雇用もできるかというふうに思っております。そういった意味で、大手の大規模な発電、メガソーラーではなく、小規模な発電を有効に使っていくことが必要というふうに、実は私はそういうふうに思っているわけですけれども、この件について、そうではないという御意見がもしあれば見解をお聞かせいただきたいのですが。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

エネルギーと食料が相反するようなことは避けたいというふうに私も思っています。BDFにしてもバイオエタノールにしても、食料がそれにかわってエネルギーにかわるというような食料とエネルギーの引っ張り合いというのはすべきでないだろうというふうに思っております。今、メガソーラーのお話がございました。確かに音更町として提案したのは昭和牧場のところでございます。昭和牧場のところは、牧場ですから、農用地でございます。ただ、農用地をつぶしてソーラーパネルを並べるというようなことではなくて、ドイツあたりはソーラーをつけているところの下に綿羊を飼っていまして、そういった綿羊に牧草を食べさせながら上では太陽光発電をしているというようなことも世界的には例があるものですから、じゃ、そういった実験的な部分を昭和牧場でできないかというようなことも踏まえて提案をさせていただいたところでございますけれども、農林省は今、農振、農用地については一回除外するという形でもって、帯広、十勝については随分と規模が縮小になっているようではございますけれども、今また農林省のほうも、本州府県で荒れ地になっているというか、そういったところでの太陽光発電については来年度から考えたいというような方向性になってきています。ただ、昭和牧場がじゃ荒れ地かというと、そういうことにはならないとは思いますが、そういった形で、上で太陽光で電気をつくって、大地では牧草を植えて綿羊を飼えるような、そういった実験的なものもあっていいんではないかというような形で提案をさせていただいたところでございます。

質問 8番 大浦正志

残りも大分少なくなったもので、一番最後のほうの項目に移りたいと思います。日本の原子力の歴史、エネルギー政策に対して、町長さんにこういった質問というのは、なかなか難しい質問に対して答弁をいただきましてありがとうございます。やはり日本は原子力という問題では、何よりも広島、長崎に原子爆弾が落ちて、そして第5福竜丸によるビキニでの被災、そういった極めて世界でもいわゆる原子力に対する関心といいますか、そういった影響が大きい国でございます。戦後、第2次世界大戦敗戦後、日本は連合国から原子力に関する研究が全面的に禁止されました。しかし、1952年サンフランシスコ講和条約が発効され、そのときに原子力に関する研究が解禁されました。そして、答弁にありましたように、1963年、東海村で日本最初の原子力発電が行われました。それ以降、原子力発電、いわゆる核の平和利用ということで、世界ではアメリカ、フランスに次いで第3番目の原子力発電所を持っている国になりました。しかし、それには、原子力発電をつくるには、先ほど、大きな規模をつくるには、大手ゼネコンでなければこのような大規模な工事を請け負うことはできません。それは、鹿島建設、大林、大成、竹中、清水建設など、やはりこの大手の5社が原発の建設に携わってまいりました。そして、原発は、今回、福島の、東京電力の発電所ですけれども、東京電力のエリアには原子力発電所は1カ所もありません。東北の福島に東京電力の発電所があり、新潟県にもあります。青森にも東京電力の発電所があります。何ておかしなことだというふうに思いませんか。そして、原発や米軍基地はいわゆる迷惑施設ということで、その自治体に多額の交付金をばらまく。そのことによって町には箱物がたくさんできるが、人はどんどん減っていく。共和、泊、神恵内、岩内町、ここ、四つの町村ですけれども、どこも人口はやはり減っております。多額の交付金が落ちても町は寂れていくばかり、残ったものは箱物、こういった今までの原子力行政に対し、これはちょっと異常ではないかというふうに思うのですが、時間がありませんけれども、答弁短くお願いしたいのですが。よろしくお願いいたします。

質問 8番 大浦正志

済みません。どのようなお考えか、見解。それ、おかしいとは思いませんか。申しわけありません。見解をお願いいたします。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

泊を中心とする周辺4町の部分について過疎化が進んでいるというようなことでございますが、それが原子力発電所によったものなのか、ほかの要因によるものかは私今わかりませんけれども、原子力発電所がなかったらじゃ過疎がもっと進んでいたのかもしれないということも考えなければいけないのかなというふうには思います。先ほど、首都圏だとか人口集中地域でなくて過疎地にそういった原発がつくられるというようなお話でございますけれども、やはり日本の原子力行政というのは安全神話に基づいてつくられているというようなことでございます。諸外国は、事故があったときにはやはり人口集中地域にはあってはいけない施設だということをはっきりと説明しながら過疎の地域に設けていたというようなことからすれば、日本は、絶対安全なんですと。だからというようなことがあったとすれば、やはりそれは進め方にまずさがあったんだろうというふうには思っております。以上です。

質問 8番 大浦正志

それでは、最後の質問にさせていただきます。町長は全道の町村会、あるいは十勝の町村会などでの会合に参加されていると思います。そういった中で、今回の原発事故に関する論議がされているか。もしされていれば、その内容についてお尋ねしたいと思います。私は、1997年、音更町へ戻り就農いたしました。その年、農協と音更町からの助成金、補助金をいただき、オーストラリア、ニュージーランドの海外事情視察研修に参加させていただきました。この研修には小野議長も一緒に行って、とても勉強になりました。オークランドからハビルトンへバスで移動中、大きな煙突が見えました。ガイドの方が、「これは火力発電所です。ニュージーランドには原子力発電所はありません。ニュージーランドは核を保有しない非核宣言をしている国なのです」。日本と同じ火山国であるニュージーランドは地熱など再生可能エネルギー72.5%を占めているそうです。世界最大の地熱発電設備を富士電機がニュージーランドに設置、140メガワットの発電所ができたそうでございます。ニュージーランドは気候も北海道に似て、イギリスの影響を受け、ガーデニングが盛んな国でございます。いわゆるこういった国でスマートシティー、スマートタウン、そういったことが実践されている、その中で日本の技術が生きていると思っております。

質問 8番 大浦正志

もし、答弁、何か御見解があればお願いいたします。以上で私の質問を終わらせていただきます。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

今も陳情等で、脱原発とかというような陳情も上がってきていますけれども、今の現状の中で即脱原発ができるのかというのは甚だ疑問なところでございます。卒原発というのか、そういったような論議もされておりますけれども、先ほど大浦議員がおっしゃったように、小さな発電所がいっぱい集まって自然エネルギー、再生エネルギーが使えるということであれば、そうした社会をつくるためにはやっぱりスマートグリッドというんでしょうか、八相電源の分散化というのも必要でございますので、法的な問題も絡んでくるのかなというふうに思います。ただ、町村会の中で今原子力の関係について話題になっているかということについては、まだなっておりません。以上です。

出典:音更町議会 平成23年第3回定例会 2011年9月22日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる