音更町議会 平成23年第1回定例会 2011年3月9日
議事録に件名の記載なし
2011年3月9日、音更町議会の一般質問で、山川秀正議員が質問し、町長 寺山憲二、経済部長 西坂賢二、農政課長 宮原達史が答弁しました。
- 質問者
- 山川秀正 議員
- 答弁者
- 町長 寺山憲二、経済部長 西坂賢二、農政課長 宮原達史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 山川秀正
おはようございます。通告に従いまして質問を行いたいと思います。戸別所得補償制度本格実施に当たってであります。雪解けも進み、野菜やてん菜の播種作業も始まり、ことしの営農がスタートを切っております。TPP(環太平洋連携協定)への参加問題が唐突に発生し、その陰に隠れていましたけれども、農業者戸別所得補償制度の本格実施スタートの年でもあります。衆議院を通過した政府予算案では、関連対策と次年度措置分を合わせて8,003億円を計上、米に加えて、麦、大豆など畑作物の所得補償も導入されます。さらに、地域特産物の振興などを支援する産地資金の創設や規模拡大加算など加算措置も盛り込まれております。ただ、衆参両院で多数派が異なるねじれ国会の中、今開かれている通常国会への関連法案の提出は見送られ、予算措置で実施する方針であります。法案を提出すれば、成立まで予算を執行できないため、予算執行を優先して制度を前に進める考えだと報道されております。このテーマについては昨年9月定例議会で取り上げましたが、春耕期を迎えるに当たって、法的な裏づけがない制度では継続性や安定性が不透明で、生産現場には先行きの不安感や農政への不信感も広がっており、再びこの問題について取り上げたいと思います。一つ、現時点ではっきり決まっていることは。二つ、水田・畑作経営安定対策関連法案で活用できるものと戸別所得補償制度関連法案未提出によるデメリットの発生は。三つ、推進母体になる仮称・農業再生協議会の立ち上げはいつ行えるのか。四つ、産地資金、規模拡大加算によるメリットは。五つ、交付申請等事務手続の時期と事務委託は可能か。六つ、導入のための特別対策で本町で実施できる事業と実施の予定。以上6点について御答弁をよろしくお願いをしたいと思います。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
戸別所得補償制度の本格実施に当たっての御質問にお答えいたします。現在、国会において平成23年度予算案が審議されておりますので、戸別所得補償制度の関係予算が成立したとの前提に立ってお答えをさせていただきます。初めに、現時点ではっきり決まっていることについてでありますが、まず、農業者戸別所得補償制度のうち、畑作物の所得補償交付金につきましては、対象作物が麦、大豆、てん菜、でん粉原料用バレイショ、ソバ、菜種となっており、これらへの交付金は、数量払いと営農継続支払いで構成されております。数量払いは、各作物の収穫量に比例してその交付金額が上がる仕組みとなっているほか、その単価が品質や品種に応じて高くなるように設定されているため、品質のよいものをたくさん収穫すればするほど交付金額が高くなり、現行の対策よりも生産者の努力が報われる制度となっております。各作物の平均単価につきましては、小麦が60キログラム当たり6,360円、大豆が60キログラム当たり1万1,310円、てん菜が1トン当たり6,410円、でん粉原料用バレイショが1トン当たり1万1,600円、ソバが45キログラム当たり1万5,200円、菜種が60キログラム当たり8,470円に設定され、概算要求時の設定からは大豆が120円の減となり、ソバと菜種につきましては新たに単価が設定されております。営農継続支払いは、対象作物の作付面積に応じて10アール当たり2万円でありますが、当初は共済加入を要件とした当年産の作付面積により算定することとされておりました。しかしながら、共済加入を要件にすると、任意の加入とされている畑作物共済の掛金負担がふえることや、菜種については共済制度がなく、ソバについても加入できない地域があること、また、実際の支払い事務を検証すると、畑の作付面積を早目に把握できる体制が整っていない地域が多く、8月から9月にこの営農継続支払いを交付するという目的を達成できないことから、当面は前年産の生産数量を地域単収で換算した面積により算定することとされました。なお、この前年産の生産数量につきましては、原則として、現行の水田・畑作経営所得安定対策の成績払いの数値を用いるとのことであります。なお、営農継続支払いは数量払いの内金で、営農のための経費などとして先に支払うものであり、通常は数量払いの額が畑作物の所得補償交付金の額となりますが、万が一収量が激減して、数量払いの額が営農継続支払いの額に達しない場合でも、この営農継続支払いがあった場合は、その額は確保するとされております。水田活用の所得補償交付金につきましては、水田転作田に対する交付金でありますが、戦略作物である小麦、大豆、飼料作物、ソバ、菜種、新規需要米以外のその他作物、つまり、本町でも作付の多いてん菜、雑豆などがこの交付対象から外れております。今年度のモデル事業では単価が低いながらも交付対象となっており、その単価の差を激変緩和措置により埋めることによってほぼ前年並みの交付額を確保していたところであります。ただ、このその他作物の交付金は、後ほどお答えいたします産地資金により、新年度も例年並みの水準は確保できるものと思っております。このほか、米の所得補償交付金につきましては、現行のモデル事業と同様の内容となっております。各種加算措置につきましては、先ほど申し上げました数量払いに反映される品質加算のほか、緑肥輪作加算、規模拡大加算、再生利用加算、集落営農の法人化支援の4種でありますが、このうち本町に該当するものは緑肥輪作加算と規模拡大加算となっております。緑肥輪作加算は、当初3年輪作しかできないオホーツク海沿岸地帯を対象としているとの解釈もありましたが、畑における生産力向上のために、同一年度内に他の作物の収穫・販売を一切行わずに緑肥作物を栽培し、収穫せずに畑にすき込めば、地域を限定せずにこの加算措置の対象となります。交付金額は、この休閑緑肥を導入した畑であって前年度に所得補償の対象作物が作付された面積について、10アール当たり1万円となっております。なお、規模拡大加算につきましては、後ほどの質問項目でお答えさせていただきます。戸別所得補償制度の関連支払いとして、農地・水保全管理支払い交付金と環境保全型農業直接支援対策がありますが、これらは、現行の農地・水・環境保全向上対策事業の共同活動支援と営農活動支援が見直されたものであります。現行は、1階部分と言われている共同活動支援を実施しなければ2階部分の営農活動支援は導入できませんでしたが、見直し後は、それぞれ別にこの交付金の対象となることがきることになります。なお、現在営農活動支援交付金を受けている組織は、移行期間として、平成23年度に限りそのまま継続できることとされております。見直し後の内容についてでありますが、まず、農地・水保全管理支払い交付金は、現在の共同活動支援交付金の10アール当たり1,200円の交付金額に加え、明渠など施設の長寿命化のための活動を実施すると、向上活動支援交付金として10アール当たり600円が加算されることになりました。また、環境保全型農業直接支援対策は、現対策よりも対象となるための要件が厳しくなり、現行のエコファーマー認定と化学肥料・化学合成農薬5割以上低減という要件に加え、カバークロップの作付、リビングマルチ栽培に取り組むか、または有機農業に取り組んだ場合に対象となり、交付金額は、現行の作物ごとに異なる単価ではなく、全作物統一単価で、10アール当たり8千円とされております。なお、現時点での戸別所得補償制度の大まかなスケジュールにつきましては、国によりますと、交付申請が6月末まで、営農継続支払いが8月から9月ごろ、数量払いは8月以降にその数量確認が始まり、交付は、小麦、菜種、ソバが10月から12月ごろ、大豆、てん菜、でん粉原料用バレイショが翌年1月から3月ごろとされております。次に、水田・畑作経営所得安定対策関連法案で活用できるものと戸別所得補償関連法案未提出によるデメリットの発生についてでありますが、平成23年度からの農業者戸別所得補償制度本格実施という方針の中で、国は昨年12月、その関連法案の国会提出を見送り、予算措置で対応することを表明いたしました。これは、現行制度の根拠法である農業の担い手に対する経営安定のための交付金の交付に関する法律、いわゆる担い手経営安定法にかわって、戸別所得補償制度の交付金を法律に基づくものにしようと国会に予算関連法案を提出した場合、御質問にもありましたように、予算が成立しても、国会情勢が不安定なため、関連法案が成立しない限り交付金の支払いができないという問題が生じることから、制度の円滑な推進のためには、交付申請の時期が先延ばしにならないよう、農業者の生活を第一に考え、着実な支払いを最優先するために、平成23年度においては予算措置で実施するという判断であるとのことであります。また、担い手経営安定法が存続することにより、現行の収入減少影響緩和対策、いわゆるナラシ対策も存続することになりますが、その具体的な内容については今後検討するとのことであります。厳しい財政事情の中でも、平成23年度につきましては、戸別所得補償の関連予算がほぼ確保されるようではありますが、法律に基づく制度ではなく、予算措置による制度では、毎年の予算折衝により予算を確保するという不安定な状況が続くことになり、中長期的な視点で投資が求められる農業に不可欠な政策の安定性が担保されないことになります。このような大きなデメリットがありますので、制度を本格実施するのであれば、農業者の将来を見越した経営計画のためにも、ぜひ関連法案を制定して恒久的な制度としていただきたいと考えております。次に、推進母体となる仮称・農業再生協議会の立ち上げについてでありますが、戸別所得補償制度の本格実施は、行政と農業者団体等が協力して推進する体制を構築することとされており、具体的には、都道府県段階でも地域でも、まだ仮称ではありますが、農業再生協議会を設置して事務を進めることとされております。この協議会の構成は、町、農業委員会、農協、農済、土地改良区、普及センターなどが想定され、現在、本町にも設置している担い手育成総合支援協議会と水田農業推進協議会を統合して設置する方向で考えており、その時期は、戸別所得補償の交付申請に支障を来さないような新年度のなるべく早い時期になろうかと存じます。次に、産地資金と規模拡大加算のメリットについてでありますが、産地資金につきましては、今年度のモデル対策における激変緩和措置が1年限りとされていた中で、生産現場から継続を求める声が強いことや、自給率の向上に資するため、これにかわって水田活用の所得補償金の中に創設されるもので、地域の実情に即して、麦、大豆等の戦略作物の生産性向上、地域振興作物に対する支援を目的としており、国からの配分枠内で、助成対象作物、単価等、さらには畑地も対象とすることについても、都道府県の判断で設定することが可能とされております。国の予算額が481億円、このうち北海道への配分は約197億9千万円が予定されておりますが、北海道では、畑地も対象とし、水田分約169億4千万円、畑作分約28億5千万円の予定と聞いております。水田分につきましては、さらに地域へ配分され、それぞれ支援内容を設定する方向となっており、本町ではその配分を、先ほど申し上げました水田活用の所得補償交付金の対象外となるその他作物への交付金に充てることを柱に考えております。これは、本町の水田農業推進協議会会員である生産者の皆さんが従来から合意してきたこととして、輪作体系を崩さないよう、どの作物を作付してもなるべく同じ単価に設定したいという考え方に基づいております。もしこの産地資金がなければ転作田においては戦略作物に作付が偏るおそれがあり、輪作体系確保の観点から非常にメリットがあるものと考えております。畑作分につきましては、まだ詳細は判明しておりませんが、近年作付面積が減少しているてん菜とでん粉原料用バレイショを対象として、湿害対策、土壌分析などに取り組んだ場合に支援すると聞いております。これら2品目は、現行対策と比較して戸別所得補償制度では数量払い単価が他の作物よりも若干低く、主産地である北海道では、産地資金を用いてこれを補てんし、この生産量確保と安定供給を図ろうとするものであります。規模拡大加算につきましては、概算要求時にはなかった加算措置ですが、我が国農業の生産性向上を図り、競争力を強化するとともに自給率の向上を図るためには、小規模で分散している農地を面的に集積し、農地の規模拡大を加速することが重要との観点から設けられました。これは、農地の所有者がその農地をだれかに貸したいという場合に、農地利用集積円滑化団体への委任などの方法で貸借が成立すると、その年度1回限りですが、借り手に10アール当たり2万円が交付されるというものです。要件といたしましては、面的集積となること及び利用権設定が6年以上であることとされております。本町においては、ほとんどが離農畑地吸収という形の規模拡大となっておりますので、この加算措置の有無にかかわらず、遊休農地が発生することはないと考えておりますが、この措置により今後も農地の有効利用を図ることができればと考えております。次に、交付申請書等事務手続についてでありますが、国が示しているスケジュールでは、戸別所得補償制度の交付申請は、先ほど申し上げましたとおり、6月末日とされております。また、その流れは、標準的には、農協等を経由して町の農業再生協議会、そして地方農政事務所へ提出とされております。また、数量払いのための生産数量報告は、農業再生協議会を通らず、農協等から地方農政事務所に直接提出することになっております。これらを踏まえて、受け付け事務について現在検討しておりますが、現行の水田・畑作経営所得安定対策においても、各農協で申請等の手続を行っておりますので、添付書類などを考慮いたしますと、生産者の皆さんが混乱しないよう、基本的には現在の方式を踏襲できるように協議しているところであります。最後に、導入のための特別対策で、本町で実施できる事業と実施予定についてでありますが、戸別所得補償制度の円滑な導入のために、幾つかの特別対策が設けられております。このうち、市町村または地域が実施できるものは、鳥獣被害防止総合対策と戦略作物生産拡大関連の施設緊急整備事業及び基盤緊急整備事業となっております。鳥獣被害防止総合対策につきましては、ソフト及びハード事業のメニューで構成され、この実施主体は市町村の被害防止計画に基づく地域協議会であることが要件となっております。本町では現在、この鳥獣被害防止計画を策定中であり、その中に、町、両農協、猟友会など関係機関で組織する被害防止対策協議会の設置を盛り込む予定となっておりますが、この対策の詳細がまだ判明しておらず、導入を検討する場合でも、協議会設置以降となりますことを御理解いただきたいと存じます。また、戦略作物生産拡大関連の施設緊急整備事業につきましては、今のところ実施の予定はありませんが、基盤緊急整備事業につきましては、平成23年度において、緊急的に排水不良の解消、部分的な施設の改修・整備や農地の保全に取り組み、麦、大豆などといった戦略作物等の生産拡大の支障を取り除くために必要な条件整備を実施するものであり、農業用排水施設、暗渠排水、土層改良、区画整理、農用地の保全等の工種が行える事業内容となっております。本町といたしましては、一昨年の冷湿害に続く昨年の記録的な高温と多湿による異常気象により農作物に甚大な被害が発生するなど、営農や基盤整備において、これまで以上の対応が必要と考えております。なお、この対策に係る要望が多く寄せられた場合には、両農協と連携して実施の検討をしてまいりたいと考えておりますが、この事業につきましても、現時点では具体的な内容や詳細が明確になっておりません。したがいまして、今後の動きを見ながら対応してまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
質問 6番 山川秀正
一定の答弁をいただきましたけれども、そのスタンスとしては、農業者の立場からぜひ有利に活用したいという、そういう姿勢が見てとれている。そういった点では一定評価をしたいと思いますけれども、再質問、若干行わせていただきたいと思います。まず1点目なんですけれども、今の時点ではっきりしていること、私が入手している情報とほとんど変わらないわけですけれども、ここでまず1点お聞きをしておきたいなというふうに思っていることは、農業者戸別所得補償制度が提案されたときに、すべての作物、すべての、酪農畜産等々を含めてすべての経営形態、これを対象にというスタンスだったというふうに私は記憶しているんですけれども、この点が、今のこの状況から判断すると、米と畑作6品で実施をする、これが23年度限りということなのか、将来はそういった点ではすべての品目まで広がる可能性等々についてはどうなのか、まずこの点をお聞きしたいと思います。
答弁 経済部長 西坂賢二(経済部長は2012年3月まで)
現在わかっているところでは、この畑作戸別所得補償制度については平成24年度以降も続くというふうに聞いてございます。ただ、畜産とかほかの関係については今のところ情報はないというようなところでございます。
質問 6番 山川秀正
今のところ情報がという点では、入っていないということは事実だと思いますし、今の政権の状況を見ていると非常に不安を持っている農業者がたくさんいるということは実態だと思いますので、ぜひそういった部分での情報はいち早くやっぱり入手していただいて、関係者に周知徹底をしてくれるように望んでおきたいと思います。それで、もう一点は、先ほど数量支払い、交付単価等々、それから営農継続支払いと両方とも説明をいただいたんですけれども、こういう状況の中で、ぜひ私としても希望しておきたいのは、数量支払いのうち、小麦や菜種等々、数量支払いの単価の高い作物、農家にとっては有利な作物だというふうに私はとらえているんですけれども、そういう品種の導入策といいますか、音更町でぜひ、例えば山本忠信商店が今IC工業団地に製粉工場をやっていると。それで、パンや中華めんに適した強力粉、こういう品種については2,550円高いというデータといいますか、出ているんですけれども、こういった作物の導入についてはどんなお考えをお持ちなのか、この点についてお伺いをしておきたいと思います。
答弁 農政課長 宮原達史(農政課長は2012年3月まで)
ただいまの御質問で、小麦の強力粉の関係につきましては、パン、中華めん用の単価が60キロ当たり2,550円、他の小麦よりも高いという品種についてだと思いますけれども、これにつきましては、やはり個人的にはつくりたいとかそういう方々がいらっしゃるとは思いますけれども、現在まだ導入したて、例えばゆめちからという秋まき小麦の強力粉の品種がありますけれども、これにつきましてもまだ種子が確保されていないということで、これから2年、3年たてばある程度は広がってくるのでないかとはお聞きしております。それから、今、北海262号とか、またほかの品種も出てきておりますので、ここ二、三年のうちにはまたいろんなめどが立ってくると考えております。現在のところはまだ種子が確保できない、それから、まだ流通の体制も整っていないということで御理解いただきたいと思います。
質問 6番 山川秀正
小麦にちょっと特化してお話をしますと、この定例会に補正予算案が提案されていて、小麦の乾燥調製施設、17億7千万補正予算が提案される予定になっていますけれども、その事業認定の要件の中にそういう強力粉を積極的に導入すると。そのことによってこの補助採択の要件の一つになっているという、そういうこともあるわけですから、ぜひそういった点では行政としても、両農協と相談をしながらといいますか、営農対策協議会等々の中でやはりこういった有利な作物の導入という点での先導役、旗振り役をぜひやっていただきたいというふうに率直に思っていますので、この点についてはそういうことを要望しておきたいと思います。それから、1の部分でもう一点、加算部分なんですけれども、緑肥加算についても説明がありまして、10アール1万円ということなんですけれども、1点だけこの緑肥加算ちょっと確認をしておきたいなと思ったのは、その年のうちに、要するに収穫をしないという前提なんですけれども、そういう状況の中で、例えば春先に緑肥作物をまいて、秋まきの小麦や菜種を作付すると、こういうパターンといいますか、これは十分考えることができるんでないかなと思いながら先ほどの答弁も聞いていたんですけれども、そういった点で、収穫はしないわけです。収穫は次の年ですから、年内に収穫をしないという状況の中で、こういうパターンが緑肥輪作加算の対象になるのかどうなのかという点ではいかがでしょうか。
答弁 経済部長 西坂賢二(経済部長は2012年3月まで)
ただいまの小麦前の緑肥の関係でございますけれども、収穫がないということであれば加算の対象となるということでございます。
質問 6番 山川秀正
その年に収穫がないということで加算の対象になるというお話を聞いて安心をしましたというか、ぜひこういう制度を利用して、よい作物の収穫にもつながっていくんでないかという点では、ぜひそういう確認だけここはさせていただきたいと思います。それからもう一点、先ほどの答弁では、音更町では対象にならないんでないかということが明快に述べられていたんですけれども、再生利用加算、平地で10アール2万円、条件不利地は3万円ということなんですけれども、対象にならないということを明快に述べられたその根拠についてだけこの項目でお願いをしたいと思います。
答弁 農政課長 宮原達史(農政課長は2012年3月まで)
この再生利用加算につきましては、遊休地を農地として新たに取り込んで耕作した場合に当たるというような概要はあったんですけれども、調べてみますと、町とか農業委員会がこの耕作放棄地というものをまず認定して、それに対する再生利用計画を策定するという、そういう作業の後にそこを使えば加算になるということになっていますので、現在、音更町につきましては、再生利用計画というものはございませんので、加算の対象にはなりませんということです。以上です。
質問 6番 山川秀正
農業委員会が対外的に報告している数値の中にも、音更町の場合は遊休農地がないと。だからここはないという、そういう答弁だと思うんですけれども、ただ、対外的にといいますか、公の部分ではそういった数値がカウントされていないのは事実かもしれませんけれども、実際には、それぞれ走って歩いてみると、そういう残念ながら肥培管理が十分行き届いていない農地等々があるということも事実だと思いますけれども、その辺の兼ね合いについては、ぜひ今後の対応の中で何らかの方法がないかどうか探っていただきたいというふうに率直に思っております。続きまして、2番目の現行の関連法案が一方でいきながら、戸別所得補償の関連法案未提出のデメリット、それから対応がどうなるのかという部分では、答弁でいただいたとおり、私も先ほどの答弁のスタンスで間違いもないと思いますし、ぜひそういったスタンスで取り組んでといいますか、そういう考え方の中で今後も行政に当たっていただきたいというふうに思いますけれども、ちょっとこの部分で確認しておきたいことは2点あるんですけれども、一つは、ナラシ対策がそのまま継続されるということなんですけれども、Q&Aによりますと、ナラシ対策の対象はお米と現行の畑作4品と。今、水田・畑作経営安定対策の対象になっている4品が対象というふうにQ&Aには書いてあるんですけれども、これは、ナラシ対策、詳細はこれからということだったんですけれども、当然この4年間実施されてきたという状況の中で一つだけ確認をしておきたいのは、これに対する加入、ナラシ対策に対する加入は任意なのかどうなのかという点をまず1点お聞きをしておきたいと思います。
答弁 経済部長 西坂賢二(経済部長は2012年3月まで)
加入条件については任意ということでお聞きしております。
質問 6番 山川秀正
わかりました。それから、もう一点確認をしたいのは、認定農業者制度、これが存続するのかどうなのか。つい先日も私のところにちょっと相談があって、いや実はどうしたらいいんだというふうに聞かれたんですけれども、6月をめどに認定農業者制度をどうするかどうか検討したいというような情報も流れているんですけれども、検討するということは、認定農業者制度については廃止の方向というふうに理解していいのか。現在行われている更新手続といいますか、こことの兼ね合いも含めてお答えをお願いしたいと思います。
答弁 農政課長 宮原達史(農政課長は2012年3月まで)
御質問の認定農業者制度につきましては、おっしゃるとおり、今国の、政府の食と農林漁業の再生推進本部においてそのあり方などを検討している最中でございます。また、新聞報道によりますと、行政刷新会議でもその見直しが論議になっております。昨日の日本農業新聞、報道の範疇ですけれども、こちらのほうでは、規制仕分けの中でこの認定農業者の制度の計画がどの程度実行できているか、それから、そのようなことを農水省に見直しを求めたということですが、ただ、その中でも、認定農業者制度の必要性は確認されたという報道もございました。今までも認定農業者制度は、イコール担い手育成、担い手という位置づけにいろいろされておりましたけれども、今度の戸別所得補償制度では、販売農家全部を対象にするという中で、不必要ではないかという御意見も出ていたようでございますが、認定農業者制度につきましては、いろいろ再生本部のほうで、それから行政刷新会議のほうで論議をしてみると、やはり必要はではないかというような方向に現在のところはなっているようには聞いております。以上です。
質問 6番 山川秀正
わかりました。それでは3点目、仮称・農業再生会議、再生協議会ですか、ここも答弁いただいているんですけれども、構成団体は本町の場合は二つの組織が合併してということで、なるべく新年度早々にという、当然ここが推進母体になるというふうに言われているわけですから、ここをやっぱり一日も早く立ち上げる必要があるというふうに私も率直に感じていますので、そういった点での努力を求めておきたいと思います。それで、この農業再生協議会と、それからもう一つは、先ほど、この4番目に入ってきますけれども、規模拡大加算、この兼ね合いの中で、規模拡大加算をする上で、今お聞きをしていますと、農業委員会があっせんをした場合については対象にならないと、規模拡大加算の。農地利用集積円滑化団体、これが認めなければならないというふうに今言われていて、農業委員会はその役割を果たすことはできないというふうに言われているんですけれども、なぜそういうふうに農業委員会がそういう役割、農地の移動等々については農業委員会、ずっと過去から担ってやってきているわけですけれども、そこが農業委員会にゆだねられない理由というのはなぜなんでしょうか。
答弁 農政課長 宮原達史(農政課長は2012年3月まで)
この音更町とか十勝、北海道では余り例はないと思いますけれども、府県のほうで農業委員会が機能していない例が多いということからこの制度が来ているのではないかと思います。まず、耕作放棄地、遊休農地などが出た場合に、そこを耕作している人が見つけられない、そのために規模拡大加算というものを、加算措置を与えて、借りてそこを耕作してもらおうという意図が根本にあると思います。以上です。
質問 6番 山川秀正
ちょっとそうしたら質問の角度を変えたいと思いますけれども、先ほどの説明等々も聞いていても、本町でこの規模拡大加算というのは、10アール2万円ですか。実際に対象になる可能性といいますか、これがあるのかないのか、この点についてはいかがですか。
答弁 農政課長 宮原達史(農政課長は2012年3月まで)
ちょっとさっきのお答えが余りよくなかったみたいですけれども、農業委員会のあっせん制度と今回この規模拡大加算が入った場合の賃貸借の流れなんですけれども、これは全く別のものでありまして、これを交通整理するところがまず必要じゃないかということで、町が担うことになるとは思いますけれども、それがもし平成22年度、この1年間、今年度にこの規模拡大加算という措置があったとしたら、ちょっと拾ってみたんですけれども、22年で大体60ヘクタール分ぐらい、17件ほど、金額にして1,300万円ほどですけれども、それぐらいが例になるんではないかと思います。この規模拡大加算につきましては、いろいろ、連担地、面的集積、連担化というものが必要ということで、現在自分で耕作している畑と接していなければならないという要件が、集積だという、農水省のQ&Aによりますと出ております。さらに、最近のQ&Aには、耕作地と接していなくても、一団の面積が1ヘクタール以上であれば、離れていても、一つのかたまりが1ヘクタール以上であればこれも対象にする方向で考えているという回答がありますので、これを踏まえて、今申し上げた、この1年間で対象になりそうだというのは約60ヘクタールぐらいということで数値は拾っております。以上です。
質問 6番 山川秀正
60ヘクタールぐらいということなんですけれども、規模拡大加算の要件を見ますと、所有権の移転は対象にならないということも明確に述べられていますから、賃貸借と。しかもその賃貸借を行うのは農地利用円滑化団体。それで、この農地利用円滑化団体、これは一昨年の12月改正農地法が施行されて、この団体でないとということみたいなんですけれども、本町ではこの円滑化団体、設置されているのかどうなのか。あわせて、さっきの質問の再生協議会の話なんですけれども、この再生協議会が、このQ&Aによると、この円滑化団体になり得るというふうにも書いてあるんですけれども、その60ヘクタール、今具体的にはそのぐらいの対象になるよという、面積的にはお話があったんですけれども、ここをだから利用権や何かを設定する部分でのこの団体というのは音更町ではどういうふうにというか、どこに、だれがと言ったらいいのか、そこら辺についてはどういう手続になるのか教えていただきたいと思います。
答弁 農政課長 宮原達史(農政課長は2012年3月まで)
まず、音更町の現在の円滑化団体ですけれども、昨年の夏に円滑化団体というのを指定しまして、担い手育成総合支援協議会がその役目を負っております。ただし、今年度は、この事業については22年度は実績が一つもありません。先ほどの答弁でも、この担い手協議会と水田の協議会を統合して農業再生協議会を設置するということになっておりますが、この円滑化団体は農業再生協議会でやるか、それともそのほかの機関でやるかというのはまだ決まっておりません。ただ、方向といたしましては、あくまでも農地情報ですし、音更町のような農業委員会がちゃんと機能していて、あっせん制度も音更町に合った制度がもう定着している部分がありますので、あくまでもやっぱり町、農業委員会が中心になってこの円滑化団体をつくって運営していけるような方向で考えております。以上です。
質問 6番 山川秀正
農業委員会があくまでも、先ほどちょっとお聞きをした中で、Q&Aの91問に、農業委員会は農地利用集積円滑化団体になれるのかというところの3番目に、農業委員会が円滑化団体になった場合、農地の賃貸借等の許可を受ける者と許可をする者が同一者となるため、農業委員会が農地利用集積円滑化団体になることは認められていませんというふうに明確に書いてあるんですけれども、その農業委員会が、仮称でも、仮称かもしれませんけれども、農業再生協議会の構成メンバーの一つに入っている、一つの団体として入っているということは支障がないというふうに理解してよろしいんですか。
答弁 農政課長 宮原達史(農政課長は2012年3月まで)
支障はありません。ちょっと先ほど説明不足だったんですけれども、農業委員会にこの円滑化団体をやってもらうということではなくて、円滑化団体となったところが農業委員会と連携して運営していきたいということです。まだ調整前の段階ですが、できれば町が円滑化団体になって、農業委員会と連携してこの制度を運営していきたいと思っております。以上です。
質問 6番 山川秀正
町がイニシアチブを発揮するという点では安心をいたしております。ぜひここら辺の規模拡大加算についても、音更町にとってといいますか、音更で農家をやっている人間が利用できるような内容での対応をよろしく求めておきたいと思います。それと、あわせてこの4の部分での産地資金、これについては、先ほど答弁の中で一定詳しくありましたので、あまり触れる必要はないのかなと思ってはいるんですけれども、ただ、昨年の12月の段階で国のほうから北海道のほうに内報、要するに内々に通知があってということで、先ほどあった数字が示されたということなんですけれども、畑地帯といいますか、畑地での活用という部分で、この支援内容を、いつごろ決まるのか。先ほどの答弁の中には、湿害対策にというようなお話も最後のほうで触れられていたんですけれども、この支援内容、畑での支援内容の決定というのはいつごろになるのか。伝わってきている情報によると、大体2月末ぐらいには国との協議も進めてということですから、もう2月、3月のきょうは9日ですから、そういった点では、一定そういう方向については打ち出されているのか、まだ市町村段階までそういったことが道から情報として入ってきていないのか、この点についてはいかがでしょうか。
答弁 経済部長 西坂賢二(経済部長は2012年3月まで)
産地資金の使途については、音更町につきましては、もう1月に使途について振興局のほうに報告済みなんですけれども、実際使途の調整がまだおくれているというようなことで、はっきりしていないということでございます。
質問 6番 山川秀正
23年度の予算案も衆議院で可決されたわけですから、憲法の規定によって30日後には成立すると、ここははっきりしているわけですから、関連法案については提出しないということもこれまたはっきりしていると。そういう状況の中では、やはりこれからそういった部分も含めて新年度に向けてきちっと早急に準備をしていく必要があるんでないか。特に今報道されているような湿害対策に使えるんだと。それで10アール当たり3千円から4千円というような情報も流れてはきているんですけれども、そういった点であれば、湿害、昨年、一昨年そういう被害を音更町でも受けているわけですから、そういった点での活用がやっぱり一日も早くできるようにという点では、この早急な取り組みといいますか、具体化を求めておきたいなというふうに思っております。それで、5番目に移りたいんですけれども、交付金等申請の事務委託といいますか、事務代行と書いたんですけれども、それは正しくなくて、事務委託というほうが正しいということなので、委託という表現をさせていただいておりますけれども、先ほど冒頭、1問目のスケジュールの中でも答弁あったんですけれども、すべての農業者が6月30日までに交付申請書と営農計画書を提出しなければならないという、ここははっきりしているようなんですけれども、こういった書類を提出する上で、水田・畑作経営安定対策では農協が事務委託を受けて、それぞれ農業者の事務委託を受けてそういう書類の作成等々は行っていたわけですけれども、この部分が戸別所得補償では農協の事務委託ということが可能なのかどうなのか。先ほどの説明によりますと、そういう方向で調整をしていきたいということなんですけれども、国は、独自にシステムをつくったと。しかも3月1日から利用可能だというふうに言われているんですけれども、この点についての情報は、それで、要するに、この交付申請書と営農計画書については、それぞれ農業者の氏名等々がきちっと印字された書類を国のほうから出すようなといいますか、出てくるような話は聞いているんですけれども、この点についてはいかがなんでしょうか。
答弁 農政課長 宮原達史(農政課長は2012年3月まで)
おっしゃられたように、申請につきましては6月いっぱいに農政事務所に提出しなければならないというスケジュールになっております。その交付申請につきましては、現対策は皆さん農協のほうで申請書を受け付けていただいてやってくださっていますけれども、今回の制度につきましても、答弁書にもありましたように、今までと同じような方式を踏襲できるように今考えております。交付申請書にいろんな過去のデータが印字されてくるというのは、情報は入っております。したがいまして、現対策に加入されている方は、昨年産の換算面積、営農継続支払いに用いる換算面積もすぐ計算できるようにデータが入っていますし、それから、もちろん氏名とかも入っていますけれども、それを交付申請するときに、農協で受け付けるメリットといたしましては、播種前契約であるとか出荷販売契約数量のデータなんですけれども、生産目標ですね、個人の。そちらのデータが、農協の組合員であれば、農協で受け付けて、それを独自に一覧表にして提出してもいいよと。個人個人の申請書に記載しなくても、一覧表で提出してもいいよということに今なりそうなので、そうなれば大変メリットもありますし、事務が簡素化されると思っております。繰り返しますけれども、現対策と同様の受け付け方式ができるように今考えております。以上です。
質問 6番 山川秀正
わかりました。一覧表で、事務の簡略化ということは以前から要望していることですから、ぜひそういった点では、農家の負担軽減されるように、そういう一覧表等々の部分も含めて簡略化が進むように要望しておきたいと思います。最後、6番目なんですけれども、特別対策、それから関連支払いの関係なんですけれども、特別対策については、先ほど御答弁いただきました鳥獣被害防止対策が中心になって、あとは施設整備、基盤整備の部分で取り組めるものは取り組みたいという、そのスタンスについては、私もぜひそういった方向で取り運んでいただきたいというふうに希望しておきたいと思いますけれども、関連支払いの部分で、俗に言う、以前の農地・水・環境対策の部分で言えば、1階部分と2階部分、この1階部分がないと結局2階部分の支援を受けられなかったんですけれども、今回、環境保全型農業直接支援対策、こういう名称で、1階部分の取り組みがなくても、2階部分だけでも認めるよと。10アール当たり8千円ということで、半分を国が持って、あと半分は地方自治体でということなんですけれども、ついといいますか、役場のほうからも案内来ていたんですけれども、3月の2日、3日でしたか、3日、4日でしたか、この環境保全型直接支払い、この説明会といいますか、申し込みを受けたというふうに思っているんですけれども、その結果がどんなふうになっているのか、まとまっていたら、ぜひその結果についてまずお聞きをしたいと思います。
答弁 農政課長 宮原達史(農政課長は2012年3月まで)
環境保全型農業直接支援対策につきましては、まだ詳しいことが、本当に要件がすべて固まっているわけでなくて、まだ照会中のものもありますし、国のほうで検討しているというものもありますので、実は説明会というのはまだまだ先だと思っていました。ところが、道のほうから需要額調査、どれぐらいの需要があるんだという調査が参りまして、そんな中で、3月の中までにこの需要額を報告するようにという通知がありましたので、内部で検討した結果、見込みのまま報告するよりも、ある程度わかっている部分だけでも、わかっていない部分も説明したほうがよいということになりまして、3月2日、3日の2日間にわたりまして役場で説明会を6回、それから、希望者はどれぐらいいるかという受け付けを行いました。この2日間で出席された人数は122名、その中で大体いけそうだなという、詳細が判明していない中でもちょっとやってみたいなという方は約100ヘクタール弱ぐらいです。まだまだこの数値は変わると思いますので、まだ現段階ということです。また、その説明会に日程上来られなくて、相談とか問い合わせ、電話も含めてですけれども、そういう方々が、問い合わせ記録簿によりますと、きのうまでに52名いらっしゃいます。あわせて、説明会も合わせて170名ぐらいの方がお話を聞きにいらしたということでございます。以上です。
質問 6番 山川秀正
それだけの方が関心を持っているという点では、一方では安心するんですけれども、伝わってくる話によりますと、どうもハードルが高いと。だからなかなか利用できないんでないかという、せっかく手を挙げてもという点では、なかなかこれが活用できないんでないかという懸念の声もたくさん聞いてはいるんですけれども、そういった点で、170名、100ヘクタール、後からの部分はまだ面積にはカウントされていないと思うんですけれども、100ヘクタールを超える面積の方が希望をしているという点では、ぜひ、せっかくある制度ですので、そういった部分での、今後の成り行きもといいますか、国のほうから出てくる方向や何かについても、ぜひ使い勝手がいいような方向に向いていけるように行政としてもといいますか、働きかけていただきたいなというふうに率直に思っております。以上申し上げまして、一般質問を終わらせていただきます。大変どうもありがとうございます。