みんなの議会

音更町議会 平成22年第4回定例会 2010年12月14日

住宅リフォームへの助成について

2010年12月14日、音更町議会の一般質問で、真田健男議員が「住宅リフォームへの助成について」質問し、町長 寺山憲二、総務部長 今村茂、副町長 赤間義章が答弁しました。

質問者
真田健男 議員
答弁者
町長 寺山憲二、総務部長 今村茂、副町長 赤間義章

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 8番 真田健男

通告に従いまして一般質問をさせていただきます。最初に、住宅リフォームへの助成についてでございます。ことしの3月定例会で住宅リフォームへの助成について一般質問をいたしました。短期間に2度も同じ質問をするのは異例ではあると思いますけれども、ぜひとも来年度予算に反映していただきたく、3月議会の質疑を踏まえて再度質問をさせていただきます。地域経済の活性化へ波及効果が大きいこの制度は、現在、全国の全自治体の約1割に当たる175自治体で実施されております。これは11月末現在の数字でございます。ことし4月以降、新たに43自治体で始まりました。近隣の芽室町や幕別町でも実施されております。通告では帯広市も入れてありましたけれども、実施の方向性は表明されておりますけれども、まだ実施には至っておりません。この点は訂正をさせていただきます。人口6万人の岩手県宮古市ではことし4月からスタートいたしました。20万円以上の工事に一律10万円の補助、当初予算は5千万円でしたが、全世帯の1割、持ち家1万5,470戸の6件に1件、6人に1人の2,397件の申し込みが殺到をしまして、3度にわたる追加補正で予算を3億5千万円に増額しております。経済波及効果は24億円と見込んでいるところでございます。宮古市でも、個人の資産形成に対する補助となるとの理由で従来は実施してきませんでしたが、昨年7月に就任した新市長が経済対策として制度の導入を決断しております。実施前に、庁内5部6課から成る検討委員会を設置し、使い勝手のよい制度にすることが論議されました。補助金申請には、住民票や市税の滞納がないことなどの証明書類が必要でございます。そうした書類は、申請者が同意すれば役所がすべて集めて申請のお手伝いをしております。手続の簡略さが人気を呼んだ要素の一つ、市役所に入って約30年、これほど市民に喜ばれた経験はありません、このように建築住宅課長さんは話されております。この事業は、仕事づくり、仕事起こしにもなり、求人数もふえております。大工さんや土木作業員などの常用雇用求人は、昨年8月の127人に対し、ことしの8月は190人、年齢別の昨年との比較では、24歳以下の求人は26人から49人に、25歳から34歳では24人から45人へと若者の雇用環境も改善しております。そこで具体的にお聞きをいたします。3月の定例会でも申しましたけれども、この施策は住宅政策としてではなく、経済対策として制度の導入を求めましたけれども、3月議会以降の検討内容がどのようになっているのかについてまずお聞きをしたいと思います。次に、現在の建設不況によって、大工さんを初め、畳屋さん、ペンキ屋さん、塗装業者ですね。左官屋さんやふすま業者、建具屋さん、こういういわゆる職人さんが仕事がない、こういうことで、経営難で減少しております。建築業を支える町場の職人さんがいることが、まちづくりや文化の問題としても大切であると考えます。住宅リフォームの仕事は、この職人さんの確保という問題、あるいは技術の継承、こういう面からも重要であると考えますけれども、見解をお尋ねいたします。二つ目の問題は、法令遵守あるいは条例遵守違反の再発防止についてであります。平成19年の消防職員の休日勤務手当の過払い問題、そして平成20年の国保税の共有資産に対する課税漏れ、そして今回の国保退職者医療費の誤った請求、誤請求、あるいは過大請求と言われている問題など、法令違反、条例違反が相次いでいると思います。そのたびに、なぜ発生したかという理由は解明されておりますけれども、このような事態というのは町民の町政への信頼の失墜、不信は高まっていると言わざるを得ないと思います。そこで、まず1点目、過払いや課税漏れの後どのような再発防止対策をとられたのか、その内容について明らかにしていただきたいと思います。二つ目として、これら法令遵守の努力が職員全体の取り組み意識になっているのかどうか、この問題について答弁を求めるものでございます。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

住宅リフォームへの助成についての御質問は、関連がありますので、一括してお答えいたします。管内の状況について申し上げますと、住宅リフォームまたは住宅の新築、改築、増築に係る助成制度を設けているのは芽室町ほか7町村で、このうち、リフォームを対象とした助成制度を設けているのは、芽室町、上士幌町、池田町及び幕別町となっております。各町村の助成内容につきましては、本年の第1回定例会で、真田議員からの一般質問でもお答えさせていただきましたが、芽室町におきましては、芽室町住宅リフォーム奨励事業実施要綱に基づき、町内業者が施工した住宅に対し、新築にあっては10万円、リフォームにおいては5万円の商品券を交付しております。新得町では、リフォームの助成制度はありませんが、持ち家等住宅建築促進要綱に基づき、住宅の新築・改築・増築工事を町内業者が施工した場合にあっては50万円、町外業者が施工した場合は30万円の商品券を交付するとのことであります。それぞれの町でさまざまな取り組みをしておりますが、いずれも町内業者の施工を優遇する制度となっております。また、帯広市におきましても、住宅リフォームの補助制度はありませんが、耐震改修工事と同時に住宅リフォームを行う場合には、業者の所在地にかかわらず資金を貸し付けする制度が設けられておりますし、また、ユニバーサルデザインを促進するため、身体障害者や身体機能が低下した高齢者の住宅改造資金を40万円を限度に補助しております。本町におきましては、平成21年度より、昭和56年以前に建築した木造住宅を対象として、耐震診断については3万円、また、耐震改修につきましては30万円を上限として助成を行っているところであります。なお、本町の平成21年度から平成22年11月末までの一戸建て住宅の新築、増築を含めた建築確認件数は415件で、このうち、施工業者の所在地につきましては、町内が79件で19%、町外が336件で81%となっており、町外業者が大半を占める状況にあります。財務省帯広財務事務所による「とかち経済の概況」では、住宅建設は前年同期をやや上回るなど、管内経済は弱い動きながらも緩やかな持ち直しの方向になっているとのことでありますが、本町を取り巻く社会経済情勢は依然として厳しいものと認識しております。また、建設不況と言われる中で、建築業を支える職人さんの確保や技術を継承することは、今後の建設業界において大変重要な部分であろうと思っております。確かに住宅関連の業種はすそ野が広く、地域経済に与える波及効果も期待できるところでありますが、健全な財政運営を前提として、選択と集中により施策を厳選している状況の中で、町独自の事業として住宅リフォーム助成に取り組むことは困難と考えております。そのようなことから、現在実施している耐震改修に係る助成制度の活用を促進するとともに、国が行っている耐震、バリアフリー及び省エネ工事などの減税制度や、平成23年12月まで延長となった住宅エコポイント制度などを有効に活用していただきたいと思っております。なお、今後におきましては、福祉的な観点から、帯広市のような、高齢者の方などハンディキャップを持つ方に優しいユニバーサルデザイン住宅の改造費用助成について検討してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。2点目の法令遵守違反再発防止についての御質問にお答えいたします。初めに、過払いや課税漏れの後の再発防止対策についてでありますが、御指摘の件につきましては、さきの行政報告でも申し上げたところでありますが、再三にわたる事務の不手際により行政に対する信頼を損ねる結果を招いておりますことを心からおわびを申し上げます。こうした事態が発生したのは、法令の解釈誤りや事務処理のマンネリ化、確認作業の欠落等、職員にとって最も大切な基本的な事項がおろそかにされていたことが要因となっております。そのため、平成20年度には事務の総点検を行い、条例や規則等が法令に基づいて規定されているかどうか、行政事務を進めていく上で基本となる事項について、必要な改善や見直しを行ったところであります。また、職員の注意を喚起するため、全職員に対して非常事態が発生していることを周知するとともに、行政のプロであることを自覚し、気を引き締めて職務に専念するよう指示してきたところであり、さらに、庁議などを通じて機会あるごとに、管理職は部下の指導監督を徹底するように注意を促しているところでもあります。いずれにいたしましても、重要なことは、間違いの原因を検証し、二度と同じミスを起こさないようにチェック機能を強化するとともに、職員一人一人が適切な事務処理を心がけることにあると考えております。次に、法令遵守の努力が職員全体の意識になっているかについてでありますが、私としては、職員は、町民の福祉向上に携わる公務員として、常に法令遵守の意識を持って職務に専念していると受けとめておりますが、残念な事例がたび重なって発生することを考えますと、まだまだ取り組みが甘いと言われてもいたし方ないと思っております。そのようなことから、今は、これまでの事例を検証し、事務処理ミスの未然防止と適正な事務の執行に向けてマニュアルの策定を指示しているところであり、さらに職員研修等を通じて、事務処理に関するチェック機能の強化と職員間の情報の共有化、そして、関係法令を遵守することの重要性を認識して業務に取り組むよう指導を徹底してまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。

再質問 8番 真田健男

再質問をさせていただきます。まず、住宅リフォームのほうですけれども、通告文を間違って答弁書を書かれましたか。これは3月の答弁書と変わらないですよね。今回、詳しくというか、通告していない内容も再度書かれているようですけれども、3月以降どのような検討がされたのかということをお聞きしているわけです。3月議会のとき、現状では財政問題含めなかなか実施するのは難しいというのが結論だったと思いますけれども、その一つの要因としては、要するに個人の資産形成に当たって公的助成を行うのは問題があるという考えが、これは西坂経済部長から答弁されております。本当にそうなのかということでこの間考えましたけれども、昨日の高瀬議員の質問に対してもこのフレーズが繰り返されております。後で法令遵守の問題取り上げますけれども、役場の業務というのは、すべての行為が法令等に裏づけられていることだと思うんですけれども、この個人資産の形成に公的な助成を行うべきではないという法令等はどこに示されているんですか。まず、それを明らかにしていただきたいと思います。個人の資産形成に公的な補助を出すことが法令違反なのかどうか、まずその点を最初に明らかにしてください。休憩(午後 1時56分)

答弁 総務部長 今村茂(総務部長は2011年3月まで)

法律ということが出てまいりましたので、私のほうからお答え申し上げたいと思いますが、個人資産の形成が法律違反になるからというようなことで答弁はいたしておりません。そういうような法律の規定もございません。ただ、町民の皆さんからいただいている基本的には税でございますので、それを有効に活用して町としてどのような政策をするのかにつきましては、緊急性、それから優先性、それから財政状況も踏まえて、それらを総合的に判断して、公益上必要があるかどうかを判断して政策を講じていくということでございます。あくまでもこのたびの御答弁申し上げましたのも、現状においては困難と考えておりますというようなことでお答えを申し上げておりますので、そのように御理解をいただきたいというふうに思います。以上でございます。

再質問 8番 真田健男

ですから、住宅リフォームについて出せないということはいいんですよ。ただ、個人の資産形成には公的助成は行うべきではないという考えが間違っているんじゃないんですかということを私は言っているわけです。同じように全国各地でこういう取り組みをしている。よそはそういう考え、先ほど宮古の例も出しましたけれども、これまで行政はそういう考えで行政運営をしてきたということがあるんじゃないんですか。ですから、もうこういう考えはとりませんということは明言できませんか。

答弁 副町長 赤間義章(副町長は2012年3月まで)

私ども、補助金を交付する際に、一定の基準を設けて、その中で交付できるかどうかという判断をしております。その基準の中で今おっしゃいました個人の資産形成にかかわるものに対するのはどうなのかということでありますけれども、優先的には落ちると。やはり公共性が第一であると。そのようなことで、点数をつけながら補助金として町から交付することはいかがかという、そういう審査を行っておりますけれども、その際においては、あくまでも個人の資産形成にかかわるものについてはどうしても優先順位が落ちる。ただ、ものによっては、その時々の状況もありますので、その辺のところを踏まえて、要は公共性が高いのかどうか、そこが一つの判断基準ということで押さえております。そのようなことで御理解をいただきたいと思います。

再質問 8番 真田健男

各種の補助金を出すときに補助要綱なり条件設定するのは、それはわかります。ただ、個人の資産形成に公的助成は行わないと。行うべきではないという考え自体が今や問題じゃないんですか。そうしたら、音更町がやっている太陽光発電への助成は個人資産じゃないんですか。だから、公共性云々って、いろいろなことで対応できるわけでしょう。それは、農家の明渠や暗渠への補助、あるいは業者さんの設備を整備するための事業に対する補助だってやっているわけでしょう。ですから、個人の資産形成には税金は使えないというような考え自体が私はもう変えるべきだろうと。だから、その補助要件にそのことを設けるということは、優先度が高いとか低いとかという問題ではないと思うんです。これまで何度もこういう答弁繰り返されているわけですけれども、国だってそんな見解とっていないわけでしょう。エコカーやエコ家電だってそうだし、エコ住宅だってそうでしょう。みんな個人の資産でしょう。そこへ税金を投入しているんじゃないですか。ですから、この考え自体はもう今後とらないということを再度明言していただきたいと思います。それ以上の考えがあるんであればぜひ出していただきたい。

答弁 副町長 赤間義章(副町長は2012年3月まで)

太陽光だとかエコカーの話になりますと、それはもう地球規模のことでありまして、まさに人類をどう守っていくかの話でありまして、公共性が極めて高いのは当然のことであります。今おっしゃいました個人の資産の形成に対する補助、これにつきましては、出さないということではなくて、優先順位として落ちると。議員が質問された部分につきましては、音更町のスタンスとしては、優先順位は、まだまだ先にやるべきことがたくさんあるので、その段階には至っていないという判断でございまして、必ずしもすべてがすべて個人の資産形成になるものはだめだという考え方ではないということでございます。

再質問 8番 真田健男

一通りそういうことで理解をいたしますが、これまでの答弁の中ではそのことを金科玉条のように、こういう問題に抵触するから助成はできませんという形での答弁のように受け取れますので、もしそれを言うんであれば、きちんと今説明された形で使っていただきたいと思います。それから、3月議会でもう一つ導入が困難だというふうに言われたのは、これは副町長の答弁ですけれども、この補助制度、議員さんおっしゃるように、本当にこの程度の補助金で仕事起こしになるのかと。本当にこの制度は効果があるのかどうなのか。多額の費用を投入して補助金10万とか20万とかで、その程度のことで本当に仕事起こしになるのかということも導入できない大きな理由、前回は私は、この個人資産形成の問題と、この産業振興になるのか、地元経済の活性化につながるのかどうか、それが疑わしいという、疑わしいといいますか、そう積極的には認められないという観点からの答弁がされて私は難しいという結論になったんだと思うんです。3月議会でも申し上げましたけれども、このリフォーム助成というのは、先ほど説明にもありましたけれども、それぞれの自治体で中身は決めればいいわけですから。例えば、かかった費用の1割とすれば、それは当然10倍以上の経済波及効果を生じるわけですから。100万円の工事で10万円補助するということになればね。そういう経済効果があるから普及が進んできているんだろうと思うんです。先ほど紹介した宮古の例で言いますと、4月からスタートして、これ8月20日の時点、4カ月足らずの時点ですけれども、制度の中身、答弁ありましたけれども、住宅の長寿命化といいますか、壁の塗りかえだとか畳やふすまの交換、障子やクロスの張りかえ、外壁や屋根の塗装、補修、こういう住宅の長寿命化と言われるものが1,181件、全体の65.8%、金額では、事業費では5億を超えています。それから、災害対策等、いわゆる耐震補強等、これが134件、7.5%、さらにはトイレの水洗化、これが225件、生活の支障改善、これは手すりをつけたりというようなことだとか、あるいはエコ住宅、CO2の削減が目的、こういうものが234件、これらを合わせて1,795件、金額にすれば1億7,950万と。これの助成でトータル8億3,120万の事業を行っているわけです。それで、工事内容を見ますと、20万から30万とか30万から40万以内のものだけで7割を占めているんです。要するに、少額のものでも、やはり今高齢化社会の中で、家の、さっき、手すりの問題なんかもそうですけれども、住宅改修の希望というのはあるわけですよね。だから、この10万なんていうのは本当に呼び水といいますか、これを機にでは改装しようというようなことで行われているわけですから、経済効果、この場合でいうと大体4.五、六倍の、助成した金額と事業費を比べればそれぐらいのものが出る。1割助成しているようなところは10倍以上の波及効果が出ているわけですけれども、音更町でやっている各種の助成で、助成した金額の3倍、5倍という波及効果を生んでいる施策ってありますか。ぜひあったら説明をいただきたいと思います。

答弁 副町長 赤間義章(副町長は2012年3月まで)

今、あえてという話ありましたけれども、太陽光、15万補助を出しますと少なくても150万、200万の成果はあらわれていくと、そういう計算になってまいります。これは切りのない話で、例えば温泉の2千円補助につきましても、2千円補助することによって、それが1万円の利用につながるんであれば、温泉の利用につながるんであれば5倍なりの計算が成り立つわけで、こういう話をされると話尽きないわけでありまして、実態としては、今言われたようなことをお答えするとこんなような話になります。

再質問 8番 真田健男

いや、今言われたようなことは、それはそれなりの効果が出ていることは認めます。ただし、3月議会で果たして10万、20万助成して本当に有効なのか、経済波及効果があるのかと言われるから、実際にこういう効果が出ておりますよということで申しているわけで。それから、当然、これは前回の町長の答弁にもありましたけれども、企業誘致なり雇用の確保という形で地元経済の活性化あるいは産業振興を図っていきたい、これはこのとおりだと思うんです。ただ、なかなか思うように進まないのは、これはどこもそうだろうと思うんです。そういう中で、地域の今零細の業者もちゃんとやっていけるような仕事づくり、これを求められているというか、必要な状況だろうと思うんです。例えばこれ、宮古なんかの場合は、6万の人口で、建設関係の会社が500社あるというふうに言われております。これは一人親方の職人さん含めてですけれども。それが、今回は500社のうち230社がこれを受注しているんです。だから、本当に中小零細、1人、2人、家族で営業しているようなところもこの住宅改修では仕事を得ているという状況です。特に、業者さんで、仕事を受けたところの中身なんかを見ますと、一番多いのが畳屋さん。これはある畳店ですけれども、126件受けている、別の畳屋さんは94件、屋根塗装71件、工務店51、51、49、ガラスが49というようなことで、本当にこの補助金が、助成が地域の仕事づくりに大きな役割を果たしているということが、もちろん3億5千万、当初5千万から始めて、そこまでやっぱり要望があるから拡大したわけですけれども、1件10万の助成でもこれだけの事業を地域でつくり出すことができるわけですよ。ですから、本当にそれが仕事づくりになるのか、経済効果が疑問というようなことが導入できない理由にはならないんではないかと私は思うんです。まずやれないということが先にあって理由づけをされたように聞こえるわけです。ですから、3月以降どのような検討をされたのかお聞きしたいと思ったけれども、具体的な検討の跡というのは見られない答弁書になっている。この問題はもう何年も前から一般質問でも取り上げているテーマです。これから、その都度検討したいという答弁なんですが、きちんと検討していただきたいと思うんです。それから、さらに大きな理由とされた財源問題、確かにあると思うんです。そんなに、新たな事業をやるとすれば、それに手当てする財源が必要になってくるということだと思うんですが、12月に成立した今回の22年度予算の補正予算、この中に、地域活性化交付金、きめ細かな交付金ということで、地域活性化ニーズに応じてきめ細かな事業が実施できるよう支援するということで2,500億組まれました。それが音更では8,273万の配分になるんでないかと思うんです。それから、同じく活性化交付金で住民生活に光をそそぐ交付金、これまで住民生活にとって大事な分野でありながら光が十分に当てられてこなかった分野に対する交付金というようなことで、こちらも1,100万ほど、合わせて9,300万ぐらいの交付金が来ると思うんですが、これらを活用してできるんではないかというふうに思うんですが、いかがでしょうか。

答弁 副町長 赤間義章(副町長は2012年3月まで)

今お話しありました国の経済対策、円高の関係とデフレの対策ということで、地域交付金、今おっしゃった額になろうかと思います。補正予算でお願いしようと思っている部分でございます。今、具体的に我慢している部分がいろいろありますので、そういったものから優先的に対応していきたいと思っております。それと、その後段の光を当てる部分の交付金の関係は、これはどちらかというとソフトの部分でございますので。いずれにしても、こういった国の制度を活用しながら、なおかつ交付税、今回、雇用の関係、経済対策でさらに9千万ほど多く、1億でしたか、入ってきていますので、そういった部分をあわせていろいろやるべきことをやりたいと、このように思っております。

再質問 8番 真田健男

ですから、財源が全くないということでないわけですから、ぜひこの辺も含めて本当に検討していただきたいんですよ。その型どおりの答弁で終わるんでなくて。いや、その結果やっぱりだめだということだってあり得るでしょう。そのときにぜひ納得のできるような説明をいただきたいんですよ。財源の問題、それから職人の確保、技術の継承等で申しましたけれども、音更のこういう業者さん、恐らく減っていると思いますけれども、この辺の実態も恐らくつかまえられていないんでないかというふうに思いますけれども、本当にこういう方々の仕事づくり、あるいは経営を維持する手助けになる制度だと思いますので、再度ここのところは検討を求めておきたいというふうに思います。住宅リフォームについては以上にいたします。続いて、法令遵守の問題ですけれども、質問でも申し上げましたように、消防の過払い問題、それから国保の課税漏れ。課税漏れのときには、これは、毎回この種の問題が起きれば、今後二度と起きないように万全の対策をとるというふうに表明されてきましたけれども、先ほどの答弁書の中でも若干触れられましたけれども、事務の総点検、組織体制の検証、これの内部調査の結果、これはどのようなものだったでしょうか。内容を明らかにしていただきたいと思います。

答弁 総務部長 今村茂(総務部長は2011年3月まで)

20年度に事務の点検をさせていただきまして、これにつきましては議会にも一定の報告をさせていただきました。40項目の是正すべき項目がございまして、条例改正等につきましては、21年の12月だったと思いますが、条例改正をさせていただいたところでございます。まだ検討中のものもございますけれども、事務の点検によって40項目の項目を上げて、条例改正、その他要綱等の改正をさせていただいたところでございます。以上でございます。

再質問 8番 真田健男

条例改正等については承知をしております。今まで条例を設置しないで運用してきたというような各種の委員会等ですけれども、いわゆる法令どおり、条例どおり行わず、町に被害を発生させるような、あるいは社会的に問題となるようなケース、例えば固定資産税等を過大に請求をしていた事例、過去、これは一例ですけれども、私が相談を受けた中では、十何年にわたって余分に請求されてきた。戻しを受けましたけれども、それは直近5年分しか戻されないというような。それは時効だからと。それも法令どおりの対応ですけれども、そのたぐいといいますか、内部調査でそのような事例というのは何か出ましたでしょうか。全くそれ以外は法令、条例にのっとって執行されているというふうに言えるような内容だったのかどうか。要するに、これからまた外部からの指摘で音更町がというような事態、特に今福祉関係だとか、法令がしょっちゅう変わって、それへの対応が大変、そういう中で職員が頑張っているということは理解した上でなおかつ聞くわけですけれども、今まで出たやつは、最近の法令改正云々というんじゃなくて、前々からのものに対するものだったわけですけれども、このたぐいのものはほかに見当たらなかったのかどうなのか、あったのかどうなのか、そこについても答弁を求めます。

答弁 総務部長 今村茂(総務部長は2011年3月まで)

今真田議員おっしゃった事例についてはちょっと私承知をしておりませんけれども、20年に行った事務点検につきましては、事務の処理の仕方が法令に違反していないかどうか、現行の規定にのっとってやられていないのかどうかについて点検をさせていただいたところでございます。個々の、一個の町民に対する措置に誤りがあったかどうかという趣旨ではなくて、役場の仕事の中で法令どおりにやっていなかったかどうか、きちっとやっているかどうかについて検証をしたというのが趣旨でございますので、決して細かい話というようなお話を申し上げるつもりはありませんけれども、みんな重大でございますけれども、そのような趣旨で行いましたので、そういう面については把握はいたしておりません。以上でございます。

再質問 8番 真田健男

だからそこが問題だと思うんです。またそういうことが発覚すると、前の総点検というのは何だったのと。いや、不可抗力な問題等も恐らくあり得るだろうと思うんですが、これは2番目の質問ともかかわりますけれども、そういう事例を本当に全職員に共有されているのかどうなのか。調査したその調査結果等も職員の意識になっているのかどうか。それは余り出したくないような事態だってあるかもしれない。しかし、それは一部幹部職員だけ知って、そうでない職員に知らされなかったら、職員は、改めて気を引き締めるといったって、同じ土俵に乗っかっていなかったらできないわけでしょう。でも、実際に事務を執行しているのは幹部職員だけじゃないわけでしょう。だから、その辺で、見直しなり総点検の中身を全職員に、最近、登別市でしたか、職員の倫理条例つくったようですけれども、要するに業務執行上の気の緩みだとかたるみだとか、こういうことってなかなか条例にしたところで実効性が疑わしい。しかし、緊張感を持って仕事をする、あるいは町民のためにいろんな法令の活用して、何が町民のためになるのかというような視点で仕事をしていただくことが今求められていると思うんです。何か事故が発生したときだけそのことが出されて、全職員のものにならない。これは音更町だけじゃなくて、行政全体の言ってみれば、我々から言わせてもらうと体質化しているものだってあるのではないのかな。何で今まで同じ仕事をやってきたのに私のときにこんな問題が出たんだみたいな受けとめが職員の中にありませんか。本当に総点検したというんであれば、その辺の取り組み、対策というものがなければ再発防止と言えないんでないかというか、なかなか難しいことはあると思うんですが、その辺にどう取り組んでいるかということを明らかにしていただきたいんですよ。言葉は悪いですけれども、型どおりの、点検しましたと。特段大きな問題はありませんでしたという調査では今後に生きないんではないかと思うんですが、そのあたりについて答弁をお願いします。

答弁 総務部長 今村茂(総務部長は2011年3月まで)

先ほど町長からの答弁の中で、間違いない事務処理をするために、また、ミスを起こさないためにマニュアルを早急につくりなさいということで指示を受けております。先ほど事務点検のお話をさせていただきましたけれども、そのマニュアルをつくる前提として、今事務点検のほかに、大きな事件、小さな事件という言い方はあえていたしませんけれども、いろんな町民との間でトラブルになったとか、それから間違いがあったとか、それは是正をしたけれども、町民の皆さんに御迷惑をかけたとか、そういうことについて、あるんであればそれを明らかにして、その上に立って、何が問題になっているのか、何がその間違いの原因だったのかというようなことで検証をして、いわゆる個々の業務のマニュアルというよりも、基本的な事務の進め方のマニュアルをつくって早急にそれを実行しなさいというようなことで町長から指示を受けております。そういう面で、今、そのような把握も行わせていただいているところでございますので、それを踏まえてマニュアルづくりに当たってまいりたいというふうに思っているところでございます。以上でございます。

再質問 8番 真田健男

マニュアルづくりの取り組みは取り組みとしてぜひ進めていただきたいと思いますけれども、先ほど倫理条例のことも言いましたけれども、なかなか条例をつくったから、マニュアルをつくったからということで解決しない問題もあるだろうと思うんです。例えばこの間、国保課税漏れのときに、その実態を知っていた職員がいた、しかし是正されなかった、これらについてはどんな検証をされたんですか。なぜ現職の職員が知っていながら是正されない。こういうことが町民から見るとやはり、役場何やってんのと。わかっていながらそれを放置してきた、こういう問題についてはどのように総括された、総括といいますか、調査されたんですか。

答弁 副町長 赤間義章(副町長は2012年3月まで)

先ほど、法令に沿った仕事ができているかどうかということで20年度に見直しをさせてもらったというのがまさにそのことでございます。これが一つのきっかけになって、ほかにこんなようなことがないのかということで点検をしたと。二度とこういった過ちを起こさないようにということで、職員の処分もしております。これは、しかもその後の対応については、管理職全員、それぞれの該当する納税義務者のところに足を運んで、説明して御理解をいただいたり、いろいろとやらせているところでございます。いずれにしても、どのように総括したかという話になりますと、先ほど申し上げたような、法令に基づいた仕事をきっちりやるというところに戻って適正に事務処理を進めていくということでございます。

再質問 8番 真田健男

この種の問題というのは、もちろん該当した職員云々ということ以上に、やっぱり組織というか役場の全体としてどう受けとめ、全体でどう再発防止を、それを全体のものにするかというところではないのかなと。そこのところを強調したいんです。例えば今回のこの、私は誤請求と書きましたけれども、交付金の過大請求云々、これは新聞の報道の仕方にも問題なしとしないわけですけれども、役場庁舎内では、これは国からもらうべきじゃなくて支払基金から今度もらうんだから、町にとって実害がないんだからというような受けとめありませんか。だけれども、こういう新聞を読んだ町民は、音更町は、過大請求というか、間違ったことをやったんだという受けとめだと思うんです。国に3,600万も返さなければならんことをやったと。間違ったことをやった。それは十分その仕組みまで一人一人の町民に説明するということはできないと思うんです。これは国からの支出金、交付金で対応すべきじゃなくて支払基金に請求すべきだった内容というようなことはなかなか伝わらない。だから、過払いの問題もこれも、今回のも、何で300人もいる職員を抱えている役場でこういう事態を起こすのか。もっと職員の少ない町村でこういうことが出ないで、何で音更で出るの。大きいから出るという面もあるのかもしれないけれども、町民にとっては、音更町がこういうことをやったということだけが残るわけで、今回のことだって、単なる請求先を間違ったんだなんという……。この間、何人か職員対応したときに、いや、実害はないんだと。町の持ち出し、町の負担になるようなことはないんだという受けとめの方がいらっしゃるものですから、こういうことではまたいつ起きないとも限らないという受けとめるわけです。ですから、これは倫理条例やマニュアルだけで解決すべきものでなくて、本当に各セクションの集団的な話し合いなんかもされているようにも思えない。それぞれが自分の業務に一生懸命、自分の分野だけをやっているような、音更の役場、あるいはこの部をどうしようというような視点で業務の見直し等、それは一定度部課長さん方はそういうこともあろうかと思うけれども、本当にもっと全職員にその意識なり危機意識を共有していく取り組みが必要ではないかというふうに思いますが、そのあたりについては、最後にしますけれども、理事者から答弁をいただきたいと思います。

答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)

今の質問でございますが、国民健康保険の基金からの支払いの関係につきましては、決して議員おっしゃるような考え方を持っておりません。そのために行政報告をさせていただいて、国に返す分は基金から持ってくればいいんだというような感覚ではなくて、しっかりと町民の皆さんにもお伝えしなければならないということで行政報告をさせていただいたということでございますので、その辺については御理解をいただきたいと思います。それから、小さなミスはそれぞれ日常茶飯事起きていて、町民の方からもおしかりを受けているというような実態にございます。そうした町民のおしかりを受けた声をしっかりと町職員同士でもって共有するということが大事だというふうに常々思っておりますし、そういったことで部長や課長に伝えております。本来、部長や課長という管理職については、こういった組織にあっては危機管理のためにいる職員だろうというふうに思っておりますので、そうした危機管理に対応する、担当者がミスったことについてはしっかりチェックするというようなことからいけば、そのために部長、課長がいるわけでございまして、そういった指導をしていかなければならないなというふうに思っていますし、まず風通しのいい職場づくりをしていかなければだめだろうというふうに思っております。それから、最初の住宅リフォームの件でございます。経済効果なしとは言いません。必ずあるだろうというふうには思っておりますが、宮古のホームページも私も見ました。その中には水洗トイレのつなぎ込みだとか、それから耐震だとか、それからユニバーサルデザインだとか、そういうのもメニューに入っております。そのほか畳のかえだとか屋根の塗装がえだとか、そういった長寿命化ということでございますが、答弁もさせていただきました。我々の優先度としては、この宮古のメニューにある中で、障害を持った方々、それから高齢化した方々が自分の家で快適に過ごせるように、まず、このメニューの中からあってはユニバーサルデザインを優先すべきだというふうな考え方でもって当初の答弁をさせていただいたところでございます。これから、真田議員の御発言にございましたように、できないことはできないとはっきり言いながら、検討するというようなあいまいな表現をなるべく避けながらも、3月から検討した結果がこのユニバーサルデザインを新年度予算に向けて制度化していきたいというふうに検討した結果でございますので、その辺については御理解をいただきたいと思います。

出典:音更町議会 平成22年第4回定例会 2010年12月14日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる