みんなの議会

音更町議会 平成20年第4回定例会 2008年12月12日

(1)介護保険料の改定について/(2)消費税の問題について

2008年12月12日、音更町議会の一般質問で、真田健男議員が「介護保険料の改定について」「消費税の問題について」について質問し、町長 山口武敏、民生部長 荒町利明、介護福祉課長 鈴木勝英、副町長 寺山憲二、企画部長 西川友則が答弁しました。

質問者
真田健男 議員
答弁者
町長 山口武敏、民生部長 荒町利明、介護福祉課長 鈴木勝英、副町長 寺山憲二、企画部長 西川友則

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 8番 真田健男

通告いたしました3つの問題について質問をさせていただきたいと思います。一つ目は介護保険料の改定についてであります。日本は、世界に類例を見ないスピードで少子高齢化社会を迎えております。高齢者の介護をめぐりましては、介護難民、老老介護、家族崩壊、介護地獄、このようなことが言われるようになりまして、この介護家族の悲鳴、そしてまた悲惨な事故や事件も多発している状況でございます。社会的に高齢者の介護を保障しようと、介護の社会化を目指して介護保険制度が2000年からスタートいたしました。ふえ続ける老人医療費の抑制も導入の目的とされましたけれども、最近は、財政対策の傾向が強まっております。介護保険制度の運営はさまざまな問題点を抱えていると言わなければならないと思います。厚生労働省は、来年4月から始まる第4期事業計画の基本的な考え方を示して、各市町村はその内容に沿って事業計画の策定を進めているところでございます。厚労省が目指している内容というのは、まず1つ目には施設の抑制であります。施設居住系サービスの利用者数を要介護2以上の認定者の37%以下に抑える、これが1つであります。2つ目には施設利用者の重度化であります。介護保険施設等の利用者のうち、要介護4あるいは要介護5の人が占める割合を70%以上にしようとするものでございます。そして3つ目には介護施設の個室化、介護保険施設等の個室の割合を定員数の50%以上、特別養護老人ホームのユニットケアの割合は70%以上にしようとするものでございます。これが、厚労省が2015年までに達成しようとする目標でございます。そしてまた、予算を握っている財務省は、5月13日、財政制度等審議会に対しまして、介護保険運営の財政的試算を提出しております。その内容は、一つ目には、要介護度2以下の人を全て介護保険の範囲外にしようとしている案でございます。二つ目には、身体介護サービスを使わないで、生活援助サービスのみを利用している人も介護保険の適用外とする案、さらに三つ目には利用料負担を現在の1割から2割に引き上げる、こういうことでございます。これらによって、最大2兆900億円の国費を削減することができる、このように財務省は試算をしているわけでございます。このような政府の動向のもとに、介護予防や自立支援の名のもとに介護の取り上げが行われたり、社会的な支援を必要としながら地域の中にいわゆる放置される高齢者といいますか、介護難民がふえているのは重大な問題であろうと、このように考えるものでございます。介護保険料は3年を1期として設定されておりますけれども、来年度の改定時に当たり、以下の内容について明らかにしていただきたいと考えます。まず第1点目は、次期介護保険計画の策定スケジュール、介護保険料改定の見通し、基金の活用等についてであります。2つ目には、制度運営の問題点と課題、介護給付費の予算未達成の原因、さらには介護給付事業の改善等について、どのように考えておられるのか。3点目といたしましては、介護施設やマンパワーの確保等で国や道への要望等をどのように考えていらっしゃるか、この点について明らかにしていただきたいと思います。次に、二つ目の消費税の問題についてでございます。高齢化社会に備える、高齢者福祉のため、あるいは年金や医療など社会保障のためと称して消費税が導入されました。導入以後、どのように高齢者福祉が改善されたのでしょうか。消費税の導入前の1988年、昭和63年と現在とを比較してみますと、健康保険本人の医療費負担は1割から3割に、老人医療費の自己負担は、外来1カ月400円の定額負担から医療費の1割ないし3割負担に引き上げられました。国民年金の月額保険料は7,700円から現在では1万4,410円です。厚生年金や共済年金の支給開始年齢は60歳から65歳に引き下げられました。年金受給額も、現役時の給与の68%から47.7%に引き下げられております。これらに加えて、介護保険制度の新設で保険料と利用料の導入、障害者福祉の施策では無料であったものが原則1割負担の導入、後期高齢者医療制度、これでも保険料や利用料の導入が図られました。このように、消費税導入以後、医療、福祉、介護、全ての分野で国民負担が強化され、国民、特に高齢者の生活が脅かされているのではないかと、このように考えるものでございます。消費税は低所得者ほど重税感の強い逆進性を持っております。生活破壊税、福祉破壊税とも言われるゆえんでございます。消費税の実質的な負担者は、最終消費者である国民と価格に転嫁することができない中小零細事業者でございます。さらには地方自治体など公的機関も加わります。大企業等は、消費者負担分は価格や経費に上乗せすることができて、実質的な負担はしていない、このように言わなければならないというふうに思っております。1989年の消費税の導入以来、この19年間で、国民は188兆円の消費税を国庫に納入しております。その一方で、法人税等は、この期間、159兆円もの減収になっております。これは法人税、法人事業税、法人住民税、この3税だけの合計であります。法人税は、消費税導入前は40%でございましたけれども、数回の税率引き下げで、現在は30%になっております。中小業者についてはさらに低い税率が設定されておりますけれども、この159兆円の減収には、景気低迷等による減収も含まれますけれども、国民が納めた消費税とほぼ同額が大企業等の減税や減収の補てんなどに回っている格好になっているのではないでしょうか。また、この消費税に関連しまして、輸出戻し税という制度もございます。輸出する自動車や電化製品等につきましては、生産段階でかかった消費税、外国には消費税という制度がないので、輸出する際に戻してもらうという輸出戻し税、例えば、トヨタ自動車、昨年の1年間だけで3,219億円もの還付を受けているというような状況でございます。先月の政府税調の答申では、消費税の引き上げと法人税の引き下げを求めております。小泉内閣の財政諮問会議以後、国の重要政策を論議する場に、財界、大企業の代表がみずから乗り出して、国民の暮らしよりも、露骨に財界や大企業等の利益を優先する政治に変質してきているのではないかと、私はこのように思います。今また、社会保障の財源ということで消費税の増税が議論されており、具体的な政治スケシュールにも乗ってきております。町民の暮らしと福祉、自治体財政を考える上でもこの問題は重要であると私は考えます。このような問題意識で、以下の質問を行います。1つ目には、消費税増税が町民生活にどのような影響を及ぼすと考えるか。2つ目には、音更町の各会計の年間消費税負担総額はどれほどか。3つ目には、社会保障財源に限定するというこの目的税化をどのように考えていらっしゃるか。最後に、3つ目の定額給付金と景気対策についてでございます。麻生内閣が打ち出しました定額給付金は、国の政策であるにもかかわらず、所得制限の有無等を市町村の判断にゆだねるなど、政策目的と実施効果等をめぐって混迷をしていると言わなければなりません。10月30日の記者会見では、全世帯対象に2兆円を交付することを明らかにするとともに、経済状況を見てという前提条件つきでございますけれども、3年後には消費税の引き上げをお願いしたいと明言いたしました。消費税増税の予約つき定額給付金とも呼ばれるなど、国民世論の批判も広がっているところでございます。音更町の対応策をお尋ねいたします。一つには、実施に向けた準備状況、事務作業の内容、さらには検討課題や問題点等、どのようなものがあるのか、明らかにしていただきたい。二つ目には、今の経済不況、国民の生活難、こういうことで、生活支援というような名目でこの対策も出ております。町独自の景気対策、支援策、このような検討がされているのかどうかもあわせてお聞きをいたします。以上、答弁よろしくお願いいたします。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

1点目の介護保険料の改定に関する御質問についてお答えをいたします。初めに、次期介護保険事業計画の策定スケシュール、介護保険料改定の見通し、基金の活用についてでありますが、現在、平成21年度から23年度の3カ年を計画期間として、第4期おとふけ生きいきプラン21の策定を諮問している介護保険事業等運営協議会での審議を2回と、庁内関係所管部課長による検討会議を開催し、鋭意策定作業に取り組んでいるところであります。今後の作業といたしましては、3カ年の介護給付費などを推計し、介護報酬改定の内容を見きわめながら基準月額保険料の算定事務を進め、来年1月中に素案を策定するとともに、パブリックコメント及び住民説明会を実施いたしまして、広く町民の意見をお聞きし、計画に反映させてまいります。その後、2月に運営協議会から答申をいただき、3月の議会定例会に関係条例の一部改正を提案することとしております。介護保険料の改定の見通し及び基金の活用につきましては、高齢者人口の伸びに伴うサービス料の自然増及び地域密着型入居施設の整備や療養病床の再編による老健施設への転換などにより、保険料の上昇は避けられない状況下にあります。介護保険基金の活用を図り、できる限り保険料の引き上げ額の抑制に努めてまいりたいと考えております。次に、制度運営の問題点についてでありますが、高齢者の増加に伴い、介護保険料は当分の間、上昇傾向に進むものと思われますので、要介護状態にならないよう、介護予防事業の推進を重点とした施策の展開が重要となってまいります。また、従事者の処遇改善も課題の一つでありますが、介護報酬の引き上げと連動して介護保険料や利用者負担額の増加につながる仕組みになっておりますので、公費負担の見直しを含めて社会保障制度全体の改革が必要不可欠であると考えております。次に、介護給付費の予算未達成の要因についてでありますが、3カ年の計画で積算した介護給付費見込み額を各年度で予算計上しており、要介護認定者は年々ふえ続けているにもかかわらず、要介護1、2の比較的症状の軽い方が、在宅での家族介護によりサービスを利用されなかったなど、実績において利用されたサービス量が見込みより下回ったことが主な要因と思われますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、介護給付事業の改善についてでありますが、国は経済対策として、制度導入後初めて介護報酬のプラス改定と介護人材確保を打ち出しました。これは、高い専門性や経験の蓄積、さらには継続性が求められる介護現場を支える介護従事者の身分保障と労働条件を確保するため、報酬を引き上げる判断がされたものと思われます。また、要介護度を認定するために判定基準を見直し、現在82あるチェック項目を74項目に減らし、自治体の事務の簡素化を図る検討がなされております。さらに改革方針に沿って給付の合理化、効率化を目指し、要介護認定の適正化、厳格化、ケアプランの点検や不正請求の抑止対策などにより、介護給付費用の適正化を推進することとなっております。最後に、介護施設やマンパワー確保に関する国や道への要望についてでありますが、各自治体は、サービス提供の基盤整備、低所得者対策や療養病床再編など、さまざまな問題を抱えながら制度の運営に努めており、安定した運営が可能となるよう、必要な支援策と介護人材の増強確保につきまして、国が責任を持ってこの事態の改善に取り組むよう、十勝並びに北海道町村会を通じて要望しておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2点目の消費税に関する御質問についてでありますが、関連がありますので一括してお答えをさせていただきます。初めに、本町各会計の年間消費税の負担額についてでありますが、本町におきましては、水道事業会計、下水道事業特別会計及び簡易水道事業特別会計の3会計を除いては消費税法の規定により、消費税の納付や還付は生じませんので、この3会計以外は推計となります。平成19年度決算につきましては、歳入の各種使用料に含まれる受け入れ消費税相当額から、歳出に含まれない支払い消費税相当額を差し引いた約1億7,300万円を本町が負担したことになります。しかし、一方で、国から地方消費税交付金として3億8,900万円が交付されております。地方交付税51億500万円のうち、29.5%に当たる10億1,700万円が消費税を原資としていることから、合わせて14億600万円の消費税相当分が交付されているところであります。消費税の増税につきましては、先般、麻生総理大臣が大胆な行政改革を行った後、経済状況を見た上で、3年後に引き上げをお願いしたいと発言したことが報じられております。また、11月28日に開催された政府の経済財政諮問会議において、税制抜本改革の道筋を示す中期プログラムの基本的な考え方が論議され、消費税を社会保障制度の安定財源とするため、消費税の増税分を目的税として社会保障費に充てることで国民の御理解が得られるとのことで、大筋合意した旨の報道があったところであります。消費税は、食料、燃料等、生活必需品といった消費全般に対して課税されることから、低所得者ほど所得に占める税負担の割合が大きくなると言われております。消費税を社会保障の財源とすることについては、年金などの長期給付を持つ社会保障制度の長期計画が立てやすくなるというメリットがある反面、道路特定財源に見られるように、財政の硬直化を招きやすい点や消費税と社会保障費との間に関連性がなく、目的税になじまないといった指摘もあります。いずれにいたしましても、お年寄りから子供まで、私たちが安心して暮らせるような年金、医療、介護などの社会保障制度の充実はだれもが望むものであり、少子高齢化が進む中で、その財源と負担の問題は避けて通れない課題でもあります。国は、将来にわたる安定的な社会保障制度の確立のため、徹底した歳出削減に努めた上で、国民負担と給付のあり方について、低所得者対策とあわせて明確なビジョンを示し、制度設計の検討過程を通じて国民的合意形成が図られるならば、消費税の目的税化も選択肢の一つと考えております。御理解をいただきたいと存じます。次に、3点目の定額給付金と景気対策に関する質問についてお答えをいたします。初めに、定額給付金の実施に向けた準備状況、事務作業の内容、検討課題や問題点についてでありますが、11月28日に、総務省による都道府県・政令指定都市を対象とした事務説明会が行われ、その資料が北海道から送付されてきております。資料内容につきましては新聞などで報道されている基本事項が主で、詳細については、今後、地方公共団体の意見を取り入れた上で決定するとしております。準備状況につきましては、取り扱いの詳細が示されておらず、加えて補正予算が成立されていない状況にもあって、どういう準備を進めるべきかわからないというのが実情であります。基本であります受給者リストの打ち出しや口座振込について、情報システム係あるいは指定金融機関との協議に入っております。事務作業の内容につきましては、給付上の大きな流れを申し上げますと、給付基準日における受給者を確定し、世帯への申請書送付、受給者からの申請受付、受給要件を確認した後に交付決定し、受給者への給付となり、これらの全ての事業が終了後に国に対して給付金事業の清算となります。検討課題や問題点につきましては、国は給付金受給者の所得制限は市町村の判断にゆだねられるとしており、市町村間で取り扱いが異なると公平性を欠くことになりますし、事務的にも煩雑になりますので、十勝市町村会では足並みをそろえて所得制限を行わないことにしております。また、給付開始日につきましても、市町村が決定することになるようでありますが、国は年度内の給付開始を目指すとしており、給付事務が年度をまたぐことが予想され、通常年でも事務繁忙時期であるのに加え、本町では町長選挙事務とも重なりますので、給付事務体制の構築も大変になると思っております。問題点につきましては、いろいろと想定されますが、今後示された事務取り扱いの詳細を待って詰めてまいりたいと存じます。いずれにいたしましても、給付事務は大変な作業になると思われますが、遺漏のないよう配意してまいりたいと存じます。次に、町独自の景気対策、支援策についてでありますが、原油の高騰や関連商品の値上げは国民生活に直接的な影響を及ぼし、企業にとっても大きな負担増となっており、脆弱な経営基盤の中小企業にとりましては深刻な状況にあると認識しております。しかし、秋以降、燃油価格が下がってきておりますので、厳しい季節を迎えるに当たり、少しは安堵しているところでもあります。現状において、町独自の景気対策は極めて難しいと判断しておりますが、行政報告でも申し上げましたように、町民生活あるいは町内の中小企業に対する支援といたしまして、経済的困窮世帯に対し今年度も福祉灯油として灯油券を交付いたします。この灯油券は町内事業者に限って使用できることとなっており、幾分かの景気刺激にもなろうかと考えております。ほかに年末法外援護費の給付を引き続き実施いたします。また、中小企業者に対しまして、商工業振興資金の融資枠の総額を5億8千万円から7億円に増額し、融資枠の不足による融資を受けられない状態を改善したのに合わせて、融資期間を延長するなど利用しやすくいたしました。このほか鋼材や燃油の急騰に対処する単品スライド条項の運用を8月5日に発動いたしました。さらに、経営環境が厳しく資金繰りが大変な状況にあることから、今年度に限り請負工事費などの支払い期間を短縮しております。いずれにいたしましても、抜本的な景気対策は国の施策を待つところであり、早期に効果的な対策が講じられることを期待するものであります。御理解をいただきたいと思います。以上、答弁とさせていただきます。

再質問 8番 真田健男

それでは、再質問をさせていただきます。まず介護保険関係ですけれども、3月議会で決まるというのは、それは公式なといいますか、それはわかりますけれども、現在、その策定委員会に、町として、保険料や基金の活用等、諮問をされているんではないのかなと。私はこの一般質問の通告をした後で、その素案といいますか、12月1日、民生常任委員会に配付された素案も見せていただきました。ですから、現時点で、町として、次期の介護保険料を、金額を幾らにするのか、基金をどのように考えているのか、示されていると思うんですが、その内容について説明してください。

答弁 民生部長 荒町利明(民生部長は2009年3月まで)

運営協議会のほうに諮問いたしまして、現在、介護保険料、あるいは基金の取り崩し等についてはある一定の考え方を示させていただいております。まず保険料につきましては、現段階の仮算定の数値といたしましては、23年におきまして4,086円を見込んでおります。なぜこれは23年度という、その最終年度のお話を申し上げたかと申しますと、介護報酬の3%を、今、国が示しております。それで、21年度におきましては、この3%分につきまして、上昇分の全額を国が負担すると、大体120円ぐらいになりますね。そして22年度には、その120円の2分の1、60円相当分を国が負担しますという現状になってございます。それで3年目、23年度目にはこの国の負担はしませんよという結果になってございます。それで現在、この第4期計画につきましては、毎年その保険料が変わるというような想定をしているところでございます。その上昇分、介護報酬3%の国の負担が21、22、23というようなことで分かれておりますので、それで今申しましたのは、23年度のマックスで現在考えているのが4,086円と、そして21年度につきましては3,967円、22年度におきましては4,027円というような、今、試算をしているところでございます。この試算の中には、現在1億7千万円ほどの基金がございます。1億円を取り崩しての算定した保険料でございます。それと、このもとになります標準給付見込み額でございますけれども、これにつきましては、標準給付見込み額につきましては3カ年で73億8,709万815円と。そのほか地域支援事業として3%分、これを2億2,136万2,974円を見込んだところでございます。合わせまして76億845万3,789円という給付額を見込んで、そしてなおかつ21年度の被保険者数を9,788人、うち介護認定者を1,654人、それから22年度におきましては、被保険者数を1万86人、要介護認定者を1,738人、それから23年度におきましては、被保険者を1万373人、要介護認定者を1,824人というような推計のもとで、今回、3カ年における保険料の、現在の仮算定をしたところであります。以上でございます。

再質問 8番 真田健男

これまでは3年間、保険料は基準額として変わらなかった、それを5段階なり6段階なりというものがありましたけれども、今後は毎年変わると。21年度は3,967円、22年度が4,027円、23年度で4,086円、これは基準額ですね、毎年変わることと、この基準額の確認。なぜ3年に1遍だったものが、毎年になったのか、そこのところも含めて確認させてください。

答弁 民生部長 荒町利明(民生部長は2009年3月まで)

先ほども若干御説明させていただきましたけれども、従来ですと、第3期までは第4段階の基準額が3年間通して同じ金額で、時限緩和措置等々いろいろとられましたけれども、その第4段階の基準額は、現段階では月3,600円です。それは3年間通して変わらなかったわけでございますけれども、先ほども申し上げましたように、この介護報酬の3%上昇分を、国が、要するに21年度は全額見ると、国がその分を支援してくれるということでございます。それで、ちょっと私の説明が悪かったのかもしれませんけれども、介護報酬改定で3%の増となりますと、約120円が保険料にはね返ってくるんですよ。先ほど被保険者から、要介護認定の人数からずっと、それから最終的な標準の給付見込み額等々を申し上げましたけれども、この介護報酬3%の引き上げによる影響額というのは約120円増すことになります。ただ、21年度は、この120円増となりますが、この120円分につきましては、国が全額負担するということで先ほど申し上げたつもりでございます。そして22年度には、120円の2分の1、60円を国が見ますよと、最終的に23年度は見ませんということでございますので、第4期につきましては、毎年、3年間の中で保険料の基準額が変更にならざるを得ないというような、今、推計をしているところでございます。以上でございます。

再質問 8番 真田健男

毎年設定する理由についてはわかりました。いずれにいたしましても、介護保険料基準額で4千円前後に引き上がるということになりますね。その保険料設定にも1億7千万円からの基金を活用してこれだけ引き下げたということ、それは理解をいたしました。しかし、介護保険料が上がれば、当然、国保税や健康保険料、これに自動的に毎年引き上げが行われるといいますか、健康保険でも介護保険分というようなことで反映されると思うんですが、この4千円前後に引き上がった場合、国保税や健康保険料ではどの程度引き上がるのか、その辺の試算はされているのかどうか。毎年そちらにはね返るというのは間違いございませんか。その点、確認と同時に、その試算をあれば示していただきたいと思います。

答弁 介護福祉課長 鈴木勝英

国保の上がる試算というのはちょっと持ち合わせておりませんけれども、第3期で、第2号の被保険者の負担割合は31%です。そして1号が19%で、合わせて50%でございます。第4期からは、第1号の被保険者は20%にアップします。逆に第2号は30ということで、1%下がるので、負担割合は下がるということでございまして、ただ、国保の総額で何ぼはね返るかというのは、ちょっと介護保険のほうでは積算しておりませんので御理解願いたいと思います。

再質問 8番 真田健男

はね返るということは事実のようでございますね。それで、先ほど予算が未達成になっている原因をお聞きしたんですが、その要介護1だとか2だとか、その軽度の方々が利用されなかったというような答弁だったかと思うんですが、それは事実に反するんではないのかなと。2006年度の介護保険法の改定といいますか、改悪で、そういう方々が、要支援1だとか2だとかという新設に伴って、従来は介護保険サービスを受けられていたものが受けられなくなったわけでしょう。だから、利用申請がなかったということでなくて、介護の取り上げといいますか、そういうことが起こった原因ではないのかと。それから、介護用品等のものも、今まで利用できていたものが今度は利用できなくなっただとか、それと同時に1割負担の利用料、これらもあって、利用申請がなくて、それでお金が余って基金に積み立てられたという構図ではないのかなと。それと同時に、軽度の方だけじゃなくて、例えば、近所に親兄弟がいたりすればヘルパーさんの派遣も受けられなくなっただとか、本当にちょっとした手助けがあれば普通に生活できるものができなくなってきているという状況が進んだんではないのかなと、そういうふうにも思うわけですね。そういう点で、今、この介護保険あるいは介護事業で一番問題になっているのは、介護報酬が安い、そのために介護福祉士あるいはヘルパー、こういう方々が仕事を続けたくても続けられない、報酬の面からね、で介護報酬を上げなければならないというようなことにもなってきたと思うんですが、2000年からスタートして、報酬は2003年にマイナス2.3%、前回の2006年にはマイナス2.4%、こういう状況ですが、逆に介護保険料は毎回上がっているんですよね。2003年には13%アップして、06年には24%がアップ、これは全国平均ですけれども、同じように、利用者がふえるということもあって、総費用が上がるからということが一見もっともらしい理由ですが、以前は、介護保険が始まる前までは、この介護費用というのは、国は50%負担していたわけでしょう。この制度が始まって25%の負担に、半分になったわけでしょう。それで国民の負担にされてきていると、このあたりに国も、先ほど私も言いましたように、国としては、負担はふやすけれども、給付は下げる方向で今施策を考えているという状況だろうと思うんですよ。音更町も介護保険事業者ですよね。介護報酬も受けていると思うんです。これは人件費の何%ぐらいに当たるんですか。実際に今、保健センター等、あるいはヘルパーさんが仕事をされていますけれども、そこで得られる報酬と実際の人件費というのは、どれぐらい、恐らく半分ぐらい行っているのかなどうかなというような気がするんですが、その辺の実態というのは考えられたことがあるかどうか、示していただきたいと思います。

答弁 介護福祉課長 鈴木勝英

町の事業所におきましては、ヘルパー事業所とケアプラン作成する事業所、2つがございます。ヘルパー事業所におきましては、歳入は約2,350万、賃金等の歳出につきましては5,670万でございます。3,300万のマイナス。居宅介護支援事業所につきましては、歳入が1,920万、歳出、賃金等については7,360万。ただ、町の職員としてやっているのは、ケアプランだけではなくて、介護認定の調査だとか、あと窓口業務、ヘルパーさんも大体ケアマネの資格を持っていますので、調査だとか、介護予防の認定のほうをやっておりますので、単純に事業だけで赤字団体というふうには見ないでいただきたいなと思っております。以上でございます。

再質問 8番 真田健男

私もこれで採算をとってほしいなんていうことを言うつもりじゃないんです。今の介護報酬というのがいかに低いか、民間の場合はこれでやっているわけですからね、この報酬で、人件費も、施設も、公共ですから、もちろんそこで利益を上げるなんてことではないのはわかるんですが、余りにも低い介護報酬、そのために人材も確保できないと。介護福祉士なんかは資格を持っていても実際に働いているのは6割ぐらいでしょう。仕事をしてもすぐにやめてしまうような状況になる。ただ、私が問題にしたいのは、保険料なり国民の負担はふえるけれども、それを十分に介護サービスを受けられるような体制や施設が整っていない、そういう中で国はどんどんと国の負担分を減らしていく、これが大きな問題ではないのかなと。ですから、やはり実際に介護を必要としている方を町は見ているわけですから、それらの実態をきちっと国や道へ上げていただきたいと。保険料だけどんどん上がっていっても、それで受けられるサービスがどんどん縮小されるようなことでは、介護保険制度が始まった、介護の社会化というものに逆行する問題を抱えているということをこの点では指摘をしておきたいというふうに思います。次に、消費税の問題に行きますが、最初の問題で、町民生活にどのような影響があるかということをお聞きしました。現在5%で、大体これが、全国ですけれども、13兆ぐらいの消費税になっておりますね。単純平均しても、1人年間10万円ぐらいの消費税負担をしている形になっております。今、国は、一挙に行くかどうかわからんけれども、10%ぐらいは想定されていると。国民1人10万ということは、赤ちゃんやお年寄りを含めて、4人家族であれば40万の負担ですからね。これが10%ということになれば、今の倍になる。ところが国民の収入や所得は、ここ10年来、毎年、前年より下がっているような状況でしょう。特に高齢者世帯等にとっては、入ってくるのは、年金等であれば限定されている、確実に毎年のように負担がふえている。こういう状況、よく行政の役割は住民の福祉の増進ということを言いますけれども、それは当然なんですけれども、まず町民の暮らし、これを守るという視点が今の行政に必要なんではないかというふうに思いますけれども、それは行政で一人ひとりの生活を面倒見なきゃならんということではなくて、町民全体の暮らしを守るという視点が必要だと思うんですが、その点についてはどのように考えておりますか。

答弁 副町長 寺山憲二(副町長は2008年12月まで)

この消費税の論議にかかわらず、町民の暮らしを守るというのは行政に与えられた使命と思いますが、この消費税の論議の中で、今それを言うべきなのかどうかというのはちょっと疑問かなというふうには思います。以上です。

再質問 8番 真田健男

もちろん町民の暮らしと言ったときに、消費税だけでないことはわかりますが、今でも収入がふえない中で負担だけがふえていく生活、きょう質問もありましたように、介護保険だけじゃなくて、後期高齢者医療制度もそう、年金の問題もそう、ふえるものばかりでしょう。そういう中で、今よりも倍もの負担がされるということになれば、今よりも本当に生活が大変になるということははっきりしているんではないかと思うんですよね。そういうときに私はそういう視点が必要なんではないかというふうに思うんです。これは、私、二、三日前にもらった町民からのあれなんですが、国保料金の支払いができない、家が差し押さえになった、後期高齢者医療制度をなくしてほしい、貧しい、払えん、夫の入院代が高くて支払えない、紙おむつ代が月に14万、これは特殊な例なんだろうと、町内の病院に入院されているんですが、おいしいものが食べたい「月に1度リンゴが食べたい」と、こういう方もいらっしゃるし、こういう方がふえているんだと思うんですよ。特に高齢者の中で、もちろん音更町の町民の預貯金といいますか、例えば、木野農協200億、音更農協500億、信金になったら何か2千億か3千億あるような見方もあるんですが、本当に65歳以上の高齢者、町民税非課税の方が3分の2なんていう状況ではますます大変になっていくんだろうと。そのときに、この消費税というものを、今、本当に年金だとか医療福祉のためだったら消費税が上がってもしようがないじゃないかというふうに考えている方もかなりいらっしゃるのは事実ですけれども、本当にそうなんだろうかと。私は先ほど消費税導入後の高齢者福祉等を中心としたものを言いましたけれども、私は、やはり行政がどういう立場で今の行政を行うのかということが大切だというふうに思うんですね。その点では一つ、確かに今、国も地方自治体も大変になってきていますね。山口町長も3期、12年ということですが、恐らくスタートしたころは財政難なんていう言葉は行政報告等に出てきていなかった。いつごろからでしょうか。音更町の財政が大変だというような言われ方をしたのは、いつごろでしょうか。

答弁 副町長 寺山憲二(副町長は2008年12月まで)

町長答弁にもお答えをさせていただきましたが、財源が豊富だったことは一度としてなかったかというふうに思います。特にその財政がつらいというふうになってきたのは、やはり三位一体の改革が叫ばれた平成16年ごろから、交付税が大幅に下がったというようなことから、最もつらい時期だったかなというふうに思っております。以上です。

再質問 8番 真田健男

平成16年、三位一体改革、このころから、これでは地方自治体も国民も大変だよと、なるよということは議会論議でもされたところだと思うんですが、国からの交付税、年間減ったとしても、たかだかと言ったら語弊がありますけれども、全体の中では3億とか5億ですよね。私は、それ以上に今、このところ、音更財政は大変だというのは、やはり音更町がこれまで抱えてきた、今は300億ちょっとですけれども、町の借金の問題もあって今大変になっている。ただ、これは音更町だけじゃなくて、どこもそういうふうになっておりますので、今の国の政治と地方自治体の行政と、この関連で見なかったら町民の暮らしも福祉も守れないんではないかというふうに、私はこれまでも発言もしてきたし、まさにそういう状況になっているんではないのかなというふうに思うんですよね。ですから、国の方針どおりやっていればいいんだということでは進まないんじゃないか、もっともっと大変になるんではないかというふうに思うんですよね。ですから、その点で、こういう消費税なんかの問題についても、私は議論をしていくべきだろうと。音更町としては、全て国の法律に基づいて行政をやっているわけでしょう。財政運営も、医療や福祉、教育、どの分野も、それは国の政治と、昔は何とか地方自治体の行政というのは一定度安定していたというか、国から来るのも安定していたけれども、最近、特にそれがどうなるかわからんというような政治になってきているところに大きな要因があるんではないかというふうに思いますけれども、そういう意味で、これは理事者ですよね、今の国の政治と地方自治体の置かれている、特に財政問題を中心に、そのあたりはどのように考えていらっしゃいますか。

答弁 副町長 寺山憲二(副町長は2008年12月まで)

ちょっとうまくお答えできるかどうか自信はございませんが、もちろん我々が行政をやっていく上には、法律を守らなければならないことは間違いございません。それと財源も、国に6割方依存していると、音更町の場合ですと、自主財源としては40%ぐらいしかございませんので、6割方は国の財政に依存しているというようなことも事実でございます。ただ、行政を執行していくからには、憲法に定められている地方自治の本旨にのっとって住民自治と団体事務を粛々と進めていくと、これしか方法はないのではないかというふうに思っております。以上です。

再質問 8番 真田健男

消費税で、最後にしますが、この目的税化の問題で、選択肢の一つと考えると、それは言って見れば当たり前のことなのかもしれませんけれども、それを容認していくと、介護費用は大変になった、老人医療費関係、あるいは年金財源が足りなかった、全てこれは消費税をどんどんどんどん上げるような構図になるんではないのかなと、そのことによって、これは財界なんかはどんどん消費税を上げるべきだということを要求しています。先ほども言いましたように、例えば、輸出戻し税なんかであれば、倍になれば倍の還付を受けるわけですから、実際には負担をしていないと。国民や零細な業者がこの消費税を負担しているわけですよ。行政だって、これは3億からの消費税、これが5%になったときに、1%分は地方消費税となったことの反映なんですが、現在、1億7千万からの消費税を払っている。それとの見合いで入ってくるほうが多いなんていうふうに考えたら、これはおかしなことになると思うんですね。地方自治体の消費税を払うために地方消費税があるわけでないわけで、法人税等もどんどんと、地方交付税の原資となる法人税そのものが下がっているような問題もありまして、やはり国の財政運営等に対して、地方自治体として意見を、あるいはある意味では町村会や知事会や一定の行動は起こしておりますけれども、もっと住民、国民の立場に立った行動を強める必要があるんではないかなということをこの点では意見として出しておきたいというふうに思います。それから最後、ベルも鳴りましたので、定額給付金の関係ですけれども、現時点は、そうすると準備は全く始めていないと、もちろん法律、通っておりませんし、総務省の具体的なものも決まっていないということもあるんでしょうけれども、一つ、私、びっくりしたのは、これは振込で支払う場合、町民の全部の口座を町が一たん入力といいますか、電算化をして、振り込んだ後は全部抹消すると。町として持っているわけにはいかない、個人情報との関係でね。これは膨大な事務量だと思うんですが、人件費なんかは補てんされるのか、地域振興券なんかの場合にはこの人件費というのがどんな扱いになったのか、あるいは人件費をどの程度見込んでいるのか、そのあたりについて説明をいただきたいと思います。

答弁 企画部長 西川友則

事務費についてどうなのかという御質問でございます。これにつきましては、人件費の中の給与、これ自体は対象にならないと、給与は対象にならない。しかし、時間外手当、あるいはその他の需用費等につきましては対象になると。それからもう一つ対象にならないのは、備品購入費というのは、これはあくまでも先ほど言った総務省のたたき台の話でございまして、これは正式に決まったわけではないと。ただ、私どもが入手している情報では、人件費、給与、これは対象外というようなことになっております。アルバイト、賃金だとか、そういったものは、いわゆる職員の給与ですね、これは対象外というようなことになっております。

再質問 8番 真田健男

かなり膨大な事務作業ではないのかなという気はするんですが、これも仮定の話だからあれですが、一定の期間、準備期間要すると、恐らく年度内に実施なんていうことは、今の段階ではどんなふうに考えていらっしゃるのか、そこも最後にお願いします。

答弁 企画部長 西川友則

国は、年度内支給を目指しておりまして、支給日につきましては市町村にゆだねるというようなことになっております。ただ、現在の第二次補正予算が、今の情報では来年の通常国会冒頭と、1月9日というようなことが新聞で報道されております。それは提案の時期でございまして、それが法案成立するとなれば、2月の中旬ぐらいになろうかというように押さえておりまして、したがいまして、年度内に全て支給ということになれば、本町の場合は1万8千世帯、金額にして約7億ほどありますので、作業量等、よほど上手にやらなければ年度内支給は難しいのかなと、そういうふうに思っております。

再質問 8番 真田健男

確かに決まっていないし、今後どうなるかもわからないということですが、多くの国民は、今、生活も大変だから、もしもらえるものならもらいたいという感情も恐らくあるんだろうなと。しかし、それを準備する自治体のその大変さというか、その辺も一定度明らかになればいいかなと思ったところです。それから、町独自の経済対策といいますか、これは特に、もちろん中小業者の融資拡大等、それは評価するところですが、特に所得の少ない方々への仕事づくり等、あるいは既に予定している事業の前倒し発注なんかがないものかどうかも含めて、是非、本当に対策がないかどうかの検討をやはりしていただいて、やれるものなら是非何かしら起こしていただきたいと、そのことを要望して、終わりたいと思います。ありがとうございました。

出典:音更町議会 平成20年第4回定例会 2008年12月12日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる