みんなの議会

音更町議会 平成19年第4回定例会 2007年12月12日

財政健全化5か年計画を精査し見直しを

2007年12月12日、音更町議会の一般質問で、高瀬博文議員が「財政健全化5か年計画を精査し見直しを」について質問し、町長 山口武敏、企画部長 西川友則、総務部長 奥村三千雄、副町長 寺山憲二が答弁しました。

質問者
高瀬博文 議員
答弁者
町長 山口武敏、企画部長 西川友則、総務部長 奥村三千雄、副町長 寺山憲二

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 19番 高瀬博文

おはようございます。通告に従いまして、財政健全化5か年計画を精査し見直しを、1問1答方式で質問をいたします。音更町財政健全化5か年計画は、平成17年5月、本町が直面している財政危機が深刻なものであり、従来の手法による財政の立て直しは難しい状況にあるととらえ、数値目標を掲げ、本町が目標としている第4期総合計画におけるまちづくりを推進するとともに、健全財政を平成17年より5カ年で構築し、自主自立のまちづくりを目指すため策定をされました。過去2年間は、財政健全化5か年計画に掲げた基本目標を踏まえた上で、おおむね順調に実施されていると理解しているところでありますが、今後の社会経済情勢の変化や財政状況に適切に対応していくために、今後の財政健全化5か年計画を精査し、見直しを図り、さらなる財政健全化を目指すべきと考えるわけですが、次の点についてお伺いをいたします。1つ、財政健全化5か年計画は、今年度3年目を迎え、都市基盤の整備、少子高齢化社会に対応するための新しい行政需要、既存施設の老朽化等による改修や改築が先送りされているのでないかと感じるわけですけれども、所感をお聞きしたいと思います。2つ目、今後の歳入歳出において、財政健全化5か年計画と大きく差異の出る要素はないかをお聞きしたいと思います。3番目として、平成21年度に固定資産税を100分の1.4から1.5に上げる計画となっているわけですけども、今から環境整備をすべきではないかとお聞きしたいと思います。4番目、今後、国の地方財政対策の動向や社会情勢の変化に対応するため、いま一度財政健全化5か年計画を精査し、見直し、財政の健全化を図るべきと考えますが、今後の対応をお聞きしたいと思います。以上、答弁をよろしくお願いいたします。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

財政健全化5か年計画の見直しに関する御質問についてお答えをさせていただきます。財政健全化5か年計画は、国の三位一体の改革により、本町の歳入の根幹をなす地方交付税が、平成16年度に、平成15年度と比較して約8億円の削減となり、平成17年度以降も、今までと同様の財政運営を行った場合、平成19年度で積立基金が底をつき、赤字に転落すると推測されたことから、御質問にありますとおり、歳入歳出の各項目に数字目標を掲げ、健全財政を平成17年度から21年度までの5カ年で達成し、自主自立のまちづくりを目指すために作成されているものであります。初めに、新たな行政需要や既存施設の改築を先送りされているのではないかとのことでありますが、計画は、普通建設事業に充当する一般財源は5カ年で総額45億円とし、総合計画あるいは総合計画の実施計画、加えて毎年度秋ころに取りまとめる主要事業において、真に必要な事業を選択し、計画の範囲内の一般財源である緊急度、優先度を勘案して事業を進めているところであります。また、障害者自立支援や子育て対策、あるいは土地開発公社所有の公有地取得など、計画策定時には想定していなかった新たな行政需要についても、既存の事業の見直しや職員採用の抑制などで財源を確保し、対応しているところであります。健全財政を最重点課題として行政運営を進めておりますが、緊急を要するもの、必要なものについては、計画的に予算措置をし、実施しており、先送りしているとは考えておりませんので、御理解を賜りたいと存じます。次に、今後の歳入歳出で計画と大きく差異の出る要素についてでありますが、今後の財政運営の中で一番重要なのは、歳入をいかに確保するかに尽きると思います。先ごろ財政制度審議会が出した平成20年度予算の編成などに関する建議において、地方財政は、三位一体の改革以後、地方税と地方交付税を合わせた一般財源総額は増加をしており、骨太の方針2006にのっとって、平成20年度予算でも最大限の削減を行い、地方歳出を抑制していく必要があるとしております。また、一方で国は、都市と地方の税収格差を重視し、法人二税を地方に税収移転するなどの対策も視野に入れており、至近年次での地方交付税の大幅な削減は考えづらいと考えておりますが、国はみずからの財政再建のため、平成23年度までにプライマリーバランスの黒字化を目指し、最大規模14兆3千億円の歳出削減を行うこととしていることから、地方交付税の削減は避けて通れないものと考えております。したがいまして、計画との差異が出る要素としては、地方交付税と考えているところであります。次に、固定資産税の税率の引き上げについてでありますが、財政健全化5か年計画では、平成21年度に固定資産税の税率を現在の100分の1.4から1.5へ、0.1ポイント引き上げ、1億4千万円の新たな歳入を確保する計画としております。しかしながら、国の三位一体の改革や国の財政健全化のあおりを受け、医療制度の改正や定率減税の廃止などの税制改正に加えて、税源移譲による住民税の増など、町民の重税感は増しております。また、至近年次に消費税率のアップなどが想定される中で、町民に新たな負担をお願いすることは、現時点においては難しいものと考えておりますし、一方で、本町の平成18年度末の積立基金残高は計画の基本目標である標準財政規模の1割を超える25億7千万円となっており、一定度の目標をクリアしていることから、平成21年度の固定資産税の税率の引き上げは、現時点では見送りたいと考えているところでございます。最後に、国の地方財政対策の動向や社会情勢に対応するため、計画の精査と見直しを図るべきとのことでありますが、計画の精査は当然必要と考えておりますし、これまでも計画と主要事業との調整を図りながら予算編成を行っております。しかしながら、依然として、本町の主要な一般財源である地方交付税の削減の着地点が見えない中での見直しについては、本計画が聖域を設けず想定できる経費の削減をおおむね実施していることから、当面、経常経費の抑制を図るなどし、基金残高を減らさない財政運営に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。

質問 19番 高瀬博文

答弁をいただきました。一点一点質問をさせていただきたいと思います。まず、財政健全化でありますけれども、平成17年に、数値目標を掲げた上で、今後5年間での健全財政を構築すると、その上で自主自立のまちづくりを目指す、そういう意味で策定されたわけでありますけれども、その当時、歳入も歳出もかなり厳しい数字が出ておりました。そういうことで、かなり目標どおり行くのかなという危惧をしていたわけですけども、今のところ順調に推移していると理解をし、評価するところであります。私なりに数値を試算をしてみたわけですけども、14年、15年、16年、それと財政健全化が始まった17年、18年の決算、それと19年度の予算、この3年ずつの数値をとってみたわけですけれども、そうしますと、歳入において、14年から16年が174億、17年から19年が154億ということで、1年当たり歳入が20億円、3年で60億円の減額と、これは地方交付税の減額などが大きいと思いますけども、かなり歳入が減っていると。次に、歳出でありますけれども、14年から16年が171億、17年から19年が152億ということで、1年当たり19億、3年で57億の削減がなされております。この削減の中身を見ますと、大きなものが3つあります。まず、公債費が5億円減っている。過去に行った起債が、この十四、五年にピークを迎えたこと、それと繰り上げ償還をしてきたことが大きいのかなと。次に大きなものとして、人件費が3億減っている。これは、職員の採用の抑制もありますけども、議会を含めて、職員の大幅な給与削減の数字であるのかなと。財政健全化の中で、町民の皆さんの理解と我慢の前提であるという上でありますけれども、今、職員数が250名前後でありますから、300人と単純計算しても100万ぐらいというような数字になってしまいます。これもやはり大きな削減の数字であろうと。次に、一番大きいのが普通建設事業費が10億減っております。緊急度、優先度を勘案した整備を進めていると、この点は評価をするところでありますけども、答弁では、先送りはしていないという答弁がございましたけども、やはり予算の関係上、緊急度、優先度に、本当に近いものの中で、ここをこうしたかったとか、予算の関係上できなかったという整備事業があると思うわけです。例えば学校の改修であるとか、町道の補修であるとか、歩道であるとか、個別のことはよろしいですけども、トータルとしての表現でよろしいですから、この点について、再度答弁をお願いしたいと思います。

答弁 企画部長 西川友則

お答えいたします。普通建設事業は、平成14年、15年、16年、それから17年、18年、19年と比較しまして、落ち込んでいるというようなお話でございます。これにつきましては、確かに事業費で10億落ちているというようなことになっていると思いますけれども、ただ、一般財源ベースにつきましては、おおむね計画の9億、5年間で45億という、その中で事業を実施しているということもございます。それから、事業を先送りしているのは、学校あるいは道路でありますだとか、いわゆる施設整備、これにつきましては、毎年主要事業という計画をつくって、そして計画的な建設事業を行っているということでございまして、決して先送りをしているということにはなっていないというふうに思っております。それで、平成17年度に充当したいわゆる事業費支弁人件費を除いた一般財源につきましては、5年間で45億円の一般財源のところを、おおむね44億5千万程度というふうに見込んでおりまして、計画の中で順次普通建設事業も整備をしているというふうに認識しているところでございます。

質問 19番 高瀬博文

これは私たちの農業経営でもあるわけですけども、苦しくなると投資を控える。二、三年はそのまま走れるわけですけども、3年ぐらいたつと一気にその投資をしなかったものがリバウンドといいますか、一年一年我慢しながらでも修理したり補修したりするよりも大きな経費がかかるということが間々あるわけです。今、計画的にやっているというお話でありましたけども、今後、リバウンドという言葉は使わないでおこうと思いますけども、一気にふえる要素はないのかどうかをお聞きしたいと思います。

答弁 企画部長 西川友則

今後、一気にいわゆるその投資的経費がふえないのかというお話でございますけども、あくまでも財政健全化5か年計画では、5年間で45億円の一般財源を基本としております。その中で事業を厳選しながら進めていくということでございまして、確かに平成20年以降、教育の施設整備あるいは耐震の問題、あるいは火葬場等も整備の計画をしております。実施計画では平成22年度というような計画もしております。ただ、これも全て含めた中で、いわゆる計画の一般財源の範囲の中で実施をしていくということがやはり財政の健全化に資するのかなというふうにも思っております。したがいまして、今後、計画的な事業の計画を立てていることから、将来にリバウンドを起こすようなことの計画にはなっていないというふうに判断しております。

質問 19番 高瀬博文

この点については、わかりました。次に、今後の歳入歳出について、今後大きな差異が出るかどうかという点でありますけども、答弁では、やはり一因として地方交付税という話がございました。私もやはりそこが一番心配だなと思っているわけですけども、今後、5年間、5年先とは言いません、3年ぐらいの間、ある程度現状維持を見込めるのかどうか、この点について、再度お伺いをしたいと思います。

答弁 企画部長 西川友則

本町の主要な一般財源である地方交付税、今後5年間の見通しという御質問だと思います。町長が先ほど答弁したとおり、まさに着地点が見えないということでございまして、平成15年と16年、このときにいわゆる地財ショックということで8億円の減額をされた、そして率にすると12.9%、いわゆる国ベースでいくと5兆円の交付税が削減されたと。この後、18年、それから17年、18年と三位一体の改革の中で、本町につきましても約12億円ほどの交付税が削減されたと。これが、8億から、あと4億、17、18を足すと4億で、合わせて12億でございますから、この間に、いわゆる地方6団体と国との折衝があって、現在に至っているというふうに思っております。ただ、先ほど答弁もいたしましたとおり、国のいわゆるプライマリーバランスですか、これを平成23年度までに黒字にしなきゃならないというようなことがございます。そして一方で、最近の新聞にも出ておりますけども、税収格差、これを埋めるためにいわゆる法人二税を一部地方に移すというような、交付税を減らさないで、交付税というのは収入がふえれば交付税が減るというような仕組みになっております。ですけども、そういう方法をとらないというようなことも伝えられております。したがいまして、今後どうなるのかと。来年、総務省が概算要求で出したのは、4.2%という数字は出ております。ただ、今、私が申し上げた法人二税の分については、そのことはカウントされていないはずでございます。したがいまして、一気に交付税が落ちるとなれば全国の自治体はもう悲鳴を上げてしまうということで、決して楽観視しているわけではございませんけども、当面はやはり地方重視のような観点から交付税も推移していくのではないのかというふうに思っております。

質問 19番 高瀬博文

交付税の方は、とりあえず二、三年のうちは大丈夫かなということでしょうけども、私の方から、2点ほど、差異が出る用途ということで指摘をしたいと思います。まず、一般会計、特別会計含めてですけども、1点目は滞納であります。もう一点は、一般会計、特別会計、公社を含めた中での市中金利の上昇であります。まず、滞納でありますけども、19年度の決算で、一般会計、特別会計合わせて不納欠損と滞納の繰越額をお聞きしたいと思います。そこで、18年度決算……、19と言いましたか、済みません、18年度決算における繰り越しの額をお聞きしたいと思います。そして、その額は今後の財政運営に支障を来さないかどうかを含めて御答弁をいただきたいと思います。

答弁 企画部長 西川友則

平成18年度決算における滞納額、それから不納欠損額の御質問と思います。平成18年度決算での、町税、それから国民健康保険税を合わせた未納額につきましては6億5,859万4千円となっております。そして不納欠損をした金額につきましては合わせまして2,145万7千円というふうになっております。税の未納、あるいは不納欠損、これにつきましては地方交付税と同じように主要な本町の一般財源でございます。ここに多くの未納があるとすればやっぱり財政運営に影響を及ぼすということで、職員も滞納整理に当たっては奮闘しているわけでございますけども、まさにここが大きくなると財政運営に重要なものを来すというふうに思っております。

質問 19番 高瀬博文

不納が2千万以上で、滞納が6億5,800万と、かなり大きな数字であろうと思いますけども、滞納については今後の不納の予備軍というとらえ方もできるのかなと思うわけですけども、今後、19年度以降、税源移譲、そして定率減税の廃止等で町民税の課税がかなり比率が大きくなると、そういう中で、収納率が下がってくるということが予想されると思います。不納欠損処分は、結局は収納できないで、時効で債権を放棄せざるを得ないと、そういう歳入であります。本来全て入るべき収入であると、負担の公平の観点から手綱を少しも緩めるべきでないと思うわけですけども、今後の完納に向けた町側の取り組みをお聞きしたいと思います。

答弁 総務部長 奥村三千雄(総務部長は2010年3月まで)

現在におきましても、十勝の機構の方に一定程度お願いして、町としてなかなか取り組めない部分のことに関しても、そういった形の中で収納の方に努力をさせていただいている部分がございます。また、現状の中におきましても、一定程度サービス制限ができるかどうかということも踏まえながら検討をしているような状況もございまして、今後の部分についても、これ以上に徴収の部分につきましては手綱を緩めないで、引き締めた形の中で対応をしていきたいというふうに考えているところでもございます。

質問 19番 高瀬博文

滞納の方はそういうことでひとつよろしくお願いしたいと思うわけですけども、次に市中金利の上昇についてであります。18年度末の借入残高、一般会計223億、特別会計149億、公社を含めてほぼ全額が固定金利と、金利の変動リスクがないというふうに私は理解しているわけですけども、この点について確認をいたします。それと、先般の9月議会の決算の折に、今借りている高金利のものの借りかえについての町側からのお話がありました。この対応についてお話をいただきたいと思います。

答弁 企画部長 西川友則

まず1点目の金利の関係でございます。本町が起債を起こしている金利につきましては証書借入ということで、その借り入れた時点での金利、それで償還年限に応じて借り入れをしているということでございまして、いわゆる政令指定都市等が発行する公募債、これとは違うというふうに思っております。したがいまして、その時点その時点の金利で借りているわけでございますから、例えば10年後に借りかえをして、それが3%が6%になるだとかというようなことにはなっておりません。それから、もう一点、保証金なしの繰上償還の御質問だと思います。これにつきましては、国が地方財政対策として、3年間、19、20、21、この3年間で5兆円規模の繰上償還を認めると。従来は保証金がなければ繰上償還は認めないという極めて変則な形でございました。しかしながら、今回それが認められたということで、本町におきましては5%以上の金利が対象になるわけでございますけども、3年間で繰上償還する額は約36億円程度というふうに考えております。そして同額を市中銀行から借り入れをして、高い金利を安い金利に借りかえるというようなことで、利子の軽減を図ってまいりたいというふうに思っております。また、その影響額につきましては、今のところ、まだ相手先から何ぼで借りるということが決まっておりません。おおよそなんですけども、試算としては7億円程度の金利軽減になるのかなというふうに思っております。なお、この実施時期につきましては、平成20年の3月25日、来年の3月25日が財政融資資金のいわゆる定時償還日でございますので、それに合わせて実施をするというような形になっております。以上でございます。

質問 19番 高瀬博文

この借り入れについては固定金利で、借りかえで今後7億円程度の歳出減が見込まれるというふうに理解をしたいと思います。次に、3番目の固定資産税の引き上げについてでありますけども、税制改正等で非常に重税感がありますと。そして積立基金残高が25億7千万、この数字は一定の目標をクリアしていると、そういう観点から、現時点では見送るということだろうと思います。私は、これに加えて、先般、新聞等で話題になった、今もなっているわけですけども、そういう事柄があって、新たな負担増を言い出せる環境ではないと、そういう判断もされているのかなと思うわけですけども、この引き上げの見送りは財政上の観点からだけなのか、お伺いをしたいと思います。

答弁 副町長 寺山憲二(副町長は2008年12月まで)

先ほど町長の答弁にもございましたように、基金残高が当初計画よりも多い、それと税をめぐる情勢が、今、町単独でもって固定資産税を上げる状況にはないだろうというような判断だけでございまして、決してそのほかのものはございません。

質問 19番 高瀬博文

その前提の上で、健全財政という観点から議論したいと思います。12月7日の道新に財政健全化法に基づく総務省の新基準というものが載っておりました。これは、一般会計、特別会計だけでなく、国民健康保険、介護保険、さらに上下水道、さらには土地開発公社等、全て連結させた上で、健全ですかと、こういう内容となっていると思います。我が町は、一般会計も黒字、水道会計の黒字も大きいわけですから、それぞれの指標が基準値内というふうに理解をしているわけですけども、確認をさせていただきたいと思います。4つの指標がありますけども、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率、この4つの数値について教えていただきたいと思います。

答弁 企画部長 西川友則

自治体の財政健全化に関する法律、この4指標の御質問というふうに思います。この4指標につきましては、今、議員おっしゃったとおり、実質赤字比率、連結実質赤字比率、それから実質公債費比率、それから将来負担比率と、4つの要素からなっております。実質赤字比率につきましては、御承知のとおり、これは一般会計、普通会計に関する比率でございまして、18年度の決算は2億4千万の黒字ということで、赤字ではございません。それから、連結実質赤字比率につきましては、18年度決算の数値でございますけども、一般会計が今申し上げたとおり2億4,200万円の黒字、それから水道が4億8,300万円の黒字、ただ、国保が9,900万円の赤字というふうになっております。それから老健、介護、老健が800万、それから介護が6,100万の黒字となっております。したがいまして、連結をしますと、18年度決算では6億9,500万円程度の黒字になっているということで、赤字に使われる指標でございますから、本町はそれには至っていないということでございます。それから、実質公債費比率につきましては、標準財政規模に対してどのぐらいのいわゆる公債費に準ずる借金なのかという比率でございますけども、これにつきましては、17年度から導入されたわけでございますけども、15年から17年までの3カ年の平均、これは当初19.4%でございました。16年から18年の3カ年平均については18%ということで、今後も下がる傾向にあるというふうに考えております。それから、将来負担比率、これにつきましては、全ての債務が分子に乗って、そして分母が標準財政規模ということで、目安は、私も二、三日前の新聞で見たわけでございますけども、まだ総務省の方から詳しい通知は来ておりません。それによりますと、350%を超えると、これは再生団体になるというようなことでございまして、今、本町が抱えている借金は、一般会計が先ほど言った223億、特別会計が149億というような数字、これが分子に乗ると、そこからいわゆる交付税で措置されている、あるいは使用料等で賄いきれる特定財源を引いたその比率が350%ということでございますので、本町においては、これは、多分そこの域までは当然達しないというふうに予測をしているところでございます。以上でございます。

質問 19番 高瀬博文

私も、今、答弁いただいたように、全部の数値が基準値内というふうに理解して、当面は大丈夫なのかなと。ただ、この中で、将来負担比率ですか、これについては、分母の標準財政規模、これが小さくなると一気に危険度を増してくるというふうに思うんですけども、この点についての認識はこういうことでいいかどうか、お伺いしたいと思います。

答弁 企画部長 西川友則

議員おっしゃるとおり、標準財政規模、言うなれば普通交付税とそれから標準税収入を足したのを標準財政規模と申しますけども、要するに1年間、本町が標準的な行政運営を行う上においてどの程度の金額なのかということを、今、私が申し上げた普通交付税と標準税収入を足した105億程度が平成19年度の標準財政規模と、この金額が落ちていくと比率は当然上がるということになります。

質問 19番 高瀬博文

健全財政を目指す、その上で私なりの視点をお話ししたいわけですけども、まず、単年度だけでなく、中長期的な視点を持つこと、もう一つは受益と負担のバランスについて、世代間を含めて見据えたものでなければならないと思っております。受益が多いほど負担が多い、これは通例であります。借入金が370億、今、この現状で、現世代だけでは償還はし切れません。次の世代にも借り入れが残るという前提で、今ある公共施設なり、町道なり、生活基盤の維持を償却年数を超えて温存すべきであると考えるわけです。そのためにも現世代を含めて一定レベル以下にならない恒常的な維持が必要であろうと。固定資産税を0.1上げさせていただいて、生活基盤の基本的な維持のために、先ほど1億4千万という話がありました。今までも随分使ってはきている。この0.1を本当にこの目的税化して、その上で3億なり5億なり、そういうものを維持するための目的税という形の中で償却を抑えながら次の世代につなぐと、そういう論点での固定資産税を上げさせていただくという、このような発想はないかどうかをお伺いをしたいと思います。

答弁 副町長 寺山憲二(副町長は2008年12月まで)

地区懇談会等へ行きますと、要望のほとんどが宅内道路の整備、こういうことで、今ある道路の維持管理をしていただきたいという要望がほとんどでございます。宅内道路に限って言えば、平成22年の総合計画が終わるまでの間に50%の再整備をするというような目標を立てて、今、予算措置をしているところであります。大体、18年度、19年度につきましては、その計画に沿って今行っているものというふうに思っております。また、箱物の維持管理につきましても、文化センター等につきましては、釣りもののメンテナンスももう手がけておりますし、それから、次年度以降、照明、音響等にも手がけていきたいというふうに考えております。そういった意味で、それについては十分今の税制等でもってできるものというふうに判断しております。先ほど来、基金が、ある程度、目標以上にたまっているというようなこともございますので、次年度以降につきましては、その基金を一部崩してでもそういったメンテナンスの方に手をかけていきたいなというふうに思っているところでございまして、固定資産税を0.1上げなくても、今の段階ではできるというふうに判断をしております。以上です。

答弁 副町長 寺山憲二(副町長は2008年12月まで)

私どもも将来の子供たちに大きな負担を残さないということを前提に計画をつくっておりますし、これからますます少子化していく中で、今残す借金が子供たちの肩に大きくのしかからないような施策を講じながら、今ある施設の延命化を図っていかなければならないだろうと思っております。また、先ほど言い忘れましたけども、音更町の15メートル以上の橋梁というのが大体350あるんだそうです。十勝管内で最も多いんですが、次年度以降については、その耐震化も含めて、橋の延命化も含めて、点検整備に当たってまいりたいというふうに思っております。以上です。

質問 19番 高瀬博文

年次計画で50%に到達するということですけども、その50%にいったときには、また新たな50%ができて、恒常的に50%以上いかない事態になりませんか、今の話では、その点についてもう一度お願いします。

答弁 副町長 寺山憲二(副町長は2008年12月まで)

目標の道路延長については60キロでございますので、30キロが終われば、残り30キロに向かって進んでいきたい、それの繰り返しになろうかというふうには思いますが、道路延長は、これからのまちづくりを考えた上で、60キロがどの程度延長になるかは別にして、今ある60キロにつきましては、目標年度を立てながら、繰り返し繰り返しになりますが、道路の長寿命化というんでしょうか、そういうのに心がけてまいりたいというふうに思っております。

質問 19番 高瀬博文

次に移ります。最後の、今後の計画の精査でありますけども、私は、削減がなくても、現段階では計画よりいい方向にあると思うんです。削減がなくてもやはり計画というのは必要であろうと思うんです。まずは21年度を、20年、21年ですか、この2年をかなり精度の高い計画をつくる、その上で、それから先、何年か後の財政のシミュレーション、そういうのをイメージする。その中で、自主自立のまちづくりの中で、我が町は財政的に大丈夫なんだと、町民の皆さんにそういうシミュレーションを出すべきだと、その上で、次の世代に引き継ぐためには現世代が応分の負担もやむを得ないと、そういう視点も生まれてくると思うわけですけども、この点について、今後、計画を見直す考えがあるかどうかについてお伺いをしたいと思います。

答弁 副町長 寺山憲二(副町長は2008年12月まで)

議員おっしゃるように、財政のシミュレーションはしていかなければならだろうというふうには思っております。今の計画を精査しながら、これからの財政状況はどのように変化していくのかというシミュレーションは必要かというふうに思っております。ただ、今、財政健全化5か年計画で削減目標を具体的に定めて実施してきた結果、相当経常経費についてはスリム化してきたんだろうというふうに思っております。これから、その計画が終了した後も、このスリム化した状況を決して、先ほど議員はリバウンドと言いましたけども、リバウンドさせることなく続けていきたいというふうに思っております。それがなったときには、当然23年からは新しい総合計画がつくられます。それから、それに基づく実施計画も策定していかなければなりませんし、それから毎年主要事業の5カ年計画というのを策定しております。そうした計画を一体的に進めていけば、そのスリム化になったやつをそのまま引き続きそういった計画に反映していけば、こういった財政健全化5か年計画のような特別な計画をつくらなくてもいいのではないかというふうに考えてございますが、先ほど来、町長も答弁しておりますように、交付税がどうなるのか、これによっては再度健全化の計画をつくっていかなければならないような事態は生じるかとは思いますが、今の状況が続けばという前提でいけば、総合計画なり主要事業の5カ年計画なりを精度の高いものをつくっていけば、財政健全化5か年計画のようなものについては、今の段階では要らないのかなというふうには思っております。以上です。

質問 19番 高瀬博文

最後にいたします。20年度以降の整備でありますけども、駒場小学校の改築、柳町小学校の耐震補強、鈴蘭小学校の増築、数多くの事業に取り組まなければならない。その上で、山口町長が、11月の中旬ころだと思うんですけども、勝毎の中でコメントを出しております。財政難といえども前に進まなければならない。火葬場の改築、再整備の時期に来ている宅内道路、町道など、大型公共事業の実施に向け準備していくというコメントが載っておったわけですけども、これは大型事業の位置づけとしてはやはり火葬場が大きいのかなと、これは10億ぐらいすぐかかってしまうのかなと思うわけですけども、今後、やはりきちっとした財政シミュレーションを立てた上で、その中で火葬場もきちっと明示してシミュレーションをつくっていくべきと思うわけです。この今後のことということの中で、火葬場をこのシミュレーションの中に位置づけられるのかどうかを御答弁いただいて、終わります。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

最後の締めといいますか、行政はゆりかごから墓場までというようなことの締めになるのかなと思います。ちょっと先ほどもいろいろとそれぞれ答弁させていただきました。ただ、現実の問題としては、音更町は、全体的に、人口は、昨年1年間でも、ことし1年ですか、大体600人ぐらい微増ながらふえている、やはり人口がふえることによってそこに住む行政需要というのは当然伴うわけであります。ですから、今、新聞のお話もございましたけども、よく私もお話しさせていただきますが、やはりこれからの福祉、あるいは教育、こういうものがどんどんどんどん新しいメニューとして出てまいります。いかようにして対応していくかというようなことを考えていかなければなりませんし、同じ借金があっても、その借金の中身だと思うんですね。特に音更あたり、今、一般会計で220億相当ありますけども、その中で、上水、下水、道路、これが大半でございます。ただ、こういうものは使われますとその使用料が入ります。ですから、一般財源と、プラス毎年毎年の使った分の使用料が入ってまいりますから、数字は、先ほど一般会計220億と出ますけども、その中身を償還していくということは、町民の皆さんから、できるだけ多く使って、多く納めていただければ一般財源というようなことで非常に楽になるわけでもございますし、もう一つ考え方としては、今、現世生きて納税をされている方々だけに払うというのも、これまた不公平な考え方もございます。道路1本つくっても、いろんな施設をつくっても、50年使えます。ですから、今の人方だけでこれだけを負担するのではなくて、やはり50年先の人方も一部納めていただく、こういうようなことで、特に単年度決算のこういう行政システムの中では、そういうことも、考え方によっての公平性と、こういうものも出てくるのかなと、そのように思います。お聞きになったのは、火葬場をやるのかやらんのかと、こういうお話でございます。私どもとしては、余り急ぐわけではございませんけども、やはり今の状態の中ではある程度炉がもたないと、非常に1世紀前ぐらいの形で、やはり人間もだんだん体格も大きくなったというようなことで、そういう状態も聞いております。ですから当初、先ほど10億と、だれが言ったのかわかりませんけども、そのぐらいのというような構想がありましたけども、なかなか現実問題、その半分ぐらいというようなことになるのではないかなと思いますし、もう一つ考えておかなければならないのは、これからの行政は今までのような行政展開にならない、裕福と、間違ってもならないだろうと、需要が、どんどんどんどん新しい事業が出てくる、こういうような考え方がございますので、私どもとしては、できれば大型事業、やはり2億、3億、本来なら5億と言いたいところでありますけども、少なくとも二、三億事業のあたりを、これを一般会計補助金なし、起債もそう簡単に借りられる時代ではないと、そういうような時代が必ずやってくるのではないかなと、そうしますとやはり転ばぬ先のつえというようなことで、今、一般会計といいますか、特別会計も含めて基金が25億ほどあるわけでありますけども、やはりこれからの事業は、場合によっては目的基金、これが火葬場用だというようなことで、決算時期になれば、若干でもいいからやはりそこに積み立てておくと、こういうような考え方を持って大型事業に対応していかないと、この現状の中では非常に厳しいものがあるのではないかなと。先ほど来からお話をいろいろお伺いいたしました。我々としては、本当は上げられるときに上げたいと思いますけれども、やはり町民ということを考えると、なかなか今そういうわけにはいかぬと、消費税のこともこれから出てきましょうし、何とか出身地のふるさと税だとか、環境税だとか、いろんなものが、これがなるのかならんのかわかりませんけども、非常に時代は日進月歩変わってまいりますから、私ども職員一丸となって、御指摘の点も含めてこれからの町政の運営に携わってまいりたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと存じます。

出典:音更町議会 平成19年第4回定例会 2007年12月12日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる