みんなの議会

音更町議会 平成19年第1回定例会 2007年3月8日

へき地保育所の安全対策について

2007年3月8日、音更町議会の一般質問で、長沢広茂議員が「へき地保育所の安全対策について」質問し、町長 山口武敏、民生部長 山川光雄が答弁しました。

質問者
長沢広茂 議員
答弁者
町長 山口武敏、民生部長 山川光雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 11番 長澤廣茂

通告いたしましたへき地保育所の安全対策について、一括方式で質問いたします。近年、不審者・変質者により、全国で子供たちが被害に遭う事件が相次いで発生しております。本町においても不審者情報が寄せられており、先般も行政区を通じて情報の通報に関するお願いの文書が庁内全戸に回覧されております。今年2月13日においても、2月10日に発生した木野東15丁目の事件、幸い被害はありませんでしたが、行政区、関係機関に回覧されたところであります。「町民の皆様方にお願い」文書にも記載されていますが、不審者・変質者はいつ、どこにあらわれるかわからないため、現在、学校、PTA、地域の皆さんの協力により安全パトロール等が実施されております。このような中、へき地保育所については、幼児と保育士のみ、更に大半が保育士2名体制であります。サスマタは設置されておりますが、非常に不安を感じるところであり、その安全が心配されます。大切な幼児をお預かりしている保育所において、事件が発生したときの緊急事態に対応する方策が必要と考えます。そこで次の点についてお伺いいたします。1つ目、今年度の町内での不審者通報の件数についてでございます。2つ目、新年度のへき地保育所ごとの予定園児数と配置保育士人数について、お願いいたします。3つ目、へき地保育所の安全対策、緊急通報体制の現状はどのようになっていますか。4つ目、大半の保育所の近くには小学校等があり、直通通信網による連携が必要と思われますが、御検討の考え方はあるか。5つ目、非常ベル等の設置が必要と思われますが、検討するお考えは。以上の質問に御回答をよろしくお願いいたします。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

へき地保育所の安全対策に関する御質問について、お答えをいたします。初めに、今年度の町内における不審者情報の数についてでありますが、今年度、青少年センターに寄せられた各種通報のうち、不審者や変質者に関するものは、本年2月末現在で27件に及んでおり、地域別で見ますと、下音更、共栄、緑南の各中学校校下が約9割の24件を占めている状況にあります。次に、新年度のへき地保育所ごとの入園予定児童数と配置する保育士の数についてでありますが、2月末現在で入所が確定している児童数で申し上げますと、中音更が7人、西中音更、南中音更、豊田がそれぞれ9人、東士幌が10人、昭和が13人、下士幌が19人、東士狩が31人となっております。配置する保育士の数は、御質問のとおり基本的には2人でありますが、東士狩につきましては定員を超える状況にあり、また、新入所児童の多くが3歳未満児であることなどを考慮し、短時間のパート職員を加配することといたしております。次に、へき地保育所の安全対策、緊急通報体制の現状についてでありますが、保育中につきましては、玄関その他の入口を施錠することとしておりますが、万が一にも不審者等が侵入した場合、第一に児童の安全を守るには、まず迅速に避難させることが必要でありますので、保育士に対し、経路や避難先を指導するとともに、東士狩と東士幌のへき地保育所では、独自にあるいは小学校と共同で、不審者の侵入を想定した避難訓練を実施し、緊急時における保育士の役割などの確認を行っているところであります。更に、各保育所にサスマタを置くとともに、帯広警察署の協力を得て、使用方法の研修も行っておりますが、通信手段を用いた緊急通報体制につきましては、整備いたしておりません。最後に、通信網による緊急通報システムや非常ベル等の設置など今後の安全対策の考え方についてでありますが、へき地保育所は、基本的には今後とも保育士2名体制を維持していく考えですが、御質問のとおり、不審者、変質者の侵入など、非常時には少なからず不安があることも確かであります。業者に確認をいたしますと、電話回線を利用した各種の緊急通報システムには、非常ベルの付設も可能とのことでありますので、少しでも不安を解消するための方策として、これらのことも検討していかなければならないと考えており、そうなりますと、近くの小学校の協力も必要と考えております。いずれにいたしましても、現在行っている対策の徹底はもとより、今回の御提言を踏まえて、更なる安全対策を検討してまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。以上でございます。

質問 11番 長澤廣茂

5つの質問をしたわけでございますけれども、特に今回の目的は、4番目と5番目でございます。それで、初めのほうにつきましては、昨年の不審者の件数、市街地にかなり偏っているのかなと。地域においてはまだそれほど通報はなかったのかなと思われます。地域においても、夕方になるとかなりの車が走っておりますし、看板ですとか、そういうことによる対応が少しずつ効果が出てきているのかなと思われます。保育士の人数については、2人が少ないとか多いとかというお話はする考え方はありませんけれども、やむを得ない状況であるのかなと思われます。今回の質問の目的であります安全対策という面については、今後考えていくという御回答はいただいたんですけれども、この質問に至る経緯についても、少しお話しさせていただきたいと思います。本町においても出生率が年々低下しておりまして、少子化が進む中で、安心して子供を産み育てることのできる環境づくりが求められていると思います。地域においても、先ほどお話ししましたように、連携して子育てを支援する環境づくりが努力されていると思います。地域によってはUターン現象の形もあり、20年度よりは園児がまたふえていくのではないかという保育所もあるように聞いております。そんな中、へき地保育所の近くに全てではありませんが、1カ所だけ町の施設があって、ほとんどが小学校があるというのは皆さんも御承知だと思います。更に運動会、学習発表会においては、小学校、保育所が一緒に合同開催をされている。私も2カ所の小学校より御案内をいただいていますけれども、小学校とへき地保育所の合同行事は、非常に見学者も多いし、地域にとっても楽しみの場ともなっております。小学校の校長先生にお話を聞きました。保育所の園児は、将来において大切な宝であると。すぐ近くにある保育所の安全を守っていくために、小学校としても協力は惜しまないと。その校長先生は、非常にいつも気になって、保育所の周りを見回っているというようなお話も聞きました。昨年、その保育所において、ある出来事がありました。園児の1人が気がついてみるといないことがわかったそうです。保育士さん2人は即探しに保育所の外回りに出てしまったということです。急な出来事に対する気持ちは当然でありますし、しかし、後で気がついてみると、その探している間、保育所内は園児のみであったということだそうです。園長はそのことを聞いて、児童福祉係に行き、是非、小学校との緊急連絡網をつくってほしいと相談に行ったそうでございます。そこで残念なのが、返ってきた言葉は、保育所と小学校では担当部署が違うと。その相談には応じられないと簡単に断れた。更に、そのような予算をつけられないと。どうしてそういう回答があったのか、私もびっくりしたんですけれども、そういう回答であったと言われました。園長は、地域のへき地保育所は園児の父母が代表になって、父母の代表者でもあるわけでございます。園の問題を解決していただく相談に伺っていることに、もっと親身な対応策を考えることができないのか、どこに相談に行けばいいんですかと言われました。それから、部署の違うところでの連携はできないとも言われた。これはいつからそうなっているのか、その点について御回答いただきたいと思います。それから、地域と小学校、保育所のつながりが強いことは先ほどもお話しさせていただきました。運動会、それから学習発表会には、教育長さんを初め、担当の職員、それから教育委員長さん、教育委員の方が多数訪れております。その状況はよく把握されていると思います。私もいろいろ行っていますけれども、保育所担当の部署の職員の方が見に来られたということは拝見したことがありません。へき地保育所と小学校の強いつながりを小学校の職員も先生方も大変心配していますので、そういう状況を是非見ていただきたいと思います。次に、非常ベルの設置についてであります。このことは私の体験を含めて、なぜこういうお話になったかということをさせていただきたいと思います。ちょうど2年ぐらい前に当たると思います。私は保育所の裏に当たるコミセンで会合をしていました。そのとき、後から入ってきた人がどこかで非常ベルのような音がしますということで騒がれたんですけれども、その場所が保育所の火災報知機でありました。早速連絡をとり、調べていただいた経緯があります。各保育所にはサスマタを設置していると先ほどもお話を聞きました。私の知り合いの方がいまして、そのへき地保育士さんの方に聞いてみました。女性の力では、逆にサスマタを使うことは危険だと。サスマタが相手の凶器に変わってしまう可能性のほうが逆に高いのではないかと。狭いへき地保育所の中で、幼児の周りでの使用は非常に危険ではないかというお話を聞かせていただきました。そこで、先ほどの私の2年前の緊急的な体験からすると、いち早く外部に何かを発信するという、それによって何かのきっかけが必要ではないかと。それで非常ベル等の設置があれば、少しは役に立つのではないかということでございます。サスマタを設置しているということは、何かの事態に備えているということからして、さらなる安全対策としての非常ベルの検討をしていただきたい。先ほど前向きに検討されると言いましたけれども、その辺の私の今までのお話の中で、大事が起きてからやるのではなくて、十分予防策は今打っていますけれども、最小限の対策は必要であると思いますので、御回答をお願いいたします。

答弁 民生部長 山川光雄(民生部長は2008年3月まで)

担当部署との関係、運営委員長さんが役場に見えて、そのような御回答をしたというようなことで、大変、私も非常に反省しなければならない点であろうと思っております。今後、そのようなことのないようにさせていただきたいと思います。これから学校とも十分連携をとってまいりたいと思っております。また、小学校と合同でさせていただいております運動会、発表会等におきましても、担当職員も見学させていただいて、また、地域の方ともお話をさせていただくような機会を設けてまいりたいと思います。それから、3点目の関係でございますけれども、先ほど答弁させていただきましたけれども、電話回線等による通信手段というものもございます。それからまた、非常ベルの敷設ということも可能となってございます。今、見積もりをとっておりますけれども、そんなに大きな金額ではないというようなことでございますので、できれば対応をさせていただきたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

質問 11番 長澤廣茂

質問を出した時点から非常に積極的に対策を打たれていると、非常に私としてはありがたいお話でございますけれども、今回の質問は、私の地域にあるへき地保育所を1つの事例としたんですけれども、事例のみならず、いろいろなことがあると思います。特に2人の女性保育士さんという形の中で、やはり不安もあるのではないかと思われます。更に、これは現場で勤務している職員でもございます。逆にすると、職員の安全な働き場所、その点についても、そういう環境づくりもあわせてやっていただきたいということで終わらせていただきます。よろしくお願いします。休憩(午後 0時00分)

出典:音更町議会 平成19年第1回定例会 2007年3月8日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる