音更町議会 平成22年第4回定例会 2010年12月14日
エゾシカによる農作物の食害防止対策について
2010年12月14日、音更町議会の一般質問で、長沢広茂議員が「エゾシカによる農作物の食害防止対策について」質問し、町長 寺山憲二、経済部長 西坂賢二、農政課長 宮原達史が答弁しました。
- 質問者
- 長沢広茂 議員
- 答弁者
- 町長 寺山憲二、経済部長 西坂賢二、農政課長 宮原達史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 12番 長沢広茂
通告に従い、エゾシカによる農作物の食害防止対策について質問いたします。鳥獣害対策にかかわる質問は、9月の定例議会において山本議員、また、予算・決算特別委員会等においても問われておりますが、今回は、その中でも被害の8割を占めていると言われる、また、頭数が急増しているエゾシカ対策に絞り、質問をいたします。エゾシカによる農作物への被害を防止するため、エゾシカに対する駆除対策や侵入防止対策が急務となっております。近年の暖冬の影響もあり、雌ジカの妊娠率が極めて高く、また、冬期間の自然死亡が少なくなるなどエゾシカの頭数がふえる状況にあり、環境省では、知床で急増しているエゾシカ対策として、群れ単位による効率的な捕獲を実施するとしています。このような中、本町においても、山際地域のみでなく、平地での出没も見られ、特に春先の雪解け後の小麦畑、移植後のビート畑、豆畑においては、発芽後の食害は農業者に大きな痛手となっています。この自衛策として、爆音器などの音による対策のほか、最近はセンサーによる感知方式やシカが嫌うとされるにおいによる対策を実施するなど、特に山際に農地を保有する方々は、エゾシカの侵入防止に大変苦慮されております。一方、最近では猟銃の免許を取得する若い世代の方が少なくなり、猟友会においても会員の減少や高齢化が進み、エゾシカを捕獲、駆除する環境は厳しさを増しています。また、ふえ過ぎたエゾシカは、農作物ばかりでなく、森林や高山植物などにも影響を与え、生物多様性をも脅かす存在になっています。そこで、次の3点についてお伺いいたします。1、農作物に対する被害状況はどう把握されているのか。2、猟友会への捕獲料を含めた対応策は具体的に進んでいるのか。また、エゾシカ侵入防止策として、爆音器やにおいによる侵入防止物等の購入に対する助成の考えは。3、管内の自治体において、わなによる捕獲を普及し、実績を上げていると聞いていますが、本町において取り組む考えはないのか。以上、よろしくお願いいたします。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
エゾシカによる農作物の食害防止対策についての御質問にお答えいたします。近年、農作物に被害を与えるエゾシカの頭数がふえており、北海道によりますと、平成21年度の道内のエゾシカ生息数は64万頭と推計され、特に北海道西部地域での生息数の増加が著しく、全道の農業被害額は約51億円に達しているとのことであります。御質問にありますとおり、環境省は、知床半島でのエゾシカ急増により、このままでは世界遺産に指定された生態系が破壊されるおそれが出てきたことから、従来行っていた取り組みをさらに強化する方向で関係機関と協議しているとの報道があったほか、道も、エゾシカ急増地域の上川管内、釧路管内などで、シカの群れごと駆除するシャープシューティングという狩猟法の実証実験を行う予定でありますが、まだ試験段階で、手法の確立は今後の課題であると聞いております。十勝管内におきましても、特に日高山脈や大雪連峰に近い地域で被害が多くなってきているようで、各自治体ともその対応に苦慮しているところであります。エゾシカの狩猟期間は例年10月末から翌年3月末までとなっており、それ以外の4月から10月末までは駆除の期間となっております。この駆除期間につきましては、本町では、毎年北海道知事の許可を得て猟友会のハンターに駆除を実施していただいており、本年度は、10月末まで、38名の方々にお願いしたところであります。本町における駆除頭数につきましては、平成18年度が16頭、19年度が34頭、20年度が42頭、21年度が51頭、そして今年度が現在までの集計では55頭となっておりますので、年々増加している状況にあります。これは、シカがふえていることもさることながら、猟友会の皆さんの御尽力のたまものであると感謝を申し上げる次第であります。このような状況の中で、さきの定例会におきまして、山本議員の御質問にお答えいたしましたとおり、鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律の規定に基づく音更町鳥獣被害防止計画の策定に向けて、現在作業を進めているところであります。初めに、農作物に対する被害状況の把握についてでありますが、本町では、従来から、シカを初めとする鳥獣による全町的な被害調査を行っておりませんでしたが、ただいま申し上げました鳥獣被害防止計画の策定に当たりましては、被害の現状をある程度把握しておく必要があると考えております。このため、現在、被害状況を調査する準備を進めている段階にありまして、近日中に農業者の皆さんに調査票を送付する予定となっております。その集計結果により、本町の農業被害の推計がまとまりましたなら、被害防止計画の策定に生かしてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。次に、猟友会への交付金及び侵入防止物等購入への助成についてでありますが、猟友会への交付金につきましては、御承知のとおり、駆除に対する実費や報酬的な経費として、シカ1頭につき3,500円と、その他経費の一部に対して交付を行っておりますが、その額が管内市町村の中でも低いほうとなっておりますので、これもさきの定例会において山本議員の御質問にお答えいたしましたとおり、来年度から見直す方向で猟友会と協議しているところであります。現時点では明確な交付額は申し上げられませんが、交付額を大幅に引き上げることによってハンターの駆除意欲の向上と経費負担の軽減を図り、農作物の鳥獣被害防止に努めてまいりたいと考えております。また、農業者の皆さん個々が行っている侵入防止対策への助成につきましては、被害防止計画策定後に、町、両農協、猟友会など関係機関で組織する被害防止対策協議会を設立し、その効果や方策などを協議してまいりたいと考えておりますが、まずは駆除対策を優先して進めることで御理解をいただきたいと存じます。最後に、わなによる捕獲についてでありますが、御質問のとおり、わなによるシカの捕獲に取り組み始めた自治体が幾つか出てきておりまして、新聞等でも報道されているところであります。このわなは、くくりわなと呼ばれるもので、シカの通り道などに仕掛けて、足をワイヤで捕捉するものでありますが、使用するためにはわな猟免許を取得しなければなりません。取り組み始めている自治体では、わな猟免許を農業者みずからが取得してわなを仕掛ける方がふえてきているとお聞きしております。しかしながら、シカがくくりわなにかかった場合には、わな猟免許のみの所持では殺処分することができないことから、銃による狩猟免許を持ち、シカ駆除の許可を受けた猟友会のハンターに銃で撃ってもらう必要があります。そのため、一連の作業は、猟友会との連携が欠かせないことになっております。また、仕掛けたくくりわなの見回りをどうするか、シカの残滓を農地所有者が埋却してくれるかなど、検討しなければならない事項もありますが、銃免許よりもわな猟免許は比較的取得しやすく、24時間仕掛けられることや、猟銃のように危険ではないということ、そして、くくりわなの購入費は猟銃に比べて安価であることなど利点もありますので、この方法によるシカの駆除について、猟友会と相談したいと考えております。なお、相談の結果、わな猟免許を持っている猟友会会員の協力が得られるならば、今後、試験的にでも実施できないか検討したいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。
質問 12番 長沢広茂
最近、新聞とかテレビとか、非常に連日のようにシカにかかわる報道が何か急に多くなってきているなと感じております。この半月の中でもやはり、農作物の被害ばかりでなくて、道内において列車事故ですとか、それから交通安全上いろんな要因の中で問題化されているのかなと思われております。農作物に対する被害は、今答弁にあったように、道の資料が一番的確かなと思いますけれども、その中でも、先ほど、農林業の被害は約51億という答弁でありました。そのデータの中で、十勝が大体ちょうど1割ぐらい占めているのかなと。ただ、北海道全体の中で道東地域が8割を今占めているとかというデータもあると思います。そういう中で、前回の山本議員の、答弁にもありましたけれども、実態を把握していくんだということで、早急に行うという今答弁がありましたけれども、その辺については、山際地帯、特に音更は林業もやっている方もいるんですけれども、その辺は畑作農家だけなのか、あと林業の関係についても多少入るのかお伺いしたいと思います。
答弁 経済部長 西坂賢二(経済部長は2012年3月まで)
農業被害の調査の件なんですけれども、一応農業者を対象に調査を取りまとめしたいというふうに考えてございます。それで、その調査はまた、取りまとめが1月末ぐらいをめどに進めてまいりたいというふうに考えてございます。そして、先ほども答弁で申し上げておりますけれども、鳥獣被害防止計画につきましては年度内に策定をしたいと。そして知事と協議の上、認定を受けた後、また被害防止対策協議会等を設置して対策等について協議を進めていきたいというふうに考えております。
答弁 経済部長 西坂賢二(経済部長は2012年3月まで)
申しわけございません。全農家を対象に一応出すということにしてございます。
答弁 経済部長 西坂賢二(経済部長は2012年3月まで)
農作物だけの被害を対象に調査をかけるというような考え方になっております。
質問 12番 長沢広茂
今まで調査をしていなくて、今回農作物からということで、段階的には町全体のそういう実態調査も必要かなと思われます。そういう中で、1月をめどにして早く年度内にその策定ができるようにひとつ御努力を願いたいと思います。2番目の質問ですけれども、猟友会への捕獲料を含めた対応についてですけれども、これも、答弁の中にもありましたけれども、見直す必要があるという中で話は進んでいると。だけれども、まだ金額は決まっていないということなんですけれども、その中で、猟友会で要望しているのは、今、これは頭数で金額は出ているんですけれども、頭数に対しての金額を相談しようとしているのか、その辺の要望が強いのか、その辺はどうなんですか。
答弁 農政課長 宮原達史(農政課長は2012年3月まで)
ただいま猟友会と御相談申し上げているのは、まずシカの、今1頭3,500円という単価、これを引き上げる方法、それにあわせまして、今まで、移動費であるとか散弾等の火薬、それからハンター保険料など、このような経費の一部を一緒に交付しているわけですけれども、これも非常に安いと。それから、シカの1頭当たりの駆除頭数を基本としているものですから、とれなかった場合、経費がかかっているのに、移動費とか散弾ですけれども、その場合も何らかの経費負担を少なくするような方向でその単価も見直すと。全般的に、駆除の1頭当たりの金額だけではなく、全般的な経費もいま一度見直すという方向でお話をしております。以上です。
質問 12番 長沢広茂
一部にはその1頭当たりの金額というものを非常に気にする方もいらっしゃるということですけれども、私の聞いたところでは、基本的には会への一括交付であるべきだという要望のほうが強いんでないかというお話を聞いているんですけれども、そういう要望はないんですか。
答弁 経済部長 西坂賢二(経済部長は2012年3月まで)
現在の交付の仕方、算出につきましては、今、課長のほうから述べたような形で算出をさせていただいておりますけれども、交付金につきましては猟友会のほうに一括で交付させていただいております。現在もそういった形での交付をさせていただいていると。
質問 12番 長沢広茂
答弁ですと、要するにその頭数の集計を一括猟友会に交付しているということですね。
答弁 経済部長 西坂賢二(経済部長は2012年3月まで)
はい、そうです。算出はそれぞれで出しますけれども、すべて総額で猟友会のほうに交付させていただいているということで。
質問 12番 長沢広茂
その辺、私の聞いたのとちょっと違う部分があるのかなと思われるんですけれども、猟友会の方からの、この質問を出したことによって、私への強い要望もありました。それは、銃の免許を持っている方は、銃を使うために狩猟税というのを毎年払っています。年間何か1万6千円ほど払っているということでございます。そういう中で、狩りをする人たちは、基本的には1頭何ぼというとかそういうものではなくて、やはり趣味的なものでもあったり、逆にヨーロッパでは紳士のスポーツ的な、そういう中での形での猟であると。そういうふうに考える中でいくと、1頭何ぼという形ではなくて、一括的にもう少し全体的に、そういういろんな問題があるのであればお任せできないのかなというお話もありました。こういうふえ続けている状況の中で、減少させるためには、そういう強化をしていくと同時に、やはりそういう猟友会の方が協力していただける、先ほども協力していただける環境づくりに取り組むということですので、その辺、なぜそれが必要かということは、やはり会員が減っているですとか高齢化している、そういう対応策にも十分対応できるような、努力ができるようなやはり基礎的なものが必要なのかと思われますので、そういう希望も、今後まだ、猟友会の方もその辺については町にお話ししていきたいということですので、お願いしたいと思います。それから、シカの侵入対策ということについてですけれども、侵入対策としては、においによる方法と爆音器による方法、それから電気、電牧と通称言われているんですかね。主なものであるかと思います。農業者においてそういうような自衛策が行われているんですけれども、これは、最大の利点はやはり免許が要らない、資格が要らないということですけれども、自分も毎日、その爆音器の音は何か名物のような感じというんですか、あちらこちらから春になると聞こえてくる。自分自身もそういう音になれてしまっているのかなという感じはします。その辺を聞きますと、やはり同様にシカも一定の期間をするとやっぱりなれてくるということで、また侵入してくる。どっちが先といっても大変だと思いますけれども。また、においによる方法は、畑に散布する、それから、苗を移植するときに苗の中に散布してそれを移植すると、いろいろな方法がとられているようでございます。農協の資材課、ちょっと木野農協のほうは調べていませんけれども、音更農協でのその資材ですけれども、21年には20キロ入りで、畑に散布するほうのもので103袋、それから、ことしで70袋、それから、苗にまぜて、そして移植する資材ですけれども、21年で35袋、それから22年で40袋という利用があるということです。木野の農協のはちょっと聞いていないんですけれども、これで大体予測されるのかなと思われます。ただ、これの欠点は、効果期間が10日ぐらいということで、非常に短いということで、いろいろな苦労がされているのかなと思います。そこではまた、このにおいの方式で、先般テレビ番組で紹介されたそうです。高速道路等で今侵入防止策として使用していることがありまして、町内において実験程度で、地域ぐるみで実施したいという今話があるというのを農協さんのほうで言っております。それは、においなんですけれども、幅15センチぐらいで長さ1メーターぐらいのたすきのようなものですけれども、それを1.5メーターピッチでつけていかなければならないと。非常に大変で。ただ、色が赤です。色によってキツネとか何か分かれているそうで。ただ、1枚600円。何か今、今回そのやる方は600枚ぐらいをめどに取り組んでみたいということで、いろいろと防止策として考えておられます。それで、こういうのは個人でやってもなかなか難しいところがありますので、そういう地域ぐるみへの対応策、助成、やっぱりその辺をやっていくことが非常に効果的にも上がるのではないかと思われますけれども、先ほども今後検討していくということですけれども、そういうようないろいろな方策について対応できるかどうか、お願いしたいと思います。
答弁 経済部長 西坂賢二(経済部長は2012年3月まで)
今、自衛策として爆音器だとかにおいだとか、そういった形で対策を講じているお話は聞いております。ただ、先ほど答弁でも申し上げておりますけれども、今後、今、被害防止対策協議会を設立した中で、両農協、それと関係機関等と協議をしながらその辺についても含めて検討していきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
質問 12番 長沢広茂
ありがとうございます。ここまでは今までもいろいろと話されてきたことかなと思われます。きょうはこの質問の3番目が一番のメーンでありまして、先般、報道関係でもありましたけれども、管内自治体において、わなによる捕獲を普及して実績を上げていると。ちょうど1カ月ぐらい前の新聞報道で紹介されたと思います。悩みはやはりどこの地域にも同じかなと。やはり銃器による捕獲はその担い手が減っている、それから、新たに銃器の免許を取得する人もいないと。そういう中でいろいろな方策が、やっぱり皆さん考えているのかなと思われます。それで、本町において取り組みということで、かなり今回取り組んでみたいという人の年代がちょっと高いというんですか、おれたちにもできることだったら何か手伝えることないかというようなことが非常に私のほうには話は来ました。ただ、そこの中で、今実際に本町においてわな猟の免許を持っている方は何人ぐらいいらっしゃるんですか。
答弁 経済部長 西坂賢二(経済部長は2012年3月まで)
わな猟の免許の関係でございますけれども、猟友会のほうには、今3名の方がわなの猟の免許を取得してございます。
質問 12番 長沢広茂
非常に3名となるとかなり厳しいのかなと。先ほどもわなの利点のことも答弁に入っておりました。24時間見張っていなくても仕掛けておくことができるとか、この間の新聞の中にもありましたけれども、シカの特性として、先頭を捕獲することによってほかが入ってきづらくなる、そういう習性もある。要するに警戒心を持たす。それによって畑に寄りつかない、いろいろあるかと思います。そういう、今現実3名ということになると、これ何もできない状態だと思うんですけれども、やはりこれを資格を取るための例えば講習会とか、その辺についての取り組みについてはどうですか。
答弁 経済部長 西坂賢二(経済部長は2012年3月まで)
わなの免許の試験につきましては、7月と2月の年2回行われているというふうに聞いてございます。それで、地元のといいますか、農業者の方々で資格に向けた研修会等の要望があれば、そういった形で開催しているところもございますので、そういったことは考えていきたいなというふうには思います。
質問 12番 長沢広茂
その辺だと思うんですよ。要望があればというんじゃなくて、今回、やはり今この問題については、もう今、きょう雪が降りましたけれども、春になるとすぐこれ、やらなければならない問題である。できればその辺積極的に、そういう講習会、指導、そういうものを取り組んでいただきたいと思うんですけれども、準備ができるのかどうかということもありますけれども、そういった取り組みへの姿勢はあるのかないのか、もう一度お願いします。
答弁 経済部長 西坂賢二(経済部長は2012年3月まで)
先ほど申し上げました研修なんですけれども、免許を取るための研修ではなくて、くくりわなの、今それぞれの町でやられていますけれども、こういうものだというようなことで、そういった研修でございまして、できれば、そういう方いらっしゃれば、実施していきたいなとは思います。
質問 12番 長沢広茂
そういうことがあればということですけれども、その辺、ひとつそういう情報を出していただいて、なかなか自分たちでそういう情報をつかむというのは難しいかと思うし、そういう講師についても、できれば、ほかの地域を、ほかの自治体を見てもかなり積極的に進んでいるようですので、その辺をひとつ参考に取り組みのほうをお願いしたいと思います。わなによる捕獲も、今お話しされましたように、やはり資格が必要であると。なかなかいいことであってもできないというような状況であるかと思います。それから、今答弁にもありましたように、わなだけでは処理できるものではないと。同時に猟友会、要するに猟銃の免許を持っている人たちの協力も得られなければできないということで、それと、その捕獲する場所によってはその地域の人たちの協力も要ると。非常にそういう面では地域ぐるみもさらにこれから、ふえている状況の中ではやっていかなければならないのかなと思います。エゾシカの急増による対策、特に頭数の問題については、非常に今ふえているということですので、これは国や道の対応がなければ解決に向かうことは非常に難しいのかなと思います。そこで私は、この侵入防止というんですか、それは町の、それから地域ぐるみで積極的な対応策をもって取り組んでいくことが今できることかなと思われますので、その防衛策として新たな方法も取り入れていっていただきたいし、ひとつ積極的に、今答弁ではやっていくということですので、最後に町長のほうからその姿勢をお願いしたいと思います。
答弁 町長 寺山憲二(町長は2016年12月まで)
エゾシカの被害については、町村長集まるとその話題がほとんどでございまして、国有林の近くの町長は、国有林で育ったんだから国が責任持って始末すれと。国有林で育てて、被害は民間という話にはならないだろうというような御意見もありますし、音更町からも、ことしの道の町村会の政策課題の中に、エゾシカの残滓の始末を、しっかり道でもってそういった施設をつくってほしいというような提案もさせていただいております。基本的には、やはり防御してもイタチごっこになる。さくを、電牧を高くしてもどんどんシカがやっぱり高いところに上ってくる。においも、なれてくると平気で通るというようなことで、やはり基本的には駆除しかないのではないかというようなことで、いかにして駆除していくかということをやはり考えなければいけないんだろうなというふうに思っています。シカを撃って、お肉になるのは、首から上に撃ったものしか肉としては流通できないというようなことでもって、なかなかそれが利用ということからできなければ、やはりその後始末をきちんとするということもしっかりと道がやらなかったら、広域的な処理の仕方を検討していくとか、そういうこともやらなければならないかなというふうに思っていますが、いずれにしても、音更町、去年、はこだて未来大学と通信会社との連携によってe案山子というのを設置させていただきましたけれども、やはりコスト的に、農業者にという話にはちょっとならなくて、今その実験に照会が来たのはネクスコさんだけだという。高速道路にいかに入れないかというようなことで、高速道路、道路公団というかネクスコのほうが興味を持ってくれていると。農業者のほうには、高くて手が出ないという部分もありますので、駆除を一義的に考えながら、音更町にあってはシカを畑に入れないというような対策を私どもは真剣に考えていきたいなというふうに思いますし、それから、猟友会、高齢化しています。人数も減っています。以前は猟友会、どうしても趣味で鉄砲を持っているというふうに偏見を持たれがちでございますが、今はやはり生活防衛というような感じで猟友会があるということであれば、我々としても猟友会に対する支援をしっかりしていきたいなというふうに思っていますので、御理解をいただきたいと思います。