音更町議会 平成15年第4回定例会 2003年12月15日
内部障害者へのタクシー料金助成の拡大を求める件について
2003年12月15日、音更町議会の一般質問で、守屋いつ子議員が「内部障害者へのタクシー料金助成の拡大を求める件について」質問し、町長 山口武敏、民生部長 吉井隆徳、助役 藤井勉が答弁しました。
- 質問者
- 守屋いつ子 議員
- 答弁者
- 町長 山口武敏、民生部長 吉井隆徳、助役 藤井勉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 7番 守屋いつ子
通告に従い、質問をさせていただきます。私、内部障害者のタクシー料金の拡大を求める、その点について。もう一つ、保育、子育て支援サービスの充実をということで、2点について質問をさせていただきます。1問目、内部障害者へのタクシー料金助成の拡大を求める件について。平成5年に、全て障害者は個人の尊厳が重んじられ、その尊厳にふさわしい処遇を保障される権利を有するものとする。全て障害者は社会を構成する一員として、社会、経済その他のあらゆる分野に参加する機会を与えられるものとするという基本理念の上に、障害者基本法が施行されました。障害者のリハビリテーションと、障害のない人と同等に生活し、活動できる社会を目指すノーマライゼーションの基本理念に基づき、各自治体では、障害者福祉政策を策定し、福祉サービスが施行されております。病気などさまざまな原因により障害を負うことになった方たちは、就労や社会参加をはじめ多くの制約を受けながらも、自分ででき得る限りの努力をしながら生活をしているのが現状です。障害を負う方が一般社会の中で生活をするためには、一定障害のない人と同じスタートラインに引き上げていく。そのために在宅福祉サービスの充実、地域における障害者の自立を支援する体制の整備などが、国、自治体に求められるものです。政府の次年度予算編成方針案を策定する中では、命と生活に直接かかわる社会保障費や補助金のカットなど、地方財政の縮減を更に推進しようとしております。先ほどの新聞では、音更町は5億円の歳入不足が生じると報道されておりました。16年度の予算編成は、大変苦慮されるものと思いますが、それと同時に、受益者負担の考えが横行する中で、障害者福祉サービスの行方が大変危惧されるところです。既にたび重なる医療改正により、医療費の負担の増大、4月からの障害者支援費制度の導入や、10月からは難病患者の医療費自己負担が導入され、弱い立場にある者への負担が徐々に大きくなり、これ以上の負担は、命そのものが脅かされる状況となっていきます。音更町では、平成14年度に身体障害者手帳を交付された方は1,834人で、人口の4.4%を占めております。そのうち内部障害者の方は398人おります。年々増加の傾向にあります。町独自の福祉サービスとして、重度障害者福祉金、在宅酸素療法者の給付金、腎機能障害者通院交通費の助成、在宅寝たきり重度心身障害者介護手当、重度身体障害者タクシー料金の助成が行われており、他町村の倹約を果たす上からも、評価できるものです。しかし、重度身体障害者タクシー料金の対象者は、下肢体幹機能障害1、2級のものと、視覚障害1級のものであり、重度身体障害者の認定を受けている内部障害者は、対象から外されています。いわゆる身体障害者というと、上下肢の障害で歩行ができない。目、耳が不自由などが一般的にとらえられますが、心臓、呼吸器、腎臓、膀胱、直腸などの内部障害を抱えている方は、外見からは、その困難な状況がわかりにくく、周囲に理解されずに誤解を受け、日常生活の上でさまざまな困難を来しております。容易に体調の変化を来しやすい内部障害者は、公共交通機関の利用は著しく厳しいものがあります。重度身体障害者の認定を受けている内部障害者も、平等にサービスの活用ができるようにするべきと考えます。以上の点から、次の点についてお伺いいたします。町財政の厳しさを理由に制度の見直しが懸念されるところですが、音更町における福祉政策に対する考え方、方針をお聞かせください。二つ目、重度身体障害者に認定されている内部障害者を、重度身体障害者タクシー料金の助成の対象に入れるべきと考えますが、その見解をお伺いいたします。2問目です。保育、子育て支援サービスの充実を、今、厳しい社会状況の中で子育てをしながら共働きをする世帯が増えてきております。仕事と育児を両立させつつ、子供に健全な成長を保障するための保育所は、社会にとって重要な施設です。そして、自治体は、子供の成長や発達を豊かにする視点から、施設のあり方や条件整備の責任が大きく求められるところです。12月11日の新聞報道では、公立保育所の補助金の削減を打ち出しております。既に音更では、本年度から木野南保育所が民間委託となり、今後予定されている鈴蘭保育所の民間委託なども念頭に入れているという報告がなされ、今後の保育の保障がどう継続されていくのかが懸念されます。音更では、宅地造成に伴い、人口が増加する中、若い世帯の方も多く、子育てをしながら共働きをする世帯もふえ、保育所の需要が大きくなっていっています。新エンゼルプランに基づき子育て支援センターが設置され、順調に機能し、また、16年度からゼロ歳児の受け入れが拡大される予定もあり、一定の前進をしておりますが、特に人口の増加が予想される地域の保育条件の整備は、急がれるところです。現在の社会環境では、働き方の多様化、核家族化など、ゼロ歳児保育の拡大、延長保育、休日保育、短期預かり、幼児の預かりなど、多様なニーズに応えることが求められております。地域の子供たちに等しく保育を保障するシステムを、安定的、継続的に確保していく責任が自治体に課せられていると考えます。以上の点について、次の質問をさせていただきます。保育、子育て支援政策に関し、財政確保も含め、どのような方針、考え方をお持ちでしょうか。また、多様化するニーズにこたえる条件整備として、ゼロ歳児保育の更なる拡大と延長保育の実施を求めます。以上です。御答弁よろしくお願いいたします。失礼いたしました。訂正いたします。1番の内部障害者へのタクシー料金の拡大を求める点の質問事項、1点目です。音更町における福祉政策と言いましたが、制度に変更させていただきます。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)
1点目の内部障害者へのタクシー料金助成の拡大についての御質問にお答えをいたします。まず、厳しい財政状況下における福祉制度に対する考え方、方針についてでありますが、町財政が厳しさを増していることは、これまでもたびたび申し上げてまいりましたし、今定例会に入ってからの関連する一般質問に対しましても、それぞれお答えをいたしておりますので、詳細には省かせていただきますが、いずれにいたしましても、平成16年度だけをとりましても、超緊縮型予算を編成せざるを得ないものと思っております。この厳しい状況は、しばらく続くものと考えており、今後とも常に事務、事業の点検、見直しを行いながら、行政改革あるいは緊急性などを十分見極め、各種施策を講じていかなければならないものと考えております。このような財政環境の中で、福祉施策をどう考えるかにつきましては、福祉施策そのものは、子供から高齢者まで広範にわたり、町政における重要施策の一つとして、特に町民生活に直接かかわるものでありますので、この点をよく考え、対応しなければなりませんが、半面、福祉が聖域であるとか、あるいは福祉にかかわるそれぞれの施策が不変であるとも考えておりません。これまでも一定の見直しは実施してまいりましたし、今後におきましても、他の分野の施策同様、必要な見直しを行っていくことは必要であると考えております。限られた財源を有効に活用し、最大の効果を上げるためには何が必要か、何を重点に置くべきかを十分見極めながら、福祉施策に取り組んでまいりたいと存じます。次に、重度の内部障害者に対するタクシー料金の助成についてでありますが、御質問の中にありますように、本町における重度身体障害者に対するタクシー料金の助成制度は、体が不自由であるがゆえに移動に御苦労されている方々がタクシーを利用することによって、少しでも生活圏の拡大につながることを願い、身体障害者手帳保持者のうち、下肢機能障害と体幹機能障害の1、2級及び視覚障害1級の方を対象に、使途を限定せず、年間1万7千円のチケットを交付することによってタクシー料金の助成を行っており、本年度も、現在まで209名に交付いたしております。内部障害者の数につきましては、中には肢体不自由などと重複する方もおりますが、本年3月末で402名、このうち重度心身障害者医療費の助成の対象としている1級から3級までの方は、全体の8割を超える337名であります。御質問の内部障害者に対するタクシー料金の拡大でありますが、内部障害をお持ちの方々は、外見だけではわからないような日常生活の困難があるであろうことは理解しますが、内部障害者のうち、腎臓機能障害者が人工透析治療を受ける場合の通院費に対しましては、別途制度を設けて、その一部を助成しているところであります。しかしながら、内部障害と一言で申しましても、心臓機能障害、呼吸器機能障害など、その種類は分かれており、タクシー料金助成制度の拡大を考える場合に、内部障害を起因とした日常生活における行動上の制度を等しく考えることができるかは、非常に難しいことと考えております。ただ、現在、有識者や福祉団体関係者などにより、障害者福祉計画の見直しを御審議いただいておりますので、この経過も踏まえながら考えてまいりたいと存じます。次に、2点目の保育、子育て支援サービスの充実について、お答えをいたします。まず、保育、子育て支援政策に関する方針、考え方についてでありますが、近年、出生率の低下による子供の減少、核家族化の進展や共稼ぎ家庭の増加など、子供や子育てを取り巻く環境が多様化する中で、次代を担う子供たちが健やかに生まれ育つ環境づくりを進めることが重要な課題となってきております。これらの対策の指針として、平成14年度から平成22年度までの9カ年計画で、第2次音更町母子父子保健福祉計画を策定したところであります。子育て支援が重要課題の一つになってきている現状においては、その重要性、緊急性、将来にわたる行政効果を十分考えて取り組むべき施策を選択していかなければならないと考えております。現在検討を行っている緊急的な課題といたしまして、まず、子育て支援の核となる支援センターについては、子育てや障害児を持つ家庭の精神的、身体的負担の軽減、親子同士が交流できる場の提供や子育てにかかわるサークル活動の支援など、ますます重要な役割を担っていかなければならないと考えております。さきの小野議員への答弁の中でも申し上げましたとおり、現在の柳町保育園に併設しているのに加え、今後、改築予定の鈴蘭保育園にも開設を考えております。また、保育所の民営化により、保育の保障が継続されるかが懸念されるとの御意見でありますが、民営化は、多様なニーズに応える手法の一つとも考えております。保育園に入園されていない家庭保育保護者の育児疲れの解消や、パートなどの短期間労働、急病、看護等の理由で、家庭で保育できないお子さんを一時的、緊急的に保育園で預かる一時保育事業を来年度から実施したいと考えております。なお、場所につきましては、音更保育園を予定をしているところでございます。次に、ゼロ歳児保育の拡大と延長保育についてでありますが、現在、低年齢児保育を実施している保育園は、柳町、駒場、木野北保育園の3園でありますが、宅地造成により、低年齢児の需要増が見込まれる緑陽台保育園において、平成16年度から、また他の保育園についても、状況を見ながら拡大することを検討しているところであります。次に、延長保育についてでありますが、現在、在園児の保護者を対象に、延長保育に関する意向調査を実施いたしており、その結果を踏まえなければならないと考えておりますが、いずれにいたしましても、就労や社会生活の形態が多様化する中で、安心して子供を生み育てることができるよう、保育環境の充実に努めてまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上でございます。
再質問 7番 守屋いつ子
そうしましたら、再質問をさせていただきます。今、内部障害者のタクシー料金というところでは、福祉政策、福祉の予算制度の確立のためにということで、先ほどの真田議員の中でも、後退させない方向で進めてまいりたいという町長の答弁がありました。高齢化、障害者、少子化対策、それを何とか維持していきたいということであったと思いますけれども、障害者につきましては、本当に非常に不自由な中で生活をしている。そして、それぞれに努力をしているというところを、まず理解していただきたいというところが1点あります。それは、地方自治体、地方自治法でも言われていますように、住民の福祉を守る、この立場では、やっぱり財政が厳しい、そういうことの中で、この制度自体を受益者負担という形で進めていく、そういうことが非常に心配されるわけでありますけれども、優先順位、優先課題などをきちんと見た上で、このサービスを低下させない、後退させないということで、これは是非自治体の役割としても守ってもらいたいというふうに思います。今、状況に応じて緊急性なども考えながら対応していく。また、今障害者福祉計画の中で相談しながら行っていくということでありましたけれども、この障害者福祉計画の策定委員会行われているとは思いますけれども、ここでは、実際にどのような観点で具体的に話をされているのか、その辺もお聞かせください。二つ目ですけれども、内部障害者へ対してです。外見上は、非常に健常者と変わらない、そういうところがあって、非常に理解されるところで理解に至らないという、そういうものがあります。これは、音更町においては、透析をされている方については、一定交通費を保証している面がありますけれども、心臓関係、呼吸器関係の方は、非常に社会に参画する上で非常に制限を受けております。非常に体調の変化ということも大きくあります。それで、今、内部障害者、これ、年々増加の傾向にあるのですけれども、今年札幌では、このハンディが目に見えない、それだけに偏見とか誤解を招かれる、そういうことで、社会の理解を求めるために、当事者の方から働きかける必要があるということで交流会を企画して、自分たちへ理解を求める行動が起きております。それで、この間いろいろな方の話を聞きまして、やっぱりこのタクシー料金助成の件で問い合わせたときに、歩けるから対象にならないというふうに言われたということで、これは、本当に自分たち理解されていないなということを強く感じたと言っておりますし、いろいろな担当者などとも話をする中で、歩けるからというふうに言っておりますけれども、非常に、歩けるので、そこでサービスを提供してしまうと、自立心を奪ってしまうことになるし、リハビリにならないという、そういう担当者たちのやっぱりまだ認識不足というところも非常に強く感じたのですね。そういうことでは、下肢機能、視覚障害者がタクシーの援助、タクシー料金の助成を受けながら、社会のいろいろな活動に参画するとか病院に行くとかということで保障されているけれども、内部障害者も、非常に生活する上でいろいろなハンディを負っていますので、そこへの理解というのが本当に求められると思います。このノーマライゼーションに基づいて、障害者を援助していく、そういうときに、やっぱりまず誤解とか偏見を受けない。同じ障害者の認定基準がありますけれども、これは身体障害者の程度、等級表によって、重度というのは、もう公正に判定されているわけですね。だから、その点に立っても、歩けるから、動けるからだけが認められるということではなくて、内部に抱えているものをきちんと認識する、理解するということが本当に大事だというふうに思いますので、そこのやっぱり地域で生活していくための意識の啓発だとか、そういうことが本当に大切になってくると思います。地域やその担当者、周りの理解がなければ、この内部障害者の方たち、やっぱり生活していけないというところもありますので、そこへの理解を求めるために、やっぱり町として、自治体としても、そういう理解を求めていく。そういう働きをしていく、そういう役割があるというふうに考えます。そのあたりをどういうふうに考えているかお聞かせ願いたいと思います。タクシー料金の重度の内部障害者への拡大はというところでは、帯広では、身体障害者一律に支給されております。月1千円で12カ月1万2千円ということで、音更町よりも料金は少ないですけれども、でも、障害の程度、障害の種類によって分けるということはしておりませんし、音更は、やっぱり帯広からの転入者も多いというところでは、帯広で受けられていたサービスが音更に来たら受けられない。そういうことがないような、そういうやっぱり制度をきちんとつくっていくべきかなというふうに思いますので、是非この内部障害者へのタクシーの助成、この点で、もう一度、実施できないのであれば、どうしてなのかというところももう一度確認させてください。あと保育所の件です。これは小野議員だとか皆さんの中で今回出てきた問題でありますけれども、是非やっぱり今の子育てをしていく、そのニーズが非常に多様化しておりますので、それに是非応えていく。そして、そこに自治体の役割というところもありますので、ゼロ歳児保育、これもやっぱり地域の中に、その働く人が住んでいる地域の中にゼロ歳児保育所があるということが、本当に大前提になってくるかというふうに思いますので、そこをしっかり酌み取っていただきたいということです。あと延長保育については、意向調査の結果ということもありますけれども、フルタイムで働いている方なんかも、やっぱり産休明けて職場に復帰するけれども、短期間は一定配慮されるけれども、徐々にやっぱり職員としてきちんと仕事をこなしていくためには、時間がお迎えの時間に間に合わない、そういうことが多々ある。毎回そのときに電話することも、すごくためらいを生じるし、職場に対しても、早く帰るということを言うということも非常にためらいがあるということで、非常に困っている、そういう事例が数件あります。そういうことで、帯広では、既に半分以上の保育所、半分というか、26カ所中15カ所までは延長保育をしております。そういうことで、是非音更においても、この延長保育を実施していくべきと考えます。また、休日保育についても、今商店だとか病院だとか、介護、来年は、次年度ですね、手稲ロータスも来る。そういうことなどもありまして、そういうだとか、ヘルパー業務だとか、そういうことで日曜日が休みでない方がたくさんおります。そういう方たちの就労を保証する。そういう意味からも、この休日保育というのが本当に求められていくと思います。厚生労働省の調査、今回出たばかりですけれども、第2回の21世紀出生児縦断調査という中で、これ2001年からずっと継続して調べていたものですけれども、日中の保育者が、今まで母親が77.1%であったのですけれども、保育所へ日中の保育を依頼していくというのが、以前は3.5%だったのが16.1%に急増しているという結果があります。だから、保育所を利用するという方が非常に多くなっているというのが事実でありますので、このいろいろなニーズにやっぱり応えていく。そのことを積極的にやっぱり制度としてきちんと確立させていただきたい。それと、財政的なことですけれども、財政、保育所も老朽化すると、いろいろな支障が出てきますし、整備も不便な面があります。不便でなくて、すみません、訂正いたします。不備ですね。これは、子供の健康を守るという視点に立ったときに、例えば、すがもりだとか結露だとか、そういうものは、カビ、壁の傷みがカビの発生につながって、そして、それがぜんそくだとかを引き起こす、アレルギーを引き起こすという、そういう原因になってまいりますので、それについては、本当に急がれることだと思います。それと、先日ちょっと行った保育所では、まだ水道のところですね、お湯が出ないのです。それで、子供たちも冷たい水で手を洗うのですけれども、子供というのは、非常に手を汚します。汚れた手というのは、病気を感染させる、感染者を引き起こすということもありますので、やっぱりきちんと手を洗うということが大前提となってくる。そこのところに冷たい水しか出ないというのは、本当に衛生状態を守るという点からも、これは早急にやっぱり整備をしていかなければならない、そういうことだと思いますので、この点もどうお考えなのかお聞かせください。以上です。
再質問 7番 守屋いつ子
財政の確保という点からお願いします。
答弁 民生部長 吉井隆徳(民生部長は2004年3月まで)
私の方からお答えいたします。まず、障害者策定委員会の具体的な内容等につきまして、お答えを申し上げたいと存じます。今、14名の委員さんに委嘱し、策定委員会を開催しているところでございます。現在2回ほど審議をしているところでございます。この内容等については、現在の実施している事業計画、あるいは従前における策定の内容等を説明させていただきまして、今後における基本構想、あるいは政策の基本的方向づけ、あるいは現在まで実施している諸事業をそれぞれ理解して、いろいろな御意見をいただく。障害者の実施している事業全般にわたりまして御説明をさせていただきまして、御意見をいただく。今後においてどうするかということを含めまして、これから煮詰めていこうという考え方でございます。年度内、あと2回ぐらいやりながらまとめていきたいなというふうに考えているところでございます。それから、内部障害者のタクシー料金の拡大につきましては、町長から答弁しているとおり、それぞれアンケート調査、策定委員会等の意見も聞きながら、今後対応していきたいという考え方でございますけれども、非常に一律に内部障害者の方を全員を対象とするには、非常に難しい面があるというふうには、事務的には考えているわけでございまして、このタクシーの助成については、社会活動の推進の助成というような考え方でございまして、そのために、1級あるいは下肢の方を対象にしているわけでございまして、必ずしも内部障害者の方が全員あたるかどうかということが、非常に杞憂もありますし、検討いただいているところでございます。確かに議員さんが言われるように、認定の物の考え方に非常に必ずしも適切な考え方がないというような方もいらっしゃるかもしれませんけれども、障害は、持っている方にとりましては、非常に厳しい実社会の生活ということは、私どもも認識してございます。そのために、いろいろな形で単なる金銭的な助成というようなだけではなく、さまざまな形で行政としても助成、支援をしていかなければならないというふうに考えてございますので、これらについては、今後、もう少し検討の時間をいただきたいというふうに思っております。意識の啓発等につきましては、いろいろな機会を見ながら、障害者の方々ともいろいろな形で接触を持ちながら、行政として取り組んでまいりたいと思いますし、いろいろな形で支援ができれば、非常にいいかなというふうに思っているところでございますので、御理解を賜りたいというふうに存じます。次に、2点目の保育関係でございますが、延長保育については、現在アンケートを実施しているところでございますが、議員さんの申し上げるとおり、なかなかお母さん方も働く、共働きといいますか、働く状況が非常に多くなってきていることは、承知しているところでございますので、できましたら、延長保育等についても前向きに考えていきたいなというふうに思っているところでございます。いろいろな施設整備も言われておりますが、水道の温水施設の関係につきましては、今年度からそれぞれ年度計画でやってございまして、16年度もそこのところをやっていきたいということでございます。1カ所、改築を考えているところにつきましては、ちょっと若干遅れますけれども、温水施設等も整備していきたいというふうに考えます。そのほかいろいろな休日保育とか、いろいろな区域もいろいろあろうかと思いますけれども、私どももできる限りいろいろな形で対応していきたいというふうに思っているところでございますので、御理解をいただきたいと存じます。以上でございます。
再質問 7番 守屋いつ子
再度質問させていただきます。重度身体障害者のところですけれども、財政状態の面で、なかなか厳しいところがあるということでございましたけれども、そして、今後検討されていくということでありましたけれども、再度言いますけれども、やはり障害者は、やっぱり健常者とは違う。そこをやっぱり一定のスタートラインに持っていって、社会参画をしてもらう。援助をしていくというというのが、本当に福祉に対する、この考えになると思います。それで、内部障害者を理解する、そういう上に、その点で、もう一つ啓発活動が非常に大切になってくるというふうに私は思うのですね。本当に今何度も言われているように、自分で動けるからということで、なかなか理解されないのですけれども、そのところというのは、本当に障害者福祉法の中でも、自治体は一定障害者のところを訪問をしながら、そして具体的な指導、援助を行うというふうに出ております。そういうことでは、そこの担当者なり、やはり訪問して、やっぱりきちんと実情をとらえてもらうというところが、非常に私の求めるところでありますし、そして、その障害者の状況、それをやっぱり広報などを使って、そして一般の方、一般町民、地域の中に、やっぱりこういう人も障害者なのだというところをきちんと伝えるという、そういう働きをやっぱり継続して行ってほしいというふうに思いますので、再度その啓発のところをどういうふうにお考えになるか聞かせてください。ひとつですね、元歌手の宮城まりこさんが、福祉とは何ですかという問いに、文化ですと答えたというのですね。福祉が育っていないところは、まだ文化程度が低く、そして、文化とは耕すことで、人の心を耕して、みんなで支え合って豊かにしていくことが福祉なら、文化は福祉そのものである。障害が幾つあっても、それはその人の個性、そしてその個性は、文化豊かなところでなければ育っていかないというふうに言っておりました。これは地域を豊かにしていくということからも、やっぱり障害者が当たり前に生活できるということからも、地域一般の方が障害者に対する理解を深めていく。そこの働きかけを、やっぱり自治体が中心になってしていただきたいというふうに思いますので、その辺については、このようにしていきたいという考えをきっとお持ちだというふうに思いますので、そこをもう一度お聞かせください。あと保育の関係ですけれども、まず、保育の関係については、大変前向きに考えてくださっているということが答弁の中から伺えました。是非早期の実現ということをお願いいたします。ただ、保育に関しては、公立の保育所ばかりではなくて、託児所だとか共同保育所などいっぱいあるわけですけれども、これも公立保育所の部分を補っているというふうに考えます。それで、補助金だとかも、わずかながら交付されているわけでありますけれども、何かこの辺の補助のことも考えていけないのかなというふうに、備品などですね、そういうふうにちょっと考えますので、そのあたりはどうなのか。それともう一つ、地域の要求を酌み上げながら、ボランティアで活動している子育て支援サークルが町内に4カ所あります。この中では、本当に産後のお助け隊だとか、子供のお助け隊、どこか外出するときに行って、ちょっと留守番を手伝っているだとか、お母さんが歯医者さんに行くときに、ちょっと手伝っているだとか、そういうことをボランティアでやっております。やっぱり地域の中で子育てをしていく上では、こういうボランティアのサークルの方たちの力も非常に大きいものがありますので、そういうボランティアサークルの方たちとも交流、意見交換などをしていくと、非常にいろいろなアイデアというのか、意見なども聞かせていただくことができて、大変参考になるかというふうに思うのですけれども、そのボランティアサークルの方たちとの交流だとかということは考えているのかということも、ちょっとお聞かせください。以上です。
答弁 民生部長 吉井隆徳(民生部長は2004年3月まで)
まず、1点目の障害者への啓発関係でございますが、物の考え方については、議員さんのいうとおりだろうというふうに考えてございます。それぞれいろいろな形で支援をしていかなければならないということを我々も十分承知しております。何よりもまして、本人自ら強い意思と努力が必要であるということは、紛れもない事実でございますので、そういう形で努力が報われるような形で行政も支援していかなければならないというふうに考えます。啓発の関係につきましては、それぞれの団体がございますので、機会があれば、それぞれ話し合いもしているところでございますが、ただ、私どもが、この千何人の方を個々に訪問して、いろいろな形で任せるということは、非常に難しい状況にございますので、いろいろな形で行政に対して、非常にいろいろな形で、簡単にといいますか、心を開いて相談を受けられるような体制が何よりも大事だろうというふうに思いますし、私どもも、あまり固いばかりのことを言わないで、いろいろな形の支援をしていかなければならないと思っておりますし、やはりいろいろな団体がございまして、今連携が必ずしも速やかになっていないということも事実でございますので、そういうことを踏まえまして、そういうような団体が連携をとりながら、互いに助け合っていけるような組織づくりも必要だろうと思いますし、行政もいろいろな意味で勉強していきたいというふうに思っているところでございますので、よろしくお願い申し上げたいと存じます。それから、保育園の関係でございますけれども、通所の関係につきましては、今1人当たり1万円と、施設5万5千円の補助を出してございまして、民間がやる保育所につきましても、いろいろな形で支援をしながら、行政ができない点もございますので、その推進に支援をしているところでございます。ボランティアサークルの関係につきましては、支援センターにおいて、ボランティア関係と保育士等々、いろいろな形で連携をとりながら話しているところでございます。私どもも、若干でございますけれども、話し合いがあれば出向いて、いろいろな話を聞いているところでございますが、一つに連絡協議会という形で、4団体が一つのまとまりをもってやってございますので、そういう形で連携をとっていると。必ずしも全部がやっているわけでございませんが、現場同士でやっているというふうに承知してございますし、意見があれば、保育士から私どもの方に意見が上がってきてございますので、それだけでは不十分な場合もあろうかと思いますけれども、できるだけ我々もいろいろな御意見をいただくような会合に出席しながら、ボランティアサークルにいろいろな形で支援をいただくような形で進めてまいりたいというふうに思っております。若干御質問の抜けた点もあろうかと思いますが、そういうことでございますので、よろしくお願い申し上げます。
答弁 助役 藤井勉
1点目の障害者の理解をするのに、自治体としてそれぞれ啓発、いわゆる広く町民に理解をしていただくような啓発をしてはどうかというような御提案でございます。今までも、全くしていないわけではございませんけれども、おっしゃるとおり、地域の方がお互いにそれぞれ持てる力を地域の中で発揮し、お互いが常に楽しく生活をできるようなことということでは、それぞれ啓発し、理解を求めることは、大変結構なことだと思いますし、そういう機会を設ける必要があろうと思いますけれども、なかなか障害のことについても、個々にわたると大変難しい面もございますけれども、一般論としてのそういう啓発は、別に差し支えはないと思いますので、そのようなことで、広報等で機会があれば、そのようなことについても、お互いが理解できるような範囲の中で、障害というものについての啓発をさせていただきたいというふうに思っております。