音更町議会 平成15年第1回定例会 2003年3月10日
通告してあります5項目につきまして
2003年3月10日、音更町議会の一般質問で、宮原良巳議員が「通告してあります5項目につきまして」について質問し、町長 山口武敏が答弁しました。
- 質問者
- 宮原良巳 議員
- 答弁者
- 町長 山口武敏
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 27番 宮原良巳
平成15年第1回定例会の一般質問の7人目、しんがりを務める登壇になりましたが、私は、通告してあります5項目につきまして質問をいたします。本定例会は、私たち議会側にとりましては、任期最後の定例会でありまして、いわば私たち議員活動の集大成としての任務を果たす場であります。私自身にとりましても、恐らく最後の一般質問になるものであります。そうした意味で、私自身、議席を得てからの8期32年間のことを振り返りながら、これからのまちのあり方、進むべき道について、町長の所信を問う立場から質問をいたします。さて、我がまちにとりまして、私が在籍した、この30年間ほどというものは、まちの変貌と発展が極めて急激に進んだときでありまして、まさに行政課題が山積。しかしながら、後手後手に回る行政に対する町民の不満は、極めて強いものがありまして、行政体制の刷新、新たな政策の展開など、田舎町からの脱却が強く求められていた時代でありました。そして、私が初めて出た昭和46年には、第1期総合計画がスタートした年でありまして、以来第2期、第3期、第4期の総合計画の策定にもかかわり、かつ、その検証にもかかわってきたところであります。その当時のことを考えてみますと、人口は、2万4,118人、今4万1,000人ですから、まさに1万7,000人増えたことになります。十勝管内第三のまちである芽室町の人口に匹敵するほどの人口の増加が、この30年間で進んだわけです。この人口が張りついた市街地が拡大したわけですが、当時481ヘクタールの市街地が、今日では930ヘクタール、市街地は倍に膨れ上がったわけです。ちなみに予算規模を申しますと、17億円の時代でした。特別会計は国保会計だけでした。今9会計、300億を超える財政規模に膨らんできたわけです。約17倍から20倍という予算規模になりました。もう一つ申し上げますと、道路の整備状況が極めて悪くて、当時6キロメートルの舗装程度でした。現在558キロメートルまで舗装が進みましたので、約100倍です。市街地においては、6%の舗装率から91%に舗装率が伸びました。全町では57%であります。このように、道内有数のまちとして整備も進み、中小規模の都市をも凌駕するような発展を遂げてきたと思うのですけれども、当時からかかわってきた議員の1人として、隔世の感を禁じ得ないとともに、一つの達成感をも思う次第であります。私は、この間本家町長、平町長、金子町長、そして、現在の山口町長に至るまで、歴代4人の町長と相対峙してきまして、時には熱い論戦を交わしたこともありましたが、数多くの意見、提言を取り入れていただきまして、今日のまちを見るにつけても、当時の論戦を思い出しながら、それなりの感慨を持って見ることができることは、まさに議員冥利に尽きるというように思っております。郷土音更への誇り、愛着、そして夢といったものを、私なりに人一倍膨らませまして、何よりも地方自治のあるべき姿を私なりに志らしきものを持ち続けて、今日まで追い求めてこれたと思いますし、議会と行政とは、常に緊張関係にあるべきだとの立場から、相当に厳しい発言もしてきましたけれども、先輩、同僚、そして職員の皆さん方の温かい御理解を賜りまして、出会いにも恵まれて、今日まで共に歩んでこれましたことを感謝申し上げたいと思います。私なりに、こうした来た道を振り返りながら、これからのまちの行く道を考えてみたとき、何としても今日の地方自治体のこの難局を、誤りなき方向で頑張ってもらいたいと願うものであります。そうした立場から、私どもの聞き方の反省や思いを込めて質問いたしますので、山口町長におかれましては、町長自身の考え方と言葉でお答えを願いたいと思います。質問に入ります。最初に、1番目、山口町政6年の所感についてであります。山口町長は、就任以来、早くも2期目の折り返し地点を迎えられ、まさに今油の乗り切った円熟期にあり、更に、町村会の副会長、十勝のリーダーとして重責を担って活躍をしております。しかし、今や地方自治体にとって、危急存亡のときと言っても過言ではなく、こうしたまち存亡の大変革期に立っている現在、誤りなき判断のもとに、将来展望を持った首長のリーダーシップ、職員、組織の質の高い職務遂行能力、町民と心の通い合うまちづくりの協働、いわばパートナーシップなどが、この難局を乗り切っていくキーワードとして強く求められているというふうに考えます。こうした観点から見たとき、山口町長は、就任早々情報公開にも取り組みました。さきにはまちづくり基本条例の制定に検討に入ることも表明されました。そして、本年は、懸案であった三大改革のサイクリングターミナル、診療所、保育所の改革実施にも踏み切ることになりました。こうした山口町長の毅然とした決断と姿勢を高く評価するものであります。しかしながら、全般的な評価はよしとしても、町政の現状に、今何の問題もないと言えるのでありましょうか。私は、この際いくつかの疑問も感じている点のあることも、率直に指摘しないわけにはいきません。以上のような観点から、2点をお伺いします。第1点、2期目後半に入る今、山口町長の基本的な姿勢と執行の手法について、特に考えていることはないか、お伺いをいたします。第2点、地方分権時代における行政のあり方として、勇断をもって、更に改革を断行すべき重要課題として考えていることはないか、お伺いをいたします。次に、2番目、まちづくりの方向性に対する評価の問題であります。音更町は、今や全道一のまちとして知られ、住みやすさ、定住志向などでも高い評価を受けるようになってきましたが、今までのまちづくりが、必ずしもやすやすと順調に進んできたわけではありません。私が初めて立候補したときは、余りにも道路などの生活環境、学校、保育所、地域会館などの公共施設、これらの整備の立ち遅れ、後手に回る無策ぶりに対し、計画をきちんと持って、近代化された計画行政を求めて議会へ出たのも、動機の一つでありました。道路はがたがた、車が通れば土ぼこり、振動、雨が降れば水たまり、本当にひどかったです。下音更小学校は、当時1,300人に及ぶ子供たちのすし詰め状態でした。無策でした。増築だけでした。もう二つに分ける時代でないかということを、私が初めて議会に出たときに提言したことでもありました。こんなことを言っていたとき、あたかも自治法の改正で総合計画の策定が定められまして、それが45年でありましたので、ようやく計画的、総合的な行政の手法が導入されたのでありますけれども、初めてのことでありますので、行政体制や財政が追いつかず、単なる努力目標であったのかなと、そんな感じもありました。しかしながら、いずれにしても、インフラ整備の元年とも言える時代に入ってきて、行政の重点として進められるようになったのは、このころからでありました。こうしたまちづくりの基本となる総合計画と、それを進める個別計画をつくって実行してきた先人の努力があってこそ、当時ひどく立ち遅れていた社会資本、言ってみれば、生活環境整備が飛躍的に進みまして、今日の音更町があるのかなと私は考えております。ある年は、計画を進めるために、財源不足で、今日では到底許されないであろう町の振興公社に道路の整備を委託実施するという非常手段をとったこともありました。このことについて資料が出てきましたので、ちょっと紹介します。町と振興公社との協定書です。道路整備。31件の委託、金額1億4,387万6,000円、金利10.25%、10年間で開発という、こんな非常手段をとってまで道路整備をするぐらい、当時は全く遅れていた。音更だけではない、よそもと思うかもしれませんけれども、よそより全く遅れていた、こんな時代でありました。こういう事例も紹介しました。しかし、こうした町政の進め方に、批判も当然あります。やり過ぎだという意見もあります。物の見方は、感じ方はいろいろあります。公共工事と財政運営についての意見も出ています。こういった観点から、私は、今までのまちづくりをどう検証するかというきちんとしたものを持たなければ、これからの行政の進め方についても、軸足が定まらないのではないのか、そんな立場から、次の3点について質問をいたします。第1点、第1期から第4期までの総合計画の結果として、今日の音更があるわけですが、総体的な評価をどう考えているか。第2点、満足度、定住志向で高い評価を得てはいますが、個々の分野で見た場合に、不十分な点や反省点もあるのではないか、どう考えているのか、所感をお伺いしたいと思います。第3点、インフラ整備と財政運営についての批判的な意見に対して、この際、見解を明らかにしていただきたいと思います。次に、3番目のまちの将来像についてであります。まちの将来像を考えたとき、現在最大の課題であります市町村合併問題の帰趨によっては、将来の形は大きく変わってきますが、それにしても、音更は核となるべき立場でありまして、その方向を模索しているところでありますので、音更の主体性の中で、将来のあり方を探っていくべきであろうと考えます。そうした立場から、次の3点についてお伺いいたします。第1点、都市計画マスタープランについてであります。20年先を目指したマスタープランが、策定委員会、都市計画委員会から答申がされたようであります。議会でも、昨年来、2回に渡って所管委員会に素案の提示、説明がありました。これは、従来の手法から考えますと、透明性、公開性、住民参画などのプロセス、これを重視した従来の手法とは全く異なりまして、従来の法律や基準、あるいは道との基準が、協議が優先されて固まったものだけの説明からいくと、大変な進歩であります。所管関係の職員の皆さん方の御苦労にも敬意を表したいと思いますが、そうしたものができてきたわけです。都市計画は、法的規制を持つ性格が極めて強いものでありまして、100年、200年後にも通用するものが求められます。日本は、ヨーロッパに比べて、数世紀都市計画については遅れていると言われております。ヨーロッパへ行きますと、まちの街区、幹線道路、広場、街並み、そういったことが何世紀にもわたって通用してきていまして、現在では、そのまちの歴史、文化、魅力、財産となって伝えられていることは、皆様方御案内のとおりであります。我がまちの都市計画も、こうした骨太のものであってほしいと思いますが、私の経験では、柳町で東通を通したときのように、団地を町がつくって30年たって、その道路のために、住宅を、関係するところ全部立ち退いて、補償費が相当な部分を占めるような改造というのでしょうか、やり直しをする。これは都市計画がきちっとなかったからです。こんな愚を繰り返さないようにしていかなければならないと思います。マスタープランが、20年後の構想といえども、こうした観点からつくられているのか、目指す姿はどういうものなのか、示していただきたいと思います。第2点、地方拠点都市についてです。帯広をはじめ、帯広圏1市3町が地方拠点都市に指定されたのは、平成5年です。今年で指定期間の10年間が満了いたします。地方拠点都市は、いわゆる大都市の一極集中を是正し、地方都市の基盤整備で魅力アップのため、産業、経済、文化、国際交流等の振興策を展開し、事業所などの移転を促進するという、いわば第2の道都づくりを目指すものであると言われました。期待が大きいものでした。議会でも特別委員会をつくりまして、私は、その委員長を仰せつかっております。当時は本当に熱い議論をして、ゾーン設定などに臨んだ記憶があります。音更は二つのゾーン、スポーツコミュニティゾーン、もう一つは、インターチェンジ流通工業ゾーンの二つの地区の指定を受けました。しかし、10年たった今、結局音更は、財政優遇支援はゼロでした。帯広市とは大変な違いです。対照的な差がありました。こうした検証をきちっとして、これからの音更町の未来像を考えていく手法が必要であります。現在、音更町は、北十勝の軸としての役割が高まってきている現状から、帯広の補完的な立場ではなくて、独自の北十勝の核たらんという方向に、おのずと比重がかかっていくのではないでしょうか。拠点都市指定の期間延長の話が帯広側から出ているようですが、今後は、音更町の主体性が高まる中、特に、指定の対象事業がもうないということから、この関係については、期間満了をもって終わらせてもいいのではないかと考えますが、見解をお伺いいたします。第3点、町名の問題です。十勝ブランドで知名度の高い十勝、あるいは北十勝という名を考える考えはないかということであります。長年呼びなれ、なじみ、そして愛着のあるのは当然ですが、音更というのは、道内ではともかく、道外では全く知名度がないのは、皆様方御案内のとおりです。歴史的に見ても、音更というのは、音更村2村、然別、東士狩で、このほかに町を立てるのがありました。今の池田の千代田地区です。そういうことでスタートした音更町が、音更流域にだけ人が住んでいるわけではありません。こうした町名を変えるのは簡単でないことは百も承知しておりますので、今すぐにとは申しませんけれども、全国への発信力は、すごく違ってくると思いますので、今後の検討課題として提案をしておきますので、考え方をお伺いしたいと思います。いかがでしょうか。次に、4番目、個性的で音更らしさをつくるまちづくりであります。これは、風土、歴史、特性、そこに住む人々の文化性など、こういったことが長年にわたってつくられ、いわば感性に響くものであります。今、音更らしさと言えば、どういう説明ができるのでありましょうか。やはり豊かな自然、大地の広がり、鮮やかに彩られる馬鈴薯の花の色など、そして、秋の豊かに色づく実りの風景などです。四季の美しさだと思います。また、私は、こんなことも考えてみたりしています。音更町を色であらわすと、どんな色が一番ふさわしいかなと。私は、文化センターの緞帳にあるように、凛として輝く音更の四季、あの黄金色の色が大好きです。小麦が実ったあの色です。これが音更の一番のイメージかなと、そんなことも考えていたりしますが、それはともかくとして、こうしたことを考えたとき、我がまち音更の特性、それをもって引き出して、よそにないものを築き上げ、世に出していくということなどは、もっと力を入れていくべきではないかと考えます。次の3点についてお伺いをいたします。第1点、景観についてです。美しい自然、豊かな緑、整った街並み、そして、私たちの原風景たる心和む農村風景、これは、そこに住む人たちはもとより、通過するだけの人にも、美しさや感動を与えます。私は、初当選以来、こうしたテーマをずっと持ち続けてきまして、この問題を取り上げたのが、一般質問では今回で10回目になります。なかなか道遠しであります。当初は、音更は緑いっぱいだよなどという話しも受けました。しかし、最近では、同僚議員の多くの方がこの問題を取り上げるようになってきました。そして、町では、今まで何度かコンサル会社に出しまして、調査報告を出していますが、実は、余り実効上がる取り組みにはなっていないのが実態であります。しかし、最近では、緑の基本計画、景観づくり基本計画、デザイン推進事業などが取り入れられてきまして、それも多くの町民がかかわって、作成過程に参画しながらつくられてきたということは、まことにうれしい限りであります。今後は、こうしたことを公共事業の中にどれだけ取り入れていくのか。町民、そして事業者の皆様方にも、こうした景観を演出していただくような実効性のある手法が必要だと考えますが、どのような取り組み方をしていくのか、お伺いをいたします。第2点、本町の玄関口たる木野市街の景観上の印象はどうでありましょうか。十勝大橋から北へ向かって、国道241号線の沿線の沿いを、今の状態を考えたとき、国道の拡幅整備、そして、これに合わせた市街地の街並み整備は急務であります。都市計画マスタープランにも盛り込まれたようでありますが、どのような取り組みになっていくのでありましょうか。第3点、物づくりについてであります。生産、加工、観光、知的なそれぞれの資源など、音更のよさ、よいものをもっと引き出して、よそにない、どこに出しても負けない誇れる物づくりをもっと力を入れるべきと考えますが、このことについて、どういう取り組み方を考えているのか、お伺いをいたします。5番目に、人が輝くまちづくりについてであります。よく人は財産、子は宝と言われますが、人が生き生きと伸びやかに生きていけるまち、人材が育ち、集まってくるまちは、まちの明るい未来を約束するものです。こうした人が輝くまちは、私たちの理想とするところですが、現実には、一朝一夕にはいかない、いわば種まきから始めなければならないものであります。町長は、執行方針で、心をはぐくむ学びのまちを掲げていますが、こうした目に見えないソフト面の未来に対する投資は、行政の中で、ややもすれば後回しになりがちな中で、どう進めていくのでありましょうか。特に、この分野は、施設はつくったよということはあるのですけれども、施設づくりだけでなくて、その施設の生きた使い方が大事であります。仏つくって魂入れずの例もありますが、そうしたことのないように、運営に人を得ていくことが不可欠であります。ソフト面を重視していかなければならない領域であります。まちづくりは人づくりが基本、こうした哲学あってこそ、町政の重要な柱と位置づけられることを、私は強く主張するとともに、そういった方向で進むことを望むものであります。次の3点について質問いたします。第1点、未来を担う子供たちが伸びていく地域社会と環境が整ったまちが音更だと言えるまちづくりを、どう進めていきますか。第2点、文化、スポーツを通じて人の能力が伸ばされ、向上心が培われ、心身の鍛練と健康が得られていくことは、豊かな人格形成、生きがい、仲間づくりにとって、大いに資するところがあります。一層の振興策が望まれますが、どのように進めていく考えかお伺いをいたします。第3点、専門的能力や一芸に秀でた人たちが評価され、生かされるとともに、自発的な学習や社会奉仕の意欲に応えていける生涯学習社会の実現は、時代の要請でありますが、なかなか言うは易く、行うは難しい問題でありますが、どういう方策で構築していくのでありましょうか、お伺いをいたします。以上で、私の質問としますが、私は、議員として町民の付託を受けて出てきた立場から、いろいろな課題に取り組んでまいりました。質問、意見を申し上げてきました。一般質問は、今回で通算53回目になります。緊急質問が2回していますので、合計55回壇上に立ったことになります。32年間では、ちょっと55回では少なかったかなという反省がちょっとあります。しかし、言ったことはいっぱいありました。中には、官僚的答弁に遭いまして、不満を残しながら引き下がったことがありましたけれども、歴代町長におかれましては、総じて真摯に受け止めていただきまして、町政に生かしていただいたと思っております。今人は見ず故事の月、今月はかって古人を照らせりという言葉があります。今生きている人は、昔の月は見たことがない。今輝いている月は、古い時代の人たちも照らしたと、こういう悠久の歴史の中で変わらざるもの、そして、歴史に学ぶべきものがあるという例えかと思います。歴史に学び、教訓にすることが多いと思います。私は、30余年の議員活動で町政を見てきた立場から質問をしましたけれども、山口町長はじめ議員各位、職員の皆さん方には、この大きな使命に精進し、活躍されんことを心から期待しながら、私の質問を終わります。ありがとうございました。(拍手)〔「長い間お疲れさまでした」の声あり〕休憩(午後 1時58分)
答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)
大きく5項目にわたっての御提言といいますか、ものによりましては、非常に格調高い見識ある御意見、そういうものをいただいたわけでございます。なお、お話しの中に、原稿を読まずして、自分自らの口でと、言葉でというようなこともありましたけれども、せっかくの御質問に対し、漏れては大変でございますので、一応ここに用意させていただいたペーパーを読ませていただきます。また、その中で、特に感じておりますことにつきまして、つけ加えて御答弁をさせていただきたいと存じます。1点目の私の町政6年の所感についてお答えをいたします。初めに、町政執行に当たって、基本的な姿勢と執行の手法についてでありますが、私は町長に就任以来、みんなの声が反映される町政、公平で公正な町政、人に温かくたくましい町政を基本姿勢とし、更に町民とのパートナーシップによるまちづくりを町政執行の大きな柱に、豊かで平和なまち音更の実現のために全力を傾け、各種の施策に取り組んでまいりました。変化の厳しい社会情勢の中にあって、町政に対する私の基本姿勢は、変わるものではありません。しかし、今、地方自治体は非常に厳しい時代を迎えており、今後は、今まで以上に町民の理解と協力が必要となってまいります。これからのまちづくりは、町政の主人公である町民とのきずなを深め、町民とのパートナーシップをより強く求めていかなければならないものと考えております。これからも町民参加の町政を基本とし、魅力あるまちづくりを進めるとともに、町民一人ひとりの幸せづくりに努力してまいりたいと考えております。次に、地方分権時代における重要課題についてでありますが、平成12年4月に地方分権一括法が施行され、住民主導の個性的で総合的な行政システムへの転換が求められております。まちといたしましても、これまで以上に地域のニーズ、住民の声に的確に対応していくためには、住民参画をより一層進めなければならないものと考えており、このため各種審議会等への住民参加のルールづくりや、NPOなど住民組織の育成、助長が大きな課題と考えております。更に、組織的には、職員の意識改革を徹底していく必要があると考えております。従来からの固定観念から脱却した柔軟な発想と実行力を備えた職員の育成は、今後の行政運営の上からも、一つの課題であろうと思います。また、地方分権は、自己決定、自己責任に基づき、それぞれの自治体による行政サービスが、地域住民の自主的な判断に基づいて個性的なものになっていかなければならないものと思います。住民全体が意欲と知恵を能力を結集し、地域の個性をつくり出していくことにより、生き生きとしたまちづくりが進められていくものと考えております。したがって、このことを実現していくことが、住民協働の根幹をなすものと思いますので、御理解をいただくとともに、御支援を賜りたいと存じます。以上、御質問について、1、2の基本的な考え方について申し上げましたが、21世紀の地方自治のあり方として、今後、従来の行政のあり方から脱皮して、やはり次のようなことを重点的に考えていかなければならないというふうに考えております。一つには、住民と協働のまちづくりということでございます。今まで自治体が中心になって進めてきたものを、やはり住民も参画をしていただきながら、あるいは部分的には、やはり住民の御負担をいただく受益者負担と、こういうものも考えていかなければならない、新しい時代に向けての対応策だというふうにも思っております。また、民間活力を生かした公共事業の民営化、今回も保育所等についても、公設を民営化する、また、民営のよさを生かしたまちづくり、何でもかんでも行政がすべて行うという時代ではないだろうという点からいたしますと、単に経費節減ということだけではなくして、やはり公共のものを、地方との役割分担、機能分担、こういうものを考えた新しい時代に向けた一つの行政のあり方だというふうに思います。また、我がまちに何でもつくるというような従来のパターンから脱皮して、これまた広域行政というものを考えていかなければならないというふうに思っております。また、我がまちだけの発展だけではなくして、やはり十勝圏という、その中の一角に音更ありと、こういうようなことからいたしますと、まちの発展はさることながら、やはり十勝の振興策というものも、一体となってやはり取り組んでいく時代だろう。最後になりますけれども、今盛んに言われております、本町も一つの選択肢として町村合併をどうするかと、こういうようなことでございますけれども、これあたりも、非常に今まで質問もございました。町民も議会も行政も、やはり三位一体の形の中で、今後とるべき措置というものを考えていかなければならない。これらのことが、特に大きな課題となるであろうというふうに自分なりに考えていることでございます。更には、行政改革だとか行政評価を行い、自主自立を目指し、健全財政の構築化が、何といいましても、今急務であるというふうに思っているところでございます。次に、2点目のまちづくりの方向性に対する評価について、お答えをいたします。まちの姿の総体的な評価と反省点につきましては、関連がありますので、一括してお答えをさせていただきます。本町は、昭和46年策定の第1期総合計画と、前年の昭和45年に、帯広市、芽室町、幕別町とともに、1市3町による帯広圏都市計画区域に編入されたことが相まって、以来、急速に道路、上下水道、公園といったインフラ整備が行われ、更には区画整理や開発行為など、面的整備による住宅地造成が実施されてきた中で、現在では、道内一人口の多い活力あるまちとして評価を受けているところであります。また、第4期総合計画における町民アンケートの結果を見ても、回答者の9割強が音更町は住みよいと評価されており、第1期総合計画から今日に至るまでのまちづくりの進め方に、大きな間違いはなかったものと考えております。しかしながら、このような住みよいまちとして高い評価を受けている半面、個性がない、触れ合いや連帯感が少ないなどの評価もあり、更には、今後まちが取り組むべきまちづくりの分野においては、産業の振興、雇用の場の拡大や高齢者のための施設、施策などに高いニーズが示されているところであり、当然のことではありますが、まちづくりは時代の要請もあり、停滞は許されないことであると認識しております。現在の厳しい行財政状況のもとでは、早急に整備を進めることはできませんが、例えその歩みが遅いものであったとしても、着実に、また、行き先に誤りのないよう慎重かつ大胆さも踏まえて、これからのまちづくりに取り組んでまいりたいと思いますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、インフラ整備と行財政運営についてでありますが、本町における街路や公園、校舎や社会教育施設及び下水道などといったインフラ整備については、全道の中でも高い水準にあり、更に住宅環境の充実度、先ほどの住みよいまちとしての評価につながっているものと思うところですが、このような都市基盤整備については、景気浮揚対策などによる有利な制度により、前倒し的に進めてきたところから、公債比率を上げ、財政運営を圧迫している大きな要因の一つとなっております。これから、これらのインフラ整備においては、健全な財政運営を念頭に置き、事業の優先度などを見極めながら実施してまいりたいと考えております。音更町は、超長期的に人口5万人を目標にしております。その目標達成に向けて、交通ネットワークの整備をはじめ、宅地造成、IC工業団地の企業誘致、公園の造成、商業の振興、医療機関の充実などに取り組んでまいりました。帯広に隣接し、立地条件はよいとしながらも、必然性だけで人口増につながったわけではないと思っております。住みよい生活環境と利便性の高いまちづくりが進められていたからだと思います。確かに財政難ではありますが、長期的展望から考えますと、費用対効果は優位であるというふうに、私自身は考えているところでございます。3点目の将来像についてお答えをいたします。まず、都市計画マスタープランが目指す20年後のまちの姿についてでありますが、本町は、これまで総合計画に基づき、町全体の生活基盤の整備、産業の振興、福祉の充実など、計画的なまちづくりを進めてまいりました。このたび策定した都市計画マスタープランは、本町の20年後を見据えた都市のまちづくりの基本計画で、まちの都市構造をなす土地利用、交通の骨格、緑の骨格の3点を柱に作成したものであります。このマスタープランで示す将来のまちのあり方については、土地利用では、木野、音更間の市街地の連続性、また、交通の骨格では、圏域環状線の整備のほか、国道241号線の整備、緑の骨格については、河岸段丘や市街地周辺の農地の保全と公園緑地の整備などを主なものとして、まちづくりを進めることとしております。計画どおりまちづくりが進みますと、音更と木野間が、ある程度市街地につながりが図られ、緑と農地に包まれた田園都市的なコンパクトな街並みが形成されているものと考えられますが、社会情勢が大きく変化する中で、先を見通すことは大変難しいものと感じております。しかし、このような時代だからこそ、しっかりした計画を持ってまちづくりを行うことが大切であり、このマスタープランのテーマであります「人と自然のハーモニーが聞こえるまちおとふけ」の実現に向け、取り組みを進めてまいりたいと存じます。次に、拠点都市の構成町としての本町と北十勝の軸としての本町の目指す将来像の相違についてでありますが、拠点法は、平成4年に成立しておりますが、バブルがはじけて、少しずつ経済が停滞していく時期となっておりましたが、当時は、東京、大阪をはじめ、政令指定都市に人口やオフィスが一極集中する傾向にあったのでありますが、この傾向を是正するために、オフィス機能も含めて地方を分散していくことに拠点法の意義があったものと思っております。地方活力のレベルアップのため、各都道府県の2番手の都市地域の底上げをし、地域において、職、住、学、遊の総合的な発展を目指す目的があったところで、帯広圏としても、それぞれの市、町にあって、大きな事業を計画していた観点から、事業採択、起債対応の優位性から指定申請に至ったところであります。こうした中で考えますと、拠点法と合併とは、基本的に広域行政を推進しようという発想は同じで、中身を検討していくとダブってくるところも多いのでありますが、実際には、合併と拠点法では性格が違っており、合併の基本的な目的は、地方の行財政の効率化や基盤の強化であるため、都市部の合併も、中山間地を含めた農村漁村の合併もあり得ることになります。地方拠点の目的は、さきに述べましたが、地方都市地域の居住水準や産業、文化、学術のレベルアップを図り、各市町村が連携することによって、都市圏整備を図っていくということでありますから、似て非なるものとも言えると思っております。合併そのものの取り組みいかんによっては、拠点と矛盾する場合が出てまいりますが、合併の1パターンである1市3町の場合は、地区が一致しているという点で問題は少ないものと考えております。いずれにいたしましても、合併問題の行方が明確になっていない現在、御説のとおりと考えますが、当面同時進行的な考え方もやむを得ないものと受け止めております。なお、地方拠点都市ということについても、不要論という考え方の御意見でございますけれども、正直申し上げまして、これら1市3町で毎年若干の町からも繰り出しの予算があるわけでありますけれども、ある程度やはりこれは、もう事が済んだというようなことも、音更町としては意見として申し上げております。ただ、これは全国協議会的な組織になっておりまして、それらのことも踏まえた中では、16年度以降に、これらの解散も含めて御意見を申し上げておりますので、結果的には、まだどうなるかわかりませんけれども、一応もう役目は終えたと、こういうような考え方を持ち、3町の中で、更にそれらの解散ということになるのか、あるいは残ったところで、その組織を存続させていくのかということありまけれども、一応考え方としては、もう用を終えたという考え方で物を申してございます。次に、町名を十勝、または北十勝とする考え方はどうかとの御質問でありますが、音更町開町以来100年にわたり、音更で通ってまいりましたし、確かに町名はどのように呼称しようと構わないところではありますが、古くからの愛着とこだわりもあろうかと思いますし、特に、合併など大きな変化が生じた場合は、別に検討されるべき問題かと思いますが、今単独町で存在する場合、町名の変更に思いをいたしておりませんので、御理解を賜りたいと存じます。しかし、これらの問題については、考え方いかんによってはという簡単に考えがちでございますけれども、それぞれまちの名の呼びにくさということもございましょうが、いずれにしても、これ合併などということになってまいりますと、やはり最後に、その行政の中心たる行政の建物がどこに行くか。最後は、またその合併したまちの名称がどういうふうになるかということが一番難しい点だという、合併の中でのお話しも伺っているところでもございます。いずれにしましても、今の段階で、何かのきっかけというものがあれば、やはりいまいち考える必要がありますけれども、やはり歴史、文化というものが、この音更という二文字に102年の歴史がこもっているわけでありますから、やはりただ単に町名の変更ということだけでいいのかどうか。これは、私一存での判断がつきません。それらの町民なり、あるいは議会なり、そういうものが高まってきたとするならば、やはり考える必要があるのかなと思いますけれども、ちょっと現段階では、自分なりには、今そういう持ち合わせていないということを御理解いただきたいと存じます。次に、4点目の個性的で音更らしさをつくるまちづくりについて、お答えをいたします。まず、個性と魅力ある景観を演出していくための景観行政についてでありますが、本町における景観行政の取り組みについては、平成9年に策定した音更町景観づくり基本計画に基づいて、河岸段丘の保全と整備、老朽看板や標識の撤去、農村アメニティ支援事業による農家住宅看板の設置、潤いと思いやりの地域づくり事業による地域緑化支援など、それぞれ行政と町民、企業との協働により実施してきたところであります。すぐれた景観をつくり、維持していくことは、その地域社会や生活文化の魅力を代弁するものであって、そこに住む人たちの誇りにつながるものであり、景観への期待は、人々に心の豊かさを感じさせ、見た目の美しさだけではなく、人間的な豊かな感性を呼び起こし、そこに住む人たちの地域の愛着につながるものでありますので、今後、なお一層継続性を持って取り組んでまいりたいと存じます。次に、木野市街の国道241号線の拡幅整備と街並み整備の見通しについてでありますが、木野市街の国道整備については、現在、帯広開発建設部においてお願いをし、維持補修による交通安全対策上の対応をしていただいているところでありますが、御指摘のとおり、1日当たりの交通量が4万台を超える道路として、拡幅整備は、本町にとっても大きな課題であり、総合計画や都市計画マスタープランにおいても、4車線化の整備促進を図ることでの方針を検討しているところであります。国は、平原大橋の4車線化がこの2月に完成し、供用開始されることにより、本年度から共和橋の4車線化整備に向け予算要求をしている状況でありますが、いずれにいたしましても、広域都市幹線道路としてはもとより、北十勝の幹線道路として重要な役割を担う道路でありますので、国道存続とのかかわりとあわせ、早期整備に向け要望してまいりたいと考えております。街並み整備につきましては、国道存続と拡幅整備の実現が明らかになった時点において、まちの考え方を示していくことになると思いますが、議会並びに地域住民との十分なコンセンサスを得ながら進めていくことになるものと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。現状におきましては、一時、国道から道道へ降格するというような話を聞いたところであります。これでは大変というようなことで、議会の中でも、やはり何とか道道降格ではなしに、241なり、何の番号であろうとも国道として存続していくべきだと、こういう御意見もいただいております。北十勝4町としても、是非これは北十勝4町をつなぐ一つの大動脈でもあり、帯広におりる、何といっても一番大切な道路だというようなことで、4町で開発局までの要請活動を従来から行っているところでもございます。最近になりまして、先ほどもありましたように、今後の都市計画の整備の中では、一定の位置づけを国道としてしておりますけれども、ただ、こういう時代でありますから、いつまで待っても、本当にいいのかと。できることであれば、現在の道路を更に拡幅をして、25メーターから35メーターという、そういうような話があるわけでありますけれども、その辺のところで、いつまで、これから10年先になるのか、20年先になるのか、こういう財政状況でございますから、それでも辛抱強く待つべきなのか。あるいは一般の管理的な現道の幅で再整備をしていただくと、こういうこともどうなのかというようなことで、いずれまちの考え方としては、あくまでも国道存続と、拡幅というようなことを一義的なものとしながらも、これらのことにつきまして、今後少し詰まっていくだろうと思いますけれども、それらの現状を十分把握しながら、議会あるいは地域の方々とも相談をしながら、最終的にどの道を選ぶべきかというようなことについては、そういった時期が参りますれば、十分協議をしてまいりたいと、そのように存じております。次に、よそにない誇れる物づくりについてでありますが、本町は、十勝管内の中でも、開拓以来先人の方々の御努力の効あって、第一級の農業生産地として発展してまいりました。この基盤の上に、物づくりは、今後とも農業を基幹産業とし、ふれあい交流館を中心とする異業種交流の場の提供。消費者ニーズを踏まえた地場製品の研究開発のための助成。更には、流通、販売へと事業展開ができるよう、物産、観光の全国的な情報発信など、関係団体との連携のもとに、音更製品の一層のブランド化に努めてまいりたいと考えております。御意見の中には、必ずしもこの農産物、食料加工ということだけではないと思います。物のみならず、教育、文化、そういうソフト面も含めてのお話しだと思いますし、また、こういった一つの特色ある、独自性のあるというようなことになりますと、そういう町内の要所要所、あるいは事業の内容によって、特徴のあるまちづくりに常に心がけた中で計画をしていく、あるいは実践をしていく、こういうことに意を用いてまいりたいと存じます。5点目の人が輝くまちづくりについて、お答えをいたします。はじめに、未来を担う子供たちが伸びていく地域社会と環境が整ったまちづくりが音更だと言えるまちづくりをどう進めていくかとの御質問についてでありますが、私は、常日ごろ、まちづくりは人づくりであると確信しております。もちろん未来を担う子供たちが伸び伸びと育ち、やがて本町のために力を発揮していくといったサークルが強固に形成されている社会をつくる必要があると思っております。しかしながら、現状は少子高齢化の社会にあって、これからの子供たちの肩には、大変な重圧が加わっていくのではないかと憂慮しているところであります。こうした状況の中、既に言い尽くされたことではありますが、産、学、官が一体となった子弟教育、支援が何よりも肝要と考えております。まちとしても、子育ての対策から児童生徒に至る各種の対応をしておりますが、更に、自然環境及び公園などの整備にも意を配するとともに、教育委員会とも連携をとった中で、子供の健全な心身の発達と豊かな個性を伸ばし、自分を主張していくたくましい人間としての成長ができるよう施策の展開を図ってまいりたいと存じます。先ほども坂本議員の中にも出ておりましたが、やはり学校も週5日制となり、やはり児童生徒の健全育成の上からも、遊びを中心とするような、そういう地域社会づくりというものも、やはり心がけていく必要があるのではないか。これらにつきましては、教育委員会からも答弁されておりますように、十分なる連携をとりながら取り組んでまいりたいというふうに思っております。次に、文化、スポーツに関する振興策についてでありますが、まちは、これまで文化、スポーツ振興策として、それぞれ活動の拠点となる文化センターや総合体育館の建設をはじめ、各種施設の整備を行い、すぐれた芸術文化の鑑賞の機会の提供や、住民参加による創作活動の推進のほか、スポーツ面においては、体力づくりの促進として、各種学級スポーツ大会の開催ほか、指導者の養成をはじめ、各団体、サークルの育成を行ってまいりました。いずれにいたしましても、町民が心身ともに健康で豊かな人間性をはぐくむためには、生涯にわたって、文化、スポーツ活動に取り組んでいける環境づくりは、欠くことのできない大切なものと考えておりますので、これからも施設の整備、活用と機能性の充実を図りながら、現在実施している事業の推進のほか、特に多くの町民に参加していただくための事業の構築及びシステムづくりについて意を用い、取り組んでまいりたいと考えております。次に、生涯学習社会の実現に向けた方策についての御質問でありますが、生涯学習を推進することは、人と人との学び合いや触れ合いを深め、それぞれの個性や能力を伸ばしながら、個々の生活を充実させるのにとどまらず、地域文化を高め、活力ある地域社会を形成、発展させる重要な意義を持つものであります。このため、昨年4月、生涯学習推進の中心的役割を果たすため、農村環境改善センターに、生涯学習活動の拠点施設として生涯学習センターを位置づけし、種々生涯学習事業を展開しているところです。今後、生涯学習の機能を高めるため、他機関との連携を一層深めながら、学習情報機能の充実を図ってまいりたいと考えております。また、現在、町民有志で構成する生涯学習懇話会において、住民の求める生涯学習を支援、推進することを目的に、民間の生涯学習推進団体の調査検討をしているところでありますので、行政と住民が密接な連絡、協力体制を図りながら、生涯学習推進組織の整備についても意を配してまいりたいと思っております。いずれにいたしましても、生涯学習の観点から、社会のさまざまな教育機能を総合的に整備し、いつでも、どこでも、だれでも学ぶことのできる生涯学習社会の形成を目指して、できるところから充実を図ってまいりたいと考えております。今ある組織及び活動を体系化し、生涯学習協会的なものを設立し、できることから取り組み、町民への関心を高めることが大切であるというふうに考えているところでもございます。以上で答弁とさせていただきます。
質問 27番 宮原良巳
御答弁をいただきまして、私が質問いたしましたのは、町政に対する基本的な考え方、あり方を中心にして質問をしておりますので、特に、再質問をして、更に詰めて、答弁を前向きなものを受けるということにはならないのだろうと思います。しかしながら、今の答弁をいただきまして、現状ではそういうことだろうと、町長としては、基本的な姿勢はいささかも変わることなく町政に取り組みたい、取り組むという決意を表明されましたので、そういった立場で私も受け取って、今後、一層先頭に立って頑張っていただきたいという、そういうように思いますが、一、二点、ちょっと物足りないので、私最後の質問ですから、再質問お許しいただいて、させていただきたいと思うのです。基本姿勢はいささかも変えることなくというのは、当然でありまして、そうあらねばなりませんし、しかしながら、町長がそういう姿勢をとって進めようということで、相当努力してきたとしても、自分自身歯がゆい思いをしたことはありませんか。そういったことが本当に一貫して町政に流れて進められているのかどうか。町長自身も、そういう思いも少しはあるのだろうと思いますし、私なんかは、もっともっと厳しい意見を実は持っています。最後ですから、ちょっと辛口で言います。基本姿勢はいいのですよ。しかし、それがどう町政の中で、役場の組織、そして職員の中に浸透して生かすかという手法を考えるべきだと。今のままでいいのか。もっと足りないなと。こういうように進めなければならないなという、その手法のことが、実は私の質問の主眼なのです。ちょっと何点か申し上げますと、政策決定のスピード、これ第1点。先送り体質は改まったか。第2点、政策形成過程の透明性、公開性、説明義務、住民参画の促進は本当に進んだのか。先ほど私申し上げましたけれども、相当進んだところもある。全くそうでないセクションもあるという、ばらばらですよ、実際は。これは、総指揮官としてわかっていることですよね。ここをどうするかということをお聞きしたいのです。それから、第3点として、政策目標の町民との共有化は進んだか。これはなかなか難しいことですけれども、一層努力もすると思いますけれども、そういう努力を、審議会にも、住民の参加を公募その他で考えていきたいということも述べられていますから、少しは進むのだろうと思いますけれども、これなんかも大事なことです。第4点、官僚的手法からの脱却はなっているのか。縦割り、もうセクション違ったら全然で、書類を回しても、担当でないところは、そのことをよく理解しないまま、たなざらし、判こ押してくれない。こんなことはありませんか。それから、第5点、職員にしても町民にしてもそうですけれども、勇気を与えて皆さんを引っ張っていくのが、リーダーたる職務です。志気を高め、やる気を起こさせる。人を生かし、組織を動かす。こういった面は、この6年間前進したのでしょうか。特に、人事権者たる町長は、人事でやらなかったら研修をやりますと、そういうことだけではできないのですね。それこそ民間の手法を見ると、これこそ人事で評価し、伸ばすものは伸ばす。できないものは変える。役所の年功序列制度についての批判は今までありますけれども、これを改められたのか、改める気があるのか。1年ごとのその場限りの人事異動ではなかったのか。中長期的に見て、人を伸ばしていくという政策がどれだけとれたのか。こんなことをですね、私は、一遍に行かないけれども、大事なことだと。執行の手法の中では、このことを少しでも前進させるという取り組みを望みたいのです。町長だって、そう考えているでしょう。しかし、それがなかなかいかない。これを是非今後の執行の手法として、手法を変えていかなかったら、このことは進まないですよね。そんなことで、今回はスタッフ制も取り入れるということも表明されていますが、スタッフ制は、管理職の質を高めなかったら、全く動きませんよ。そのセクションの責任を与えてしまうということですから。管理職の素質、能力を高めて、指導力を持たせて初めてスタッフ制というのは生きる。その手だてをないままのスタッフ制というのは、私は失敗した例をほかのまちで見ています。ですから、そういう手だてをどうするかとか、工夫することはいっぱいありますよね。こういったことを申し上げて、いちいち一つ一つの答弁は要りませんけれども、そういうやり方について、21世紀型ということを先ほど言われましたけれども、そういうやり方について考えていく、前進させていくという考え方については、もう一回、これ是非聞かせていただきたいと思います。先ほど道路整備に公社を使ったという例も挙げました。今では許されないことでしょうけれども、しかし、音更町が大きな事業をやったときは、もうこういう方法も大胆にとっているのですね。町長の町政執行方針の中では、柔軟に、かつ大胆にと書いてあります。公社を大いに利用してください。この役場庁舎を造ったときに、建設資金が足りなくて、公社に町有林を売って、10年間で返すからと、金を作らせて建てたことは御存じだと思います。大谷短大を誘致するときの8億7,000万の助成をすることが条件で来るといったときに、単年度予算主義の地方財政では、そんなことはできないのを、これも町有林を公社に売って、その代金で助成した。そして10年間で買い戻す。公社も町も同じかまどですよね、実際は。しかし、単年度予算主義という地方財政の仕組みから、それが公社を利用している。この振興公社、今なくなりました。しかし、土地開発公社がある。土地基金もありますよね。今回、南宝来で、会館建設用地ということで買わなければならないということで、土地基金活用するということになりました。私前から言っているけれども、ちょっと具体的なことで申し訳ないけれども、下音更中学校のグラウンドが狭くて、療養所から20数年間借りてきたのを、去年夏に返してくれということで、返したと。国有地を何とか一部でも買い取って、学校の狭いグラウンド、第2グラウンドつくってくれという学校当局の切なる要望やらPTAからの陳情も来ました。教育長はその必要を認めて、財政が許すならばお願いしたいということも議会で表明してくれました。しかし、財布を握っている方は、当然でしょうけれども、なかなか進まない。これは必要があるかないかということなのですよ。財政がないからやらないということでなくて、土地基金あるいは公社の利用ということで、一時的にあってもいいのではないですか。下音更中学校は、今グラウンド用地が、校地が3.5ヘクタールです。駒場、共栄、緑南中学校の5ヘクタールに比べて7割しかないのですよ。音更中学校の7.6ヘクタールの2分の1以下です。そして、今のグラウンドで、第2グラウンドを返した後、仕方がないから、緑地帯を削って、またグラウンドを広げた。先輩の我々が緑地帯を残そうと思ってやってきて、歴代の方々が芝を張ったり、木を植えてきたところを、また広げたのですよ。緑豊かな学校どころか、スポーツをやらせるのに支障があるということで、全部もうぎりぎりまでやっているのです。こういう実態を本当にわかって、必要だと思ったとき、土地基金や公社の土地開発公社を一時的に使うとか、やっぱり時の理事者は、必要と思ったときに、一般会計以上のやり繰りというのが大胆に求められるということを、私はちょっと具体的なことで、私の母校ですから、ちょっとこんな具体的なことは、余り言う気はなかったのだけれども、発言しているうちに、最後心残りなことなものですから、発言をしてしまいました。こんなことをね、国有地が今売りに出て、目の前に、もうこのタイミングしかないですよね。こういう執行の手法としてあらゆることを最大限使ってやっていただきたい。この間も、総務文教委員会で視察に行ったときに、校長先生の話では、練習は何とかかんとかやるけれども、練習試合やったら、サッカーが練習試合やったら、野球部は休み。野球部が練習試合したら、サッカー休み。短い夏の日、汗流して真っ黒になってやっている子供たちが、ほかの学校は伸び伸びと全部やっているのですよ。そういう学校が一つある。これを何とかしてやらなければならない。会館の用地は買ってやるというのは、地域の要望も強い。子供たちは、陳情してくるだけの力ないですよ。為政者が考えてやること。そんなようなですね、執行の手法として、あらゆる方策をやりながら、やるべきことはやっていただきたい。そして、我慢することは、町民にも我慢していただくようにお願いする。両方やらなければだめですね。こんなことを申し上げて、私、このことは少し辛口の話にもなりましたけれども、是非お願いしたいと思います。それから、もう1点、景観関係については、僕も30年来取り上げてきたということを言いましたけれども、いろいろつくっても、実効性がないのですよね。それで、こういったものをつくったものを、やっぱり公共工事をやるときに、そういうものを取り入れたものをやっていくとか、町民や事業者の方にお願いする。あるいは緑地の保全などの網かけをする。協力をしていただくような仕組みをつくるという景観条例などが必要だと思うのです。ですから、私は、実効性のある方策を、今こそ必要でないかということを申し上げましたので、執行の手法と景観行政のこの2点だけは、是非改めて答弁をいただきたいと思います。
答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)
まだまだ御意見としてはあったのではないかと思いますが、今、2点に絞られての再質問でございます。なかなか正直いって、思うように世の中ならないものだなと。ましてや人をやはり動かし、行わせるということは、非常に難しいことではあるというふうに、しみじみ正直いって感じているところでもございます。やはりそうかといって、優し過ぎてもだめですし、また、厳し過ぎてもだめだと。やはり言うなれば、そういう一つの時代の変化に伴って、職員一人ひとりのやはり意識改革しかないのかなと、そんなふうに思ってもおりますし、今回も、財政の上からもそんなに職員を増やすというわけにもいかない。そういうようなことからすれば、その人口が少し伸びつつある中では、やはり事務も増えていくことも事実でございます。それぞれの職員の能力を100%発揮させる。そういう中で、今お話しありましたように、必ずしも人事、年齢順番ということでは今までやっておりません。ある程度の年齢が来たらということも、正直いってないわけではないですけれども、できるだけそういうような考え方ではなしに、やはりやる気のある者、やはりこういう者を高く評価し、そこに職場としての生きがいを感じたり、やりがいを感じたりと、こういうような何とか職場の雰囲気に持っていきたいし、今回スタッフ制、御意見がありましたように、よほどこれは係長なり、あるいは管理職がしっかりしないと大変なことになるというふうに思っておりますし、また、今持っているそれぞれの力をフルに発揮させるためには、単なる担当制ということになると、四角四面になりがちでございます。せっかく能力の持っているものが発揮できないというようなことも、今の組織体制の中では、ないわけではない。こんな点からしますと、非常にその辺の懸念がされるわけでありますけれども、それは、私以下管理職の者が、きちっとその辺のやはり時代の要請に応じた考え方を持って取り組んでいかなければならない。そこに合理性なり、あるいは能率性なり、あるいは人それぞれの持つ力量なり、こういうものが発揮できるような職場づくりに取り組んでまいりたいというふうに思っております。とかく入る、一旦採用になってしまいますと、人間の弱さといいますか、慣れといいますか、こういうものも、正直いってないわけではない。やはりこれが俗に言うひとつの官僚意識といいますか、そういうようなことがとかく言われるわけであります。前の議会の論議の中にも、やはり役人であるということは、役に立つ人間と。早い話が、本当にそれに漏れるようなものは辞めていただくと、このような厳しいぐらいのやはり考え方を持ってやっていかなければならないのかな、そんなふうに自分自身にも言い聞かせながら、あるいは機会あるごとに、それぞれ庁議等では、そういうことを常に申し上げているところでもございます。一面、そういう厳しさの中にも、仲間意識だとか、そういうものも必要でしょうし、また、個人的に精神的負担というようなものもありますから、こういう健康管理、あるいは意識管理といいますか、こういうものも当然考えていかなければならないのかなと。御説のように、どれ一つとりましても、それぞれ私にとりましても、あるいは町行政のあり方にしましても、それぞれが通ずることでございますので、先ほどの御意見として承り、一つひとつ私ども実践していく中で、慎重に取り組んでまいりたい、そのように思っているところでもございます。なお、景観条例の件といいますか、こういうのは、私も理想とするといいますか、思いなのですけれども、ただ、たまたまこの西、東に河岸段丘がある。そういうひとつの緑の線に包まれた、この音更町の今神社にあります千畳敷公園、それともう一つはむつみ公園、そして最後はすずらん公園というふうに包んでいくというような形。緑の中に包まれた、この田園都市といいますか、そういうようなイメージ的なものもあり、町といたしましても、ある程度財政の許す範囲内で、その西、東の河岸段丘の一部用地とも買ったところもございます。これも将来的な問題で、一挙にできる問題ではございませんので、そういうことも常に念頭、計画に置きながら、これらの景観条例等についても、これも考えていかなければならないのかな。ただ、いろいろとこういうひとつの景観だとか環境だとか、こういうようなものをやっぱり考えていく場合での、何でもかんでも規定をつくればいいというものではなく、今も議会の中でそれぞれ論議をいただいている条文もあるわけでありますけれども、できるだけ多少の時間はかかるかもしれないけれども、やはりそういう町民を巻き込んだといったら語弊ありますけれども、一緒になったやはり計画。あるいはそういう意識が、ひとつ改革高まり、関心が高まってきたと、こういうようなことの段階で取り入れていくべきなのかなと。いずれにしても、こういうのは、長い息のかかることでございますので、この辺は、十分今後も取り組んでまいりたいと思いますし、一応今までにも、全然これらのことが行われていないということではなく、それぞれこの音更の市街地整備のときも、景観協定だとか、そういうものが、審議会をつくって、そして、そこの住む人方によっていろいろ規制を加えていくと。こういうような景観行政的なものも取り入れているわけでございます。今、御意見ありましたように、これらの景観というようなことも、ひとつの教育も、やはりひとつの百年の大計に向けてということもありますけれども、景観あたりも、100年とは言いませんけれども、やはり長い取り組みと町民の関心、理解が高まっていく、そういうような行政の働きもあるのかなと、そんなことも考えながら、是非これらのことにつきましても取り組まさせていただきたいと、そのように思っている次第でございます。
質問 27番 宮原良巳
ありがとうございました。そんなに時間たってしまった。いや、町長の答弁で理解をいたします。いずれにしても、町長の職責は重いですよ。使命は大きいです。先ほど申された基本姿勢をきちっと持って、立派にリーダーシップを発揮して進んでいただきたい。かついろいろな意見にも耳を傾ける度量を持って頑張っていただきたいと、こんなことを最後に申し上げて、質問を終わります。