みんなの議会

小樽市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月18日

(1)生成AIの活用と規制について/(2)学校再編について

2025年6月18日、小樽市議会の一般質問で、髙橋龍議員が「生成AIの活用と規制について」「学校再編について」について質問し、市長 迫俊哉、教育長 中島正人が答弁しました。

質問者
髙橋龍 議員
答弁者
市長 迫俊哉、教育長 中島正人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 18番 髙橋龍

通告に従いまして、質問いたします。市役所業務における生成AIの活用と規制等に関して伺ってまいります。今の生成AIは、僅か7か月で処理能力が倍増するなど、まさに指数関数的な成長を遂げ、かつてのインターネットの登場に匹敵するインパクトを世界に与えて、今、まさに時代の転換点が訪れたと感じます。広く生成AIが知られることとなったのは、2023年末のChatGPTの登場からで、そこから僅か1年半、想像を絶するスピードで進化し、日常のあらゆる場面で活用が図られています。AI、人工知能は、コンピュータが人間の知能を模倣し、学習や推論などの知的活動を行うことができるようにする技術やシステムのことを指します。そのうち、学習したデータから新しいテキスト、画像、音声、動画などのコンテンツを新たに作り出すAIを生成AIと称します。昨今の課題である職員の欠員の多さや、業務量・業務範囲の増加という現状の課題を背景として、業務効率化や生産性向上の観点に加え、市民サービスの質向上など、生成AIの果たす役割は大きいと考えますが、市役所業務に生成AIを積極導入することの意義について、本市ではどのように考えていますか。業務効率化が期待できる生成AIの活用として、分かりやすいところで言えば、文章の要約や議事録の作成などが挙げられます。そうした使い方として大きく分けると、プロジェクト単位で生成AIを使うという場合と、個人が通常業務の中で使用する場合とがあると認識しています。本市庁内において、どのような活用実態であるのか、集約したことはあるのでしょうか。お答え願います。また、適切な使い方という観点ですが、本市において、これまで生成AIを使ったことによる業務上の瑕疵、特に市役所庁外の人や企業・団体に対して、影響してしまった事例などがないかを確認させていただきます。次に、本市でAIを活用している例として、小樽市公式ホームページのチャットボットがあります。24時間いつでも質問ができることから、利便性が向上していることは間違いありません。ただ、本市を含む多くの自治体で使われているAIチャットボットは、検索型AIやシナリオ型AIなどと呼ばれるもので、これは質問を自然言語処理で解析し、事前に登録された情報の中から自動で回答を探し出すという仕組みです。生成AIと比較すると、言語処理の能力は高くないため、必ずしも求める回答が得られるわけではありません。仮に、チャットボットに生成AIを導入すると、「私の家族構成だと、どんな補助金が申請できますか」といった少し複雑で個別性の高い質問でも、対話を通じて状況をヒアリングして、最適な制度や手続を案内するということが可能になります。ここで、小樽市公式ホームページのAIチャットボットの精度向上に対する考え方を伺います。進化するAI技術へ追随するためのシステムのアップデートや、更新などに関する考え方をお示しください。今、申し上げたような仕組みを応用すれば、住民からのお問合せだけでなく、新人職員が業務で不明点が出てきた際、例規やマニュアルを学習させた生成AIがサポートするという仕組みもつくることができるため、欠員の続く職員の業務効率化に資すると考えます。しかし、活用シーンが増えるほど、瑕疵や不適切な使い方が出てくることも想像に難くなく、規制についても、また検討しなくてはなりません。先般、日本におけるAIの専門家4名が国会に参考人招致され、意見陳述と質疑が行われていました。その際、生成AI活用にはリスクが伴うものの、イノベーション推進とリスク対応は決してトレードオフの関係ではない。いわゆる、ハードロー、法規制とソフトロー、ガイドライン・ルールを組み合わせることで、活用と規制の両立が可能であるということが述べられていました。つまり、正しく理解しルールを整備することで、アクセルとブレーキの両方を踏むということに矛盾が生じないということです。そこで、ChatGPTに行政での活用事例などを聞いてみたところ、幾つかの例示の最後に、活用に当たっては、AIの判断が常に正しいわけではないため、最終的な責任は人間が持つという姿勢が不可欠ですと言われました。これは至極ごもっともな意見であり、責任の所在を明らかにするためには、現状のルールがどうなっているのかを考えなくてはなりません。個人情報や機密情報などのデータを生成AIに入力しないことや、AIの判断に依存し過ぎることによる業務ミスなども出てくることが考えられます。現状、それらを防ぐための歯止めとなり得る条例や、規則として明文化されているものについてお示しください。既に、神奈川県横須賀市や東京都千代田区などでは、生成AIの業務使用に関するガイドラインができていますが、本市においては未策定です。申し上げてきたとおり、生成AIは活用できる範囲が非常に広く、想像以上の効率化につながる反面、ソフトロー、つまりガイドラインが庁内に存在しないとなると、ある意味で野放しのような状態になってしまう懸念もあります。市として、一定の考え方を職員間でも共有することが望ましいと考えます。拘束力がなくとも、スピード感を持って取り組めることとしては、職員研修が最も早いかと考えます。そうした場を設けるなど、リテラシーを向上させることについて、本市のお考えをお答えください。次に、既に世にあるガイドラインを一定の判断基準とするということについて触れたいと思います。総務省やデジタル庁、その他省庁が発出する生成AIに関するガイドラインに基づき、一定の方針を通達している部署などがあれば、その内容も含めてお答えください。一般論として、何かのガイドラインをつくる場合、庁内会議や有識者会議、職員アンケート、議会議論などそれぞれの御意見を集約するという考えもあるかと思います。他方で、話合いを長くしてしまうと、その間にもさらに技術革新が進むことから可変性や拡張性も求められます。仮に、生成AIのガイドラインをつくるとした場合、どのような手法で策定するのか、お聞かせください。この項、最後として率直に伺いますが、現状ガイドライン策定の必要性は認識されていますでしょうか。本市のお考えをお聞かせください。今から遡ること200年以上前、第一次産業革命の中にある1797年、ゲーテによる「魔法使いの弟子」という作品が発表されました。これはディズニーのアニメ作品である「ファンタジア」の中にも描かれていることから御存じの方も多いかもしれません。この話は、魔法使いが弟子に雑用を言いつけて工房を出発するところから始まります。おけで水くみをする弟子が、ほうきに魔法をかけて、自分の代わりに仕事をさせたが、ほうきを止める魔法を覚えていない。ほうきを止めようとおので二つに割ると、それぞれが水をくみ続け、むしろ2倍のスピードになって部屋が水浸しになる。そこへ帰ってきた魔法使いがほうきを止めて、強い魔法を使うのは師匠だけにしたほうがいいという言葉で締めくくられるというものです。産業革命によって機械化が進む世界で、人が制御し切れない強大な力を手にする危険性に対する寓話と言われますが、これが今また注目を浴びています。それは「サピエンス全史」の著者で、現代の知の巨人とも称されるユヴァル・ノア・ハラリ氏が新たに表した「NEXUS 情報の人類史」という本の序文で、AIをこの魔法のほうきになぞらえて警鐘を鳴らしているからであります。好む好まざるではなく、もはやAIによる社会的変容は、今、まさに起きているところです。ならば、行政も政治もその活用と規制について議論を深め、うまく魔法のほうきを制御するすべを考えてまいりましょう。次に、学校再編に関して伺います。近年、少子化の影響による全国的な流れとして、学校の統廃合が進み、この小樽市でも小・中学校再編が行われましたが、令和6年度末をもって再編計画が終了したと認識しております。一方で、本市における2024年の出生数は311人と、子供の数は減少の一途をたどっております。今後2030年代にかけて、児童・生徒数は全国的に大幅に減少すると見込まれ、教育環境の抜本的な再編の流れが本市にも波及してくる可能性は少なくないものと認識しています。しかしながら、教育政策の本質とは、単に学校の数や施設を調整するだけでなく、子供たちが地域の中で安心して学び、地域を支える力を育む環境をどのように創出して維持していくかにあると考えております。先ほど申し上げた311人という出生数は、年度ではなく2024年1月から12月までのカウントであることや、転出入による差異も生じるものの、高い確率で6年後の入学児童は300人台にとどまると推定されます。そのような状況下にあって、本市として今後10年、20年先に向けた学校の数と、その在り方についてのビジョンをどのように描いているのか、お聞きしていきます。今の本市の状況の中で、どのような教育カリキュラムを残すのか、どんな学びの質を支えるのかという視点を、教育委員会としてどのように考えているのか、お答えください。例えば、福岡県福岡市では、ICT教育の積極導入と地域連携による特色ある教育カリキュラムを推進し、新潟県新潟市では、地域の伝統文化や自然環境を活用した教育プログラムの創出で、少人数でも学びの質を確保しているということであります。小樽市においても、地域資源を最大限に活用した持続可能な教育環境に向けたビジョンが求められるのではないかとも考えています。現状、この後の再編について決まっているものがないということは、先ほども申し上げました。本市の状況を鑑みれば、新たな計画が改めていつもたげてきてもおかしくはありません。再び検討を進める条件として、判断の基準などは設けられているのでしょうか。こうならなければ再編しないという条件、地域の理解など再編に関する判断基準について具体的にお示しください。次に、1学年10人を切る小規模な学校の教育的価値と課題についてです。小規模な学校は、少人数の利点を生かしたきめ細かい個別指導や、地域の伝統行事や自然環境を活用した総合学習の場として、重要な役割を果たしています。東北大学教育学部の研究によれば、小規模校は、子供同士の密接な人間関係や地域文化の継承に寄与しているということです。一方、小規模校においては、教員が多教科を兼務することも多く、負担増による教員の定着率低下が課題になっているとも言われています。学校は、単なる教育施設にとどまらず、地域のコミュニティセンターとしての役割も有しています。先ほどの例のみならず、学術的研究として学校の統廃合に伴って地域活動の場が喪失されたことで、地域住民の交流や支え合いの機能が弱体化したというケースも多く報告されています。そのような影響は地域の社会的なつながりや安全・安心な環境にも波及するため、学校配置のバランスは十分な配慮が必要であると考えます。全国的にもコミュニティ・スクールや小中一貫校が推進され、地域住民や保護者が学校運営に参画し、地域との協働が進められています。他方で、必ずしもうまくいかないケースも存在しているという話も耳にします。本市でもコミュニティ・スクールは導入されていますが、どのような効果があると言えるのでしょうか。加えて、課題認識についてもお答えください。余裕教室を地域交流拠点や福祉施設、図書館など多機能化する事例も増え、本市でも複合化の例は存在します。多世代交流や地域活性化に成功しているということで、複合施設化により、地域の社会資源を最大限に活用する有効な施策であると評価されているところもあります。しかしながら、不特定多数の方が校内に入ることで、防犯上の問題や教職員の業務量が増えることになるのは、当然望ましいものではありません。この先のことという文脈で、空き教室の利用や学校機能の複合化について、本市の計画や展望をお示しください。学校再編の賛否について、両方の意見があることから再編を望む声についても伺います。平成21年の小樽市立小中学校学校規模・学校配置適正化基本計画の策定の際、地域説明会やパブリックコメントなどで市民意見を集約した内容について、改めて御説明ください。加えて、その結果に対する当時の本市の考え方についてもお答えいただき、現在も同じ考え方であるのかという点についても御説明ください。一般論で申し上げると、学校規模が小さくなることへの否定的な意見として、児童・生徒が少なくなることで学校行事や、中学校における部活動の小規模化が起こることなども挙げられます。部活動は拠点校方式を取ることで、その対応策となっていると認識しております。その効果について御所見を伺います。学校行事についても、複数校が合同で行うことはできるのでしょうか。例えば、運動会を学校対抗でということが可能であるのか、お聞かせください。もっと言うと、教職員の多忙化を防ぐためにも、その際の運営をアウトソーシングして、イベント会社に委託するという手まであるかと思いますが、その点についてもお考えをお聞かせください。次に、児童・生徒が少なくなっても校舎の大きさが変わるわけではないため、維持管理の費用の観点で予算圧縮のため、統廃合を行うべきという御意見もあることと考えます。学校の多機能化については、その対応策という側面もあるのだと理解しております。本市でも児童・生徒数は減少するものの、学校施設にかかる費用は大きく変わらないと思いますが、この点についてどのように考えていますか。少子化が進むほど、学校をどう減らすかという御意見が多くなることかと思います。しかしながら、先ほども申したとおり、単なる数やスケールの議論ではなく、子供たちの学びをいかに豊かにするかという観点で、今後の在り方を論じていただくことをお願い申し上げ、再質問を留保して、私の質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 迫俊哉

髙橋議員の御質問にお答えいたします。初めに、生成AIの活用と規制について御質問がありました。まず、市役所業務に生成AIを導入することの意義につきましては、文章や議事録の作成、企画立案の補助、アンケートの分析など、自治体業務に生成AIを活用する取組が他都市において既に行われているところであり、本市としても、導入により、業務効率化や生産性向上あるいはコスト削減など様々な効果が期待できるものと考えております。次に、生成AIの業務への活用実態につきましては、他都市の活用事例や事業者からの情報収集を行っている段階であり、現在のところ全庁的に業務への活用ができる状況には至っていないことから、生成AIの活用実態について集約したことはありません。次に、生成AIを使ったことによる業務上の瑕疵の発生につきましては、全庁的な生成AIの業務利用ができる状況に至っていないため、業務上の瑕疵の発生については把握いたしておりません。次に、AIチャットボットのシステム更新につきましては、市が事前に登録していない回答を自動的にAIが生成するシステムに更新する予定は、現段階ではありません。現在利用しているシステムは、市が事前に登録した内容についての質問に回答するものになっております。このため、質問と回答を追加登録することが回答精度の向上につながりますので、月1回、各部局において、事業者が作成したレポートを確認し、質問と回答の加除修正を行っており、今後も回答精度の向上に努めてまいります。次に、個人情報や機密情報などに係る業務事故を防ぐための条例や規則につきましては、小樽市情報セキュリティに関する規則において、本市が保有する情報資産の機密性等を維持するため、情報セキュリティ対策を講ずることが定められております。次に、リテラシーの向上につきましては、生成AIの活用に当たり、より生産性を上げ、また、予測されるリスクを避けるためには、生成AIの学習の仕組みへの理解、個人情報漏えいなどのリスクの把握、生成AIへの指示作成技術の習得など、職員のリテラシーを向上させることが非常に重要と考えております。これらリテラシーを向上させるためには、議員の御指摘のとおり、研修の実施が最も有効なものと考えております。次に、生成AI活用に関する方針の通達につきましては、令和5年6月に総務省からの通知や個人情報保護委員会からの注意喚起等を参考に、デジタル推進室から生成AI普及に伴う注意事項を庁内に発出しております。その内容といたしましては、機密情報や個人情報を書き込まないこと、誤った情報もあるため、正確性を必ず確認すること、プライバシーや著作権の侵害に当たらないことを確認することなどとなっております。次に、ガイドラインの策定の手法につきましては、既に生成AIの活用を進めている自治体の情報収集を行っているところでありますが、各自治体が策定したガイドラインは、一定程度、共通的な内容となっていることから、本市においてガイドラインを策定する際は、早期の活用を目指し、国及び他都市のガイドラインや活用方法を参考にしながら、策定してまいりたいと考えております。次に、ガイドライン策定の必要性につきましては、生成AIの活用は、職員の利便性や生産性が向上する一方で、使い方を誤ると、情報漏えいや誤った情報の発信、あるいは著作権侵害を引き起こすなど、大きな事故につながる危険性もあるものと認識しております。今後、生成AIの活用に当たっては、職員が守るべきルールを確実に認識できるよう、ガイドラインの策定は必要なものと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 中島正人

髙橋議員の御質問にお答えいたします。学校再編について御質問がありました。初めに、どのような教育カリキュラムを残し、どのような学びの質を支えるかにつきましては、本市では、これまでも豊かな自然や歴史、伝統文化への理解を深める、ふるさと教育の充実に努めてまいりました。また、自らの考えを表現し、他者と対話するために必要な言語力を育成するため、音読や読書活動などの取組を進めてまいりました。今後、少子化が進む中にあっても、地域に根差した教育と主体的に様々な人と協働し、支え合う力の育成は、小樽市の魅力をさらに高めることのできる人づくりのために重要であると考えており、引き続き、義務教育9年間を見通した教育の中で、子供たちに必要な資質・能力を育み、学びの質を支えてまいりたいと考えております。次に、再編に関する判断基準につきましては、学校の再編に当たっては、教育環境の維持・向上を図ることに加え、地域の防災避難所としての機能や地域コミュニティーの拠点として果たす役割、さらに本市の将来を見据えたまちづくりの観点など、地域住民の理解が必要であると考えており、様々な視点に配慮する必要があるため、現状では条件や判断基準などを特に設けてはおりません。次に、本市におけるコミュニティ・スクールの効果と課題につきましては、まず、効果といたしましては、校長が作成した学校運営の基本方針を学校運営協議会が承認することにより、学校運営の透明性が向上し、地域に開かれた学校づくりが進んでいることや、おたる潮ねりこみの参加や防災教室を開催するなど、地域と一体となった取組が浸透してきたことなどが挙げられます。次に、課題としましては、地域の方々にコミュニティ・スクールの趣旨や役割についての理解を深めていただくことや、学校運営協議会への参加者や取組に御協力いただける人材の確保などが挙げられると認識しております。次に、空き教室の利用や学校機能の複合化に関する計画や展望につきましては、現時点では、空き教室の利用などに関する計画はありませんが、今後、学校の教育活動への支障や防犯上の問題などの課題を解決することができれば、地域のニーズに合わせた施設として校舎などの利活用は可能であると考えております。次に、小樽市立小中学校学校規模・学校配置適正化基本計画策定時の市民意見につきましては、平成21年に市内42会場で行った地域説明会では、151名の方から延べ400件の意見や要望があり、パブリックコメントでは5名の方から9件の意見が寄せられております。その内容は多岐にわたるものでありますが、一例としては、望ましい学校規模や通学手段、地域の理解に関する意見などがございました。当時の本市の考え方といたしましては、望ましい学校規模については、小学校12学級以上中学校9学級以上となること、保護者や地域住民との共通理解を図ること、通学手段に関するスクールバスの利用やバス通学助成などであり、地域住民等との共通理解やバス利用などにつきましては、当時と考え方は変わっておりませんが、学校規模については推計以上に児童・生徒数の減少が進んだことから、見直しが必要となっているところであります。次に、部活動を拠点校方式で行っていることについての効果につきましては、現在、拠点校方式で実施している部活動は、運動系ではサッカー部と陸上部、男子バレーボール部、女子バレーボール部、軟式野球部で、文科系では茶道部、箏曲部、華道部、英会話部となっており、生徒にとって部活動の選択肢が広がり、希望する部活動に参加できるようになったことや専門性が高い指導者に指導を受けられるようになったこと、タクシーによる送迎を行ったことにより、部活動への参加者が増えたことなどが効果であると考えております。次に、学校行事を複数校で行うことや、運営をイベント会社に委託することにつきましては、運動会などの学校行事は、各学校の校長の判断に基づき実施するものですが、複数校が合同で行うことも可能であります。また、学校行事は、学習指導要領の特別活動の一環として、望ましい人間関係の形成や集団への所属感、連帯感を育むことを目的としており、学校が主体となって計画し、実施するものであるとともに、教師の適切な指導の下で、児童・生徒が積極的に参加し、協力し合うことによって充実する教育活動でありますので、学校行事をイベント会社に委託することは、教育的観点から適当ではないと認識しております。次に、学校施設に係る費用が変わらないことについての見解につきましては、児童・生徒数が減少した場合でも、学校施設を維持管理するためには修繕や点検、光熱水費などの固定的な費用が一定程度必要であることから、課題であると認識しております。(「議長、18番」と呼ぶ者あり)

再質問 18番 髙橋龍

3点、再質問をさせていただきます。まず、生成AIに関して2点お聞きします。庁内での活用実態のことに関してなのですけれども、実態を把握していないというお話でありました。今の時点で調査をかけているのは、ほかのまちでもあまり多くはないので、それはそうだろうとは思ったのですが、他方で、やはりこれからガイドラインをつくるなどということに向けて、どういう使われ方をしているのかという実情などを見ていかないといけないと思います。そこで、振り切って、この活用実態の把握も生成AIにアンケートを作ってもらって、庁内のメールで配布して、戻ってきたアンケートを生成AIが集約するということでやれば、ほとんど手間はかからないと思うのですけれども、そうした部分、手法は別としても、ここの実態把握の調査をいただけないでしょうかが1点目です。2点目ですけれども、庁内での活用のガイドラインをつくるという方向性はお示しいただきましたが、実際スケジュール感といいますか、どのぐらいにできたらと今は考えているのか、お答えいただければと思います。3点目、学校再編に関してですけれども、小樽市立小中学校学校規模・学校配置適正化基本計画等に関わっての答弁の中で、望ましい学校規模の話が出ていたかと思います。それが今は実情と合わなくなっているところで、見直しのお話が少し出ていたかと思うのですが、この見直しというのは、望ましい学校規模の部分を見直すということなのか、それとも別のこと、少子化の現状と合わせて、現実にすり合わせていくみたいなイメージであるのかをお聞かせいただきたいのですが、いかがでしょうか。

答弁 市長 迫俊哉

髙橋議員の再質問にお答えいたします。生成AIに関して2件お尋ねがありましたけれども、関連いたしますので、回答は一つにまとめた上でお答えさせていただきたいと思います。庁内の活用実態を把握することの必要性についてお尋ねがありました。必要であれば考えていきたいと思っておりますが、ただ、今の我々の考え方といたしますと、生成AIの活用といいますか、実用化を早めにしたいと思っております。スケジュール感とも関係がありますが、できるだけ早い時期に、まず、ガイドラインを策定させていただいて、その後、必要な職員に対する研修などを行いながら、秋頃までには生成AIの実用化を目指したいという考え方で今、進めております。そういったスケジュールを優先させていただきたいということになりますと、最初の質問であるガイドラインではなくて庁内の活用実態を省略させて、もういきなり実用化に向けていくのも一つの考え方かと思っておりますので、御理解いただければと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 中島正人

髙橋議員の再質問にお答えいたします。先ほど、学校規模についての見直し、それから現実の人数に合わせての見直しなのかで再質問があったかと思います。本市におきましては、御存じのように、平成21年度の策定の小樽市立小中学校学校規模・学校配置適正化基本計画を基に、平成22年度から全市的な学校再編を実施してきたところでございます。今後の見通しにつきましては、先ほどの学校規模の見直し、それから児童・生徒数の人数の見直しも総合的に考えながら、子供たちの地域や児童・生徒を取り巻く状況の変化も踏まえ、また、教育環境の維持向上を念頭に置きまして、総合的にこれからの学校の在り方を見直して検討していく必要があると認識しているところでございます。(「議長、18番」と呼ぶ者あり)

再質問 18番 髙橋龍

再質問をそれぞれ1点ずつさせていただければと思います。今、生成AIの関係で秋頃までに業務での実用化というお答えがあったのは、どういった形で使われるのか、今の時点で、差し障りのない範囲でもしお答えいただけるのであれば、御説明を願いたいと思います。次に、学校再編の関係ですけれども、総合的に見直していくというお話に関しては、それも今後という御答弁の中の表現であったので、それも早々にということなのか、それとも今の時点では年度に関しては見えていませんということなのか、ぼんやりとした形でも結構ですので、お示しいただければと思います。

答弁 市長 迫俊哉

髙橋議員の再々質問にお答えいたします。生成AIの実用化に関してですけれども、段階は踏んでいかなければいけないとは思っております。先ほど答弁させていただきました、当面、秋頃までの実用化でイメージしている事業といいますか、内容につきましては、文書の草案作成ですとか、あるいは議事録の要約、それからこれからいろいろな政策などを立案していかなければいけないと思っていますけれども、その政策の草案作成といったレベルで、まずはスタートさせていきたいと考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 中島正人

髙橋議員の再々質問にお答えいたします。見通しの期限といいますか、いつまでにつきましては、現段階では決まっているものではございませんので、御理解いただければと思います。

出典:小樽市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月18日 議事録 PDF(127ページ) 間違いを知らせる