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小樽市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月16日

公共施設のモニタリングについて

2025年6月16日、小樽市議会の一般質問で、橋本布美絵議員が「公共施設のモニタリングについて」質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。

質問者
橋本布美絵 議員
答弁者
市長 迫俊哉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 橋本布美絵

第3項目め、公共施設のモニタリングについて。本市の公の施設一覧を見ますと159施設あり、学校・保健所を除いても129施設あることが分かりますが、小樽市公共施設再編計画では、人口減少が進む中で、今後の公共施設の在り方を検討しております。再編の考え方や再編方法について御説明ください。小樽市公共施設再編計画には、「再編を検討すべき『対象施設』を選定し、再編方針や再編手法を検討することで、再編後の具体的な公共施設の姿を提案している」とあります。公共施設の再編には、立地、利用者数、老朽化による耐震などの安全面や衛生面などが考えられます。現在、本市の公共施設の多くは、小樽市公共施設長寿命化計画の下、改修などが必要な施設が多いのが現状です。今後、再編が進む中、市民の福祉を増進するためのサービスを提供し、多くの市民に必要とされ、また施設によっては魅力のある観光資源として、それぞれが愛される施設であり続けるために、常に市民の声に耳を傾けることが必要ではないでしょうか。保健所や小樽市総合福祉センターの移転もありましたが、これまでに再編した施設の中で、施設移転後に受けた市民、利用者からの声があればお示しください。人口減少によるサービス提供の担い手不足も今後ますます心配される中、利用者の多様なニーズに応えるには、民間事業者の持つノウハウを活用するなど、サービスの目的を効果的に達成するための柔軟な発想が求められ、今年度から、旧日本郵船株式会社小樽支店に指定管理者制度が導入されています。一般的に、公共施設に指定管理者制度を導入することのメリットをお示しください。指定管理者が導入された施設は、毎年度、事業報告書が提出されることとなっていますので、事業報告書を基に施設の所管課とのヒアリングがなされ、その中で様々な課題も見えてくるものと思います。この事業報告書ではどのような報告がされているのでしょうか、御説明ください。公共施設の再編をしていく中で、例えば、施設総量の削減などによる利便性の変化なども考えられ、遠くはなったが使いやすくなったといった、利用者にとって恩恵のある施設になるために、数ある公共施設がそれぞれに利用者の声に応えるためのニーズ把握への努力は必要になるでしょう。サービスの目的を効果的に達成し、経費の削減や費用対効果を上げつつ、利用者にとって恩恵が得られる施設になるには、目指す指標と明確な評価基準が必要です。もちろん、指定管理者と施設の所管課の双方がモチベーションを保つ仕組みにすることが肝要です。指定管理者による施設利用者のニーズ把握の手法としてはどのようなものがありますでしょうか。指定管理期間中に、指定管理者による自主事業で成果のあった事業があればお示しください。先日、東京都武蔵野市にある図書館をメインとした複合施設へ会派視察に伺いました。武蔵野市では、指定管理者制度が導入されている公の施設にモニタリング・評価制度が設けられています。一次評価では、指定管理者によるセルフモニタリングをします。施設所管課では、事業報告やヒアリング、セルフモニタリングや利用者のアンケートなどを基にした評価をし、課題を明確にすることや、相互の認識差異などの確認をします。その後、外部委員による二次評価を受け、利用者目線での多角的な意見や助言を受け、課題を抽出します。総合評価で5段階に分けられていますが、視察でお話を伺った際に感じたのは、総合評価の最高位を目指すことがよりよい施設運営のモチベーションになっていることが分かりました。ウイングベイ小樽への行政機能移転や、今後、再検討される小樽市新総合体育館などや、再編などで変わりゆく公共施設が市民福祉を高める施設になるため、実証実験として、指定管理者制度が導入されている施設で取り組んでみていただきたいと思います。時代の変化とともにニーズは変わるものですが、その時代に即したサービスを提供するためにも、それぞれの公共施設が市民に必要とされているのか、信頼をされているのかを客観的に判断する指標が必要です。公共施設のモニタリングについて、見解をお示しください。公共施設への指標、目標の設定が必要だと思いますが、現在の小樽市のモニタリングの取組についてと、今後への課題があればお示しください。以上、第3項目め、質問を終わります。

答弁 市長 迫俊哉

ただいま、公共施設のモニタリングについて御質問がありました。初めに、再編の考え方や再編方法につきましては、小樽市公共施設再編計画では、将来に過度な負担を残さず、持続可能な市民サービスの提供を図るため、施設総量の削減、小樽市の特性や市民ニーズの変化への対応、安全性の確保という三つの再編方針に基づき、必要な機能の規模や財政負担の縮減などの検討を行い、統合化や複合化などを進めることとしております。次に、施設移転後の市民や利用者からの声につきましては、ウイングベイ小樽への移転を例に申し上げますと、駐車場が広くなった、部屋が明るくなりきれいになった、空調が効いているなど、利用環境が改善したとの御意見がある一方で、駐車場からの経路が分かりづらい、室内の音が響き過ぎるといった御意見も寄せられております。次に、指定管理者制度を導入するメリットにつきましては、単なる施設の管理業務にとどまらず、自主事業やイベントの実施などを通じて施設の魅力を高めるなど、民間のノウハウを活用し、多様化する市民ニーズに、より効率的、効果的な対応が可能となり、市民サービスの向上や経費の削減などが期待できるところであります。次に、指定管理者が提出する事業報告書につきましては、小樽市公の施設の指定管理者に関する条例第9条第2項に基づき、管理業務の実施状況及び利用状況、利用に関する収入の実績、管理経費等の収支状況等、管理の実態を把握するために必要と認める事項を記載することとなっております。次に、施設利用者のニーズ把握の手法につきましては、指定管理者が基本協定書に基づき、利用者アンケート等を実施して、施設利用者のニーズを把握することとしております。次に、指定管理者による自主事業の中で、成果のあった事業につきましては、市民会館では伝統文化やダンスのイベント、小樽市総合体育館ではサッカー教室などの各種スポーツ関連の教室を実施したことにより、利用者の増に寄与したほか、市民の参加や出演の機会創出により、文化スポーツの振興、さらには健康増進にも寄与したものと考えております。次に、公共施設のモニタリングにつきましては、モニタリングとは施設の管理運営が適切に行われているかを確認することであり、管理運営上の問題点を早期に発見し、必要に応じて改善の取組を行うことで、市民サービスの質向上及び経費削減が図られるものと考えております。次に、本市におけるモニタリングの取組及び課題につきましては、基本協定書に基づき、指定管理者からは、毎年度、事業報告書及び自己評価報告書の提出があり、事業計画達成度や利用者の満足度について検証し、次年度以降の業務内容に反映するよう取り組んでいるところでありますが、さらなるサービス向上や利用者の増加を図るためには、より適切なモニタリングの手法について研究してまいりたいと考えております。

出典:小樽市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月16日 議事録 PDF(37ページ) 間違いを知らせる