小樽市議会 令和7年第1回定例会 2025年3月4日
立地適正化計画について
2025年3月4日、小樽市議会の一般質問で、酒井隆裕議員が「立地適正化計画について」質問し、市長 迫俊哉、建設部長 松浦裕仁、教育長 中島正人、総務部長 薄井洋仁が答弁しました。
- 質問者
- 酒井隆裕 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉、建設部長 松浦裕仁、教育長 中島正人、総務部長 薄井洋仁
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 酒井隆裕
小樽市立地適正化計画について伺います。市は、人口減少への対応を理由として、小樽市立地適正化計画策定を3月下旬に行おうとしています。この計画は、今後のまちづくりにとって大きな影響を及ぼします。国土交通省の手引きでは、立地適正化計画の作成にあたっては、十分な住民の合意形成プロセスを経ることが重要としています。しかし、市が開いた住民説明会は4回であり、市民に計画案が知られているとは言えない状況です。パブリックコメントで、各地域の住民説明会を開催できないでしょうかという意見には、改めて開催する予定はありませんと一顧だにしていません。周囲の意見や状況を無視して、冷淡に市の考えだけを貫く姿勢は大問題です。今からでも策定期間を延ばすことや、各地域での説明会を複数開催するなどして、計画策定に住民参加の機会を設け、広く市民の意見が寄せられるようにするべきではないですか。パブリックコメントでは、各町内会がこの説明会のことを知ることができるように、回覧板が回ることをどのように徹底していたのか疑問です。市民のほとんどがよく分からないうちに決まってしまうのは問題です。対策を求めますという意見がありました。回答では、市のホームページ、STV、FMおたる、SNS、町内会への回覧にて周知したというものでした。十分周知されていないことが問題であるのに、周知しているのだから問題ないとするような回答は誠意に欠けるのではありませんか。具体的にまだよく分からないことが多いので、説明を丁寧にする機会を設けてほしいという意見には、計画策定後に概要をお知らせするとしています。よく分からないという意見に、策定後に知らせるというのは、市民意見を無視しているのではありませんか。計画策定に住民参加の機会を設けることが必要です。第7次小樽市総合計画では、パブリックコメントのほかに、市民アンケート、地区別アンケート、団体別アンケート、市外在住者アンケート、観光客アンケート、全5回にわたる小樽市民会議 100、おたる子ども会議、これらを経て小樽市総合計画審議会で審議されました。これまでの各種計画の進め方と比べても、粗雑な進め方だと思いませんか。計画策定に住民参加の機会を設けるべきです。住民の分断と対立を招くおそれがあるのではということです。居住推奨エリアとゆとり居住エリア、その他区域に分けるとしています。ゆとりとは、物事に余裕があること、窮屈でないことを指す言葉ですが、ゆとり世代、ゆとり教育はマスコミなどの間で差別やバッシングの用語として用いられました。差別やバッシングにならない保証はありますか。他自治体では、都市計画再生特別措置法に基づく居住誘導区域のみ定める計画があります。しかし、本計画では、小樽市独自区域(法定外の区域)として、地域特性活用居住区域、一般居住区域、自然共生区域を定めています。なぜ、小樽市独自区域(法定外の区域)を定めることになったのですか。自然共生区域に関する記述では、これまでと変わらず不便ではあるが、自然に囲まれたゆとりある多様な暮らしを満喫できる区域と説明されています。不便さを強調するなどあってはならないことです。居住権は憲法で定められているのですから、どこに住むのも自由であるはずです。現在、居住している方をばかにする表現ではありませんか。地価への影響についてです。地価は居住環境の総合的な価値を反映していると考えられるほか、住民にとっては資産価値、自治体にとっては固定資産税を通じて、税収に直結する重要な指標です。特に郊外住宅地では、区域によって地価への影響が想定されます。本計画で、地価への影響はどのように考えているのですか。他自治体では、2050 年を見据えた計画となっているものがあります。しかし、本計画案では、20 年とその先の 20 年を考慮するとしています。小樽市総合計画でも 10 年なのに、40 年後を見据えることへの違和感があります。いかがですか。結局のところ、40 年かけて地価を下げ、小樽市を・・・させる計画なのではありませんか。本市では、他都市では考えられないところに住宅が建設されています。また、ほとんど無秩序に乱開発が進められてきました。こういった乱れた都市計画への反省はないのですか。朝里ダムは、小樽市の人口は 22 万人になるとの想定で建設されました。ところが、逆に人口が減り、給水人口も減少しています。国の推計では、2040 年には7万 2,000 人まで減少するものとされています。これまでの小樽市政の失敗の現れではありませんか。札幌市や本州から買物や上質なエンターテイメントを楽しみに、小樽市にやってくるとの触れ込みで、マイカル誘致のために建設事業に注ぎ込んだ税金の総額は何と約 142 億 2,000 万円でした。鳴り物入りで、小樽市が誘致した旧マイカルは、僅か開業2年半で破綻しました。築港ヤード再開発は大失敗だったことへの反省はありますか。新幹線新小樽(仮称)駅周辺についてです。新幹線工事のために立ち退きを行って、今度は都市型居住推奨区域だというのは、かつての住民を愚弄することではありませんか。国土交通省大臣官房社会資本整備総合交付金等総合調整室による 2024 年1月9日の事務連絡では、2025 年度予算における社会資本整備総合交付金の重点配分方針の見直しにおいて、重点配分を行わない市区町村などを示しました。他自治体では、こうした国の考え方があることを示した計画に示した上で、策定はやむを得ないもので、計画は最小限にとどめる例もあると聞きました。なぜ記載しなかったのですか。今後、大規模開発を行おうとするならば、社会資本整備総合交付金重点配分は不可欠です。結局は、交付金目当てではないですか。これだけの問題がある以上、計画策定は延期するべきです。再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 迫俊哉
ただいま、小樽市立地適正化計画について御質問がありました。初めに、住民理解についてですが、まず、住民参加の機会につきましては、本計画の策定に当たっては、市民アンケートや子育て世代等を対象としたワークショップのほか、基本方針骨子の策定段階でも、パブリックコメントを実施し、市民の皆さんからの意見を幅広くお聞きしました。また、小樽市立地適正化計画策定委員会には、総連合町会や市民に加わっていただき、計画について議論を行っていただきました。さらに、計画案に関わる市内4会場での住民説明会や総連合町会理事会での説明なども行っておりますので、改めて説明会等の開催や策定の延期は考えておりません。次に、計画策定に関わる周知につきましては、計画策定の過程においては、先ほど申し上げましたとおり、一定程度、住民参加の機会や周知を行ってきたと考えております。次に、計画内容がよく分からないという意見への対応につきましては、計画の詳細が十分に伝わっていない部分があることは認識しておりますので、計画策定後にはなりますが、広報おたるのほか、町内会への回覧や要請に応じて説明に伺うなど、情報を分かりやすく発信し、市民が理解しやすい丁寧な説明と周知に努めていきたいと考えております。次に、計画策定の進め方につきましては、本計画の策定に当たっては、先ほど申し上げましたとおり、住民参加の機会を設け、検討してきたことに加え、都市計画の専門的な視点から、小樽市都市計画審議会での5回にわたる協議、諮問を得て、策定してきたものであり、慎重かつ丁寧に進めてきたと考えております。次に、住民の分断と対立のおそれについてですが、まず、ゆとりという表現につきましては、ゆとり居住エリアは、生活空間に余裕を持たせ、小樽市ならではの自然とともに多様な暮らし方ができる環境であることを示した名称であることから、用語としては問題がないものと考えております。次に、小樽市独自区域の設定につきましては、国が示す一律の基準では、本市の地域特性を適切に対応することが難しいことから、古くから歴史や文化が育まれてきた地域の状況などを踏まえ、独自の区域を設定したところであります。次に、「これまでと変わらず不便ではあるが」という表現につきましては、小樽市立地適正化計画策定委員会の議論の過程で、この部分の不便という表現を修正すべきとの御指摘があり、「利便性は高くないが」と修正いたしましたが、その後の令和6年 11 月 22 日に、市議会議員を対象として開催した小樽市立地適正化計画(案)の報告会で、提示した資料の中で修正し切れていなかった箇所があることが判明いたしましたので、改めてこれを修正し、最終的にこの表現は使用いたしておりません。次に、地価への影響についてですが、まず、計画策定による影響につきましては、本計画は国の考え方としても長期間かけて緩やかに居住等を誘導するものであり、急激な地価変動は見込まれないとされておりますが、本計画の策定のみをもって、地価がどのように変動していくかを見通すことは難しいものと考えております。次に、40 年先を見据えた計画につきましては、本計画は国の指針や第2次小樽市都市計画マスタープランを踏まえ、おおむね 20 年後を計画期間としておりますが、本市の人口減少等は全国や道内の同規模他都市に比べ、進行が早いことから、当初から長期的な視点で、さらに 20 年先の 40 年先を見据え、居住誘導区域等を設定したものであります。次に、計画の目的につきましては、人口減少がもたらす様々な市民生活への影響を最重要課題として40 年先を見据えて、我々の次の世代、またさらにはその次の世代の方々が、この小樽市に住み続けることができるよう、長期間かけて緩やかに住宅などを一定の区域に集め、持続可能なまちづくりを目指すものであります。次に、これまで乱開発を許してきたのではないかについてですが、まず、都市計画につきましては、都市の健全な発展と秩序ある整備を図り、それによって、国土の均衡ある発展と公共の福祉の増進に寄与することを目的としております。本市におきましても、この目的を達成するため、都市計画法に基づき、用途地域や市街化調整区域など、土地利用に関する規制、誘導を都市計画決定し、まちづくりを進めてきておりますので、無秩序に乱開発が進められているとの認識はありません。次に、朝里ダムの建設につきましては、人口は建設当時の想定より下回っておりますが、ダムの計画に基づき、水の効率的な運用や水道施設全体の配分計画の見直しを進め、当時9か所あった浄水場を現在は3か所に集約することができたことから、朝里ダムの規模は適切だったと考えております。次に、築港ヤード再開発につきましては、中高層住宅地区では中高層住宅が定住人口の確保に、商業レクリエーション地区ではホテルが滞在型観光に、商業施設が雇用の確保に寄与しているほか、医療福祉関連サービス地区では公的病院が立地し、地域医療に大きく寄与いたしております。また、商業施設の運営会社は、公的病院と連携し、質の高い福祉や介護サービスを提供するウエルネスタウン構想を進めているほか、本市といたしましても、保健所をはじめとする行政機能の一部移転を行っておりますので、様々な施設や機能が集積する築港地区は、本市にとって重要な地区であると考えております。次に、新小樽(仮称)駅周辺の都市型居住推奨区域につきましては、新幹線新駅の利便性を考慮し、設定したものであり、新駅などの建設のため移転をお願いしたこととは次元が異なるものであります。次に、社会資本整備総合交付金についてですが、まず重点配分方針の見直しなどにつきましては、本計画は人口減少下における持続可能なまちづくりを進めるための計画であり、社会資本整備総合交付金の重点配分を受けるために策定するものではありません。次に、計画策定の延期につきましては、一定程度住民参加の機会や周知を行っていること、また小樽市立地適正化計画策定委員会や小樽市都市計画審議会で、十分議論を重ねてきていることから、計画策定の延期は考えておりません。(「議長、10番、議事進行について」と呼ぶ者あり)
質問 10番 横尾英司
先ほどの酒井議員の発言の中で、小樽市を・・・させるという部分については、市民に誤解を招くおそれがあり、議長において発言の訂正を命じられるよう求めます。
質問 4番 酒井隆裕
議事進行について一言だけ申し上げたいのですけれども、この言葉というのは私が勝手に言っている言葉ではありません。市民からのパブリックコメントの中で、・・・させるのではないかという形で引用されております。正しくそう書けばよかったとは思いますけれども、議長が不適切だと思われるのであれば、それを削除することについては何も問題はありません。
再質問 4番 酒井隆裕
再質問させていただきたいと思います。物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金についてでありますけれども、暖房費緊急支援金については、先ほどの御答弁の中では、灯油使用世帯への給付は追加されているということでありました。また、暖房費緊急支援金については、事業費が約 9,744 万円、手数料などが約 680 万円という形で出ていました。やはりこう示されているわけでありますから、私は実施すべきだと改めて思いますけれども、その点についていかがでしょうか。次に、行政情報システム整備事業費についてであります。ここでは、標準化移行後の運用費について、行政情報システム整備事業費についてでありますけれども、先ほど運用経費の増大については、市長会等を通じて要望していくということであります。適切に行われるということが私は望ましいとは思うのです。ただ、その一方で、本当に国はそういった交付税措置や、その他の経費などについてもしっかりとやるとは言っているのだけれども、私は本当に大丈夫かなという心配があるのです。これについても、適切にやられるといった見込みについてというか、保証か、担保はあるのかどうかについて、改めてお伺いしたいと思います。次に、公共施設の脱炭素化で蛍光灯について質問いたしました。100 を超える施設ということが相当な施設だということでありました。また、継続もされるということでありましたけれども、いつ頃までに公共施設のLED照明化を実現する見通しなのか、見通しすら立たないのか、その辺についてもお伺いしたいと思います。次に、防災について、避難所におけるトイレは、十分ではないが備蓄していると、仮設についてはそうではないという話でありましたが、これについても、今後どのように考えているのかを改めてお伺いいたします。次に、マンホールトイレについて、引き続き調査していくということだったのですが、私は、もう調査の段階を過ぎたのではないかなと思っているのです。といいますのが、この質問したのはかなり前ですが、総務常任委員会で視察した後に、自治体で調査を進めてはいかがですかという形で言って、調査していきますと言われていましたけれども、例えば、今後、新設する施設に対して、マンホールトイレの設置が可能かどうか、その場合の費用はどうかとか、議員が判断できるような、そういった数字を示していくことも必要ではないかと思うのですが、お考えについてはいかがでしょうか。次に、トイレカー、トイレトレーラーについてであります。これも言ってみれば難しいという話なのですけれども、緊急防災・減災事業債の対象として示されたということですから、かなり有利に使える、しかも無駄にはならないです。このときに課題となるものは何かと聞きましたら、先ほど専用の車庫が必要だと。専用の車庫を1つ造るのに、どれほどの金額がかかるのかということから考えれば、私は、これもまた同様に、実際にこの緊急防災・減災事業債を活用したとして、小樽市が幾ら持ち出して、それから経費は幾らなのかということも改めて示した上で、やはり難しいのか、やれる可能性あるかなどを考えてみるべきではないかと思うのですが、その点についてはいかがでしょうか。次に、人口規模を考えると複数台必要だと言うのだけれども、別にこだわる必要はないと思うのです。まずは実験的に1台を導入してみて、それをいろいろなものでやってみて、それでどうなのかということも必要だと思うので、その点についても併せてお答えください。次に、緊急浚渫推進事業債、緊急自然対策防止対策事業債についても、緊急的にやるものであって、可否については協議するとのことでありましたけれども、私が地方財政計画の資料を拝見した次第では、緊急的なものに限らず、定期的なものでも使えるような書きぶりだったのです。それが拡充だという形で言っていたわけなのです。改めて、こうしたしゅんせつ、凍上についても活用できるかどうかということをしっかり研究していただいて、例えば、常任委員会などで説明していただくとか、一定の考え方を私は持ってほしいと思うのですけれども、いかがでしょうか。次に、避難所となる公立小・中学校の体育館についてであります。これについても、子供の視点の話を大分されていました。もちろん子供の安心・安全という面では、私は大切なものだと思うのですけれども、文部科学省は子供のことについては一切言っていないのです。今回の空調設備整備臨時特例交付金については、あくまでも避難所となる公立小・中学校の体育館などへの空調設備を整備するということを言っているのです。そして、その中では整備目標を 2035 年度までに全国で 95%としています。ですから、北海道は全国の設置状況である 18.9%を大幅に下回る 5.1%なのです。だからこそ、文部科学省はこうした交付金などをしっかりつけましたから、活用してくださいと言ってくれているのです。だからこそ、今回言われたような大型扇風機であるとか、スポットクーラーなどは、避難所においては言われていないのです。観点が少し違う。子供たちのためにやるという形だったら、私は教育長に聞きます。ではなくて、避難所となる小・中学校の体育館への整備という観点から言っているので、市長に聞いているのです。改めて、そういったスポットクーラーや大型扇風機などでやっていくということが文部科学省の考え方になるでしょうか。そうではないと思います。やはり小樽市としても、2035 年度までに 95%以上の小・中学校、避難所等の体育館に設置することを目指していくと明言すべきだと思うのです。その点についてはいかがでしょうか。次に、教育についてであります。給食費の公会計化について、今、調査・研究などをしていると。これも大分前から言われているのです。実施に向けて行っていくということを言われたのだけれども、すぐにはできないということで言われていました。最短でいつ頃までにできる見込みなのでしょうか。それとも、これについては全く見通しも立たないような状況なのでしょうか。次に、就学援助についてであります。これについて、試算をそれぞれ示していただきました。その中でも一番少ないのが卒業アルバム代等、小・中学校を合わせて約 300 万円ということでありました。やはり卒業アルバム代の援助がないという形というのはあり得ない話だと思うのです。そういった形では、今年度にやってくれればなおいいけれども、次年度以降の検討に向けて、調査なども行っていくということも必要なのではないかと思うのですが、お考えを改めて伺います。次に、トイレの洋式化についてであります。2校を除いて残りが3校ということですけれども、いつまでに洋式化改修が終わる見込みなのか伺います。次に、校内教育支援センターについてであります。これについては、北海道教育委員会からの加配を受けて、複数校に設置という話で、私はすごくうれしいと思うのです。ぜひ進めてほしいと思います。まだ具体的にどの方面とは言われていないと思うのです。例えば、東方面とか西方面とか、私はできればそういった形でやってもらったほうがいいのかと思うのですが、考え方としては中心部に持ってくるのか、もしくは東と西に持ってくるという形なのか、イメージとして何か出せるものはあるでしょうか。最後に、小樽市立地適正化計画についてお伺いいたします。パブリックコメントで、市民の方からは、「各町内会はこの説明会のことを知ることができるように回覧板がまわることをどのように徹底していたのかギモンです。」「市民のほとんどがよくわからないうちに決まってしまうのは問題です。対策を求めます。」ということで、これに対して市の回答では、ホームページ、テレビ、FMおたる、SNSや町内会への回覧で周知しましたと回答しているのです。私が先ほど質問したのは、十分周知されていないことが問題であるのに、周知していたのだから問題ないという回答は誠意に欠けるのではないですかと聞きました。お答えは、そのようなことを行ってきましたと言うのです。パブリックコメントでこう答えた市民は、知らないと言っている、知らないのは問題ではないですかと言ったのですけれども、市は周知してきたと。それは、私はかなり問題があるのではないかと思っています。改めて、こうした周知については、十分周知はされていなかったからこそ、こういったことになったのではありませんか。この点についてお伺いいたします。
答弁 市長 迫俊哉
酒井議員の再質問にお答えいたします。順を追ってお答えさせていただきたいと思います。まず1点目は、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金についてお尋ねがありましたけれども、暖房費緊急支援金を採用しなかったのか、用意しなかったのかということでございますが、全体といたしまして、今回交付いただきました重点支援交付金の額は限られた額であります。そういった中で、物価高騰の影響を受けた市民の皆様には、その効果が幅広く行き渡るように、さらにバランスにも配慮した形で、事業メニューを決めていったということで、御理解いただきたいと思っているところでございます。それから、行政情報システムの関係で2点目に御質問がありました。答弁の中で、国の考え方をお示しさせていただきまして、それについての見込みだとか、保証があるのかということでございましたけれども、まだ詳細は示されておりませんが、総務省からの通知によりますと、ガバメントクラウドの利用料については普通交付税措置、それから、システム利用料の増加分には地方交付税措置を講ずるということが通知によって示されておりますので、そのとおり実現されると考えているところでございます。それから、脱炭素の関係で、これにつきましては公共施設のLED化のことでございますが、蛍光灯は令和9年度までに製造が中止されるということで伺っております。LED化を進めることにつきましては、脱炭素にも大きく貢献するものではありますが、初期投資に多額の費用を要するということもありますので、令和9年度以降の在庫の状況なども販売店に確認させていただきながら、整備を進めていきたいと思っております。そういった中で、適切に対応していければと考えているところでございます。いつ頃までという見通しについては、現時点ではお答えすることはできません。続きまして、備蓄品も含めたトイレの関係について何点かお尋ねがございました。私どもの災害対策につきましては、これまで、私が市長になってから申し上げますと、北海道胆振東部地震がありました。今回、能登半島地震がありましたけれども、それぞれの災害を教訓にいたしまして防災対策を講じてきましたが、まだ災害を教訓にしてきた中で、御答弁の中にもありましたけれども、対策が十分ではなくて、備蓄品もまだ十分ではない中で、何を優先的にしていくかということについては、しっかりと考えていかなければならないと思っております。防災トイレ、避難所のトイレについてもお話がありましたし、マンホールトイレの問題、トイレトレーラーの問題についても御指摘がありましたけれども、今後、先々を見通した中で、備蓄品をどのような形で整備していくのかということをしっかりと考えながら、その中でマンホールトイレ、トイレトレーラーに関してもしっかりと考えていければと思っているところでございます。次に、体育館の空調設備についてのお尋ねでございます。市の答弁の中では、子供たちの学習、生活の場であるとともに、災害時には避難所としての役割を果たすことからということで答弁をさせていただいておりまして、決して児童・生徒のことだけを考えての答弁ではないということについては、まず御理解いただきたいと思います。先ほど答弁申し上げましたとおり、市の公共施設への整備につきましては、今後も必要な施設が多くあります。優先度を勘案しながらの整備ということになってまいりますが、このたびの交付金の創設も踏まえまして、学校体育館の空調整備設置についても検討を進めてまいりたいと考えております。次に、小樽市立地適正化計画のパブリックコメントについて御質問がありました。市民の皆さんから、分からないまま進められるのは心配だという御意見があったということでございますが、小樽市立地適正化計画につきましては、先ほど来御答弁させていただいてきておりますけれども、住民説明会を4回のほか、市民アンケートですとか、あるいはワークショップ、それから小樽市都市計画審議会での審議ということで、一定程度、説明と周知には努めてきたと考えております。ただ、市民の皆さんの中にそういった御意見もあるということについては、私としても承知いたしておりますので、これからも様々な機会を通じまして、この小樽市立地適正化計画について市民の皆さんに分かりやすく説明していくことについては心がけていきたいと思っておりますので、御理解いただければと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 建設部長 松浦裕仁(建設部長は2025年3月まで)
酒井議員の再質問にお答えいたします。緊急浚渫推進事業債及び緊急自然災害防止対策事業債の二つについてお話しさせていただきたいと思います。まず、緊急浚渫推進事業債につきましては、目的として緊急的に実施される事業が対象となっておりまして、先ほど答弁させていただきましたが、現在、行っている銭函等で定期的な維持管理が緊急的に実施されるものに該当するかは関係機関とも協議しなければ分かりませんので、適用できるかどうかについて検討させていただきたい。また、公表等につきましては、これが緊急的に実施される事業と判断されたときには、河川維持管理計画を策定しなければならないので、この計画も併せて公表していく形になっていこうかと思います。次に、緊急自然災害防止対策事業債につきましては、これも同じく、緊急を要する事業が対象になっております。現在、これに該当するのではないかと思われる事業というのは、やはり舗装の補修ですとか、パッチ当て、穴ぼこというものに該当するのではないかと思います。これはあくまでも通常の維持管理の範囲というところもございまして、果たして緊急を要する事業に当たるかどうかというのも、我々としては検討しなければならない。これも併せて、関係機関ともこの事業債が対象となるかについては、検討させていただきたいと考えております。もしこれが対象となるといった場合にも、緊急自然災害防止対策事業計画も立てなければなりませんので、これも併せて採択される見込みがあれば、計画については公表していきたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 中島正人
酒井議員の再質問にお答えいたします。1点目、給食費の公会計化の進捗状況と、いつまでにそれを行うのかの御質問に関してですが、前回の定例会の中で、小貫議員の御質問でお答えしております。そのときは、早くても2年間は必要であると答弁させていただいたところでございますが、早い段階での導入に向けて、今後も市長部局との協議を進めてまいりたいと考えているところでございます。2点目です。就学援助の拡大、特に卒業アルバム代についての拡充ということの御質問だったかと思います。就学援助の拡大は、保護者の負担軽減につながるものと考えております。しかしながら、限られた財源の中でどの事案を優先すべきか、また、教育予算のバランスの中でどの事業を優先すべきか、引き続き財政部局とも協議を進めていく中で、慎重に検討してまいりたいと考えております。3点目です。残り3校のトイレの洋式化改修をいつまでにということの御質問だったかと思います。今の就学援助の関係もありますが、教育施設の修繕なども行う必要もありまして、市全体の財源を勘案して、段階的にトイレの洋式化を進めて、残り3校という段階となりました。教育委員会としては、なるべく早く全校の洋式化が進められるように、今後とも市長部局と協議してまいりたいと思っているところでございます。4点目、校内支援教育支援センターの設置場所についてという御質問だったかと思いますけれども、校内支援センターは、複数校の実施を目指しておりまして、現在、道教委から加配の配置校がまだ示されてございませんので、示された段階で配置校決定するとともに、やはり希望する学校というものを大事にして配置することが大切であると思いますので、そういうことも勘案しながら、今後、決定してまいりたいと思っているところでございます。(「議長、4番」と呼ぶ者あり)
再々質問 4番 酒井隆裕
それでは、再々質問を行います。災害におけるトイレについてでありました。そこでは、私が聞いたのは、導入に向けた検討材料を示してはいかがですかと質問いたしました。しかし、これについても考えていくという形なのです。考えるにしても、どれだけの費用がかかるのか、また、どういったものに活用されるかということが見えてこないと、私は検討材料がないのではないかなと。だからこそ、材料を示してはいかがかという形で、マンホールトイレ、トイレカー、トイレトレーラーについても、材料を示してくださいと言ったのですけれども、それを改めてお答えしていただけますでしょうか。次に、同様に緊急自然災害防止対策事業債についてでありました。ここでも、本質問の中で、これまで舗装の表層だけが対象だった。要するに、パッチです。これをさらに深い基礎路盤、路床も追加された。言ってみれば、凍上しない道路に変えることができるということなのです。国の説明の中では、道路などが凍上することについて、これも積雪寒冷地帯における凍上災害だとはっきり言っているのです。だからこそ、活用できるのですという形で言っていました。改めて、こういった従来型のパッチを当てるだけではなくて、基礎路盤、路床などもできるということを国から示されているわけですから、これについても、改めてしっかり年度途中であっても活用ができないかどうかということについて、真剣に調査・研究してみるということを、私は必要だと思うのですけれども、その2点をお伺いして再々質問とさせていただきたいと思います。
答弁 総務部長 薄井洋仁(総務部長は2025年3月まで)
酒井議員の再々質問にお答えいたします。防災のトイレの関係で検討材料ということでございます。答弁の中でも、例えばトイレトレーラーの使用といったことをお示しさせていただきましたが、具体的に経費がどのくらいかかるのかといった詳細になりますと、またそれはいろいろ詰めなくてはならない部分もありますので、そういったところをお示しするということでありましたら、どういう場面かというところは調整もさせていただくとして、何らかの形でこういった内容、経費をお示ししたいと考えてございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 建設部長 松浦裕仁(建設部長は2025年3月まで)
酒井議員の再々質問にお答えいたします。緊急自然災害防止対策事業債の関係の御質問だったと思いますが、これは、基本的には凍上災害の予防と拡大防止対策ということで、新たに路盤までやることも拡充されたわけですが、今の段階では、北海道もしくは国に、我々が行っている穴ぼこのパッチ当てといったことが可能かどうかということで、お聞きしている最中でございます。もし、今、我々が行っている維持的作業も緊急的な作業に当たりますという話になりましたら、当然ながらこれは活用する方向で進めていきたいと考えております。