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小樽市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月18日

新たな財源確保と店舗型ふるさと納税と宿泊税について

2024年6月18日、小樽市議会の一般質問で、中鉢淳二議員が「新たな財源確保と店舗型ふるさと納税と宿泊税について」質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。

質問者
中鉢淳二 議員
答弁者
市長 迫俊哉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 13番 中鉢淳二

3項目め、新たな財源確保に向けての質問をさせていただきます。入るを量りていずるをなす、収入を正確に計算し、それに応じた支出をするべきであることのことわざですが、次々と更新を迫られる建物、新たな子育て支援にも先立つものが必要であります。かねてより我が会派は、ふるさと納税、宿泊税などの新たな財源の議論をさせていただいており、私も新たな財源の確保に寄附や遺贈への取組を訴えておりました。宿泊税の議論も行われておりますが、それら全ての新たな財源は、市民に求めずに外に向けるべきだと考えております。今、観光都市である本市のためにあるような、ふるさと納税の制度が全国で広がりつつあります。それは、店舗型ふるさと納税であります。これは福岡県久留米市にある株式会社サンカクキカクが特許を取得し、通常のふるさと納税における幾つかの課題を解決したものとなっています。通常のふるさと納税の課題は、返礼品を手に取り見ることができない、配送の手配などの手間がかかる、返礼品が届くまで時間がかかるなどの点があります。この店舗型ふるさと納税は、それらの課題の多くを解決できるシステムであります。事前にスマートフォンなどで登録を済ませ、店舗にて返礼品を手に取り、気に入ったものをお土産感覚で購入し、一定額を寄附し、その場で持ち帰ることができるというシステムです。もちろん、ふるさと納税に関心のないインターネットを得意としない層にもハードルが低く、全国の自治体の中から選ぶのとは異なり、現在、訪れている自治体で、その自治体の返礼品を選ぶのとでは、何かしらの関心、興味を持っていただいて訪れているのでしょうから、衝動的、突発的な需要も見込めるはずであります。現在このサービスは、北は岩手県紫波町から南は熊本県阿蘇市まで、12府県28の自治体で使用されており、茨城県にあっては全44自治体のうち12自治体で使われております。そして、北海道内では、こちらのシステムを利用している自治体はございません。岐阜県飛騨市や神奈川県茅ヶ崎市、長野県野沢温泉村など観光地と呼べる自治体もありますが一部であり、観光来客数であれば、本市に勝る自治体はありません。ふるさと納税は、ものづくりをしている製造業が主力でありましたが、店舗型ふるさと納税を用いれば、観光で訪れた方が、これから向かうお店の食事などのサービスにも応用可能となり、ふるさと納税に参加する事業者の裾野が広がり、新たな事業者がふるさと納税の寄附の果実を得ることができます。るる、店舗型ふるさと納税のシステムの本市における優位性を説明いたしましたが、財政状況が厳しい本市で、新たな財源として店舗型ふるさと納税について、市長の見解をお伺いいたします。また、市民以外から収入を得るという視点で、新たな財源の確保等に向けた市長の考えをお伺いいたします。次に、宿泊税の導入について伺います。この議論は、我が党が本市の歳入増加策に向けて議論を牽引してきたものと自負しております。早期の導入を図り、財政上の課題解消の一助となるべく、以下、質問してまいります。本市では、宿泊税導入に向けた作業が進行していると思います。今後、条例案の議会への提案、パブリックコメントを経て、議会における条例案の議決後、総務省との協議を経て、同意を得、周知期間を設けて導入に至る過程を経るものと思います。本市における導入に向けた取組について、現在の進捗状況をお示しください。宿泊税に関しては、道内市町村も導入を検討し、あるいは既に導入を済ませている自治体もあります。現在検討中の自治体も検討を進める一方で、北海道も導入の検討を再開し、導入時期が明示されない中で、導入検討中の各市町村の進捗に影響を及ぼしている様子がうかがえます。北海道の進捗は、本市の進捗に影響を与えていますか。また、それにより、令和7年度中としていた本市の開始時期に変更はありますか、お答えください。本市が北海道に先行して税導入の実施に積極的でない理由に、特別徴収義務者たる宿泊事業者の事務システムの変更を要するため、道と市で時期がずれることによる手間が生じるというものであると思います。この点、手間というよりシステムの変更の経費がネックになるわけであり、これについては各自治体では支援を行っています。例えば、愛知県常滑市では、事業者に対し50万円までは全額補助を、超える部分については2分の1補助を、全体の上限額100万円という補助メニューを出しております。本市もこうした対応をし、速やかに導入を決定して、本市を訪れる観光のお客様へのおもてなし強化や観光関連のインフラ強化などの事業を進めていただきたいと考えます。見解をお示しください。以上、第3項目めの質問を終わります。

答弁 市長 迫俊哉

ただいま、新たな財源確保と店舗型ふるさと納税と宿泊税について御質問がありました。初めに、店舗型ふるさと納税についての見解につきましては、市においても現地決済型のふるさと納税システムについては観光地としての特性を生かした仕組みであると考えていることから、飲食店や体験施設などで利用することが可能な現地決済型の電子クーポンを返礼品として、現在、提供しているところであります。次に、市民以外から財源を確保することにつきましては、将来にわたり持続可能なまちづくりを進めるとともに、財政の健全性を保つためには自主財源の確保が重要であると考えております。このため、昨年末に策定した小樽市中長期財政収支計画において、ふるさと納税や企業版ふるさと納税の推進強化により、さらなる増収を図ることや、新たな財源として宿泊税を導入することなどについて掲げておりますので、こうした取組を積極的に推進してまいりたいと考えております。次に、宿泊税導入に向けた現在の進捗状況につきましては、昨年の第3回定例会において、本市における新たな財源の制度概要案を報告して以降、総務省や北海道との意見交換を進め、本年4月には宿泊事業者等に対する地域説明会を開催し、道における懇談会議論や本市の基本的な考えを説明しております。また、5月には、小樽市観光税導入に係る有識者会議を開催し、これまでの取組状況を報告するとともに、本市の制度概要案について説明し、御理解をいただいたところであります。次に、北海道の進捗による本市への影響につきましては、これまで、宿泊税導入に向け、道との意見交換を進めてきておりますが、宿泊事業者の事務負担等を考慮いたしますと、道と市の宿泊税導入時期は同時期が望ましいと考え、令和7年度中の導入を目指す本市のスケジュールを見直したものであります。現時点で道の導入時期は示されておりませんが、本市といたしましては、令和8年4月に課税を開始できるよう、関係機関との調整を進めてまいりたいと考えております。次に、速やかな宿泊税導入に関する御意見につきましては、導入時期がずれることで、システム改修のほか旅行代理店への周知や窓口におけるお客様への説明などの対応がその都度想定されるなど、宿泊事業者への負担が考えられることから、本市といたしましては、宿泊税の導入時期は北海道と同時期が望ましいと考えております。しかし、やむを得ず導入時期がずれる場合には、先行自治体の取組事例も参考に宿泊事業者の負担を軽減するよう対応してまいりたいと考えております。

出典:小樽市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月18日 議事録 PDF(67ページ) 間違いを知らせる