みんなの議会

小樽市議会 令和5年第2回定例会 2023年6月21日

(1)視覚障がい者の意思疎通支援の代筆・代読について/(2)こども医療費助成について/(3)学校跡利用について/(4)DX推進について

2023年6月21日、小樽市議会の一般質問で、新井田邦宏議員が「視覚障がい者の意思疎通支援の代筆・代読について」「こども医療費助成について」「学校跡利用について」「DX推進について」について質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。

質問者
新井田邦宏 議員
答弁者
市長 迫俊哉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 新井田邦宏

令和5年第2回定例会に当たり、最初に一言御挨拶させていただきます。本年4月に行われた統一地方選挙にて、市民の負託をお受けし、小樽市議会議員として責務をいただきました。迫市長はじめ各担当理事者の皆様、そして議員の皆様におかれましては、よりよき小樽市を目指していくため、御指導、御鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。改めまして、一般質問をさせていただきます。一つ目の項目、視覚障害者の意思疎通支援に関連し、代筆・代読の支援について伺います。北海道内においては、現在、令和4年4月から函館市において、視覚障害者の方々のための代筆・代読サービスが開始されました。また、今年中には道内2例目となる岩見沢市でも、視覚障害者の方への支援として、代筆・代読サービスが開始されようとしております。福祉の党である公明党として、小樽市において、代筆・代読サービスを実施してほしいという声を直接いただいております。そういった方々の日常生活の中で、少しでも不自由をなくしてまいりたいと考えます。障害福祉サービスの中で、外出時に同行する同行援護と居宅内での掃除や調理などの家事を援助する居宅介護があり、この二つの中でも代筆・代読の支援は行われますが、同行支援は同行中に限られ、居宅介護でも優先度が高い掃除や食事などの時間が取られることが多くなります。本市において、令和5年3月31日現在、視覚に障害があり、身体障害者手帳の交付を受けている方が297名いらっしゃいます。本市において、第6期小樽市障害福祉計画及び第2期小樽市障害児福祉計画の中に、第6章、地域生活支援事業の実施とあり、「国が定める必須事業のほか、市町村の判断により、障がいのある人の日常生活又は社会生活を支援するために必要な事業を任意事業として実施します」とあり、必須事業としての意思疎通支援事業として、代筆・代読による支援の仕組みづくりを検討しますとあります。本市として、代筆・代読支援に対するお考えをお聞かせ願います。また、今後、本市も代筆・代読を進めていくお考えでしたら、今後の取組の進め方についてお聞かせ願います。次に、こども医療費助成制度の拡充について伺います。4月末に勇退された我が党の高橋克幸前議員の令和5年第1回定例会の代表質問の中で、迫市長より、今後の拡充に前向きな答弁をいただいておりました。私自身が子育て世代として、本市の子育て世代に対する様々な取組に対し、日頃より感謝をしております。人口減少の観点からも、政府の方針として子育て世代への対策を推進する方向に向かっているこのときに、着実に一つ一つ進めることが大事になると考えます。また、今まで、こども医療費の窓口負担を独自に無償化や減額をすると国民健康保険の国庫負担の減額調整措置がありましたが、本年4月頭に厚生労働省が現状の自治体での取組傾向と今後の少子化対策の後押しとして、高校生までの部分の国庫負担の減額調整措置を廃止する方針も報道されておりました。迫市長の答弁の中で、こども医療費助成制度の段階的な拡充について、令和6年度以降の実施に向けて準備を進めたいとのことでしたが、中学生までの年間ベースでの事業費として実質無償化した場合、通院で約3,900万円、入院で約200万円、完全無償化した場合、通院で約5,400万円、入院で約230万円とのことでしたが、高校生までの医療費無償化をした場合の事業費についての試算を行っていればお聞かせください。また、今後の拡充のスケジュールのお考えがありましたらお聞かせください。次に、学校跡利用についてです。小樽市内の各学校において、平成21年11月に小樽市小中学校学校規模・学校配置適正化基本計画を策定し、学校再編計画が進められ、また、平成30年11月には小樽市の現状を鑑み、今後の学校再編の進め方について見直しをし、適正な学校配置を目指し、学校の統廃合が進められてきました。その中で、廃校となった校舎や敷地の利活用を検討されていると思います。旧豊倉小学校では災害用備品の備蓄場所として活用されていたり、旧若竹小学校は売却がされていたり、旧色内小学校は整地が終わり、これから道営住宅として建設が進められます。しかし、中にはサウンディングを行っているものの、いまだ未活用のままのところもあります。旧祝津小学校や旧塩谷中学校、旧末広中学校、旧北山中学校などが現状として使用方法が決まっていない状況と思います。ある市民の方の御意見として、例えば耐震化やインフラなどの各整備をした上でになりますが、もともとが学校なので、修学旅行生や研修旅行生の体験型観光の機能を持たせて宿泊施設として活用するのはどうかなど声をいただくことも少なくありません。整備、活用さえされていれば、有事の際の各地域における避難場所や防災拠点としての機能も兼ね備えることが可能となります。また、現状の活用を生かすならば、例えば雪の堆積場所が少ない地域において、雪の堆積場として活用しつつ校舎の利活用について検討していくなど、現時点でいまだ未活用の各校舎や敷地について、方向性や活用方法など、各校ごとにお聞かせください。次に、DX推進についてです。一昨年からの取組、推進により、着々と認識共有と機運醸成が幹部職員をはじめ職員の方々にも浸透、派生してきていることと思われます。自治体DX推進に当たり、政府が示す目指すべきデジタル社会のビジョンとして、デジタルの活用により、一人一人のニーズに合ったサービスを選ぶことができ、多様な幸せが実現できる社会、誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化とあり、実現のためには、住民に身近な行政を担う自治体、とりわけ市区町村の役割は極めて重要とされております。現在、本市においても、市民の皆様へよりよいサービスの提供を根幹としてDX推進を進めているかと思います。推進に当たっては総務省の自治体DX推進の流れとして、ステップ0の認識共有と機運醸成から始まり、ステップ1の全体方針の決定、ステップ2の推進体制の整備、ステップ3のDXの取組の実行などがありますが、ステップ0の重要性を高橋克幸前議員が質問し、訴えてきたかと思います。理事者の皆様も、ステップ0の土台から大事に進めてこられ、現在は着々と各ステップにも入ってきている状況にあると思います。そこでお聞きしますが、現時点で各ステップの状況について説明してください。令和3年度に実施した業務量調査から、全庁での業務量の基礎データを収集し、現在はそのデータを基に分析や改善を進めていると認識していますが、その結果を踏まえて、市と受託者で協議して選定した5業務で令和4年度で業務分析の調査を行っているかと思いますが、その結果が3月末頃に出ると聞いておりました。そこで出た結果を基にした提案は、各業務で適切に生かせるのか、5業務の具体的な業務内容がどういったものなのか、改善提案も含めて御説明ください。また、提案内容は選定した5業務に限定されず、ほかの類似するような業務にも生かせそうなものなのか、ほかの業務へもリンクできそうなものなのか、お聞かせください。第1回定例会の予算特別委員会の財政部長の答弁の中で、各職場の業務に対しての可視化という部分で、業務フローを作るというのが大事とのことでしたが、業務フローは無事に作成されて、職場の皆様に分かるような業務プロセスの課題把握の可視化などの改善はなされたのか、お聞かせ願います。政府の自治体DX推進計画では、令和3年度から令和7年度末までの計画とされており、総務省が策定したデジタル基盤改革支援補助金も活用しながら進めていただいていると思いますが、北海道北見市では、2016年に全国に先駆けての自治体DXを推進し、書かない窓口として運用し、定着しており、昨年度だけで約70もの自治体関係者が行政視察に訪れたそうです。また、書かない窓口からほかの窓口に回さない、手続の漏れがないワンストップ窓口ができているそうで、一般的に必要な約200の手続を自動化しているそうです。来庁者へのサービス向上及び待機時間や申請時間の改善だけでなく、市側にとっても大きなメリットとなっており、申請1件当たりの手続時間が約2分から3分短縮され、申請書の記入ミスがないか確認する時間も削減、経験の浅い職員でも安心して窓口対応が可能となったそうです。今後は行かない窓口を目指して、さらなるサービス向上に意欲を見せているそうです。本市としては、日々、市民の皆様が来庁されておりますが、窓口対応として、来庁者が比較的多いと思われる戸籍住民課では、1日に何人の方が窓口に来ているのか。また、現時点で本市として、窓口は最終的にどのようなところまでの窓口体制を目指しているのか、お聞かせください。自治体DX推進に際し、理事者の皆様が日々難しい難題にも向き合い、御尽力されていることと感じます。日々の御尽力に感謝を申し上げつつ、さらなる向上をお願い申し上げ、再質問を留保し、私の一般質問とさせていただきます。(拍手)

答弁 市長 迫俊哉

新井田議員の御質問にお答えをいたします。初めに、視覚障害者の意思疎通支援の代筆・代読について御質問がありました。代筆・代読支援に対する取組につきましては、視覚障害のある方のコミュニケーションを支援する重要な手段の一つと考えているため、視覚障害のある方のニーズの把握や先行自治体の事例などを調査、参考にして、検討を進めてまいりたいと考えております。次に、こども医療費助成について御質問がありました。まず、高校生までの医療費を無償化した場合の事業費につきましては、現時点では試算しておりませんが、既に高校生までの無償化を実施している他都市の試算方法なども参考に、検討を進めてまいりたいと考えております。次に、今後の拡充のスケジュールにつきましては、本年度中に、助成対象の範囲や拡充の内容などの制度設計について、庁内で議論を重ねながら、早ければ令和6年度からの実施に向けて準備を進めてまいりたいと考えております。次に、学校跡利用について御質問がありました。未活用の校舎や敷地の活用につきましては、旧祝津小学校、旧塩谷中学校、旧末広中学校、旧北山中学校は、サウンディング型市場調査を行いましたが、採用に至る案がなかったことから、旧祝津小学校については売却の方針を決定し、手続を進めております。他の三つ施設については、グラウンドを雪堆積場として使用しているほか、旧末広中学校は、陸上競技場での大会開催時に臨時の駐車場として使用しております。また、旧豊倉小学校、旧松ヶ枝中学校、旧忍路中学校は、サウンディング型市場調査を行っておりませんが、旧豊倉小学校は、災害用備品の一時保管に使用しております。今申し上げました施設は、旧祝津小学校、旧豊倉小学校を除くほとんどの建物が耐震化されていないほか、立地条件や用途地域の制限があるなど課題が多く、恒久的な利活用についての方針が決まっていないものであります。次に、DX推進について御質問がありました。まず、総務省の自治体DX推進手順書に示されている各ステップの本市の状況につきましては、ステップ0、認識の共有・機運の醸成については、職員に対する説明会や研修を実施しているほか、私からも幹部職員に向けて、DXの重要性や推進の必要性について伝えているところであります。次に、ステップ1、全体方針の決定については、デジタル行政推進本部会議において、本市におけるデジタル化の基本的方向性は共有しているため、できるだけ早い時期に決定したいと考えており、ステップ2、推進体制の整備については、令和4年度にデジタル推進室を設置し、強化をしたところであります。また、ステップ3、DXの取組の実行については、総務省の自治体DX推進計画の重点取組事項にある、手続のオンライン化やRPAによる業務の自動化などを推進しているほか、AIチャットボットの導入を進めているところであります。次に、調査分析を行った5業務の具体的な内容と改善の提案につきましては、業務は、戸籍住民課の証明書発行事務、小・中学校の事務費などの配当予算の支払い処理、資産税課での登記済通知書処理、介護用品購入助成券による請求書処理、後期高齢者医療給付業務のうち高額医療・高額介護の合算処理の五つについて分析を実施いたしました。これらの業務に対して、事業者からは、市のホームページ上で質問に自動で対応するチャットボットの導入や、定型の入力作業などを自動化してシステムに入力するRPAの導入、電子申請・電子決裁システムの導入など、ICTによる自動化や紙媒体等のデータ化により業務時間の削減効果が期待されると提案されております。提案のうち、チャットボットは年内の稼働を予定し、RPAと電子申請は導入する業務数の増に取り組んでいるところであります。次に、改善提案の他業務への展開につきましては、チャットボット、RPA、電子申請、電子決裁の導入は、事業者からは、5業務に限らず、全庁的な導入により業務の効率化が期待されるとの最終報告がありましたので、全庁の業務への導入について検討をしてまいります。次に、各職場での業務の可視化につきましては、分析を行った5業務は業務フローを作成し、課題や改善策などを可視化したところですが、全庁的な業務フローの作成は今年度から順次着手する予定としております。業務の課題を把握するためには、業務フローの作成やフローを基にした業務の可視化が必要であり、令和4年度は、業務フローの作成を含む業務改善研修会を1回開催し、20名程度が受講しましたが、今年度も継続して研修会を開催し、職員の理解を深める取組を進めてまいります。次に、戸籍住民課における1日の来庁者数につきましては、令和4年度の受付番号発券機の発行実績でお答えいたしますと、繁忙期である3月と4月では、最大で1日当たり460人を超える日もあり、それ以外の月では、月平均で1日200人程度となっております。次に、本市として目指す窓口につきましては、DX推進の観点からも、窓口における手続の簡略化やワンストップ窓口による利便性の向上を進めていく必要があるものと考えております。これまでもそれぞれの窓口において円滑な対応に努めているところでありますが、今後はさらなるサービスの向上を目指し、窓口担当の庁内横断的な会議を開催するなど、御質問にありました北見市をはじめとする先進事例も参考にしながら検討を進めてまいりたいと考えております。(「議長、1番」と呼ぶ者あり)

再質問 1番 新井田邦宏

1点だけ再質問させていただきます。こども医療費助成制度の拡充についてですけれども、現時点で高校生までの事業費の試算を行っていないというところだったのですけれども、これは現時点では中学生まで段階的に拡充をするという予定であるからこそ、まだ高校生までの事業費の試算というのは行っていないという認識でよろしかったでしょうか。御答弁をお願いいたします。

答弁 市長 迫俊哉

新井田議員の再質問にお答えをいたします。高校生までの無償化実施に向けた試算を今は行っていないということで、まず中学生から進めていくのかというお尋ねだと思いますけれども、そこまで決めたわけではありませんので、まず対象をどこまでにするのか、あるいは所得制限を設けていくのか、あるいは全体の事業費としてどれだけかかるのかということを試算した上で、これからの方向性、方向性といいますのは、中学生、高校生と段階的に進めていくのか、あるいは中学生、高校生を一気にやってしまうのか、その判断をこれからさせていただきたいというふうに思っておりますので、その段階では、まだ高校生までの無償化に関わる試算を行っていないということで御理解をいただければというふうに思っております。

出典:小樽市議会 令和5年第2回定例会 2023年6月21日 議事録 PDF(132ページ) 間違いを知らせる