みんなの議会

小樽市議会 令和4年第1回定例会 2022年3月2日

(1)都市計画マスタープランについて/(2)小樽市公共賃貸住宅長寿命化計画について/(3)空き家対策について/(4)職員配置適正化計画について/(5)並行在来線について/(6)人口減少が将来に与える影響について

2022年3月2日、小樽市議会の一般質問で、髙木紀和議員が「都市計画マスタープランについて」「小樽市公共賃貸住宅長寿命化計画について」「空き家対策について」「職員配置適正化計画について」「並行在来線について」「人口減少が将来に与える影響について」について質問し、市長 迫俊哉、財政部長 上石明、建設部長 松浦裕仁が答弁しました。

質問者
髙木紀和 議員
答弁者
市長 迫俊哉、財政部長 上石明、建設部長 松浦裕仁

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 13番 髙木紀和

令和4年第1回定例会に当たり、一般質問をさせていただきます。まず、第2次小樽市都市計画マスタープランについて伺います。第7次小樽市総合計画の中で、土地利用の状況と、将来見通しを勘案しつつ適切に市街化区域、市街化調整区域の区域見直しの検討を進め、このことについて第2次小樽市都市計画マスタープランの原案策定に当たり、どのように検討がされたのかを令和元年第4回定例会の一般質問でお聞きしました。市街化区域等の見直しについては、都市計画マスタープラン策定委員会において、人口や空き地面積の推移のほか、国立社会保障・人口問題研究所が公表している本市の将来人口推計などを基に、土地の利用の今後の方向性について協議を行い、第7次小樽市総合計画における将来人口への適応の方針に即し、区域の見直しの検討を進めるとのことでした。そこで、令和2年2月の都市計画マスタープランの策定から2年が経過しましたが、市街化区域、市街化調整区域の検討は現在どのような状況であるのかお聞かせください。また、その市街化区域、市街化調整区域ですが、市街化区域は既に市街地を形成している区域及びおおむね10年以内に優先的かつ、計画的に市街地を図るべき区域であり、一方、市街化調整区域は市街化を抑制する区域で、無秩序な市街化を防止する区域として定められております。小樽市においては、昭和45年7月に、市街化区域と市街化調整区域との区分が定められ、市街化調整区域での建築物の建築が厳しく制限されました。そこで伺いますが、本市において昭和45年7月以降に市街化調整区域内で開発許可した事例はありますか。また、開発許可を出した件数をお聞かせください。そして、市街化調整区域について、今後は開発許可を出さない措置も必要と考えますが、本市はどのようにお考えなのか、お聞かせください。また、市街化区域の場合は用途地域が指定されており、建物の用途に制限がありますが、地域の利便性の向上などを図るために見直すべきと考えますが、本市はどのようにお考えですか。また、都市計画マスタープランは令和2年度から21年度までの20年間の計画ですが、間違いなく社会情勢の変化は起きています。これから、5年後、10年後を見据えて考えていかなければならないと考えます。世帯数も減少する中、利便性の高い地域への移住の誘導を促進すべき時期に来ているのではないかと考えますが、都市計画マスタープランでは基本目標の一つとして、持続可能で効率的なまちづくりを掲げ、中心拠点と複数の地域拠点に公共施設などの都市機能を集約し、交通ネットワークで結ぶ効率的なまちづくりを目指すこと。住宅・住環境の方針として、公営住宅の建て替えの際に、子育て世帯向けの住宅を利便性の高い地域において確保することなどを位置づけています。これらにより、利便性の高い地域への移住の誘導を一定程度促進することが可能となります。-116-一方、移住の誘導に伴い、市街地の拡大・縮小の可能性についても考えなければなりませんが、人口、産業の動向及びそれに必要な都市的土地利用の見直し、空き地や空き家も含めた市街地内の土地の利用状況、既存インフラ活用の可能性等を総合的に勘案して検討していくことが必要です。また、行政サービスの観点からは、今後必要とされる税収の減少が予測される中で、将来の除雪や下水道・上水道等の維持管理など、行政サービスの機能確保をするために、人口減少下においても安心で快適な暮らしを持続できるよう必要なサービスを維持していくことを考えると、効率的なまちづくりが行える都市構造を目指していかなければ、その維持も困難となるおそれがあります。そこで伺いますが、現在策定中の立地適正化計画において、市として具体的にどのように効率的なまちづくりが行える都市構造を目指すのか、現在の検討状況をお示しください。次に、小樽市公共賃貸住宅長寿命化計画について伺います。平成21年度に策定した、小樽市公共賃貸住宅長寿命化計画の計画期間が令和元年度に満了となり、令和2年度から11年度までの10年間を計画期間とし、小樽市公共施設等総合管理計画の計画に合わせて、40年度まで長期的な管理の見通しを立てました。小樽市内の公営住宅は令和2年3月末現在で、市営住宅が35団地、134棟、3,066戸。道営住宅が15団地、43棟、1,184戸あり、合わせて177棟4,250戸が供給されています。その中で、市営住宅団地別入居率の状況は3,066戸に対し、募集停止戸数が322戸、募集停止を除く戸数が2,744戸、入居世帯数は2,479世帯と、入居率が80.9%、募集停止を除く入居率は86.1%の状況でしたが、その後の供給数、入居世帯数、募集停止戸数、入居率はどのようになっているのか、お聞かせください。また、令和2年度から用途廃止、改善、建て替えの計画も進めていますが、小樽市公共賃貸住宅長寿命化計画の中の事業プログラムについて進捗状況をお聞かせください。また、平成31年4月現在の世代別の入居者状況を確認すると2,479世帯のうち、子育て世帯の世帯率は8.8%、218世帯。65歳以上がいる世帯が66.8%、1,657世帯。75歳以上がいる世帯が40.3%、998世帯ですが、その後の世代別の入居者状況をお聞かせください。また、市営住宅の建て替えを各地域で計画しましたが、現在使用されていない住戸も含めて、市営住宅を建て替えることは、この先5年後、10年後、20年後を見据えると効果的、効率的な計画と言えるのか、以前伺いました。そこで、将来的な需要の見直しを踏まえた各団地の在り方を考慮した上で、用途廃止等の事業手法を選定し、それぞれの事業実施時期を決定するとのことですが、令和2年4月からこれまでの間で各団地の事業手法見直しについて改めて調査を行ったことはあるのか、お聞かせください。また、今後の老朽化した市営住宅の用途廃止や、その市営住宅で生活している市民へ、その住宅の地域内や地域外の移住の促しについて伺います。令和2年度から11年度までの事業実施時期の中で、用途廃止としている桂岡住宅118戸のうち、入居世帯数12世帯。花園共同住宅18戸のうち、入居世帯数9世帯。梅ヶ枝住宅16戸のうち、入居世帯数8世帯。オタモイC住宅6戸のうち、入居世帯数1世帯が入居されているわけですが、この入居世帯の皆様にはどのような説明をされているのか、お聞かせください。また、用途廃止がされた場合、地域内・地域外、どこに移住していただくお考えなのか、お聞かせください。再度申しますが、建て替えや改善、その地区に住む市民に安心して暮らしてもらうことは大切なことです。しかしながら、この人口減少が将来予想人数と合致した場合、今の子供たちに間違いなく負担がかかることも予測できます。市営住宅のみならず、公共施設も同様、慎重に計画し、将来の市民に過度な負担を残さないと、以前市長の答弁で伺っております。市内各地域の建て替えは、慎重にしていただくことを-117-切にお願い申し上げます。次に、空き家対策について伺います。平成30年住宅・土地統計調査によると、全国で空き家の数は848万8,600戸です。空き家については、少子高齢化の進展や人口移動の変化などを背景に増加の一途をたどっており、管理が行き届いていない空き家が防災、衛生、景観等の面で市民の生活環境に影響を及ぼす問題が起きています。現在、策定を進めている第2次空家等対策計画の案で示されている、令和2年度の空き家数は1,869件となっておりますが、現在の本市の空き家はどの程度あるのか、お聞かせください。これまで、空き家バンクの活用や、町内会と連携して空き家の早期発見、活用など、空き家ができると市に連絡してもらう仕組みづくりや、所有者が不明にならないよう早い段階で活用方法などを相談するネットワークの構築などを議論してまいりましたが、現時点での空き家バンクの実績や、町内会との連携について進展があればお聞かせください。今もなお、売れない空き家の処分について所有者はもちろんのこと、自治体や地域にとっても大きな課題となっている中、売れない不動産に悩む人と、活用したい人の橋渡しをするために、旭川市にある0円都市開発合同会社という企業が2019年に、みんなの0円物件というサイトを立ち上げ注目を集めています。無償譲渡される不動産物件のことを0円物件と呼び、0円物件が広く活用されることで空き家問題への対策として新たな選択肢となりえることを目指し、新たな挑戦をする人たちが0円物件等の活用により、可能な限り、お金をかけずに持続可能な社会を創造していくことを理念として掲げている会社です。これまでに約400件の物件を掲載し、9割成約しているようです。しかしながら、0円物件を運営し、見えてきた課題が、人口減で空き家が増えているのに住居は建ち続け、需要のバランスが崩れていることを実感したといいます。空き家、空き地にとっては将来を見据え、人が住む場所、住まない場所を分け、地域を縮小していく取組が求められています。この企業はこれまでに地域における空き家等の流通促進に関して、道内の信用金庫や自治体と連携協定締結をしています。一つ例を挙げると、本年1月25日に妹背牛町との連携協定です。妹背牛町については、現在ある空き家や、これから空き家等になり得る物件の流動化、また不動産会社では取扱いが困難な物件の流動化が期待されることや、今後も相続後の管理不全等により、空き家が増加することが想定されています。今後のまちづくり、移住・定住、空き地、空き家対策を進める上で連携が欠かせないと判断されたようです。そこで、自治体でできることが限られているならば活用すべき手法の一つと考えますが、本市として見解を伺います。このことで、自治体と空き家の情報を共有することができるようになり、市民も安心して相談できるようになりますし、もちろん有効活用でまちの活性化にもつながる期待が持てるのではないでしょうか。また、令和元年8月に、公益社団法人北海道宅地建物取引業協会小樽支部、公益社団法人全日本不動産協会北海道本部と本市が、空き家等の流通を促進することを目的とした、小樽市の空家等の利活用推進に係る協定を締結しました。今後、宅建業者が空き家の所有者調査に行き詰まったために売却等の可能性が止まっていた物件に対し、市が依頼を受け所有者調査を行い、宅建業者と所有者の橋渡しを行うことで、空き家の流通を促進する協定です。締結後、この事業を試行し、効果の検証と問題点の改善を図った上で、事業の本格実施に向けた検討を行うとしています。そこで、一つ例を挙げると、市内のある地域で、隣接が空き家であり、雑草も生え猫のすみかになっている物件があります。所有者は亡くなり、相続人を追えない状況にあり、その空き家の隣接地の住人は解体費用を出す意向もありますが、解体できない状況です。このような場合、本市としてどのような対応をし、困っている市民に対して解決策があるのか、見解を伺います。-118-また、適正な管理を怠ると、管理不全な空き家は増えるばかりであります。市民が不快にならないように対策は必要と考えますがいかがでしょうか。最後に、令和元年第4回定例会でお聞きしましたが、戸建て住宅を買い取り修繕して、市営住宅として活用することは、現時点においてもお考えはないのか、再度伺います。空き地、空き家は非常に難しい問題と承知しています。個人情報の関係で、所有者から同意を得て物事を少しでも進めていかなければなりません。地域との連携や業者との連携は必要不可欠になるのではないでしょうか。次に、職員配置適正化計画について伺います。令和3年第2回定例会総務常任委員会において、将来の市役所の在り方について質問をさせていただきました。人口減少に見合った組織体制ということで、人口減少に伴い職員数の削減をしてきた経過があるが、業務量は、逆に増えてきている傾向があり、業務量をどのように整理していくのかを含め見直しを進める考えとお聞きしました。そこで、伺いますが、業務量が増える要因とは何か、お聞かせください。また、その見直しが10万人を切ることを想定している中で、10万人を切るというときが一つのタイミングとお聞きしました。その上で、今後必要とされるのが、職員配置適正化計画ではないかと考えます。このことについては、令和3年第4回定例会総務常任委員会で質問をさせていただきました。市職員、消防職員、教職員の地方公務員の定年延長と、職員配置適正化計画についてです。定年延長については、市職員と消防職員については、基本的に国家公務員の制度に沿った導入を行い、教職員については、国家公務員法の趣旨に沿ったものになるが、道教育委員会の動向を注視していくとお聞きしています。行政事務について、現状を把握するために業務量調査を、昨年10月22日に自治体の業務改革に関して、豊富な支援実績を持つコニカミノルタ株式会社と連携協定を締結し、令和3年11月から本年1月までの3か年にわたり、病院局、水道局、新型コロナウイルスワクチン接種対策本部、消防署を除く部署を対象として、各所属が分掌する業務の作業手順や内容、担当職員や作業時間などについて、事業者が配布する調査シートに記入し集計しているとお聞きしましたが、この業務量調査は完了したのか、お聞かせください。また、本市として、公共施設の再編、また人口減少等による職員数への影響があり、職員の適正な配置を考える必要があると感じていて、影響によって必要な職員数の変化や職員の必要数を把握するのが難しいと伺いましたが、その業務量調査の結果、今後につなげられる成果資料となったのか、お聞かせください。次に、消防についてですが、昨年3か年度に起きた火災、救急、救助の出動件数について、平成30年度、火災241件、救急6,786件、救助151件、トータル7,178件。令和元年度、火災188件、救急6,452件、救助112件、トータル6,752件。2年度、火災182件、救急5,906件、救助113件、トータル6,201件とお聞きしました。その中で、人口減少と出動件数は比例しないと思っていますが、市職員とは違い、人命に関わり、いつ、どこで、何が起きるか分からないことなので、業務量調査という考え方は難しいと理解はしております。また、消防力の整備指針の考え方を基本としつつ、各市町村や地域の実情を考慮することも認められており、将来的な消防職員数を含む、消防組織の在り方を検討する場合においては人口のみならず、市民の安心・安全を守るという観点を念頭に置いて、適正に判断するとのことでした。しかしながら、消防職員数については、消防力の整備指針に基づき職員を配置しているので、人口が減少していくと職員数についても見直しをしなければならない場面があるとお聞きしていますが、その見直しの時期はいつなのか、お-119-聞かせください。教職員については、任命権者が北海道教育委員会ということで、北海道教育委員会の基準でほぼ決定されるとお聞きしています。この項目の最後になりますが、会社経営とは違い、歳入、歳出、人口など、先を見据えられる数値等があります。市職員、消防職員のみならず、水道局、病院局も含み、職員配置適正化計画は本庁舎建て替え等の公共施設再編を含め、この先の様々な検討を進めるためには間違いなく必要な計画と思いますが、市長の見解を伺います。次に、並行在来線について伺います。報道によると、並行在来線としてJR北海道から経営分離される函館本線の長万部-小樽間の存廃をめぐり、余市町より南の沿線自治体は鉄路を維持した場合の多額の赤字などを懸念して、バス転換で一致し、隣町の余市町は余市-小樽間の鉄路の存続を主張しています。そこで、判断が残された余市-小樽間について伺いますが、本市はバス転換を視野に入れた動きを進めたい考えと聞いておりますが、余市町と隣接する本市としてはどうお考えなのか、お聞かせください。一方、長万部―小樽間の鉄道運営に、北海道新幹線札幌延伸までの9年間、年に約25億円の赤字が出るが、経営分離を前倒しし、その赤字回避分を新たな公共交通網を担う第三セクター鉄道会社とバス会社の運営資金にシフトする考えもあるようです。そこで、今後の財政負担の問題なども含め、余市町とはどう協議していくのか見解を伺います。また、鉄道の場合とバスの場合の本市の財政負担に対してそれぞれどのような支援があるのか、そして、赤字補塡の持続可能性について見解を伺います。最後に、並行在来線においては、公共交通が故に北海道やJR北海道とも協議することは必要ですし、支援をしていただくことも視野に入れるべきだと考えますが、どのように関わっていくのか、お示しください。最後に、人口減少が将来に与える影響についてお伺いします。小樽市人口ビジョン令和2年改訂版には、出生・雇用・就労に対する人口動向分析、将来人口に及ぼす自然増減・社会増減の影響度による将来人口推計、人口減少が将来に与える影響についてまとめています。その中で、歳入の状況では、本市の一般財源収入は直近10年で見ると350億円から360億円程度で推移し、歳入の大半を占める市税については、平成20年度の約153億円をピークに、29年度では約134億円となっているとお聞きしています。一方で、普通交付税と普通交付税の一部が振り替えられた臨時財政対策債を合わせた実質的な地方交付税は、平成20年度の約149億円から、24年度に約173億円まで増加していましたが、29年度では約160億円と微減傾向にあり、生産年齢人口の減少に伴う税収の減少が見込まれるほか、地方交付税の影響が懸念されるとまとめておりますが、その状況を本市としてどのように対応していくのか、御見解をお示しください。また、歳出の状況は、直近で見ると、平成25年度の約599億円をピークに、その後は、560億円程度で推移し、29年度においては、義務的経費といわれる人件費・扶助費・公債費の割合が歳出全体の約57%を占めており、特に扶助費は20年度の約147億円から29年度には約173億円と約1.2倍に増え、今後も高齢化の進行等に伴う増加が見込まれるとしています。そこで、今後も増え続けるとした場合、本市としてはどのように対応していくお考えなのか見解をお示しください。さらには、公共施設の維持管理や更新等への影響もまとめておりますが、市が保有する施設、建物は、平成30年度財産内訳書によると692件、保有施設を築年度別に見ると1970年代後半から1990年代後半にか-120-けて建てられた施設が多く、市民サービスの向上を図るための学校教育施設や文化施設、体育施設など様々な公共施設の整備も進めてきておりますが、近年の人口減少、少子高齢化等の理由から、税収の減少と扶助費等の経常的経費の増加が見込まれ、今後の公共施設等の維持管理費、補修費、さらには更新費用の行政負担が重荷になることも懸念されています。これは、上下水道の維持、除排雪の維持にも関わってくる問題で非常に心配であります。全体を通して、区域、用途変更、市営住宅の考え方及び空き家の活用、将来の市役所の在り方による職員適正化の計画、公共施設の再編。修繕、上下水道の維持、除雪路線の維持、市民サービスの維持、全てにおいて連鎖があると私は考えます。最後に伺いますが、国立社会保障・人口問題研究所の人口推計のままでいくと2040年には約6万9,000人、2045年には約6万人。子供たちが成人したときには間違いなくこの人口になっていると推測します。この小樽市の未来を担う子供たちのために、今、本市が抱えている問題を少しでも後世に残さないために、市長はどのようなビジョンをお考えなのか最後にお聞きし、再質問を留保して終わります。(拍手)

答弁 市長 迫俊哉

髙木議員の御質問にお答えをいたします。初めに、都市計画マスタープランについて御質問がありました。まず、市街化区域等の見直しにつきましては、第2次小樽市都市計画マスタープランでは、市街化区域の範囲は一定の人口減少は見込んでいるものの、おおむね現状維持を基本としておりますが、今後の土地利用などの動向や将来の見通しを勘案し、適切に見直しの検討を進めることとしております。このため、現段階においては、区域変更の必要性はないものと考えておりますが、今後策定する立地適正化計画との整合を図りながら変更の必要性を検討してまいりたいと考えております。次に、市街化調整区域内で開発許可をした事例等につきましては、本市の市街化調整区域は現在の都市計画法が昭和43年に公布された後、45年7月に9,600ヘクタールで当初決定され、現在は9,202ヘクタールとなっております。当初決定後から現在まで、市街化調整区域内で開発許可した件数は235件であります。次に、市街化調整区域の開発許可につきましては、農林漁業の用に供する建築物やスキー場に関連する管理事務所など、都市計画法の許可基準に適合している開発行為については、許可しなければならないものと考えております。次に、用途地域の見直しにつきましては、社会情勢の変化や土地利用の現状を踏まえながら、必要に応じて見直しの検討を行うべきと考えておりますが、見直しに当たっては土地所有者や地域の方々の御意見も伺いながら慎重に判断する必要があると考えております。次に、立地適正化計画の現在の検討状況につきましては、学識経験者や市民の代表の方など16名で構成される、小樽市立地適正化計画策定委員会の中で、関連計画等の整理や都市の分析を行ったところであります。今後、どのような都市構造を目指すのかにつきましては、策定委員会の中でまちづくりの目標や方針を定め、検討してまいりたいと考えております。次に、小樽市公共賃貸住宅長寿命化計画について御質問がありました。まず、現在の市営住宅の状況につきましては、令和4年2月20日現在、供給数3,068戸、入居世帯数2,276世帯、募集停止戸数322戸、入居率74.2%となっております。次に、公共賃貸住宅長寿命化計画の進捗状況につきましては、事業プログラムでは、令和2年度に張碓住宅、潮見台A住宅及び祝津住宅11、12、13号棟。3年度に張碓住宅、桜東住宅54の2号棟、潮見台A住-121-宅、緑B住宅1、2号棟及び蘭島住宅について、それぞれ改修を実施する計画となっており、計画どおり完了をしております。次に、世帯別の入居者状況につきましては、令和4年2月20日現在、入居世帯2,276世帯中、子育て世帯は6.5%、147世帯。65歳以上の方がいる世帯は68.2%、1,553世帯。75歳以上の方がいる世帯は39.8%、906世帯となっております。次に、各団地の事業手法見直しの調査につきましては、公共賃貸住宅長寿命化計画策定後の令和2年4月から現在まで、計画実施に影響を与えるような大きな社会情勢の変化がなかったことから、事業手法の見直しについての調査は行っておりません。次に、御指摘の市営住宅に居住している方々への説明につきましては、桂岡住宅、オタモイC住宅は令和9年度、花園共同住宅、梅ヶ枝住宅は10年度に用途廃止する予定であります。居住者の方々には一般的に用途廃止等の二、三年前をめどに説明等を行うこととしていることから、現段階では行っておりませんが、その際には用途廃止の必要性や、その後の住み替え先等について丁寧に説明を行ってまいりたいと考えております。次に、用途廃止後の住み替え先につきましては、適切な時期に居住者の方々から住み替えなどの意向を確認する中で、希望する地域をお聞きして、できるだけ御要望に沿ってまいりたいと考えております。次に、空き家対策について御質問がありました。まず、現在の空き家数につきましては、令和4年2月20日現在、本市で把握しているものは1,916件であります。次に、空き家バンクの実績につきましては、平成21年度から令和3年度までの13年間で、登録件数は18件。成約件数は16件であり、今年度の登録件数はゼロ件であります。また、町内会との連携につきましては、令和元年度に空家実態調査の御協力をいただいたところでありますが、今後も引き続き空き家などの情報提供をお願いし、連携を図ってまいりたいと考えております。次に、無償譲渡の不動産物件サイトの活用につきましては、他都市の状況を見極めた上で、本市における同サイトの活用について慎重に検討をしてまいりたいと考えております。次に、相談者が空き家の相続人を追えない場合の対応につきましては、空家等対策の推進に関する特別措置法に基づき、市が戸籍謄本や住民票などの調査を行い、特定した相続人に対し相談者の意向を伝えるなど、問題解決に向けて取り組んでいるところであります。次に、管理不全な空き家の対策につきましては、管理不全な空き家を減少させるため、所有者等の適正な管理について広報おたるや市のホームページなど様々な機会を通して、周知・啓発を行ってきたところでありますが、今後はこれまでの周知・啓発に加え、より効果的な手法についても検討してまいりたいと考えております。次に、戸建て住宅の市営住宅への活用につきましては、現時点でも戸建て住宅の買取りに対しては、国庫補助金が交付されないことや、その住宅の維持管理に要する費用が増大し、市の財政負担が大きくなることになりますので、戸建て住宅を買い取って市営住宅として活用することは考えておりません。次に、職員配置適正化計画について御質問がありました。まず、業務量が増える要因につきましては、近年、社会経済情勢が大きく変化する中で、度重なる法改正に伴う事務処理負担が増えているほか、行政ニーズが複雑、多様化していることがその要因と考えております。次に、業務量調査の進捗につきましては、昨年12月中旬までに、各職場が調査シートへの記入を終え、その後事業者による集計作業が行われ、2月17日に事業者から集計結果の概要についての報告を受け、本-122-調査が完了したところであります。次に、業務量調査の結果につきましては、本調査は本市の行政事務全般について、それぞれの業務に費やす時間や作業手順、専門性の有無などのほか、職員でなければできない仕事なのか、定型的であり職員でなくてもできる仕事なのか、作業の性質に着目し分類するなど、一定の調査ルールに基づいて網羅的に業務量や業務構造の可視化を図ったものであります。このことにより、今後における業務の効率化や改善を図るべきポイントの基礎データを集めることができたものと考えております。次に、消防職員数とその見直しをする時期につきましては、本市を含む全国の消防本部は消防力の整備指針に基づく消防施設等の整備実態を把握するために、総務省消防庁が実施している消防施設整備計画実態調査に合わせて、消防職員数を含む消防力の見直しを行っております。この調査は3年に一度実施されており、次回調査予定の令和4年に見直すこととなります。次に、職員配置適正化計画の必要性につきましては、市役所本庁舎の建て替えなどでは、そこで働く職員数によって建物の規模や財政的な負担についても影響が生じることになります。このことから、業務量調査の結果なども参考にしながら、まずは業務の効率化、スリム化を図った上で計画を策定する必要があるものと考えております。次に、並行在来線について御質問がありました。まず、余市-小樽間についての本市の考え方につきましては、鉄道運行に対する国等の支援が見込めない中で、第三セクターによる鉄道維持とバス転換のメリットとデメリットを比較検討した上で、どちらが持続可能な交通なのかを客観的に判断をし、お示ししていかなければならないと考えております。次に、余市町との協議につきましては、本市としては将来にわたる財政負担や、鉄道施設としてのインフラ保有にかかる負担などを考えたときに、バス転換に優位性があるものと考えておりますが、大量輸送と迅速輸送を確保できるなら交通手段は問わないが、現状では鉄道に分があるとする余市町と一致点が見いだせるかどうか、北海道も交え引き続き協議を行ってまいりたいと考えております。次に、財政負担に対する支援につきましては、現行制度上、鉄道の場合は初期投資及び設備投資への補助に係る地方債の元利償還金に対して、普通交付税措置がありますが、運行赤字の補塡に対する支援制度はありません。バスの場合は、車両購入費や運行赤字への補助に対して特別交付税措置があります。次に、赤字補塡の持続可能性につきましては、鉄道の場合はバスと比べて予想される補塡額が大きく、運行赤字に対する交付税措置もないことから、赤字補塡を続けるのは難しいものと考えております。また、老朽化した橋梁やトンネルなどの鉄道施設を保有することによる改修費用などの追加的な負担も考慮しなければならない点だと考えております。一方、バスの場合は、予想される補塡額が鉄道と比べて大幅に小さく、運行赤字に対する交付税措置もあることから、鉄道に比べますと持続可能性は高いと考えております。次に、北海道及び北海道旅客鉄道株式会社との今後の関わりにつきましては、北海道とは北海道新幹線並行在来線対策協議会において余市-小樽間の方向性決定に向けた協議をはじめ、支援策も含めて持続可能な地域交通の確保に向けた協議を継続していくほか、JR北海道とは北海道を通じて支援の可能性などについて協議をしていきたいと考えております。次に、人口減少が将来に与える影響について御質問がありました。まず、市税や地方交付税の減少傾向への対応につきましては、市税収入や地方交付税は毎年度の地方財政計画のほか、人口減少や少子高齢化の影響などにより、減少傾向にありますので、移住などの人口対策の充実や企業誘致の促進を図るとともに、ふるさと納税のさらなる推進による自主財源の確保などに努めてまいりたいと考えております。-123-次に、扶助費が今後も増え続けるとした場合の対応につきましては、近年、扶助費は障害者福祉費を中心として、サービスの利用が大きく伸びているほか、幼児教育・保育の無償化や少子高齢化の進展など、増え続ける扶助費を抑制することは難しいことから、国に対して地方の厳しい状況を踏まえて、地方交付税などの地方財政措置の拡充をするよう、北海道市長会などを通じて引き続き要望してまいりたいと考えております。また、今後も少子高齢化に伴い増え続ける財源を捻出するため、既存事務事業の見直しや、自主財源の確保に取り組む必要があるものと考えております。次に、本市が抱えている問題を後世に残さないための私のビジョンにつきましては、昨年11月に国勢調査の確定値が公表され、本市の人口減少や少子高齢化が一層進んでいることや、社会情勢の変化による市民ニーズを踏まえると、人口減少の抑制を図る一方で、将来の人口規模や人口構造にしっかりと適応し、安心して快適に住み続けられるまちを目指す必要があります。そのためには、引き続き財政規模に見合った、持続可能な行財政運営に努めることはもとより、人口減少下にあっても一定のエリア内の人口密度を維持できるよう、公共施設の再編や今後策定する立地適正化計画に基づく効率的なまちづくりを進めることで行政サービスを安定的に提供し、地域コミュニティーが持続的に活動できるよう努めることが必要であると考えております。(「議長、13番」と呼ぶ者あり)

再質問 13番 髙木紀和

再質問を何点かさせていただきます。都市計画マスタープランの中で、市街化調整区域内で235件、開発許可されたということです。市街化調整区域の中には、国有林だとか道有林、または民間、個人が所有している土地も含めてありますが、市有地としての整理というか管理はされているのか、もしお答えできればお願いします。もう一つは、都市計画マスタープランの中で各エリアがこんなエリアになればという計画を今されているのですが、2月28日に更新されているホームページのオープンデータに小樽市の地域別の人口が細かく載せられています。住んでいない土地から多いところで1,500弱世帯の皆さんが住んでいるのですけれども、ある意味、用途地域の使い方だとか、地域のコミュニティーを図っていく上で、人口推計を見ると必要でなくなるのではないかという土地も見えてきているわけです。そんな中で土地の有効活用の仕方もやはり用途変更も踏まえて、北海道の許可もいると思いますが、市の提案事項ということで小樽市の縮小化、またはネットワークを構築するためのエリアは少しでも考えていかなければならないのかと思います。ある意味、都市計画課だけではできない、建築指導課も入ってきますし、用地管理課も多分あると思います。横のつながりを持って、その計画も必要ではないのかと思いますけれども、以上3点だけお伺いします。

答弁 財政部長 上石明(財政部長は2023年2月まで)

髙木議員の再質問にお答えをいたします。初めに、市街化調整区域の市有地の管理についての御質問がありましたけれども、確かに市街化調整区域の中には市が管理している土地がございますが、管理状況については今は把握してございませんので、後ほど報告させていただきます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 建設部長 松浦裕仁(建設部長は2025年3月まで)

髙木議員の再質問にお答えをさせていただきたいと思います。-124-御質問の趣旨が、今、都市計画法の区域の市街化区域の中、もしくは市街化調整区域の中で使われていない土地があるのではないか、そういった用途変更についての御質問だったと思います。用途変更につきましては、現存でたくさんの建築物も建っており、この建築物に対しまして、今すぐ用途変更をかけるというのは既存の不適格というのもございますので、なかなか今すぐにはできないのかと思っております。ただ、こういった地域につきましては、現在策定しております立地適正化計画の中で居住誘導区域ですとか、都市機能誘導区域とか、そういった区域の設定をいたしますので市街化調整区域等につきましては、時期も含めまして適切な時期に判断していって、用途変更や市街化調整区域につきましても判断していくべきなのかと思っております。また、これらにつきましても、庁内での横の連携は欠かせないものでございますので、その見直しにつきましては、庁内での横の連携を密にしながら進めていきたいと思っております。(「議長、13番」と呼ぶ者あり)

再質問 13番 髙木紀和

細かいことは予算特別委員会で質問させていただきます。

出典:小樽市議会 令和4年第1回定例会 2022年3月2日 議事録 PDF(132ページ) 間違いを知らせる