小樽市議会 令和3年第4回定例会 2021年12月7日
市政の諸課題と市長の政治姿勢について
2021年12月7日、小樽市議会の一般質問で、横尾英司議員が「市政の諸課題と市長の政治姿勢について」質問し、市長 迫俊哉、教育長 林秀樹が答弁しました。
- 質問者
- 横尾英司 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉、教育長 林秀樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 横尾英司
令和3年第4回定例会に当たり、公明党を代表して質問いたします。質問に入る前に、このたびの新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになられた方々に心より哀悼の意を表しますとともに、現在も治療されている方々にお見舞いを申し上げます。また、長期にわたり患者の回復など全力で取り組んでいただいている医療従事者をはじめ、新型コロナウイルス感染症に対し奮闘していただいている全ての方々に心から感謝を申し上げます。それでは、質問に入りたいと思います。初めに、市政の諸課題と市長の政治姿勢についてお伺いいたします。まずは、本庁舎及び総合体育館の個別施設計画についてお聞きいたします。令和3年第1回定例会で公共施設長寿命化計画が策定された際に、総合体育館について小樽市公共施設長寿命化計画では、「市民要望がある新市民プールの併設や、体育館と新市民プールそれぞれ単独での再整備を検討することとしました」、再整備に当たり市民サービスにも大きく関わり、多額の費用もかかるため、規模・機能などの詳細についてさらに検討が必要であることから、別に単独の計画を策定するとしていました。次の令和3年第2回定例会では、本庁舎及び総合体育館の長寿命化計画について、概要やスケジュールについて示され、令和3年第3回定例会では、本庁舎については、水道局と保健所の3施設を統合する案、2施設を統合する案、水道局と保健所は統合しない案の三つが示されましたが、総合体育館については災害時の防災センターを兼ねた複合型スポーツ施設とするために新・市民プールを併設し、その規模をどうするかという三つの案が示されました。新・市民プールの併設や総合体育館と新・市民プールをそれぞれ単独で再整備することも検討するとしていましたが、今回の対象施設である総合体育館を単独で再整備するという案は、なぜ検討の案として提示されなかったのか。既に検討したのであれば、その時期や内容について説明してください。この案を教育委員に提示した際に、どのような質問や意見が出され承認されたのでしょうか、お示しください。総合体育館は防災センターを兼ねた複合型スポーツ施設とするとの説明でしたが、災害時の防災センターの必要性についてこれまでの議論ではなかったかと記憶しています。学校の跡利用で体育館などを防災センターとして活用する自治体もあるようですが、総合体育館は防災センターを兼ねるという方針がどのように検討されてきたのか説明してください。災害時の防災センターとはどのような災害や状況での活用を想定していますか。その際に、避難所として総合体育館を利用することができなくなるのでしょうか、お聞かせください。総合体育館の建設に際し加算される防災センターに関する費用は、どのようなものとなるのかお示しください。-49-駐車場の規模や利便性、今後の公共施設再編を進めていく中での建設適地が出てくる可能性などを踏まえれば、もっと利便性のよい場所でプールを単独で再整備することもできるのではないかと考え、学校プールの統廃合など具体的な例も出して質問しましたが、そこまでは検討されていないとのことでした。総合体育館にプールを併設するという整備方針は決定されたものですか、見解をお示しください。第1期で、市役所本庁舎か総合体育館のどちらかの施設を建設するとして、10年後の第2期の小樽市の人口や財政状況で、市役所本庁舎や総合体育館を間違いなく建てることができるのでしょうか、見解をお示しください。次に、第3号ふ頭及び周辺再開発についてお聞きします。第3号ふ頭及び周辺区域はJR小樽駅前から正面に位置し、第3号ふ頭に接岸するクルーズ船などの接岸風景が市民や観光客に、みなとまち小樽を強烈に印象づけ、そこに行けば何かがあるとの期待を抱かせる区域であり、小樽市総合計画や小樽港長期構想などの既定計画においても交流空間として活用するよう位置づけています。また、この区域に市民や観光客の関心を呼ぶ魅力的な機能を導入することにより、第3号ふ頭とJR小樽駅とを結ぶ都市軸である中央通線沿線及び梁川線(都通り)や大通線などの横軸周辺にも人の流れが発生し、中心市街地の活性化ができるとし、第3号ふ頭における国際旅客船ふ頭としての機能整備によりさらなるクルーズ振興を進めるとともに、第3号ふ頭及び周辺区域を港の景観や水辺を生かしたにぎわいある交流空間とすることにより、小樽観光の新たな魅力の創出を図り、さらには市内経済の活性化につなげるため、第3号ふ頭及び周辺の将来像として再開発計画を策定してきました。また、第3号ふ頭及び周辺地区ににぎわい空間の拠点を形成し、小樽港周辺の観光拠点との回遊性を高め、滞在型観光の促進による地域の活性化や国際的なみなと観光拠点としての発展を目指し、具体的な再開発事業を検討し推進してきたかと思います。この再開発計画に基づいて実施する事業は、長期的な計画もあることから、やはり実現可能かつ持続可能なものとしていくことが重要であると考えますが、見解をお聞かせください。今検討されている小樽観光振興公社がマリン広場に建設を計画している観光・商業施設についてお聞きします。この施設は、仮称で国際インフォメーションセンターとされていますが、クルーズ船寄港地にて物販を行う他地域でも、言語対応スタッフの配置をしていることが多く、この機能は重要かと思います。しかし、以前示されたこの施設の平面図ではインフォメーションセンターがトイレの前に配置されるなど、この機能を軽んじているように感じ役割を果たせるのか疑問を抱きました。この施設の建設に係る小樽観光振興公社による事業計画では、運河周辺地区を訪れる観光客の20%がこの施設を訪れるなど、駐車場や立地条件などの立地利便性が高いことから集客力も高く見込まれるとし、小樽市はそれを前提に事業計画の妥当性について判断しています。しかし、幾ら多くの観光客等が駐車場を利用したとしても、1階に想定されている小樽観光協会による売店、2階の貸しホールや3階のカフェなど、魅力ある施設でなければ利用しないのではないかと考えます。この施設ではどのような方をターゲットとしているのか。また、売店ではどのようなものを販売し、貸しホールはどのようなことで使われることを想定しているのでしょうか。御説明ください。また、事業計画の内容に繰越利益剰余金が掲載されていませんでした。繰越利益剰余金は、過去の決算の繰越しですので、過去の決算が赤字ならばマイナスになり、黒字ならばプラスとなるものです。過去の決算がマイナスになるということは事業運営が順調ではないことを示していますので、銀行では融資に当たってはより慎重になるそうです。繰越利益剰余金がマイナス表示されている企業は、それほど-50-までに大きな赤字を過去に出した経緯があり、かつ、それを回復させるほどの利益をいまだ出せていないということです。また、繰越利益剰余金がマイナスになっているような状態では、返済しなくてよい自前の資金を表す純資産が薄くなってしまっていることを表します。資本金などが潤沢にあるうちはよいですが、このまま業績悪化に歯止めがかからなければ借金に資金源を依存する割合が大きくなり、将来の資金繰りに支障を来すリスクが高まってしまいます。そしてマイナスが続くと、債務超過や倒産のリスクが増加してきます。このような非常に注目すべき項目がない事業計画が示されたことから、観光・商業施設が継続して運営できるのか不安が払拭できないものです。もし、小樽観光振興公社の業績が事業計画どおりに進まず悪化してしまった場合、市が小樽観光振興公社に資金を援助するなど市の財政負担が増えることはありませんか、見解をお示しください。大型客船対応の岸壁の供用開始が迫る中ではありますが、インフォメーションや来訪者のサービス機能を既存の施設や仮設の施設などを当面活用し、観光客の回遊性の変化などを検証するなど、拙速に観光・商業施設を建設するのではなく、この施設の建設について引き続き検討する必要があるのではないかと考えますが、見解をお聞かせください。次に、並行在来線の在り方についてお聞きします。令和12年度末に予定されている北海道新幹線の札幌延伸に伴い、並行在来線となる函館本線、函館-小樽間がJR北海道から経営分離されることになっています。その後の地域交通の在り方について沿線自治体と議論を重ね、地域交通の確保方策については、第三セクター鉄道、バス運行、第三セクター鉄道プラスバス運行などの方向性を確認することになっていました。全国の地方では、多くの第三セクター鉄道会社が赤字にあえいでいます。旧国鉄の赤字路線を引き継いだ路線、新幹線開業に伴ってJRから分離した路線、私鉄から転換した路線など、その成り立ちは様々ですが、本来の鉄道事業者が切り離した路線を継承して運営を行うのですから、経営が厳しいのは、ある意味当然のことと言えると思います。それでも運行が維持されているのは、地域の重要な交通手段であることを株主である自治体が認めているからです。多少の赤字には目をつぶり、補助金を出して赤字を補填することもあります。もっとも、その自治体も財政は火の車という例が非常に多く、財政状態の厳しい自治体が赤字の鉄道会社を手厚く支援し続けることができるとは限らないと思われます。例えば、地域の活性化に一役買うという役割を見いだせた京都丹後鉄道のように、車両、鉄道施設、土地等の資産を基盤保有会社が保有し、運行会社は運行業務のみを実施するといった上下分離による方法などがあります。鉄道が赤字であっても沿線への観光誘客などによる経済効果が高ければ、例えば補助金を投入して鉄道を維持することに対しても合意形成がしやすくなります。鉄道事業の採算性だけを見て鉄道が必要か否かを判断するのではなく、地域に落ちるお金も加味して存続を判断しなければならないという意見もあると思います。今までも、沿線自治体において協議はされてきたと思いますが、第三セクター鉄道について上下分離する方法など工夫した鉄道の運営方法などの検討はされていましたか、お示しください。余市-小樽間については利用者が多いため、関係市町や交通事業者などの関係者と個別の協議をすることとされていました。余市町民と小樽市民の利用者数についても違いがあり、財政負担の方法においても単純に人口比などではいかないと考えます。目的などが違えば、現利用者の移動手段の確保の方法も変わってくるかと思います。検討のスケジュールでは、北海道の方針で年内に方向性を示すということが並行在来線の協議会の中で示されていますが、小樽市として、いつ頃までに方向性を示すことになりますか。-51-また、小樽市内でも並行在来線の在り方についての市民意見交換会を開催してきましたが、市の課題や市民の理解についてどのように考えていますか、見解をお示しください。第三セクター鉄道として残す可能性について、小樽市としてはどのように考えていますか、こちらも見解をお示しください。次に、看護専門学校の存続についてお聞きいたします。小樽看護専門学校について今後も小樽市内での看護師養成の継続を目指すこととなり、小樽市医師会看護高等専修学校は令和4年度の学生募集を停止し、令和4年度末で閉校することとなっています。共育の森小樽看護専門学校は、令和4年度中に設置者を医療法人社団心優会に引き継ぎ、医師会専修学校の令和3年度と令和4年度の卒業生を受け入れ、令和6年度には学生募集を停止し令和7年度末で閉校となります。看護専門学校を引き継ぐ心優会は、正看護師を養成する専門学校の令和8年度開校を目指しています。その後の協議の状況と、これから看護学校に進学したいと思う学生たちを安心させるためにも、看護専門学校の存続に関する方針や、今後のスケジュール、現在の課題などについてお示しください。次に、公設青果地方卸売市場の今後についてお聞きいたします。公設青果地方卸売市場唯一の卸売業者である樽一小樽中央青果株式会社は、経営不振が続き平成17年に自主再建を断念し、当時の札幌市中央卸売市場卸売業者である丸果札幌青果株式会社、現在の札幌みらい中央青果株式会社からの支援を受け事業を継続してきました。しかし、仲卸業者の相次ぐ倒産などによる負債の増加のため経営状態は改善せず、樽一小樽中央青果株式会社としては事業継続が困難と判断し、令和3年10月26日に開催された取締役会において、令和4年2月末日をもって営業を停止することが決定されたと聞いております。市としては青果物の流通量を確保し、安定供給を続けることが重要と考えており、営業停止後においても市民の皆さんや仲卸業者、小売業者、市内の生産者の皆さんに大きな支障が生じないよう調整を図っていくとしていますが、関係する方たちの不安は募っています。そこでお聞きしますが、卸売業者が不在となった場合、仲卸業者や小売業者などにどのような影響がありますか。また、仲卸業者や小売業者、卸売市場の利用が多い農業者などの市場関係者や団体と意見交換を行うとしていましたが、どのような意見がありましたか。公設青果地方卸売市場の存廃を含めた今後の方向性についてはどのように考えていますか、見解をお示しください。この項目の最後に、市長の政治姿勢についてお伺いいたします。平成30年8月に市長へ就任して以来、対話の重視、経済と生活の好循環、備えの三つの政治姿勢を掲げ、市民の皆さんの目線に立ち、日々発生する様々な課題に向き合ってきたこの苦労は並々ならぬものであったかと思います。迫市長の1期目である今日までの期間は、いまだ予断を許さない新型コロナウイルス感染症への対応のほか、コロナ禍で疲弊する市内経済への支援対策、本庁舎及び総合体育館の個別施設計画の策定、財政の健全化など直面する喫緊の課題に全力で取り組んできたかと思います。先日、小樽市長選挙の日程が示され任期の残りも約8か月となったということでお伺いしますが、現時点で2期目に対しての思いとしてどのような所感をお持ちでしょうか、お聞かせください。以上、1項目めの質問を終わります。
答弁 市長 迫俊哉
横尾議員の御質問にお答えをいたします。ただいま、市政の諸問題と私の政治姿勢について御質問がありました。初めに、本庁舎及び総合体育館の個別施設計画についてですが、まず総合体育館にプールを併設する整備方針は決定されたのかにつきましては、私の公約では、「体育館、プールなど市民の健康増進と子供たちのスポーツ振興に寄与する体育施設の整備を計画的に進めます。」と掲げているところであります。総合体育館の長寿命化計画案は、今定例会で御議論いただくことになりますが、総合体育館は耐震性能が低いことに加え、老朽化が著しいことから、早期に建設することが求められております。また、プールについても、旧室内水泳プールの廃止から既に14年が経過をし、長年にわたり懸案事項となっておりますが、建設場所を確保する見通しがついたことを踏まえ、この課題を早期に解決したい思いがありますので、私としましては、プール機能を備えた総合体育館として整備をしたいと考えております。次に、本庁舎及び総合体育館の建て替えの実現性につきましては、本市の人口は減少傾向にあり10年後の財政状況も不透明でありますが、市民サービスにも大きく関わる両施設は、公共施設長寿命化計画において整備の優先順位を高く位置づけております。建物の現状から両施設の建て替えは必要不可欠であると判断しており、その際には将来の財政負担と施設規模について見極めてまいりたいと考えております。次に、第3号ふ頭及び周辺再開発についてですが、まず、この再開発計画に基づく事業につきましては、大型クルーズ船対応のための環境整備や、にぎわい空間を創出することなどを目的として進めるものでありますが、事業規模が大きいことから段階的に進めていく必要があるとともに、民間活力導入の視点も重要であると考えております。また、長期的な取組であることから、ランニングコストを考慮するとともに、将来ニーズの変化にも柔軟に対応できるよう事業を進めていくことが必要と考えております。次に、観光・商業施設のターゲットにつきましては、第3号ふ頭及び周辺再開発が進むことにより増加が見込まれるこのエリアを訪れる観光客や市民などを想定しており、緑地でのイベントなどによる集客も期待をしているところであります。また、売店での販売品目につきましては、現在の観光物産プラザの商品をベースとし、さらに近隣で働く方々の利用も考慮したコンビニ機能を設けるほか、地域の生産者と連携した農産品などの販売も計画をされております。貸しホールにつきましては、市民の活動の場としての利用に加え、海事関係機関や観光関連団体の利用が想定をされております。次に、観光振興公社の業績が悪化した場合の市の財政負担につきましては、公社では今年度から赤字体質からの脱却や今後の事業強化を図るため、経営陣を刷新し、その体制の下、経営改善の取組を進めているところであります。このたびの第3号ふ頭及び周辺再開発を契機に、公社が観光駐車場と観光・商業施設の管理運営を進めることにより、収支が改善され安定的な経営が図られていくものと期待をしております。今後とも第三セクターである公社に対しては、健全な経営が維持されるよう常に経営状況等を把握し、新たな市の財政負担が生じないよう適切な関与を行ってまいりたいと考えております。次に、観光・商業施設の建設について引き続き検討する必要があるかにつきましては、この観光・商業施設は平成26年度に策定をした第3号ふ頭及び周辺再開発計画での検討経過や、令和元年度から進めてきた第3号ふ頭を核とした魅力づくり連絡会議での意見交換を踏まえ、昨年12月に取りまとめた施設配置計画で位置づけたものであり、附帯の施設を含めた全体計画としてはまだ議論の余地はあると考えますが、インフォメーション機能を配した観光・商業施設の必要性について改めて検討することは考え-53-ておりません。次に、並行在来線の在り方についてですが、まず上下分離方式などの検討につきましては、北海道新幹線並行在来線対策協議会後志ブロックの担当者会議において、上下分離方式を調査いたしましたが、基本的に支援の形態が変わるだけで自治体側の負担軽減にはならないことから、現段階で導入の検討は行っておりませんし、現状では負担軽減につながる有効な運営方法は見いだすことはできておりません。次に、方向性を示す時期につきましては、並行在来線についての本市の方針を決めるためには、さらに議論を深める必要があると感じているため、まだお示しをすることはできませんが、協議会で令和4年の早い時期に地域交通の確保方策を決定するとしているスケジュールも考慮しながら、本市としての方針をお示ししたいと考えております。次に、市の課題や市民の理解につきましては、本市を含めた沿線人口が減少していく中で、将来世代に過度の負担を残さず、できるだけ利便性の高い地域交通を確保することが一番の課題であると考えております。その一方で、今回の意見交換会におきましては、特に駅周辺にお住まいの方にとって鉄道は生活の一部であり残してほしいとの思いが強いと感じたところであります。次に、第三セクター鉄道の可能性につきましては、現段階で明確に申し上げることはできませんが、北海道が示した第三セクター鉄道の収支予測を見る限り、沿線自治体に大きな財政負担が生じると見込まれるため、慎重に判断すべきものと考えております。次に、看護専門学校の存続についてですが、看護師養成校の方針とスケジュールにつきましては、市、小樽市医師会、学校法人共育の森学園、医療法人社団心優会の四者で構成する小樽市看護学校検討協議会での協議により結論が出されており、令和4年4月に小樽看護専門学校の設置者を心優会に変更し、令和8年度には新たな看護師養成校の開校を目指すことに変わりはありません。現状といたしましては、北海道に対する設置者変更の手続を進めているところであります。また、課題といたしましては、新設を目指す看護学校の設置に向け教員等の人材確保や学生の確保、カリキュラムの検討や実習先の確保などがあり、協議会において対応策の検討を始めております。次に、公設青果地方卸売市場の今後についてですが、まず卸売業者が不在となった場合の仲卸業者などへの影響につきましては、卸売業者が不在となることにより仲卸業者や卸売業者から一部商品を仕入れていた小売業者にとっては他の仕入先を、これまで卸売業者と取引のあった農業生産者などにとっては新たな納入先を見つける必要が生じるものと考えております。また、主に地域の小売店で購入をしている市民の皆さんにとっても少なからず影響が出る可能性があるものと考えております。次に、市場関係者などの御意見につきましては、公設卸売市場の存続を希望する御意見がある一方、必要量の青果物が確保でき適切な価格で取引されるのであれば、卸売市場の存続にはこだわらないなどの御意見もいただいております。次に、公設青果地方卸売市場の存廃を含めた今後の方向性につきましては、現在、卸売業者と取引のある仲卸業者や小売業者の各組合、農業生産者や農業団体との意見交換や協議を続けているところであり、年内には公設青果地方卸売市場の存廃を含め、一定の方向性を見いだしたいと考えております。本市といたしましては、青果物の流通量の確保と適切な価格による安定供給ができる体制の維持に努めてまいりたいと考えております。次に、私の2期目に対しての所感についてですが、現在、新型コロナウイルス感染症の影響により冷え込んだ市内経済を再び軌道に乗せるための事業支援や消費喚起などの経済対策の実施や、本庁舎及び総合体育館の長寿命化計画の策定など、当面する課題に全力で取り組んでいるところであり、私の進退-54-については適切な時期に判断をしたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)
横尾議員の御質問にお答えをいたします。ただいま、市政の諸問題と市長の政治姿勢について御質問がありました。初めに、本庁舎及び総合体育館の個別施設計画についてですが、まず総合体育館と新・市民プールをそれぞれ単独で再整備する案がなぜ提示されなかったのかにつきましては、本年4月から7月にかけて、新総合体育館の配置案について検討を行った中に、新総合体育館と新・市民プールを重層化する案や、旧緑小学校跡地に総合体育館を建設し、現総合体育館の解体後に新・市民プールを建設する案などもありましたが、総合体育館と新・市民プールの建設適地は共に旧緑小学校跡地以外になく、屋内で実施できるスポーツ機能を集約することで市民の利便性が向上するほか、建設費とランニングコストの削減、駐車場の確保など総合的な観点から併設したほうがメリットがあると判断し、公共施設等マネジメント検討委員会で協議の上、このたびのプール機能を備えた総合体育館としてお示ししたものでございます。次に、総合体育館と新・市民プールの併設案に対する教育委員の質問や意見などにつきましては、最終的には、令和4年2月に開催される小樽市教育委員会において計画案を議案として提出し、承認いただくことになりますが、現段階では協議事項として教育委員から御意見をいただく場としているところであります。その中で教育委員からは、大会が開催できないプールはいかがなものかと思うが、公認プールと非公認プールで建設費はどのぐらい違うのかという御質問や、利用団体に対し丁寧な説明を求める要望がございました。また、建設費だけでなくランニングコストも重視すべき、市民の健康維持のためのプールであればコストは抑えられるのではないか。新総合体育館の規模については財政状況も考慮すべきといった御意見などもございました。次に、総合体育館が防災センターを兼ねるという方針がどのように検討されてきたのかにつきましては、市議会第3回定例会に資料提出した長寿命化計画構成案の整備方針の中で、防災機能として現在の指定避難所に加え、災害備蓄庫としての機能や、非常用電源、消防水利、トイレ水の供給、市内の各避難所をつなぐ拠点機能などを想定し、災害時の防災センターを兼ねた複合型スポーツ施設と記載したものです。その後、議員勉強会や公共施設等マネジメント検討委員会において、本庁舎の防災機能との関連性など様々な御指摘があったことを受け、本定例会でお示しする長寿命化計画案において防災センターの表記を見直すこととしております。次に、災害時の防災センターとはどのような災害や状況での活用を想定しているのかにつきましては、大規模地震などの災害で避難所が開設されるような状況において、先ほど申し上げました機能を想定した避難所として使用することを考えておりましたが、総合体育館の具体的な防災機能に関しましては、本庁舎と併せた議論が必要でありますので、今後、基本構想などを策定する過程において検討してまいりたいと考えております。次に、防災センターに関する費用につきましては、防災機能としての防災備蓄庫や非常用電源設備などの費用が想定されますが、総合体育館の具体的な防災機能や設備につきましては、本庁舎と併せた議論が必要でありますので、今後、基本構想などを策定する過程において必要な費用について検討してまいりたいと考えております。