みんなの議会

小樽市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月3日

ふるさと納税のさらなる推進について

2021年3月3日、小樽市議会の一般質問で、松岩一輝議員が「ふるさと納税のさらなる推進について」質問し、市長 迫俊哉、教育長 林秀樹、選挙管理委員会委員長 平口山和弘が答弁しました。

質問者
松岩一輝 議員
答弁者
市長 迫俊哉、教育長 林秀樹、選挙管理委員会委員長 平口山和弘

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 松岩一輝

一般質問をいたします。大項目一つ目は、ふるさと納税のさらなる推進について、初めに令和2年度の寄附状況と分析についてであります。本市の厳しい財政状況を改善していくには、効率化と収入増加の取組が必要であるということは、これまで議論されてきたとおりであります。その中で、特にふるさと納税による寄附金収入の増加を図っていくことは、人口減少に歯止めがかけられない本市にとって至上命題であると考えておりますが、その認識が共有できているのか確認のため伺います。令和2年度の寄附状況については、現時点でどのくらいの見込みであるか、件数と金額を示しながら昨年との比較をお示しください。また、ふるさと納税の件数や金額など、結果を本市ではどのように捉え、分析しているのか伺います。次に、寄附金収入増加に向けた取組についてであります。-129-前回定例会で寄附者が利用しやすい環境づくりの取組を進め、さらなる増収につなげていきたいという旨の答弁がありました。初めに、今年度ポータルサイトを増やしたこと以外に、本市がふるさと納税の増加に向けて行った取組と併せて今後の取組についても伺います。関連して、前回定例会で提案いたしました東かがわ市の100万円の寄附で、一日市長体験の実施に向けた検討状況についても伺います。次に、寄附金額の目標設定についてであります。収支改善プランでは、年間1,000万円の寄附額増加を目標としております。これに関しては、過去の議会議論において寄附という性質上、多額の目標額が設定できなかった旨の発言がありました。あえてこの目標金額を設定した理由を再度伺います。私は、以前からこの目標金額の設定に疑問を抱いておりました。改めて総務省の示すふるさと納税の理念を読み上げます。「第一に、納税者が寄附先を選択する制度であり、選択するからこそ、その使われ方を考えるきっかけとなる制度であること。それは、税に対する意識が高まり、納税の大切さを自分ごととしてとらえる貴重な機会になります。」「第二に、生まれ故郷はもちろん、お世話になった地域に、これから応援したい地域へも力になれる制度であること。それは、人を育て、自然を守る、地方の環境を育む支援になります。」「第三に、自治体が国民に取組をアピールすることでふるさと納税を呼びかけ、自治体間の競争が進むこと。それは、選んでもらうに相応しい、地域のあり方をあらためて考えるきっかけへとつながります。」の三つの大きな意義があるとしています。言い換えると、ふるさと納税は単に寄附金を集めることだけでなく、住民自治や市民参画を通して、自治体の市内経済活性化や魅力向上に寄与するものであるとも理解できます。この理念に照らし合わせると1,000万円という目標を設定した理由が全く分かりません。特に、第三に自治体間の競争とあるように、本市が低い目標設定を掲げるこの瞬間にも、ほかの自治体では寄附金増加に向けた、たゆまぬ努力がなされています。この目標金額については、高い挑戦目標と具体的な現実目標を設定し、1,000万円という低過ぎる目標金額を見直すべきだと思いますが、見解を伺います。次に、ふるさと納税担当部署についてであります。私は、小樽の知名度と先進自治体で行われている取組や工夫を取り入れることにより、3年間で少なくとも10億円以上の寄附金を得ることが可能であると考えています。これは私自身も議員としての活動目標に設定しております。昨年度の全国ふるさと納税の結果によると、10億円以上の自治体が約100団体、5億円以上に下げると約240団体あります。本市の魅力と知名度に鑑みると、現状の寄附金額は少な過ぎると言えます。これを裏づける一つの理由として、ポータルサイトでの本市の検索数・閲覧数は上位である点が挙げられます。このほか、ふるさと納税を増やす施策は様々挙げられますが、本市では寄附金の所管である契約管財課がふるさと納税を担当しています。契約管財課の事務分掌を確認すると、あくまでも事務的な手続を行うにとどまり、細かな分析や増加に向けた積極的な業務を行うにはなじみません。実際に多くの寄附金を得ている自治体は、本市でいうところの企画政策室や産業港湾部に専門の部署を設けております。民間企業に例えるなら、営業部門がありながら、経理部門に営業成績を伸ばせと言っているようなもので効果的ではありません。本市でも先進自治体を参考に、ふるさと納税の担当部署を変更すべ-130-きと考えますが、見解を伺います。大項目二つ目は、別居・離婚後の親子の面会交流についてであります。厚生労働省の人口動態調査によれば、毎年全国で20万組以上の夫婦が離婚しており、そのうち未成年の子供がいる離婚は12万組で、全体の約6割となっております。日本においては、離婚後の父母のどちらかが親権者となる単独親権制度を採用しており、近年は、母性優先、子供の養育環境の継続性という理由から、離婚後の親権は9割近くが母親であります。子供の福祉の観点から、虐待や暴力などの理由がある場合でない限り、子の養育は夫婦が離婚したとしても双方が関わって行うべきものであると考えます。しかしながら、平成28年度の全国ひとり親世帯等の調査では、回答のあったひとり親世帯で継続して離婚相手と面会交流を行っている世帯は全体の3割のみで、文書などで面会交流の取決めをしている世帯も全体の3割以下となっております。近年婚姻中に監護親が子を連れて家を出てしまう子の連れ去り問題など、親権をめぐるトラブルが頻発しております。これは単独親権制度に付随する負の側面であることが言われております。本市にも実際に当事者として日々苦しまれている方が存在し、悲痛な訴えを直接伺う中で、独身の私も見過ごすことはできないものであるという思いに至りました。親権制度に係る法整備が国においても進められることを期待するものですが、本市においても夫婦が離婚したときに最も大きな影響を受ける子供たちが、双方の親から愛情と養育を受けるために両親との交流が促進され、十分な養育費を受け取る共同養育の考え方が重要と考えますが、市長の所感を伺います。面会交流については先進自治体を見ると、学校施設や市が所有する公共施設を無料で提供する取組が挙げられます。本市では面会交流に関する施策が見受けられませんが、今後の整備についてお考えを伺います。大項目三つ目は、選挙の管理執行における新型コロナウイルス感染症対策についてであります。今年は衆議院議員の任期満了の年であり、必ず衆議院議員総選挙が行われます。北海道選挙管理委員会が対策の手引きを公表しておりますので、これに基づいて質問いたします。まずは投票所の3密対策です。市役所の別館3階、第1委員会室は期日前投票所に指定されており、全ての投票所の中で最も有権者の利用が多い場所ですが、手引きによると狭隘なエレベーターを使用する施設は避けることが望ましいとあります。また、議員控室や本館との渡り廊下があり、人の出入りが多い場所でもあります。これらを踏まえ、市役所での期日前投票所をどこに設置し、どのように運営していくお考えか伺います。次に、外出が難しい新型コロナウイルス感染症陽性者及び濃厚接触者などの投票の方法についてです。通常の投票が困難な方への投票の機会を保障する施策をお示しください。最後に、候補者の選挙運動についてです。選挙運動は公職選挙法の規定の中で候補者側が判断して行うということは承知しておりますが、選挙管理委員会として、例えば市民会館などで個人演説会を行う場合に、感染症拡大防止のために考えている施策がありましたらお示しください。大項目四つ目は、教育から、初めに成人式についてであります。民法改正に伴い、令和4年から成年年齢の18歳引下げが実施され、成人式の開催について議論がなされるようになりました。本市においては成年年齢引下げに伴う成人式についてのアンケートを実施しておりますが、その概要とアンケート結果をお示しください。次に、開催時期についてです。-131-今年度は新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、ゴールデンウイーク時期の開催となりました。これに関して市内の美容室経営者の方より、今後もゴールデンウイーク時期の開催がいいのではないかという御意見をいただきましたので御紹介いたします。例年の1月開催は、成人の日という国民の祝日に合わせる形ですが、冬期間のため気温の低下や降雪によって移動が困難であること。ヘアメイクが崩れること。晴れ着が汚れてしまうこと。年末年始の帰省の翌週にもう一度帰省する必要があること。新年会の時期に重なること。年度内のため未成年者が一部混在し、未成年飲酒が発生しやすいことなどデメリットが多数ある。一方で、ゴールデンウイーク時期の開催の場合は1月開催のデメリットが全て解消されるとともに、桜が咲く時期のため、記念に残る写真を撮影することもできるとのことでした。私も新成人の立場になって考えるとそのほうがよいのではないかと思います。これらに関して教育長の見解を伺います。次に、コロナ禍での開催方法についてであります。今回は、感染症対策のために居住地域によっての2部制となりました。感染症対策としてマスクの着用などが呼びかけられておりますが、新型コロナウイルス接触確認アプリのCOCOAや、北海道コロナ通知システムの利用は推奨となっております。スマートフォンを当日持参しない新成人は、極めて少ないと考えられます。推奨ではなく、利用を参加の条件とするなど、一歩踏み込んだ対策を行うべきと考えますが、教育長の見解を伺います。成人の日は、国民の祝日に関する法律の第2条に「おとなになつたことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」日として制定され、それを祝うのが成人式であると解されています。多くの新成人は高校卒業以来の旧友との再会を果たす場となっております。今回は2部制となり、それでは顔を合わせることもできない新成人が生まれてしまいます。来年度以降の感染状況がどのようになっているのか分かりませんが、できるだけ一度の開催で済むように市民会館よりも広い総合体育館や屋外なども視野に検討していただきたいと考えますが、教育長の見解を伺います。次に、ふるさとキャリア教育についてであります。令和3年度当初予算主要事業一覧を見ますと、来年度からふるさとキャリア教育事業の項目が削除されております。ふるさとキャリア教育は本市の児童・生徒が職場体験などの体験活動を通して、学ぶことや働くことの意義を考え、地域の方との触れ合いを通して、ふるさと小樽のよさに気づき、自己の将来について考えを深める機会を設けることで、小樽の未来を担う人材育成を目指す大変意義のある事業だと認識しております。来年度の実施計画があればお示しください。次に、本会議場を活用した子ども議会の開催についてであります。昨年11月23日に、倶知安町で開催された倶知安町子ども議会を視察してまいりました。倶知安町子ども議会では町内の小・中・高校生が10名程度参加し、町長や教育長に対して考えた質問を発言し、答弁をもらい、必要に応じて再質問を行うと、倶知安町議会議員の皆様が日頃行っている議会運営にのっとり、議事が進められておりました。中には本物の議会でそのまま取り上げられてもおかしくない質問もありました。後志管内では内容は多少違いますが、岩内町やニセコ町などでも子ども議会の取組が行われ、議会活性化や子供たちの故郷意識醸成、政治参画など、低予算で大変教育的効果の高い事業であると感動いたしました。札幌市では、札幌市子ども議会が行われ、複数のテーマごとに委員会が設置され、子ども議員のほか市内大学生がサポーターとして活動を支援し、発表までに5回ほど市役所にて事前学習会を実施しております。私も5年ほど前に学生サポーターとして参加しておりましたが、毎年参加するベテラン子ども-132-議員も多く、職員や学生サポーターに頼らずとも積極的な意見交換が行われていたことを鮮明に覚えております。ほかには、石川県珠洲市では親子が珠洲市について考え絆を深めるとともに、珠洲市政に関する理解と関心を育むことを目的として、親子議会が実施されています。これに関して、小樽市青少年課ではおたる子ども会議が行われています。子どもの権利条約の趣旨にのっとって、未来を担う子供たちの自由な意見交換を通して、お互いの理解を深め合うとともに大人も積極的に子供たちの声に耳を傾け、共に学び合う場を提供することを目的とされています。ですが、ここで議論している子ども議会とは趣旨が異なります。私が一番大切に考えていることは、この議場で現職の市長や教育長に対し、意見を言うということです。ぜひ来年度以降にまずは一度実施していただきたいと考えますが、見解を伺います。次に、コロナ禍での学校行事についてであります。学習指導要領によると学校行事は、「望ましい人間関係を形成し、集団への所属感や連帯感を深め、公共の精神を養い、協力してよりよい学校生活を築こうとする自主的、実践的な態度を育てる」とあります。行事は大きく五つに分類され、保護者にとっても子供の成長を確認する機会であります。昨年は新型コロナウイルス感染症が流行し始めたばかりで、卒業式や入学式に保護者が参加できないことのほか、運動会や修学旅行などは大幅な内容の変更を余儀なくされました。また、それに伴う教職員の仕事も増えたと伺っております。来年度以降、学校行事についてどのように実施していくのかお示しください。次に、コロナ禍でのいじめや差別についてであります。私自身も濃厚接触者の接触者となり、自主的に自宅待機をしていた時期が何度かありました。その際、接触者となった理由は非公開情報が多く、年代や性別を含め詳細を明らかにすることが難しい状況にありました。また、医療従事者に対する差別や偏見も全国的に報道され、社会問題となっております。一方で、クラスターの発生店舗を明らかにする対応を取ったところもありました。これらに関連して学校現場におけるいじめや差別などの状況と取組内容について伺います。以上、再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 迫俊哉

松岩議員の御質問にお答えいたします。初めに、ふるさと納税のさらなる推進について御質問がありました。まず、令和2年度の寄附状況と分析についてですが、ふるさと納税による寄附金収入の増加を図ることにつきましては、人口減少等に伴い、市税や地方交付税などの一般財源収入が減少し、今後も厳しい財政状況が見込まれる本市において、ふるさと納税による寄附金収入は歳入増加策の柱となり得る取組であり、貴重な自主財源を確保するため、議員の認識と同様に重要であるものと認識をしております。次に、令和2年度における寄附の見込み件数と金額につきましては、寄附件数約2万5,000件、寄附金額は約3億9,000万円と見込んでおり、昨年度より件数で約1万8,000件の増加、金額で約2億4,000万円の増額となっております。また、このような寄附の増加については、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、全国的にふるさと納税への関心の高まりにより本市への寄附が増えたことに加え、返礼品の充実を図ったことや、ポータルサイトを増加したことなどが要因であるものと考えております。次に、寄附金収入増加に向けた取組についてですが、まず令和2年度にふるさと納税の増加に向けて-133-行った取組につきましては、即席麺など知名度のある返礼品を増やしたこと、イクラなど既存品の容量を増量するなど返礼品の充実を図ったことや、既存ポータルサイトの小樽市紹介ページを大幅に修正し、寄附者が必要とする情報を得やすいよう改善をいたしました。また、今後の取組につきましては、今後、実施する返礼品調達事業者のプロポーザルにおいて、各ポータルサイトを連携させて、返礼品やポータルサイトの充実を図ることや寄附金額の最低額を現行の1万円から5,000円に引き下げ寄附金額を1,000円単位で設定することで、寄附者にとって寄附金控除限度額に応じた寄附ができ、返礼品の幅が広がることにより寄附件数の増加が図られるものと考えております。次に、一日市長体験実施に向けた検討状況につきましては、今月下旬に選定される令和3年度の返礼品調達事業者と実施に向けた調整を行ってまいりたいと考えております。次に、寄附金額の目標設定についてですが、まず収支改善プランにおいて、ふるさと納税による寄附金収入の増加額を年間1,000万円と設定した理由につきましては、プラン策定時においては寄附という性質上、金額の見込みを立てにくい中で、あまり多額の目標金額を設定するのは根拠に乏しく、今後PRの手法や返礼品の追加、見直しを行うなどにより、少なくとも毎年度1,000万円程度の収入増は確保したいという意向で設定をしたものであります。次に、ふるさと納税による寄附金の目標金額の設定見直しにつきましては、先ほども申し上げましたとおり寄附という性質上、多額の目標金額を設定することは難しいものと考えますが、これまでの実績等を勘案しながら目標金額の見直しを検討してまいりたいと考えております。次に、ふるさと納税担当部署についてですが、ふるさと納税は本市の魅力を積極的に発信することや、一次産品を含めた、返礼品のさらなる掘り起こしや、地元特産品のPRなどの取組と関係が深いことから、令和3年度からそれらの業務を担当する産業港湾部へ所管を変更したいと考えております。次に、別居・離婚後の親子の面会交流について御質問がありました。まず、親が離婚した後の子供の共同養育につきましては、子供の幸せを第一に考えなくてはならないものと認識をしております。現在国において養育の在り方が検討されていますので、その動きを注視してまいりたいと考えております。次に、本市の面会交流に関する施策につきましては、子供が適切な養育を受けることができる環境づくりについて、先進自治体の取組並びに国や道の施策など情報収集に努めてまいりたいと考えております。次に、教育について御質問がありました。本会議場を活用した子ども議会の開催についてですが、本市では本会議場を活用し市制施行70周年の際に、小樽市こども議会を開催した実績があります。また、平成25年には、青年会議所が主体となり、当時の市議会議員の方も参画され、実施された経過があると承知をしております。官民協働による市政執行の推進という観点からしますと、将来を見据え子供の頃から市政に対する関心を醸成していくことは私としても必要なものと考えており、その手法の一つとして子ども議会があるものと思っております。私といたしましては、政治信条の一つに対話を掲げておりますので、子ども議会という形式にはこだわらず、様々な機会を捉えて子供たちとの対話の機会を設け、市政参画への意識醸成に努めてまいりたいと考えております。

答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)

松岩議員の御質問にお答えいたします。-134-ただいま、教育について御質問がございました。初めに、成人式についてですが、まず成年年齢引下げに伴う成人式のアンケートにつきましては、成人式の対象年齢や開催時期などを検討するため、広報おたるなどでの周知のほか、市内の全ての高校にも協力を依頼し、令和4年度に法律上の成年年齢となる現在の16歳と17歳の合計約1,600名と、その保護者の方を対象にウェブアンケートの形で行ったものでございます。また、主なアンケート結果につきましては、成人式の対象年齢につきましては現行のまま20歳とする意見が最も多く、開催時期については現行の1月のほか、春季休業のある3月、ゴールデンウイーク、お盆の時期などの8月を選択肢としてお示ししたところ、現行のまま1月とする意見が最も多い結果となりました。次に、ゴールデンウイーク時期に成人式を開催することにつきましては、令和4年度以降の成人式に関するアンケートの結果では、ただいまお答えしたとおり現行の1月の開催を選択した方が最も多く、20歳の対象年齢を選択した対象者の約8割、保護者の約7割を占めるという結果でございました。また、小樽美容協会や貸し衣装業などの関係業者を対象に御意見を伺ったところ、全ての事業者が1月の開催を希望するとの結果でございましたので、議員御指摘のゴールデンウイーク開催のメリットもございますが、今後の成人式については新型コロナウイルス感染症が拡大するなどの特段の理由がなければ、今回の調査結果を踏まえ、これまでと同様に国民の祝日である成人の日が設定されている1月に開催したいと考えております。次に、接触確認アプリの利用を参加の条件とするなどの対策につきましては、5月に開催する予定の成人式では、感染予防策として入り口での検温や手指消毒のほか、参加者の連絡先を記入した案内はがきの回収を実施することとなるため、例年以上に入り口付近での混雑が予想されるところであります。このようなことから接触確認アプリの利用については、3月に発送する案内はがきに新型コロナウイルス接触確認アプリCOCOAのインストールを促すQRコードを印刷するとともに、当日会場で配布するプログラムにも接触確認アプリや北海道コロナ通知システムの利用を促すQRコード付すなど、積極的に協力要請を行ってまいりたいと考えております。次に、来年度以降の成人式の会場につきましては、市民会館よりも広い総合体育館を使用した場合であっても、受付時や退場時には玄関やロビーなどの附帯施設に多くの人が集まりますので、密集密接が避けられないものと考えております。また、屋外での開催につきましては、雨や雪で中止となった場合の衣装や美容業界への影響が懸念されますので、天候に左右されない屋内での開催が望ましいと考えております。5月に延期をした成人式は、あくまで新型コロナウイルス感染症のリスクを低減するために、2回に分けて開催するものであり、教育委員会としても本来は1回での開催が望ましいと考えておりますので、今後も収束を見通せない状況が続く場合においては、開催にふさわしい会場や開催方法について検証してまいりたいと考えております。次に、ふるさとキャリア教育についてでありますが、来年度のふるさとキャリア教育推進事業につきましては、ふるさと教育としては郷土に対する愛着や地域社会に貢献する実践的な力を育む潮音頭の振りつけを学ぶ授業や、児童が屋形船に乗り、小樽の町並みや防波堤などを間近に見学する小樽港内遊覧屋形船における講話を計画しております。キャリア教育としては、児童・生徒が将来を見据え、自分にふさわしい進路について考える進路説明会や、進学相談会を開催するとともに、小学校から高等学校までの体系的なキャリア教育を推進するための小樽市キャリア教育推進会議を開催いたします。-135-また、小樽の歴史や職業について学ぶために外部講師を派遣し、出前授業を実施するなどして、本市の児童・生徒に故郷小樽への誇りと愛着を育み、小樽の未来を担う人材育成に努めてまいります。次に、コロナ禍での学校行事についてでございますが、来年度以降の学校行事につきましては、現在国や道の通知に基づき開催する時期、場所や時間、開催方法等に十分配慮することとしており、直近の儀式的行事で申し上げますと、今年の卒業式と入学式につきましては、基本的な感染症対策を徹底した上で、保護者には人数を極力抑えて参加していただくとともに、身体的距離が十分確保できない場合には、在校生の参加を取りやめることや、来賓・地域の方々の参加を自粛していただくよう要請をしているところであります。今後も、学校行事を実施する際には、国から示されている学校の新しい生活様式に基づき、本市の感染状況に応じて適切に対応してまいります。次に、コロナ禍でのいじめや差別についてでありますが、学校現場におけるいじめや差別などの状況と取組内容につきましては、日常の学級指導はもとより、いじめ防止サミットやいじめ防止標語などの取組を通して、いじめや差別、偏見等の未然防止に努めるとともに、教育委員会から保護者に対し差別や偏見・誹謗中傷につながる言動に同調しないよう協力を求める通知をいたしました。これらの対策により教育委員会といたしましては、新型コロナウイルス感染症に関するいじめや差別について子供たちや保護者の意識が高まっていると認識をしております。また、小樽市PTA連合会がコロナ禍でのいじめや差別の防止を啓発するポスターとチラシを作成するなど全面的な協力を得られており、今後とも学校や関係団体と連携を図りながら、いじめや差別の未然防止に取り組んでまいります。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 選挙管理委員会委員長 平口山和弘

松岩議員の御質問にお答えいたします。ただいま、選挙の管理執行における新型コロナウイルス感染症対策について御質問がございました。まず、市役所期日前投票所の設置場所及び運営方法につきましては、御指摘のとおり昨年8月に北海道選挙管理委員会から示されました新型コロナウイルス感染症対策では、狭隘なエレベーターを使用する施設は避けることが望ましいとされておりますが、市役所内で一定程度の期間、平日の日中も使用でき、投票所に適した広さを持ち、かつ投票の秘密を確保できるような場所ということを考えますと、ほかに適当な会場が見当たらないことから、引き続き別館3階、第1委員会室を使用してまいりたいと考えております。また、運営に当たりましては、感染症対策に十分配慮し、例えば3密回避のために投票所入り口での入場制限や距離を保つための目印の設置を行い、飛沫・接触感染防止のために受付窓口でのビニールシートの使用や、使用済み鉛筆の消毒を行うといった対策を行ってまいりたいと考えております。加えて、投票所の混雑状況をホームページなどで公表し、有権者の皆さんになるべく空いている時間帯にお越しいただくよう周知したいと考えております。次に、外出困難な新型コロナウイルス感染症陽性者などの投票機会の保障につきましては、まず陽性者のうち病院に入院されている有権者の方は、入院先が北海道選挙管理委員会が指定する指定施設に該当している場合は、病院の中で投票できる不在者投票の制度がございます。一方で、宿泊療養施設に入所または自宅療養や自宅待機となっている方につきましては、現行の公職選挙法では特別な規定がないため、通常の有権者と同様の投票制度しか利用できないこととなっております。-136-北海道選挙管理委員会から現時点で示されている感染症対策には、このようなケースや発症疑いのある方の具体的な投票方法についての記載がないため、今後、北海道選挙管理委員会と協議を行い、指示を仰いでまいりたいと考えております。次に、個人演説会における感染症拡大防止のための施策につきましては、個人演説会を含めた選挙運動は、公職選挙法の規制の範囲内であれば自由に行うことができるため、選挙管理委員会として会場となるような施設に人数制限をかけるなど、選挙運動に積極的な介入はできませんが、候補者側に対しては、その選挙を所管する選挙管理委員会が開催する立候補予定者説明会などの場面において、一般的な感染症拡大防止対策を周知することで、それぞれの候補者が選挙運動を行う際の判断材料としていただけるものと考えております。(「議長、12番」と呼ぶ者あり)

出典:小樽市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月3日 議事録 PDF(147ページ) 間違いを知らせる