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小樽市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月1日

新型コロナウイルス感染症の対応について

2021年3月1日、小樽市議会の一般質問で、川畑正美議員が「新型コロナウイルス感染症の対応について」質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。

質問者
川畑正美 議員
答弁者
市長 迫俊哉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 21番 川畑正美

日本共産党を代表して質問します。最初に、新型コロナウイルス感染症は全世界で猛威を振るい、小樽市内でも複数の感染クラスターが発生し、多くの貴い命が失われました。お亡くなりになられた方には心よりお悔やみ申し上げます。そしてまた、今なお治療されている皆さんには、一日も早く完治されることをお祈り申し上げます。さて、質問です。新型コロナウイルス感染症の対応についてです。新型コロナウイルス感染症に当たって、小樽市は1週間の人口10万人当たり、発症人数が100人を超えた状態が2度ありました。日本共産党小樽市議会議員団は1月25日新型コロナウイルス感染症対策には社会的な検査が必要として、面的な検査と定期的なPCR検査を実施することを緊急に申し入れてきました。市長は私たちの申入れに対して、具体的にどのように対応されたのでしょうか、お答えください。本市の新型コロナウイルス感染症に関連した患者発生についての報道機関への報告では、入院者数、宿泊療養施設入所者数、宿泊療養施設等調整中の人数、陰性確認済人数などが報告されています。宿泊療養施設入所者は道が指定する他市の療養施設に入所することになり、その場合、本市職員を管理担当者として他市の療養施設に派遣していると伺いました。宿泊療養施設の開設は北海道の権限です。今後感染者が急増した場合、地元での宿泊療養施設が必要ではありませんか。市長は小樽市内のホテルを利用して設置されるよう、道に申し入れされなかったのでしょうか。宿泊療養施設等調整中とは、自宅待機と伺いました。全国での自宅療養の状況が日々報道されていま-39-す。容態が急変し亡くなられた例や、何とか危篤状態を脱した例などが伝えられています。市内において自宅での死亡者は出してはなりません。市内でも保健所の指示で宿泊療養施設に入所待機となっている。自宅待機していたが、子供にも感染させる心配があって日々不安を募られているという声も聞かれました。体調、病状に対する健康観察は保健所が行っていますが、保健所は多忙極まりない中で、自宅待機者の不安解消もできないのが実情ではないでしょうか。報道では開業医が往診に当たって、御近所のことも配慮しながらふだん着で訪問する姿も映し出されていました。コロナ禍では往診が難しいのが実情です。せめて医師から電話で症状を聞き取ってもらうだけでも患者は心強いのではないでしょうか。今後、年度変更による移動もあり、市中感染の再発が予想されます。その対処として医師への協力を依頼する必要があるのではないでしょうか。介護施設などは高齢者が多いことから、新型コロナウイルス感染症重症化のリスクが高くなります。感染者が発症するとクラスターになるのは必然的で、死亡者が起きる心配があります。介護施設等には特別の対策を講じているのでしょうか。その対策を示してください。現在、小樽市では、新型コロナウイルス感染症で亡くなった場合、葬斎場では新型コロナウイルス感染症感染者の遺族は待合室の使用や葬斎場場内の立入りが制限されて、火葬中は告別ホールや車中で待機させられ、収骨もできない現状です。厚生労働省のガイドラインでは、新型コロナウイルス感染症の遺体は飛沫感染のおそれはなく、接触感染についても手指衛生を徹底し、ガイドラインを踏まえた取扱いで十分に感染のコントロールが可能とされています。市内の新型コロナウイルス感染症患者が収容されている病院では、感染対策を取りながら治療に当たっております。この事態は人間の尊厳の問題であります。御遺族の心情も考慮し、厚生労働省のガイドラインを基に収骨等遺骨の立ち会いができるようにすべきではありませんか、お答えください。1項目めの質問を終わります。

答弁 市長 迫俊哉

川畑議員の御質問にお答えいたします。ただいま、新型コロナウイルス感染症の対応について御質問がありました。まず、面的なPCR検査の実施につきましては、医療機関や高齢者施設など重症化のリスクが高い施設で感染者が発生した場合は、保健所のほか、民間の検査機関に検査を委託するなどして施設関係者全ての検査を広く速やかに行っております。また、定期的な検査の実施につきましては、本年1月の国からの通知により、検体プール検査法や抗原簡易キットによる行政検査も可能とされたことから、この通知に沿った検査の実施について、他市の事例も参考にしながら、対象者、検査回数、検査方法など検討してまいりたいと考えております。次に、感染者が急増した場合の、市内での宿泊療養施設の必要性につきましては、既存の施設への市民の皆さんの入所が困難となる状況が生じた場合には、市内も含めた宿泊療養施設の確保について、北海道と協議する必要があるものと考えておりますが、現段階では市内での設置の申入れは行っておりません。次に、自宅待機者への往診等につきましては、既に本年1月より市内複数の開業医の協力を得て、自宅待機中に体調の変化があった方への往診が実施できる体制を整えております。次に、介護保険施設等に対する対策につきましては、昨年6月に高齢者や障害者の施設を対象とした感染予防に関する研修会を開催いたしました。-40-また、本年においては1月以降の感染者数の増加を受け、2月に介護保険事業所や高齢者施設等に向け、感染拡大防止対策徹底に関する通知を改めて発出しております。さらに、国や北海道から通知される感染対策情報を各施設に周知するとともに、市民や市内企業から寄附を受けたマスクを各事業所に提供し、支援に努めたほか、障害福祉や介護保険等の施設の新規入所者や就労者に対する新型コロナウイルス感染症の検査費用を助成する事業も実施いたします。次に、新型コロナウイルス感染症で亡くなられた方の収骨等につきましては、本市の葬斎場は市内唯一の火葬施設であり、火葬を担う職員の代わりもいないことから、職員が感染し、閉館という事態になりますと、市民生活に大きな混乱と影響が生じるものと認識しております。新型コロナウイルス感染症で亡くなられた方の御遺族は、亡くなった方と接触している可能性があり、また、そうではない場合であっても、葬斎場でお一人お一人の状況を把握することは難しいことから、職員の感染防止のためにやむなく控室の御使用や収骨などを御遠慮いただいております。市内では集団感染も落ち着きつつあるとはいえ、いまだ予断を許さない状況にあり、現時点で葬斎場における収骨等の対応を変える予定はありませんが、今後、市内の状況が落ち着き、ワクチン接種などにより職員や御遺族の感染リスクが低減される状況となりましたら、他都市の動向も参考にし、見直すことも検討したいと考えております。

出典:小樽市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月1日 議事録 PDF(57ページ) 間違いを知らせる