みんなの議会

小樽市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月8日

新型コロナ対策について

2020年12月8日、小樽市議会の一般質問で、横尾英司議員が「新型コロナ対策について」質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。

質問者
横尾英司 議員
答弁者
市長 迫俊哉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 横尾英司

次に、新型コロナ対策についてお聞きいたします。初めに、感染拡大から守る対策についてですが、3月 12 日に小樽市内において1例目となる新型コロナウイルス感染症に関連した感染症の患者が確認されてから、昨日 12 月7日には 234 例目となる患者が確認され、感染の拡大はなかなか止まらない状況となっています。11 月 16 日には小樽市発熱者相談センターを開設し、発熱等の症状が見られた場合の相談窓口が帰国者・接触者相談センターから発熱者相談センターへと変わりました。そこでお聞きいたしますが、発熱者相談センターの設置の目的はどのようなものですか、お示しください。小樽市発熱者相談センターが開設されたことにより、発熱等の症状が見られた場合、かかりつけ医がい-77-る方はかかりつけ医へ連絡し、かかりつけ医がいないまたは相談する医療機関に迷う場合は発熱者相談センターに連絡することになりました。また、同日、新たに開設された小樽市発熱者検査センターはかかりつけ医または発熱者相談センターから予約し受診することとなりました。保健所に設置していた帰国者・接触者相談センターに変わり、発熱者相談センターを設置したことによる保健所の役割の変化、または保健所の職員の業務内容や業務量はどのように変わったのでしょうか。設置の効果に対する見解も含めてお示しください。発熱等の症状が見られた場合の体制を進める中で、かかりつけ医と発熱者相談センターの相談件数はどのようになっていますか。また、運用する上での課題や想定と違う状況などがあればお聞かせください。宿泊療養施設についてお伺いいたします。新型コロナウイルス感染症が拡大する中、北海道は帯広市のホテルを軽症や無症状の人が療養できる宿泊施設として借り上げ、11 月 30 日から運用を始めることになりました。道内では札幌、旭川、函館の施設に次いで6か所目となります。十勝地方では接待を伴う飲食店や清水町役場、保育所で相次いでクラスターが発生するなど感染確認が相次いでいたことが要因となったようです。小樽市では札幌市内のホテルを借り上げた宿泊療養施設を軽症や無症状の人の療養先としていますが、12 月7日現在の札幌市内の新型コロナの患者数は 1,160 人で、うち軽症・中等症の方は 1,145 人と多数確認されておりますが、宿泊療養施設の定員がいっぱいとなった場合、札幌市民が優先されることはありますか。また、小樽市内での設置の必要性及び北海道への設置要望について見解をお示しください。濃厚接触者についてお伺いいたします。感染者が確認されるたび濃厚接触者を含めた積極的疫学調査を確実に行い、感染拡大防止に努めてきたかと思います。濃厚接触者の一般的な定義と小樽市で濃厚接触者と判断を検討する際の内容についてお示しください。また、濃厚接触者を追っていく作業で困難を感じている事例があればお示しください。厚生労働省が新型コロナウイルス感染症の感染者と接触した可能性について通知を受け取ることができるスマートフォンの接触確認アプリ、略称、COCOAを開発しました。利用者は新型コロナウイルス感染症の陽性者と接触した可能性が分かることで検査の受診など保健所のサポートを早く受けることができ、利用者が増えることで感染拡大の防止につながることが期待されています。小樽市でCOCOAにより陽性者と接触した可能性があると通知された方からの相談はどのくらいありましたか。また、PCR検査の結果陽性となった場合、その患者に対しCOCOAの登録・活用について勧めていますか。市内におけるCOCOAの利用の普及に関する見解も含めてお示しください。小樽市で陽性者について、例えば「会食している」など特定の行為や「小樽市外へ出かけている」などの行動範囲、「比較的換気の悪い狭い空間で仕事をしている」「打合せが多い」「多くの人と会う機会が多い」などの環境に関する要因などを分析したりしていますか。また、小樽市民の傾向などは特にないのでしょうか。お示しください。11 月 21 日には道内初となる小学校でのクラスターが小樽市で発生しました。その後の市内の小学校においてクラスターが発生し、教職員や児童・生徒からも感染者や濃厚接触者が出ていることから大変苦慮していたかと思います。学校における教職員や生徒の濃厚接触者やPCR検査対象者の判断については、学校以外の判断と異なるものはありますか。その判断基準についてお示しください。また、道内の他都市でも同様の判断で行われているのかお聞かせください。-78-市内には北海道立の学校と小樽市立の学校があり、多くの市民である子供たちも通っています。しかし、これらの学校で新型コロナウイルス感染症の対応で違いがあったと聞いています。濃厚接触者がPCR検査の結果、陰性と判明した場合、同じ家庭で過ごしている兄弟であっても弟が通う市立学校では経過観察期間であるため一定期間学校を休むこととなり、道立学校に通う兄は判明した翌日から登校しても構わないとされる事例があったと聞いています。また、新型コロナウイルス感染症に対応した持続的な学校運営のためのガイドラインには出席停止等の取扱いが示されており、保護者から感染が不安で休ませたいとの相談があった児童・生徒等については新型コロナウイルス感染症については現時点でいまだ解明されていない点も多いなどの特性に鑑み、例えば感染経路の分からない患者が急激に増えている地域であるなどにより、感染の可能性が高まっていると保護者が考えるに合理的な理由があると校長が判断する場合には、指導要録上「出席停止、忌引等の日数」として記録し、欠席とはしないなどの柔軟な取扱いも可能であるとされています。しかし、実際に感染が不安で休ませたいと相談しても、道立学校では出席停止等として取り扱わない事例もあったと聞いています。感染経路の分からない患者が急激に増えている地域であると挙げられているのであれば、同じ地域で対応が違うというのは市民から見れば不思議な対応となり、漠然とした不安がさらに拡大いたします。このようなことが起こらないようにしていただきたいと思いますが、保健所設置市である小樽市であれば地域の感染状況等の情報を持っているので、市教委だけでなく、道立学校などと連携を取り情報提供や相談をすることでこのような問題が解消されると考えますが、見解をお示しください。新型コロナウイルス感染症の感染拡大が続く中、感染の有無を判定するPCR検査などを拒否する事例が相次いでいることが報道されていました。検査を拒否することで適切な隔離がされず、経路不明の感染を広げているおそれがあります。これらの方々は差別や失職などの感染者に対する不適切な対応がPCR検査拒否を助長している可能性もあり、医療関係者から早急な対策を求められているそうです。そこでお聞きいたしますが、小樽市で同様の事例の有無及びこのような事例が発生した場合、どのような対応・対策が必要と考えますか、見解をお示しください。また、新型コロナウイルス感染症の患者や疑いを含む濃厚接触者の方への差別の対応についてはどのように考えていますか、見解をお示しください。市職員と職場の対応についてお伺いいたします。新型コロナウイルス感染症対策分科会から政府への提言として 11 月 20 日に提出されたものに、職場における一層の対策強化が示されています。職場における感染防止は早期検知しにくいクラスター対策として極めて重要であるとされており、課題として業務中よりマスクを外す、喫煙や昼食時などの休憩等でクラスターが発生していることや接触機会を減らすためテレワーク、時差出勤等を一層推進することにより、感染機会を減らす努力が求められています。具体的な対策として、「体調の悪い方は出勤しない・させない、産業医との連携」「テレワーク、時差出勤等のさらなる推進」「CO2濃度センサーを活用した換気状況の確認、寒冷な場面での換気等の徹底」「5つの場面の周知、特に職場での「居場所の切り替わり」(休憩室、更衣室、喫煙室)に注意すること」の四つが示され、着実な実施を図ることとされています。そこでお聞きいたしますが、「体調の悪い方は出勤しない・させない」といった対策については、いつ頃、どのような内容が、どのような形で職員に周知されましたか。また、周知した内容について産業医とどのように連携して進めてきたのかお示しください。「テレワーク、時差出勤等のさらなる推進」について示されていますが、市内の事業者にテレワークを-79-進める小樽市として、市職員のテレワークを検討しないわけにはいかないと思いますが、現在までの検討状況と実施についての見解をお示しください。札幌市も感染拡大防止集中対策機関として 12 月 11 日まで「感染リスクを回避できない場合は、不要不急の外出、市外との往来を控えてください」としています。札幌在住である市職員の出勤制限や時差出勤の検討状況とその必要性について見解をお聞かせください。「CO2濃度センサーを活用した換気状況の確認、寒冷な場面での換気等の徹底」について、市で二酸化炭素濃度を測る機器の導入の検討はしていますか、お示しください。国が取りまとめた寒冷な場面における新型コロナウイルス感染防止等のポイントには、常時窓開けにより換気することが示されていますが、市ではどのような対策となっていますか、お示しください。「5つの場面の周知、特に職場での「居場所の切り替わり」(休憩室、更衣室、喫煙室)に注意すること」とされています。喫煙所も寒くなっていると思いますが、換気や職員の滞在時間、喫煙時の会話などの感染予防対策はどのようにされていますか。また、本庁舎別館地下には食堂や理髪店がありますが、感染予防対策はどのようになっていますか、お示しください。次に、健康・健全な地域社会を守るための対策についてお伺いいたします。感染予防、生活不活発の予防、人とのつながり低下への予防の三つの予防の情報周知を徹底することが必要かと思います。生活不活発病が災害時に多発することは、新潟県中越地震以来知られており、その重要性も認識され、厚生労働省も災害時の生活不活発病予防に関する注意喚起のポスターやチラシを作成しています。この生活不活発病は身体だけではなく、心や頭の働きも含め、全身のほとんどの心身機能が低下するもので、特に高齢の方や持病のある方が起こしやすく、悪循環となりやすいため、早期に対応することが大切と言われています。現在のコロナ禍はまさしく災害時と同様、社会参加の制約があることから生活動作の低下を起こし心身機能の低下を起こしているのではないかと懸念しています。そのような方たちへの対応が必要であり、具体的な対策についてお願いしたいと考えますが、対応の必要性についての見解と実施している対策があればお示しください。民間団体の認知症介護研究・研修センターは、今年5月に研修を修了した 2,410 人にインターネット上でアンケート調査を実施し 767 人から回答を得ることができ、86%の人の勤務先が家族らとの面会を制限したり取りやめたりしていたことが確認されました。また、外出・面会自粛が認知症の症状進行に影響しているかを尋ねたところ、「とても感じる」が 37%、「少し感じる」が 48%に上り、合計すると 85%が影響ありと感じているとの調査結果であったというものでした。小樽市では外出や面会の自粛などを行っている高齢者の施設や高齢者の認知症の症状が進行しているなどの状況を把握していますか。また、このような傾向について認識や対策についての見解をお示しください。市民への情報提供についてお伺いいたします。北海道では現時点の状況について、現在地での医療提供体制等の負荷、1週間累計地での監視体制、感染状況を公表しております。病床の逼迫状況について病床全体数と内訳として重症者用病床数、療養者数。次に、監視体制としてPCR陽性率、新規報告数、先週1週間との比較、感染経路不明割合などを分かりやすく表で伝えていますが、同様に公表している自治体もあります。たとえ同じ内容が掲載されていても情報を得たい方が必要な情報を一目で分かる、手に入れることができる伝え方の工夫も大切であり、感染拡大を守るための情報提供として必要な観点であると思います。このような数値の公表の必要性について、市ではどのようにお考えですか。また、より伝わりやすい情報提供の実施について見解をお示しください。-80-高齢者については、正しく賢く恐れて生活に反映することが非常に大事かと思います。しかし、インターネットでの情報収集が苦手な方も多く、テレビやニュース、新聞などで情報を収集しているかと思いますが、タイムリーに小樽市の情報が入るわけでもないため、インターネットで公表している市内の感染情報などの内容を得ることができず、情報の乏しさから不安を増大させてしまい、正しく賢く恐れることが困難であるのが実情であると感じています。インターネットから情報を得ることが難しい方への小樽市の感染者に関する情報の周知についてはどのように考えていますか、見解をお示しください。先日、保健所にて作成した「ひとりひとりの意識を高めて感染を防止しましょう」「発熱等の症状があるときの受診について」「5つの場面に注意!」「年末年始、感染リスクを下げながら、会食を楽しむ工夫をしましょう」など記載されたチラシが新聞折り込みも含めて配布されました。これはどのような目的で作成し、配布したのでしょうか。また、小樽市独自の観点を織り込んだ部分などはありましたか、お聞かせください。以上、2項目めの質問を終わります。

答弁 市長 迫俊哉

ただいま、新型コロナ対策について御質問がありました。初めに、感染拡大から守る対策についてですが、まず、発熱者相談センターの設置の目的につきましては、同センターは今冬のインフルエンザ及び新型コロナウイルス感染症の同時流行に備え、発熱者等の相談窓口を保健所から外部に委託することにより、相談体制の拡充を図ること、保健所において疫学調査及び感染者の対応への体制を強化することを目的に設置したところであります。次に、発熱者相談センター設置後の保健所の役割等の変化につきましては、センターの設置はただいま申し上げましたとおり、新型コロナウイルス感染症関係の相談業務を外部に委託し、保健所としては疫学調査等の体制を強化することを目的としております。設置後においては、保健所に対する市民や医療機関からの発熱や検査に関する相談業務は大幅に減り、陽性者や濃厚接触者への疫学調査に注力できるようになったところです。一方で、最近の学校でのクラスター発生などによる陽性者の急増により疫学調査の件数も増加しているため、結果的に全体の業務量に変動はないのが実態とはなっておりますが、センター設置の効果としては、かかりつけ医のいない市民が気軽に相談できる体制が構築されたこと。また、繰り返しになりますが、保健所が感染拡大防止のための疫学調査に、より力を注ぐことができるようになったことが挙げられると考えております。次に、かかりつけ医と発熱者相談センターの相談件数、運用上の課題や想定と違う状況につきましては、まず、かかりつけ医の相談件数については把握をいたしておりません。また、センターでの相談件数は 12月6日現在で 551 件となっております。運用上の課題や想定と違う状況については、市内医療機関や委託先の事業者からは特に聞いておりませんので、支障なく運営ができているものと考えております。次に、宿泊療養施設につきましては、その設置者は北海道となりますが、入所について札幌市民が優先されるということは聞いておりません。今後、感染者の増加が続き、既設の施設への小樽市民の入所が困難となる状況が生じた場合には、市内も含めた宿泊療養施設の確保について北海道と協議する必要があるものと考えております。次に、濃厚接触者の定義につきましては、国が示す積極的疫学調査実施要領において、感染可能期間に接触したもののうち、患者と同居あるいは長時間の接触があったものなどと定義をされております。濃厚接触者に該当するか否かについては、家族構成や接触状況、感染可能期間に会食などの感染リスクの高ま-81-る場面があったかなどについて丁寧に聞き取り調査を行い、総合的に判断をいたしております。ほとんどの方は聞き取り調査に協力的ではありますが、十分な協力がいただけない場合もあり、この場合には個人情報の保護に十分留意をしながら、やむなく関係者の方からの聞き取り調査を行っております。次に、COCOAによる通知を受けた方からの相談件数につきましては、これまでに6件となっております。PCR検査で陽性となった方に対しましては、聞き取り調査を行う中でCOCOAの登録について説明を行っております。COCOAの利用や普及につきましては、多くの方に利用していただくことが感染拡大防止につながると期待されますことから、陽性となった方のみならず、市民の皆さんに対してもCOCOAの登録について引き続き呼びかけてまいりたいと考えております。次に、本市における陽性者の行動範囲、周囲の環境などの分析につきましては、飲食店における昼間のカラオケでのクラスターの発生に際しましては、通常の聞き取り調査に加え、国の協力の下、陽性となった方に対しアンケート調査を実施し、店内でのマスク着用の有無、利用時間などを調べたほか、店舗内の環境調査などから感染要因の分析を行っております。市内で陽性となった方の傾向につきましては、特に10 月以降、札幌市など近郊地域の職場や学校における陽性者との接触による感染が顕著に増加しており、また感染リンクがある割合はおよそ7割から8割程度で推移をいたしております。次に、学校における教職員や生徒の濃厚接触者やPCR検査対象者の判断につきましては、学校かどうかにかかわらず国が示す積極的疫学調査実施要領に基づいて判断しているところですので、基本的に学校であっても変わるところはありません。しかしながら、学校は感染拡大の可能性が高いことから、より慎重を期し、検査対象を広げてPCR検査を実施しているところであります。道内他都市においても、国の実施要領に基づき管轄する保健所において同様に判断が行われているものと考えております。次に、道立学校と市立学校の対応の違いにつきましては、保健所と教育委員会が協議を行い、現在は濃厚接触者のPCR検査の結果、陰性と判明した場合の同一家庭内の児童・生徒の出席停止期間が異なることはありません。次に、PCR検査の拒否の状況と感染者等に対する差別への対応につきましては、現時点では検査拒否の事例は確認しておりませんが、このような事例があった場合には検査を受けていただけるよう感染拡大防止の重要性について丁寧に説明することとしております。新型コロナウイルス感染症の患者等への差別や偏見は絶対にあってはならないものと考えておりますので、今後とも広報おたるや市のホームページなど、様々な機会を通じて正しい知識の普及に努めてまいりたいと考えております。次に、職員に対する通知につきましては、本年2月以降、適時行ってきたところでありますが、改めて11 月 20 日付で総務部長及び保健所長の連名により各部局長宛に「新型コロナウイルス感染症に関する職員の対応について」という庁内メールにより通知を発出しております。内容につきましては、産業医の確認を取りつつ「職員各自が留意すべき事項」「職場において留意すべき事項」「職員に体調不良がある場合等の対応」などについて、職員の健康管理及び職場での感染防止対策としての具体的な対応をまとめております。次に、市職員のテレワークの検討状況と実施についての見解につきましては、窓口や個人情報を取り扱うなど、テレワークになじまない性質の業務については、そもそも実施は難しいものと考えております。また、他の行政機関等においてテレワークに使われる情報機器の欠陥が悪用される事案があったという報道もありましたことから、テレワークの実施に当たってはセキュリティーに配慮した環境整備が前提となるものと考えておりますので、実施には一定程度の時間が必要になるものと認識をしております。次に、札幌市在住職員の出勤制限等につきましては、北海道が発出する警戒ステージでは、現状は札幌市との往来自粛はあくまでも不要不急のものに限られており、通勤は含まれない取扱いとなっておりま-82-す。しかしながら、今後、警戒ステージの引上げや緊急事態宣言の発出があった場合には、札幌市から通勤する職員に限らず、通勤時の密を避けるため時差出勤等を実施する必要があるものと考えております。さらに、国や北海道から通勤についても制限要請があった場合には、札幌市在住職員の自宅待機についても検討しなければならないと考えております。次に、換気の状況を確認するための二酸化炭素濃度を測る機器の導入につきましては、現在のところ検討は行っておりません。次に、庁舎内の換気対策につきましては、国が取りまとめた感染防止等のポイントには、室温が下がらない範囲で常時窓開けという考え方が示されておりますが、常時窓を開ける換気方法では室温が低下することが見込まれることから、市庁舎においては換気回数を毎時2回以上、複数の窓がある場合は二方向の窓を全開、窓が一つしかない場合はドアを開けるなどの方法を例示した上で、職場実態に即して適宜実施するよう庁内へ周知をいたしております。次に、喫煙所の感染予防対策につきましては、混雑を避けて利用すること、利用時にはお互いの距離を取ること、距離が取れていない状況で一定時間いる状態にならないこと、間近での会話を控えることなどの感染予防対策を示したポスターを掲出し注意喚起を行っているほか、従来から設置されている換気扇のほか、非アルコール性の手指の消毒用スプレーを配置するなどの対応を取っております。次に、本庁舎別館地下の食堂や理髪店の感染予防対策につきましては、両店舗とも従事者のマスク着用、小まめな手洗いを励行しており、換気扇を使用した常時換気、設備器具等の消毒・清掃を随時行い、食堂では椅子を間引きして座席間隔を確保するなど感染対策を行っているものと認識をいたしております。次に、健康及び健全な地域社会を守る対策についてですが、まず、生活不活発病になりやすい高齢者への対応の必要性と対策につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染により重症化しやすい高齢者にとって、現在のように社会参加が制約され生活が不活発になる状況ではフレイルと呼ばれる虚弱状態に陥るリスクが高まっており、何らかの対応が必要であると認識をいたしております。実施している対策につきましては、7月上旬には感染を防止するために対面や接触を避けながら自宅で簡単にできる運動の紹介とともに、フレイルの状態を自分でチェックできるリーフレットを作成し、新聞折り込みなどで配布をいたしております。また、4月から一時休止していた介護予防教室などの通いの場については、感染状況を勘案し8月から消毒や検温などの対策を強化していただいた上で再開していましたが、北海道が定めた集中対策期間が延長されてからは全ての教室の活動を再度休止したところであります。このような中、新たな対策として自宅でできる介護予防のための動画を作成し、DVDの貸出しやユーチューブでの配信に向けてその準備を進めているところあります。次に、高齢者の施設における外出等の自粛及び認知症の進行などの状況把握につきましては、特別養護老人ホームや介護老人保健施設、グループホームなどの入所型の施設では、今年の2月下旬以降厚生労働省からの通知に従って、緊急やむを得ない場合を除き面会を制限している状況と認識をしております、外出や面会の自粛に伴う認知症の進行については、そのような懸念があるということについて報道などで承知しており、幾つかの施設に聞き取り調査を行ったところ、施設の規模などによって差はあるものの各施設とも様々な工夫をしながら入所者の状態の維持に取り組んでおられると聞いております。しかしながら、地域や家族との交流など外部との接点をほとんど失ったことにより、認知症の進行が見受けられるケースもあると認識をしております。このような傾向への対策につきましては、先ほど述べましたような動画の作成など新たな取組を実施し、施設、居宅を問わず普及を図るなど、少しでも高齢者の方の認知機能や身体機能が維持できるよう支援をしてまいりたいと考えております。次に、市民への情報提供についてですが、まず感染状況の公表につきましては、現在、陽性者について-83-は陽性判明の翌日に年代や性別、症状や濃厚接触者の有無などについて公表を行っております。地域の感染状況の把握は感染予防対策上重要でありますことから、北海道のほか他都市の公表方法も参考にしながらさらに分かりやすい情報提供の在り方について検討をしてまいりたいと考えております。次に、インターネットから情報を得ることが難しい方への感染者に関する情報の周知につきましては、新聞への報道依頼、FMおたるへの放送依頼など、マスコミを活用するとともに感染拡大防止については広報おたるや総連合町会などを通じ周知を図っているところであります。次に、保健所が作成したリーフレットの目的や市独自の観点を盛り込んだ部分につきましては、このリーフレットは新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から市民の皆さんに感染対策上ぜひとも取り組んでいただきたいこと、医療機関を受診する際には事前に電話相談することをお願いするとともに、発熱者相談センターの開設時間及び電話番号を周知するため作成をしたものであります。作成に当たっては、国や北海道などを参考にしながらできるだけ市民が理解しやすいよう工夫をしたところであります。

出典:小樽市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月8日 議事録 PDF(95ページ) 間違いを知らせる