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小樽市議会 令和2年第1回定例会 2020年2月26日

福祉関係の充実について

2020年2月26日、小樽市議会の一般質問で、川畑正美議員が「福祉関係の充実について」質問し、市長 迫俊哉が答弁しました。

質問者
川畑正美 議員
答弁者
市長 迫俊哉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 21番 川畑正美

福祉関係の充実について質問します。福祉灯油については、2007 年から灯油価格の高騰が続き、1リットル当たり 100 円を超え、翌年でも91.8 円となり、福祉灯油の支給を行った実績があります。2012 年9月の予算特別委員会では、灯油価格は 90 円を目安としますが、国や道の財政支援、市の財政状況を総合的に判断して決定するとしていました。小樽市内の灯油の平均価格は 2018 年以降、1リットル当たり 90 円を超えて、2018 年 11 月には 100円 74 銭となり、2019 年以降も 90 円を超えています。消費者協会の調べでは、2018 年 11 月をピークに高どまりになっています。昨年9月に起こったサウジアラビアの石油施設へのドローン攻撃など中東の情勢不安による原油価格の急騰や日本国内での人手不足による輸送費の上昇が影響しています。2月の生活必需品小売価格調査によると、灯油の最高価格は1リットル当たり 112 円 86 銭です。北海道生活協同組合連合会では、価格引き上げが発表され、平均価格で 100 円を超える見通しと判断されます。後志管内の自治体では、本市を除いて、真狩村、古平町、倶知安町、余市町以外で実施され、灯油価格の変動に左右されず、福祉事業を恒例化し、福祉灯油の支給を行っています。また、道内の市では、美唄市、歌志内市、江別市、千歳市、北広島市、苫小牧市、北斗市、稚内市、名寄市、富良野市、留萌市でも 2019 年度に実施しています。本市でも高齢者、障害者、ひとり親世帯などに福祉灯油を実施することを求めます。市長の見解を示してください。ふれあいパス事業についてです。ふれあいパス事業について、厚生常任委員を初め議員の中で勉強会を実施し、想定される種々の課題について話し合いをしてまいりました。小樽市地域公共交通活性化協議会での協議運賃の合意は、現行運賃での赤字額は1億 3,618 万 5,000 円であり、赤字解消のためには 30 円値上げが必要です。しかし、10%を超える値上げは利用者負担が大きいことから 20 円の値上げに設定し、改定後に発生する収支不足は国と市の補助、そしてバス事業者の収支改善により解消するとしています。勉強会においては、事業費負担の上限1億 5,000 万円を前提に何らかの制限やバス運賃改定も検討しなければならないと、年齢や所得で対象者制限、1乗車額の利用者負担額の変更、回数券購入冊数の制限、対キロ区間運賃などが課題としてきました。我が党は、事業費の上限を1億 5,000 万円とすることや事業目的から、対象年齢、所得額、購入数な-59-どの制限はふさわしくないと考えます。利用制限は行わず、現金乗車やICカード利用を含め、利用しやすい制度にすべきです。市長の見解を示してください。市長は、2020 年度について、市内均一運賃が値上げによる負担を利用者に求めないとしています。しかし、2021 年度以降の考えは示されていません。今後も利用者の負担をふやさないでください。市長の見解を示してください。対キロ区間運賃については、市内均一運賃を超える分をふれあいパスを利用した場合、例えば余市方面の蘭島西まで 410 円の運賃のうち 220 円を超える分を中央バスに負担していただいています。対キロ区間運賃の合計は 1,400 万円になるとのことです。小樽市内に居住している市民は同等に処遇されることが基本と考えます。対キロ区間運賃の差額については、現在、事業者が負担していますが、その負担を利用者に転嫁するのは反対です。事業者が負担できないと言うのであれば市が負担すべきです。市長の見解を示してください。国民健康保険について伺います。道は 2023 年度までに都道府県単位化によって国保料水準の統一を目指しています。国保の都道府県単位化当初は、本市においては保険料が低くなると伺っていました。国民健康保険事業運営基金は 2019年度には市独自の保険料引き下げとして1億円を取り崩し、2020 年3月末の積立額は5億 2,000 万円になります。2020 年度保険料は、前期高齢者交付金等の精算金、財政安定化基金、保健事業分として 5,110万円を基金から繰り入れしました。対前年度予算比では、2019 年の被保険者が 919 人減少し、保険給付費 4,688 万円、国保事業費納付金1億 5,849 万円減少しています。逆に保険料が 1,750 万円ふえています。2020 年度の1人当たり保険料は 5,110 万円を基金から繰り入れしても、前年度比 3,528 円に引き上げをされています。この現象について、1人当たり保険料、納付金、給付費で説明してください。昨年の我が党の代表質問で、18 歳未満の均等割軽減を特別な事情として扱うことを求めました。しかし、市長は、軽減は国で行うこと。18 歳未満の子供がいることをもって特別な事情として減免することは適当ではないと退けました。市長は、軽減自体を否定していますが、軽減している自治体もあります。また、国保料の決定権は市町村にあります。18 歳未満の者の均等割を軽減することが本市の事情から次世代をつくることに力を入れ、子供育成世代を支援する迫市長の施策につながるのではありませんか。迫市長の手腕を発揮してください。いかがでしょうか。また、18 歳未満の均等割軽減の対象人数は 1,343 人で、相当する均等割総額は約 2,100 万円と伺っています。所要額は市が独自に拠出可能な額だと思います。市長の見解を求めます。日本共産党は、市の責任で国保料の1世帯1万円を前年度より引き下げることを求めています。改めて市長の見解を示してください。国保料が協会けんぽ保険料と比べて高い要因は、まず、政府が国庫負担金を削減したことです。そして、事業者負担分がありません。国保の加入者には低所得者が多くを占め、ほかに世帯人数に応じた均等割と各世帯にかかる平等割という算定があります。全国知事会は、国保料を協会けんぽ並みに引き下げるために公費負担を1兆円ふやすことを政府に要望しています。国保会計の課題を解決するために、改めて公費負担を1兆円ふやすことを全国市長会などを通じて政府に強力に要望されることを求めます。いかがでしょうか。2項目めの質問を終わります。

答弁 市長 迫俊哉

ただいま、福祉関係の充実について御質問がありました。初めに、福祉灯油についてですが、福祉灯油につきましては、灯油価格が急激に高騰した場合に、他都市の状況や国・北海道からの財政支援の動き、また、本市の財政状況を総合的に勘案し判断することとしております。本市の財政状況を鑑みますと、国等からの財政支援がない中で、市が単独で実施することは困難であることを御理解願います。次に、ふれあいパス事業についてですが、まず、制度設計などにつきましては、本市の厳しい財政状況から、事業を継続していくためには、財政負担のバランスも考慮し、持続可能な制度とすることが必要であります。今後の見直しに当たっては、できるだけわかりやすく、利用しやすいという点も踏まえ検討してまいりたいと考えております。次に、ふれあいパス事業の利用者負担のあり方につきましては、市内均一区間運賃の値上げ分と対キロ区間運賃の差額は、令和2年度は市の負担としておりますが、3年度以降につきましては、今後の制度設計の中で検討し、最終的に判断したいと考えております。次に、国民健康保険についてですが、まず1人当たりの保険料が上がる理由につきましては、議員が御指摘のとおり、令和2年度は元年度と比べ保険給付費や国保事業費納付金が減少しておりますが、それらの減少の割合以上に被保険者の減少の割合が大きいことから、1人当たりの保険料が上がっているものであります。次に、18 歳未満の均等割軽減につきましては、実施している自治体の多くは国民健康保険法第 77 条に規定する減免制度により実施しているところでありますが、減免は、災害や事業の廃止等による負担能力の低下に応じて個別になされるものであり、18 歳未満の子供がいることをもって特別な事情として減免することは適当ではないと考えております。しかしながら、子育て世帯の負担軽減は非常に重要なことでありますので、全国市長会や全国知事会などを通じて、引き続き国に対し、子供に係る均等割保険料を軽減する支援制度の創設を要望してまいります。次に、18 歳未満の均等割軽減に市費を拠出することにつきましては、繰り返しになりますけれども、減免規定の主旨からすると 18 歳未満の子供がいることをもって特別な事情として減免することは適当ではないと考えておりますので、引き続き制度の創設について国に要望をしてまいります。次に、国保料の1世帯1万円の引き下げにつきましては、前年度からの保険料の上昇幅を抑制するために国民健康保険事業運営基金から 5,110 万円を繰り入れる予算案を提案したところでありますが、令和元年度より1世帯1万円の引き下げを行うためには、さらに2億円以上の基金を繰り入れる必要がありますので、今後の国保会計の安定的な運営に必要な基金の残高を考慮しますと、難しいものと考えております。次に、政府への公費負担増の要望につきましては、国保制度を安定的かつ持続的に運営するためには、国保財政基盤の強化・拡充は不可欠なことでありますので、引き続き全国市長会等を通じて国に公費負担の増額について要望をしてまいります。

出典:小樽市議会 令和2年第1回定例会 2020年2月26日 議事録 PDF(75ページ) 間違いを知らせる