標茶町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月9日
コロナ禍によりB型支援事業所等福祉関係の経営も困難になってきているが支援策を講じるべきではないかについて
2020年6月9日、標茶町議会の一般質問で、深見迪議員が「コロナ禍によりB型支援事業所等福祉関係の経営も困難になってきているが支援策を講じるべきではないかについて」質問し、町長 佐藤䭾彦、保健福祉課長 石塚剛、副町長 牛﨑康人が答弁しました。
- 質問者
- 深見迪 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤䭾彦、保健福祉課長 石塚剛、副町長 牛﨑康人
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 深見迪
次の問題に移りたいと思います。次の問題は、福祉の問題ですね。就労継続支援B型事業所、これらはイベント等の中止等により通所者の作業の対価である工賃が少なくなっていると聞きますが、支援を考えるべきではないですか。ウェルフェアなど本町の社会福祉に貢献しているNPO法人も、ほかにもあると思うのですが、会員の会費、食堂経営などで少ない予算で福祉活動を行っていますが、極めて困難な経営状況になっていると聞いています。日常、本町の社会福祉事業の不足している部分を補い、重要な役割を果たしているこのような福祉団体にも支援の手を差し伸べるべきではないかと考えますが、町長の所見を伺います。
答弁 町長 佐藤䭾彦
8番、深見議員のコロナ禍によりB型支援事業所等福祉関係の経営も困難になってきているが支援策を講じるべきではないかのお尋ねにお答えいたします。就労型継続支援事業所につきましては、A型事業所、B型事業所の2種類があり、就労契約の締結等により就労機会を提供及び生産活動の機会の提供を行うものをA型、就労契約に基づく就労が困難である者に対し、就労の機会を提供及び生産活動の提供を行うものをB型と規定をしております。町内には就労継続支援B型事業所が2カ所あり、授産施設通所者は木工、お菓子製造等の作業を行いながら、社会活動に参画し、報酬を得ていることは議員のご案内のとおりであります。1点目のイベント等の中止により通所者の工賃が少なくなっていると聞くが支援は考えていないかにつきましては、議員ご指摘のように、新型コロナウイルス感染症の影響により、各種物販の機会が減少しているとの報告を受けております。通所者の工賃の原資は物販等の売上げに依存する部分が大きく、物販機会の減少は一部の授産施設の通所者の工賃に影響が出ているところであります。通所者への直接的な支援につきましては、第一義的には国が支援を検討すべきものと考えておりますが、その上で町といたしましても、授産施設の減少した売上げの影響を少しでも小さくするため、障害のある方々の授産活動への支援と理解を深めてもらうために、役場などの施設での販売場所を提供するなどの支援を行ってまいりたいと考えております。2点目の町内の福祉団体にも支援の手を差し伸べるべきではないかにつきましては、町内の福祉事業を行う各ボランティア団体の日頃の活動は、行政単独では担えない部分について多く支援をいただいており、各団体の重要性は議員と意を同じくするものであります。また、その活動についても敬意を表するとともに、感謝しているところでもあります。その上で、福祉団体のボランティア団体の活動は、各団体が会員の確保や組織運営を自主的に行っているものと認識しており、その活動は会員の創意工夫をもって活動に移されているものと理解をしております。新型コロナ感染症に伴う影響は全国各地で発生しており、国では中小企業者向けの支援を発表しておりますが、その中にはNPOでも申請できる支援策等もございます。お尋ねのNPO等への支援につきましても、まずは現状を把握し、創意工夫をしながら工夫をしていただくことが肝要であると考えているところであり、現時点で各種支援施策等について情報提供をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。
質問 8番 深見迪
ふだんであれば、それでいいのですよ。今そうではない状況が来ているのですね。内閣府のNPOのホームページ、これをのぞいてみましたら、定款に記載された目的ということで、「この法人は、人口減少や少子化による高齢化で年々増加する高齢者及び障がい者そして子供たちに対して、自分でできることは自己努力する「自助」、住民が互いに力を合わせて助け合っていく「共助」、そして行政が行う公的サービスの「公助」の役割を基本とし、高齢者等の各種交流への参加促進を図るための事業を行い、高齢者等の共生型福祉の増進と地域福祉の向上そして住みやすい町を支え合うことへの一助に寄与することを目的とする。」ということで、まさしく、国も本町も期待してお願いしているような活動をこのNPO法人は行っているのですよね。実態を見ましたら、3月は収入ゼロですよ。5月も収入ゼロですよ。パーセント、4月はほんの少し収入ありました、ちょっと緩んだ時期がありましたから。だから、これでいきますと、約10%ぐらいの収入しか、3、4、5合わせて3カ月で10%程度の、つまり90%ぐらいは減収になっているのですよ。ここのウェルフェアというNPO法人は、もう6月1日から再開していましたけれども、まさに国が言っているように、共生型福祉の増進と地域福祉の向上に貢献するということで、本当に手弁当で幼児から高齢者の交流の場とか、障害者施設製品の販売とか、これはもうB型事業所と絡まっているのですが、給食宅配調理業務とか、もうまさに貢献しているわけですね。寺子屋講座、こういうことも実施していると。ただ、問題は、この福祉系NPOが全国的にも今、苦境に立たされているというのは標茶と全く同じような状況があるのですね。内容を見ましたらアンケートを取ったら104団体の66%に当たる69団体が新型コロナ感染拡大で運営に影響が出たと回答して、NPO法人の活動が滞ればコロナ禍でダメージを受けた社会的弱者や地域コミュニティーの修復が遅れるおそれがあるというふうに新聞でも報道されています。ですから一般的に業者に対して救済措置を取るのと同じように、ここでは事業収入が74.7%を占めているのです。これがさっき言ったように、3月はゼロ、5月はゼロですから。ご承知のように、高齢者や子供たちのたまり場になったり地域食堂になったりしているわけですよね。まさに、国や本町が言っている、とっても公的な公助だけでは賄えないので、自発的なそういう活動をやってほしいというようなことをやってきたのだけれども、今回はこれだけのダメージです。ですから、これが続けば社会的弱者や地域コミュニティーの修復が遅れるおそれがあるとまで報道されていますから、そういう意味では、やっぱりウェルフェアなどのNPO、国は支援策にNPO法人を入れていませんよ。だけれども、私たちのこの少子高齢化の時代の本町の運営を考えていけば、この人たちがいなくなったら大変なことになるというふうに思いますので、私は支援をここにも手を差し伸べるべきだというふうに思いますが、再度そういう質問をしたいと思いますが、どうですか。
答弁 保健福祉課長 石塚剛(保健福祉課長は2022年3月まで)
お答えいたします。今、議員ご指摘のとおり、NPOの状況について私どものほうでも、やはり固定経費という部分でいくと、かなり厳しい部分があるということはお聞きをしております。ただ、先ほど議員のほうのご指摘の中では、国のほうでの支援が入っていないというような中にNPOがないというようなご発言があったかとは思うのですが、今は国の中小事業者向けの持続化給付金、この中に対象月の法人全体の事業収益が対象月の直前事業年度の法人全体の年間月平均の50%以上減額した場合については持続化給付金の対象になるという部分もありますので、まずはそちらの部分の情報提供をしながら、運営についていろんな部分で協力をしていきたいなというふうに考えているところでございますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 8番 深見迪
NPOの持続化給付金のことは私も読んできました。ただ、私が言っているのは、今、本町が飲食業者に対して、もう本当にスピーディーに30万円ばんと出したと。これでもう一息ついた。町の姿勢として、同じようなことをなぜ本町の下支えをしているNPO法人の活動にこれをやってやれないのかということを私は問いたいと思うのですよ。まずはと言うけれども、持続化給付金は物すごく評判が悪いでしょう。知っていますよね。出しても、いいのか悪いのか、書類が不備だというだけで、通知だけで、あとはもうこれは私が改めて言うまでもなくて皆さんご存じだと思うのですけれども、やっぱり本町を支えているそういう福祉系のNPO法人、これを何らかの形で本町も支えるべきだと。自発的にと言いましたけれども、私はどうも勝手にというふうに聞こえるのだけれども、自発的にやっていることだけでも物すごい苦労して、次の何曜日の何日には誰が当番するのかなんていうことの人探しに物すごい苦労して、運営しているのですよ。そして、それが標茶の一部であっても高齢者の生活を支えているということ、この重要さ、ここをやっぱり見て、ぜひそういう点での国任せにするのではなくて、本町としても独自の施策を、そんなにかかるお金でないですから、ぜひやっていただきたいなというふうに、NPO法人だけが全然別個になっているというのは、どうも私には理解できないので、その点どうですか、最後に。
答弁 副町長 牛﨑康人
お答えいたします。本町の経済対策を検討するところで、検討する際に一番最初に大事にしたいというふうに思ったのは、町長からもありましたとおり、困っているところに必要な対策をという、そういう発想で組立てをしようとしたところであります。給付の対象を当初検討したのですが、なかなか全てをつかみ切れない、それから公平感、不公平感が出てしまうのではないか、そういったところで最初の頃はちゅうちょをしたというのは、これまで説明の機会を与えられたときにお話をしたところであります。そして、最終的には、飲食店については一律30万円、それ以外の事業者については月で50%以上の減少があったときには30万円の給付をするという、そういう制度で、今、走ってきているところであります。今、議員のほうからNPO法人が対象から外れているということに関してお話がありましたけれども、我々も制度設計に当たっては、国の4月、5月の段階では中小事業者を対象にするというところで国のほうで出しておりましたので、それを下敷きにしながら、また、勉強不足のそしりはあるかもしれませんけれども、NPO法人、非営利というところで事業活動からの収益というところがどうなのかという、そのところについては見極められなかったというところで、国と同じく対象から外してきているところであります。また、この間、NPO法人の活動については、例えば町長が総会に出席をしておりまして、総会資料も拝見しておりますけれども、その中で販売の部分の割合がどうなのか、そういったところも見させてもらっておりますけれども、実態として議員が今、これまでご指摘いただいたようなところまでつかみ切れなかったというところが正直な感想であります。また、会員の方々からも、なかなか我々のほうには直接そういった声は届いていないというのが私の実感でありますけれども、そんなところもあります。ただ、冒頭申し上げたように、困っているところに必要な対策をする、それから一定程度の線引きをしながらというところでは、NPOという形の法人ではあっても、実際のところ販売収益活動が活動の原資となる大きなところというところを踏まえると、まだまだ見直す余地はあるというふうに考えております。当座、先ほど町長の答弁があったように、国の制度が活用できるものについては、活用していただいて、しのいでもらう。これは給付金、それから融資制度をつくったときもそうなのですけれども、町ができることにも限界があるだろう。だから、道の対策、それから国の対策、それらを組み合わせてもらって、何とかコロナの影響がなくなるまで持ちこたえてもらって、また標茶の経済を支えてもらう、標茶の活動を支えてもらう、そういう発想でやってきておりますので、本町ができることの中で給付金については、先ほどアンケート調査の絡みで議員からも今後の対策についてという話がありましたけれども、その辺とタイミングを合わせながら、NPO法人を対象とするかどうか、どういった内容にするかについては検討してまいりたいというふうに考えております。
質問 8番 深見迪
ぜひ検討してください。高齢化社会の本町もそういう中にあって、それを下支えして懸命に活動しているところですから。それから、副町長の言っていることで、ちょっと気になることがあったのですけれども、失礼ですけれども、言わせてもらいますけれども、会員からそういう声が聞こえてきませんでしたと言いましたよね。だけれども、今までの議会の中でアンケートを取ったらどうだとか、町民の声を聞いたらどうだと言ったら、いや、議員の質問が、議員の発言が町民の声だというふうに私たちは捉えていますという、ずっと理事者は言っていたではないですか。私が今言っている質問は、会員の声ですよ。そのことをちょっと勘違いしないでいただきたいと。そうすれば、会員が直接押しかければいいのかという話ですよね。今までの理事者の答弁とちょっと矛盾していますので、それはぜひ撤回していただきたいなというふうに思います。答えますか。反省、反省というか……
答弁 副町長 牛﨑康人
お答えいたします。議員おっしゃるとおり、町民の声を代表するのは皆さんのご発言だというふうに申し上げてきております。それは法体系からしても間違いのないことだというふうに理解をしております。その中で、先ほど会員の方々の声が聞こえてきていないというふうに申し上げたのは、物のことの判断をするに当たって、私自身の体験のことを申し上げただけというつもりでありましたけれども、町理事者の判断として矛盾をするという指摘については、そのとおりだというふうに思います。撤回と申しますか、言葉足らずだったところについてご了解いただきたいというふうに思います。
質問 8番 深見迪
ぜひ検討してください。