小樽市議会 平成31年第1回定例会 2019年2月27日
人口対策について
2019年2月27日、小樽市議会の一般質問で、酒井隆裕議員が「人口対策について」質問し、市長 迫俊哉、福祉部長 勝山貴之が答弁しました。
- 質問者
- 酒井隆裕 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉、福祉部長 勝山貴之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 酒井隆裕
私は人口対策の一つとして、子育て世代が住み続けられる小樽市にするにはどうすればいいかといった観点で、安心して働き、産み、子育てできる環境を求めて質問いたします。第1に、地域に児童館設置をという質問です。先日、私は大変なショックを受けました。新光2丁目の自宅の近所にある新築アパートに千歳市から転居されてきた御家族のことです。私と同じく小さな子供がいらっしゃる家族で、会釈をしたり、たまにはお話ししたりすることもありました。妻とも、せっかく小樽に来たのだから、ずっと住み続けてほしいねと話していました。そうしましたところ、近々引っ越しするというのです。てっきり近所でこのごろ増加しています新築分譲や建売住宅に移るのかと思っていましたら、違いました。なんと札幌市手稲区に引っ越しするというのです。しかも理由が、子育てしづらいからというのですから、二重にショックでした。この母親は、「前に住んでいたところは児童館とかがいっぱいありましたけれど、この辺、何にもないですもんね」とお話されていました。私は、残念な気持ちと同時に、本当に申しわけない気持ちでいっぱいになりました。市長に伺います。来月には、小樽市の人口が4人減る。夫婦2人に子供2人の世帯が減り、札幌市手稲区の人口が4人ふえることに、どのような所感をお持ちになりましたか。また、2014 年から5年間の小樽市から札幌市への転出・転入はどのように推移しているのか、お答えください。私は、新光はとても住みやすい地域だと思っています。特に自宅周辺の新光2丁目は、本当に便利です。コンビニエンスストアや商店、スーパーマーケットやドラッグストア、ホームセンターに歩いて行けます。小学校も中学校も目の前です。幼稚園や保育園もありますし、郵便局や銀行や、また病院も、自動車学校もあります。ついでにセレモニーホールもあります。市内バスも他の地域と比べてあり、札幌市へも 10 分置きの高速バスを利用できます。私は、この地域で子育てしづらいとなれば、市内どこでも難しいのではないかと感じています。市長の感覚ではいかがですか。不動産情報サイトでの口コミを紹介します。そこでは「街の口コミ」として、「小樽市(北海道)の子育て・治安などの口コミ・住みやすさ情報」について書かれています。新光3丁目に2年間住んでいたとされる 20 代女性は、「子育てには不自由ないと思います」といった書き込みをしています。一方で30 代女性、夫婦と子供で桜5丁目に2年間住んでいた方からは、「子育て支援センターなど、幼児が遊べるような場所も、札幌と比べるととても少ないです」と。ほかにも「子育てはしづらいと思います。子供が遊べる場所も少ないです。妊娠・出産・子育てには向かない町です」。このような不満も多く記されています。市長は、こうした子育てしづらいと記している市民や元市民の不満の声を聞いて、どのように感じましたか。次に、本市の児童館の設置状況はどのようになっているか、近郊自治体と比べてどうなのか伺います。本市には、児童館・児童センターが「いなきた」「とみおか」「塩谷」の3館しかありません。地域が偏っているのではありません、そもそも児童館がないのです。では、近郊の千歳市、岩見沢市、札幌市の児童館・児童センターの設置数はどのようになっているのかお答えください。また、小樽市は充実しているというお考えか伺います。少なくとも朝里・新光地域に児童館が必要ではありませんか。私は滝川市出身です。滝川市の人口は現在4万 1,000 人ですが、11 カ所の児童館・子供教育施設があります。各施設のうちの9カ所は町内会連合で組織される運営委員会により、貸し館等の運営管理がされており、児童館等は地区コミュニティセンターに併設されています。私も小・中学校のときによく利用していました。大人になってからも利用していました。こうした町会と一体となった施設の設置や運営について、まちづくりの観点から調べてみる考えはありませんか。次に、子供の居場所がない問題を質問します。朝里中学校に通う女子生徒の例です。下校後、書道塾に行きます。その後、進学塾に通っていますが進学塾の講習時間まで過ごす場所がないのです。また、別の例ですが、スーパーのイートインスペースで勉強している中学生を見かけました。改正児童館ガイドラインでは、「児童館の活動内容」として、「子どもの居場所の提供」があります。そこでは中・高校生世代も利用できる施設であることから、実際、利用可能な環境づくりに努めることと記されています。もし地域に児童館などがあれば解決できるであろう問題です。このような子供の居場所がない事例を踏まえると、地域に児童館があれば、子供の居場所解決へ大きな手助けができると思います。市長は公約に、「子どもを預けられる場所を拡充」と掲げられています。放課後児童クラブや幼稚園、保育所等だけではなく、児童館・児童センターが大きな役割を発揮できると思います。ぜひ研究していただきたいと思いますが、いかがですか。また、市長は市長選挙のときに、「若い世代が子育てをしたいと思えるまちづくり」ということを訴えていました。では、小樽市が若い世代が子育てをしたいと思えるまちにするため、何が必要とお考えですか。お答えください。第2に、保育の充実について伺います。保育所等入所待ち児童についてです。本市では、2月1日現在で 80 人の入所待ち児童がいます。中でもゼロ、1、2歳が 70 人。全体の 88%を占めていることが大きな特徴です。保育所等に預けたくても預けられない。これでは、子育て世代から小樽市がそっぽを向かれても仕方のない話ではありませんか。市長は、本市でどのようにして保育所等入所待ち児童の解消を図ろうとしているのか、お答えください。企業主導型保育が注目されています。本市でも幾つかの施設が開所されています。本来、従業員対象の保育施設ですが、地域枠が設けられている場合は地域の子供も利用できる施設です。しかし、地域の子供という点では、余り利用されていない施設も存在していると聞いています。そこで、本市の企業主導型保育での地域枠での利用はどのようになっているのか、把握している範囲でお答えください。また、保育所等入所待ち児童の解消へ期待できるのかについても、御答弁をお願いいたします。次に、保育無償化について質問します。内閣府は 2019 年 10 月から実施予定の、3歳以上の幼児教育・保育の無償化をめぐり、給食費については無償化の対象としない方針を固めています。現行の方法のままで保育料を無償化すると、給食費の負担について保育所と幼稚園との間に格差が生じるためとしていますが、給食は教育・保育活動の一環。どの施設でも給食費は無償化すべきだとの声が上がっています。それでは、給食費については無償化の対象としない方針を小樽市としてどのように捉えているのかお答えください。その場合、保護者負担はどのようになるのかについてもお示しください。また、保育無償化の財源を地方からもと言われていることについて、本市の考えをお聞かせください。次に、保育士の確保対策と処遇改善についてです。保育士不足の最大の原因は、賃金の低さです。全国で保育士の賃金は、全産業平均と比べ月 10 万円ほど低いと言われています。では、実態はどうでしょうか。全国や北海道の保育士の賃金について、全産業平均と比べてどのようになっているのか示してください。国が行っている保育士不足対策についても、資格要件の緩和やICT化の支援などが中心で、根本的な配置基準の改善や保育士全体の賃金の底上げ対策は十分ではありません。北海道ではどうでしょうか。保育士確保対策事業として幾つかの事業を行っていますが、根本的な対策にはほど遠いというのが私の実感です。小樽市として、国や北海道の対策で十分、保育士を確保できるとお考えでしょうか。以前に小樽市保育士就労支援補助金事業が行われました。どのような事業が行われたのですか。また、なぜ事業をやめたのですか、お答えください。先日、私は、菊地葉子道議、高野さくら市議とともに、若手保育士と懇談しました。そこで出た話題に、保育士になるために借りた奨学金の返済が負担になっているとの声が上がりました。賃金が上がらないのは、国の制度上の問題です。しかし、若者が志を持って小樽市に保育士として移住されてきたのに、賃金が問題となるのは寂しい話です。そこで、小樽市として、ふるさと納税制度などを活用して若手保育士を応援しませんかと提案したいのです。若者が学生時代に借りていた奨学金を肩がわりする制度を検討できないでしょうか。保育士が小樽市で結婚して、そして子育てして、小樽市に住み続ける、とても夢のあるプランではありませんか。子育て世代が住み続けられる小樽市にするための一つの方策になるのではないでしょうか。ぜひ、他市の例も参考にして検討していただきたいと思います。以上、再質問を留保して、質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 迫俊哉
酒井隆裕議員の御質問にお答えします。ただいま、人口対策について御質問がありました。まず、地域における児童館の設置についてですが、本市から札幌市手稲区へ転出される方の事例につきましては、札幌市への転出超過、とりわけ隣接する手稲区への転出超過が大きいという傾向に歯どめがかからないことは、大きな課題であると認識をしております。また、子育てがしづらいという理由で本市から転出されることは、大変重く受けとめなければならないと考えております。なお、札幌市への転出・転入の推移につきましては、平成 26 年から 30 年の5年間では、ばらつきはありますが、毎年 700 人から 1,000 人の転出超過で推移をしております。次に、新光地域で子育てしづらいとの御意見につきましては、新光地域に限らず、どの地域におきましても、市民の皆様それぞれで生活の利便性などに対する感じ方に違いがあると思いますので、ある地域で子育てしづらいという意見をお持ちになった方がいらっしゃったとしても、直ちに市内全域で子育てしづらいということにはならないのではないかと考えております。次に、不動産情報サイトの口コミに記載された不満の声に関しての所感につきましては、先般実施した子育て支援に関するニーズ調査結果を見ましても、本市の子育て支援の取り組みに対する満足度は、必ずしも高いものではないと感じているところであります。次に、近郊の都市における児童館・児童センターの設置数につきましては、千歳市には9館、岩見沢市には 13 館、札幌市には 107 館が設置されていることを確認しております。また、本市の設置状況につきましては、これらの都市と比較しますと、充実しているとは言えないのではないかと考えております。朝里・新光地域での児童館の設置につきましては、この地域だけでなく、市内全域におけるニーズなども踏まえながら考えていかなければならないものと認識をしております。次に、町会と一体となった児童館の設置や運営につきましては、それぞれの地域におけるコミュニティの活性化や子供の居場所づくりという観点からも将来のまちづくりを進めていく上で検討が必要な課題の一つであると認識をしておりますので、他都市の事例についても調査をしてまいりたいと考えております。次に、子供を預けられる場所としての児童館・児童センターの拡充につきましては、「子どもを預けられる場所を拡充して、仕事と家庭の両立ができる環境整備」を進めることを公約に掲げておりますことから、今後の子育て支援施策を検討していく中で、子供の居場所にふさわしい地域資源の活用なども含めて研究してまいりたいと考えております。次に、本市を「若い世代が子育てをしたいと思えるまち」にすることにつきましては、市民の、とりわけ若い世代の皆様が安心して子供を産み育てることができ、全ての子供たちが能力や可能性を発揮できるまちを目指すことが必要であると考えております。このため、具体的な施策としましては、子育てについて気軽に相談できる、子育て世代包括支援センターの設置や子供を預けられる環境の整備・拡充に取り組むとともに、親子が安心して利用できる公園の整備を進めるなど、子育て世帯に寄り添い、安心して生み育てる環境づくりを行っていかなければならないと考えております。次に、保育の充実についてですが、まず、保育所等の入所待ち児童の解消に向けた取り組みにつきましては、入所待ちの主な理由といたしましては、受け入れに必要な保育士の数を確保できないためであります。このため、保育士資格をお持ちの方で、現在、保育士として就労していない方を対象に保育士等人材バンクに登録をいただき、採用を希望する保育所等へ情報提供を行う仕組みを設けているほか、保育士現場体験プログラムとして、スムーズな就労や職場復帰を支援する取り組みを継続して行うことで保育士の確保につなげ、入所待ち児童の解消を図ってまいりたいと考えております。次に、本市の企業主導型保育の地域枠での利用状況につきましては、当該保育施設は市が直接関与する施設ではありませんので、地域枠での利用状況など詳細については把握いたしておりません。また、企業主導型保育施設の設置が保育所等の入所待ち児童の解消に期待できるかということにつきましては、地域枠の設定により、保育の受け皿としての役割の一部を担っていただけることは事実でありますが、当該施設の主な利用対象が施設を設置する企業の従業員の子供であるため、直ちに現在の認可保育所等の入所待ち児童の解消につながるとは考えておりません。次に、幼児教育の無償化において、給食費が無償化の対象外となることにつきましては、これまで保育所等では給食費のうち副食費は保育料に含まれるとされており、別途保護者から徴収することはありませんでしたが、このたびの無償化に伴い保護者にとっては保育料がかからなくなる反面、新たに副食費の実費負担が発生し、施設の運営側にとっても徴収手続等の事務負担がますものと考えております。保護者負担につきましては、それぞれの施設における徴収額の算定方法や徴収方法などについて具体的な取り扱いがまだ示されておりませんので、現時点でお示しすることはできません。また、無償化にかかる財源につきましては、4分の1の市町村負担が生じることとなっておりますが、平成 31 年度の地方負担分は、全額、特例交付金により補填され、平成 32 年度以降は個別団体の地方交付税の算定に当たって、地方負担の全額を基準財政需要額に参入することとする国の方針が示されておりますので、本市といたしましては、そうした財政措置が恒久的に担保されるよう注視してまいりたいと考えております。次に、保育士賃金の全産業平均との比較につきましては、平成 29 年度賃金構造基本統計調査に基づき、全職種の給与月額との比較でお答えいたしますが、全国の全職種での平均月額 33 万 3,800 円に対しまして、全国の保育士の平均月額は 22 万 9,900 円であり、10 万 3,900 円低くなっております。また、北海道の全職種での平均月額 28 万 8,600 円に対しまして、北海道の保育士の平均月額は 21 万1,200 円であり、7万 7,400 円低くなっており、全国の保育士との比較でも1万 8,700 円低くなっております。次に、国や北海道における保育士確保対策につきましては、保育士の給与改善や、いわゆる潜在保育士に対する職場復帰のための研修実施や就職準備金の貸し付け、また保育士資格を新規に取得する際の修学資金貸し付けなど、さまざまな対策が講じられておりますが、全国的な保育士不足の状況や、本市におきましても保育士不足による入所待ち児童が発生していることを勘案いたしますと、現在の対策だけでは十分な効果が得られているとは言いがたいものと認識をしております。次に、小樽市保育士就労支援補助金につきましては、市内の保育所等において保育士不足による入所待ち児童が増加したことから、その解消を図るために平成 28 年度に創設をいたしました。補助の要件や金額等につきましては、市内の保育所等に新たに常勤の保育士として3カ月以上継続して勤務する場合で、市内から就職した方に対しては、被服費や参考図書代金などの実費相当額として1人当たり 10 万円を限度に。また、市外から就職した方に対しては、市内に居住するための家賃等も合わせて1人当たり 20 万円を限度に補助するもので、市の単独費用で実施いたしました。本事業については、28 年度の1年限りで終了いたしましたが、その理由としましては、予算上は 10名分の補助を見込んでおりましたが、実績は2名の利用にとどまり、事業の効果が限定的であったこと、また、29 年度から社会福祉法人北海道社会福祉協議会が、北海道の補助事業として本市と同様の就職準備金の貸し付けなどの事業を開始したことから、本市の単独事業で行うことの費用対効果を勘案し、終了したものであります。次に、若手保育士を応援することにつきましては、現在の保育士不足による入所待ち児童の増加は、早急に解決していかなければならない問題であると認識をしております。このことから、御提案をいただいた制度を含め、本市で保育士が安心して、より長く勤められるような仕組みについて研究してまいりたいと考えております。(「議長、8番」と呼ぶ者あり)
再質問 8番 酒井隆裕
再質問を行います。この小樽市の人口が減るということ、本当に私は残念に思っています。先ほど市長からの御答弁の中で、少なくとも朝里・新光地域に児童館が必要ではないかという私の質問に対して、この地域だけではなくて全市的なニーズという話がありました。もっともな話だと思うのですけれども、ただ、そうは言っても、もうこんなふうに実際にどんどんどんどん転出しているわけです。まさに緊急性がある話なのです。ニーズ云々の話ではないです。もう今すぐやらなければならない問題だというふうに思います。そのぐらいの、やはり深刻な問題だというふうに思ってほしいのです。だからこそ、このような、新光2丁目の私の住んでいるところ、すごく便利なのに、それでも子育てしづらい、何がないか、児童館がないのだ。だから考えてくださいという話なのです。ぜひ、この点について、改めて調べていただければと思っております。それから、またこれもそうなのですけれども、コミュニティセンターの話で、将来の課題だというふうに言われているのです。これもまた将来の課題ではなく、今すぐ、現在の課題だというふうに思うのですけれども、この点についてもいかがでしょうか。それからもう一つ、市長の公約で、若い世代が子育てしたいと思えるまちにするには何が必要かということで、先ほどの子育て世代包括支援センターの話ですとか、また、公園の話とか出ましたけれども、私の最初に紹介した御家族のとき、何てお話されたかというと、冬になったら公園に行けないと言うのです。だからこそ、こういったものが大変必要なのだと思うのです。そうした考えということも含めて、包括支援センターや公園で、市長は十分そうした対策をとれるというふうにお考えでしょうか。子供の居場所の問題もお話ししました。ここで紹介したいのが、2015 年度子ども・子育て支援推進調査研究事業、児童館における子育て支援等の実践状況に関する調査研究報告書、ここで言われているのです。放課後児童クラブや地域子育て支援拠点事業などをもって児童館の代替機能とする自治体もあったが、児童館本来の目的や役割は代替することはできない。そのとおりなのです。児童館がどうしても必要です。改めてお考えを伺います。それから、保育士不足の問題です。全国でも 10 万円ほど安い、道の中でも7万 7,400 円安い。やはりここが根本的な原因であります。先ほど、私が提案いたしました奨学金を肩がわりする制度、これを検討できないかという話について、仕組みなどについても研究していくというようなお話がありました。ぜひ早急にこれを考えてほしいのです。やはり今すぐこうした保育士不足対策、これを打っていかなければならない。本当に負のスパイラルになっていく。保育士が不足しているから預けることができない。そもそも保育士自身も賃金が安いから、そこに働き続けることもできないし、なかなか募集しても雇うこともできない。小樽市として何ができるだろうか、そこにこういった制度があるのです。いろいろな制度と組み合わせるやり方もあるでしょうし、保育士になる奨学金だけというやり方もあるでしょうし、ぜひ研究してほしいと思うのです。意気込みをお伺いしたいと思います。
答弁 市長 迫俊哉
酒井隆裕議員の再質問にお答えをいたします。御質問の中にもございましたけれども、小樽のまちが大変子育てしづらいという御意見があったということについては、大変胸の痛む話でもありまして、やはり小樽市にとりまして、人口対策、とりわけ少子化対策というのは本当に大事な問題だというふうに考えておりますので、この問題については、時間はかかりますけれども、着実に前に進めていかなければならない問題だというふうに思っております。新年度の予算の中にも子育てにかかわる政策・事業というものを少しずつでありますが盛り込まさせていただきましたけれども、児童館の問題になりますと、今の財政状況を考えますと、なかなか早急にこの児童館の問題に取り組んでいくということは難しいというふうには実感をしておりますが、子供の居場所づくりを考えていくというこの御指摘については、全く同感をいたしておりますので、御質問の中にもありました、例えばですけれども、町会との連携といいますか、町会と一体となって子育てを進めていくというお考えには賛同いたしますので、こういった観点で子供の居場所づくりというものが構築できないか考えさせていただければなというふうに思っているところでございます。また、将来的な課題ではなくて早急な課題ではないかということでございました。私の答弁では、将来のまちづくりについて、今必要だというふうなことでお答えをさせていただいたので、決して将来の課題ということではなくて、今まさに解決しなければ問題だという認識でいることは事実でございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 福祉部長 勝山貴之(福祉部長は2020年2月まで)
酒井隆裕議員の再質問にお答えいたします。私からは、奨学金のお話もございましたけれども、保育士を小樽市でどうやって成熟させていくかということがございまして、議員からもありましたように、他都市の取り組み、これはいろいろと研究していきたいと思います。他都市ではいろいろな取り組みを確かにやっていますので、その取り組みが小樽市でそのまま取り入れられるかどうかというのはわかりませんけれども、いろいろな方法を検討して、小樽市でできるものを考えていきたいと思っております。あと、放課後児童クラブ、児童館の関係、冬の部分もありましたけれども、先ほど市長から答弁ありましたが、子育てをしづらいという理由の中では確かに児童館・児童センターなどがないということもございます。その中で、逆に子育てがしやすいまちにするためには何が必要かということの中では、決して児童館などの整備が高い位置を占めているわけではございませんでした。どちらかというと公園ですとか、保育費・教育費の負担軽減、そういうものがございました。その中で、冬の居場所づくりということは、やはり小樽市では冬、雪があって公園では遊べないことがございましたので、そこにつきましては、地域資源、先ほど町会館のお話もございましたけれども、いろいろな面で何ができるのか、関係部等も含めて研究していきたいと思っております。(「議長、8番」と呼ぶ者あり)
再々質問 8番 酒井隆裕
再々質問します。児童館の話で、町会との絡みの話をしたのですけれども、今、器がないわけなのです。言ってみれば、私が紹介しました滝川市の事例では、何々地区コミュニティセンターという名前の中で、町内会連合会と言いますけれども、そこがやって、そしてコミュニティセンターの中に児童館も併設されているのです。だから、そうした小・中学生や高校生なども利用できるし、一般の人たちも利用できるし、そうしたイメージなのです。今こうした考え方をやってくださいという話でありまして、ぜひそのための調査・研究などをしていただきたい。そして、実際にそうした施設をもしつくる必要があると、私はつくる必要が絶対あると思うのですけれども、そうした場合には町会の皆さんともお話をしていただければというのが趣旨でありましたので改めてお伺いをいたします。
答弁 市長 迫俊哉
酒井隆裕議員の再々質問にお答えいたします。本答弁の中にもございましたけれども、子供を預けられる場所の拡充、それから仕事と家庭の両立できる環境整備というのは、私の公約の中にも掲げられているわけでもございますので、答弁の繰り返しになりますが、やはり子供の居場所づくりというのは、先ほど来申し上げておりますけれども、私どもにとりましては、子育て対策の中でも大事な問題だというふうに思っておりますので、地域との連携ですとか、あるいは地域の資源などを活用しながら、さまざまな事例を研究してまいりたいなというふうに思っております。