みんなの議会

小樽市議会 平成29年第3回定例会 2017年9月13日

(1)災害対策について/(2)街路樹の維持管理について/(3)市民ギャラリー利用等について

2017年9月13日、小樽市議会の一般質問で、新谷とし議員が「災害対策について」「街路樹の維持管理について」「市民ギャラリー利用等について」について質問し、市長 森井秀明、教育長 林秀樹、総務部長 前田一信、建設部長 上石明が答弁しました。

質問者
新谷とし 議員
答弁者
市長 森井秀明、教育長 林秀樹、総務部長 前田一信、建設部長 上石明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 22番 新谷とし

災害対策について伺います。7月 16 日の小樽市での豪雨は1時間に 80 ミリメートルという記録で、側溝の溢水、冠水、土砂流出などの被害が発生しました。私は、市道新光5丁目第3線の坂道を流れ落ちる大量の水、さらに市道熊碓本線から道道朝里川温泉通に流れ込む大量の水で道路一面が冠水しているのを見て、近年見ない状況に危機感を抱きました。さらに住民から、市道大正新線に坂上からの土砂が素掘り側溝を塞ぎ、民家に土砂、泥水が押し寄せたという情報や、銭函2丁目市民センター近くの民家の車庫が冠水したという連絡を受け、これらの情報を小樽市に伝え、対応をお願いしました。翌日、電機量販店内に冠水があったことも知りましたが、市内各地域で消防本部と建設部が対応した事案の内容と件数をお知らせください。17 日に朝里川温泉、大正新線の被害状況を見に行き、住民の皆さんの話を聞く中で、土砂災害になっても避難場所は豊倉小学校と思い込んでいて、避難場所が周知されていないことがわかりました。私は2014 年第3回定例会で土砂災害問題を質問し、他の災害と同じ避難所では問題だと指摘し、その後、指定避難所は災害の種類別に定められました。間違った場所に避難すると、かえって被害に遭うということになります。市のホームページには災害別の指定避難所が掲載されています。しかし、インターネットを利用しない方にはわかりません。少なくとも広報おたるで周知すべきではありませんか。また、災害の避難勧告が出たときの避難場所と近くの緊急避難場所もお知らせすべきです。現在、市の防災計画で指定避難所を開設しないとなっているのは土砂災害で 12 校、地震で3校となっていますが、今述べた豊倉小学校は、土砂災害では避難場所になりません。朝里小学校や望洋台小学校では遠過ぎます。もっと近くに避難場所を設けるべきと考えますが、いかがですか。広報おたる9月号に、津波ハザードマップと防災マップを見直すことが掲載されていますが、マップの見直しにより、現在定められている避難所は変わることがあるのですか。これらのマップは、日常危険箇所を知っている住民の意見を聞かなければ時に活用してはならない危険なものになり、避難所に安全に行けません。改めて住民の意見を聞いて作成すべきではないでしょうか。ハザードマップ、防災マップの活用方法が掲載されていますが、マップそのものが手元になければ、危険箇所の確認や避難場所、避難経路の確認もできません。新たな津波ハザードマップは、市役所や各サービスセンターで配布するほか、沿岸地域には町会などを通じて配布するということですが、新たな防災マップは全戸に届くようにすべきではありませんか。あわせて、避難メモも市のホームページに掲載されていますが、インターネットを利用しない方にはわかりませんから、市民が日常生活の中で防災を意識づけ、いざというとき即座に避難先がわかるようにするために、避難メモも全戸に配布してはいかがでしょうか。次に、側溝改修と清掃についてです。これまでも大雨や雪解け水で市道の側溝が溢水し、民家の一部が冠水するということがたびたび起きています。側溝の改修で冠水しなくなり、住民に感謝されているところもありますが、大抵は、ゲリラ豪雨だから側溝で飲み込めないということで終わっています。しかし、先日の新聞で、短時間に強い雨が降る頻度は 30 年前の3倍以上に増加していること、専門家が、道内のインフラは強雨への耐性が低いこと、本州のような豪雨はないという意識は変えなければならないと指摘していることが報道されていました。これからも異常気象で短時間に大雨ということは起こり得ることです。広報おたるに危険場所の確認の大切さが載っていますが、危険な箇所は行政の責任として、災害から市民の生命、安全を守るため、未然に対策を講じなければならないのではありませんか。小樽市の臨時市道整備事業費の予算と整備路線は年々減らされ、2013 年度4億円、33 路線が、2017年度3億 6,000 万円、21 路線に削減されています。大正新線の素掘り側溝改修を初め側溝改修などの臨時市道整備事業費の予算を引き上げていくよう求めます。お答えください。また、横断側溝に土砂が詰まったり、雑草がはびこっている側溝もあちこちに見られ、洪水になる原因にもなっています。住民の要望する箇所だけではなく、このようなところも定期巡回で清掃すべきです。いかがですか。次に、街路樹の維持管理について伺います。初めに、市道路線に植樹されている街路樹は、景観や緑の保全に役立っていますが、そのほかにどのような機能を有しているのか伺います。街路樹の役割はあるものの、高く伸び過ぎたり、葉が生い茂った樹木は秋になると落葉するため、雪が降る初冬は滑って転倒、骨折などの被害になったり、地先の住民は、だんだん年をとってきて体が不自由になり、片づけるのが大変という悩みにもなっています。一例として、桂岡ニュータウン大通線の樹木は6年前に剪定が行われたきりで、道路沿線の住民から、枝が伸び過ぎ、アブラムシも繁殖し、アブラムシが道路に落ちてくるので枝払いをしてほしいとの要望が寄せられています。しかし、たくさんある市道路線の街路樹のうち事業費がついている剪定路線は限られているようで、住民の要望に応え切れないという実態です。市道路線の街路樹の総数、事業費がついている剪定路線名と本数、この3年間の年間予算額をお知らせください。街路樹の機能を保持するためには適切な維持管理が必要です。街路樹の維持管理については、国土交通省の 2016 年の道路緑化技術基準の通知で、道路植栽及び植栽地の管理について規定されています。そこでは、道路植栽の健全な生育及び緑化機能の維持向上、道路利用者等の安全への影響の未然防止を図るため、剪定、病害虫除去などを適切な時期に行うことが望ましいと定められています。小樽市の街路樹の剪定は、この指標を参考にした維持管理計画を立てていますか。また、事業費がついていない樹木の剪定は、どんな判断のもとで実施されているのでしょうか。全ての市道路線の街路樹の剪定は難しいかもしれませんが、予算を引き上げて3年から5年のスパンで樹木の特性や地域の状況に応じた計画を立てて、維持管理を行うべきではありませんか。次に、市民ギャラリー利用等について伺います。美術館1階の市民ギャラリー、多目的ギャラリーは、小樽市民の文化、芸術の発表の場として多くの市民に利用されています。事務執行状況説明書によるここ5年間の利用団体数、観覧者数は、2012 年度49 団体、観覧者2万 8,839 人、2016 年度 62 団体、観覧者3万 1,036 人と増加傾向にあり、市民の文化、芸術に対する意識の向上が伺われます。市として、この傾向をどう認識されますか。市民ギャラリーを利用している市民から、展示時間の延長と搬入日について要望が寄せられています。美術館の開館時間は9時 30 分から 17 時となっていますが、仕事帰りの方が見にこられるように時間延長をしていただきたいというものです。図書館は以前の開館時間は 17 時まででしたが、市民要望に応え、現在は火曜日から金曜日の平日は19 時までとなっています。図書館は職員の勤務時間を交代制にして対応していますが、市民ギャラリーについても、希望する市民要望に応え、職員の交代制などで時間延長はできないでしょうか。作品の搬入は、美術館の休館日が月曜日のため、火曜日にすると、観覧は水曜日からとなります。以前、火曜日から観覧できるように、日曜日の 17 時以降 21 時までに搬入を行ったことがあることも聞いていますが、希望する方にはこのような時間帯での搬入ができないか、また、月曜日搬入を別料金などで実施できないか、お聞きします。あわせて、美術館、文学館で、平日の曜日を決めて時間延長はできないでしょうか。雪あかりの路のときは2日間のみ時間延長して、市民や観光客の皆さんに喜んでいただいているとお聞きしています。仕事をしている方で日曜日も多忙で、文化、芸術に触れる機会が少ない市民もいます。ぜひ開館時間の延長をしていただきたいですが、いかがでしょうか。再質問を留保して、質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

新谷議員の御質問にお答えいたします。初めに、災害対策について御質問がありました。まず、7月 16 日の記録的な大雨が降った際に対応した事案の内容と件数につきましては、消防本部が側溝の溢水や河川の増水等について 26 件、建設部が道路の冠水や側溝の溢水に 28 件対応をいたしましたが、幸いにも人的被害はありませんでした。次に、災害別の指定避難所の周知につきましては、平成 27 年の広報おたる4月号に掲載しておりますが、それ以来広報紙での周知をしてきておりませんので、次年度の広報紙において再度掲載することに加え、まち育てふれあいトークや各町会の訓練などにおいても周知をしてまいりたいと考えております。次に、朝里川温泉地区の土砂災害の避難場所につきましては、望洋台小学校が最も近い避難場所となっておりますが、移動距離が長くなりますと避難が困難となる方もいると思われますので、近隣で開設できる避難場所を選定してまいりたいと考えております。次に、津波ハザードマップと防災マップの見直しに伴う指定避難所の変更につきましては、現在指定しております津波避難所は、ことしの2月に北海道から公表された新たな津波浸水想定においても浸水想定区域の外にあることから、見直しに伴う変更はありません。また、防災マップにつきましては、これまで掲載していた土砂災害危険箇所などに津波と星置川の浸水想定区域を重ねて表示するものであることから、防災マップの見直しに伴う避難所の変更はありません。次に、改めて住民の意見を反映したマップを作成するべきであるとの御指摘につきましては、現在作成中の津波ハザードマップ及び防災マップは、国が示している手引きに基づき、警戒区域等を見やすさにも配慮しながら掲載し、市民の皆様に周知するものであります。地域の方が把握されている危険箇所につきましては多数あると考えられ、これらを記載した場合見えにくくなるため、掲載は困難ですが、町会などで地域の危険箇所を把握するため実施する図上訓練の中で、その地域の防災マップを作成する支援を行ってまいりたいと考えております。次に、新たな防災マップの全戸配布につきましては、一定の財政負担が伴うことから困難であると考えております。しかしながら、防災マップは、居住している地域の危険箇所や避難場所を確認していただくことにより災害による被害の軽減を図るため作成しているものであり、できるだけ多くの方にごらんいただくため、ホームページに掲載するほか、配布につきましては、市内各サービスセンターや本庁舎内、コミュニティーセンター等の公共施設、消防署などでも行うこととしております。次に、避難メモの全戸配布につきましては、避難場所等を記入する避難メモを新たな防災マップに掲載し、希望者に配布する予定でおりますが、先ほど答弁いたしました災害別の指定避難所の周知にあわせて、今後発行する広報おたるにも掲載してまいりたいと考えております。次に、側溝改修などの臨時市道整備事業費につきましては、臨時市道整備事業は、日常の道路パトロールなどを通して、側溝や舗装の老朽化が著しい路線や溢水対策が必要な路線などを対象に、整備の緊急性や路線の重要度などを総合的に判断し、優先順位をつけた中で側溝改修や道路改良などを行っております。しかしながら、臨時市道整備事業費につきましては、他の事業を加えた道路関連事業全体で見ると予算は増加傾向にあることから、引き上げは難しいものでありますが、市民の皆様へのサービス水準の維持に必要な予算は確保していきたいと考えております。次に、定期巡回による側溝の清掃につきましては、日常の道路パトロールにおいて、側溝やますの詰まりなどを発見した際は、住民要望箇所も含め順次清掃を行っております。また、過去の溢水箇所については、事前に現場状況を把握するなど、早急に対応できるように取り組んでいるところであります。次に、街路樹の維持管理について御質問がありました。まず、街路樹の機能につきましては、国土交通省の道路緑化技術基準の解説によりますと、生活環境保全機能として、交通騒音低減、大気浄化、緑陰形成機能として都市の冷却効果、二酸化炭素の削減、交通安全機能として、並木の視線誘導、事故の衝撃緩和、防災機能として、延焼防止、吹雪防止などの機能があるとともに、樹木は生命体であることから、潤いややすらぎを感じさせ、精神面に与える癒やし効果も大きいとされております。次に、街路樹の総数などにつきましては、平成 28 年3月末現在で街路樹の総数は3万 9,594 本あり、そのうち剪定が必要な高木の本数は 3,965 本となっております。また、剪定路線は 11 路線、本数は 345本になり、その内訳といたしましては、長橋線 19 本、大通線 56 本、龍宮線 46 本、公園東通線 11 本、入舟線 54 本、浅草線 41 本、桂岡1号幹線 45 本、中央通線 25 本、桜台線 11 本、桂岡2号幹線9本、公園通線 28 本になります。平成 27 年度以降における各年度の予算額は、平成 27 年度 370 万円、平成 28年度 390 万円、平成 29 年度 390 万円となっております。次に、街路樹の剪定の判断などにつきましては、現在本市におきましては、限られた予算の中で、要望の高い市街地のプラタナスなどの街路樹路線と、パトロールなどで見つけた剪定の必要な樹木について行っており、道路緑化技術基準に基づいた全体の維持管理計画は立てておりません。剪定路線以外の街路樹における剪定の判断は、パトロール時に担当職員が目視により、枯損木、危険木の程度、支障木の範囲などを確認し、必要に応じて作業を行っております。次に、計画的な街路樹の剪定につきましては、先ほどもお話をいたしましたが、枯損木や支障木の増加などにより、限られた予算の中で全ての街路樹を計画的に管理することは難しいことから、これまでと同様、市街地に絞った剪定作業を行うとともに、パトロール等により必要に応じた作業で対応してまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)

新谷議員の御質問にお答えいたします。ただいま、市民ギャラリー利用等について御質問がございました。初めに、このギャラリーの利用団体数、観覧者数の増加傾向につきましては、平成 22 年度に行った文学館、美術館の再整備によりギャラリーが3階から1階に移り、利用しやすくなったことに加え、現代的な空間にリニューアルしたことから新たな利用者がふえ、文化、芸術活動の成果を発表する場として定着してきたことや、市民の皆様の文化、芸術に対する興味、関心が高まってきたことによるものと認識をいたしております。次に、市民ギャラリーの時間延長につきましては、職員が不在となる夜間の時間帯ということもあり、館内のセキュリティーの確保や冬期間の暖房業務の委託の見直しなどの課題がございますことから、利用者の御意見などもお聞きしながら、どのように対応できるのか検討してまいりたいと考えております。次に、月曜日の休館日の搬入につきましては、展示時間の延長と同様、セキュリティーの確保や財政上の課題があることに加え、利用者に新たな経費負担を求める必要が生じることから、利用者から御相談があった場合には、日曜日の 17 時以降の搬入で調整をしてまいりたいと考えております。次に、美術館、文学館の平日の曜日を決めた時間延長につきましては、現在、平日においでになれない市民の方を考慮し、土曜日・日曜日に開館をしておりますが、さらに平日の時間延長を行うということになれば、入館料の徴収や展示会場、あわせて5カ所の窓口に対応するための職員の増員や冬期間の暖房業務の委託変更など、費用負担の増加が見込まれます。また、現在、雪あかりの路の期間に時間延長を試行的に行っておりますが、この延長による夜間入館者数は非常に少ない状況にございます。これらのことから、現状では時間延長の本格実施につきましては多くの課題があるものと考えております。今後とも、時間延長のあり方について、利用者のニーズなど御意見をお聞きしてまいりたいと考えております。(「議長、22 番」と呼ぶ者あり)

再質問 22番 新谷とし

再質問いたします。1番目、災害対策は、本当に人的被害がなかったということでよかったと思いますけれども、まだまだ課題がたくさんあると思います。まず、朝里川温泉地区の避難所を近くに開設できないか、検討していきたい旨の答弁だったと思いますけれども、2002 年、市と朝里川温泉地区の宿泊施設等の協力に関する協定書が結ばれ、宿泊施設等は避難場所の提供、食事、入浴などを提供することになっております。こういうことで、この施設の利用を、緊急ですからできないか、すべきだと思うのですけれども、いかがでしょうか。それから、住民の意見を聞いてマップを作成すべきということに対してですが、図上訓練など地域でする場合には聞くということでしたけれども、岐阜県のある自治体の里山地域なのですが、ここで暮らす人たちが、指定避難所になっているところが豪雨で洪水となる川の橋を渡らなければならないので、危険で避難できないという新聞記事がありました。そうならないように、地域をよく知っている住民の意見を聞いて、新しいマップに全て盛り込むということにはならないと思いますけれども、その中で本当に、直さなくてもいいところもあると思いますが、ふだん暮らしている住民の意見というのは大変大事なものだと思いますので、これも再考していただきたいと思います。それから、防災マップの全戸の配布は財政上難しいということでした。しかし、津波ハザードマップは沿岸部に配布される、これはいいと思いますけれども、地震は全市が対象になりますし、自分のところは何の災害対象地域になっているのかもわからない市民が多いのです。立命館大学の特別招聘教授で災害復興学会の監事の塩崎賢明氏は、災害対策は、まず起きる前の準備、起きた瞬間に命を守る、避難生活と復興の3点が大事であると述べております。災害が起きる前の準備として、広報でお知らせしているように、防災に対する知識を深める、これが大事だと思うのです。そのためにも、行政の責任として情報提供をしなければならないと思います。どのようにするかというのは考えていただきたいのですけれども、例えば広報おたるに掲載していくなど、または避難メモについては、広報おたるに折り込めるということで、広報おたるに掲載すると言っていますから、それはいいのですが、マップについても何か考えていくべきだと思います。それから側溝整備ですけれども、2012 年にこういう例がありました。臨時市道整備事業で朝里中央線の側溝改良が溢水対策として行われました。それまで毎年溢水して民家に被害が及んでいたことが、その後全くなくなり、住民は安心しております。そういうことで、住民の安全を守るということで、先ほど、市民サービスに必要な予算は確保していきたいという御答弁でしたけれども、特にこういう災害から市民を守るという立場でさらなる予算の確保をお願いしたいと思います。それから街路樹ですけれども、街路樹の剪定について、国土交通省の指標に沿った計画は立てていないということでした。しかし、先ほど住民の声を紹介しましたが、実際に街路樹の落ち葉で困っているわけですね。これだけたくさんある中で、わずか 11 路線の三百数十本、その予算では少な過ぎます。大切な役割をこの街路樹は果たしているわけですから、その役割を果たし、市民の生活などを守る上でも、計画をしっかり立てて、3年から5年のスパンで樹木の特性や地域の状況に応じた計画を立てるべきだと思うのですけれども、再度お伺いいたします。それから、市民ギャラリー利用についてですが、作品の搬入については、相談があった場合は対応いたしますということで、その点は大変よかったなと思いますので、この点を利用している方々に周知していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。それから、美術館、文学館の開館時間延長なのですけれども、雪あかりの路では夜間の利用者が少ないという答弁でしたが、これはやはり観光客の皆さんが主に利用されるのではないかなと思います。そういう点では、市民がどれだけ必要としているのか、市民の声を聞いて、利用者の声を聞いて進めたいということでしたけれども、この点で、どのようにして市民意見を聞いていくのか、お聞きしたいと思います。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

新谷議員の再質問にお答えをいたします。私が答弁したこと以外におきましては、各担当より答弁させていただきますので、よろしくお願いいたします。私からは、災害対策に対して2点ほどお話しさせていただきます。一つは、住民の皆様がやはり地域、現場を一番知っているので、地域の方々にしっかりとそのことをお聞きし、それをハザードマップに反映すべきという御指摘であったかと思いますけれども、先ほどもお話しさせていただきましたが、その地域の方々が知る危険な箇所というのはかなりの数に及ぶのではないかなと感じているところでございます。そして、それらを全て防災マップ等に載せることは困難ではないかということで、先ほどお話しさせていただいたところでございます。ですので、防災マップそのものにそれらを全て載せることは困難だと思っているのですけれども、しかしながら、その地域ごとで行われる災害に対しての図上訓練であったり、またはそういう防災訓練等において、地域の中でつくられる防災マップ、または地域のマップの中に、そういう危険な箇所、地域の方々の意見を反映することで、地域の皆様に身近な取り組みとして行っていくことのほうが効果も高いというふうに思っておりますし、そのような観点で支援を行っていくことによって、新谷議員の御指摘のような地域の方々の危険箇所ということを周知できる、そういう環境になると思っていますので、そのような形で進めてまいりたいと思いますので、御理解をいただきたいと思います。それともう1点、全戸配布のことなのですけれども、私たちも思いとしては全戸配布したいというふうに思っている、そういう話も出ているところでございます。しかしながら、どうしても予算上それだけの予算を組む状況に残念ながら今はなっておりません。ですので、全戸配布そのものにおいては現状では難しいと思っておりますが、新谷議員が御指摘のとおり、災害が起きる前の準備として、行政の責任として情報提供すべきということはそのとおりだというふうに思っておりますので、先ほども答弁いたしましたけれども、災害の指定避難場所の周知、これらを行いながら、広報おたる等にも機会あるごとに掲載していきたいというふうに思っておりますので、この点につきましても御理解をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 総務部長 前田一信(総務部長は2018年2月まで)

私からは、朝里川温泉地区の土砂災害等の避難所の関係でお話があった件ですけれども、こちらにつきましては、避難場所として現在もう既に温泉街といいますか、旅館ですとか、ホテルですとか、そういったところでのいわゆる公共的なロビー等は使うことになっているのですが、実際に避難して長期滞在するというようなことについては、まだそこまでいっておりませんので、こういったことも考えに入れて、今後そういったことを組合等と協議してまいりたいというふうに考えてございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 建設部長 上石明(建設部長は2019年2月まで)

新谷議員の再質問にお答えいたします。まず、側溝整備について、道路の維持に必要な予算につきまして確保していきたいと考えておりますけれども、まずは日常道路のパトロールの中で現場を確認しまして、その中の整備の緊急性、路線の重要度などを総合的に判断しまして、優先順位を決めた中で整備をしていく形になると考えております。続きまして、街路樹の計画を立てるべきではないかということですけれども、先ほど市長から答弁がありましたとおり、現在1割程度しかできていないという状況であります。こういった中で、なかなか全部の街路樹、高木の部分を剪定等するとなりますと、なかなか正直言って難しい状況であります。そういった中でありまして、まずは現場のパトロールの中で必要な箇所を随時行っていくという形になるのではないかというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)

新谷議員の再質問にお答えをさせていただきます。まず、休館日の搬入ということで、利用者の皆様に周知していただきたいというお話だったと思いますけれども、申し込みのございました利用者の方々から直接御相談を受け、必要に応じて対応してまいりたいというふうに思っておりますし、周知もしてまいりたいと考えております。それから、文学館、美術館の時間延長について、どのように市民意見を聞いていくのかということでございますけれども、これまでも利用者アンケート等においてさまざまな御意見、御要望を聞いておりますが、それに加えまして、実際に時間延長の関係についても御意見を伺ってまいりたいと考えております。(「議長、22 番」と呼ぶ者あり)

再々質問 22番 新谷とし

再々質問をいたします。災害対策です。住民への周知、防災マップの配布は予算的に無理だということで、地域マップに取り入れるほうが効果的というお話でしたけれども、それであれば、地域マップをつくって、その地域には配布するようにしていただきたいと思います。それから側溝整備ですが、パトロールをしている、それでつかんでいるというような答弁だったと思いますけれども、しかしながら、毎年のように、大雨が降ったときなどは冠水するということが起きているわけです。そして、先ほど例に挙げました朝里中央線、大変大きな側溝になったために、これは溢水対策として行ったということでしたから、そういうふうにしていかなければならないのではないかなとまず思いますので、その考え方ですね。パトロールだけで把握しているかといえば、全部は把握できないと思うのですよ。だから、朝里川温泉の大正新線のような素掘りの側溝が土砂に埋まって、民家に土砂が押し寄せたということにもなっているわけです。ですから、根本的には予算をふやして対応していくべきだと思います。それから、街路樹についても、現場パトロールをしているとおっしゃいますけれども、であれば、なぜ市民から要望が出るのか。桂岡ニュータウン大通線は6年前に剪定したきりで、先ほどのような要望が寄せられております。2011 年には、これは市の雇用対策としてなのですけれども、415 万 1,000 円の予算がつきまして、このときには、決められた路線のほかに 366 本の街路樹が選定されております。ですから、多くは言いません。もう少し予算を引き上げて街路樹の維持管理をすべきだし、それから管理計画を立てていくべきだと思います。その点を伺います。

答弁 総務部長 前田一信(総務部長は2018年2月まで)

新谷議員の再々質問にお答えいたします。地域のマップについて、市でつくって配布していただきたいというお話がございましたけれども、これにつきましては、地域で実際に、例えば町会単位などでいろいろ図上訓練とかする機会もございますので、そういった際にもいろいろ情報収集をさせていただきまして、地域でどのような場所が危ないのかというようなことをよく把握させていただいて、実際にそういった地域のマップをつくるときに、市もお手伝いを一緒にさせていただきたいというふうに考えてございますので、御理解をお願いしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 建設部長 上石明(建設部長は2019年2月まで)

新谷議員の再々質問にお答えいたします。まず、側溝整備につきまして、今年度大雨等により溢水があったところにつきましては、ことしに入りまして何回も大雨がある中で、そういったところにつきましては、今、事前に対応を図っているところであります。ただ、これはきちんとした対応にはなっておりません、一時的な対応なのですけれども、議員もおっしゃるとおり、今の箇所につきまして、すぐどうのこうのといいますか、すぐ対応できるかということは答弁はできないのですが、今度大雨があったときに、ある程度同じところでそういった被害がありますので、そこにつきましては、我々現場でもどういう対応をするかという部分につきましては、今検討しているところであります。続きまして、街路樹の計画のことなのですけれども、議員がお話ししたとおり、正直言いまして、予算の中でやる箇所というのは限られております。そのほかにつきましては、今、直営班で対応しているということもありまして、どうしても毎年対応ができない状況になっております。我々としてもできるだけ予算の確保には努めてまいりたいと考えておりますが、委託事業でできないところはどうしても直営の対応ということになりますので、そういうパトロールの中で随時対応をしていかなければいけないというふうに考えております。

出典:小樽市議会 平成29年第3回定例会 2017年9月13日 議事録 PDF(158ページ) 間違いを知らせる