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小樽市議会 平成29年第2回定例会 2017年6月12日

教育関連について

2017年6月12日、小樽市議会の一般質問で、中村吉宏議員が「教育関連について」質問し、教育長 林秀樹が答弁しました。

質問者
中村吉宏 議員
答弁者
教育長 林秀樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 14番 中村吉宏

美育、芸術教育について伺います。本年第1回定例会の教育行政執行方針によると、本市においても、知・徳・体のバランスのとれた人材育成を基本に据えること、生涯学習の取り組みとして、幼児から高齢者まで自然科学や芸術等に親しむことができる学習機会の提供を初め、子供たちの情操教育等に資する取り組みを引き続き進めるとのことでありました。今年度の施策として、小樽音読カップや小樽イングリッシュキャンプ等を引き続き実施すること。また、体育教育に関する施策も多く用意されております。また、学校における道徳教育の時間も確保されている中、情操教育にとって重要である芸術教育の施策が不十分であると認識しております。今年度、小樽市として子供たちの情操を向上させるための芸術に関する教育施策はどのようなものがあるのか、お示しください。昨年度は、静岡県熱海市にある美術館所蔵の美術品、歌川広重の版画、東海道五十三次保永堂版のうち、10 作品が小樽の小学校2校を巡回し、児童が本物の芸術作品に触れる機会がありました。これからも子供たちが芸術作品に触れる機会を多くつくっていただきたく、今後において芸術教育を推進する施策事業があればお示しください。本物に触れる機会や美育指導のより一層の充実を求めますが、見解をお願いいたします。学校図書館における司書の配置と市立小樽図書館の連携等について伺います。現在、小樽市の小・中学校では、学校司書配置の学校と、そうではない学校があると認識しております。現在、学校司書が配置されている小学校、中学校は何校あるのかお示しください。また、本の整理などについて、PTA等の方々がボランティアで取り組まれている学校もあると聞きます。図書の整理や児童・生徒への案内など、心強いサポーターだと思いますが、学校司書もおらずボランティアの方の活動もない学校は市内にあるのでしょうか、お示しください。小樽市内の小・中学校図書館と市立図書館との連携事業として、スクール・ライブラリー便がありますが、そのほかに連携した事業は本市にはあるのでしょうか。子供たちの読書推進について、学校図書館の利活用と市立図書館の連携をより強固にしていくために、市内全小・中学校に図書館司書の配置が必要と考えますが、いかがでしょうか。恵庭市では、ブックスタート事業で乳幼児への読み聞かせを充実させ、市内小・中学校の図書館に1人ずつ司書を配置し、子供たちの読書推進や授業での図書館利用、教諭が図書館の資料を授業で使用するためのデータ集積、相談などの業務を行っております。さらに恵庭市は、市内の事業者の協力を得て、まち全体を図書館にするという施策、恵庭まちじゅう図書館という取り組みを行い、市民が気軽に本に触れる機会を用意しております。これにより、市外、道外から観光や視察の人が訪れる状況とのことです。いろいろな施策で子供から高齢者までさまざまな情報に触れ、また、子供たちが知識と教養にあふれた生活を送る場の創造は、教育の充実という観点から重要なことであると考えます。小樽市も朝の読書や音読カップという子供たちが本に親しめる企画を展開するその先に、ぜひこうした取り組みを推進してほしいと思いますが、見解を伺います。以上で、4項目めの質問を終わります。

答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)

中村吉宏議員の御質問にお答えいたします。ただいま、教育関連について御質問がありました。初めに、美育、芸術教育についてですが、まず今年度、子供たちの情操を向上させるための芸術に関する教育施策につきましては、教育委員会では札幌交響楽団によるコンサートを開催し、質の高い演奏を聞くことはもとより、楽器の紹介や児童・生徒が指揮者を体験するコーナーを設け、音楽への興味・関心を高め、豊かな感性を育みます。また、美術館では市内の小・中学校を対象とした馬の絵写生会バスツアーを実施し、美術館のギャラリーにて展覧会を行うとともに、美術に関心の高い中学生や高校生を対象に、画家の指導のもと、人物デッサン会を実施いたします。各学校におきましては、校外学習等助成事業として、著名な劇団などの芸術団体を招き、演劇や音楽の鑑賞を行います。また、文化庁の文化芸術による子供の育成事業を活用し、和楽器の琴や能楽の芸術家による学習を今年度8校が実施する予定となっております。次に、芸術教育に関する今後の施策と展開につきましては、札響コンサートの開催など、これまでの取り組みに加えまして、美術館ではバスを用意して、各学校の児童・生徒を美術館に案内し、美術館での鑑賞マナーや、作品の見方などを学ぶ鑑賞教室の実施を計画しております。また、北海道立近代美術館の学芸員が絵画や彫刻などの所蔵品を学校に持参して、本物ならではの魅力を伝える出張アート教室も予定されておりますので、これらの事業にも積極的に応募するよう、各小・中学校に広く呼びかけてまいります。教育委員会といたしましては、児童・生徒が芸術への興味・関心を高め、豊かな情操を養う教育活動が大切であるというふうに考えておりますので、より多くの児童・生徒が質の高い芸術に触れる機会をふやしていくことができるよう、研究してまいりたいと考えております。次に、学校図書館における司書の配置と市立図書館との連携についてでございますが、まず、学校司書を配置している学校数につきましては、平成 29 年度は学校司書を2名増員した結果、小学校3校、中学校1校に配置しております。また、学校司書の配置がなく、ボランティアの活動もされていない学校につきましては、29 年1月の調査では、小学校で 10 校、中学校で 11 校となっております。次に、スクール・ライブラリー便のほか、図書館と市内の学校図書館との連携した事業があるかということにつきましては、これまでは学校巡回文庫や図書館出前講座などを行ってまいりましたが、29 年度からは子供読書担当の司書を1名配置して、学校図書の指導や研修を実施しております。また、学校図書館を訪問し、図書館の環境整備を行う学校図書館クリニックを初め、学校からの要望を受け、テーマに沿った本に関する読書指導を行うブックトークや、低学年に対する読み聞かせに取り組むとともに、学校図書館通信、たるばとレポートを市内の小・中学校に配付するなどの事業を行っております。次に、市内全小・中学校に学校司書を配置する必要性につきましては、平成 32 年度から実施されます新学習指導要領では、学校図書館や地域の図書館を積極的に活用した児童・生徒の自主的・自発的な読書活動や資料を活用した情報収集等の学習活動を充実することが示されており、教育委員会といたしましても、市立図書館と連携した学校図書館の充実を図るためには、学校司書の配置が欠かせないものと認識しておりますので、今後、市長部局とも協議をしながら、できるだけ多くの学校に学校司書が配置されるよう努めてまいりたいというふうに考えております。次に、恵庭市のような取り組みを推進してほしいということにつきましては、まず、教育委員会としましては、今年度、図書館に子供読書担当の司書を配置し、子供たちを対象とした読書の推進を図るとともに、学校司書の配置につきましては、先ほども申し上げましたけれども、今後も市長部局との協議のもと、充実に努め、図書館と連携し、学校図書館の利用促進、授業における読書支援などの取り組みを一層進めてまいりたいと考えております。また、市民が気軽に読書に触れる機会の創出につきましては、子供から大人まで楽しめるような、さまざまなテーマを掲げた展示コーナーの設置や講演会の開催など、昨年から図書館において取り組んでいるところでございますが、先進都市の事例を調査するなど、今後のさらなる充実について研究してまいりたいというふうに考えております。

出典:小樽市議会 平成29年第2回定例会 2017年6月12日 議事録 PDF(45ページ) 間違いを知らせる