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小樽市議会 平成29年第2回定例会 2017年6月12日

市政全般について

2017年6月12日、小樽市議会の一般質問で、中村吉宏議員が「市政全般について」質問し、市長 森井秀明が答弁しました。

質問者
中村吉宏 議員
答弁者
市長 森井秀明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 14番 中村吉宏

平成 29 年第2回定例会に当たり、自由民主党を代表し質問いたします。まず、平成 29 年度小樽市職員人事異動について伺います。29 年4月の小樽市人事異動を行うに当たり、市長が留意された点をお示しください。27 年度人事異動の内容が、地方公務員法違反であると小樽市コンプライアンス委員会に公益目的通報が行われ、市民の方が刑事告発を行うという事態になりました。この問題も、いまだ最終的決着がない状況で、今年度は部長職で本人が未経験の部署への異動、対象者へ何ら調整等がないまま異動があったと聞いております。28 年度人事異動の際、何ら調整、確認を行わないまま、当時、福祉部長だった方を総務部長に異動させようとして、対象の方が退職に追い込まれた経緯がありました。そのとき丁寧な説明や調整が行われていたら、この問題は避けられたものと考えます。しかし、その後も丁寧な説明や調整がないことは、本年度の議会事務局職員の人事異動より明らかです。市長は、地方公務員法第6条第1項に規定される任命権者の小樽市議会議長の任命権を侵害した形で、市長部局への異動を行おうとしました。その際に、議長へのしっかりとした説明や調整のための協議がないまま押し通そうとしたことは、言語道断であります。市政運営を行うに当たり、関係各所や部局の職員の協力を得なければ何事も進展せず、協力を得るためには職員の方々を含めた関係各所としっかりと説明や協議、調整を行うべきと考えます。なぜ、こういう基本的なことができないのか、お答えください。次に、今回の人事異動に関連してもう一つ伺います。本年4月の人事異動内容を見るに、産業港湾部参事の職が名簿にありません。また、昨年は一つの課で行ってきた建設部雪対策課が2課体制となっております。まず伺いたいのは、このような変更はどの部署について、どのように行われたのか、主なものをお答えください。また、これは機構改革の一環なのか、お示しください。そして何より、議会には何ら報告も行われておりません。今年度中に策定される小樽港港湾計画の策定作業を進める上で、港湾部参事の職が空白のまま放置されている状況には納得できませんし、我が会派は否定しておりますが、市長はしきりにきめ細やかな除排雪を行っているという認識で、なぜ雪対策課で2課体制をとる必要があるのか、余計理解に苦しみます。今回の組織変更について、なぜ行う必要があるのか。またどうして議会に説明がないのか、明確な答弁をお願いします。次に、コンプライアンス委員会について伺います。小樽市では、職員倫理条例でコンプライアンス委員会を設置することが規定されています。条例では、3人の委員が3年の任期でコンプライアンス推進に必要な事項を行うとのことです。しかし現在、委員の方のうち1名が体調を崩され、コンプライアンス委員会において調査報告等を行うべき公益通報等案件の調査が中断の状況です。このような場合、他の案件の通報があるなどの問題が生じたときに、小樽市はどのように対応をしていくのでしょうか。委員の復帰を待つのか、復帰までの間、代行の委員を委嘱するのか、あるいは何もしないのか、お示しください。ただいま中断中の高島漁港区における観光船事業者に対する小樽市の許認可等に関し、条例、法令違反の旨の通報がございます。中断しているこの状況について、市としてどのように対応するのか、お示しください。次に、小樽駅前の第一ビル、第二ビルについては、昭和 50 年ころの建築物です。多くの災害が日本列島を襲う昨今、東日本大震災、熊本地震は記憶に新しいところであります。震災の対策が急務である中、商店街やオフィスがテナントとして入居し、さらに、その上部には集合住宅が存在する小樽駅前の第一ビル、第二ビルについて、耐震面で安心できる状況なのか、お示しください。商工会議所の平成 29 年度小樽市施策に係る要望書によると、市内経済界ではこれらのビルの再建を初め小樽駅前の交通を含めた整備を急ぐべきとの見解であります。市長は、小樽駅前広場の駐車場車両の転回場所を通行する歩行者に危険を感じており、その整備を進めたい、また、中心市街地に市営住宅を建設したいとの意向のようですが、小樽駅前の状況は、それだけで解決する問題ではありません。我が国は、2020 年に東京オリンピックが開催予定であり、2026 年の札幌オリンピックを誘致する動きは北海道を中心に高まっております。外国人、邦人問わず、観光客増加が見込まれる中で、市民生活の利便性だけでなく、観光客の方々にも対応できる機能を考慮して開発すべきで、小樽駅前の総合的な再々開発の必要性はますます高まっております。一方で、一番懸念されるのは、報道にもあるとおり、市長と商工会議所を初め経済界の関係が良好ではない状況下で、この事業が進展させられるのかということです。さらには、ハード事業を控えるという考え方の森井市長にこの事業ができるのか、できないのか。できると考えられるのならば、こうした状況を踏まえる中で、小樽としてどのようなビジョンと計画を持っているのか。また、市内経済界とどのようにかかわりながら小樽駅前再々開発を進めていくのか、具体的にお示しください。さらに、スピード感を求められている現状、平成 29 年度は要望書の回答に記載の交通量調査や土地、建物の所有者への聞き取り等の作業、小樽駅周辺のあり方の検討だけで終わるのではなく、開発に向けた青写真をつくり、関係各所と議論を行うなど、積極的に進めるべきであると考えますが、お考えをお示しください。以上、第1項目めの質問を終わります。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

中村吉宏議員の御質問にお答えいたします。ただいま、市政全般について御質問がありました。初めに、人事異動についてですが、まず、平成 29 年4月の人事異動を行うに当たり留意した点につきましては、多様な経験を積ませることにより、職員の資質能力向上を図るため、厚生労働省や北海道観光振興機構へ新たに職員を派遣するとともに、部内の人材育成の充実や、施策の企画立案、課題解決などのため、全庁的に次長職を配置いたしました。また、若手管理職や係長職を登用することにより、組織の若返りを図るとともに、効率的・効果的に業務を遂行するため、適材適所の人員配置や組織の見直しを行ったところであります。次に、人事異動に当たっての説明や協議、調整につきましては、人事異動は各部から提出される昨年度以降実施している人事評価や人事異動の内申書などから、本人の勤務状況や健康状態、異動希望、所属長の意見などを把握した上で、組織の機能を高めることにより円滑な行政運営を行うとともに、職員の資質能力を向上させることを目的として行っております。内申書等から把握した本人希望については、可能な限り配慮はいたしますが、人事異動は本人希望のみに基づいて行うものではありませんので、特別な場合を除き、異動対象者本人に対して事前の打診や確認は行っておりません。次に、組織変更についてですが、まず、平成 29 年度の主な組織変更につきましては、先ほどお話のありました、産業港湾部参事、今年度の名称で言えば産業港湾部港湾担当部長となりますが、これを配置しなかったこと。雪対策課を雪対策第1課、雪対策第2課の2課体制にしたことのほか、子育て支援課を子育て支援室に格上げし、こども福祉課とこども育成課の2課体制にするとともに、産業港湾部港湾室に港湾振興課を新設し、同部に日本遺産等担当主幹と主査を配置し、また、財政部に徴収一元化担当主幹を、建設部にまちづくり担当主幹を配置したことであります。このような組織変更が機構改革の一環かどうかにつきましては、29 年度の組織変更と 30 年度の組織改革では、緊急性の度合いや変更規模に違いはあるものの、今回の変更も効率的な組織づくりを目的とする組織改革の一環として行ったものであります。次に、今回の組織変更の理由につきましては、まず、港湾担当部長を配置しなかったことについてですが、本年2月末に部長職の早期退職があり、部長職1名の欠員が生じたことに伴い、その対応として港湾と経済、観光面との関係がさらに深まる中、部内の連携がこれまで以上に必要となることから、指揮命令系統をシンプルにするとともに、許認可などにかかわる事務についても、部内での統一したチェック体制を構築するため、産業港湾部長の直下に港湾室を配置したものであります。また、雪対策課を雪対策第1課、雪対策第2課の2課体制にしたことにつきましては、市内七つのステーションを南北の地区に分けて担当する組織体制を構築し、それぞれの課が受け持つ区域を小さくすることで、夏季においては地域の意見聴取や制度の周知、冬季の現場対応などにおいては、より目が行き届くとともに、迅速で確実な対応が可能となり、住民サービスの向上につながるほか、庶務課で所管していた貸出ダンプ業務を雪対策第2課へ移管させることにより、排雪作業における情報の共有化が図れると考えたものであります。そのほか、子育て支援課を子育て支援室に格上げし、こども福祉課とこども育成課の2課体制としたことについては、子育て支援の強化を図るためであります。産業港湾部においては、港湾振興課を新設し、港湾物流やクルーズ客船誘致を促進するとともに、日本遺産等担当主幹と主査の配置により、新たに日本遺産認定を目指すこととしたものであります。財政部の徴収一元化担当主幹は、債権を適正に回収し、市民負担の公平性を確保するために配置したものであり、建設部のまちづくり担当主幹はバリアフリー基本構想や公共交通業務を担当させるために配置したものであります。次に、議会への説明につきましては、部の新設や部の事務分掌の変更など、条例改正が伴う組織の変更については、事前にその内容をお示しいたしますが、部内にとどまる組織の変更につきましては、以前からお示ししておりません。しかしながら人事異動の内示の際には、議員の皆様へ人事異動一覧表に加え、今後は人事異動概要の配付を行ってまいりたいと考えております。次に、コンプライアンス委員会についてですが、まず、委員が体調を崩すなどして委員会が開催されない場合の対応につきましては、小樽市職員倫理条例施行規則第4条第2項において、「委員会の会議は、委員全員の出席がなければ、開くことができない。ただし、やむを得ない事情があるときは、この限りではない」と定めており、委員会において出席できない委員の事情やその期間等を総合的に勘案して判断されるものと考えておりますので、その委員会の方針に基づき対応してまいります。次に、中断しているコンプライアンス委員会に対する対応につきましては、体調を崩された委員は現在回復に向かっていると聞いておりますので、体力の回復を含め、状況が整い次第、速やかに委員会を開催していただけるよう、市としても日程調整等の準備を進めてまいりたいと考えております。次に、小樽駅前中心市街地再々開発についてですが、まず、小樽駅前第一ビルと第二ビルの耐震性につきましては、建築基準法に基づく新耐震基準が昭和 56 年6月以降に着工した建築物に適用されているため、それ以前に着工した当該建築物については、一般的に耐震性が低いものと考えられます。次に、小樽駅前周辺地区の状況につきましては、駅前広場は車と人が混在する危険な状況であること、駅前第一ビル、第二ビルは、築 40 年を経過しており、老朽化が進んでいると認識しております。私としましては、中心市街地からまちづくりが再構築されるものと考えており、まず中心市街地に市営住宅を建設することや、危険な駅前広場の再整備を行うことが重要だと考えております。そのため、今年度については、小樽駅前周辺地区における交通環境の改善に向けた検討を行うための交通量調査や駅周辺の駐車場の整備状況及び交通量の変化などに対応した適切な駐車場施策の検討などの取り組みを行っております。また、小樽駅前周辺地区の検討に当たっては、関係者等と情報交換を行ってまいりたいと考えております。次に、小樽駅周辺のあり方につきましては、先ほどもお答えさせていただきましたが、私としましては、まず、中心市街地に市営住宅の建設により、中心部に人を集め居住人口の増加を図ることや危険な駅前広場の再整備を行うことで、市民の皆様や本市を訪れる人々が不便なく、安全・安心に中心部を移動できることで、商店街を含むまちなかのにぎわい創出や活性化につながっていくものと考えております。小樽駅周辺のあり方を検討するには時間を要することから、今年度は小樽駅周辺の現状を把握するため、交通量調査や駐車場の調査を実施しているところであり、今後の検討に当たっては、関係者等と情報交換を行ってまいりたいと考えております。

出典:小樽市議会 平成29年第2回定例会 2017年6月12日 議事録 PDF(35ページ) 間違いを知らせる