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小樽市議会 平成28年第4回定例会 2016年12月5日

除排雪・貸出ダンプ制度について

2016年12月5日、小樽市議会の一般質問で、中村吉宏議員が「除排雪・貸出ダンプ制度について」質問し、市長 森井秀明が答弁しました。

質問者
中村吉宏 議員
答弁者
市長 森井秀明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 14番 中村吉宏

4項目めの質問に入ります。今年度の除排雪体制について伺います。冬の除排雪業務について、10 月 27 日に共同企業体による入札が行われました。ことしも共同企業体構成員数は3社以上と決定されました。森井市長は、昨年の構成員数を4社以上という要件をかたくなに主張し続け、結果として2度にわたる入札不調を発生させ、冬直前の小樽市民を混乱に陥れました。ことしの入札については、当初4社以上という案を示されていたようですが、結果、3社以上という要件で進められております。伺ったところ、3社の要件でも編成が厳しいという入札希望業者が出たとのこと。そこで伺います。今年度の七つの地域総合除雪業務の参加について、市に参加の意向を示した企業数と実際にJVとして参加した企業数をお示しください。きめ細やかな除排雪を実現するため、多くの業者に除雪業務に参加していただきたいという市長の考え方と、今回の入札結果を含めた企業のかかわり方が違う方向に進んでいるものと見受けられますが、この点、市長のお考えをお示しください。昨年から除雪ステーションを7ステーションに変更し除雪業務を行っておりますが、昨年の除雪業務については、それぞれのステーションに別個の共同企業体が配置されておりました。一方、ことしの状況を見てみると、一つの共同企業体が2カ所のステーションを担当する形となっております。朝の通勤通学時間内にきめ細やかな道路除雪作業が終わるように、多くの企業に携わっていただきたいという市長の考え方と反する状況になっておりますが、この状況が該当する地域の市民の方々の冬の利便性に問題はないか否か、理由を含めてお示しください。また、このような状況を受けて、市長の見解を示してください。次に、今年度予定している道路除雪の方法について伺います。今年度はかき分け除雪を行い、道路幅等の状況でかき分け除雪が難しくなった段階で、それを道路脇に積み上げ、一定程度高くなった段階で排雪作業を行うとのことですが、高齢の方がふえている状況で歩道等歩行者の安全の確保が難しいのではないかと懸念しております。また、小・中学校の統廃合が進む現状、通学距離が延びている児童・生徒たちの通学の安全確保の観点からも、道路脇に雪を高く積み上げることは得策ではないと考えます。市民の安心・安全のため、しっかりとした排雪体制をとっていただきたいと考えますが、見解をお示しください。市長は、昨年から道路除雪について、第2種路線の出動基準を降雪 15 センチメートルから 10 センチメートルにすると明確な基準を示しておりますが、排雪についても同様の基準を設けて行うことが必要であると考えます。例えば、小学校1年生の平均身長を 120 センチメートル程度とすると、道路脇の積み上げられた雪が1メートルを超えたところで排雪すると、自動車等が歩行者を確認しやすくなり、危険が減少します。このような基準を設けて、今年度の排雪作業を進めていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。次に、貸出ダンプ制度について伺います。今年度の貸出ダンプ制度の変更点について伺います。私が把握している変更点は、集合住宅周辺通路と雪置場の利用を制限するというものであります。ここで、昨年度との違いをお示しください。この変更点について、従来利用されてきた住民の皆さんへの説明の方法、内容を現状どこまで説明できているのかお示しください。説明を行う場合、昨年、貸出ダンプ制度を利用されており、今年度から利用が制限される住民の皆さんに対して、これまでと負担する費用が変わることもしっかりとお伝えしなければ、市民の皆さんに混乱が生じます。冬到来のこの時期になって、よもや説明が至っていないということはないと思いますが、念のためしっかりそのレベルまで詳しく説明されたのかお示しください。きめ細やかな除排雪をうたっている市長でありますが、それを実現するために必要な予算は確保しなければなりません。それにもかかわらず貸出ダンプの予算を削減するという本市の今年度の対応であります。この予算で従来よりきめ細やかな除排雪の状況を実現できるのでしょうか、甚だ疑問に思います。よもや予算削減ありきの運営ではないでしょうか。しっかりと予算づけを行うべきであると考えますが、どのようにお考えなのか見解をお示しください。以上で、この項の質問を終わります。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

ただいま、除排雪、貸出ダンプ制度について御質問がありました。初めに、今年度の除排雪体制と総合除雪のJV編成及び入札についてですが、まず除雪業務のJVに参加可能な業者数などにつきましては、除雪業務のJVに参加できる道路除雪の登録業者数は 39 社で、このうち本年7月に行ったヒアリングにおいて参加の意向を示した業者数は 27 社であります。また、地域総合除雪のJVに最終的に参加した業者数は 24 社になっております。次に、今回の入札結果が、多くの業者の皆様に参加していただくという私の考えと違う方向に進んでいるのではないかにつきましては、御指摘のとおり今年度の地域総合除雪業務に参加した業者数はふえておりません。この要因の一つに、地域総合除雪のJVの代表要件を有する業者の技量や体力が落ちているものと考えており、今後、地域総合除雪に新たに参加する業者がふえない場合、将来的に地域総合除雪の体制を維持することが困難になるものと考え、危機感を募らせております。現状の体制が維持されているうちに新たに参加する業者をふやし、それらの業者が除排雪作業のノウハウを取得することで、将来の体制を維持することが可能になるものと考えており、地域総合除雪に参加する業者の登録要件についても変更が必要であると考えております。(発言する者あり)次に、一つのJVが2カ所のステーションを担当することにつきましては、それぞれのステーションに必要な人員や除雪機械が配備されておりますので、大きな支障はないものと考えておりますが、一つのJVが二つの地域総合除雪業務を担当することになったことは、地域総合除雪業務の根幹を揺るがしかねないものと考え、非常に心配をしているところであります。(発言する者あり)

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

ここから見えてくるものは、地域総合除雪のJVの代表者要件を担える業者が減ってきている実態があると感じており、来年度、本来の地域総合除雪における機能分担が生かされるよう、今から検討が必要と考えております。(発言する者あり)次に、今年度の排雪作業につきましては、高齢者については町会と、児童及び生徒たちについては教育委員会と連携を図りながら、地域の特性や登下校の通学路などの情報を収集してまいりますが、積まれた雪山の危険性の判断にはパトロールが重要と考えており、今年度は除雪対策本部員や車両をふやし、体制を強化したところであり、地域総合除雪業者の皆様にも細心の注意を払うよう指導してまいります。次に、排雪作業の実施基準を設定することにつきましては、道路ごとに幅員や勾配、家屋の張りつきぐあい、雪押し場の有無などが異なり、排雪が必要になる状況がさまざまであるため、一概に数値基準を設けることは難しいものと考えておりますが、見通し確保をしていくことは重要であり、今年度より主要交差点 36 カ所の部分的な排雪を行うことといたしました。なお、議員御指摘の雪山が 100 センチメートルを超過した時点で排雪作業を行うと、排雪量、排雪回数が大幅に増加することが考えられ、具体的な計算はできませんが、膨大な金額となることは間違いなく、現実的な御提案とは思えません。(発言する者あり)次に、貸出ダンプ制度の変更と住民への説明についてですが、まず貸出ダンプ制度の昨年度からの変更点につきましては、議員が話されている集合住宅の敷地内通路や道路脇の雪堆雪場の排雪を対象外としたほか、利用日の上限を5日から3日とする一方、対象となる道路を利用実態に合わせ、幅員がおおむね4メートル以上から積み込み業者が市に登録した積み込み機械が作業できる道路とするなどの緩和を行ったところであります。次に、従来、利用されてきた住民の皆様への制度変更の説明の状況につきましては、昨年度、集合住宅の敷地内の排雪を行った 15 団体に対しましては直接お伺いし、また電話で説明を行い、そのほかの方は、市内9カ所で開催した除雪懇談会や住民の皆様からのお問い合せに対して説明をしてまいりました。説明に当たっては、貸出ダンプの事業費が、利用団体の増加以外にも不適切な要因や特例により増加してきたことから、制度の原点に戻すこと、また見直しにより利用団体において増加する費用などについて、できるだけ丁寧に説明をしてまいります。(発言する者あり)次に、今年度から利用が制限される住民の皆様への費用負担の説明につきましては、先ほど述べましたように、住民の皆様への説明の中で、求めに応じ参考として、昨年度市が支払ったそれぞれの箇所の貸出ダンプの金額をお示しいたしました。次に、貸出ダンプ制度の予算につきましては、制度の見直しは、事業費が増加している理由は利用団体、降雪量の増加以外の不適切な要因があり、制度の原点に戻ることといたしました。この制度は、市の排雪が行き届かない道路の排雪を市と市民が協働で行うものでありますが、限られた予算の中で制度を持続していくために、制度の原点に戻ることはやむを得ないものであり、そのことはきめ細やかな除排雪から逸脱しないものと考えております。

出典:小樽市議会 平成28年第4回定例会 2016年12月5日 議事録 PDF(46ページ) 間違いを知らせる