小樽市議会 平成29年第2回定例会 2017年6月12日
除排雪、貸出ダンプ制度について
2017年6月12日、小樽市議会の一般質問で、中村吉宏議員が「除排雪、貸出ダンプ制度について」質問し、市長 森井秀明が答弁しました。
- 質問者
- 中村吉宏 議員
- 答弁者
- 市長 森井秀明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 14番 中村吉宏
除排雪、貸出ダンプ制度について伺います。平成 28 年度の除排雪事業について、1月初旬に市内路線バスが雪により道路幅が狭まり、運休や迂回運転を余儀なくされたこと。市内小・中学校の3学期始業前の通学路排雪要望に対し、ほぼ対応できなかったこと。市道住吉線の排雪作業の際、市長が直接担当業者に接触し、該当箇所の排雪を中止せざるを得ない状況になり、現場や市政執行に混乱を生じさせたこと。その作業について、雪対策課長が業者との連絡、協議を行ったこと。市内緑のいわゆるはしご状道路の排雪で、突然、排雪方法の時間帯などを変更させ、業者に混乱を生じさせて、さらには市民の通行の妨げなど、迷惑を生じさせ、しかも対象箇所の排雪完了を大幅におくらせたこと。多くの市民から寄せられた駅前中央通線の排雪要望を聞かず、市民や観光客の方々、通行車両の利便性に大きな不便をかけたこと。市内各所の排雪要望に応じず、路線種にかかわらず、路肩に高い雪山をつくり、脇道から出てくる車両の視野を遮り、事故に至るような状況を放置したこと。降雪量は昨年対比でわずか6センチメートル増にもかかわらず、除排雪の苦情件数が 1.5 倍になるような状況を生じさせたこと。これらのことをしっかりと反省すべきです。市長は、きめ細やかな除排雪を行っていると言いますが、市民にとって全くそうは受け取られず、むしろ不満であるとのことです。以上のことを全て踏まえ、28 年度の除排雪について総括を示し、ことしの冬に向けてどのように改善していくのか、お示しください。今年度、雪対策課を2課体制にし、貸出ダンプ関連の業務を建設部庶務課から雪対策第2課に移管するとのことです。これらの変更は原課から報告はありませんし、私が把握したのは、ことしの人事異動の情報を見てのことです。雪対策課を2課体制にしたのは、建設部からの要望ではなく、総務部主体で決定したと人づてで聞いておりますが、なぜ総務部主体で決めたのでしょうか。そして、これらの変更は、いつ、どこで、誰が決めたのでしょうか。また、雪対策課を2課体制に変更したことで、それぞれの課がどのような業務分担になるのでしょうか。さらには、貸出ダンプ関連の業務移管について、議会には報告したのでしょうか。答えてください。次に、議案第5号、ロータリー除雪車取得について伺います。市長は、御自身の除排雪に関する方針で、かき分け除雪を行い、かき分け除雪が厳しくなったら、ロータリー除雪車で雪を積み上げる方法をことしも実施する方針と認識しております。また、置き雪対策で、置き雪をロータリー除雪車で飛ばして問題を解消するとの考えのようですが、ロータリー除雪車を1台 3,855 万円の費用で購入し、それだけで市内の置き雪が全て解消されるのでしょうか。市内の置き雪を解消するためには、何台の除雪機が必要なのでしょうか。一番の市民要望は、降雪で道幅が狭くなったときに、速やかな排雪が行われることです。もし、この 3,855 万円を排雪費用に回すとしたら、平成 29 年の1月末の時点の降雪量を前提に、どのぐらいの距離の排雪を行えるのでしょうか、お示しください。厳しい財政状況を口にする市長ですが、その財政状況において高額な、高く雪を積み上げる機械を取得することは市民の納得を得られないものと考えます。購入したロータリー除雪車は、市民要望に応え、排雪に利用するのが賢明と考えますが、見解を示してください。以上、5項目めの質問を終わります。
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
ただいま、除排雪、貸出ダンプ制度について御質問がありました。まず、平成 28 年度の除排雪の総括と、ことしの冬に向けた改善につきましては、28 年度の除排雪については、27 年度から取り組んでいるがたがた路面の解消、除雪第2種路線の出動基準の見直し、除雪拠点の増設等や 28 年度から取り組んでいる除雪第3種路線における除雪作業の強化の試行、主要交差点等の雪山処理の強化などのさまざまな除排雪に関する改善が進んでいるものと認識しております。しかしながら昨年度は、排雪作業のおくれや一部のバス路線で運行に支障を来す状況が生じたことなど、除排雪に関してさらなる改善を図ることが必要であると考えております。今年度の除排雪に向けた改善等については、現在作業を進めている最中であるため、具体的な内容をまだお示しできておりませんが、昨年度までの除排雪に関する取り組みの状況を踏まえ、よりきめ細やかな除排雪を実現するため取り組んでまいりたいと考えております。次に、雪対策課を2課体制に決定したことにつきましては、先ほども申し上げた理由により、除排雪体制の強化を図ろうと熟慮した結果、3月に入った段階で、私が除雪対策本部長である副市長と人事担当の総務部長と相談の上、決めたものであります。次に、雪対策課の2課体制の業務分担につきましては、主な業務分担としては、雪対策第1課については、北地区の第1、第5、第6ステーションを担当するほか、夏季の業務として、除排雪業務の検証、制度設計、予算作成、地域総合除雪委託業務の設計などであります。また、雪対策第2課については、南地区の第2、第3、第4、第7ステーションを担当するほか、夏季の業務として、貸出ダンプの制度設計・実施、雪処理場・ロードヒーティング設備、除雪機械等の点検・維持補修、雪堆積場の検討などであります。次に、貸出ダンプ関連業務移管の議会報告につきましては、貸出ダンプ業務は、市が行う総合除雪の排雪と一体的に現場管理を行う必要があることから、庶務課から今年度新設した雪対策第2課に移管したものであり、部内での業務移管であったことから、議会への報告は行っておりません。次に、置き雪対策と除雪機械の関係につきましては、将来的には除雪作業による置き雪をなくしたいという私の考えから、昨年度をその第一歩として、小樽市除雪業務委託等仕様書にロータリー除雪車の活用を明記したところであります。しかしながら、置き雪の解消には、タイヤドーザーやグレーダー等、他の除雪機械も使用することから、ロータリー除雪車の購入のみで置き雪が解消できるものではありません。また、道路ごとに幅員や勾配、交通量、家屋の張りつきぐあいなどの状況が異なるので、市内の全ての置き雪を解消するのに必要な除雪機械の台数については、今後の除雪作業を通してデータの蓄積や分析等をする必要があることから、現時点でお示しすることはできません。次に、ロータリー除雪車の購入予定金額相当の排雪延長につきましては、本年度のロータリー除雪車の購入予定金額 3,855 万円で、排雪作業が可能な延長を平成 29 年1月後半に路線排雪を行った車道幅員が約 10 メートルの道路の排雪経費をもとに計算いたしますと、あくまでも試算ではありますが、排雪作業が可能な延長は 15 キロメートルであると推計されます。次に、購入したロータリー除雪車による排雪につきましては、そもそも除雪予算では1路線当たりおおむね1回程度の排雪費しか計上しておらず、頻繁に排雪を行うことはできません。したがって、除排雪作業では、まずタイヤドーザーによるかき分け除雪の後、ロータリー除雪車による拡幅除雪を行い、道路脇の雪山が大きくなり、これ以上除雪作業ができなくなった時点で排雪を行うものであり、購入予定のロータリー除雪車は拡幅除雪や排雪作業に効率的に使用してまいりたいと考えております。