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小樽市議会 平成28年第4回定例会 2016年12月5日

議案・政策・市政全般について

2016年12月5日、小樽市議会の一般質問で、中村吉宏議員が「議案・政策・市政全般について」質問し、市長 森井秀明が答弁しました。

質問者
中村吉宏 議員
答弁者
市長 森井秀明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 14番 中村吉宏

まず、今定例会に上程された議案に関して質問します。議案第1号平成 28 年度小樽市一般会計補正予算について質問いたします。補正予算中に示されている銭函3丁目駐車場管理経費について伺います。昨年度は、建築基準法上の違法建築物撤去等の問題で開設されなかったおたるドリームビーチですが、今期は開設され、海水浴客が訪れた状況、その駐車場である銭函3丁目駐車場に関し、予算との増減は、補正予算説明書に示されたとおりかと思います。本市では、銭函3丁目駐車場の使用料から管理経費を差し引きした収益を海水浴場対策委員会補助金として支出しておりますが、今年度は当初予算 500 万円のところゼロ円、つまり補助金の支出が行えない状況ということでした。そこで伺います。海水浴場対策委員会貸付金として、本市、一般会計から繰り出す金額について、当初の貸付金額をお示しください。また、返済された総額を元金分と利息分に分けてお示しください。さらに、現在の貸付残高をお示しください。次に、専決処分報告について伺います。今定例会における専決処分報告の内容に、朝里川公園における負傷事故に係る損害賠償について、その額を専決処分したとの報告を受けました。子供が公園の遊具で遊戯中に、遊具のふぐあいでけがをしたという事案であると報告を受けております。公園で安心して子供たちが遊べる環境の整備は大変重要なことであると考えます。このような事態が発生しないよう取り組みを強化していただきたいと考えますが、この点について伺います。公園の遊具は、設置からおおむね何年で更新などを行うのでしょうか、お答えください。また、公園の遊具を設置する春先に遊具の劣化をどのように点検しているのか、設置した後、どのような点検を行っているのかお示しください。もう一点の専決処分報告は、公用車による事故に係る損害賠償についてであります。同様の報告が毎定例会、報告されている状況であると認識しております。小樽市では、公務中の交通事故防止のため、どのような対策をとられているのかお示しください。次に、小樽市の許認可判断基準について伺います。市民の許認可申請に対し、行政手続法第5条は、行政庁に対して許認可判断を行うに当たっての審査基準を設け、それを設置する義務を付しております。また、同法第6条は、許認可判断に当たって、行政庁に対し、その処理を行うための標準処理期間を定めておくように規定しております。この法律に基づき、本市でも行政手続条例を制定し、行政手続法の手続を実効性あるものにして運用を行うところであります。しかし、具体的な許認可を行うに当たり、その審査基準の設置が未整備である状況が伺えます。例えば、前回定例会後の会期外に開催した経済常任委員会において、高島地区における観光船事業者に対し、係船や護岸使用、浮き桟橋の設置に関して市が与えた係留等の許可に関し、その審査基準を示すように資料要求を行いましたところ、出された資料は、その審査基準として、「法令の規定において判断基準が網羅されているので、審査基準は設定していない」という内容でありました。この審査基準は、小樽市港湾施設管理使用条例第3条第1項の「港湾施設を使用しようとする者は、市長の許可を受けなければならない」、そして第3項の「物揚場護岸又は運河護岸を使用することができる船舶は、小樽港を基地とする漁船、雑種船その他市長が特に認める小型船舶とする。」という規定に関する審査基準であります。その中には、港湾施設に該当するもの、使用とする概念に当てはまるものができるだけ具体的に示されていなければならないはずですし、第3項においても、物揚場護岸や運河護岸が小樽港のどこに当てはまるのか、また使用という概念についても、同様に具体化されてしかるべきであります。法令に基づき許認可を行う行政が、その判断を行うに当たっての具体的な基準を示しておくものについて、その具体性を当該法令に求めるということは本末転倒であり、許認可の申請に当たり、市民が判断の基準とするべきものが不透明になります。その結果、行政が公正に執行されることを担保し得ないことにもつながり、恣意的な許認可行政が行われかねない懸念も出てまいります。そこで伺いますが、小樽市が現状行うべき許認可の業務に関し、行政手続法及び小樽市行政手続条例の規定に照らし、申請に対する処分に該当する許認可について、高島地区における観光船事業に関する許認可の件も含めて、相当数未整備あるいは具体化されていないものが見受けられますが、なぜそのような状況になっているのかお示しください。また、先述した行政手続法の規定に照らし、具体化されているとは思われない審査基準について、どのような改善策をとるのか、またいつまでに整備をするのかお答えください。しっかりとした整備を行わなければ、市が市民に対して行う許認可に公平・公正性を期待できないものと考えますので、明確な答弁を求めます。次に、統廃合による市内の小・中学校の学校跡利用についてお伺いいたします。学校適正配置等調査特別委員会で毎回議論になるところですが、学校校舎跡の利用について、今後の方針を伺います。平成 21 年の小樽市立小中学校学校規模・学校配置適正化基本計画策定以降、統廃合により空き校舎となった学校は幾つあるのか、そのうち恒常的に再利用等の方針が決まった校舎は幾つあるのかお示しください。前定例会で開催された学校適正配置等調査特別委員会の際に、空き校舎の利用について進展がない旨の答弁をいただいておりました。委員会の中で再利用策について議論があり、私も再利用の方法について提言を行わせていただいたところです。前定例会が終了してから2カ月以上が経過した現状、その提言を踏まえ、検討などは行われたのか、行われたとすれば、どの程度の進捗なのか、お答えください。続いて、公共施設の老朽化対策と市民プールの建設について伺います。公共施設の老朽化が顕著となっております。公設青果地方卸売市場や公設水産地方卸売市場の上屋などは、昭和 50 年代の建造であると伺っているところ、近年は老朽化が進み、修繕に今年度も 500 万円前後の予算が計上されております。こうした建物のほか、市民会館や小樽市保健所の建物、市役所庁舎に至るまで、多くの公共施設で老朽化が進む現状、小樽市として今後どのように対応をしていくのか、お示しください。建物によっては、高額な修繕費を毎年度見積もるより、建てかえを行うべきであるものも出てきております。優先順位をつけて、一刻も早く順番に公共施設の建てかえを行うべきであると考えますが、いかがでしょうか。庁内では、来年度予算編成に取りかかる時期であるかと思いますが、こうしたハード面についてどのように取り組んでいくのかお示しください。市民の方も多数利用される施設です。安全を考慮に入れた対応を望むものであります。次に、新・市民プール建設について伺います。何度も議会議論に出ている項目であり、かねてより多くの議員の方が質問をしている市民プールについて、建設に向けた検討は進んでいるのでしょうか。進んでいることとは思いますが、現状どの程度まで進んでいるのかお示しください。市民プールの建設は、多くの市民の方が望んでいることと認識をしております。一方で、予算上の制約なども出ている現状、前定例会までに答弁されておりますが、その課題を克服し、一刻も早く実現していただきたいと考えます。当市の計画等、対応状況をお示しください。単独の建物としてプールだけを建設することが難しいのであれば、老朽化の進むほかの公共施設の建てかえ時に併設をすることも可能であると考えますが、いかがでしょうか、見解をお示しください。以上で、この項の質問を終わります。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

ただいま、議案、政策、市政全般について御質問がありました。初めに、議案についてですが、まず海水浴場対策委員会への当初貸付金額と返済元金及び利息、現在の貸付残高につきましては、当初貸付金額は1億 4,600 万円で、返済総額は1億 5,095 万 6,956 円となっており、そのうち元金は1億 2,788 万 6,509 円、利息は 2,307 万 447 円で、現在の残高は 2,141 万 5,558円となっております。次に、公園の遊具の更新年数等につきましては、遊具の更新年数は、設置場所の気象条件や利用頻度等により劣化状況が異なるため、一律に定めてはおりませんが、現在、小樽市公園施設長寿命化計画に基づき、順次、遊具の更新を進めているところであります。また、遊具の点検につきましては、春先の設置時には市の職員が目視や触診のほか、実際に遊具に乗るなどして、異常のありなしを確認しているところでございます。シーズン中は職員の巡回点検に加え、年1回専門の業者に委託し、部材のぐらつきや腐食の状態、金具等の摩耗、変形のぐあい、脱落、破損の有無を点検しているところでありますが、今後、事故が発生しないよう改めて安全確保に努めてまいりたいと考えております。次に、公務中の交通事故防止対策につきましては、まず運転手及び一般職で公用車運転を登録した水道局、病院局の職員を含めた市の全職員を対象に安全運転講習会を毎年降雪期前に開催しております。講習会の内容につきましては、市職員から選任した安全運転管理者からの直近の公用車及び使用運転における事故状況の周知と注意喚起、小樽警察署職員からの最近の交通事故の状況や冬道走行における注意などを交えた事故防止の講話、事故防止啓発のDVDの上映となっております。また、毎年ゴールデンウィーク前と年末の年2回、服務規律の確保及び交通事故防止等についての庁達文書を全職員に周知し、その中で公私を問わず、交通事故防止の徹底を指示しているほか、小樽警察署から市内の交通事故速報などの連絡があった場合や公用車運転における事故が発生したとき、さらにはライトや室内灯の消し忘れなどの軽微なことまで、随時、全課メールや庶務担当課長会議を通じて周知し、注意を促しております。次に、許認可判断審査基準の整備についてですが、まず、なぜ許認可に係る審査基準が未整備な状況等にあるのかにつきましては、本市では、平成 10 年に小樽市行政手続条例の施行に伴い審査基準を整備したところでありますが、国の取り扱いでは、判断基準が法令で具体的に規定されている場合や個々の申請に、個別、具体的な判断をせざるを得ないもので基準を定めることが困難な場合には、審査基準の設定を要しなかったこと、また処分の先例がない場合などは、当面定めなくてもやむを得ないとされていたことから、本市もこれらに倣って整備を行ったものであります。その整備当初から、当時としては本市としてできる限りの対応をしたものとは考えておりますが、定めるべき審査基準が網羅されたのかを確認するすべがなく漏れている可能性があったこと、さらにはその後、全庁的な見直しを行っておらず、現在に至るまでの時間の経過とともに、各担当課において職員の理解や重要性の認識が薄れ、見直しされていない事例もあるための認識としております。次に、審査基準の整備に係る改善策等につきましては、市といたしましても、当初の整備から時間が経過していることを鑑み、改めて行政手続条例に基づく審査基準等の整備を行う必要があるものと認識しております。そこで、全庁的な許認可と審査基準等の洗い出し作業を行った上で、必要な場合には見直しを行うとともに、それらを登録して一元的に管理することを検討しており、来年度中の実施を視野に進めてまいりたいと考えております。次に、市内小・中学校統合により生じた学校跡の利用についてですが、まず小樽市立小中学校学校規模・学校配置適正化基本計画の策定以降、現時点で統廃合により空き校舎となった学校の数につきましては7校となっており、そのうち再利用等の方針が決まった校舎につきましては、量徳小学校、若竹小学校、色内小学校、手宮西小学校の4校となっております。次に、前定例会以降の検討の有無と進捗状況につきましては、方針が決まっていない3校のうち、耐震基準を満たしている旧祝津小学校の利活用を優先して進めるため、民間事業者からのアイデアやニーズなどを把握することを目的とした市場調査を実施してまいりたいと考えております。次に、公共施設の老朽化対策と市民プール建設についてですが、まず公共施設の老朽化対策につきましては、公共施設等の現状や将来にわたる見通し、課題を客観的に把握、分析し、公共施設等の総合的かつ計画的な管理や施設類型ごとの管理に関する基本的な方針を定めた小樽市公共施設等総合管理計画を今定例会総務常任委員会に報告し、年内の策定を目指しているところであります。この基本的な方針を踏まえ、今後さらに個別施設計画の策定を進めていくことになりますが、その中で各施設が果たしている役割や利用状況、重要性等に基づく対策の優先順位の考え方や複合化、集約化、耐震化等の対策内容などを検討していきたいと考えております。しかしながら、既に検討を進めている施設や緊急避難的な事案が生じた場合には、その都度、対応する必要があるものと考えております。また一方では、本市には既に廃止済みの施設も多数存在しており、その除却についても多額の費用を要することが予想されることから、財政負担も考慮しながら将来的な公共施設整備について取り組んでいかなければならないと考えております。次に、市民プールの建設に向けた検討の進捗状況につきましては、庁内関係部局による新・市民プール整備検討会議において、建設場所や建設形態、財源などについて検討し、その方向性について絞り込みを行っており、建設に向けて積極的に取り組んでいるところであります。次に、計画等の対応状況につきましては、第6次小樽市総合計画後期実施計画において、市民プール整備に向け、建設場所や建設形態、ランニングコストなど引き続き検討と記載されており、さきに述べた新・市民プール整備検討会議において検討を進めているところです。次に、プールと他の公共施設との併設につきましては、老朽化した公共施設を数多く抱える本市においては、複合施設とすることも視野に入れるべきであり、新・市民プール整備検討会議において併設も課題の一つとして検討を行っているところです。

出典:小樽市議会 平成28年第4回定例会 2016年12月5日 議事録 PDF(37ページ) 間違いを知らせる