みんなの議会

小樽市議会 平成28年第3回定例会 2016年9月14日

(1)JR南小樽駅のバリアフリー基本構想について/(2)風力発電について

2016年9月14日、小樽市議会の一般質問で、小貫元議員が「JR南小樽駅のバリアフリー基本構想について」「風力発電について」について質問し、市長 森井秀明、建設部長 相庭孝昭、生活環境部長 渡辺幸生、総務部長 前田一信、市長 森井秀明市長が答弁しました。

質問者
小貫元 議員
答弁者
市長 森井秀明、建設部長 相庭孝昭、生活環境部長 渡辺幸生、総務部長 前田一信、市長 森井秀明市長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 20番 小貫元

一般質問をします。最初に、JR南小樽駅のバリアフリー基本構想策定についてお聞きします。7月 20 日、第1回南小樽駅周辺地区バリアフリー基本構想策定協議会が開かれました。私は、2013 年第2回定例会の一般質問で、JR南小樽駅のバリアフリー化を進める上で基本構想の策定を行うように提案しました。当時は、JR北海道から具体的な計画が示された段階で基本構想の必要性について適切に判断していきたいと受け身の答弁でした。そして、基本構想の策定の意義について再質問や再々質問で議論したことを覚えています。JR銭函駅のバリアフリー化は基本構想を策定しませんでした。銭函駅と異なり、南小樽駅は基本構想策定という道を選んだ理由について説明してください。また、小樽市として基本構想策定のメリットをどのように捉えているのか説明してください。協議会では、基本構想策定のスケジュールが示されていました。9月下旬にまち歩き・現地調査を行い、アンケート調査、12 月にパブリックコメント、来年2月に基本構想案をまとめるという内容です。協議会のメンバーには福祉団体の方は入っていますが、障害を持った方が参加していません。9月のまち歩きには、視覚障害者や聴覚障害者、南小樽駅を利用して通院している方など障害を持ちながら駅を利用する方の参加を呼びかけることを求めます。また、外国人観光客への対応ということからも小樽商科大学の留学生などの参加も必要だと考えます。市の見解を示してください。まち歩きは9月下旬の1回だけとなっています。駅の利用者にとってバリアを増大させる雪について考慮する必要があります。基本構想案のまとめを2月とせず、冬の現地調査を行った上で基本構想案をまとめてはいかがでしょうか。お答えください。基本構想が策定された後に、各事業を担当する管理者が事業を実施するに当たってどのような手続が行われることになるのか説明してください。また、基本構想の有無で地方債の扱いは違いがあるのか説明してください。日本共産党は、毎年JR北海道に要望を持って意見交換を行っています。この中でJRから示された南小樽駅のバリアフリー化に対する考えは、基本構想協議会でもJR北海道からあった、現駅舎を利用し、エレベーターなどバリアフリー化だけを実施する旨の意見です。市民要望が強いことは、駅舎がバリアフリー化され市立病院などへのアクセスも便利になってほしいなど、駅周辺のバリアフリー化や古い駅舎の建てかえを求める声もあります。このような市民要望に応じた南小樽駅周辺の整備にすることを求めます。市の見解を示してください。次に、風力発電について伺います。銭函・石狩湾新港地域では、風力発電事業が幾つか計画されています。それぞれの事業名と事業者、事業別の出力と基数及び事業の到達状況について説明してください。環境省や経済産業省の意見が出されている事業については、その意見についてどのような内容で、それに対して事業者がどのように取り組んでいるのか、把握していればお答えください。風力発電の場合、1万キロワット以上の事業が環境影響評価の対象です。環境影響評価法上どこまで自治体として意見が出せるのか説明してください。事業のうちの一つ、洋上風力である株式会社グリーンパワーインベストメントの準備書に沿って幾つか質問します。一つ目は、波浪調査や潮流調査、海底調査についてです。潮流の調査については、洋上風力発電の環境影響評価準備書では、平成 25 年度石狩湾流況調査報告書を引用して海流観測結果から流況は複雑に変化していることが分かると書いてあるだけです。また、海底調査は図に示すとおりとしながら、その図は昭和 55 年のものです。石狩湾新港管理組合が設立されたのは昭和 53 年です。ですから、港の形ができ上がっていない現状の海底地形図とは言えない図面をもとに準備書をつくっています。国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構のガイドブックでは、海底調査について次のように述べています。「海底地形調査は、候補海域における海図、海の基本図等の既往調査資料を参照することは無論であるが、現地測量等を行って海底地形の形状を把握することは必要である」と、このような調査では不十分であり、書類による調査だけではなく、事業者が観測、測量調査をすべきと考えますが、市の見解を示してください。石狩湾新港では、砂による水域施設の埋没抑制を図るためとして、西防砂堤約 31 億 4,000 万円、防砂堤約 11 億 3,000 万円、東防砂堤約 44 億円、航路護岸約5億 3,000 万円、しゅんせつ約3億 8,000 万円の合計 95 億 8,000 万円という多額の税金がつぎ込まれています。それだけ石狩湾新港が開港以来、砂の動きを読めないできました。石狩湾新港管理組合では、現在の砂の流れは東から西に移動する傾向があり、風力発電の建設により航路に影響を及ぼすような砂の流れの変化はないと言います。事業者は海底の砂の流れはどのように変化すると準備書に記載があるのか、そのことへの対応は事業者として対策を考えているのか説明してください。航路への影響が少ないとしても、生態系や地域環境に影響があると考えませんか。お答えください。二つ目に、風力発電に関する騒音に関して伺います。方法書に対して風力発電メーカーや工事内容が未決定な段階での縦覧は不適切との意見に対し、準備書において明記しますと答えていましたが、メーカーの記載は見送られました。まだ公表されていません。にもかかわらず、騒音のパワーレベルなどが示され、影響は少ないと結論づけています。風力発電メーカーが公表されていないことは、事業者の誠実性が問われる問題です。準備書に記載されなかったことについて、市の見解を示してください。経済産業省からの意見では、純音成分及びスウィッシュ音の程度について記載することとありました。しかし、準備書では、これらの影響について分析されていません。純音成分やスウィッシュ音について影響をどのように捉えていますか。見解を示してください。近隣住民や研究者などから風力発電による騒音について不安の声と健康への影響があることが指摘されています。小樽市として低周波、超低周波の健康への影響をどう考え、事業者に対しどのような対応を今後求めていくつもりか説明してください。三つ目に、系統連系についてです。北海道電力は、来年3月には北本連系設備を 60 万キロワットから 90 万キロワットに、30 万キロワット増設します。現在の北電における風力発電の受け入れ可能量は 36 万キロワットで、既に到達しているため、蓄電池の併設等による出力変動緩和対策が必要と言われています。そして、発電事業者には無保証で出力抑制に許容してもらう方針です。新たに 10 万キロワットの風力発電施設を建設して北電が受け入れる保証があるかが問題になります。建設しても北電が受け入れないのであれば、事業計画が頓挫してしまいます。市として、洋上風力の系統連系について事業の保証を確認する必要があるのではないですか。見解を示してください。洋上風力発電事業は、NEDOの補助を受けています。そのNEDOの風力発電導入ガイドブックによれば、風車の配置について、風下に形成される風況の乱れた領域によるエネルギー取得量減少を防ぐには、卓越風向きに対し直角方向にローター直径の3倍である3D、風下方向にローター直径の 10 倍である 10Dの距離を確保することが実験や実測により確かめられているとしています。このことに照らして、準備書による配置ではNEDOの示す基準と異なります。このように基準と異なることに対し、市の見解を示してください。再質問を留保し、終わります。(拍手)

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

小貫議員の御質問にお答えいたします。初めに、JR南小樽駅バリアフリー基本構想について御質問がありました。まず、南小樽駅において基本構想を策定した理由につきましては、南小樽駅は駅周辺には高齢者や障害者の方などが利用する病院等の施設があることから、駅や周辺の施設、さらにはこれらを結ぶ道路などを一体的にバリアフリー化する必要があるため、基本構想を策定することとしたものであります。また、基本構想に位置づけることにより、これまで各施設管理者が個々に行っていた事業について、各管理者が連携しながら事業を推進することになり、面的なバリアフリー化が促進されるものと考えております。次に、9月の現地調査に障害者の方や駅利用者の皆様に参加していただくことにつきましては、障害者の方については基本構想策定協議会の構成員である福祉関係団体を通じて参加を呼びかけております。また、駅利用者の皆様には、聞き取り調査の実施を予定しております。なお、外国人観光客への対応につきましては、基本構想とは別に観光協会などの関係団体と協議しながらニーズの把握に努めてまいりたいと考えております。次に、冬の現地調査につきましては、9月に実施予定のアンケート調査や駅利用者への聞き取り調査において冬期間に係る質問項目を設定し、その中で課題や要望などを把握し、基本構想に反映させてまいりたいと考えております。次に、基本構想が策定された後の各管理者の事業実施の流れにつきましては、駅や道路などの各施設管理者は基本構想に沿って駅舎へのエレベーターや多機能トイレの設置、道路への点字ブロック設置などを盛り込んだ特定事業計画を策定し、この計画に基づき事業を実施することとなります。また、地方債の扱いについては、高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律により、基本構想に基づく駅舎のバリアフリー化などの公共交通特定事業に対して市が助成を行う場合は、その経費が地方債の対象になります。次に、市民要望に応じた南小樽駅周辺の整備につきましては、現在、基本構想策定協議会の中で駅舎を初め、周辺施設や道路などのバリアフリー化について議論を始めたところであり、今後のアンケート調査やパブリックコメント等による市民の皆様の御意見も参考にしながらバリアフリー基本構想を取りまとめ、この基本構想に基づき、各施設管理者とも協議しながら南小樽駅周辺地区のバリアフリー化を進めてまいりたいと考えております。次に、風力発電について御質問がありました。まず、銭函・石狩湾新港地域の風力発電事業につきましては、四つの事業が計画されており、計画ごとに御質問の項目を御説明いたします。一つ目は、銭函ウィンドファーム合同会社の(仮称)銭函風力発電事業で、総出力3万キロワット、基数は 15 基、環境影響評価の最終段階である評価書を整理中であります。二つ目は、エコ・パワー株式会社の石狩湾新港風力発電所、総出力 9,900 キロワット、基数は3基、評価書の縦覧を終了いたしました。三つ目は、株式会社市民風力発電の(仮称)石狩コミュニティウインドファーム事業で、総出力2万キロワット、基数は9基、評価書を整理中であります。四つ目は、株式会社グリーンパワーインベストメントの(仮称)石狩湾新港洋上風力発電事業で、総出力 10 万 4,000 キロワット、基数は 26 基、評価書手続前の準備書の縦覧を終了しました。なお、地域全体としては総出力の合計で 16 万 3,900 キロワット、基数で 53 基の計画が現在進んでおります。次に、経済産業省等からの意見につきましては、四つの事業のそれぞれに対し勧告が出されておりますが、概要としましては、追加的な環境保全措置の具体化に当たっては、これまでの調査結果や専門家等の助言を踏まえて、客観的かつ科学的に検討すること、調査により判明した環境の状況に応じて講ずる環境保全措置の内容、効果及び不確実性の程度について報告書として取りまとめ、公表することなどとなっております。また、事業者からは、専門家等の助言を聴取し、必要に応じて環境保全措置の内容等を検討し、その内容を報告書として取りまとめ、今後、公表する予定であると聞いております。次に、環境影響評価法上の自治体意見につきましては、環境影響評価は経済産業省が手続の各段階において、都道府県知事意見、住民意見等を踏まえ、環境審査顧問会の助言を得て内容の審査を行うもので、地元の自治体は知事からの照会に応じて意見を提出する立場であり、同省が事業者に対して勧告を行うための参考であると認識しております。次に、事業者の観測、測量調査に対する本市の見解につきましては、現時点の調査だけでは十分でないと認識しておりますが、今後、事業者が事業予定水域において潮流などの海象調査を実施し、より詳細なデータを収集する予定とのことですので、これらの調査を踏まえて事業者に適切な対応をしていただきたいと考えております。次に、海底における砂の流れの変化につきましては、準備書への記載は特にありませんでしたが、事業者からは風力発電機の基礎を骨組み構造で計画しているため、砂の流れに大きな影響は与えないものと聞いております。また、生態系については、現地調査等により影響を予測し、必要な環境保全措置を講じると準備書に記載があり、石狩湾新港管理組合からは地域環境について近隣砂浜の砂の流れに影響を及ぼすような変化は生じないものと聞いておりますが、本市としてはその影響が少なからず懸念されますので、評価書の作成に向けて適切な対応を行うよう事業者に対して要請してまいりたいと考えております。次に、風力発電のメーカーにつきましては、今回の準備書に記載されませんでしたが、事業者からは、今後、各種調査の結果をもとに最適な風力発電機を決定し、次の評価書に記載する予定と聞いており、適切に対応されるものと考えております。次に、発電機や制御装置から発生する純音成分や風車の風切り音であるスウィッシュ音につきましては、今回の準備書において特に記載はありませんでしたが、影響が懸念されますので、市として影響を最小限にとどめるよう事業者に対して要請してまいりたいと考えております。次に、風力発電から発生する低周波等につきましては、健康への影響を懸念する声もありますので、本市としましては、環境影響評価の手続に基づくことはもとより、事業者に対して常々情報提供を行ってもらうよう要請してまいりたいと考えております。次に、新たな風力発電事業に対する北海道電力の受け入れ体制につきましては、北電からは、平成 27年に国のエネルギーに関するワーキンググループにおいて、風力発電は 36 万キロワットが接続可能量であることが了承されたと聞いております。また、現在、既に各事業者からの接続申込量がこの数値を上回っているため、今後、一定時間の出力制御について同意した事業者のみの受け入れを継続すると伺っております。なお、受け入れの保証につきましては、北電と事業者との間で協議されるものと考えております。次に、準備書での風力発電機の配置につきましては、事業者からは、現在、想定している風力発電機の効率性などを考慮した上で計画したと聞いております。今後は評価書の作成に向けて事業者において適切に判断されるものと考えております。(「議長、20 番」と呼ぶ者あり)

再質問 20番 小貫元

再質問をいたします。最初に、南小樽駅のバリアフリー化の関係ですけれども、まち歩きを冬もやったらどうかということに対して、冬は質問で対応するからやらないのだというような答弁でしたが、ほかの都市を見てみたら、江別市の場合、2004 年 12 月から翌 2005 年9月にかけて基本構想を策定しました。その中で、2月と5月にフィールドチェックを行っています。それで、この2月のフィールドチェックで「堆雪により道幅が狭くなっており歩きにくい」「マンホール周辺の除雪にバラツキがあり、凸凹になっている」「除排雪を徹底しないと、車椅子ではまず移動できない」、やはりいろいろな意見が出されているわけですよね。これで約 10 カ月、小樽市の場合は7カ月か8カ月でやるのだと。旭川市はもっと長くて、2006 年10 月から 2008 年3月までと1年以上かけて基本構想を策定していると。ここでも2月と7月にフィールドチェックを行っていると。やはりこうやって先行している道内他都市の例から見ても、協議会の中で議論することにはなるとは思うのですけれども、再検討すべきだと思います。これにお答えください。次に、答弁の中で基本構想をつくった後に特定事業計画をつくるという話がありましたが、特定事業計画をつくったら、各管理者、南小樽でいけばJR、市、警察ということになると思いますけれども、管理者がこの事業実施に務めなければいけないのか、それともしなければならないというのか、どの程度この基本構想や特定事業計画に縛られることになるのか、その辺はどうなのでしょうか。説明をしてください。また、基本構想の後にそうやって特定事業計画をつくるということになると、基本構想ができればそれが事業実施に直接つながるということではないのかなということが疑問としてあるのです。先ほどの再質問にもありましたけれども、この事業の実施はそうなると基本構想と別になってしまうのですが、基本構想後の事業の進捗状況ということを協議会を開催しないで進めていくことになるのか、その辺はいかがなのかお答えください。次に、市民の要望に応じた駅整備をということは、アンケートや協議会で話していくということになると言っていましたけれども、しかし、市として今全くノープランで協議会だとかアンケートに臨んでいるわけではないと思うのです。それがどの程度なのか、もう少し具体的に説明をお願いいたします。次に、風力発電についてですが、最初に答弁がありましたように、合計 53 基、16 万キロワット以上の風力発電があの地域に建設されると。四つの事業者だということでしたけれども、環境影響評価というのはそれぞれの事業者が行うわけですよね。現状からどのように変わるのか、その影響を見るのですが、各事業者はそれぞれの部分の環境影響評価しか行いません。53 基全部建設された場合の環境や健康への影響はどのように判断していくのか、このことが疑問なのですけれども、53 基全て建設された場合の環境や健康への影響調査が必要だと思いませんか。市の見解と今後のことに対する対応についてお答えください。あと、自治体の意見の部分で環境影響評価をつくる上での参考であるみたいな答弁だったと思いますが、今言った四つの事業者のうちの一つのエコ・パワーが評価書を作成しました。この間、北海道を通じて小樽市の意見というのを上げてきたと思いますけれども、それがどのように参考として反映されているのか説明してください。次に、洋上風力の関係で、幾つかの調査をこれから行うのだということでした。先ほど言ったように、もう自治体としての意見は参考とは言えないと。住民としてももう言うことができないと、そういう段階になっていると私は思っています。しかし、調査はそれでもこれからやるのだと、メーカーの公表もこれからなのだと。しかも北電が受け入れるかどうかもこれからだという話で、何もかもこれからだというのに自治体として何も意見は出せないと。住民としても法的根拠のある意見は出せないと。これは問題だと思いませんか。見解を示してください。それと、低周波とか超低周波の影響というところなのですが、要請していくという旨の答弁だったか、私もうまく聞き取れていませんけれども、それは市として、やはりこの低周波、超低周波の健康への影響があると考えているのか、それが大きいと考えているのか小さいと考えているのか、その辺をお聞かせください。それと、系統連系について、事業者が協議をしているのだというような話でしたが、この系統連系の問題は小樽市も協議会の一員として議論してきたと思います。多分、企画政策室長が入っていたと思うのですけれども、答弁のガイドラインとこの電気事業法に基づく送配電等業務指針を踏まえて各電力会社がマニュアルを作成しています。この現在の段階は北海道電力が出している系統アクセスマニュアルに沿ってどの段階なのか、これも説明してください。あと、風車の配置については適切に判断されるのだみたいな話でしたが、でもそういう基準があるのですよね、風の乱れが生じるからといって。風車の後ろにウェーク領域が発生します。これが準備書の配置で次の風車までもとに戻るという考えなのか、風況の乱れは残されたままと考えるのか、どちらかお答えください。

答弁 建設部長 相庭孝昭(建設部長は2017年3月まで)

それでは、質問順ということになろうかと思いますので、先に私から答えさせていただきます。バリアフリーに関する4件の質問でございます。まず、現地調査を冬にやらないのかということでございますけれども、今、議員からも御指摘がありましたとおり、冬に予想される意見としますと除雪の関係ということになってくると思います。私どもではアンケート調査等で対応ということで一定程度のお話は予想はできるということで、それについて考えているということでございますので、今のところ冬の現地調査は考えておりません。それから、基本構想に掲載された特定事業は実施しなければならないのか、義務化されているのかということでございますけれども、高齢者・障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律によれば「特定事業を実施するものとする」と規定がございます。その法律の趣旨につきましては、国土交通省の中では実施が義務化されていると載ってございますので、義務化されていると考えてございます。それから、協議会について、基本構想が策定された後、協議会が解散した後の確認はどうするのだと、追跡はどうするのだというような御趣旨だと思いますけれども、法律によりますと、この基本構想の策定を行えるのは市町村でございまして、その策定に当たって協議会の意見を聞くという形になっております。したがいまして、策定をもって協議会の役割は終わるということになります。その後の追跡といいますか、後の確認は、計画をつくった市町村になろうかというふうに考えているところでございます。それから、具体的にこの構想の中でどういったことを考えているのかということでございます。これは議員からもお話がありましたとおり、今後の策定協議会の中で議論していくことになると思いますけれども、今、この地域で考えられますのは南小樽駅のバリアフリー化、具体的に申し上げますとエレベーターをどう設定するか、それから、そこからその前面にあります市道住吉線の方向に、ここは勾配がきついですから、どうすり合わせていくかといったこと、それから、このかいわい全てに目の不自由な方に対する、交差点の音響つきの信号といいますか、そういったものがないといった現状がございますので、それが整備できるかできないか、そういったことが中心になろうかと考えてございます。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

私からは、風力発電に伴うことで2点ほどお答えさせていただきたいと思います。1点目は、風力発電に伴って、全ての風力発電が動いたときに、全体的な判断も必要ではないかと、大枠における影響も鑑みなければならないのではないかという御指摘でありましたけれども、私自身としては、やはりそれぞれの風力発電、場所もある程度離れているということもあって、それぞれがそれぞれの相関関係が生じて、大きく影響を及ぼすとまでは私は判断できないというふうに思っております。ですので、それぞれ設置される方がそれに伴う環境影響をしっかりと判断された上で設置されるということが大事だと思っておりますので、それが御心配のような全体的な大きな影響における判断を市で行うことはしない考えを持っているところでございます。もう一点、低周波のことでありますけれども、低周波においてはやはり専門家の意見が分かれておりますので、市として必ず影響があるということを断定することはできないと思ってはおります。しかしながら、やはり専門家の中では健康に対しての影響があるのではないかという、そういう懸念自体はありますので、そのようなことにおいては、やはり事業者の方がしっかりとそのことを鑑みて、設置に向けて取り組まれるべきだというふうに思っておりますので、それについては市からもしっかり申し入れはしていきたいと思っているところでございます。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

時間がかかって大変失礼しております。私からもう2点、答弁させていただきたいと思います。洋上風力に伴うことで、このままですと住民からは物が言えない状況にもかかわらず、洋上風力を行う事業者においてのお話については全てこれからということで、ほとんどがそのような状況ではないかということかと思います。今、この制度の枠組みの中では市として対応できるというのは、やはり現行の調査を踏まえて事業者に適切に対応していただくように伝えていくことであったりとか、さらには砂の流れの変化のこと等もありましたけれども、それぞれの石狩湾新港等からのお話とかを受けながら、その影響がないようにやはり事業者に対して要請していく、現段階でできることにおいてはこのあたりではないかというふうに思っております。やはり風力発電においては、現行の制度の中では、その事業者自体が、準備書はもちろんのこと、評価書において閲覧等を含めてしっかりと行っていただいて、適切な流れのもとで設置していただくことが今できる最大限の流れではないかと認識しているところでございます。そしてもう一点、風車の基準の点でございましたけれども、質問の中では私たちは風力発電に伴う効率性の高い方法としてNEDOの取り組みをしっかりと参照されて事業者の方は行うべきではないかという、そのような御指摘だったかと思っております。先ほど小貫議員からお話しされておりました、恐縮ですが言葉を間違ったらあれですけれども、風車の基準の中でウェーク領域という表現をされていたでしょうか。その言葉については、恐縮ですが、私自身が把握しておりませんでしたが、私としてはこの御質問の中では、それぞれの風力発電の事業者がこのNEDOにおいての御指摘も参考にされながら、風力発電そのものをしっかり効率よく行っていただくように、行うべきだというふうに思っていて、市からそれを必ず守るようにとか指摘するという内容ではないと認識していたところでございます。ですから、より効率よく高めていくために、それ自体においてはそれらのNEDOなども参考にしながら、事業者自身が努力をされていくべきことと認識をしていたところでございますので、先ほどそのように答弁をさせていただいたところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 生活環境部長 渡辺幸生(生活環境部長は2017年3月まで)

小貫議員の再質問にお答えいたします。私からは、市の意見が参考意見ということで、どの部分に反映されているのかという御質問だと思いますが、具体的に評価書の中のどの部分に私どもの意見が反映されているかというのも確認できませんけれども、私どもからは意見を申し入れておりますので、当然参考にされているものと考えているところでございます。(発言する者あり)

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

小貫議員に大変恐縮ですけれども、系統連系についての御質問をもう一度行っていただけますと助かります。大変申しわけございません。

再質問 20番 小貫元

北電と事業者で協議をするのだというのがたしか答弁だったと思います。それで、この協議会の一員として小樽市も参加していますよね、この風力発電の導入に当たっては。その中でももう既に議論になっている課題でして、系統連携に関して各電力会社がマニュアルを作成しているわけです。北電ももちろん、系統アクセスマニュアルというものを出しています。そこで、協議の段階、事前協議の段階をしっかりと書いているわけなのですけれども、それが今どの段階なのですか。それとも、その系統アクセスマニュアルに載っていない、その前の段階なのか、その辺がどの段階なのですかという、本当にきちんと北電と協議できているのですかという、その辺をお聞きしたかったのです。

答弁 総務部長 前田一信(総務部長は2018年2月まで)

大変お待たせして申しわけございません。今手元に資料が届きまして、今、届きましたのは事前相談の段階であるということで資料が届いております。詳しい内容につきましては、恐縮ですけれども、後ほどお届けするということで御了解いただければと思います。(「議長、20 番」と呼ぶ者あり)

再々質問 20番 小貫元

それでは再々質問します。まず、南小樽駅の問題で、冬はどうしても行わないのだという、これは問題な答弁だと私は思っています。ただ、実際に今、議論するのは確かに協議会の中ですから、せめて意見を踏まえて協議会の中で議論するとか検討するとか、そういうことがあるべきであって、市の段階でやりませんと結論づけるのは協議会に対しても失礼だと思うのです。だから、その辺について協議会で議論してほしいと思いますけれども、お答えください。あと、建設部長は策定までで協議会は終わりだみたいな話だったと思うのですが、少し私の認識とずれていまして、基本構想の策定の意義の一つがスパイラルアップだということが言われています。基本構想作成のガイドブックでは、「基本構想を作成することをゴールとすることなく、協議会による基本構想に実施」「段階における連絡調整制度などを活用しながら、継続的・段階的なバリアフリー化の推進に努める」とあるのです。この趣旨に沿ってやはりしっかりと協議会の中で議論していくということが必要ではないですか。お答えください。それと、幾つかバリアフリーの具体案について示してくれと言ったら答えてもらえましたけれども、これもやはり基本構想策定の意義を正面から捉える必要があると思います。協議会を設置したということは、やはり住民参加、当事者参加、これが基本だということになっています。今、市としてこういう案がありますと、それ以外は受け付けませんという立場で協議会に臨むのではなく、本当に協議会で出された意見を重視して、財政問題もありますから全部が全部取り上げるわけにいかないというのもわかりますが、しっかり協議会での議論を重視してほしいと思いますけれども、これについて見解を示してください。次に、環境影響評価の問題で、エコ・パワーについては確認できないと、参考にされているだろうと、そういう話だったのですが、やはり今の環境影響評価の問題で、四つの事業で評価書までいったのはエコ・パワーが初めてなわけですよね。だから、そういう上でこの評価書が準備書と比べてどのように変化しているのかと、住民の意見、自治体の意見がどのように反映されているのかと、そういうことをしっかり分析する必要があると思うのです。そうでないと、その程度の意見は突っぱねておいても評価書でそのまま通るというふうにほかの事業者が考えてしまったら問題なので、やはりきちんと今、今回の初期の段階の評価書でしっかり分析することが必要だと。一部の意見には超低周波の現況値が準備書よりも高くなっていると、こういう指摘もありますので、しっかり市として確認していただきたいと思いますが、これについて答弁をお願いします。あと、市長から答弁がありましたけれども、市としてできることは伝えていくこと、要請していくことだみたいなことでしたが、やはり要望でしかなくなってしまうのです、これから先は。やはりエコ・パワーの風車メーカーは、準備書の場合は日本製鋼所だったのですけれども、これが評価書ではヴェスタス社に変わっています。ローター直径も 103 メートルから 112 メートルに変わっています。幾ら総体の規模が小さくなったとはいえ、1基当たりの規模が大きくなったということになると、やはりそれに対しての評価というのは変わってくるのではないかなというふうに思います。ただ、これは現在の法律上、市としては確かにどうしようもない部分でもありますので、電気事業法上になるのか、環境影響評価法上になるのか、経済産業省ないしは環境省に届ける、どこかの段階で自治体の意見を聞き取りするようにやはり国に求めていってはどうかと思いますけれども、これについて見解を示してください。あと、系統連系の問題なのですが、事前相談の段階だという話でしたけれども、あれはたしか回答期限があったと思うのです。その回答期限はそうなると来ているということになるのではないですか。それをまず示してください。あと、これもエコ・パワーの場合ですが、準備書の段階では1万 2,000 キロワットだったのです。それが 9,900 キロワットに切りかわっているのですけれども、評価書によれば電力会社との協議の結果だというふうに載っているわけですよ。やはりこういうことをしっかり市としても確認する必要があるのではないかと思いますが、それについての見解を示してください。あと、ウェーク領域の問題が議論の中でうまく伝わっていないみたいだったのですけれども、要はNEDOのガイドブックでは、風車のローター直径の 10 倍の距離を離さないと風の勢いがその後ろの風車にもとに戻らないと、風が弱いまま次の風車に届くので、発電効率が悪くなると。横についても干渉してしまうのでローター直径の3倍離さないと風の乱れが生じてうまく発電効率が上がらないと、こういう見解で3D、10Dというのが配置の基本だというふうに示されているわけなのです。そうなると、今の答弁だと事業者が適切に判断するという話で、それは事業者が弱い領域は生じるけれども、発電を上げることができるのだということなのか、それとも機械によって 10Dではなくて現在6Dぐらいなのですが、6Dの段階でも風の乱れが戻るのだという見解なのか、どちらを想定しているのかということが一切わからないと。その辺についての見解をお答えしていただきたかったのですけれども、ただ、これについては再質問の答弁がそういう状況だったので、再質問の趣旨はそういう趣旨でしたということで、これは意見として述べておきます。それで、最後ですけれども、要は、53 基、今、余り影響はないのではないかということも市長は言っていましたが、結局、石狩湾新港の西ふ頭からしてみたら、北電の火力発電所あたりを四方を取り囲むように風力発電ができるわけなのです。まさに騒音が四方から来ると、四面楚歌という形になるわけですが、こうなったときにどの発電施設によって環境への影響、健康への被害が生まれたかというのがわからなくなってしまうのですよ。ということで、国に対してこれはやはりきちんと制度をつくるように求めるべきではないですか。市の見解を示してください。

答弁 市長 森井秀明市長

小貫議員の再々質問にお答えいたします。私からは、風力発電にかかわることで3点答弁させていただきたいと思います。まず、現在の制度によると、やはり自治体から事業者に対して申し入れる機会というのはどうしても少ないというか、あるときを境にそれができなくなるので、国に対して自治体がもう少しそういう要望であったりとか、また意見とかを盛り込める機会を設けられるよう要請すべきではないかということだったかと思います。おっしゃるように、現行の制度においては、ある程度自治体における限界があるというふうに思っているところでございます。そのような御心配等も含めて、また、自治体の意見等が入れ込めるようになるのかどうか、それを国にどのように要請していくのか、それについては一度市としても検証してみたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。それと、電力会社の協議の結果についてはしっかり把握すべきではないかということでありましたので、それについてはこれからしっかり把握できるよう努力していきたいと思っております。それともう一点、全体的な状況における影響について、これも国に対して申し入れるべきではないかというふうに最後におっしゃったように思うのですけれども、おっしゃるように一地域の中でさまざまな風力発電が入る中において、その中でどの風力発電が環境等に影響しているのかということがわからなくなる、その可能性があるのではないかという御指摘はそのとおりかというふうに思っております。しかしながら、そういう影響がないようにということで環境影響調査等を組み入れて評価書等はつくられていると思っておりますので、現行においてそれを国に指摘するということは正直難しいかというふうに思っております。しかしながら、まずはその評価書等を通して風力発電が設置される段階において、きちんと自治体であったり地域の方々のお考えであったりとか、または環境に影響を及ぼさないその準備、段取りがまず必要だというふうに思っております。市としてはまずそれに向けてしっかり取り組むことから始めるべきだと思っておりますので、現行においてそれについて国に対してどう要望するかも含めて、考えられない状態でございますので、御理解をいただければと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 建設部長 相庭孝昭(建設部長は2017年3月まで)

小貫議員の再々質問にお答えいたします。まず1点目、冬の現地視察ということでございますけれども、私どもがはなから拒絶しているというようにとられたかもしれませんが、そういうことではなく、私どもはアンケート等で代替できるのではないかということで、今後のスケジュールを第1回の協議会の中でお示ししている中で、今は考えていない、アンケートでできるのではないかという事務局の考えの中で今はやることは俎上にのっていないといいますか、そういった状況であることを言ったつもりでございます。それから二つ目、協議会の役割のお話でございますが、法律によりますと、この基本構想を策定するためにその協議を行う場というふうに書いてございます。御指摘のガイドブックについては、私はまだ勉強不足でございますので、そこの勉強を進めながら後々必要になってくるのか、そこら辺はまた考えてまいりたいというふうに考えてございます。それから、どういった事業を実施するかといったことでございますけれども、私どもが例示したもの以外を全部だめですという気はございません。現に1回目の協議会の中でも例えば南小樽駅を橋上駅にはすることはできないのですかといったようなお話もございました。また、そういった中で、そういったバリアフリーの趣旨といいますか、どういったことが一番いいのか、それから同時に先ほど小貫議員もおっしゃいましたが、財政的な部分を含めた実現性といったもの、そういったものを含めながら協議会の中で話し合っていくといったことにはなるのですけれども、ただ、事務局としてこういったものがあるのではないかといったことで例示したつもりでございますので、御理解いただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 生活環境部長 渡辺幸生(生活環境部長は2017年3月まで)

小貫議員の再々質問にお答えいたします。エコ・パワーに対する地元自治体の意見が評価書に反映されているかどうか確認すべきということでございますので、私どもから騒音や低周波など評価書に記載すべきこと、意見を出しておりますので、これにつきましては評価書を確認させていただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 総務部長 前田一信(総務部長は2018年2月まで)

系統連系の関係でございますけれども、まだ正式な協議という形になってございませんので、今はまだ下準備の段階ということでございますので、期限というお問い合わせでございましたが、特に期限はないということでございます。(発言する者あり)

出典:小樽市議会 平成28年第3回定例会 2016年9月14日 議事録 PDF(174ページ) 間違いを知らせる