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小樽市議会 平成28年第2回定例会 2016年6月13日

補正予算と決算見込みに関連して

2016年6月13日、小樽市議会の一般質問で、千葉美幸議員が「補正予算と決算見込みに関連して」について質問し、市長 森井秀明、教育長 林秀樹が答弁しました。

質問者
千葉美幸 議員
答弁者
市長 森井秀明、教育長 林秀樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 千葉美幸

第2項目め、補正予算と決算見込みに関連して伺います。初めに、四つの事業からなる明日の小樽を支える観光イノベーション事業費 2,200 万円の補正予算についてです。小樽観光の平成 27 年度の観光入込客数は前年度比 50 万人増の 794 万 9,300 人、インバウンド効果で4年連続の増加となりましたが、観光客の増加イコール経済効果に結びついていないとの声が以前からあります。その要因について、今まで小樽市ではどのように考え、対策に結びつけてきたのか、まず伺います。本市では、今後、市の観光振興室と観光協会の役割分担を見直し、効率的で実効性のある観光施策を進めていくよう検討しているそうですが、それに関連する小樽版DMO事務所整備事業費と環境整備事業費の事業内容について説明願います。また、観光施策を進める上で、稼ぐ力を引き出す観光地域づくりが求められており、関連団体や広域の自治体連携も重要です。小樽版DMOの将来的な考え方についてお聞かせ願います。次に、歴史的資源の観光資源化事業費についてです。歴史的建造物などを生かした観光振興策は現在までも行われてきましたが、本事業の歴史的資源とはどのようなイメージで今後事業が展開されていくのか、説明願います。また、「夜のまち歩き」実証実験事業は具体的にどのような事業を考えているのか、お聞かせ願います。本補正予算は、地方創生加速化交付金を申請し、国庫補助金を財源としておりますが、採択されなかった場合の予算の対応についてお考えをお聞きいたします。次に、潮見台シャンツェ整備事業費についてです。スキージャンプ人口は少なくなっているようですが、地元小樽ジャンプ少年団は多いときには 100 名以上の団員を抱え、オリンピック選手も輩出しています。潮見台シャンツェでは全道、全国の少年ジャンプ大会が毎年開催されていることや、小樽のスキージャンプの長い歴史からも整備について着実に推進していただきたいと考えます。今回の予算は、ランディングバーンの防護柵設置工事 2,400 万円で、当初伺っていたアプローチ部分の補正予算は計上されていません。この理由について説明願います。また、アプローチ部分の整備について今後のお考えもお聞きいたします。次に、潮見台シャンツェで大会が開催されるたびに要望が出される仮設トイレの件ですが、設置されているものの、スキー靴、スキーウエアを着た状態で使用するには通常の仮設トイレでは狭すぎるため、離れた天神や奥沢のコンビニエンスストアに借りに行く方が多いと聞きます。今後、潮見台シャンツェの整備を進める中で、トイレ整備の事業化は推進できないか、課題についても伺います。次に、決算見込みに関連して何点か伺います。平成 27 年度の一般会計予算では、国全体の地方税の大きな伸びが見込まれるものの、小樽市では人口減や制度改正等の影響により市税が減少するとしていましたが、市税は1億 9,000 万円、地方消費税交付金は1億 7,000 万円を3月に行われた第1回定例会で増額補正いたしました。今回、示された決算見込額では市税で1億 2,700 万円、譲与税・交付金4億 1,100 万円がさらに増額となっております。予算を大きく上回る額となった主な要因について説明願います。また、歳出は予算現額に対して全体で 21 億 400 万円の減となっていますが、歳出決算額が減となった主な項目と額、その理由について説明願います。次に、平成 27 年度一般会計決算ですが、実質収支が約 18 億 2,600 万円の黒字の見込みとなりましたが、決算が確定する第3回定例会で見込まれる財政調整基金の残高について説明願います。本市財政の健全な運営に資する財政調整基金残高は、厳しい財政運営ながらも、平成 24 年度から 20億円前後で推移していることから、今後は、市債の計画的な償還のために設置された減債基金と、大きな地震や災害が起きた場合、指揮命令の拠点となる老朽化した市庁舎を建設するため設置された市庁舎建設資金基金へ目標を持って一定の積立てを行っていくべきと考えます。市長の見解をお聞かせ願います。以上、第2項目めの質問を終わります。

答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)

ただいま、補正予算と決算見込みに関連して御質問がありました。まず、本市の観光入り込みが経済効果に結びついていないとの声が以前からあることの要因と対策につきましては、本市を訪れる観光客は滞在時間が短く、宿泊率が低いことから、観光入込客数に比べて経済効果が低い傾向があると考えられます。対応策につきましては、これまで観光協会や関係事業者と連携して、観光消費単価の高い外国人観光客へのプロモーション活動や閑散期の宿泊客増を目指した宿泊キャンペーン事業、道外教育旅行客の誘致活動、夜の魅力を発信するナイトマップの制作などに取り組んでまいりました。次に、小樽版DMO事務所整備事業費につきましては、市の観光振興室と観光協会が共同の執務室でそれぞれの業務を行いながら、役割分担を整理、見直しして、官民連携した効率的な組織づくりを目指すため、現在、土地、建物の取得手続を進めている旧北海道農政事務所内部の整備を行うものであります。また、環境整備事業費につきましては、本市が将来にわたって安定的、継続的な観光都市となるためには、一層のレベルアップが必要であり、その中心的な役割を担う観光振興推進組織としては、この分野で全国的にも注目を集めるDMOについて検討してまいりたいと考えております。そこで、DMO先進地域の調査や事例研究、専門家を招聘したセミナーやシンポジウムを開催するとともに、実現の可能性も含め、本市の独自性、地域性を勘案した組織設立までの方向性や道筋を示す提言書を作成するものであります。次に、小樽版DMOの将来的な考えにつきましては、観光振興推進組織として小樽版DMO一層の強化が必要と考えており、後志や道央圏などとの広域連携を図るとともに、地域の稼ぐ力を引き出す観光地域づくりのかじ取り役として機能することを目指してまいりたいと考えております。次に、歴史的資源の観光資源化事業費につきましては、本市の財産である歴史的建造物や産業遺産だけでなく、市内に数多く点在する小樽らしい建物や地域文化、魅力ある景観などを掘り起こして新たな観光資源として磨き上げ、活用するための方策を検証するものであります。あわせて、これらの組合せやどのようなターゲットに遡及するかなども検討してまいりたいと考えております。また、「夜のまち歩き」実証実験事業につきましては、小樽観光の長年の課題となっている夜の観光振興を図り、宿泊客を増やすことで観光入り込みを観光消費に結びつけていくため、例えば通訳を配した歴史的建造物めぐりに地産グルメや体験メニューを加えたナイトツアーなど、新たな旅行商品造成に向けた実証実験を行うものであります。次に、地方創生加速化交付金が採択をされなかった場合の対応につきましては、全額単費となりますので、事業の優先度等を再度精査し、庁内で協議の上、慎重に進めてまいりたいと考えております。次に、市税と譲与税・交付金が予算よりも増額となった主な要因につきましては、市税においては補正予算計上時の見込みよりも収入率が向上したことによるものであり、個人市民税が 5,000 万円、固定資産税が 3,300 万円増加する見込みであります。また、譲与税・交付金においては、地方消費税交付金は年4回に分けて交付されますが、補正予算計上時はまだ最終分の交付がされておりませんでしたので、普通交付税の基準財政収入額をベースに増額補正をしておりましたが、実際にはそれを上回る交付があり、3億 4,700 万円増加する見込みであります。次に、不用額の主な項目と額、その理由につきましては、人件費については1億 9,300 万円のうち、主なものは職員給与費が1億 6,400 万円、扶助費については3億 7,800 万円のうち、主なものは生活保護扶助費が2億 2,200 万円、重度心身医療扶助費が 3,000 万円、行政経費については3億 4,500 万円のうち、主なものはデジタル機器整備事業費が 4,000 万円、建設事業費については5億 7,200 万円のうち、主なものは第3号ふ頭岸壁の国直轄工事費負担金が1億 3,500 万円、ロードヒーティング更新事業費が8,900 万円となっております。次に、財政調整基金の残高につきましては、地方財政法では決算剰余金の2分の1を翌々年度までに積み立てることになっており、本市では例年、第3回定例会で積立金を計上しております。平成 27 年度の決算剰余金は確定しておりませんが、決算見込みの剰余金で算定をいたしますと、18 億 2,600 万円の半分の9億 1,300 万円を積み立てることとなり、第3回定例会で取崩しがなければ残高は 29 億 9,900万円となります。次に、減債基金や庁舎建設資金基金への積立てにつきましては、まず、減債基金については義務的経費である公債費の増高が住民福祉などの諸事業の実施に影響を及ぼすのを防ぐための基金であることから、一定額を積み立てていくことは重要なものと考えております。また、庁舎建設資金基金につきましては、本市の場合、老朽化が著しく、災害時の拠点ともなる庁舎の建設は大きな課題となっており、建設には多額の一般財源を要することから、基金に計画的に積み立てていく必要性は十分認識をしております。いずれにいたしましても、今後の財政状況やその他の財政需要の優先度などを考慮し、基金への積立ての方向性について検討してまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 林秀樹(教育長は2024年3月まで)

千葉議員の御質問にお答えをいたします。ただいま、補正予算と決算見込みについて御質問がございました。まず、潮見台シャンツェ整備事業費について、今回の予算がランディングバーンの防護柵設置工事のみでアプローチ部分が計上されていない理由につきましては、平成 27 年度に実施をいたしました調査設計業務により、基礎地盤がやわらかく、当初想定していた工法での施工が難しく、全ての工事を行うには事業費が大きく増加すること、また、工期が7か月から8か月かかる見込みとなることが判明をいたしました。このことから、降雪期となる競技シーズン前で工事が完了でき、少年団の練習や大会開催にも支障を来すことのないよう、安全対策として必要となるランニングバーンの防護柵設置について予算を計上したものでございます。なお、アプローチ部分の整備につきましては、今後、冬期間の利用状況や安全状況を見ながら、改めて平成 29 年度以降に検討してまいりたいと考えております。次に、潮見台シャンツェの整備を進める中で、トイレの整備の事業化は推進できないかにつきましては、仮設トイレを使用する際、使用しづらいことは承知をいたしておりますけれども、新たにトイレを整備することとした場合、工事のために多額の費用を要しますことから、現時点では難しいものと考えておりますが、トイレを含めた施設の利便性向上につきましては、今後の検討課題と受け止めております。

出典:小樽市議会 平成28年第2回定例会 2016年6月13日 議事録 PDF(51ページ) 間違いを知らせる