小樽市議会 平成27年第2回定例会 2015年6月23日
おたるドリームビーチの問題について
2015年6月23日、小樽市議会の一般質問で、千葉美幸議員が「おたるドリームビーチの問題について」質問し、市長 森井秀明が答弁しました。
- 質問者
- 千葉美幸 議員
- 答弁者
- 市長 森井秀明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 千葉美幸
4項目め、おたるドリームビーチの問題について伺ってまいりたいと思います。平成27年度、小樽市内でオープンする海水浴場は、年間約8万人以上が訪れる蘭島海水浴場をはじめ、塩谷海水浴場、東小樽海水浴場など、現在6か所となっております。これら本市の海水浴場は、全て各組合長が開設者として道に届け出し、早いところで7月1日に海開きをすることになっており、今年も多くの皆さんが北海道の短い夏を満喫されることと思います。しかし、昨年12月、道内有数の海水浴場でありますおたるドリームビーチの海の家が建築基準法に反して2004年から撤去されない状態が続いていたことが明らかになり、違法建築物の撤去や海水浴場の開設について本市との協議が続いてきました。御承知のとおり、海の家を全面撤去しなければ今年の海の家の建築を許可しない方針となり、先月29日に市長は、おたるドリームビーチの開設について、市営の海水浴場として開設する方針を決め、今定例会に補正予算が示されております。まず、違法建築物の撤去についてです。組合側は、今年12月までに全面撤去し、来年、営業再開を目指すと報道がありました。本市は、違法建築物の全面撤去の期限を12月までと認めたのでしょうか。組合側の主張する期限について市長の見解をお聞かせください。また、違法建築物とされる海の家の現状と今後の対応についても説明願います。本市では、毎年度予算に市内で開設される海水浴場運営経費として安全対策費、環境整備費として約900万円計上していますが、それを大きく上回る予算を1か所の海水浴場に補正予算として計上することは慎重な議論が必要であり、市民からは違法建築物が撤去されないままの海水浴場を市営で開設する必要性について疑問の声が上がっております。また、市営での開設について、森井市長は市の財政が思っていた以上に硬直していると発言をしてるのに、市民利用が少ない海水浴場に多額の税金をつぎ込むことは理解できないとの意見も寄せられ、市民理解が得られるとは考えにくいのではないでしょうか。市長は、このたびの判断に至るまでどのように情報収集し、何をもって市営海水浴場として開設すると決断されたのか、経緯とその理由について説明願います。次に、おたるドリームビーチの市営海水浴場としての開設予算についてです。今回の補正予算額は、海水浴場として開設するため、管理責任者や海岸管理員などを置く現場運営管理費276万2,000円、救護監視業務管理費491万4,000円、施設設置費408万6,000円、その他113万8,000円で合計が約1,290万円となっております。報道や定例記者会見などを拝見しますと、おたるドリームビーチについて、市営での開設に当たって市長は慎重に判断されたと感じており、市営での開設ありきで検討が進められたとは考えられません。ほかにどのような案が出され検討されたのか、その案の内容と想定される予算、そして、その予算の内訳についても詳しく説明願います。また、海水浴場として開設しない場合、利用者の安全を担保するため、どのような方法が考えられるのか、その内容と想定される予算額についてお示し願います。今月11日、おたるドリームビーチに行ってまいりました。ビーチまでのガードレールの設置はほぼ工程が終わっておりましたが、歩道の整備はまだの状態であります。駐車場からビーチに入るまでの砂浜には、ガラスや空き缶らしき破片などを含むごみが散乱し、けがをすることを心配させる状況が海岸近くまで続いています。また、違法建築物の海の家周辺は建築物の木片やシートなどが散見され、海特有の強風の際にはそれらが飛ばされて非常に危険な状態が予想されます。市長が懸念する利用者の安全を担保できない状況であれば、開設しないという選択肢もあるのではないでしょうか。海について専門的な知識をお持ちである市長の見解をお聞かせください。次に、駐車場についてですが、銭函3丁目駐車場は、おたるドリームビーチ海水浴場開設期間中において駐車場管理を委託しており、平成27年度当初予算は860万円で財源は使用料収入となっています。仮に、市営海水浴場として開設されても、期間が例年の半分以下となることや海の家が営業されないわけですから、海水浴場利用者は例年に比べ減少することが予想されます。この使用料収入についてどのように見込んでいるのか、財源不足となることはないのか、その場合、本市の対応はどのようになるのか、それぞれお答え願います。懸念されるのは、来年以降の海水浴場に対する市長の対応についてです。今回、利用者の安全を確保するため、緊急避難的な措置としておたるドリームビーチを市営で開設する方針を示しましたが、同ビーチで違法建築物とされる海の家の問題が完全に解決しない場合や組合の営業的な判断から同規模で開設できない場合、どのような対応をなさるのか、市長の見解を求めておきたいと思います。以上、4項目めの質問を終わります。
答弁 市長 森井秀明(市長は2018年7月まで)
ただいま、おたるドリームビーチについて御質問がありました。初めに、違反建築物の全面撤去の期限につきましては、仮設建築物の許可期限とした3月31日が既に過ぎていることから、期限の延長は認めず、速やかに除却するよう指導しております。また、海の家の現状と今後の対応につきましては、6月19日現在、7棟が除却されていることを確認しておりますが、全棟が除却されるよう引き続き指導してまいりたいと考えております。次に、海水浴場開設に至った経緯につきましては、関係部からの報告はもとより、私自身のこれまでの経験などから、ドリームビーチ海水浴場の状況については十分把握しているものであります。決断の理由については、仮に開設されなかったとしても相当数の海水浴客の来場が見込まれ、無秩序な状態になることが想定されるため、来場者の安全確保や海浜の環境保全の対策等を目的とし、緊急避難的な措置として市で海水浴場を開設する必要があるものと判断したものであります。今年度、この課題を乗り越えて、将来的にはドリームビーチを含めたこの大浜海岸がさらに魅力的なものになり、経済効果にも結びつけてまいりたいと考えております。次に、海水浴場開設につきましては、市長就任前からどのような対応策ができるのかを多角的に検討をしておりました。その後、就任し、さまざまな状況を鑑みて早急に結論を導かなければならず、その中で市で開設することが最も望ましいと判断したものであり、市で開設する以外の案については具体的な内容や予算は考えておりません。次に、海水浴場を開設しない場合の利用者の安全につきましては、あくまでも海水浴場開設の基準を満たしていることが安全確保の前提であり、非開設の場合に来場者の安全を市として担保することは困難であるものと考えていることから、内容や予算をお示しすることはできません。次に、安全確保ができなければ開設しないという選択肢につきましては、開設前の海浜はごみなどが散乱し、危険な状況であることは認識をしておりますので、市で海水浴場を開設することにより、今定例会で提案をしている海水浴場開設経費に含まれる清掃員による毎日の清掃と開設前の海岸清掃により、海水浴客の安全確保や海浜の環境保全を図ることができるものと考えております。一方、仮に市が開設しない場合には、海浜の危険な状態を解消することができないため、事故やけが等の発生が危惧されるものであります。次に、銭函3丁目駐車場使用料収入につきましては、海水浴場の開設期間を短くすることにより駐車場使用料収入は減少するものと考えておりますが、駐車場の開設期間も短くなることから管理委託料も減額となり、今のところ財源不足は生じないものと考えております。次に、来年以降の対応につきましては、市が開設しなければ組合側の除却意識が薄れ、違法な建物が相当数残ることが想定されます。これらが完全に除却されない場合、行政代執行も含めた検討が必要となり得ますので、その際には、より多額の費用を要することが危惧されるものであります。また、組合が同規模で開設できない場合については、組合が違法な建物の除却を完了し違法性が解消されたならば、同規模でなくてもほかの海水浴場と同様の支援を検討していかなければならないものと考えております。いずれにいたしましても、現在の状況を解決し、来年の夏に向けてこの海岸のあり方について検討する必要があるものと考えております。